はにはに◆オーガスト総合エロパロスレ◆あけるり
1 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:33:56 ID:blcS60R9
エロゲメーカー『オーガスト』の作品のエロパロスレです。

前スレ
『月は東に日は西に』エロパロ一時間目


保管庫
月は東に日は西に SS集
http://s3.artemisweb.jp/hanihani/
2 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:42:24 ID:j2+GgULC
>以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。
>年齢制限付きの作品に関するスレッド →エロゲネタ&業界/エロ漫画小説アニメ/エロ同人等


エロゲは板違いなんで、一般向けに移植されたものだけを対象にした方が。
3 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:44:15 ID:e+Jzao3h
>>1
スレ立て乙です。気付いたら480K行ってたのね…。

ところで、総合スレになったってことは保管庫のタイトルも変えるべきでしょうか?
4 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:51:04 ID:blcS60R9
直樹は一瞬我を失った。
自分の目の前に処女三人が自らに破瓜を促しているのだ。
金持ちでも地位や名誉も無い高校生の自分に年上の女性三人が
その純潔を差し出そうとしている。
真面目な品のある大人の女性。
悪ふざけが大好きなグラマーな女性。
真面目でかわいいマスコットの様な女性。
今まで意識していなかったが恭子と結も魅力的な女性だ。
「直樹君、直樹君」
玲の呼びかけにハッと我に返る直樹。
玲は左右の恭子と結を交互に見ると
「しょうがないですね………直樹君、私達を貰ってくれますか?」

まずは玲からだった。
正常位で挑む直樹。
「そう、そこ………」
直樹は腰に力を入れる。
すると亀頭が少し埋まるが直ぐに壁につきあたった。
うなずく玲。
直樹が腰に力を込めようとしたその時だった。
「ねぇ、久住のモノってそれ以上大きくならないの?」
恭子がいきなり話しかけてきた所為でタイミングを佚してしまう。
「な、なんですか、人がせっかく………」
「でも、初めてなら久住君の全開の大きさでして欲しい………」
恥じらう玲。
「じゃあ試してみましょ」
恭子が直樹の背中にのし掛かる。
しかも裸なので柔らかい巨乳とその中心で凝り固まった乳首が背中に触れる。
ビクン!!!!
「直樹君の………なんだか少し大きくなりましたよ、うふふ」
兎も角、直樹は腰を突き出した。
ググッと押し出していた肉棒がブチブチっという何かを引き裂くような感覚を覚える。
「っ!!」
直樹の肉棒はギチギチに締め付ける膣に苦悩する。
気持ちいいと言うよりはきつく締め付けられているだけ。
膣内はさほど濡れてはいなかった。
玲は何も言わなかったが歯を食いしばり目には涙が浮かんでいる。
早く快感を得て欲しいと直樹は最奥に辿り着くとそこで腰の動きを止める。
そして両手を胸に添えて揉みしだく。
そして玲の唇を塞ぐ。
向き合ったお互いの脚が開かれまま重なっている。
恭子は、そのままのし掛かるだけでは邪魔になるので横から直樹の背中に胸を密着させる。
玲の谷間に肉棒が沈んで密着した股間からはみ出したフグリ。
結はフグリを優しく左右の手の平で包み込んだ。

続く


5 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/14(土) 22:54:06 ID:blcS60R9
>>2
エロゲーメーカーは余計だったか。
>>3
管理人様のご自由になさってください。
6 名前: 前407=396 [sage] 投稿日: 2006/01/15(日) 19:02:16 ID:QZX2eS7Z
>>1
新スレおつ、今後もにられば氏のSSに期待!

昔曲芸方面でSS書いてたので機会あったら
自分で結センセネタで記してみたいなーと言ってみるテスト。
7 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/15(日) 19:57:48 ID:sTpKtAFP
>>6
同士よ










って、ここは曲芸の避難先になりつつあるような。
8 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 16:25:04 ID:nx7poQqq
            ,   ‐‐-ィ  ー- 、
       , '´            ``ヽ.
      /'´   ,    、 、 ヽ  \
    /    ,. ,' /  /V、、ヽ.ヽヽ.ヽ.   ヽ
    ' '  ' , l. l , i !   i !l i! l l i i   ',
   i i  i  ! ! |_j_ji |  | !j⊥L_j l i! i i !
    | !  ! i tT l,从! !  !,リ,j'=くノ`,'!|| l ハ!
   iハ. | ト、V'i.´`!゙   ' '|。 ヾVノ,レレ'ノ
   ヽヽ l! ハ il. P゚,j|     i!゚,_jリ ' / l'i
      i`| ヘ. ゞ-'       `¨,,´,,/,' /' i
     / ,ハ 丶.''''    '    ,. '//  i >>1
     ,' ,小. ヽ>、  _`´_  ィ!、/,小.   i
    , /, | ,.ベヽL ニ=、_,='ニ∠./`ヽ. ',  i!
     ! ,'  イ !:! く,   ‐|_|ー 、/   | !ト.  i!
.     l i ,' l l !   {__,ノ! !ヽ._}   i l ! ',. !
    l,ハ. |  ヾ.ヽ  l |人|ヽ、   ///  ! |
──┴‐┴─'t_j_i_j`ー'─┴ヘ_j_jJ' 'ー‐┴┴──
9 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 16:44:47 ID:5qCw++A1
>>5
乙です。
>管理人様のご自由になさってください。

ご主人様のご自由に〜
と読んでしまったオレはもうダメポ
10 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 18:54:36 ID:oc4jvOE/
<>>1
乙です

>>8
女教師だ
11 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/18(水) 21:31:04 ID:M4ixrnnV
捕手?
12 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/19(木) 22:11:22 ID:ns7uhCTy
保守
13 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/01/19(木) 22:13:06 ID:OI9Vf0AR
14 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/01/19(木) 23:24:46 ID:e3pH4x43
し ゅ
15 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/20(金) 00:07:23 ID:WJmJjZUS
フグリを包んだ結の両手はコロコロとそれを弄ぶ。
「うっく、せ、先生………」
ミチミチときつく肉棒を締め付けられている直樹は竿以外からの刺激には無防備だった。
ガクガクと震え出す直樹。
「あ〜、久住。行きそうなんでしょ?」
恭子が意地悪な質問を投げかける。
「そ、そういう恭子先生も乳首、起ってますよ………」
「直樹君、その、大丈夫ですよ。そのまま達してしまっても………」
肉棒を伝って振動が彼女にも伝わっているのだ。
「でも玲さんも結構感じてきてるんじゃないですか………ほら………」
フグリを包んでいた結の両手はビショビショというより、ヌルヌルにといった感じに濡れている。
玲の愛液が直樹の竿を伝ってフグリまで到達していたのだ。
「ほ〜ら、結。さっき教えたでしょう」
何事か結が考え込んでいるがいきなり、
「く、久住君、ご、ごめんなさいっっっ」
粘液を指に塗りたくると人差し指で直樹の菊門を貫く。
「うぁっ」
直樹を襲う感覚。
それは痛みではなく、紛れもない快感だった。
突然の快感に腰が進んでしまい亀頭が子宮口を突いてしまった。
遂に直樹は我慢出来ずに膣内で暴発してしまった。
「熱っ」
初めての膣出しを体験する玲。
直樹は亀頭を最奥に押しつけたままだがより多く射精したいという無意識の
欲望から腰が小刻みに揺れている。

「はぁはぁはぁ」
「はぁはぁはぁ」
直樹と玲が重なり合ったまま肩で息をしている。
「ねぇねぇ久住ぃ、次は私としましょうよ」
「わ、私じゃ駄目ですか」
初体験で逝ったばかりだというのに遠慮がない。
「そ、そんなぁ、ちょ、ちょっと待って下さい」
「そうですよ………」
二人が重なり合ったまま口を開く。
「今夜は私だけのモノです」
「え?」
驚いたのは直樹だった。
玲が直樹の腰に脚を絡ませる。
「ま、それもそうね。こんな所でロストバージンなんて素敵な思い出じゃないわね」
「ふふ、でも私は幸せですよ」
いつの間にか直樹を締め付けていた玲の膣内はすっかり濡れきって直樹
を優しく包み込んでいる。
そして、ゆっくりと自分から腰を動かす。
すると膣口から直樹の肉棒によって血と精液が混じり合ったピンクっぽい
粘液が掻き出されてくる。
「じゃあ玲、久住、週末に私の部屋でお泊まり会よ」
そうして恭子と結は帰って行ったが直樹はたっぷりと玲とのセックスに打
ち込む羽目になった。
16 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/20(金) 00:07:54 ID:WJmJjZUS
直樹がやっとの思いで帰途についた時には日が暮れていた。
渋垣家の玄関を開ける。
「ただいま」
「お帰り………って直樹、どうしたのよ!そんなにやつれきって」
「太陽が………いや、何でもない………」
つい思わず従妹に秘密を漏らしそうになった直樹だった。

そして土曜日、半ドンで速攻で帰る予定の直樹だったがついついカフェテリアに行ってしまった。
心地よい木漏れ日にいつの間にかウトウトとし、テーブルに突っ伏して寝込んでしまった。

ズン
振動を感じ直樹は目を覚ます。
ガラス一枚を隔てた向こう側の背景が過ぎ去っていく。
ハッと目を覚ます直樹。
ここはマルピンの中。
「あら、直樹君。お目覚めですか」
隣から優しい大人びた声。
「やっと起きたんだ久住」
前の助手席からも声。
その隣の運転席からも………
「もうすぐ恭子の部屋に着きますよ」
直樹は後ろから見ると座席シートに隠れて結が見えない事は黙っておくことにした。
何故なら拉致られている最中なのだから………

続く
17 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/20(金) 00:10:40 ID:WJmJjZUS
遅れて申し訳ない。
他の職人様が降臨されると嬉しいです。
水死体さんとか投稿してくれないかなぁ。
18 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/20(金) 01:59:18 ID:3/klpZ1K
このSSのせいで最近先生sに萌えてる自分がいるのが怖い。
てか、ついに拉致まででちゃったよwww
19 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/20(金) 22:16:05 ID:ytjgwR0k
ベッドの上に座る直樹と拉致実行犯三人。
「結構大きいベッドですね」
四人が乗れる大きなベッドだ。
結が小さいから四人でも大丈夫………とは拉致られた方としては言えなかった。
「そうでしょ。急いで購入してきたのよ。運んで貰ったら玄関から入らない
からベランダからクレーンで入れたのよ」
結がその小さい体を仰け反らせ、反動で床に着地する。
「それでは最初に食事の準備をしましょう」
「それはそうね」
「私も手伝います」
「じゃあ、俺も………」
「久住君はゲストなんですからそこで寛いでいてください」
直樹は温和しくする他なさそうだ。
パタパタと寝室を出て行く三人。
その時だった。
チャー、チャッチャッチャー
「うわっ」
突然の出来事に心臓が飛び出そうになる。
ともかく電話に出る直樹。
「はい」
「くぉーらぁー、直樹!あんた今、何時だと思ってるのよ!」
いきなり怒声が飛んでくる。
「実はかくかくしかじか………」
「はいはい、どうせ何処かで寝てたんでしょ………」
従妹様の呆れ顔が目に浮かぶ。
「と言うわけで今日は晩飯いらん。ついでに弘司の部屋に泊まるからな」
「あ、ちょ、ちょっと待ちなさいなお………」
プツ
そのままボタンを押し続けて携帯の電源を落とす。
カチャ
部屋のドアが開きエプロン姿の玲、恭子、結が現れる。
「ふふふ、聞きましたよ直樹君」
「今夜は返らないんだっけ?」
「ダシにつかわれた広瀬君の為にも頑張って下さいね」
最後の結だけは赤面して言う。
完全に墓穴を掘ってしまった。
しかし、こうしてみるとバラエティに富んだ三人だ。
エプロン姿一つ取ってみてもそうだ。
まるで主婦、人妻に見えなくもない玲。
料理は苦手そうな近所のお姉さん風の恭子。
おのぼりさんと見えなくもない結。
直樹は外観から勝手な妄想を膨らませていた。
そして筆者は三人を裸エプロンにしてしまおうかどうか悩んでいた。

続く
20 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/20(金) 22:17:54 ID:ytjgwR0k
間違って前スレに誤爆してしまった………
21 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/21(土) 18:39:11 ID:q0bVJNuJ
>>17 にらればさん
申し訳ないです、じつは8月作品はファンBOXしかやったことが・・・
それに私が書くと、10中8,9は陵辱になってしまいます。

背もたれで見えない結先生に(*´∀`*)ポワワ
22 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/21(土) 19:33:54 ID:N0QdzQ6h
>にられば氏
俺も何でもいいなら書くけど、『蓮美市侵攻』とか
『ほなみん和姦寝取られ』とかこういうのはさすがに
このスレに来てまで見たくないでしょ?
他の和姦モノを書く人間が投稿することを祈るよ。

そして三人はもちろん裸エプロンで!
23 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/22(日) 18:19:03 ID:7+hNrF7L
>>22
>蓮美市侵攻
ということは、まさかあなたは・・・・!
某初音島やサモン○イトや倉等の
>、『蓮美市侵攻』『ほなみん和姦寝取られ』
私は見たいです(;´Д`)ハァハァ
もしこっちのスレがだめでも、またあっちのスレで是非!!
24 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/22(日) 19:10:57 ID:Sf46dDmg
>>23
いや、俺は某初音島は書いてない。ネタ出しはしたけど。
陵辱ネタの例として出させてもらっただけなので、いらぬ
期待を抱かせたのなら申し訳ない。
25 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/23(月) 18:14:05 ID:GWnlkhFW
>『ほなみん和姦寝取られ』
見たい
と言ったら駄目だろうか…
26 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/23(月) 20:16:14 ID:0nFqUY62
いいと思うよ

というか、和姦寝取られってどういうネタ?
寝取られて和姦になるのかな
27 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/23(月) 21:06:06 ID:s+cWzrjO
ありがちなネタとしては

何らかの理由で直樹とほなみん離れ離れに
      ↓
ほなみん、寂しさを抑えられずに他の男に抱かれ
      ↓
そのまま寝取られ


こんなとこだろうか
28 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/23(月) 21:55:44 ID:fNGZ3dDa
うーん、おれはあまりそういうの見たくないなぁ
29 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/23(月) 22:01:45 ID:kUWGvYaC
おれも見たくないな
やっぱりほなみんは直樹のとなりで微笑んでいてほしい
30 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/23(月) 22:48:31 ID:YTRXsl0L
「むしろ直樹×他キャラの所から
ほなみんが直樹を寝取る」
を希望
31 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 02:22:43 ID:JhvyWOOH
>>27
寂しさに耐え切れなくなったら後先考えずに直樹のいるとこに突撃してくる悪寒
32 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 19:27:05 ID:nQVNdYNZ
一途すぎて、直樹が他のキャラと仲良くしてるのに嫉妬して刺殺するほなみん
黒いな・・・

別版で「オーガスト作品のどこが良いのかわからないスレ」というのがあったけど
うーん、どうなのかな
オレはべっかんこうの絵とホンワカしたキャラ達が好きなんだが
33 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 19:28:46 ID:X2bvurGq
まあ人の嗜好はそれぞれだから。
100%全ての人に支持される作品なんて存在しないわけで。
34 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 21:49:39 ID:XeQW1MSq
おぉ、なんか白熱してますな。
今、書いてますんでしばしお待ちを………
35 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 22:37:47 ID:XeQW1MSq
寝室で直樹はただひたすら食事が出来るのを待っていた。
チュィーン
ドガガガガ
ドアの向こうからは何故か不快な金属音が聞こえてくる。
「どこの工事現場なんだ………」
保奈美や英理の手際でもそれなりに時間が掛かる。
確かにそれ以下、最悪茉理以下かもしれない事を考えると
のんびり待つしか無かった。
直樹はベッドに寝ころび大の字を描く。

「起きてください、久住君、ご飯が出来ましたよ」
いつの間にか寝ていた直樹の肩を結が揺する。
直樹は寝ぼけ眼で起きあがる。
「きゃっ」
結がその動作に巻き込まれる。
その声で眠気が覚める直樹。
「先生、大丈夫ですか?」
「………久住君、苦しいのなら………」
「へ?」
巨塔がズボンの中でテントを張っていたのだ。
しかもそれは結の目の前だ。
結の小さな手がズボン越しに触れる。
ガチャ
ドアが開くと恭子が入ってきた。
「遅いと思ったら………抜け駆けなんてやるわね結」
「わ、わ、わ、私はただ、久住君が苦しそうなので………」
「先にいただいちゃおうかしら」
恭子が獲物を見つめる獣のように直樹の股間を見つめる。
「駄目ですよ二人とも」
全てを察しているかのように玲の声が飛んでくる。
「全ては食事がすんでからですよ」
「そ、そうですね………」
「じゃあ、早いとこ食事にしましょ」
部屋を出て行く恭子と結。
だが直樹は行けなかった。
勃起したままだったからだ。
「久住ぃ、テント張ったままでいいから早くきなさいよぉ」
恥ずかしくはあるが勃起を隠さずに堂々と雄々しさをアピール
出来る事に新鮮さを感じる直樹だった。
36 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 22:38:33 ID:XeQW1MSq
食事は豪勢だった。
ステーキ(大蒜スライスたっぷり)とかとろろ飯とか何だか和洋
折衷な食卓になっている。
結局は精が付きそうな物ばかりだったが………
「かんぱーい」
軽くワインで乾杯。
未成年の直樹は無論飲ませてもらえない。
食事が進み宴もたけなわになりつつあった。
軽く酔った恭子がワインの入ったグラスを片手に直樹に寄りかかる。
「久住はアルコールは駄目な方なの?」
「いや、一応先生の前ですから………」
「ふふ、直樹君。今は大丈夫ですよ」
「だって、久住君と私達は今、男と女以外の何物でもないんですから………」
玲に続いて、結が言い切る。
恭子は直樹の腕に胸を押しつつ質問する。
「ワインは飲んだことあるの?」
「ビールとか………保護者が好きなんでウィスキーとかばかりであまり………」
「そう………じゃあワインの味、教えてあげる」
グラスの中のワインを口に含むとそのまま直樹の唇を塞いだ。


続く
37 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/25(水) 00:15:43 ID:u3hFuukD
なおくん、どいて!そいつ、殺せない!!

ってやつですか?w
38 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/01/25(水) 22:37:06 ID:/H4VNjEQ
浮上!
39 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/26(木) 02:28:00 ID:byOS5msh
保管庫更新されんな。
管理人さんはまた出張中なのだろうか。
40 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/26(木) 10:12:59 ID:GBRxt/0O
保管庫更新が遅れて申し訳ないですOTL
ウィルスにやられてついさっきようやく復旧できました。
……携帯でその旨書き込んでおけばよかったと気付いたのもついさっきで。
今回は完全に私の不手際です。
41 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/26(木) 19:36:55 ID:r8KcyDOD
>>40
管理人さん乙です
42 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/01/27(金) 00:16:01 ID:Swcb4I3c
同じく乙です。
43 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/30(月) 20:23:19 ID:afybrEqf
フカセンって、奥さんのことどう呼んでましたっけ?
あと奥さんのフカセンの呼び方も
44 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/30(月) 23:41:42 ID:ZNOgR70v
       _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.  
     ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ほーなみん!ほーなみん!
     (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡  
    _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.     _  ∩.
  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ( ゚∀゚)彡  ジークほーなみん!
  (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.   (  ⊂彡.     ジークほーなみん!
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   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.   し ⌒J.    し ⌒J.    し ⌒J.
45 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/30(月) 23:43:11 ID:Vm46Huk2
>>43

とりあえず調べてみた@PS2版

フカセン→奥さん:美由紀(Sweet Silence、美琴アナザー)

奥さん→フカセン:ジュンくん(ミッション・インヴィジブル)
46 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/31(火) 19:19:06 ID:H7LTer/2
>>45
サンクス!




はにはにと夜明けって、接点あるの?
バイナリ・プリホリ・はにはには関連あったけど
47 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/31(火) 23:56:13 ID:yeZzNXhO
恭子の舌が直樹の唇をこじ開け、ワインが流れてくる。
舌と舌が絡まり合う。
押しては引き、引いては押す。
そうするうちにワインが喉を通過する。
「ぷはぁっ」
恭子が直樹の唇を解放する。
「げほ、げほ」
咽せる直樹。
赤ワインのタンニンの所為なのか頭がくらくらしてくる。
「だ、駄目ですよ」
心配そうに直樹に駆け寄る結。
「そうですよ。ワイン初心者は白ワインの方が良いに決まってます」
今度は玲がグラスの中のワインを口に含みそのまま直樹の唇を塞ぐ。
そして直樹の唇をこじ開けると澄み切った黄金の液体を流し込む。
「く、久住君、今度は私が………」
出遅れた結も負けじと参加してしまうのだった。

リビングはいつしか試飲会場とかしていた………
入れ替わり立ち替わりワインを口移しで運ぶ合間を縫って空いてる
者が直樹に食事を与える。
ゴックン
「ぷはぁっ」
「あ〜〜〜ん」
パク
とこんな感じでローテーションが続く。
玲はいつの間にかこのローテーションから抜けていた。
恭子と結は直樹と触れ合う時間が増えたので大して気にはしていなかった。
彼女は四つん這いでテーブルの下にもぐり込む。
そのまま直樹の足下に来ると………
ジィー
ファスナーが山成を描いたとおもうと勢いよく肉棒が飛び出す。
「れ、玲さん!」
不意を突かれた直樹。
いや、それは恭子と結も同じだった。
「ず、狡いですよ、玲さん」
「そうよ!私たちにソレを譲りなさい」
二人を受け流しつつ玲は直樹の下半身を剥いていく。
この時、直樹は不安を感じていた。
三人に振り回され続けている現状から少しでも主導権を自分に
持って来なければ………
スクッと立ち上がる。
ズボンとパンツが足下に落ちる。
そのまま、脱ぎ捨てると奥にあるソファーにドカっと座る。
「こっちでやりませんか?」
張りつめた立派なモノを三人に向けて直樹は言った。

続く
48 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/01(水) 00:00:56 ID:HC2atkfk
更新遅れてすいません。
ここ数日、風邪にやられてました。

>はにはにと夜明けって、接点あるの?
>バイナリ・プリホリ・はにはには関連あったけど

関連は舞台が地球って事くらいかな。
ガンダムとかヤマトより未来の話だけど。
49 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/01(水) 00:23:51 ID:jb7NmODh
>>46
明け瑠璃はバイナリとかプリホリあたりから600年か700年くらい未来でしたっけ?
詳しくは忘れちゃったけど、時間が離れすぎてるから相関づけるのが難しい
ですね。どうにでも解釈できるな部分とかあって。
ただ、明け瑠璃スレで年表を作ろうとしていた人たちがいました。
50 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/01(水) 01:52:17 ID:FUHieX63
どっかのサイトで書いてあったんだが
あけるり世界では西暦2850年辺りだと推測してたな
51 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/01(水) 02:27:02 ID:1U0alCVa
>>50
このサイトだね。わりあい良く考察されてると思うよ。
オーガストゲーム内年表
ttp://persentage120.hp.infoseek.co.jp/august_world.html
52 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/02(木) 20:40:38 ID:0zfXb8Aq
>>51
すご・・・・!
よく調べてるなぁ
プリホリやってないんだけど、
一つきになったのは、ハーモニア号もちゃんと惑星についたんだろうか
53 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/02(木) 21:29:29 ID:AOS3JFuP
着きました。どっちかが湖底、片方が城の地下に埋まってます(そうだったよね)。
クリフは湖底の宇宙船で地球に行きました。

ところで、ハインライン原作の「宇宙の孤児」の映画化の権利をどこかが買い取った
らしいけど、映画化はいつ頃になるんだろ。
54 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/02(木) 23:53:52 ID:29123t8o
菜月陵辱って需要ある?
55 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/03(金) 01:59:29 ID:ZWXdEJti
>>54
是非書いてくらさい(;´Д`)ハァハァ


あ、でも陵辱は人を選ぶからレイプスレに投下した方がいいかも
56 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/03(金) 07:15:13 ID:x3GpYAbS
>>54
>あ、でも陵辱は人を選ぶからレイプスレに投下した方がいいかも

同意同意。
投下したら教えて。そっちに行くから。
57 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/03(金) 17:45:27 ID:Rp2/Bh/R
菜月が達哉を陵辱?w
58 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/03(金) 20:33:51 ID:iGBpA8iK
>>54
あります!!
でももしこのスレでダメという意見が多かったら
是非レイプスレにお越し下さいませ
・・・・・といっても、最近類似スレ多いからなぁ
たぶん>>55-56の言ってるスレは「鬼畜陵辱」「いきなりレイプされる女の子」
「輪姦シチュ」「寝取り寝取られ」だと思います
スカ専はたぶんちがうと思いますが

>>55
仲間がこんなところに・・・!
59 名前: 54 [sage] 投稿日: 2006/02/03(金) 20:54:09 ID:k4meoNQu
ごめん、書いてるうちに当初の方針から外れてあらぬ方向に逝ったw
しかも微妙にオチが寝取りなんだけど…投下しておk?
60 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 01:04:17 ID:LfFtRG3l
ソファーに座る直樹。
そのさらされた巨塔の前に跪く女性教職者三人。
恐る恐る手を伸ばすのは恭子と結。
「ふふ、オチンチンは逃げませんけど、のんびりしてると私が先に戴いてしまいますよ」
直樹と一回しか関係を持っていないが自信満々の玲。
しかも彼女からにじみ出る大人びたそのアダルティーな
自信が二人を知らず知らず追い込んでしまう。
「結、あんたは竿を、私は先っぽをいただくわ」
「ずるいですよ。私も久住君の、その、飲みたぃ………」
「あら、やっぱり?」
直樹はそれを聞いて感激のあまり巨塔が反り返ってピサの
斜塔と化してしまった。
「じゃあ、十数える毎に交代しませんか?直樹君が射精した人が勝ちと言うことにして」
この玲の提案によってロシアンルーレット?が始まった。
「じゃあ、まずは私から………」
ちゃっかりと一番乗りの恭子。
顔を突き出して目の前のナニを掴んでその巨塔を自分の方に傾ける。
そしてペロペロと舐め始めた。
だが無情にも時間切れ。
「交代ですよ」
舌を離す恭子。
「早いわねぇ………」
結が恭子が握っていた竿を掴んで亀頭の先を口に含むとハムハムと濡れた
唇で亀頭を刺激しつつ、口内でもそれに併せて舌が鈴口を攻める。
そして十秒経った頃、今度は玲が入れ替わる。
結局これは入れ替わるのが面倒なので三人で囲むように亀頭を舐め上げ始めた。
突き出された舌が三方向から亀頭に触れる。
この前まで童貞だった直樹にとってはそのまま昇天してしまいそうな快感だった。
あまりの快感に仰け反ってしまう。
経験の浅い直樹はもう限界に達しようとしていた。
三人も舌先で直樹が震えているのを感じる。
すると三人は三者三様、それぞれが分かれて刺激を与え始めた。
玲がフグリを、恭子が竿を、結がカリ裏を舐め上げる。
ガクガクガク
直樹の巨塔の先端から大きな白濁の塊が数度にわたって吐き出され、
三人の頭上や背中等に降り注いだ。

続く
61 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 10:09:55 ID:uhj7ao0O
GJ!!
62 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 12:01:29 ID:LpoXzrrA
GJ!
しかし・・・・いえ、なんでもないです。既に和製英語になってるのかな、
しかもエロゲ専用のw
63 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 18:38:59 ID:RiOj2ZKQ
GJっす!


>>59
オレはOKだよ
64 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:35:00 ID:eHmdC1d/
(another view 遠山翠)
「やっぱりわたし、朝霧君のことが好き──」

2月1日。クラスは受験シーズンにも拘らずもうすぐ訪れるイベントの話で盛り上がっている。
そう、14日はバレンタインデー。好きな男の子に想いを伝えられる日。
女子の間では誰に渡すかという話で持ちきり。特に彼氏持ちの子となると冷やかし対象。

「ねえねえ、菜月は朝霧君にどんなのあげるの?」
「やっぱり手作り?頑張れー」
「ちょ、ちょっと!何言ってるのよ、もう!」
早速周りの女子たちに突付かれて菜月は顔を真っ赤にしている。
夏休みが終わって、二人が付き合っていることはすぐクラス中に広まった。
もっとも、いつそうなってもおかしくない関係だっただけに周りは割りと落ち着いていた。
「そ、そうだ。翠はもうあげる人決まった?」
「えっ、あ、わたし?」
不意に菜月が話を逸らして私に振ってきた。
「翠だって真面目にやれば結構イケるはずだって」
「あ、あはは、真面目に……ね」
その場では曖昧にはぐらかすことしかできなかった。

放課後、教室の掃除をしつつ昼間のやりとりを思い出して軽く溜め息をつく。
「どうした、元気印の遠山がらしくもない」
「!?あっ、朝霧君!」
「いや、そんな驚かせたつもりはなかったんだけど」
「ごめんごめん……どうしたの?忘れ物?」
「ああ、菜月まだいないかなと思って」
(っっ!!)「菜月?いないけど、一緒に帰ったんじゃなかったの?」
「ちょっと麻衣の所に行っててさ。まぁしょうがないか」
「あはは、残念だったねー。何ならわたしと帰る?」
「手間とらせて悪かったな、掃除の週番頑張れよ。それじゃ」
まったく、冗談なんだからちょっとは乗っかんなさいよ。冗談……なんだから……。
65 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:35:30 ID:eHmdC1d/
あれから1週間が経った。わたしの心のもやもやは晴れないまま。
今日も目の前で朝霧君と菜月はいつものようにじゃれあっている。人の気も知らないで。
「ねえちょっと、翠もこっち来なよ」
「え?」
「昨日、月からコレが届いたんだ」
朝霧君が小さな袋の紐を解く。中にはチョコクッキーが入っていた。
「これフィーナさんから?」
「ああ。まだちょっと早いけどバレンタイン用だってさ」
「見てよこれ、普通に売ってそうなのに手作りなんだよ?」
「わぁ、さすがあのお姫様だね」
「まったくだ。菜月が作ったら消炭だろうしな」
「もうっ、そういうこと言うんだったら何にもあげないんだから!」
「あははははは……」
そんなノロケ話を肴に3人でクッキーをつまむ。ほんのりビターな苦味が心に染み入る。

授業も終わり、ボーっとしていると後から声を掛けられた。
「あれ、遠山。まだいたのか?」
「ん……朝霧君?あ、そっか、今週はそっちが掃除当番なんだっけ」
「まあな。もうだいたい終わったし」
「お邪魔だったね。じゃあもう帰るわ」
「まぁ待て、折角だし一緒に帰ろうよ」
「えっ?」
「菜月は?、って顔してるな。あいつなら先帰ったから。今日はバイトも休みだし」
「あ、ああ。そうなんだ。あははは……よぉし、ならこの遠山さんが一緒に帰ってあげよう」
「はいはいよろしくおねがいします」
「そうだ!どうせなら駅前の方寄ってこう」
「は?」
「いいからいいから、れっつごー!」

「わー、やっぱこの時期は人多いねー」
店のあちらこちらにバレンタインの文字が躍り、気持ちも高ぶってくる。
「で、何買うんだ?」
「えーっと、チョコレート?」
「何でお前まで疑問形なんだ」
「さあどうしてでしょう?」
「まあいいか。男の視点からどういうのがいいかみたいなことだろ」
「すごーい、よくわかったね」
「麻衣とか家族の買い物に付き合ってればね……」
「なーるほど。大変だねぇ朝霧君も」
「いいから早く選ぼうぜ……って、遠山は手作りチョコとかしないのか?」
「ええっ?!」
「あ、いや……あ、義理チョコ選びだよな。いきなり変な事聞いてごめん」
「んー……手作りかぁ、作ったことないしなー」
「そうか。まあでも手作りは普通本命だけか」
「やっぱり男の子ってそういうのに憧れたりする?」
「そりゃまあ貰えれば何だって嬉しいけどな」
「へー。あ、コレ美味しそう!」
自分の顔が火照ってくるのがわかったので適当に話を戻す。
そしていくつか"義理"名目でチョコを買った。

「今日はいろいろとありがとね」
「役に立てたなら何より。送ってかなくて大丈夫か?」
「うん、ここでいいよ。それじゃまた明日!」
「じゃあな」
彼は商店街の方へ消えて行った。わたしはその後姿を人ごみに紛れるまで見つめ続けた。
66 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:36:02 ID:eHmdC1d/
2月13日 バレンタインデー前日
「ねえねえ、菜月はやっぱ手作りチョコ?」
「なっ……う、うん……まあ、一応……」
「その様子だともう作ってあるんだ?」
「うん、昨日は日曜だったし。空いてる時間でちょっとね」
「まあまあそんな顔赤らめないの」
「そ、そういう翠は?誰か意中の人いないの?」
「うーん、どうしようかねえ」
「学院生活ももうすぐ終わりなんだし、勝負してみたら?」
「えー、でもなぁ……」
「翠……そんなに思い悩むなんて、本気の人がちゃんといるんじゃない」
「あ」
「悩んだりしてるの、翠らしくないよ。ホラ元気出していつもの翠らしく!」
いつものわたし……悩みもなさそうで明るく元気な……彼も同じ事言ってたっけ。
でも本当のわたしは……わたしの気持ちは……
「私の助けが必要なら、力になるよ?」
「菜月……ありがと。わたし、がんばる。やれるだけやってみるよ」
「うんっ、その意気!」


そして次の日────
昼休み
「菜月はもう朝霧君にチョコ渡しちゃった?」
「え?ううん。まだだけど」
「なるほどねー」
「?それがどうかした?」
「あ、うん。そういえば朝霧君からの伝言で、放課後に体育館裏に来てくれって」
「へー、何で私に直接言わないんだろ」
「まあ今日という日だし、彼も何か用意しちゃってるんじゃない?」
「そっか……達哉ったら」
何も知らず菜月はその言葉を信じて顔を真っ赤にしている。
「さ、早く次の移動教室行こっ」
菜月ごめんね。朝霧君は簡単に渡さないから……。

「おう、遠山まだいたのか。遅れるぞ」
「あ、朝霧君こそ……」
「今日は食堂行ってたからな。菜月はもう行っちゃったか」
「そうそう、菜月からの伝言で、放課後に屋上で待っててくれってさ」
「菜月が?わざわざ寒い所選ぶなアイツは」
「さあチャイム鳴る前に急ご」
67 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:36:32 ID:eHmdC1d/
(another view end)
放課後。帰りのホームルームが終わると皆バラバラと帰りだす。
菜月の背中を見送りつつ、教室掃除にかかった。

「よし、こんなもんかな」
掃除を終えた俺は菜月の待つ屋上へ向かった。

ギイッ……
扉を開けると冷たい風が吹き込んでくる。
他にも同様の目的なのか、チョコを渡している風景が2,3目に入った。
が、眺めてみても菜月の姿はどこにも無い。
冷やかすつもりはないと気を遣いながら菜月を探して回る。だがやはりどこにもいない。
ふと、出入り口の扉に何か張り紙がされているのに気付いた。
『朝霧達哉様へ 音楽室でお待ちしています』
宛て名が俺の名前になっている、とすればこれは菜月が?
紙をとって音楽室へ向かう。菜月がこんな仕掛けみたいなことをするなんて珍しい。
きっと俺を驚かせるつもりなんだろうが、そうはいかないと心に決める。
だけど期待に胸が膨らみ、次第に緊張してきた。

そして音楽室の前に着た。
〜♪ 〜♪
中の方から何やら楽器の音がする。吹奏楽部が部活中か?何でまた菜月はこんな所を……
しかしよく聴くとその旋律は単音。つまり中にいる演奏者は一人だけ。
意を決して扉に手を掛けてゆっくりと開けた。

「……遠山?」
壇上で一人クラリネットを演奏する遠山の姿が目に入った。これは一体どういうことなのか。
ふとそこでメロディが途切れた。
「朝霧君……来てくれたんだ」
「?? なあ、菜月はどこにいるんだ?」
「菜月ならいないよ。ごめんね」
「遠山……」
「はい。私からのチョコレート」
「えっ?」
突然の出来事で何が何やら頭の整理が追いつかない。遠山は俺にチョコを渡す為に嘘を……?
「……やっぱり貰ってくれないよね、そうだよね、朝霧君には菜月がいるし。私なんか」
「ありがとう、遠山」
「じゃあ……貰ってくれるの?」
「確かに俺には菜月が……でも遠山の気持ちは無駄にできない。手作りなんだろ?」
「なっ、何でわかるの?開けてもないのに」
(まあここまでされれば流石に察しもつくよ……)「開けていいか?」
「う、うん」

ラッピングされた箱の中からは大きなハート型のチョコが1つ。
「これはまたストレートだな」
「にはは、自分の気持ちに正直に作ってみました。さあ食べて食べて」
「あ、ああ」
せかされるがままにチョコを一口口に運ぶ。ちょっと甘めなミルクチョコレート。
「遠山も食べろよ」
「え?いや、私は」
「いいから、ほらっ」
「ちょっ、待っ……むぐぅ!」
少し大きめの欠片を隙をついて遠山の口に押し込んだ。その際指が柔らかな唇に触れた。
「あ、ごっごめん」
「……ゴクン。あっちゃー」
「どうした?美味しいじゃないか」
「そ、そういうイミじゃなくってね……」
「?」
68 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:37:02 ID:eHmdC1d/
チョコを口にした途端、遠山が顔を赤らめる。
「じ、実はー……このチョコ、ちょこっと細工がしてあったりー……」
「ダジャレはともかく、細工って?」
「えっと、超強力ガラナ入り……とか」
「とか?ってそれ強壮剤か!」
「うん、その他精のつきそうなものが一杯」
顔を真っ赤にした遠山が上目遣いに俺の顔を覗き込んでくる。
そうこうしているうちに自分も何だか火照ってきた。気付けば俺は遠山の両肩に手を添えていた。

お互い無言のまましばらく見つめ合う。遠山の潤んだ瞳に心が揺らぐ。
俺には菜月がいるのに……こんな事していてはいけないのに……
でも何故か、遠山をここで離すことができない。
「朝霧君……好き」
「え……っん!」
不意に遠山が首に腕を回して抱きついてきた。勢いで彼女は俺の唇を奪った。
「ん……ちゅ……くちゅ……ぁ……」
その唇の柔らかさと顔にかかる遠山の吐息が俺の理性を崩壊させていく。
「あ、朝霧く……んんぅっ!」
彼女の顎を引いて再び口付けを交わす。長く深いキスは二人の身体を温めていく……。

「はぁ、はぁ……ぁ……朝霧君……」
「今は遠山のこと、もっと感じていたい……」
後ろから抱きしめて制服の上から身体を弄っていく。耳や首元にキスをすると彼女の身体がピクンと震える。
「だめぇ……そこ、力入んない……ふぁっ」
胸元のリボンを解いて胸を揉み込む。ふにゅふにゅと制服の上からでも柔らかさが掌に伝わってくる。
「私の胸、気持ちいーい?」
「うん……すごく柔らかいよ」
「なははっ、それは良かった……んぅ!」
硬く尖った部分を軽く押してやるとビクビクと電流が走ったかのように艶かしい声をあげた。
「ごめん、ちょっと強かった?」
「違うの……その、朝霧君のアソコが……大きくなってるなぁーって」
「あ……」
俺の股間は遠山の尻部に押し当てられて密接していた。
「これは、その、なんだ……っっ?」
「悪戯する悪い子はお仕置きしちゃうぞ……」
遠山自ら腰を動かしてお尻の割れ目に擦り付けてくる。張りのある尻肉が肉棒を押し返す。
それに負けじと俺は遠山の制服と純白のブラをたくし上げて直に胸を揉んでいく。
首筋から遠山の匂いを吸い込んで、すべすべとした肌触りと乳首の感触を味わう。
「あっ、ん……やぁ……っ、そこは……」
片手で乳房を揉みながら、もう片方でへその辺りを撫で回す。
そのまま手を更に下へと滑り込ませてスカートの中を弄る。
「ん、あれ、ブルマ?」
「あ……今日体育あったし、寒いからそのままでいいかなーなんてね……」
「はは、何か遠山らしいな」
「うぅーっ、ごめん……」
「いいよ、そんな謝ることない」
「ふぇ?もしかして朝霧君ってそういう趣味とかもあったりして」
「くっ……お、男なら嫌いなヤツはいないさ」
少し見透かされた。
このまま主導権を渡すまいと素早くスカートのホックを外してファスナーを下ろして脱がす。
「……慣れた手つきだね」
「う、うるさいなぁ」
「あはは……んっ」
にんまりと不敵に微笑む遠山の口を塞ぐ。
69 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:37:32 ID:eHmdC1d/
「随分余裕みたいだし、もう手加減しないよ、翠」
「へ、へえ、手加減してくれてたんだ……ひあっ!ふえ?」
油断しているところで露になったままの乳房にむしゃぶりついた。
そのまま翠の胸に顔を埋めてひたすら弄り続ける。
「んあっ、は、鼻息……くすぐったいよ」
俺はわざと胸の谷間で深呼吸してやった。こうしていると彼女の鼓動が早くなっていくのもわかる。
「はぁ……ふぅ……んんっ……はぁぁ……」
徐々に息が熱くなってきた。指先で硬くなった乳首をなぞって翠の反応を確かめる。
「あ……ぁ、あ、そこ……もっと……」
「感じてる?」
「ぅん……あの、また……す、すって」
「ん」
言われるまま翠の乳首をちゅぶちゅぶとわざといやらしい音を立てて吸ってやる。
唾をねっとりとつけた舌で先端を嘗め弾いてやるとさっきより高い声で喘ぎだした。
「っ……!!ひゃああっ!」
ぞくぞくと身をよじらせて太腿を擦り合わせる翠。そこへまた手を滑り込ませる。
「っあぅっ?!」
手を近づけただけでもそこが蒸気しているのがわかるほど熱く濡れていた。
ブルマ越しに秘部をなぞってやると、じわじわと水気を帯びてきた。
「もうこんなに……」
「み、見ちゃダメ……はっ、恥ずかしいよぉ……」
「そう?ならやめようか」
「ちょっ……もぉーーー!!」
軽くからかってやると少し泣き顔の翠はプリプリと怒った。
そんな姿を眺めつつ、翠の股間に顔を近づける。むぅっとあがる匂いを鼻いっぱいに吸い込む。
「やっ、やだ……そんなとこ……臭いでしょ」
「翠の匂いがする……いい匂いだよ」
「も、もう、そんな……達哉くんのばか」
止まらない俺の指は翠の太腿を撫で、ブルマをずらし中を弄って愛液を掻き出そうとする。
「あっ……ぅ、ぬ、脱がせて……下着……染みちゃう」
翠はブルマに手をかけようとするが、それより先に俺が脱がせにかかった。
「達哉くん……ヘンタイ」
「う、うるさいなぁ……あっ」
勢い余ってブルマと一緒にうっすらと染みのついたパンティも下げてしまった。
「か、固まられても困るんだけど」
「ごめ……んぉうっ?!」
「わたしだけ脱いでたら……恥ずかしいんだもん」
おもむろに翠は俺のベルトを外してズボンの中からそそり立つ暴れん棒を取り出す。
「うっわぁ……これが……へぇ……」
俺の股間にあるものを至近距離でまじまじと眺めているかと思うと今度はニヤニヤしだした。
「?どうした」
「えっへっへー、こんなのどうでしょう」
「へ……わっ!お、おい……」
「ちょっと、動かないで、上手く挟めないよ……んしょ」
すり寄ってきた翠は俺の肉竿を両胸で優しく包んだ。
「パイズリ……って男の子、好きなんでしょ?」
「ん、ま、まぁ、そりゃ……ね」
いきり立ったモノが乳肉の中でビクンビクンと震える。翠はそれを見て目を丸くしている。
「やっぱり、気持ちいいんだ……えいっ」
「っあ!?」
乳首が陰茎からカリ首までなぞっていく。柔ら硬い感触からゾクゾクと快感が込み上げてきた。
「その……これ、舐めた方がもっといいって……」
「……どこで覚えるんだよ全く」
「あー、雑誌とか」
「答えなくていいから……」
「むーっ、いじわる」
「う……い、一緒にやるから許して」
「……うん」
70 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:38:02 ID:eHmdC1d/
二人で床に寝そべってお互いの性器を舐め合う。
「これってシックスナ──」
「言わなくていいから」
「ひゃぅ……ごめん……ちゅ」
ここまできてどうも茶化してくる翠に悪戯してやりたくなった。
俺は放置してあった翠のクラリネットを取ってそれをあそこに押し付けてやった。
「!!ッ、ぷはっ……ちょ、ちょっとそれ……」
「茶々いれられないようにお仕置きだ」
「だ、だめ……やあ、やだっ……中に入って……!」
くちゅくちゅと音を立てて先端が埋まっていく。金属部分があるのであくまで慎重に。
「やっ、出して、出してぇ……ぁうんっ!」
肉棒を咥えるのも忘れて泣きそうな翠の声に少し反省する。
「その……入れるなら、これだけにしてよ……おねがい」
「ん、わかった……」
ゆっくりと楽器を抜き取ると一緒にトロトロと中から愛液が溢れだした。
「でもこれ気持ち良かった?」
「う……」
翠は黙ったまま顔を真っ赤にして視線を逸らした。

体勢を戻して翠の頭を撫でながら唇が触れる程度にキスしてやる。
「軽く……いったかも」
「大丈夫だったか?」
「うん。それより……」
また翠の視線は俺の一物に集中している。翠の唾と我慢汁でテラテラとよりいやらしくみえる。
「欲しい……」
それ以上言葉を交わすことなくお互いに服を脱がしていく。
身につけているものがなくなったところで抱き合って肌を摺り寄せ感じ合う。
女の子の柔らかさを身体全体で感じ取る。
「じゃあ、そろそろ……」
我慢できなくなった俺はこれまでにない程息が荒くなっていた。
「あ、待って……その、こっちから、きて」
そう言って翠は壁に手をついてお尻を突き出してきた。
「後ろからでいいのか?」
「うん……初めてだと、どんな顔しちゃうかわからないし」
ここまで照れ隠しをする翠の気持ちを汲みとってやり、割れ目に亀頭をあてがう。
先端同士が触れ合うだけでくちゅっと愛液の滴る音がする。
「それじゃ、いくよ……」
「達哉くん……きて……」
ズズッと割れ目の中へゆっくりと腰を埋めていく。
膣内がぎちぎちと抵抗するが、それでも圧し拡げるように力を込めてやる。
「い……ッ!!」
「ごめ、痛かった?」
「大丈夫……だから……うん、はやく……」
中までしっかり濡れている。翠の尻肉を掴んで一気にねじ込んだ。
「ーーーーーー!!」
声にならない悲鳴をあげる翠。
「入ったよ、これで全部……」
「あ、あう、ふぁ……あぁ、ぁ……っ」
少し強引だったか、翠は突き抜ける感覚の波に呑まれているいるようだ。
またゆっくりと腰を引いてやるとずりずりと内壁が肉棒にまとわりついてくる。
途中できゅっと膣圧がかけられてそこで少し留まる。
「動かないで……ちょっと、このまま……」
息を荒げる翠のペースに合わせて身体を優しく撫でてやる。
「くっ、ふっ、んんっ、はっ、はぁ……ふぅ……」
落ち着きかけたところで耳から首筋、鎖骨、肩甲骨、腋の下、背筋とススーッと指を伝わせてやった。
「ひゃうぅんっ?!」
「もうそろそろ……」
「ん。いいよ……」
71 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:38:32 ID:eHmdC1d/
再び腰を前進させて翠の中へ。さっきの刺激で敏感になったか、まだ痛いのか、
身体がビクンと反応して膣内もきゅうきゅうと動いて肉棒をあらゆる方向から締め付けてくる。
肉と肉が擦れる度に痺れるような快感が俺の全神経を麻痺させていく。
無意識のうちに腰が動いてズンズン翠の中を突いて掻き回す。
ズプズプ、グチュグチュと身体を打ちつけ合う音が他に誰もいない音楽室内に響き渡る。
「あっ!くっ、うぅ……ひあ……んいぃっ、ふあぁぁ!」
翠も防音壁がなければ校舎中に聞こえてしまいそうな程の声で喘ぐ。
そんな音を聴いているだけで更に肉棒の硬さが増し、無心になって突きまくった。
「いっ……深……ッ、ぁ、か、かた……いぃっ!」
「翠、翠……!!」
膣肉をむさぼるように中で肉棒を動かす。翠の腰を掴んでもっと打ち込む。
「くぅっ、はぁ、はぁっ……んぅ……い、ひぅっ……ああぁっ!!」
「翠……そろそろ、俺……もう」
「んん、わ、わたしもぉ……き、きて……っ」
翠も絶頂が近いのか、艶がかった声で俺を受け入れてくれた。
俺は覆い被さるようにして翠の首筋に吸い付き、胸を揉みしだきながらピストン速度を上げる。
「ふぅあああ……だ、めぇ……っ、く……い、き……はぁあぁっ!!」
「んっ…翠っ……!!」
頭の中が真っ白になって翠から怒張を引き抜いた刹那、物凄い勢いで精液を噴射した。
翠のお尻、背中から髪にまで飛び散って白く染めた。
「はぁ、はぁ、あ、熱い……熱いよぅ……」
そう言いながら翠は呼吸を整えながらクタクタと力なく床に突っ伏してしまった。

「ごめん、拭かないとな……」
と何か拭く物を探すために離れようとしたところで翠に捕まってしまう。
「もうしばらく……このままでいいから……」
蒸気した顔に精液が滴る。妖艶に微笑むその姿を見ているだけでまた股間が反応してしまった。
「うっ、あ、これは……その、なんだ」
「わあ……絶倫だね」
「……」
あれだけの量を出したばかりだというのに、ビキビキと漲っている。自分でも言葉が出ない程。
「それじゃあ、今度はわたしが……えいっ」
「おぶっ!」
翠が立ち上がったかと思ったら倒れかかってきた。支えの抜けた状態で体重をかけられては抵抗できない。
「え、何を……」
「わたしが上になって、達哉くんを気持ちよくさせてあげるの」
「でも、そんな」
「いーからいーから、遠山さんにまっかせなさーい」
いつもの元気な彼女に戻ったようにニコニコしながら寝そべる俺の上に跨った。
「へ、騎乗位……?」
「そだよ。えへへー」
さっきまでの態度からは見違えるほど今の翠は楽しそうである。
変に抵抗するよりも好きなようにやられてあげようと身体を預けることに……
「それでは出席番号21番・遠山翠、いっきまーす!」
こっちが恥ずかしくなるのは何故だろう。失敗だったかもしれない。
72 名前: 翠色のバレンタイン [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:39:02 ID:eHmdC1d/
翠は徐々に腰を下ろしてずぶずぶとゆっくり肉棒を飲み込んでゆく。
奥まで全部入りきったところでふと翠が顔をあげる。
「ふぅっ、んっ……ぐ……な、何かさっきよりも……お、おっきくなってない?」
「さ、さあどうだか……」
「それ……じゃあ、いく……よっ!」
ニッと白い歯を見せて翠は腰をぐいぐい動かし始めた。
中はまだグチャグチャで小さな振動が伝わるごとに肉襞がまとわりついてくる。
「ぐっ、おおぉ……」
「ほらほら……まだこれから……だよ……んっ」
翠が上下に動く度に胸がぷるぷるとふるえる。腕を伸ばしてきゅっと乳房を掴む。
「ひゃわっ!んんん、ちょっと、おっぱい反則……ぅ」
「だって、こんなに揺れてるから……かわいい」
「し、しょうがないなぁ……なら許可」
消え入りそうな声とは裏腹に翠の腰の動きが激しくなる。
一気に絞りあげられそうな感覚が押し寄せてくると、タイミングよく緩急をつけられて機を逃した。

「あっ、ふっ、く……たっ、頼む……もう、そろそろ……また」
「うんっ、っぅ……じ、じゃあ、今度は……な、中に、ちょうだ……いっ」
「ぐ……お前がそれで……いいなら……!」
俺自らも腰を突き上げて積極的に翠の奥へ奥へと打ち込んでいく。
「あうぅっ、んっ、あ、うああっ、だ、だめっ、きちゃう……!」
「いくぞ、翠っ……おおおおおおああぁっ!!」
翠を離さないように太腿を爪が食いこむくらい掴んで一気にこみ上げるものを開放した。
「ふあっ、うああっ、す、すご……出てる、びゅくびゅくいってる……!」
「ああ……いいよ、中……気持ちいい……うぅっ」
ドクンドクンと何度も波打ったところでようやく射精感がおさまった。
突き上げられた翠もへなへなとこちらへ倒れてきた。

「ありがと……朝霧君。とっても、とってもよかった」
「遠山……こっちこそごめんな。いろいろ無理させちゃって」
「ううん、元は私が仕掛けたことだから……ね」
「はは、そうだっけ」
「あとね、もう一つだけ……嘘ついちゃったことがあるんだ」
「え……何だよ、もしかして菜月に何か?!」
「そうじゃなくって、じ、実はーそのー……あのチョコ、既製品なんだ」
「へ?」
「それがねー、一緒に買いにいったやつも全部自分で食べちゃったんだ」
「な、なんだってー?!」
「いやぁ、いざ手作りに挑戦しようともしたんだけど、気付いたら溶かす分も全部いっちゃっててさ」
「そっ、それじゃあ俺がさっき食べたのは……」
「うん。今日学院に来る途中で買ったやつ」
「なら超強力ガラナとかって」
「嘘なんだ……てへ」
「……」
ということは俺は勢いで遠山とやってしまったということで……菜月に合わせる顔がない。

「それにしても、まさかここまでやっちゃうとは遠山さんも驚きだよ?バレンタインマジックだね!」
後処理をしながら満面の笑みでこちらを見る。もちろん彼女の顔も直視できない。
「ふふーん、おまけに名前で呼んでもらえて……嬉しかったよ」
「うわわーーっ!」
「あっははは、朝霧君ってば菜月みたいに瞬間沸騰してるー」
狼狽する俺を尻目に遠山はさっさと片付けを済ませてしまっている。
「大丈夫♪このことは二人だけのヒ・ミ・ツ」
「あぁ……」
「それじゃ、まったねー」
取り残された俺はその後しばらく動くことができなかった。
73 名前: 翠色のバレンタイン(EX) [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 21:39:59 ID:eHmdC1d/
あれから2ヶ月が経ち、菜月は遠方の大学へ、俺は無事満弦ヶ崎大学へ進学した。
そして遠山もまた俺と同じく満弦ヶ崎大学に……。

「や、やあ朝霧君……元気してた?」
「遠山」
同じ大学とはいえ顔を合わすことはなく、卒業後はしばらく疎遠だったが今回は遠山に呼び出された。
「珍しいな、それで俺に何か用?」
「えーっとね、驚かないで聞いてほしいんだけどぉ……」
「何だよ勿体ぶっちゃって」
「できちゃった」
「はい?」
「わたしと、朝霧君の……」
「……エイプリルフールはもう過ぎたぞ」
「よく考えたら、あの日ってば危険日でさー」
「何だ、何が望みだ」
「産んでもいーい?おとーさんっ」
今になってまた自分の犯してしまったことの重大さが身に染みてきた。

「……本気?」
「やだなぁ、嘘なわけないじゃない……やっぱダメかな。朝霧君には菜月が……」
「わかった」
「へ?」
「俺が責任をとる」
「それって……どういう……」
「結婚しよう」
「はい……って、うええ?!」
「しかし学生結婚となると色々大変だよな……そっちのご両親にも話通さないと」
「ちょちょちょちょいまち!そんな簡単に、な、菜月とかどうするの?」
「う……だ、大丈夫、話せばわかってくれる……と思う」
「あー……謝りに行くならわたしも行くよ。ハメた大元はわたしだし」
「そ、そうか」
「うん。あ、うちの両親のことは気にしないでいーよ。わたしに似て軽い人だから」
「ってもう話したのか?妊娠のこと」
「えへへ。何なら大学辞めてもいいぞーとか言われちゃったりも」
ブッ飛んだ親だこと!流石にそれは口に出して言えなかった。

それにしても、菜月は元よりおやっさんに何て言ったらいいんだろう……
仁さんからは絶対何かされるし……麻衣や姉さんにも説明しなくちゃ。
「……どうしたの?やっぱり、無理しないで……」
「駆け落ち……」
「なに?ごめん聞こえなかった」
「そうだ、月へ行こう!」
「はいぃ?」
「月旅行、してみたいって言ってたろ?」
「で、でもそんなっ、どうやって……」
「大丈夫。きっと何とかなるさ!」
「……うんっ、行こう!」

春の深緑の中、二人の将来を誓い合った──


翠色(すいしょく)のバレンタイン  -fin-
74 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 22:43:38 ID:aoetwYXL
GJ!!
まさか翠でくるとは………
75 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 22:47:52 ID:lQtMwKx7
うお!来るとは思わなかった。マジぐっじょぶ!
76 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/04(土) 23:32:31 ID:eHmdC1d/
本当は、体育館裏に呼ばれた菜月が飢えた男子達(翠が集まるよう仕組んだ?)に犯される
って感じだったんだけど、それを隠して翠ルートにした方が書き易かったからこうなりました。
最後のEXは飛ばしすぎたと思っているが反省してない。ともあれありがとうございました。

次回作があったらもっと飛ばすかも。
77 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 00:47:54 ID:GecKaeHc
ネ申 GJ!
78 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 00:56:50 ID:4LX93idh
翠にフォーカスをあてるとは…いいものを読ませてもらいました。
次回作はもっと飛ばすってこれ以上どう飛ばすつもりなんでしょうか^^;
79 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 12:13:19 ID:yGhX61QU
都バス
80 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 19:06:14 ID:EyqlIrpz
うわぉっ、GJ!!!

そうか、寝取られって主人公が・・・てことだったんだ(>>54の人ですよね?)
次回作はレイプ方面へ飛ばしてください!




フカセンのSS書いてたんだけど、エロが無くなってしまいました_| ̄|○
ここじゃあエロなかったら投稿無理ですよね
81 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 20:11:48 ID:ffjGQTLq
非エロもありでいいと思うけど。読んでみたい。
82 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/05(日) 20:32:18 ID:ztXYKP30
確かこの板の某魔砲少女スレはエロなしでもガンガン投下されていたが。
気になるなら葱板のSS投稿スレに投稿キボン。
83 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 19:15:36 ID:q3CkiC0q
>>82
言われてみればあのスレって、非エロ有りだね
84 名前: 54(仮) [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 22:54:53 ID:6c44YdVx
>>78
文字通りいろいろ飛ばしたりもします。

>>80
自分の属性じゃないからせいぜいレイプまがいに…も出来るかなぁ。
折角だしとりあえず投下してみては。


日曜一気に書き溜めたらHシーン無しの前置き部分だけで30kb超えましたが何か
85 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 02:40:40 ID:REAdo2Sf
>>54
GJ!
しかし、クラリネットを入れるとリードで切れちゃいますよ。
86 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:17:29 ID:sCuzvhWz
えと、このスレでは初めて投稿させていただきます。
先に断りを入れておきますと、私はオーガスト作品は
ファンBOXとバイナリしかやってなかったりします。
(バイナリは輪姦シーンと触手シーンのある2キャラだけ)
なので、なんか変なノリのSSになってしまいました _| ̄|。。。○
しかも全然えちぃくないし・・・
許可が下りたので、エロなしで申し訳ないですがいかせていただきます。


深田教諭の人気向上計画

「やっぱさぁ、結先生に頼まれると断れないよね〜」
「だよねー」
廊下ですれ違う女子生徒たち。
なにかのプリントの束を抱えた彼女らは、一人の男の目の前を通り過ぎてゆく。
その男は、やや年輩の青年と言っても差し支えはないだろうか。
きっちりと着こなしたスーツ。
知性を湛える眼鏡に、引き締まった眼差し。
その男の名は深野順一(?歳 既婚者)。
言わずとしれた、この蓮美台学園の数学担当兼・生活指導の教師である。
生徒達に勉学を教える傍ら、遠方にいる者や、なにかしらの事情のある生徒のために設けられた学生寮・
蓮華寮の管理を妻共々勤める、真面目で厳しい深田教諭。
そんな彼は、最近思うところがあった。
それは、自身の持つ「イメージ」である。
良くも悪くも、深野は今まで生徒達に厳しく接してきた。
それが将来、彼ら彼女らのためになるだろうことを信じ、自分の教育方針として貫いてきたつもりだった。
だが最近、もう少し生徒達に優しく接しても良いのではないか、という思いが芽生え始め
それが彼の中に、小さなわだかまりを作っていた。

「はぅ〜☆ 結ちゃんカワイイよぅ。 お持ち帰りしたい〜」
「プリン食べてるところなんか最高だよね」
またもや、結のウワサをした生徒たちが通り過ぎる。
深野は思う。
たしかに野乃原結は小さく、子供のような愛らしい外見を持っている。
くわえて、教員としての責務を果たしながらも、優しくて誰からも好かれる性格であるとも思う。
しかし深野は、そんな結に敬意の念を抱いてはいるものの、決して自分は
彼女のようには出来はしないだろうとも思っていた。
そんなおり、またもや生徒たちの話が耳に入ってくる。
「あー! 結先生と同じ髪型」
「へへー、いいでしょ。 それにほら―――――」
なにやら、結の真似をしている者までいるらしい。
「・・・・・・・・・・(野乃原先生のように、か)」
顎に手を当て、考えることしばし。
同じ教師として、彼女を見習ってみるのも悪くないかもしれない。
そういった考えが脳裏をよぎる。
だが、そうは言っても漠然としたイメージしか浮かんではこず
具体的に何をどうすれば良いのかを考えあぐねていると
ふと、よく言われる言葉が、頭の隅に浮かんできた。
―――何かを習うには、まず形から―――
別段、昔からそのような持論があったわけでないのだが、どう見習えば良いのかわかりかねたので
とりあえずは古人ののたまうように、そういう所から入ってみようかと考え始める。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
あらかた考えがまとまる。
とにかく、全ては家に帰ってからだ。
そう結論を出し、生徒達のためにと厳しい指導をモットーにしてきた深野順一は
決意を新たに、意気揚揚と職員室に戻るのだった。
87 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:18:17 ID:sCuzvhWz
―――――――――――――――

帰宅後。
色々と考えた末、「野乃原結」らしさを引き出すためのアイテムをいくつか用意してみた。
もちろん、右に習うべきは格好ではなく、雰囲気とか考え方とか、まあそういったものなのだが
しかしそれでは、あまりに抽象的すぎてわかりづらい。
そこで考えた結果、とりあえずは姿形から真似てみようと思い立ったのだった。
彼の足元に並ぶは、結っぽい靴下・カツラ。
大好物のプリン。
そして極めつけはなんといっても、お人形さんの着るような服であった。
結の着ている物とは少々異なるが、フリフリがいっぱい生えていて
煌びやかで舞台などに立てば、よく映えるであろう中世ヨーロッパ風のドレス。
深野が最後に用意したものとは、これだった。

靴下は学園からの帰宅の際に購入。
プリンも同じく、帰りのコンビニで。
そして、カツラとドレスは以前より彼自身が所持していたものであった。
こういう風に書くと、かなりの誤解を招くかもしれないが
別段彼に女装癖や、それらへの願望があったというわけではない。
ネタを明かせば、ン年前の学園祭で宝塚バリの劇を行ったおりに、彼が身につけた衣装であった。
急な怪我で、担任として受け持つクラスの生徒が出演できなくなってしまったために
人数が足りないからと、セリフは少ないからと生徒たちに頼まれ
しかたなく着て舞台に立ったのがこのドレス。
はっきり言って大の男には、こんな衣装など似つかわしくはない。
こんな格好をした深野と夜道でバッタリと出会えば、まず間違いなく110番通報されること受け合いである。
しかし、今は自宅。
くわえて幸いなことに、妻の美由紀は所用で出かけていて、夜遅くまでは帰ってこないはずだ。
リビングにある姿見の前に並べたそれらのアイテムを、もう一度よく観察してみる。
靴下、カツラ、ドレス、プリン。
プリンはまあ、あとで食べるとして、まずは靴下。
とりあえず、履いてみる。
布地を束ねてはきやすくして、足先を通す。
右足、左足。
女性用だったために彼の足には少々キツく、布地の間からスネ毛がはみ出していた。

履き終え、姿見にうつる自分の姿を見てみた。
が、当然というかなんと言うか、大した変化は見受けられず
これだけでは何も変わらないように思える。
続いて、カツラ。
被ろうと思い、改めて見てみると、ややこのカツラは結の髪より長めのように思える。
しかし別段、結とまったく同じでなくてはならない、ということはないのだ。
そう。
重要なのは、結のコスプレをすることではなく、彼女に成りきることにより
その考え方や気持ちなどを己がものとする事なのである。
けっして遊び半分でもなければ、女装をしたかったわけでもない。
そう、けっして、断じて、女装をしたいわけではないのだ。
別に、何もヤマシイことなどないはずなのだ。
深田は何故か、自分の心に言い聞かせる。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
もう一度、カツラを見る。
意を決して、手にした髪の束を目を閉じながら「えいやっ!」と被った。
88 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:19:04 ID:sCuzvhWz
うっすらと、目を開けてみる。
正直、ちょっぴりだが、鏡を見るのが怖かった。
だが姿見に映ったのは、意外に普通な、自分の顔だった。
深野の若かりし頃、長髪が流行った時代よりは少々後ではあったが
それなりに髪の長い若者たちもいたし、なにより彼自身
若い頃は伸ばしてみるのも悪くないかもしれないと思っていたのだ。
なのであまり違和感などはなく、むしろ自分も長髪にしていたら
このような感じだったのではないだろうかという、思いというよりは憧憬に近い感情が沸いてくる。
少し、ポーズを取ってみた。
人差し指と親指を開いた状態で顎に手をやり、斜に構える。
・・・・・・・・・案外似合っているかもしれない。
そんなこんなで、とりあえずはカツラを付け、結のような髪型にしてみたものの
やはりというか、当然のことながら、それだけで結の気持ちや考え方などがわかろうはずもなく
しかたなしに最後のアイテムである、ドレスへと手を伸ばした。
衣装の肩の部分を持ち、両手で広げてみた。
「・・・・・ぅ・・・」
さすがにこれには少々、というか、かなりの抵抗があった。
きらびやかでフリル付き。
しかも色はピンク。
主役級の衣装ではないにしろ、舞台の上に立てば遠くの観客席からでも映えるような出来になっている。
こんなに豪華で、素人にしては上々な出来の物を作ったのが
かつては自分が受け持ったクラスの生徒だというのだから、本来ならば胸を張りたいところなのだが
それを自身が、しかもコッソリと一人で鏡の前で着るというのは、あまり胸を張れたことではなかった。
しかもこのドレスは、女子生徒用だった。
自分はその女生徒が急な怪我で出られなくなったための代役であり、服の寸法など手直ししている時間などなく
そのままギチギチのパッツンパッツンの状態で舞台の上へと上がったのだ。
今では美しい思いでの一ページではあるが、当時は生徒達に『ジュン子ちゃん』などと
演劇の後しばらくの間、厳格な彼としては不名誉極まりないあだ名で囁かれた、いわば曰く付きの代物である。
「・・・・・・・・また着るのか、これを」
もう一度ドレスを両手で広げ、溜息混じりに一人ごちた。


―――――着替え中―――――


とりあえず、着てみた。
鏡の前に立つと、そこには見違えるような自分の姿が・・・・あろうはずはなく
どう見ても変態です、ありがとうございました―――と言わんばかりの女装した変態男が立っていた。
「・・・・・・・・・・・は〜・・・」
げんなりとした、溜息が出た。
見栄えはしないだろうものの、もう少しはマシな
一応『見られる』格好ではないかと思っていたのだが、予想は明後日の方向へと大きく裏切られ
鏡に映っていたのは、見てしまったことを思わず後悔したくなるような、そんな己の姿であった。
背中のボタンには手が届かなかったため、5つあるうちの3つまでしか止まっていなくて
しかも背中にくわえて胸元も大きく開いているので、とてもセクシーだった。
着終えたら、ポーズの一つも取ってみようかなどと考えていたのだが
子供が見たら引き付けを起こしそうなこの姿では、それは止めておいた方が無難というものである。
この有り様では、結を見習うもへったくれもあったものではない。
とにもかくにも、他人に見られたら誤解を招きそうな服はさっさと脱いでしまうに限る。
深野は急ぎ、ピンク色でフリフリの付いたドレスを脱ごうとしたのだが
そのとき、彼の後ろで小さな悲鳴が上がった。
89 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:19:50 ID:sCuzvhWz
トサリ、と落ちるビニール袋の軽い音。
「・・・・・・・ジュン・・・・・・くん・・?」
深野は、振り向けないでいた。
いや、振り向く必要性がないので、ひょっとするとあえて振り向かなかっただけかもしれない。
なぜなら、ドレス姿の変質者を映す姿見のその向こう。
そこにはリビングの入り口で固まり佇む彼の妻・美由紀の姿が映っていた。
その顔は驚きをベースに、かなり複雑きわまりない表情をしていた。
買い物をしてきたのだろう、取り落とされたビニール袋からは
網に入った、4つで158円のやや小振りのタマネギが転がり出た。
キチキチの状態で止められていたボタンが一つ、深野のドレスの背中から弾けて飛び
同時に彼の頭の中でも、何かが弾けて飛んだような気がした。
いろいろな意味で、彼の人生は今、終わりを告げたのだった。



―――――――――――――――

明けて翌日。
なんとか妻の誤解を解いた深野は、このドレスやカツラを処分することにした。
生徒の代役で出演し、なんとなくその記念として頂いてきてしまたことを後悔しつつ
彼は今、その衣装を持って学園へと登校していたのである。
手提げの紙袋に入れ、コソコソと。
まあ、このような服を自分が持ち歩いているということが
彼にどこか後ろめたい気持ちを感じさせていたのかもしれない。
かなりの挙動不審ぶりに、同じ方向へと向かう生徒たちからも訝しげな目を向けられる。
学園への道すがらを警察官にでも見つかれば、かなりの高確率で職務質問に合ったに違いなかった。

放課後。
本日の全教科課程が修了し、ある者は帰路に就き、またある者はクラブ活動へと精を出す。
朝は挙動不審だったものの、授業中はさすがにそんな素振りも見せず
厳格な教師として粛々と、休み時間に廊下を走り回る生徒たちに注意などしつつ
授業をこなしてきたのだが、放課後になると、いきなり朝の彼に逆戻りしていた。
手提げの紙袋を持ち、コソコソと。
中身は当然、昨夜の衣装。
それらを携え、彼は一路、一時期は廃部寸前にまでなったという演劇部の部室へと向かうのだった。

――――――――――


「あ〜あ、ついてないなぁ・・・」
溜息を吐きながら、ウェイトレスの制服の破けた部分を見て
渋垣茉理はブツブツと文句を口にした。
これも全部直樹が悪い。
彼女はそう言ったのだが、それは言い掛かりというものである。
いつものようにいつものテーブルで、いつもの天文部のメンバーが話に花を咲かせていると
華麗なウェイトレス姿に身を包んだ茉理が、本日試験的に実装されたという
ローラーブレードを履いて現れたのである。
いや、「現れた」というのは、少々言い方に誤りがあり、
この場合は、「突っ込んできた」と言った方が正しいのかもしれない。
「ぃきゃあああぁぁぁあぁぁぁぁっっ!! どいてどいてどいてどいてぇ〜〜〜〜〜〜っ!!」
いきなりの悲鳴に、何事かと振り向く天文部の面々であったが、全てはあまりにも遅すぎた。
DXパフェを3つもトレーに乗せた茉理が、叫びながら間近に迫っていたのである。
突然のことに避ける暇もなく、彼女は天文部のたむろするただ中へと突っ込み、辺りに破壊を撒き散らす。
倒れるテーブル。
上がる悲鳴。
彼女の持っていたDXパフェの一つは直樹の頭に、2つ目は弘司の顔面へとめり込み
3つ目は床に落ちて、ガラスの器ごと砕け散った。
90 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:20:24 ID:sCuzvhWz
いきなりの災害に見舞われた天文部員たちであったが、不思議と、奇跡的にも女子たちに被害はなかった。
汚れ役は男子だけで十分ということなのだろうか。
直樹の頭に刺さった苺混じりのパフェクリームの固まりが、グチョ〜〜・・と垂れ下がり
顔面を汚しながら彼の膝の上にボトリと落ちた。


そんなこんなで、男子二人は教室へと戻り、今日の2時間目の体育の授業で仕様した
汗臭いままのジャージに着替え、茉理は破れて汚れたウェイトレス服から
学園指定の白を基調としたセーラー服へと着替えていた。
今はというと、彼ら彼女らは演劇部の部室へと向かっている最中である。
いつも裁縫道具を常備している保奈美ではあるのだが、その中には生憎と合う色の糸がなかったので
しかたなしに、豊富な布や糸の置いていそうな演劇部の部室へと向かうことになったのだった。
その間中も茉理はブーたれ、保奈美たちには素直に謝るが
彼が原因というわけではないのに、茉理は何故だか直樹には当り散らしていた。
そのときは、たまたま茉理と正面衝突をしたのが直樹だったというだけで
茉理のユニフォームが破れたのは、ぶつかって倒れた拍子に
イスの背もたれの継ぎ目にスカートの裾が挟まり、勢いと彼女の重さに耐えられなくなった布地が
景気のいい音を立てて裂けたのが原因である。
理不尽な怒りの矛先を向けられる直樹と、茉理をなだめるちひろ。
それらのやり取りを温かい目で見守るその他の面々。
とにもかくにも、いつもの騒がしい天文部ご一同は、服の修理のために
一路、演劇部の部室へと向かうのだった。


――――――――――

再び、教師の深野に視点を移す。
彼は今、演劇部の部室にいた。
台本の収められた本棚。
誰かの食べ差しのポテチの袋。
いくつかの木箱に乱雑に放り込まれて積まれたままの小道具の山に
壁際のハンガーに所狭しと掛けられた、様々な舞台衣装。
それらの服が日焼けしないためにカーテンは閉め切られており、室内は全体的に薄暗い。
部屋の中にいるのは、深野一人だけだった。
演劇部の部員たちは公演が近いのか、今は体育館で練習中なのだ。
別段、深野は誰もいないのを見計らったり、狙ったてやって来たわけではなかった。
部員の誰かにでも、
「家の押入を漁っていたら出てきたんだ、よかったら使ってくれないか」
などと言って、渡すつもりだったのだが。
残念なことに誰もおらず、深野はドレスとカツラの入った紙袋を片手に
どうしようかと、途方にくれていたのだった。

昨日の夜、妻である美由紀に見つかった折に、別に捨ててもよかったのだ。
だがしかし、なんとなく。
なんとなく、このまま捨ててしまうというのももったいない気がした。
カツラは市販の物かもしれないが、ドレスの方はたしか生徒たちの自作だったはずだ。
ミシンや手縫いで夜なべしたり、文化祭の前の日など
生徒達は泊まり込みで、色々な道具や衣装などを作り
寝る間も惜しんで舞台稽古に励んでいたではないか。
そんな彼ら彼女らの努力の結晶を、おいそれと捨てたりするなど
厳しいが生徒思いの彼には出来ようはずもなく、それならばと
使ってくれそうな人のいるところに譲ろうと、今朝方学園へと持ってきたのである。
91 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:20:54 ID:sCuzvhWz
「・・・・・・・・・・よし」
このまま置いて帰ろう。
別に誰かに手渡さずとも構わないはずだ。
壁際の衣装掛けの中に、そっと置いておけばいい。
そう結論付けると、深野は紙袋からドレスを取り出し、余っているハンガーにそっと袖を通すと
衣装掛けのバーへとハンガーの首の部分を掛け・・・・そこで、止まった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
深田は思った。
ここに掛ければ、自分はもう二度と、この衣装を手にすることはないだろう。
別に、それはかまわない。
これから先、自分ではこんな物を着ることはないし、
なによりここに置いておけば、いつかは他の誰かが使ってくれる。
ゴミの日に出したり、自分の家の押入に眠らせておくことを考えれば
この方が作った生徒達の努力も、きっと報われるに違いない。
だからこそ、ここに置いて帰るのだ。
惜しくはないはずだ。
生徒達と共に舞台に上がった、思い出の品。
それを、再び誰かに使ってもらえるのだから。
しかしそうすると、もう二度と自分は、この衣装を手にすることはない・・・・

・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
こんな思考が彼の頭の中で堂々巡りを始め、ドレスを衣装掛けに置く最後の踏ん切りを
彼に付けさせないでいたのだった。
優柔不断という訳ではないのだが、ただなんとなく。
手放すのが惜しいわけではない。
もったいない、と思うこともないのだが・・・
だが、これでサヨウナラというのも、少々寂しい気もしないではない。
深野の中で、言い表しがたいような心の葛藤が展開される。

「・・・・・・・・よし」
考えることしばし。
それならば、と。
もう一度だけ、この衣装を着てみようではないか。
昨日の夜、この服が自分には死ぬほど似合わないことは鏡で見て、思い知っていた。
それをもう一度見れば、きっと手放す踏ん切りも付くだろう。
そう思い、深野はあのドレスを、もう一度来てみることにしたのだった。

――――――――――


再び、着てみた。
入り口のところにあった電気のスイッチを点け、鏡の前に立つ。
相変わらずというか、なんというか。
全然似合わない。
いや、似合っても逆に困るのだが。
まあとにかく、これで着納め。
最後に何か、ポーズでも取ってみようかと思い、しばし考え
幾ばくかの逡巡の後、ちょっと前に流行った、胸の大きな女性二人が
自らの膨らみを寄せて上げて強調する、「だっちゅうの☆」という仕草を思い出す。
幸いなことに、このドレスの胸元は大きく開いていた。
おまけに背中のボタンが上から2つ分ほどが止まっていないため、かなりセクシーである。
昨日ちぎれ飛んだはずのボタンは、演劇部への寄贈ということで
妻である美由紀が直してくれた。
とにかくこれで最後なのだから
一丁やってみるかと、脇を閉めて、手で胸の肉をかき集め、寄せてみたところで
突然、背後の扉が勢い良く開いた。
92 名前: 水死体 ◆VbCFpoV.fE [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 07:21:51 ID:sCuzvhWz
ガラガラガラララ・・・!
続いて聞こえてきたのは、複数の人間の声。
しかもこの声の主たちは、深野のよく知るものだった。

「だけどこれがドリフなら、カフェテラスにいた人間全員での
 ケーキぶつけ合いに発展して・・・」
笑いながら扉を開けて入ってきたのは、言わずと知れた天文部の部員たち。
電気がついていたので、誰か部室にいるのだろうと、ドヤドヤと入ってきた。
しかし彼らはそこで、この世のものとは思えないような光景を目の当たりにすることになった。
厳格な生活指導の教師である、深野のドレス姿。
しかもポージング付き。
ピンクのフリルがなんともキュートで、大きく開いた背中と
スカートの裾下から覗く、スネ毛がとてもプリティだった。
まさに悪夢である。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
悪夢だと思ったのは、それは見られた深野とて同じこと。
扉が開いた瞬間、ビクッ!!と肩を震わせ
何もできず、どうしてよいのやらもわからずに、昨夜と同じようにその場に固まってしまっていた。
空気が、白かった。
「・・・・・・・・・・・・深野、せんせい・・・・・?」
恐る恐る、この気まずい沈黙を破ったのは、長いポニーテールがチャームポイントな天ヶ崎美琴であった。
しかし美琴は、その一言きり、二の句を次げずにいた。
その場にいた全員が動けず、言葉も紡げず、ただただ気まずい空気が
白色灯の光で満たされた演劇部の部室を支配した。

「・・・・・・ぁ・・・・ぁぅ・・・」
そして、次に沈黙を破ったのは、小柄で植物の世話が大好きな少女・橘ちひろであった。
「・・・・・そ、んな・・・・深野先生って・・・・深野先生って、厳しいけど・・・こんな人じゃないって」
信じてたのに〜〜〜〜〜〜〜っ!・・・・・・
力一杯逃げ去るちひろ。
言葉の最後は、廊下の遥か向こうの方から聞こえてきた。
脱兎のごとく去り行く彼女の瞳の端からは、煌く何かが零れ落ちたようにも見えた。
ちひろの叫びが凍り付いた時の沈黙をうち破ったのか
続いて隣にいた保奈美が、フゥっと意識を失い、その場に崩れ落ちた。
あまりに刺激が強すぎたためか、脳の認識力が耐えられなくなり
意識という名のブレーカーを落としたのだった。
直樹は倒れた保奈美をあわてて支え、弘司はあんぐりと口を開けたまま。
美琴はあまりの光景に、口から白い靄のようなものが出かかっていた。
それが彼女の魂だとすると、早く戻さないとマズいかもしれない。
バサリ・・・
やがて、何か軽い物が落ちる音がした。
茉莉が手に持っていた、スカートの破れたウェイトレス服が落ちたのだ。
その修復待ちの服は、落ちた拍子に部室の入り口脇に置いてあった
小道具を入れてある箱にかぶさり、山盛りで積んであった何やらよくわからない道具たちが
ガラガラと音を立てて崩れた。
同時に、深野が今まで積み上げてきた教師としての威厳や信頼も、ガラガラと音を立てて崩れたような気がした。
昨日に引き続き、彼の人生はまたもや終わりを告げたのだった。

おしまい

ちょっと前に某お方から名指しでお呼びが掛かったので書いてみたのですが
オーガストのオの字も理解していない私だと、この程度のSSしか・・・・
お目汚しで申し訳ありませんでしたm(_ _)m
93 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 13:27:05 ID:12ewcA6X
遂に水死体氏キタ━━( ● ´ ー ` ) ゜皿 ゜) `.∀´) ^◇^) ´ Д `) ^▽^)0^〜^) ‘д‘) ´D`)
エロは無いにしても発想が面白いですw
ま、まさかフカセンとは……。
94 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/07(火) 20:59:05 ID:Kn4N/YhI
水死体さんGJ!

>ちょっと前に某お方から名指しでお呼びが掛かったので書いてみたのですが

お呼びだてして申し訳ない。
他スレで活動中との事ですが頑張って下さい。
95 名前: 54(仮) [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:16:24 ID:VeryvCAr
>85
やはり突っ込まれた…流石に無理があったか。

>水死体さん
お疲れ様でした。面白かったです。フカセンはネタにしやすいのだろうか…

ではこちらも新作投下させてもらいます。
注)一応三章立ての予定です。一章はH無しですので。二章は近日中に。
96 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:17:00 ID:VeryvCAr
 物見の丘公園のモニュメントから飛び出して、月に着いて半日が経った。
フィーナは前女王セフィリアの名誉回復と、地球との積極的交流を国王に提案。
最後に俺と一緒に月国王ライオネスに二人の関係を報告した……。

今は夜時間。だが今日あったこと、そしてこれからのことを考えると眠れない。
月に居るという環境の変化も少なからず興奮している要因かも知れない。

すると部屋のドアをノックする音がした。
「はい?」
「あ、達哉……まだ起きていたのね」
「フィーナ」
ドアを開けてフィーナを迎い入れた。二人でソファーに腰を掛ける。

「どうしたんだ?」
「達哉がどうしているのか、気になって……
 ふふっ、やっぱり眠れないみたいね」
「うん、ここまで来るのにいろいろあったし……」
ここまで辿りつくために世話になった人たちの顔が頭に浮かぶ。
「達哉……」
「あ、あれ、おかしいな。何で涙なんかが」
「……」
無言でフィーナが俺を抱き寄せた。ふわっと柔らかなフィーナの匂いがして、心が安らぐ。
それと同時に張りつめていた緊張の糸が解け、ダムが決壊したように泣きじゃくった。


「……ごめん。もう落ち着いたよ、ありがとう」
「いいのよ。お互い支えあってこそのパートナーでしょう」
「ああ、そうだな」
「うふふっ、さあ疲れたでしょう。眠るまで付いていてあげるから安心して」
「そ、そこまでしなくても」
「私がしたいからするの」
「わ、わかった……」
「よろしい」

「ねえフィーナ」
「どうしたの?」
「明日さ、無人地区って所へ連れて行ってくれないかな」
「……お義父様のところね」
「うん。墓参りって訳じゃないけど、見ておきたいんだ……親父の最後の仕事場を」
「ええ、手配しておくわ」
「ありがとう。おやすみなさい……」
「おやすみ、達哉」
フィーナと話すことで気持ちが落ち着いてようやく眠りに就くことができた。
97 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:17:30 ID:VeryvCAr
 翌日、朝食を食べてすぐに無人地区へ行けることになり、早速フィーナと出かけた。

「ここが……」
車で移動して数十分、遺跡と思わしき場所へ到着した。
「なるほど、満弦ヶ崎の遺跡よりは形が残ってるんだな」
「そうね。無重力地区への許可は得られなかったから、今回はここで我慢して」
「ここまで来れただけでも十分だよ。ありがとう」
「さあ、お義父様の足跡を辿ってみましょう」
月の荒野を二人で歩く。色々な建造物などを見ては働く親父の姿を思い浮かべる。

ふと、目の前に立ち入り禁止と区切られたところまで到達した。
「達哉、ここから先はダメよ」
「わかってる……」
この先で親父は──
目を閉じてしばらく黙祷。フィーナもそれに倣った。

「ではそろそろ戻りましょうか」
「うん。……あれ?」
少し歩いた所に他の建造物より異彩を放っている一つの建物に惹かれた。
「どうしたの?達哉」
「ちょっと、最後にココ見て行っていいかな」
「いいけど……気をつけて」
「ああ、わかってる」
そう言った矢先、地面がひび割れて逃げ出す間もなく崩れ出した!
「きゃあああああっ!!」
「うわぁっ、フィーナっ!!!」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ…………ズズーンッ……

「ーーーッ……フィーナ、大丈夫か?」
「達哉……よかった、何とか……無事みたいね」
すぐにお互いの姿を確認して安心する。幸い特に怪我はしていなかった。
しかし部屋一階分は落下したようで、緊急用の携帯の電波も届いていない。そして暗くてよく見えない。
広い室内を見渡してみても脱出経路は見当たらず、あるのは何かよくわからない埃だらけの塊。
「これは一体何かしら?」
「さあな、過去の遺産には間違いないんだろうけど」
ロストテクノロジーという言葉がパッと頭に浮かんだ。
これもきっと何かの"装置"なのではないか、そんな予感がした。

「達哉、こっちへ来てみて」
何とか脱出できないかと部屋を探索しているところでフィーナから声が掛かった。
呼ばれた方へ行ってみると大きなガラス管のようなものがあった。
「これは……なんだろう」
「さあ?私も見つけただけだから……でも形は綺麗に残っているでしょ」
「うん。これも何かの装置の一部だったりしてな」
さっき思ったことを口にしながら、丁度いい高さになっている箇所に腰を掛けた。
ピッ
「え?」
そのとき電子音のようなものが聞こえたような気がした。
「た、達哉!」
振り返るとガラス管の中にいたフィーナとその装置が淡い光を放っている。
「こっ、これは一体?」
「もしかして……」
何かが起こる。そう確信した俺はフィーナのいるガラス管の元へ急いだ。
「達哉、早く!」
徐々に光り方が強くなっていき、さらに部屋全体が唸っているようだった。
「くっ!!」
フィーナが光の中へ吸い込まれる瞬間、俺はガラス管の中へ飛び込み、
差し伸べるフィーナの手をしっかりと掴んだ。

そして 光 が 弾 け た ────
98 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:20:00 ID:VeryvCAr
 カラーン、カラーン……
夏の終わり。少し冷たくなってきた風が屋上に吹きすさむ。
昼下がりの心地よい陽射しの中で更に深い眠りへと……
「こらーっ!いつまで寝てるつもり?もう授業が始まるわよ、久住君!」
「むぅ……委員長か」
「ほらほら、早く起きて起きて!もう昼休みは終わったんだから」
「んー、あと5分」
「私は藤枝さんみたいに甘やかさないわよ……」
キリキリと鈍い音がすると思って見たら弓矢を構える委員長の姿が。
わざわざここまで持ってきたのか?ともかくそんなものを見たら眠気も吹き飛んだ。
「ふーっ危うく委員長に射られるところだった」
「まったく手間がかかるんだから」
ベンチから立ち上がって伸びをする。空は青く高い、今日もいい天気だ。

「さ、のんびりしてないでさっさと……」
「どうした?」
動きを止め息を飲む委員長の視線の先を辿る。遥か上空の彼方。
「あ」
これで何度目だろうか、空から人が降ってきた。それも二人、俺の頭上を目がけて──

「うわああああああああああああああああーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…………ドスン!
「ごふっ」
「がはっ」
「きゃっ」
「……な、一体何が??と、とりあえず先生呼ばなきゃ!」

しばらくして野乃原先生が到着。落ちてきた二人と気絶した久住直樹は保健室へ運ばれた。

「もー、こういう時に限って仁科先生がいないなんて」
「お、お疲れ様でした……それにしても」
「はい……これはどう見てもお姫様ですね」
「……っ、うーん……」
「あっ、先生、意識が戻ったみたですよ」
「大丈夫ですか?」
「……ここは……どこでしょう」
目が覚めるとそこは見慣れない寝室のような場所。気絶して寝かされていたようだ。

「ここは蓮美台学園ですよ。何ていうか、空から降ってきたところを助けました。
 それで、あなたは一体どちら様ですか……?」
「私の名はフィーナ・ファム・アーシュライト。
 この度は保護していただき誠にありがとうございます」
「フィーナさん、ですね。失礼ですが、どこか遠くの国からいらっしゃったのですか?」
「はい、私は月王国から……」
そう言った途端、二人の女性は顔を見合わせて目を丸くしている。
私もどうしていいのかわからず言葉が続かなかった。
窓の外を見ると青空が広がっている……ここが地球であることは確かだ。
しかし何故また地球に戻ってしまったのか、フィーナの頭の中に疑問が残った。
99 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:21:00 ID:VeryvCAr
「あ、あのっ……」
「すいません、ちょっといいですか?」
フィーナの言葉を遮って背の小さな子が話しかけてきた。
「あなたたちはもしかして、時空転移装置で……?」
時空転移装置。初めて聞いた名前ではあるが、ピンとくるものがあった。
ロストテクノロジーの一部、すなわち私たちが使った装置ではないかと。
できるだけ具体的にその時のことを話してみると、小さな子はうんうんと頷き続ける。
どうやら理解してもらえているらしい。もう一人の女性は二人はこの話に唖然としていた。

「話は大体理解しました。今から100年後よりもっと未来の世界で装置を見つけて、
 動かしてしまったらここへ飛ばされてしまったと」
「ええ、ご理解頂けて幸いです」
「これはまた困りましたねー」
「というと?」
「時間と場所の座標がわからなければこちらからあなたの居た時代へ飛ばすことができないんです」
「それは……帰れない、ということでしょうか」
「現状、はっきり言ってしまえば……何とか時間軸さえわかればいいのですが。
 それでも調整してみて上手くいくとは限りませんが」
そう言われても元居た世界では"西暦"という表現は既にされていなかった。
聞けばこの地球にはまだ地球連邦政府が成立していないという。
手がかりはゼロに等しかった。室内に沈黙が流れる……

「先生っ、久住君が……!」
「どうしたんですか?」
その時、カーテンの向こうにいた白いヘアバンドの女性がこちらを呼んだ。
私も一緒にその病床を覗く。二つのベッドには達哉ともう一人男性が眠っていた。
すると達哉ではない方の男性がゆっくりと目を開けた。
「大丈夫ですか、久住君」
小さな子が話しかける。
そして見守る私達三人の顔を順に見ていく……
「……フィーナ」
「えっ?」
知らない男性の口から名前が呼ばれて驚く。また二人の女性も動揺していた。
「どうして私の名前を……」
「何言ってるんだよフィーナ、記憶でも失くしてしまったのか?」
目の前で私の名を呼ぶのは見知らぬ男性。達哉は横のベッドで眠っている。

「久住君、大丈夫?まだ寝ぼけてるんじゃない?」
ヘアバンドの女性が話しかける。しかし彼は予想だにしないことを言った。
「久住……?誰のこと?」
「え、では私の名前はわかりますか?」
「いや、はじめまして……ですよね」
「では、あなたの名前は?」
「俺の名前は朝霧達哉ですけど」
「「!!?ッ」」
「達哉……本当に達哉なの?」
「フィーナ、変な冗談はやめろよ。どこからどう見たって俺は……あれ?」
場の空気が固まった。誰もがこの現状を理解できないでいる。
100 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:22:00 ID:VeryvCAr
しばらく四人で話し合って状況を整理し直す。
遥か未来の時空転移装置から飛ばされてやってきた達哉とフィーナ。
その時のアクシデントで達哉と直樹の身体が入れ替わってしまった。

「それで、どちらの問題も元に戻す方法がわからない……ってことね」
「困ったわ……これからどうなってしまうのかしら」
「とりあえず時空転移の件に関しては私が何とかしてみます」
「えっ……こんな子供が?」
「むー、私は子供ではありません!これでも時空転移装置の開発者なんですからね」
「そ、それは失礼しました」
まさか年上だとは思わず急いで頭を下げる。
「申し遅れました、私は野乃原結です。そしてこちらは3年生の秋山文緒さんです」
「よろしくおねがいします。一応私が第一発見者なので」
「こちらこそ、よろしくおねがいします」

カラーン カラーン カラーン……
改めて互いの自己紹介をしたところで鐘の音が鳴った。
「あっ、もう下校時刻!先生、ホームルームどうしましょう?」
「そうですね、では私達は一度教室の方へ行ってきますから、少し待ってて下さいね」
そう言い残して二人は保健室を後にした。

「どうやらここは学校みたいだな」
「ええ。それに親切な方々でよかったわ」
しんと静まった室内を見渡す。カテリナ学院と大差ないどこにでもある普通の保健室。
「フィーナ、どうしたんだ?さっきから顔が赤いぞ」
「っ?そ、それは……」
ちらりとフィーナは病床の方を見る。そこには達哉の身体。
そうか、中身は達哉でも話しているのは別人というわけか。当然声も久住直樹のものだ。
安心させようとフィーナの体を抱き寄せる。
「た、達哉……」
「大丈夫、俺はここにいる」
「そうね。抱き方は達哉そのものだわ」
「え、そんな癖出てるか?」
「ふふっ、私達は何度身体を交えた間柄かわかっていて?」
「フィーナ……」
「達哉……」
ゆっくりと目を閉じて、自然とお互いの唇の距離が近づいていく。そして──

「なおくんっ!」
「!!??」
バンッと勢いよく保健室のドアが放たれる。そこには涙目になっている一人の女の子。
達哉とフィーナが0距離になろうというところ三人は目が合い、硬直した。
遅れてさっきの二人がやってくる音がして、慌ててフィーナが姿勢を正す。
呆然とする女の子に急いでこの状況を説明すると何とか理解してくれた。

「失礼しました。私は、なおくんの幼馴染みの藤枝保奈美です」
「あ、どうも。久住君の体を訳あって借りてる朝霧達哉です……」
この体の主の彼女なのだろうか、挨拶をしただけなのにドキリと胸が高鳴った。
もちろん理由はそれだけでないことはわかっていた。
長い髪、バランスのとれたプロポーション、そして安らぐ雰囲気と声。
思わず見惚れていると、横から鋭い視線が突き刺さり慌てて目をそらす。
「ここにずっと居るのもなんですからちょっと場所を飼えましょう」
先生の一言で時計塔の方へ移動することになった。
人がまばらになってきたところで眠ったままの自分の体を運び出す。
それにしても自分の体を背負うというのは何ともいえない不思議な感じである。
101 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:23:00 ID:VeryvCAr
「あ、久住先輩?」
移動途中、鉢植えを持った小柄な女生徒から声がかけられ、こっちに向かってきた。
「橘さんこんにちは。どうしましたか?」
代わって先生が話しかける。
「えっと、仁科先生の研究室に用があって」
「そうですか、折角ですので一緒に行きましょう」
少女の名前は橘ちひろ。この学園の2年生で、園芸部だそうだ。
なんでも久住君とは部の手伝いで世話になったとか……。
現在の事情を話すと神妙な顔をしながらも納得してくれた。
そうしているうちに時計塔に着いた。裏口から入って理事長室を通り螺旋階段を降りていく。
すると保健室より少し小さな研究室のような場所へ降り立った。

「そこのベッドに下ろしましょう」
みんなで達哉の体をベッドへ運ぶ。やっぱり変な気分だ。
「仁科先生、ここにもいませんね」
鉢を置いた橘さんがぽつりと言った。
「うーん、理事長とどこか出かけているのかも知れませんね。
 とりあえず上へ行きましょうか」

そして今度は螺旋階段を昇っていく。少し距離の感覚がわからなくなりかけたところでようやく扉が。
その先にある光景にフィーナと二人で一瞬言葉を失った。
「こっ、これは……!」
「はい。時空転移装置です」
小さな先生がコンソールの方へ歩いていく。
「似ているわ。あそこにあったものと……」
暗闇の中で見たガラス管のそれとそっくりなものが目の前にあった。
「間違いない。俺たちはこれを使ってここに着たんだ」
ゆっくりと部屋全体を見回していく。確かに部屋の広さもこれくらいだったはず。
埃でよく見えなかったけど、その他の装置の形も似ている気がした。
「ここでは基本的に100年後の未来とだけ通信をしています。
 他の時空への転移は危険ですので……特に未来の未来はどうなっているかわかりませんし」
先生の仰る通り。ここから100年後がまだ平和だとしても、月と戦争していた時代もある。
またここで皆黙り込んでしまう。

すると、大画面が急に光り出した。何か通信があったらしい。
「どうしたんですか?」
「あれ、おかしいですねー。定期実験の時間ではないし、そんな知らせもな……
 な、なんでしょう……この信号は一体……?!」
「せ、先生っ?」
皆で先生の元へ駆け寄る。
「こっ、これは全く未知の世界からの通信?でもそんな……どうして」
大画面には謎の文字列が次々に流し出され、先生はそれに対応すべく物凄いスピードでキーを打つ。
しばらくして画面に砂嵐が走った。そしてそこに映し出されたのは──
「「リース!!」」
思わずフィーナと二人でその名を大声で呼んだ。
「ぽかーん……」
何が起こっているのか驚いている先生。すると画面上のリースが喋りだした。
「二人とも無事……?これは誰?」
「リース、こちらは姿こそ違えど中身は達哉なの」
「……よくわからない」
どうやらこの問題はリースの理解の範疇さえ超えているようだった。
「で、リースは今どこに?」
「二人の消えた遺跡。
 そこの装置を使って過去へ通信している」
「すごいな……そんな簡単に使いこなせるものなのか?」
「うん」
小さな先生、小さなリース。ふと見比べると何故かおかしくて笑ってしまう。
そして二人は不機嫌そうにこちらを睨んだ。。
102 名前: プリンセス スクランブル 第一章〜絶望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 00:24:00 ID:VeryvCAr
「リース、今そちらはどうなっているの?」
「いなくなったことは教団から王にだけ事が伝わってる」
「流石に手が早いわね」
「……もしかして俺たちのこと監視してたとか?」
「そう」
どうやら無人地区に入って以後の行動を姿を消して共にしていたらしい。
「落ちた時に少し気絶してた」
「その間に私たちが転移してしまったのね」
「そういうこと。私のミス」
「いや、これは俺の失態だよ」
「ともかく、これで私たちはそっちへ戻ることができるのかしら」
フィーナが話を本題へ戻す。
「一応。でもそっちと調整が必要」
リースが先生の方を見る。
「こっちの装置のほうが技術的に進歩している。
 今のままでまたうまく互換する可能性は低い」
「時空転移装置を改良しろっていうことですか?」
「そう」
「でもそんなこと……」
「私の言うとおりにすればいい」
「わ、わかりました」
「それで、その準備にはどれくらいかかるんだ?」
「早くて丸1日」
「はぅ……不眠不休ですか」
「すいません、私たちのために」
「いえいえ、困っている人は放っておけません!任せてください」
「ありがとうございます」
先生が胸を張って答えてくれる。

邪魔にならないようにと、五人で時計塔を後にした。
「それじゃあ、私たちは久住君を何とか戻す方法を考えましょ」
「そうだね……なおくんの体を元に戻す事が先決だよね」
「先輩、頑張りましょうね……フィーナさんも」
「ええ、皆で力を合わせましょう」
「よーし、ここは一発……」
「あ、秋山さん?」
「秋山先輩……一体何を?」
「え?いいから早く円陣組んで。弓道部伝統の気合いの入れ方なの」
「まぁ、面白そうね。さ、達哉も」
「お、おう……」

一同、円になってその中央に手を乗せ合わせる。
「「「「愛と、勇気は、絶対に勝ーーーーつ!!!!」」」」

これ……ゲーム違う、と心の中で同時に叫んだ。




第二章 希望編(仮)へ続く
103 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 06:54:38 ID:QQ1BOXtn
乙〜
絶望編って書いてあるから陵辱ものかと思ったww
104 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 10:49:09 ID:HexawdW6
ゲ ー ム 化 決 定

いや冗談じゃ無しにそう思いますた。八月やってくれ頼むから!!
105 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 12:43:03 ID:4B76Sb0J
ものすごく続きが楽しみだな〜

106 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 19:11:43 ID:tzFPHj5G
はにはにとの融合とは・・・!
>>103と同じく陵辱ものかと思ってドキドキした私は人間失格です。
107 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 22:48:57 ID:weiX4XPm
GJ!
108 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/08(水) 23:37:22 ID:zei3LCBW
いやこれいずれ出るであろうAFB2に入っても違和感なさげだわ。
109 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/09(木) 00:25:11 ID:7Uw8elix
面白いです。笑いどころとかしっかりおさえていて。
110 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/09(木) 14:19:27 ID:NCkhrrEQ
>>92
見たいような見たくないような・・・・・・・・・・・・・・?
111 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/09(木) 16:03:42 ID:noZqUzhv
達哉ボディの直樹は最後まで寝っぱなしだったりしてw
112 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/09(木) 20:56:09 ID:J9pIHKX7
「久住ぃ、早くぅ〜〜」
「久住君………お願いします」
寝室の大型ベッドの上で開脚して直樹を待つ恭子と結。
三人とも既に全裸だ。
玲はシャワーを浴びに行っている。
直樹は先ず、恭子に飛びついた。
その豊満な胸にかぶりつく。
チュウチュウペロペロ
顔を押しつけ柔らかい弾力を楽しみつつ口内で乳首を弄ぶ。
直樹は膨張した股間を肢体に押しつけ打ちつける。
「久住、上手ね………はぁっ」
直樹の背中に手を回していた恭子は襲いかかってきた快感を更に感じようと直樹を抱きしめ密着面積を増やしていく。
直樹は両手で左右の胸を揉みながら恭子の首筋に次々とキスマークを付けていく。
指の間から頭を出している乳首は凝り固まっており、直樹の唾液がこれでもかと言わんばかりにトッピングされている。
恭子の抱きしめる力が弱くなったのを見計らったかのように直樹はスルッと腕から抜ける。
そのまま腰を下げて恭子の胸元から腹部にかけてを舌で綴っていく。
スリムなままでその腹部は全く贅肉がない。
「いつかここに久住の赤ちゃんが出来るかもね」
いつものからかい口調でいう。
這わせていた舌をしまい直樹が行った。
「妊婦以前に先生の母親姿ってのが想像できません」
「それは全てあんたの甲斐性次第よ」
直樹は一気に舌をヘソに突き入れ、その内側をじっくりねっとりと嘗め回す。
「く、久住、だ、だめぇっ」
あまりの快感に恐怖を覚えた恭子は直樹の舌から逃れようと体を反らすが、直樹は彼女の腹部を捕まえて離さない。
恭子は快感の余り顔が紅潮しきって涙も流れている。
「く、久住ぃぃぃぃっっっ!!!!!」
恭子の体が一瞬しなったかと思うとガクっと事切れたようにグッタリとする。
「もう、もう駄目………はぁ、はぁ、はぁ………」
そんな恭子を尻目に直樹の視線は結に移る。
「く、久住君、そ、その、よ、よろしくお願いします!!!!」
変に緊張している結。
肩で息をしている恭子の隣で温和しく横になっていた結。
直樹は結を持ち上げお姫様だっこで恭子の足下に移動する。
「あ、あの、今度は服を着ている時にしてください」
笑顔で応えると直樹はベッドに胡座をかく。
ペタ
直樹はそのまま結を抱きしめキスをする。
先程とは違いお互いが求め合うキス。
タイミングが分からず息が出来ない結。
「ぷはぁっ」
無理矢理かなと思いつつも引き離すように直樹と離れる。
すると直樹はこの間隙を利用して結の僅かな膨らみに密着し、その先端を啄み始めた。
ペロ
「ひゃんっ!!!!」
直樹の腕の中で結が跳ねる。
直樹は楽しくなり、次々と左右の乳首を交互に攻める。
113 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/09(木) 20:57:32 ID:J9pIHKX7
どれだけそれをくり返したのだろう。
結は直樹の腕の中でグッタリしていた。

ボンヤリとしている結。
だが突然股間を熱い吐息が襲う。
ハッとし、現状を把握する。
なんと直樹が結の腰を掴んで彼女の股間が目の前に来るように持ち上げていたのだ。
「く、久住君、あっ、あっ、あああぁぁぁぁぁっっっ」
直樹はそのまま結の縦スジに舌を侵入させるのだった。

続く
114 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/09(木) 21:00:06 ID:J9pIHKX7
この話の落としどころを考えていたら、ハーレムエンドになりそうな………
今現在の状況でも十分ハーレムなのに………
書いていて激しく羨ましい……… ort
115 名前: プリンセス スクランブル 第二章〜希望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 18:50:00 ID:/olbCCzU
 蓮美台学園を出て、直樹(中身達哉)、フィーナ、保奈美、文緒、ちひろの五人は蓮華寮へと向かった。
蓮華寮・委員長の部屋──
「さて、時間もあまりない事だし、これからどうするのかどんどん案出していってね」
「秋山先輩……よかったんですか?久住先輩を女子の部屋に連れ込んでしまって」
「うっ……い、いいの。今回だけは寮長権限で特例とします!」
「あ、ありがとう、秋山さん」
「……何か久住君からそう呼ばれると違和感あるわ」
「なおくんでいるうちはなおくんになりきってた方がいいんじゃないかな」
「それもそうだな……」
「頑張って、達哉」
「フィーナさんも、今は久住君の名前で統一したら?」
「そ、そうね、なるべく意識してみるわ……」
「二人とも、頑張ってください」

「そうだ、みんなお腹空いてない?」
保奈美がカバンの中から何か包みを取り出した。
「これは……スイートポテトじゃない、藤枝さんが?」
「うん。料理部のみんなで食べるつもりだったんだけど、よかったらどうぞ」
「まぁ、手作りなの?素晴しいわ」
「美味しそうです、さすが藤枝先輩」
「それじゃ私お茶淹れるわね」
「ありがとう、保奈美……それに、委員長も」
何とか呼び方だけでも慣れようと合わせて口にしてみる。

「まぁ、美味しい!これは初めて食べる味だわ」
「そっか、フィーナはスイートポテト初めてだっけ」
「本当に美味しいです」
「……焼き芋よりおいしいかも」
「満弦ヶ崎でもこんなの売ってないよ」
「みんな褒めすぎ……さ、どんどん食べて」
「料理部と言っていたけど、保奈美さんは料理が得意なのね。羨ましいわ」
「得意というか、ほとんど好きで作っているんですけどね……。
 食べてもらう人のことを考えながら……ちょっと恥ずかしいけど」
「もっと胸を張っていいことだと思うわ。自信を持って」
「そうだなあ、仁さん……いやミアより上手かな」
「まあ、達……直樹ったら」
「ミアというのは向こうにいるフィーナのお付のメイドさんでね……」
そのままお茶会と相成り、満弦ヶ崎や月のこと、蓮美台学園のことを互いに話し合った。
未来の話を三人はとても熱心に聴いてくれた。そしてこちらの学園の話も面白く聴かせてもらった。

「ん……っ」
「フィーナっ、どうした?具合でも悪いか?」
「いえ、ごめんなさい。ちょっと疲れてしまったみたいで……」
「結構話し込んじゃったわね。いいわ、私のベッド使って」
「でもそれは……」
「いいから、私のことは気にしないで。予備の布団もあるから」
「フィーナ。ここは素直に好意に甘えていいんじゃないか」
「わかったわ……それでは少し眠らせて頂きます」
「私も一度家に帰ろうかな、遅くなっちゃったし」
「そうですね、私も自分の部屋に戻ります」
「久住君はどうするつもり?」
「もう少しフィーナに付いていてやりたい……だめかな?」
「しょうがないわね、じゃあ寮の門限までなら許してあげるから」
「じゃ、私たちはこれで……」
「なおくん、また明日」

そう言って保奈美とちひろはそれぞれ帰っていった。
116 名前: プリンセス スクランブル 第二章〜希望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 18:51:00 ID:/olbCCzU
 部屋には俺と委員長、そして借りたパジャマに着替えて眠るフィーナ。
フィーナを起こさないように委員長といろいろ話を続けた。
「綺麗なお姫様ね、こんな人が治める国なら是非行ってみたいわ」
「はは、フィーナが聞いたら喜ぶよ」
「あ、ごめん。そろそろお風呂に行かないと」
「それじゃ俺は……」
「ううん、門限まではまだあるから一緒にいてあげて。
 寮のお風呂は早くしないと男子時間になっちゃうから」
「わかった、いってらっしゃい」
「……部屋物色しないでね」
「も、もちろん」
一言念を押した上で委員長は浴場へ出て行った。

部屋にはフィーナの安らかな寝息だけが聞こえる。
そうしているうちに俺の瞼もじわじわと重くなってきた。
意識が朦朧とする中で手頃な寝床を探す……

ガチャッ
あれから何十分経ったのだろうか、部屋のドアが開く音で目が覚めた。
「……久住君?どこに行ったのかしら」
委員長が俺を探す声がする。……俺を探す?はて俺は一体どこに──
体を起こそうとするも、狭くて壁にぶつかってしまう。ここはどこなんだ?
すると委員長の足音がこちらに近づいてきた。

そしてクローゼットの扉が開かれ、目が合った。
「……何してるの?」
「や、やあ、おはよう……」
何故か俺はクローゼットの中でもたれかかって眠っていたようだ。寝ぼけていたのか。
寝巻姿で眼鏡をかけた委員長は大きく目を見開いて大きく息を吸い込む。
そして大口をあけて今にも叫ぼうと──
「待っっ!」
それより先に何とか体を起こして委員長をこちらへ引っ張り口を塞いだ。
「んーーーー!!」
(だめだ、叫んだらフィーナを起こしてしまう!)
(わ、わかったから離して、息が……苦しいっ)
(あっ、ごめ……ちょっ、暴れたら……!)
ドサッ!
バランスを崩して二人クローゼットの中で倒れてしまった。
その拍子にクローゼットの扉がバチンと閉まる。

「ん……っ、何事……」
まずい、今の衝撃でフィーナが起きてしまった!?
俺と委員長は身動きできずにじっと堪えた。

「……。……すぅ」
「よかった、また眠ってくれたみたい」
「ああ……助かったな」
息を殺してひそひそとやりとりを繰り返す。
フィーナについては良かったのだが、この状況は如何ともしがたいものがあった。
自分の腕の中にはお風呂上りの委員長がいる。
倒れた拍子に向い合わせで抱きしめてしまったのだ。
「ちょ、ちょっと、いつまでこうしてるつもり?」
抜け出そうと委員長がもがく。その度にシャンプーの香りや湯上り独特の蒸気があがりくらくらしてしまう。
「ごめん、ち、力が入らない……」
「!!なっ、ヘンなトコに力入れないでよ!」
「え?あ……ごめんっ」
指摘されて初めて自分が勃起していることに気が付いた。
委員長の股の間でそれはもう元気にビンビンしている。
寝起きの生理現象にしてはいつもより硬くなってるような……。
117 名前: プリンセス スクランブル 第二章〜希望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 18:52:00 ID:/olbCCzU
「……ダメだ、収まらない」
「ほ、本気で言ってるの?ちょっとー」
「委員長、頼むっ」
「たっ頼まれてもそんな、困るってば……
 やだっ、何か私から生えてるみたいだし」
委員長が太腿を擦り合わせると挟まれたペニスも程よく擦られて気持ちがいい。
思わず自分から腰を動かしてしまった。
「ひっ!!」
「あんまり大きな声出すとまたフィーナが……」
「だ、だって……何で私がこんなっ」
「そんなのこの体の主に聞いてくれよ」
冗談のつもりで言った言葉に委員長は顔を赤らめている。
「?」
(そんな……久住君の体は私を求めてるってこと?まさか……)
委員長は何かぶつぶつ言っているようだがよく聞こえなかった。

その隙に手元に落ちていたタオルで委員長の両手首を頭上で縛る。
「でも久住君には……ハッ?えっ、何これ……むぐっ!」
更にハンカチで轡をして自由を奪ってから立たせてみた。
「……エロいな」
「ーーーー!!」
誰にこんなことされたと思ってるのという表情。
「反抗的な態度はいけないなぁ」
「んッ!?」
耳元にフッと息を吹きかけるとビクッと身をよじらせる。

「こうなってしまったのも委員長のせいだからね……」
スルスルと着ているものを脱がせていく。抵抗する素振りは無く顔を真っ赤にして耐えている。
Yシャツのボタンを外して肌蹴させ、下のスカートは完全に脱がせた。
「おっ、委員長もこういうの履くんだな」
「……っ」
しゃがんで縞パンの上から割れ目を愛撫する。段々と熱と湿り気を帯びてきた。
ふくらはぎあたりから上へと徐々になぞるように滑らせていく。
パンツに到達して恥丘をふにふにと指で押したり、裾を引っ張って食い込ませてみる。
次第に縦スジに沿って染みが出来始めた。
「委員長……こんなことで感じてるんだ」
「んんっ……はぁ……うっ……ふぅっ」
息が荒くなり大きく口を開けて喘ぐ委員長。だらしなく開いた口の端からは涎が流れ落ちる。

委員長の体が小刻みに震えている。パンツに手を掛けて膝のあたりまで下ろした。
無防備になった委員長のデルタを直に触れて生の感触を味わう。
薄めのヘアを撫でていると、ふと悪戯心が沸いてきた。
「ふぇっ……?っーー!!」
「大丈夫大丈夫、じっとしてて」
洗面所からカミソリとクリームを持ち出してきた。流石に察したか、委員長は抵抗しようとする。
しかしクリームを患部に塗りたぐってやると感じたのか大人しくなった。
そしてあっという間に委員長はパイパンに。彼女の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。

手首を縛ったタオルを解いてやり、机に手を付かせてお尻をつき出させる。
俺はズボンとパンツを脱いで既に我慢汁で濡れている肉棒を取りだした。
「ひょっほ、ははは……」(ちょっと、まさか)
「安心して……痛い思いはさせないから」
体が違うからといっても流石に将来の妻が横で眠っているところでの本番は気が引けてしまった。
そこでまた委員長の素股に肉棒をつきたてた。陰唇と密着させた太腿の間に激しく擦りつける。
割れ目からは暖かい愛液が溢れ潤滑油のように滑りをよくする。
委員長は声を出さないよう口を結んでいる。クチュクチュと擦れ合う音だけが静かな部屋に響く。
徐々に射精感が押し寄せて、腰に力を込めてスピードを上げる。
絶頂に昇りつめた瞬間に引き抜き、そして一気に顔へめがけて白濁液を撒き散らした。
118 名前: プリンセス スクランブル 第二章〜希望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 18:53:00 ID:/olbCCzU
後処理をしていると、寮の門限が近くなっていることに気付いた。
「あ、あとは私がやっておくから……」
「う、うん。ありが……いやごめん」
「やっといて謝らないでよ……いいから任せて」
「……その格好で寝るの?」
「まさか。ジャージに着替えるわ。用が無いなら早く出てって」
「じゃあフィーナに明日9時に学園へ来るように伝えておいてくれ」
「了解。それじゃあね」
半ば追い出されるように委員長の部屋を出た。
確かにあれ以上一緒にいても気まずかったかも知れない。
と、部屋を出て階段を降りようとする時に後ろから声がかかった。

「久住先輩、今から帰るんですか?」
「あ、えっと、ちひろちゃん……」
橘ちひろ。2年生、園芸部部長。確認。
「それじゃ、おやすみ」
「あっ、ちょっと待ってください」
彼女は寮の出口まで付いてきた。
「どうしたの?」
「えと……その、先輩、家までちゃんと帰れるかなって」
「そんな、自分の家くらい……あ」
よく考えたらここは見知らぬ土地。体が道を覚えているわけでもない。
途方に暮れる寸前で助け舟が出たということで渋垣家まで案内されることになった。

「秋山先輩とは今後のことを話されてたんですか?」
「え、ああ、うん。明日のこととかね」
まさかナニしてましたとは言えない。最後のやりとりだけは除いて喋る。
思い出してしまうとまた股間が反応しそうだった。
「そうだ、ねえちょっとコンビニ寄ろうよ。喉渇いちゃってさ」
「はい?いいですよ」
気を紛らわすためにコンビニへ。飲料水のコーナーへ行く。
満弦ヶ崎のものと多少デザインは違えど何が何なのかわからない程ではなかった。
無難に緑茶を選んでレジへ。ちひろちゃんはまだどれにするか迷っているようだ。
「店の外で待ってるね」
「す、すいませんっ!すぐ行きますから」
焦った様子で彼女はとっさに缶を選んでレジへ持っていった。

「すいません、お待たせしてしまって……」
「こっちこそ急がせちゃったみたいでごめんね」
二人夜道を歩きながら買ったものを飲む。
「こうしてると……何だかいけない事してるみたいです」
「ま、まあ夜遅いしね……」
いきなり意表を突かれたことを言われて胸がドキッとした。
確かに夜のデートは学生身分にはちょっと生意気かも知れない。
言った本人も顔を赤らめていた。

飲み終えたところで丁度通りがかった公園のゴミ箱へ捨てる。
ちひろちゃんは依然、顔を真っ赤にしたままちびちびと飲んでいる。
「おいしい?」
「はい……何だかふわふわします……」
ふわふわって一体どんな味なんだろうか。何を飲んでいるのか気になって缶を覗く。
そこには"アルコール度数5%"の文字が。
「ちひろちゃんっ、これチューハイだよ……」
「ふぇー?なんですかぁ?」
缶を取り上げてみたが、時既に遅し。中身はもう残り4分の1くらいになっていた。
すると缶が奪い返される。
「えっ?」
誰がくれてやるかと言わんばかりに残りを一気に飲み干すちひろ。
そして空き缶をゴミ箱に向かって投げた。 カラーン!
119 名前: プリンセス スクランブル 第二章〜希望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 18:54:00 ID:/olbCCzU
「よっしゃあ、ストラーイク!ねえ、ちゃんと今の見てた?」
「あ、うん……すごいね」
まるで人が変わったかのような口調、さらにはその声色まで変わっていた。
何ていうかレイ姉みたいな……レイ姉って何だ?なに言ってるんだ俺は。
ベンチに座って混乱している俺に彼女が摺り寄ってくる。
「せんぱぁい……好き」
「ぶッ!!」
酔った勢いだからといっていきなり告白されるとはストレートすぎる。
何とか落ち着かせようといろいろ思考をめぐらせる。
だがここであろうことかさっきの委員長との出来事を思い出してしまう。
悲しくも股間はそれに反応してしまった。
「んー、どうしたのかなぁ?ココこんなにおっきくしちゃって」
「え?バレ……ちょ、そんなのしかかったら危な、うわっ!」
「へ……きゃあっ!」
二人でベンチごと背後の草むらの中へ転がった。

「……っ、痛たた……あれ、俺は一体……」
倒れた拍子に頭でもぶつけたか、少し気を失っていたようだ。
「そうだ、ちひろちゃ──」
「んんー?はぁひぃ?」
「っわ!!」
大声を出しそうになった寸前で留まる。
驚くのも無理はない。何故なら彼女は俺の勃起したペニスにしゃぶりついているのだから。
「な、なにしてるのかな?」
「……、見てわからないかなぁ。フェラチオよ」
ちゅぽんっと口を離してさらりと言ってのける。
妖艶に微笑んだ上目遣いの視線にドキドキしてしまう。
「ちょっ、だめ……そんな、あぅっ!」
「んふふー、あんまひおおひなほえらひひゃらめよぉ」
しゃぶりながら喋るので動く唇や舌がペニスに絡みつく。
ちょっと前に一度抜いたばかりだというのに硬さは増していく一方。
それだけちひろの舌攻めが濃厚で刺激的だということ。

「ぷはぁ……センパイのおちんぽ、臭くていい味してるわぁ」
うっとりした表情で亀頭を見つめながら独り言のように呟くちひろ。
まさか委員長の匂いまで嗅ぎ取られないだろうかと何故か心配になった。
「や、やっぱりこんなのはよそう、ね……」
「どうしてですかぁ?ココはこんなに出たい出たいって言ってるのにぃ」
小さな指でクリクリと鈴口を突付いてくる。
「センパイが正直になるまで続けちゃうから、んちゅっ」
そう言ってまた亀頭にキスをする。柔らかな唇の感触が気持ちいい。
追い討ちをかけるかのように舌でカリ首を嘗め回してくる。
「うわっ、く……だ、だめ……」
「あははっ、イカせて下さいって言ったら最後までしてあげるわぁ」
いつの間にか女王様キャラに。しかし俺の股間は痺れてもういつでもイけそうだった。

「ほらほらぁ、我慢してても辛いだけよ」
今度はジラすようにフーッと息を吹きかけられる。
「お、おねがいします……イカせて下さい……」
あっさり観念して最後の一撃をちひろに懇願した。
それを聞いてちひろは満足そうに笑みを浮かべてまたペニスにしゃぶりつく。
頭を激しく振りながら思い切り口内で吸引されて一気に昇りつめる。
「ちひろちゃ……あ、うっ!!」
「!!ッ、んぐっ、んんん……、……っ、ぷぁ」
最後は彼女の頭を押さえつけて思い切り口内射精。
ちひろはそれを喉を鳴らして飲み込んでいく。
「……まずぅい」
率直な感想を述べるとちひろはカクンと倒れてしまった。
とりあえず俺はズボンを履いて彼女が目覚めるのを待った。
120 名前: プリンセス スクランブル 第二章〜希望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 18:55:00 ID:/olbCCzU
「……あれ、久住……先輩?私……」
「はい、ちひろちゃん。これ飲んで」
「あ、ありがとうございます……」
多くを語ることなくちひろに自販機で買ったコーヒー牛乳を手渡す。
それを飲むちひろの頭にはクエスチョンマークが浮かんでいる。
さっき買って飲んだのがお酒で、しばらくここで倒れていたと簡単に説明してあげた。
「そうだったんですか。どうりで記憶が……私、何かご迷惑を掛けませんでしたか?」
「ああ、うん。気にしないで、私は平気」
ふと数分前の出来事が甦るも即座にかき消す。
「それより先輩、早く帰らないと」
「そうだったな。でももう遅いしちひろちゃんも戻った方がいい。
 ここからもうすぐなんだろ?教えてくれればその通りに行くからさ」
「わかりました……そういうことなら」
ちひろはそれに納得して道を教えてくれた。もうあと歩いて5分くらいの距離らしい。
「それではおやすみなさい、久住先輩」
「おう、ちひろちゃんも気をつけて」
小走りに寮へと戻っていくちひろを見届けて俺は歩き出した。

「ここか、渋垣家は……」
しばらくしてようやく渋垣家へ到着。結局かなり遅くなってしまった。
頭の中を整理し直して門を開けて玄関を静かにくぐる。
「た、ただいまー……」
なるべく誰にも合わないよう直樹の部屋へ戻ろうとする。
「あら直樹君、おかえりなさい。遅かったのね」
「ひっ?!」
振り向くとそこにはパジャマ姿の女性が……これは叔母さん、確か英理さんだな。
保奈美に教わった家の事を思い出す。
「どうしたの?ヘンな声出しちゃって」
「いや、何でもないですよ」
「そう?まあいいわ。お風呂、直樹君が最後だから後はよろしくね」
「は、はい、おやすみなさい」
助かった、風呂が最後というのは都合がいい。朝霧家ではいつも自分は最後だったから。

英理さんが寝室へ戻ったことを確認して自分も二階へ上がった。
「ふぅ」
息をつきながら部屋のドアを開け、壁を探って明かりを付ける。
何ていうか……妙に女の子っぽい部屋だなぁ──
「ってここは!!」
部屋間違えた!?ベッドには女の子が寝息をたてている。
大急ぎで電気を消して何もなかったかのように静かに扉を閉めた。
心臓が物凄い勢いで音を立てている……あれは従妹の茉理ちゃんか。

今度こそ自分の部屋へ戻って電気もつけずにベッドへ倒れこんだ。
「あーびっくりした……」
息をついてもまだ心臓が爆音を立てている。落ち着くまで動く気になれない。
起こさずに済んだとはいえ何か悪いことをしてしまった気分になる。
麻衣の寝室に誤って入ったとしてもこんなに焦ったりはしたことはなかった。
やっぱりこういうのって育つ環境次第なのかな、と決着をつけて風呂へ向かった。

「ここで恒例の脱衣所チェーック!」
って何言ってるんだ!この体が勝手に言わせてるんだ、疲れてるんだと頭に言い聞かせる。

他人の体というのをあまり気にしないよう体を洗ってゆっくりと湯船へ浸かった。
ここ半日の出来事がぐるぐると思い出されていく。
……とても昨日は月に居たとはまるで思えない。
ともかく今は元の体に戻れることを考えよう。気を入れなおし風呂を上がる。
しかしいざ布団に入ると考える隙もなくすぐに眠りに落ちていった……。


第三章 欲望編(終)へ続く
121 名前: 54(仮) [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 19:00:37 ID:/olbCCzU
>にらればさん
乙です。先生ネタって難しそうなので避けがちになりそうなところを素晴しいです。
あと被せてしまってすいませんでした。何か投下せずにとっとくと不安になってくるもので。
122 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 21:11:16 ID:l9H4fOpq
いやいや。
書いたら即投下は私も同じです。
123 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/10(金) 22:11:00 ID:l9H4fOpq
そう言えば忘れてました。
GJ!!!!!!!!!!
124 名前: 54(仮) [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 00:01:09 ID:nynz2ZPT
すいません、不備が見つかりました…>>118の7行目は[8時に時計塔]と訂正して読んで下さい。
(土曜のつもりで書いてたけど一章で授業昼過ぎまでやってるのでおかしいですからねorz
朝9時じゃあ流石にもう授業始まってる時間だし。日曜なら問題なかったけど、途中で気付くとは…)
ということで失礼しました。
125 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 09:54:10 ID:pmVN77Mk
ちひろ豹変、中の人ネタちょとワロタ
126 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 18:29:43 ID:k/Ua2pok
GJでした!


柚香の声は飯塚真弓ではなく、柚木涼香がやるべきだと思います
なぜなら柚木涼香を略すと柚香になるから
127 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 19:45:39 ID:A/C5keSJ
以前、某橋田ドラマに出てた飯塚真弓の演技は酷かった………
因みにTOKIOの山口の彼女役だった。
その件に関して声優雑誌の編集長だか副編集長だかと激しく口論した。
その時、聞いた話では彼女には子役時代があったらしい。
128 名前: ◆5QXHO4/GJY [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 23:43:07 ID:cZvvvKLS
ネタが・・・・ネタがぁ!!
「a princess,which is」を彷彿とさせる・・・・!?(何

GJ!
129 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 23:54:39 ID:A/C5keSJ
結の秘裂に直樹の舌が割って入る。
その谷間を唾を纏った舌が濡らしていく。
いや、既に濡れていた。
トロトロと溢れるその水源を舌先が蹂躙する。
「く、久住君、だ、駄目です、あぅっ」
持ち上げられたままジタバタと足を動かす。
そうしているうちに直樹の舌は谷間の頂点で少し頭を隠している突起を舐め上げる。
「はうぅっ」
今までに感じたことのない痺れるような快感が全身を駆け抜け体が仰け反る。
持ち上げたままだと流石に疲れたのか直樹は結を逆肩車する。
その為、結の股間が直樹の口元にセットされ、結は落ちない様に直樹の頭を抱きしめると
直樹の口と秘裂が密着してしまった。
濡れている縦スジをキスするが如く激しく、強く吸う。
直樹の舌が縦スジを押し開く。
「はぅぁぁぁっっ」
直樹の舌が突起に突き当たり動きを止め舌先だけで停止地点を舐る。
「だ、だめです、きたなっあああぁぁぁぁっっっ、お、おしっこのぉっっ」
ギュッと直樹の頭をいっそう強く抱きしめる。
仰け反りながらガクガクと震える結。
震えが止まると意識が飛んでしまったのか直樹を抱きしめて離さなかった両腕の力が抜け後ろに倒れる。
「危ない!」
直樹は何とか結の落下を阻止する。
ビチャ
一瞬、結の体が痙攣したかと思うと目の前の花園から透明な液体が顔面に直撃した。
直樹の猛攻によってビショビショに濡れて完全に閉じることが出来なかった秘裂から勢いよく
ソレが数回にわたって飛び出し顔面に直撃する。
「ふふ、久住が上手だから潮まで噴いちゃって………」
先程まで気を失っていた恭子がいつの間にか気が付いて様子を見ていたようだ。
「しかし、処女二人を前戯だけで逝かせて、内一人は潮吹きまで………あんた本当にこの前までチェリーだったの?」
からかうというよりは疑問の色の強い質問を浴びせる恭子。
「し、心外ですよ………」
「でも、なんて言うの?男の子はソレ用の商品沢山あるじゃない………」
「はぁ………」
「本番を体感できる器具が有るなんて不公平よ。女なんてロストヴァージンまでビクビクしなきゃならないのに………」
言い終えると恭子は直樹に向かって開脚して自らその花園を開いて見せる。
「………ねぇ、そろそろしてよ………」
途端にしおらしくなる恭子。
肝心な花園は既に必要以上に潤っているようだ。
結の前に丹念に愛撫した成果はまだ生きていた。
「その前に一つお願いしていいですか」
直樹は恭子に漢のロマンの一つとも言うべきお願いを陳情することにした。

「ん、んん」
ボンヤリと結が目を覚ます。
暖かい………
直樹の胸の中なのだろうか?
股間がやけにムズムズする。
「結先生、おはようございます」
「えっ?」
直樹の声は正面からではなく後ろから聞こえた。
結が今重なっているのは恭子なのだ。
そして二人の恥丘は重なり合っている。
首を振って直樹を見る結。
直樹は旭日昇天の勢いを誇る巨塔を握って近付いてくる。
「恭子先生………結先生………いきますよ………」
直樹は自らの制止が利かない分身を共同作業の成果である袷貝の淵ににセットするのだった。
130 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/11(土) 23:55:20 ID:A/C5keSJ
続く
131 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/02/12(日) 23:33:09 ID:FUfUi4xh
そろそろageときますか
132 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/13(月) 18:57:52 ID:69eR/MhC
にらればさん機体age
133 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/14(火) 22:39:18 ID:bgANSmLQ
クル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
134 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/15(水) 01:24:22 ID:JC2TrCBa
密着した互いの秘貝。
結はその蒸れた股間が堪らなくなり腰を突き出す。
すると触れ合った上下の峡谷が左右に開き、クリトリスとクリトリスが擦れる。
「あぅっ」
力を失いゆっくりと恭子の上に崩れ落ちる。
そして二人の密着したままの開ききった割れ目に直樹が侵入する。
膣内と違って硬さはあるもののヌルヌルと気持ち良く、又、左右から包み込む二人の両ヒダは柔らかい。
「く、久住ぃ、いい」
「と、とても、あんっ」
肉棒が二人のクリトリスを擦り上げ、亀頭が秘貝を抜ける。
そして今度はゆっくりと引き戻す。
「あぁぁっっっ」
「あぁぁっっっ」
「あぁぁっっっ」
今度は直樹の喘ぎ声も重なる。
引き戻す際にカリ裏にクリトリスが引っ掛かったのだ。
たまらない快感だった。
引き戻した肉棒が一度引き抜かれる。
一度引き抜いてから挿入した方が気持ちいいのだ。
その肉棒は亀頭はもちろん、竿もベタベタに濡れている。
直樹はさらなる快感を求めて恭子の上に被さっている結の腰を尻を掴み恭子に押しつける。
結は無理に押しつけられ谷間が少し痛かったものの快感の方が勝り、それどころではない。
「ヒィ、ヒィィ、久住ぃぃぃっっ」
「久住君、はやっ、でも………」
「でも気持ちいいんでしょう?でも、こっちももう………」
果ててしまったが直樹はそのまま止まらなかった。
いや、止まれなかった。
経験が浅い直樹は若さもあいまってブレーキが掛からなかったのだ。
そしてそのまま抜かずの?二発目を放ってようやく動きが止まる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
三人とも息が切れて顔が赤い。
ズルリと肉棒を引き抜く。
すると二人の密着した上下の峡谷の隙間からザーメンがゆっくりと顔を出し、ドロリと垂れる。
量からすると結構出したみたいだ。
顔を紅潮させたままの恭子が言う。
「沢山出たわね………処女懐妊するかも………」
「いつか久住君の赤ちゃん、欲しいですね………」
結も恭子に続く。
「何だか一人でするより量が出るみたいで………」
照れ隠しのつもりで直樹が言った。
「でもいい加減、持ちませんよ………」
若いとはいえ何時もより沢山、三回も出している。
「多分、今日は後一人しか相手できそうにないです………」
「なーに言ってんのよ。精が付きそうな物、沢山食べたじゃない」
「でも、すぐには無理ですよ。でも明日の朝には元気一杯になって………沢山かわいがってくれますよねぇ、久住君」
上目遣いで直樹に期待の視線を送る結。
「大丈夫ですよ、二人とも!」

135 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/15(水) 01:25:11 ID:JC2TrCBa
いつの間にか寝室のドアに所にバスローブ姿の玲が立っていた。
「こんな事もあろうかと向こうからこんなものを送ってもらいました」
なにやら彼女の手には小さな箱が握られていた。
ソレを見た恭子と結の顔には笑顔が溢れている。
「あの、それって………」
まさかと思い恐る恐る直樹は聞いてみる。
「これはですね………」
ゴックン
唾を飲む直樹。
そして予感的中。
次の瞬間、儚い期待は露と消える。
「22世紀の媚薬ですよ」
ウットリとした目で直樹の股間に視線を注ぐ玲だった。

続く
136 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:30:00 ID:kPEvp9c8
「なおくん、起きて。朝だよ」
「うーん……」
「もう、早く起きないと……あ、そっか」
つい、いつもの調子で直樹を起こしにきた保奈美は昨日からの状況を思い出した。
現在、直樹の中にいる人格は朝霧達哉なのである。

「たっちゃん、朝ですよー」
「……うん?」
妙な呼ばれ方をした気がして目を覚ます。目の前には夏制服+エプロン姿の保奈美。
やっぱりこれは夢じゃなかったか……と溜め息混じりの大欠伸をする。
「よく眠れた?」
「まあ普通かな……ありがとう、起こし来てくれて」
「あっ……うん、こちらこそ」
お礼をされて何故か視線を外して顔を赤らめる保奈美。
きっとこうして礼を言われるのに慣れていなのだろう。

顔を洗ってリビングに行くと既に朝食の準備がされていた。
茉理や源三さん、英理さんの姿はない。
「これ、もしかして全部保奈美が?」
「そうだよ。おばさまには昨日事情を話しておいたから。
 あ、おじさま達は今日も仕事だからってもう出かけたよ」
聞けば昨晩遅くなることも伝えておいてくれたらしい。
どうりで問い詰められることもなかったわけだ。まったく気が利いている。
テーブルの上には基本的な和食が一式並ぶ。味噌汁を手にとって一口。
「うまい」
「よかった、それじゃいただきます」
麻衣や姉さん、ミアが作るのも勿論美味しいけど、それらを凌ぐ美味さだ。
同じ幼馴染みでもこうも違うものか、と菜月の顔を思い浮かべる。
「きゃあっ!!」
「ぐへぇ!?」
瞬間、顔面にしゃもじがヒットした。
「ごっ、ごめんね!後ろにゴキブリがいたから……」
「あぁー、なるほど」
スリッパを拝借して壁から叩き落す。ティッシュに包んでトイレへ。
しかしここでアレを自分が喰らうとは……菜月、怖ろしい子。

朝食を済ませ、保奈美が片付けている間に制服に着替えて学園へ行く準備。
なるべく人と接触しないようにと茉理が起きてくる前に早めの時間に出発。
今日は土曜日……半日とはいえ学園で久住直樹を演じなければならないのだ。
他の皆には休んでもいいと言われたが、それは申し訳ない気がして普通に登校すると宣言した。
保奈美曰く、授業中でも眠り続けてて構わないというが……。

まだ人が少ない通学路を保奈美と二人で歩いていく。
たまに横をちらっと見るとそれに気付いてにこっと微笑んでくれる。
「くすっ、どうしたの?さっきから落ち着かないみたいだけど」
「ああ、いや、何でもない」
文句なく可愛い。昨日初めて会った時も思ったけど、本当に魅力的な子だ。
同じ時代に生きていたならこんな子と……
キィィィィンッ──
「うぐっ!?」
「!なお……達哉くん?」
「だっ、大丈夫……ちょっと目眩がしただけさ」
「そう?ならいいけど、具合悪くなったらすぐ言ってね」
謎の頭痛で一瞬フラッとよろけそうになったのをすぐ側で保奈美が支えてくれた。
それにしても今のは何か嫌な痛みだった……まさか今度はフィーナの念?
これ以上浮わつかないようにしようと心に決め再び歩き出した。
137 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:31:00 ID:kPEvp9c8
一方、蓮華寮では──
チュン チュンチュン
「ん……」
朝。小鳥の囀りで目を覚ます。結構長い時間寝ていたように思える。
見知らぬ地で眠るということはもう身体が慣れてしまった。
しかし疲れていたとはいえ、少し眠りすぎたかも知れない。
早く達哉に会いたい、そう思って体を起こそうとする。が、体が重い。
風邪?別段熱っぽさはない……金縛り?完全に動けないわけではなかった。
「むにゅ……」
「ふ、文緒……」
いつの間にか一緒のベッドで寝ていたようだ。
だがいつまでもこうして抱き枕にされ続ける訳には……
「ふみゅ……」
「うっ」
抜け出そうと試みるも、襟元を掴んで足を絡められて離れてくれない。
「困ったわね」
いっそ一撃加えて気絶させようかと頭をよぎる。しかし恩を仇で返すような真似は……
「はむ」
「あうっ!!?」
いきなり耳を甘噛みされた。寝息がしているということは故意ではないと。

しかし文緒の攻撃(?)は止まらず、胸の上に置かれた左手がわしゃわしゃと動く。
「く……っ!」
このまま責め続けられしまっていてはスフィア王国第一王女の名が廃る。
反撃すべく文緒の胸へ腕を伸ばす。 しかし彼女の右手がそれを遮った。
この身のこなし……眠っているとはいえかなり腕の立つ人間でだ、そう認識する。
抵抗する隙もなく文緒はもぞもぞと体をずらしてうつ伏せで覆い被さってきた。
文緒の顔が乳房の中に埋まる。漏れる吐息が胸を熱くさせる。
「うっ、あ……んっ……ぅ」
何とかもがいてみても両脚の間にある彼女の脚が擦れてしまう。
すると脚を悟ったかのようにさらに摺り寄せてくる。そしてまた体勢を変えた。

「だ、だめ!こっ……これ以上は……!」
「んー、お姉ちゃんの言う……事聞きなさぁい……むにゃ」
顔が至近距離まできた。振り向けば唇を重ねてしまう、と必死に首を反らす。
このままでは……本当に…………何故か頭の奥がボーッと熱くなってくる。
「ちゅー……」
「ふみ……お……」
コンコン
「っ!!誰か来たわ!」
「ハッ?!」
ドアがノックされる音と同時に二人は飛び起きた。
「あ、はーい、誰ー?」
何もなかったかのように応対しに行く文緒。危うく過ちを犯してしまうところだった。
「あら橘さん、おはよう。どうしたの?」
「秋山先輩、まだいらしてたんですか。もう学園に行ったのかと……」
聞こえてきた話声に気付いて時計を見ると8時を指し示していた。
「きゃあぁっ!どうしよう、8時に時計塔って約束したのに!」
「そ、それは本当なの?急がなくては!」
二人して大慌てで支度を始める。
「すいません、私は先に行ってますね」
「そう……ね、、じゃあ、あと……は、私に任せ……てっと!」
話しながらもテキパキと身支度を整えていく文緒。やはりただ者ではない。
「そうだ、フィーナさん。これを」
「これは……制服?」
「ええ、流石にドレスのまま行くのは目立っちゃうから、学園着くまではこれで我慢してね」
「わかったわ、ありがとう」
手渡された蓮美台学園の夏服に着替える。カテリナ学院のものより少しヒラヒラした感じ。
「それじゃあ行くわよ!」
胸や腰周りが少しキツいことは口にせず、荷物をまとめて寮を飛び出した。
138 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:32:00 ID:kPEvp9c8
時刻は7時50分。約束より10分早く時計塔に着いた。
「先に中入ってよっか」
「そうだね、先生や俺の体のことも気になる」
フィーナ達を待たずに時計塔の中へ入った。階段を昇ってまずは上を目指す。
途中、理事長室にて結宛てのメモを見つけた。どうやら仁科先生と宇佐美理事長は出張中らしい。

コンコン、ガチャ
「失礼します」
二人で静かに入室。気付かれていないのか、結先生は画面に向かってキーを打ち続けている。
カタカタ打つというよりはダダダダとキーを叩いている、それほどのスピードだった。
別画面のリースと目が合う。邪魔しないで、視線からそう読み取れた。
そういうことならとすぐに装置室を後にして地下の研究室へ向かった。

「さて、これからどうしよう……あれ?俺の体は?」
「きっと奥の病室じゃないかな、ほらあっち」
誰かが動かしたのか、昨日寝かせておいたはずの応急用のベッドの上には姿がない。
保奈美に指された方を見るともう一つ扉があった。
向かいの壁のマジックミラーから中を覗くと、自分の体が寝かされていて安心した。
「……ふぅ」
「どうした?」
この部屋に入って以来、保奈美の表情が暗い。以前ここで何かあったのだろうか。
するとこちらから聞く前に彼女は静かに語りだした……。

「ちょうど1年前くらい前のことかな、なおくんの記憶が戻ったのは」
「えっ……記憶喪失……?」
保奈美はその問いに頷くと話を続けた。
彼、久住直樹は過去にも時空転移装置の事故に巻き込まれたことがあったらしい。
それがきっかけで両親と記憶を失い、それと同時にもう一人の自分が分裂、そして融合……
「そっか、ごめん……また辛い事を思い出させてしまって」
「ううん、いいの。なおくんはきっと戻ってくるって、信じてるから」
目尻に光るものをすっと拭いながら微笑む保奈美。

すごい。この二人は誰よりも深い絆同士で結ばれている、そう思った。
だけどその絆なら俺も持っている。そうだ、俺にはフィーナがいる。
もしも、自分と直樹の状況が逆だったらフィーナもきっと俺のことを──
キィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!
「うぐっ、く……ぁああアッ!!」
「?た、達哉くんっ!」
これは朝方襲われたものと同じ感覚……だけど今回のが強い……意識が飛びそうだ!
「ぐわああっ!あがぁあぁぁ……!」
「えっ!!」
「っ……?」
二人同時に声のした方を見る。壁の向こうからも同時に唸り声があがった。
保奈美は慌ててドアを開けて病室の方へ向かう。
「ま、待っ……うぐうぅ……ッ!」
だめだ、追いかけたくても動くことができない……。

「なおくん、なおくん!しっかりして、私、保奈美だよ!ねえ、ねえっ!!」
「うぐ……ぁ……ほ、ほな……ふぅあぁっ!」
保奈美の必死の呼びかけに僅かに反応する達哉の中の直樹。
しかしベッドの上でもがきうずくまっている。
この状況、保奈美は前にも見た事があった……そう、直樹と祐介が学園の屋上で出会った時。
まさか、また二人を融合させることに?という思考が保奈美の頭をよぎる。
でも今回は体と人格が入れ替わったということで勝手が違う……
転移すればいいというものではない事はわかっていた。

ふと我に返ると二人の唸り声が消えていた。
「達哉くんっ!なおくんっ!!」
139 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:33:00 ID:kPEvp9c8
保奈美が名前を呼ぶと二人ともゆっくりと体を起こしはじめる。
もしかして体と心が元に戻った?期待で胸を膨らませる保奈美。
だがそれがぬか喜びだったことがすぐにわかった。
立ち上がる直樹と達哉。保奈美は彼らの目を見て奥に揺らめく何かを見出した。
(そう、この目は……エッチな時のなおくんの眼と同じ!!)
逃げだそうと一歩たじろぐ保奈美。だがベッドから飛び降りた達哉の体に羽交い絞めされる。
「きゃあっ!!ちょっと、そんな、だめぇ……!」
二人は保奈美を病室から研究室内のベッドに運び出した。
そしておもむろに保奈美の体中をさわさわと触りなぶる。
二人の手が保奈美の胸、腰、尻、太腿とせわしく這い回る。

やがて胸のリボンが解かれて制服が開かれる。それと同時にスカートにも手がかけられた。
「やだ……こんなの、やっぱりだめだよ……」
上下黒色の下着だけに剥かれてしまった保奈美が涙目に訴える。
しかし今の二人にはどれだけ言っても思いが伝わることはなかった。
達哉の顔が近づき、保奈美に口付けをする。
「ーーーーっ!!」
保奈美は突然のキスに目を白黒させる。
もうどちらが達哉か直樹かなどわからなくなっていた。
続けざまに達哉は保奈美の首筋、鎖骨、胸などを舌でなぞっていく。
直樹は下着の上からヴァギナ全体を嘗め回す。
「だ、だめ……そこは……んぅ!……っ、あぁぁ……」
徐々に力を失う保奈美に反比例して二人の眼は、よりギラギラとしたものになる。

そして最後の下着を脱がそうと手をかけようとしたその時──
バァンッ
「達哉!!」
「久住君っ!!」
扉を突き破るようにしてフィーナと文緒がようやく到着した。
着いて早々、研究室内で起こっていることに絶句する。
「これは……いったい……そんな、達哉が……」
保奈美から体を引く達哉。その二人の口から口へうっすらと涎の糸が光った。
最愛の人の唇が他の女性と合わさったことにショックを受けたフィーナは倒れてしまう。
「秋山さ……逃げ……て……!」
途切れ途切れ、糸のような声が保奈美から発せられる。
身の危険を感じとった文緒は荷物を持ったまま一人病室へと逃げ込み鍵をかけた。
「!!しまった!フィーナさんが」
しかもここは出口と反対方向。逃げ出すことも不可能と逆に自ら追い込まれてしまった。
どうすることもできなくなった文緒は震えながらその場にへたり込んだ。

一方、直樹と達哉は矛先をフィーナに向ける。
場所など関係なしという勢いで二人がかりでフィーナの体にむさぼりつく。
少しきつめの制服を着てここまで走ってきたせいか、白い布地に汗が染みて所々透けている。
二人はそれらを嘗め採るようにフィーナに吸い付く。
特に胸はノーブラで乳首の形がくっきり浮き出ていた。
銀色の長い髪は乱れ、制服も汚されていく……。


「う、うーん……ッッ、私は……?」
気を失っていたフィーナがようやく意識を取り戻す。
気付くといつの間にかベッドの上で裸にされていた。
隣には同じく裸の保奈美の姿。無言で少し震えている。
ベッドの前には達哉と直樹。ここにいるのは皆全裸。
保奈美には達哉の体が、フィーナには直樹の体が近づいていく。
もちろん既に二人のペニスは隆々と反り返っていた。
「なっ、直樹……いけないわ、待って……」
ベッドの両端に追い詰められた保奈美とフィーナ。
達哉と直樹は無言で怯える二人に覆い被さり、ペニスの先端を割れ目にあてがう。
そしてゆっくりと腰を沈めていく……
140 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:34:00 ID:kPEvp9c8
「あうっ……だ、だめ……ぁはあっ!!」
「きゃ……あんんっ……!!」
それぞれの肉壷が同時に奥まで貫かれる。
お互い初めて、別の肉棒の感触を味わうこととなった。

フィーナはシーツを掴み、歯を食い縛りながら耐えている。
一国の姫が他の男と繋がるなど、決してあってはならないこと……
そんなプライドがフィーナの頭の中を駆け巡る。
しかしその感情にも増して快感の波がフィーナに押し寄せる。
葛藤する彼女の心は直樹の激しい突きによって決壊寸前。
「あ、ぅぐっ、ん……はぁっ、た、た……つや……」
横を向くとそこには保奈美を貫き続ける達哉の姿。
体が入れ替わっているとはいえ、自分の男が他の女としている姿は苦痛だった。

「フィー……ナ……ッ」
「っ?!な、なお……き?」
ふと直樹がフィーナの名を呼んだ。フィーナは驚き直樹を見つめる。
するとこれまで魂が抜けたようなうつろだった瞳に生気が戻った気がした。
「……いくよっ!」
「えっ……きゃっ、あんっ……ふあぁ……!」
そう言って直樹はリズミカルにフィーナの膣内をかき回す。
これまで一定だった腰の動きに緩急がつけられフィーナもそれに合わせて身を揺する。
(こ、この感じ……達哉、やっぱり達哉なのね!!)
頭の中にくぐもっていたものが段々晴れていく。
やはり私の前にいるのは達哉だ、フィーナはそう確信した。

「なおくん、なおくんっ……もっと、きて……!」
「ほな……みぃっ……!」
一方の保奈美も達哉の体中の直樹を見出していた。
それに応えるように達哉はズンズンと保奈美の中を突きたてる。
「うおおおおおおおおおっ」
「おあああああああああ!」
達哉と直樹はスパートをかけるようにピストンの速度をあげた。
すると二人の体が淡い光を放ち始める。
「達哉っ、達哉ぁぁ……っ!!」
「なおくんっ、私、イッちゃう……!!」
フィーナと保奈美も絶頂を迎えた。
それと同時に二人の中でペニスが唸りをあげ暴発した。
ドクンッ、ドプッ、ドピュ、グププ……


「な、何だったの?今の光は……」
病室に避難していた文緒が謎の閃光に気付き、恐る恐る扉を開ける……。
ベッドの上には体液まみれで裸のまま絡み合った四人の姿。
「……一応息はあるわね、よかった。それにしても……臭」

あちらこちら汚れた箇所を見つけては掃除して回る文緒。
「はぁ、私ってば授業にも出ずに何してるんだろ……
 あ、女の子二人だけでも体拭いておいてあげた方がいいかな」
悲しき習性、そう呟きながらも委員長らしく後片付けをこなしていった。
141 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:35:00 ID:kPEvp9c8
カラーン、カラーン、カラーン……
「う、うーん……」
「く……私たちは一体……」
「フィーナさん、藤枝さん、大丈夫?」
1時間目の終了を告げる鐘の音と共に二人が先に目覚めた。
「まさか今度は貴方達が入れ替わってるとかないわよね?」
「いいえ、そんなことないわ。大丈夫よ」
「うん……なんとかね」
「それで、これからまたどうするの?また起きそうもないけど」
男二人はまた眠ったまま起きそうな気配がしない。
「なら今度は私がここで番をしているわ」
「でもまた一人で襲われたりしたら危険じゃないかしら」
「安心して、こう見えても護身術程度のものなら心得ているのよ」
「そうなんだ。さすがお姫さまは文武両道なんですね」
「そんなことより藤枝さん、授業出るならまだ2時間目以降なら間に合うわよ」
「うーん、やっぱり出た方がいいかな。なおくん用にノートも取っておいてあげたいし」
「はい、そうと決まればお二人は早く校舎の方へ」
「わかりました。じゃあフィーナさん、あとはよろしくおねがいね」
「何かあったらすぐ逃げてね」
保奈美と文緒は駆け足で研究室を出ていった。
「……さて、しばらくしたら装置室にでも行ってみようかしら。施錠していけば大丈夫よね」

そしてしばらくした後、時空転移装置室──
「失礼します……あらリース、おはよう」
「ん、おはよう」
室内は閑散としていた。画面上にリースは待機しているものの、他に姿はない。
「野乃原先生はどうされたの?」
「さっき出てった。授業に」
「ではもう装置の改良は済んだのかしら?」
「あと少し。だから行かせた」
「そう、ならよかったわ」
「タツヤは、元に戻った?」
「え、ええ、いろいろ試してはいるものの……今は眠っているわ」
「……そう」
歯切れ悪く答えるフィーナを見てリースは僅かに顔をしかめた。
「そうだわ、達哉たちの看病を続けなくては……」
フィーナは慌てた様子でいそいそと装置室を後にした。

ちょうどその頃、地下研究室では……
「ッ……んん、あれ?何で俺はこんなとこで寝てんだ?それに……」
目が覚めると床の上。格好はパンツ一枚。横には同じくパンツ一枚の見知らぬ男。
「え、まさかな……無意識でコイツとあんなことしちゃったわけじゃないよな?
 ……そうだ、確か空から人が降ってきて──」

ガチャ
「あら直樹、目が覚めたの?」
扉の方を向くとドレスを纏った綺麗な女性。歳は同じくらいだろうか、スタイルは……上!そして綺麗!!
「どうしたの?まだ気分が優れないのかしら」
「え?あ、ああ、ちょっとな」
「それとも二人きりの時くらい達哉と呼んだ方がよかった?」
達哉?この横で寝てる奴か?それがこの姫様の相棒ってことで、その名前ってわけか。
でも何で俺のことをそんな勘違いしてるんだ……?
「そ、そうだ。とりあえず着替えていいかな」
「あっ、ごめんなさい。私ったら……外出てた方がいい?」
「ああ、後ろ向いててくれればいいよ」
制服に袖を通す。その隙に携帯で日付を確認。俺は丸一日近く眠ってたのか?
「それにしても、どうしたらその入れ替わり現象は元に戻るのかしらね」
「うーん、どうだろうね」
(……空から降ってきたショックで俺とこの達哉の人格が入れ違ったということか)
一度祐介と融合した経験のある直樹本人だけにそういうことへの理解は柔軟だった。
142 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:36:00 ID:kPEvp9c8
直樹は高速で頭の中を整理する。昨日の昼、空から男と姫が降ってくる。
その時男と衝突して人格が入れ替わり、直樹に入った達哉だけが直樹として活動していた。
そして今日になって何があったかは知らないが元に戻って今に至る。

「達哉?何か考え事でも?」
「いや、なんでもない。それと、やっぱりここは直樹で通してくれ」
「そう……わかったわ、直樹」
直樹の胸がドキッと高鳴る。同年代の子から大人びた声で名を呼ばれたことで、
今までに感じたことのない、高揚感のようなものを覚えていた。
「そうだ、ここに居ても息が詰まるだろうし、学園内を回ってみないか?」
「えっ、でも……」
「心配ないって、こいつはここに寝かせておけば。なあ、どう?」
「そこまで言うのなら……では少し待ってて。文緒から借りた制服に着替えるわ」
「ああ。それじゃあ先に理事長室の方まで出てるから」

何とか正真正銘の久住直樹とバレずに話をすすめることができた。
しかし校内を回ると言っても今は授業中……迂闊に動き回ることはできない。
欠席扱いになってるのかは知らないけど知り合いに遭わないようにした方がいいだろう。
「お待たせしました」
「よしっ、じゃあ行こう」
「あ、あの、直樹?似合ってる……かしら」
パタンと扉を閉めて目の前に立つ。問題ない、普通に着こなせている。
これなら生徒として紛れていても変に騒がれたりはしないはず。
「でもちょっとなぁ……」
「? どこかまずいところがあった?」
「いやね、あんまり綺麗で似合いすぎてて逆に注目されちゃうかなー、と」
「もう、このフィーナ・ファム・アーシュライトをからかうような事を言って。
 冗談では済まさないわよ?ふふっ」
「ハハハごめんごめん。それじゃ行こうか、フィーナ」
彼女の手を引いて時計塔を後にした。

そして校舎棟へ向かう。グラウンドでは体育の真っ最中。
静かに一階の昇降口を抜けて、中央階段を昇っていく。
ガチャッ──
屋上の扉を開けると涼しげな風が通り抜けていった。
空には雲ひとつない晴れた空が天高く広がっている。
「気持ちいいな」
「ええ、それに……」
フィーナはフェンスの方へ歩いていく。目を細めてこの街一帯を眺めていた。
風になびく髪をかき上げる姿は素直に見惚れてしまう程、それだけで芸術的ともいえる。
そんな彼女の姿をベンチから見ているだけでは物足りなくなった。
「あ……直樹……」
「フィーナ……」
静かに近づいて後ろから抱きしめる。
制服の上からというよりは直に抱いているようない気になった。
「あれ、もしかして……ノーブラ?」
「んっ、やだ……言わないでちょうだい」
図星のようで、胸をまさぐってみると丁度その辺りに乳首の突起を感じた。
「ちょっとこの制服では、ブラを付けていると形が浮いてしまうと思って……」
「なるほど、委員長のじゃあしょうがないか。でも付けないなんて大胆だな」
制服の上からくにくにと乳首を手の平で擦るように押してやる。
「な、直樹……こんな所で、だ……だめよ」
「授業中だし、誰も来やしないさ。それに……俺、もう止まれない」
乳房全体を包み込んでこねるように揉みしだく。制服の上からでも張りの良さが手に伝わる。
「あぁっ、そ……そんなに強く……んうぅっ!」
「フィーナの事、もっと感じたい……」
「直樹……」
フィーナの身体を引き寄せてキスを交わす。
お互い舌を絡めて舐め合う。唇と唇の間から二人の唾液が頬を伝っていく。
彼女の眼もまた俺のことだけを捉えていた。
143 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:37:00 ID:kPEvp9c8
二人でベンチに座ってまた唇を重ねる。そして目と目で確認しながらリボンを解く。
視界に飛び込んでくるのはきつい制服の中でその存在を主張し続ける豊かな胸。
そこへ惹かれていくように再び手を添えて徐々に力を込めていく。
「ん……んんっ……あっ……はぁ、ふぅ……ひゃんっ」
少し形が変わる程に指を埋め込んでみても、布地の下から押し返すような感触。
制服をたくし上げてやるとプルンと形の良い円錐形が露になった。
その先端には硬くなった乳首が少し荒い呼吸と共に上下している。
我慢できなくなってフィーナの左乳にしゃぶりつく。
乳房ごと口にほおばってちゅばちゅばと吸いあげ、もう片方の乳首を指で転がす。
「く、う……直樹、熱いわ……胸が……はぁぁっ……」
フィーナが顔を赤く染めるように俺の頭の中もフィーナの事で満たされていく。
興奮のあまりにボーっとしてきたが、それでも無心にフィーナのおっぱいを貪る。

「はぁ、はぁ、ぁふぅ……っ、んっ……はぁ……」
息を切らせて紅潮するフィーナ。下の方ではパンツにうっすらと染みが滲んでいた。
手を添えて指を押し込むとにちゅっと音を立てて愛液が染みが広がっていく。
「フィーナ、もうこんなに……」
「だって……直樹が赤ちゃんみたいに……胸ばかりいじるから……」
きゅっと胸を寄せて、潤んだ瞳でこちらに視線を投げかけてくる。
こうなれば堕ちない男はいないだろう。素直にそう思う。
保奈美といい、人間は平等じゃないなぁと心の中でほくそえんだ。
「なお……き?」
「んんっ、何でもない」
自分がどんなおかしい表情していたかはともかく、意識を目の前のフィーナへ戻す。
身体の感度も良好のようだが勘の方も鋭いみたいで油断はできない。

腰掛けたままのフィーナの脚を開かせ、その間に入りこむ。
顔を近づけて鼻を割れ目の溝に押し当てて上下に動いてみせる。
「あ……んっ、そんな、擦っては……ぁ……」
鼻先がクリトリスを掠めるとフィーナの身体がピクンと震えた。
唾液をねっちょりと乗せた舌でわざとパンツの上からねっちょりと舐めあげる。
「だめ……あっ、直樹……いけない……汚れて、しまうわ……」
「大丈夫、汚れてもフィーナは綺麗だから」
「も、もう……直樹は、しようのない事を……んんっ!」
染みはどんどん拡がっていき、もう秘部全体が透けてしまっていた。
「いっ、いやぁ……くぅ……ぬ、脱がせて……」
「ん、わかった」
そう言いつつ股の付け根から手を入れて肉壷に指の第一関節を食い込ませる。
軽く挿れただけでもくちゅくちゅ音を立てて愛液が滲み出してくる。
「きゃっ!んうぅ……な、直樹……っ、意地悪しないで……」
「ごめんごめん」
ゆっくりと指を引き抜いてパンツを脱がせにかかった。

そして女性器が露になるとまたそこへ顔を埋めてキスをした。
「直樹、よして……そこは……っう!?」
フィーナの呼びかけを無視して続け様に指を二本挿入する。
グチュグチュとかき混ぜるようにして中の感触を貪っていく。
すると白くて濃い液体が中から溢れてくる。
クリトリスを摘んでやるとフィーナの身体全体がひくつくように体を揺らす。
「あぅ……!ひゃう、っあ……んっ、ふぅっ、あぁっ……!」
肉芽を押さえながら指の出し入れを激しくしてやる。
襞を掻きまわすように中で動かすとドロリと愛液が零れる。
「あ、あっ、あっ、あ……直樹っ、私、もう……っっ!!」
「フィーナ……」
絶頂が近いのか、フィーナの声が跳ね上がる。
喘ぎ声と淫液の粘着質な音が脳を刺激して興奮が高まっていく。

我慢の限界に達した俺は怒張を解放しようとベルトに手を掛けた──
バンッ!!ヒュンッ……!
「そこまでよ!!」
144 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:38:00 ID:kPEvp9c8
「なんだッ?!」
直樹が扉の方を向くと矢が顔のすぐ横を飛んでいった。
「いいい委員長?それに……保奈美っ!ちひろちゃんまで?」
「なおくん、見損なったよ」
「久住先輩……信じていたのに」
「え……もしかしてっ」
「そうよ、元に戻ったことは朝霧君から聞いたわ。それで探しに来てみたらこんな……」
「ぐぅ……っ!」
詰め寄る三人の前に直樹はフィーナから身を離してじりじりと後退していく。
「フィーナさんごめんね、なおくんが酷いことを……」
「いいのよ保奈美は……そういうことだったのね」
保奈美から渡された真紅のショールを纏い、ちひろから手渡された竹刀を持ってベンチから立ち上がる。

「ま、待て、これには海よりも深く山よりも高い理由が……」
後ずさりながら直樹は往生際の悪い言い訳を並べるも、それがフィーナの逆鱗に触れる。
「問答無用ッ!!」
「ひぃぃっ?」
その鋭い眼光と一喝に直樹は屋上の隅で腰を抜かした。
追い詰めた直樹を見据えたフィーナは竹刀を構え、詠唱を始める。
「月よ、我に力を与えたまえ……その力が宿りし剣を今、振りかざす時……
 王女の名において滅す、必殺剣技・ラピスティックスラッシュ!!!!」
瞬間、竹刀が青白い光を放ち、そして直樹を一閃した!
「なんじゃそりゃあーーーーっ!!」
断末魔の叫びが蓮美台の丘に響き渡った……


そして日が暮れて──
「はい、ようやく完成です……」
「これでタツヤとフィーナ、こっちに帰ってこれる」
授業を終えた結先生の奮闘により、ようやく時空転移装置の改造が完了した。
「ありがとうございました。リースもお疲れさま」
フィーナと二人で結とリースに頭を下げる。
「いいんですよ、元はといえば私の作ったもののせいですし……」
「でも、こんな貴重な体験が出来て私はとても満足しているわ」
沈みそうな空気をフィーナが明るく答えて持ち上げる。

「もう……お別れなんですね」
しばしの沈黙を破ってちひろが呟く。
「最初はどうなることかと思ったけど、終わり良ければ……ね」
委員長がこれまでの時間を思い返すように語る。
「これ、お土産に持っていって」
保奈美がお菓子を詰めた袋を手渡す。
「ありがとう、みなさん……また、きっと、会いましょう」
それを受け取ったフィーナは目に涙を浮かべて言葉を繋ぐ。
「残念です……非常に残念ですけど、もう会うことはないと思います」
フィーナの切なる願いを断つように結先生が言う。
「A.D.2006との転送はこれで最後。今回の応急プログラムは一回使えばだめになる」
結先生の言葉に続けてリースが付け足す。
「何百年も離れた世界へ何度も転移するのは危険です。それが行方の知らない未来なら尚更のこと」
「そしてこんな過ちは二度とくり返させないために」
二人の技術者は極めて冷静だった。確かに今回のことは予期せぬ事。
生活水準は似ていると言えど、月にはそれを支えるロストテクノロジーが数多くある。
その一つでもまかり間違ってこの世界へ流出してしまっては歴史改変に発展する恐れも考えられる。
145 名前: プリンセス スクランブル 第三章〜欲望編〜 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 01:41:00 ID:kPEvp9c8
「タツヤ、そろそろ」
リースが帰還を促す。こちらに長居してしまえば月国王にも迷惑がかかってしまう。
俺は別れを惜しむフィーナの手を取って装置の方へ向かってゆっくりと歩き出した。
「こちらの準備はいつでもいいですよ」
コンソールの中央から結が声を掛ける。そして二人で装置の中へ入った。
「先生、おねがいします」
結先生は無言で頷いてキーボードの操作を行う。
すると来た時と同じようにガラス管が光を発し始めた。
「いよいよ……お別れみたいね」
さっきまで別れを惜しんでいたフィーナはぐっと堪えて顔をあげる。
そのフィーナを抱えるように腰に手を回して支える。
「それじゃ、さようなら」
「元気でね」
「楽しかったです」
「みんな、ありがとう……」
三人の女の子が手を振って見送ってくれる。それに応えてこちらからも手を振った。
そして、装置はまばゆい光を放って……


ヒュウゥゥゥゥ……ドテッ!
「痛たた、いきなり空中に出るのは仕方がないのか」
「達哉、大丈夫だった?」
「おかえりなさい」
「リース!すると、俺たち戻って来れたんだ」
周りを見回すとそこは月の遺跡の入り口付近だった。胸の奥から安心感がこみ上げてくる。
「さあ、戻りましょう。父様が心配しているわ」
こうして俺とフィーナは一日ぶりに月の王宮へと戻った。
戻ってからもあまり咎められる事はなかった。リースがうまく繕ってくれたのだろう。

その夜、フィーナはまた俺のところに来て今回の出来事について話をしていた。
「ははは、俺が眠ってる間に大変だったみたいだな」
「もう、笑い事ではないわ。こっちの気も知らないで」
「でも実際まんざらでもなかったりして……あ、いや、冗談だからな」
「……自分の事を棚にあげておくとは卑怯よ、達哉」
「え?」
「昨晩、文緒の部屋で私が寝ている横で何をしていたのかしら?」
「うっ、え……やっぱアレ、起きてた……んだ」
フィーナの目の色が変わり、こちらを文字通り見詰めてくる。血の気が引いていく感覚になる。
その深緑の瞳に吸い込まれてしまいそうで視線を反らせることができない。
「すきあり!えいっ」
「わっ?」
フィーナが勢いよく抱きついてきて二人でベッドに倒れ込んだ。
俺の上に乗ったフィーナは身体をすり寄せ、抱く腕にぎゅっと力を込める。
「私は貴方だけのもの……そして、貴方は私だけのものよ──」

地球に戻る前夜、二人は互いの愛を確かめるように唇を交わし、何度も体を重ね合った。

 プリンセススクランブル -完-

製作後日談
話が長くなってすいませんでした。
気付いてる人もいるようですが、登場人物は全員プリっちの声つながりです。
一応そこだけにはこだわってみたつもりでしたがいかがだったでしょうか。
第一章>>96-102
第二章>>115-120
第三章>>136-145
146 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 03:28:10 ID:wh1jyhmu
GJ!!




>地球に戻る前夜、二人は互いの愛を確かめるように唇を交わし、何度も体を重ね合った。

ここんとこのシーン描写キボソ
147 名前: 54改め青二才 [sage] 投稿日: 2006/02/16(木) 22:12:50 ID:kPEvp9c8
>>146
補完ですか、やれるだけやってみます。
一応書くか書かないか迷った部分だし。
148 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 03:12:09 ID:/6NhXIoz
wktkして待っておりまする(;´Д`)ハァハァ 
149 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 21:42:32 ID:GEYP5E96
できれば直樹と保奈美のフォローもあったら嬉しいなぁ
二人の仲が険悪のまま?っぽいし
仲直りしてラブラブな二人が見たいデス
150 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 22:23:41 ID:BTng4/ok
佳きかな、佳きかな。
そう言えば近頃保管庫が更新されてない。
管理人さん、体調でも崩されたのだろうか。
151 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 22:25:50 ID:BTng4/ok
少し元気を無くしている直樹の肉棒。
一見、天を仰いでいるように見えるが亀頭や竿の硬度は落ちていた。
玲が媚薬が入っている小瓶の蓋を開ける。
「折角だから三人で塗りませんか?」
処女二人に呼びかける玲。
「っていうか塗るんですか………」
「そうですよ。直塗りの即効性で私たちの時代では欠かせない物になっているとか」
「ちょっと貸してください」
結が小瓶を奪う。
マジマジと小瓶のラベルを見つめる結。
「こ、これって………」
「どうしたの?」
「確かこの薬は非合法スレスレの強い物で認可が下りてなかった筈では………」
「ええ、つい先日までは………」
「先日って………結構危険なんじゃない?」
「この前の定期便の荷物に二つ入ってました。試しに深野先生に一つ差し上げたのですが
異常が無いようなので使っても大丈夫でしょう」
そうしてほぼ満場一致(一名棄権)でこの媚薬の使用が許可された。

ヌルヌルと三人の手が直樹の肉棒を攻める。
少しずつ塗り込んでいくらしく三人で一斉に塗るとは行ってもチマチマした作業に向かない
女が一人、その限界を迎えつつあった。
「あーもう、面倒くさいわね、一気に塗ってしまうわよ」
恭子は瓶を手に取ると肉棒の上で瓶を傾ける。
するとどう見ても普通のローションにしか見えない粘液がドロリと垂れたかと思おうとゆっくりと
亀頭に落ち、竿、フグリに垂れ落ちていく。
そうしていくうちに肉棒はまるで水飴にでもコーティングされてしまった様な有様となった。
そんな媚薬に包まれた肉棒は再び勢いを取り戻した。
しかも先程以上に………

ベッドに横たわり開脚して直樹を待つ恭子。
迫ってくる肉棒は明らかに先程と比べパワーアップしている。
「な、なんだか怖くなってきたわ………」
直樹は彼女のヒダを開き、処女膜を見る。
閉じきってはいる物のそこからは明らかに淫水が溢れ出ている。
152 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 22:26:24 ID:BTng4/ok
ヌチョ
肉棒をセットする直樹。
「恭子先生、行きますよ」
「望むところよ………来て、久住………」
グイッと腰を進める直樹。
だが直ぐに処女膜にぶつかる。
恭子の腰を掴むと力を強めて押し進む。
「痛っ」
何かを引きさくような感覚。
直樹は一気に突き進み最奥に行き当たる。
「先生、動いて………」
「早くぅ、早く動いてぇ」
「えっ?」
直樹は改めて恭子を見る。
その顔は苦痛に歪んでいる。
そう勝手に想像していたのだが恭子の顔は恍惚とした表情を浮かべていた。
恭子の腰がモジモジと揺れ、最初食い千切らんばかりだった締め付けは柔らかく
優しいものへと変わっていた。
何だか分からないがここは思い通りに動くことにした。
「先生、締め付け強すぎっ、でも、凄い気持ちいい」
パンパンと腰を打ち込んでいく。
恭子もそれに合わせて腰を動かす。
正に肉弾戦だった。
ロストバージンから直ぐに快感を味わう。
その不自然さについて恭子は疑問に思うことすらなかった。
気持ち良すぎてそれどころではなかった。
ただ単に直樹の肉棒にコーティングされた媚薬が膣内で溶けただけの事だ。
しかも非合法スレスレの即効性の代物だけの事はある。
パンパンパン
「久住、凄いたくましぃ、はぁんっっ」
恭子の腰回りがガクガクと震えると更なる締め付けが直樹を襲い堪らず、打ち付けつつ迸ってしまう。
直樹は崩れ落ち、恭子の胸に顔を埋める。
当然、くり返される挿入が止まる筈だったがマグロ状態の直樹に恭子が腰を打ちつけている。
直樹も促されるように腰を動かしつつ、豊満な胸の柔らかさを堪能しつつその先端を啄む事も忘れない。
「久住、久住ぃ、くずみぃぃぃっっっっ!!!!!」
それまで正常位で事が進んでいたが快感に貪欲になった恭子は更に肉棒を感じたくなり、
直樹を押し倒して騎乗位に移行する。
その時だった。
「く、久住君っ!!!!!!」
いきなり直樹は光を遮られた。
見ていて堪らなくなった結が自らその濡れぼそった下半身を顔面に押しつけてきたのだ。
そして直樹は無意識のうちにその秘裂を舐め上げて結に応えるのだった。

続く
153 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 22:34:33 ID:BTng4/ok
青二才氏、大活躍ですな。
私も話を終局に向かわせるために加速しますか。

予告
拉致事件の次に直樹を襲ったのは三人揃っての恐怖の家庭訪問だった。
真実が語られたその時、三人に割って入る女が一人。
それは保奈美だった。
154 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 23:07:37 ID:CiMbgR9w
このスレも活気が出てきましたね。
久しく登場してなかった保管庫管理人です。
とある仕事の追い込みで数日泊り込んでました。
流石に今回はPCや携帯で2ch見るわけにはいきませんでした。

管理を放棄する気はありませんが、
これからも不定期で更新が滞ることがあるかもしれません。
155 名前: 青二才 [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 23:38:54 ID:XHZHdi0I
>149
ネタとしては作れそうなので達×フィーナが終わったらやってみようかと。
結局直樹は気絶させっぱなしENDでしたが。裏の裏ルートですな。

>153
試しに深野先生に一つ→何故か玲×深セン想像してしまったw
にらればさんも続き頑張ってください。

>154
保管庫さん乙です。自分は多分溜まる程早く書けないので。
156 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/17(金) 23:39:59 ID:cw/ZFQCP
お元気そうで何よりです。
ここんとこ気温の変化が激しいので気をつけて下され。
157 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/18(土) 18:30:31 ID:qHAgcKbU
管理人さん乙です〜
158 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/19(日) 10:33:54 ID:02Qo+wEN
結の幼い縦スジに直樹の舌が割って入る。
結の秘裂を舐めながらも恭子と繋がった下半身が動きを止める事はない。
媚薬の所為なのか直樹は元気一杯だった。
直樹に馬乗りになっている二人。
恭子は直樹と繋がったまま抜かずの二発目を目指し、結は直樹の攻めに期待して股間を直樹に押し付ける。
二人は直樹の上で向き合っている。
直樹の舌がまだ皮を被ったままの結のクリトリスを舐め上げる。
既にその割れ目から淫液が垂れて直樹の顔を汚している。
直樹の上の二人はお互いに体を傾けて唇を重ねる。
三人がお互いに繋がる。
直樹はそれまで恭子の腰を押さえていた両手で結の腰を押さえると秘裂を一舐めして
結を持ち上げて方向を変え、自分が舐めやすいように秘裂を真っ正面に持ってくる。
それが終わると今度は脚を恭子の脚に絡めて挿入速度を上げていく。
「もっと、もっとぉ舐めてくださひぃぃぃぃ、ふぁぅっ!!!!」
堪らなくなった結は崩れ落ちて四つん這いになり、直樹は結の秘裂とディープキス状態になっている。
「くずみひぃ、またぁ何かくるーっ、ダメェェェェェェッッッ」
肉棒の締め付けも激しくなる。
直樹は結の腰を持ち上げて秘裂との距離を置くと左右からその峡谷を開く。
綺麗なピンク。
直樹がそう思って見とれていると少しずつ溜まった淫液が顔に垂れてきた。
我に返った直樹は舌での愛撫を再開する。
そして腰の動きと連動して舌の動きもスピードアップする。
「いいぃ、ああぁぁふぁあぁぁ!!!!」
「くずみぃ、くずみぃぃぃぃ!!!!!!」
そしてそれは直樹が結のクリトリスを突いた時だった。
「ああああぁぁぁぁぁぁっっっっ」
「ああああぁぁぁぁぁぁっっっっ」
恭子の子宮で白濁液が爆ぜ、直樹の顔にビチャ、ビチャっと数回にわたって結の潮噴きが直撃する。
グッタリと直樹に向かって倒れ込む恭子。
結もゴロンっと直樹の横に転がる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
肩で息をする恭子。
「どうでした、恭子先生………」
「はぁ、はぁ、知らない仲じゃないんだから、恭子でいいわよ………最高によかった………」
直樹の唇を塞ぐ。
「久住くぅん、今度は私ですよ」
唇を離すと恭子、
「あら、もう一回くらいいいじゃない」
「わたしも早く、久住君に………」
「あら、直樹に何?」
意地悪そうに突っかかる恭子。
しかも………
「せ、先生!」
まだまだ元気な肉棒を締めつけたのだ。
「恭子って呼んで!」
「きょ、きょうこ、さん………」
上機嫌な恭子。
しかし、結もこんなところで負けるわけにはいかなかった。
「久住君、私をも、貰ってください!!」
カーッと真っ赤になる結。
結が更に小さくなったように感じた直樹は胸がキュンと高鳴る。
「まぁ、結にしたら合格点なんじゃないの」
仕方なくかったるそうに肉棒を引き抜く。
まだギンギンだ。
「さすが合法スレスレもんだわ」
そこそこ堪能した恭子の膣口から白いゼリーがドロリと垂れる。
そして直樹は結と向き合うのだった。

続く
159 名前: プリンセススクランブル番外編 -光- [sage] 投稿日: 2006/02/20(月) 21:30:00 ID:VXGKE19J
「私は貴方だけのもの……そして、貴方は私だけのものよ……」

「フィーナ……フィーナぁっ!」
抱きつくフィーナの身体をきつく抱きしめる。
「俺も、フィーナは俺だけのものだっ」
ぐっと顔を寄せて唇を押し付けた。フィーナも積極的に唇をついばむ。
フィーナの熱い吐息が鼻腔をくすぐって心がかきたてる。
開いた口の隙間から舌を入れると彼女の舌先に触れた。
「んっ、あむ……はぁ……」
フィーナは俺の舌を軽く吸う。それに合わせて俺はフィーナの口内を這わせる。
一瞬、口を離すとまたフィーナの方から唇を合わせてきた。
唇と唇の感触を味わい、そして舌でその柔らかさを堪能する。
「ちゅっ、くちゅ、ぴちゃ……ぷちゅ……」
今度はフィーナの舌が俺の口内へ侵入してくる。
彼女の舌と一緒に唾液が流れ込む。それらと自分の舌が絡まり合って音を立てる。
「ぷぁ……達哉……」
フィーナがゆっくりと顔を離す。その唇からはいやらしく唾液の糸が伸びた。
お互い上半身を起こして見つめ合う。こうして目を合わせているだけで鼓動が聞こえてきそう。

「フィーナ、早くフィーナが欲しい……」
俺の頭の中はもう既にフィーナのことで一杯だった。
辛抱できずにズボンのベルトを外すとそれを途中でフィーナが止めた。
「え……?」
「ここから先は……私にやらせて……?」
フィーナがズボンの上から膨らんだ部分を擦る。
そしておもむろにチャックを下ろして中のものを握った。
「あ……もう、こんなに……」
大きくなってテントを張るそれをパンツの上からしごく。
顔を赤らめながらもフィーナの視線は一点にそこへ注がれている。
見られることに興奮してペニスはビクンビクンと上下した。
「まぁ、達哉ったら……」
「つっ……おどかした訳じゃないぞ」
「うjふふ、もっと擦った方がいいかしら」
再びフィーナは一物を握った手をしなやかに動かす。
「く……っ」
「あっ……た、達哉……っ」
俺はフィーナの胸へ手を伸ばしてコルセットをずらし、乳房をくっと掴んだ。
ペニスを擦るフィーナに対抗して胸を揉みほぐしてやる。
「なあ、もしかして……大きくなった?」
「ッ!!」
その一言にフィーナの身体がピクッと揺らし動きが止まった。
フィーナは俯いてぼそぼそと言葉を繋ぐ。
「……ここしばらくで、今までしてたブラがきつくなったわ」
「やっぱり、それじゃあ触診してあげよう……」
「んうっ、あっ……だめよ、達哉……あんっ」
「止められないよ、この胸だって俺だけのものだから」
動きが鈍ったままのフィーナの胸を下から持ち上げるようにしてその重みを確かめる。
「うふふ……達哉はおっぱいが好きなのね」
「……フィーナの胸だからだよ」
「そんなに好きなら……」
「?」
フィーナは自らコルセットとインナーを下げて胸を露出させる。
ツンと上を向く乳首を見て思わず手を伸ばしたくなった。それをフィーナは視線で制す。
「フィーナ……?」
「達哉は、じっとしてて……」
160 名前: プリンセススクランブル番外編 -光- [sage] 投稿日: 2006/02/20(月) 21:30:30 ID:VXGKE19J
フィーナは俺の脚の間で身を屈め、ペニスに胸を押し付けてきた。
「くぁ……!」
「声などあげてしまって、気持ちいいのね……」
自ら乳房を支え、まだ柔らかさの残る乳首で硬くなったカリをなぞってくる。
もっとフィーナの胸を感じたいと思わず腰が浮いてしまった。
「きゃっ……た、達哉ったら……そんなに、いいものなの……?」
「う、うん……もっとやってほしい……」
するとフィーナは乳首と鈴口を合わせてそのまま乳房全体を押し付けた。
柔らかく張りのある乳肉にペニスがうずまっていく。
「うああ、これ、すご……」
「達哉……私も……乳首、擦れて……んくっ!」
きゅうぎゅうと胸を押し付けるフィーナの力が徐々に強くなる。
「……フィーナ、あのさ……」
「ふぅ……どうしたの、達哉?」
「あ、あの……は、挟んでもらえたりしたら……その、もっといいかなーって」
「挟む……とは?」
「うん、胸と胸で……」
「え、っと、こういう、こと……?」
フィーナは少し思案顔になりながらも胸の谷間へとペニスを導く。

「こう、でいいのかしら?」
「そ、そう……そのまま挟んで動いて……」
フィーナが両胸を寄せるとペニスは程好くすっぽりと乳房の中に埋まった。
そしてゆっくりと揺すり始め、先走り汁と擦れてヌプヌプと音を立てる。
「うぁ……っ、こ、これ……私の胸が犯されているよう……」
「フィーナ、気持ちいいよ……もっと」
「んうっ、くっ……あ、はぁっ……」
「そのまま唾液を垂らして……」
「ふぅ……あ……」
フィーナの唾液が彼女の胸元に落ち、胸や谷間を伝っていく。
さっきよりも粘着音が増してグチュグチュいいながら胸と肉棒が擦れ合う。
「た、達哉……また、固く……んんっ」
フィーナの胸の中でペニスがさらに硬くなるのがわかる。
するとフィーナは首を屈め舌を伸ばして亀頭の先端を舐める。
ぴちゅっという唾液の音と共に舌の暖かさが直に伝わった。
ゾクゾクした感覚が股間から体中に痺れ渡って射精感がこみ上げる。
「くくっ……ふっ、フィーナ……っ」
「れろ、んちゅ……達哉、いいのよ、好きなところに出して……」
むにむにと胸を動かす速度をあげてペニスを乳圧で刺激する。
蒸気したフィーナの顔と胸、それらを交互に見ながら一気に溜まったものを開放した。
「ツ……ッ!……ッ!……ッ!!」
「あっ、ん……っ、ふぁ……きゃ!こ、こんなに……」
勢いよく飛び散った精液はフィーナの顔から胸を白く染めた。

「はぁ……んっ……ちゅ、くちゅ……っ」
フィーナは顔に付いた精液を指ですくってそれを舐める。
胸に付いた精液が乳房の曲線を伝って腹部へ垂れていく。伝った跡がテラテラと光る。
その胸へ手を伸ばし、精液を塗りこむように乳房をこねる。
「あ……た、達哉……んんっ!」
少しねばねばした感触の下からむちむちと張りの良い胸の弾力が掌を包み込む。
「次は俺にさせて……」
「……ええ、おねがい」
フィーナはドレスを脱いでいき、一糸纏わない姿になっていく。
「うっ……フィーナっ!」
「だめよ。達哉も、脱いで……」
ドレスを脱ぐ姿に見惚れ、もう我慢ができなくなって襲いかかるも冷静なフィーナはそれを止めた。
自らの脱衣終えるとフィーナは俺の衣服に手を掛けて脱がしていく。
161 名前: プリンセススクランブル番外編 -光- [sage] 投稿日: 2006/02/20(月) 21:31:00 ID:VXGKE19J
そして自分の最後の一枚が脱がされた。
「達哉……ちょっと元気すぎよ」
「だって、早くフィーナが欲しいから……」
さっき胸でイかされたばかりながら既に肉棒は準備万端だった。
早くフィーナと繋がりたい、中に入って滅茶苦茶にしたい……
そんな欲望が頭の中を満たして、フィーナを見れば見る程欲求が高まっていく。
「私もよ……早く達哉を感じたいの……」
フィーナはゆっくりとベッドに横たわる。
くぱぁと股が開かれ、愛液で濡れた秘部が丸見えになる。
「た、達哉……そんな所ばかりじっと見つめないで……」
「ごめん……でもフィーナのここ、ヒクヒクしてるよ」
「言わないで……ばか」
恥ずかしそうに頬を染めるフィーナ。そんな姿が愛おしくなって唇にキスをする。
そのまま伝って首筋に吸い付く。フィーナの汗や髪の香りが混じりあった部分。
ここが一番フィーナを感じていられると匂いをたっぷり吸い込む。
「あんっ、んん……ふあぁ……達哉……ちゅ」
フィーナは俺の背中へ腕を回して抱きしめ、同じように首筋へキスをした。
びくびくと挿入前のペニスがフィーナの太腿の間で擦られる。

「それじゃ、いいね……?」
少し腰を浮かせて割れ目に亀頭をあてがう。
ゆっくり体を沈めていくとズプズプと剛直が膣内に埋もれていく。
「達哉、あ、あぁ……あっ!」
十分に濡れていたフィーナの肉壷はあっという間に全部を飲み込んだ。
「フィーナ……感じてる?」
「え、ええ、お……奥ま……でっ、きて……いるわ……んうぅっ!」
ぐいぐいと腰と腰を擦りつける。入れただけですぐにでもイきそうになる。
「た……つや、動い……て……」
「……フィーナぁっ!」
これまでの欲を全て吐き出さんばかりに激しいストロークで腰をぶつけていく。
じゅぶっ、じゅぶっ、と大きな音をたてながら中で愛蜜をかき回す。
「あん、あっ、あ、ん、ん、ん……っ!ふぁ、達哉、つよ……いっ」
「フィーナっ!フィーナっ!」
名前を呼びながら一心不乱に腰を振り続ける。
身体を密着させて全身でフィーナの柔らかさを感じる。
「だ、だ……めぇ……っ、壊れ…………っ!!」
フィーナは声にならない声で喘ぎ堪える。抱きしめる腕にも力が入った。
同時に膣内ではぎゅうぎゅうと竿全体を締め付ける。
腰を抜き挿しする度に肉襞がまとわりついて吸いつく。
「あっ、あっ、あっ、私……っく、イク……っ!」
「フィーナ、俺も、俺もっ……!」
「な、中に……おねがい、達哉……ちょうだ……いぃっ!」
「フィーナあああぁぁぁっ!!」
「ひぁ…………んううーーーーっ!!」
バチンバチンと意識が飛びそうなくらいに腰を打ちつけ、最深部で一気に白濁液をぶちまけた。
フィーナの中もきゅうきゅうと収縮して中へ中へと引き込もうとしてくる。
「んんっ、くっ、はぁ……ふぅ、はぁ……あぁ……」
「ふぃ、フィーナ、まだ締め付けて……くっ!」
搾り取られるように自分の身体もビクンと身震いを起こす。
フィーナはまだ荒い息遣いのまま俺を抱きしめ続けている。
「しばらく……このまま、繋がって……いさせて……」
「うん……」
目を細めて笑みを浮かべるフィーナとまた口付けを交わす。
そしてお互いの興奮が冷め、息も落ち着いてきたところでペニスを引き抜く。
コポコポッと二人の愛液の混ざったものがバックフローした。
「達哉……いっぱい出たのね」
「ああ、フィーナ、とっても気持ちよかった」
汗や体液で濡れたままの身体で抱きしめ合う。
またこれでフィーナと一つになれたと心から実感した。
162 名前: プリンセススクランブル番外編 -光- [sage] 投稿日: 2006/02/20(月) 21:31:30 ID:VXGKE19J
抱き合った後、部屋にあったバスローブを借りて二人でシャワー室へ行くことになった。
「やはりあのまま寝てしまうとベッドの汚れが隠せなくなってしまうわ」
「でもいいのか?こんな遅くの時間に勝手にシャワー使ってしまって」
「いいの。私が許可します」
シャワー室に入る。名前の通り浴槽がないだけで、ここも地球と大差はない。
フィーナはシーツを洗濯するからと言って先にシャワーを浴びることに。

月で水は貴重なもの……それを意識して節約しながら身体を洗う。
「タ・ツ・ヤ」
「わあぁっ?な……フィーナ?」
いつの間にかフィーナが入ってきていて、背後から抱きつかれる。
つかまえたっとばかりに身を摺り寄せる。俺の体の泡でフィーナの体もぬるぬる滑る。
「フィーナ、む、胸……当ってるから」
柔らかな乳房の感触と乳首の固さが背中いっぱいに広り、ついそっちへ意識が集中してしまう。
「ふふふっ……当ててるのよ……」
悪戯っぽく言ってわざとグリグリと胸を押し付けるフィーナ。
そんなことをされては愚息が黙っている訳もなく、あっという間に隆々と反り返った。
「まあっ、達哉ったら……」
「これは……フィーナが、フィーナが悪いんだぞ」
「あら、私のせいなのね」
「そうだ。これは責任とってもらわないとな……」
「えっ……きゃあ!?」
フィーナの腕を解いてそのまま壁に手を付かせ、お尻を突き出させる。
そしてむにむにと柔らかい尻肉を揉みしだく。
「ひゃうっ……つ、冷たい」
背筋から臀部にかけてボディソープを直に垂らして泡立てるように両手を動かす。
「く、くすぐったいわ、達哉……あぁっ」
首、肩、腕、脇、胸……と順にフィーナの上半身をマッサージするように洗っていく。

「ここは念入りにしないとな……」
「たっ、達哉、そこは……自分で……ッッ!」
泡のついた指でお尻の割れ目を弄るとフィーナはビクンッと身を揺らす。
それでも俺は尻肉のマッサージを止めずに続ける。視線はアナルに注がれたまま……
「な、達哉……何を……?」
恐る恐るフィーナは振り返ってこちらを見る。
視線を合わせたまま無言で指に力を込める……ぬぷっと人差指の第一関節が入った。
「あぅ……っ!う……ぁ……はぁ、ん……く……っ」
目を瞑って堪えるフィーナ。それに合わせてアナルがひくひく蠢く。
一度指をすっぽりと挿れて、ゆっくりと引き抜く。うなだれて息を荒げるフィーナ。
「いい……よね?」
「……もう、知らないわ……」
フィーナは諦めたのか半ば投げ捨てるように言って力を抜く。
俺ははちきれんばかりの怒張をすぼみに押し当てた。体重をかけると徐々に先端が入っていく。
「ひぃ……くは……ぁ、つぅ……んんっ、いぃい……」
否応なしにフィーナの全身が強張る。それでも強引に尻肉を鷲掴みにして押し込んだ。
「っあぁ……だ、め……本当……壊れ……てっ、ふあぁあぁ……!」
「くっ……もう少しだから……」
そして一気に根元までねじ込む。フィーナは痛みをごまかそうと天を仰いで深呼吸する。
「な……に……こ、れ……っ、痛……んん、キツ……苦し……」
フィーナの中がぎゅうぎゅうと圧迫を続ける。今日何度目かもわからない絶頂が早くも訪れた。
「フィーナ、一気にいくよっ……!」
ピストン速度をあげてずりずりとアナルを何度も貫く。
「ああっ、あっ、あ、ら、らめぇ……こんな……っ、やああああぅっ!!」
ヒクつくフィーナのアナルの中へ全てをはき出す。少し痛いほどぎゅっと肛門が締めつける。
ペニスを引き抜くと力無く崩れ落ちるようにその場でへたり込むフィーナ。
身体をぬるま湯で流しながらフィーナの身体を優しく撫でる。
「もう……こんなことまでしてしまって」
「でもこれでまたフィーナと深い関係になれたね」
「まったく……おバカなんだから……」
163 名前: プリンセススクランブル番外編 -光- [sage] 投稿日: 2006/02/20(月) 21:33:22 ID:VXGKE19J
こうして濃密な一晩を過した後、俺たちは地球へ戻った。
しばらく家を空けていたせいで少し緊張ながら大使館からの帰路。その途中──
「私たち、やっと帰ってきたのね……」
「ああ。フィーナは早くみんなに会いたいか?」
「もちろん。心配させてしまっていることでしょうし」
「でも、そうなるとしばらくもう二人きりでいちゃつけなくなるぞ?」
「も、もうっ、達哉!おかしなことを言わないの」
フィーナは顔から首まで真っ赤になる。

「あ……」
「どうしたの?何か私についてるかしら?」
「うん。キスマーク……」
赤い首筋の中に一際赤くなっている部分を見つけてしまった。
それを髪で隠すようにしてフィーナはポカポカと叩いてくる。
「達哉、もう許さないんだから」
「ははっ、逃げろ逃げろー」
「ちょっと……負けなくてよ」
弓張川の堤防を駆けていく。眩しい太陽が二人を照らし続けた。
これから先も、ずっと一緒にいられるように────

Fin






フィーナルートはこれで完結です。これでEDに繋がる…はず。
アナル嫌な人は>>162読み飛ばしても極力違和感ないようにしてみましたが。
ほなみんルートはこれより若干短くなるかも。
164 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/21(火) 00:16:28 ID:h4hCbkXe
キタ━━( ● ´ ー ` ) ゜皿 ゜) `.∀´) ^◇^) ´ Д `) ^▽^)0^〜^) ‘д‘) ´D`)



God Job!!
165 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/21(火) 02:51:55 ID:gxNSyzD/
GJ!
166 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/21(火) 02:52:27 ID:gxNSyzD/
結の小さな裸体を前にして直樹は困っていた。
その体付き。
背が無く、出るところも出てなく、限りなく平坦な………
グラマーという言葉があるが正にグラマーの真逆をいっている。
改めて結を前にすると罪悪感のようなものを感じてしまう。
とはいっても、ナニは天を突かんばかりなのだが………
「久住君………どうかしましたか?」
一向に攻めてこない直樹に結が問いかけた。
「いやっ、な、なんでもないですっ」
結は横たわっていた体を起こす。
「それなら私からいきますよ!」
結が直樹に飛び込んで直樹を押し倒す。
「あいたたた………」
ピチャッ
「えっ?」
結が肉棒に跨る。
「結………せんせい?」
スゥハァ、スウハァと深呼吸をする結。
先程までの恥じらいは無く、むしろいつも直樹を注意する様な真剣な表情になっている。
結が怒張に腰を下ろす。
ミチミチッ
「痛っ」
結の顔に苦痛の表情が浮かぶ。
なかなか簡単にはいかないようだ。
「先生!!」
その声でハッと我に返る結。
直樹の両手が結の細い腰を掴む。
「結先生、いきますよ」
無言でこっくんと頷く結。
直樹は起き上がって座位に持ち込む。
結は脚を直樹の腰に回して直樹と共同でのロストヴァージンの為、足腰に力を込める。
「んんんんーーっはがぁっっっ」
ブチブチブチ
股間に肉棒が突き刺さる。
だがこれ以上、痛みに為に動けないのか顔を苦痛に歪めながらも直樹に微笑む。
「あ、あとは、くずみくん………あうっ!!!!」
残り最奥まで一気に直樹が腰を突き出して貫いた。
直樹の胸に顔を埋め、ギュッと抱きしめる。
苦痛の涙が直樹の胸に流れる。
直樹も堪らずに抱きしめる。
直樹は密着した上半身に痛いほど張った結の乳首を感じる。
直樹は結の尻を掴んでゆっくりと腰を動かし始める。
ギチギチと肉棒を締め付ける膣口からは純潔だった証が垂れ落ちる。
コリコリになっている乳首が直樹の腹で擦れる。
膣内は潤ってこそいるもののまだギチギチに締め付けてくる。
それでも快感はやってくる。
痛くもあり気持ちよくもあるという矛盾した感覚が二人を襲う。
「結、せんせっ」
直樹の腰の動きが速くなる。
「い、いたい、はやすぎまっすぅ、でも………」
そのままゴロンと横になりつつストロークが短くなっていく。
そして、お互いの視線が重なる。
直樹が子宮口に突き込んで腰の動きが止まる。
入りきらなかった竿の部分が何度か大きく脈打つ。
「………久住君の………熱い………」
結は朦朧とする意識の中で直樹を見つめる。
「よかった………凄く、よかったです………」
涙目ではあるが満足そうな顔を直樹に向けるのだった。

続く
167 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/22(水) 01:28:14 ID:ssgyX8ZM
フィーナ来てたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
後ろは得意な方ではないのですが、楽しんで読ませてもらいました。
保奈美の方のフォローも楽しみに待ってますよ。

にられば氏もGJ!
何時もおつかれさんです。

168 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/02/23(木) 00:12:43 ID:bXL4Iw+6
青二才氏、にられば氏GJ!そしておつかれさん
二人とも文才あってよく状況を描写していてまじで最高です
169 名前: プリンセススクランブル番外編 -闇- [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 02:22:22 ID:GJdofir5
ヴウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン……カッ────!!
時空転移装置は唸りながら光を発し、達哉とフィーナを送り届けた。
「リースさんから最後の入電がありました。どうやら無事到着したみたいです」
「よかったですね、先生もお疲れ様でした」
文緒は差し入れのプリンを手渡すと結は喜んでそれを受け取った。
「それでは、私たちはそろそろ……」
「そうですね、暗くなってきましたからみなさん気をつけて帰ってくださいね」
「先生、さようなら」
文緒、保奈美、ちひろの三人は揃って時計塔を後にした。

「じゃあみんな帰りましょうか」
「あのっ、私……ちょっと温室に寄ってから帰りますから、すいません」
「そっか、藤枝さんは?」
「私はなおくんを起こしてあげないと」
「そうだったね、それじゃここで解散っと」
「秋山先輩、藤枝先輩、さようなら」
「うん、今日はお疲れ様」
「橘さんも遅くならないようにね、藤枝さんはあとのことよろしくね」
「バイバイ、秋山さん」
文緒は校門の方へ、ちひろは温室の方へ向かったのを確認し、
保奈美は校舎に入って屋上を目指す。
空には夕闇が広がり、夕月もうっすらと顔を出していた。冷たくなった風が吹きつける。
屋上の最奥部で伸びたままの直樹を見つける保奈美。

「なおくん、起きて。風邪ひいちゃうよ」
「ん、んー……っ、あ……保奈美」
「大丈夫みたいだね、さあ行こっ」
保奈美の手を借りて起き上がる直樹。
「何だか変な夢でも見てたようだ」
「そうだね……」
「……ここで話すのもなんだし、中入ろうぜ」
「うん」
無言のまま階段を降り、自分たちの教室に入った二人。
何気なく自分の席につくと、たちまち微妙な空気がその場を包み込む。
「あ、あれは、その、何ていうかな……」
「言い訳……するの?」
「……ごめんなさい」
「……謝れば許せるってものじゃないんだから」
保奈美は少し拗ねたように言う。
「うー、あー、何言おうとしても言い訳にしかならねえ」
「……綺麗だったもんね、フィーナ姫」
「あ、ああ……」
「あれだけ魅力的な人が目の前にいたらしょうがないかもね」
人の気持ちを読み取ったかのように直樹の思った事を当てていく保奈美。
「ほ、保奈美だって十分魅力的……だよ」
「なおくんがお世辞だなんて珍しいね、焦ってる?」
「そんなことねえよ、これは本心だって」
「……どうだか」
わざと直樹を煽るような言葉を保奈美は続けた。
お互い口調が少しずつ喧嘩腰になってくる。
「あーもう!浮気したのは悪かったよ!ごめんっ!!あとは一体何が気に入らないんだよ!」
「別に私は何も……」
「今の保奈美はどこかおかしいぞ。何でそんなにはっきりしないんだ!」
「はっきりしないのはなおくんの方じゃない!!」
「何ぃっ?」
「私は今の今までずっとなおくんだけを見てきた!なのに、目の前であんな……」
「ぐっ……だからそれは」
「じゃあ抱いてよ!今ここで私のこと、めちゃくちゃにしてみせてよ!!」
叫びながら直樹に詰め寄る保奈美の大きな瞳からは涙が流れていた。
しかし直樹は今までに見たことのない保奈美の姿にたじろいだ。
170 名前: プリンセススクランブル番外編 -闇- [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 02:23:00 ID:GJdofir5
「ほ、保奈美……」
「抱いてよ……私じゃだめなの……?」
「いいから落ち着け、な」
何とかして言いなだめようとする。それが逆効果で保奈美は迫るのをやめない。
しかし直樹は保奈美を抱いてやることができないでいる。
「ほ……なみ……?」
「渡さない……なおくんは誰にも渡さない!私がなおくんを取り戻す!!」
「なっ、何言って……んっ!?」
保奈美からした初めてのキス。ただ唇と唇を押しつけ合うだけのキス。
それだけで直樹の頭の中は真っ白になっていく。
身を寄せる保奈美。彼女の鼓動が直樹に伝わる。
「つっ……?」
慣れた手つきで俺のカッターシャツのボタンを外す。
しなやかな指が舞うように身体を撫でていく。
「こんなの、保奈美らしくない……」
「私は私だよ。私のなおくんになるまで止めないから」
「お前、まさかあのフィーナ姫のことを……」
「誤解しないで。私は誰も恨んだりなんかしてない」
そう言いながらズボンのベルトを外していく。
「や、やめてくれ……こんな事をしても俺は……!」
「嫌!!私のしたいようにさせて!」
「ッ……いい加減に!!」
ガタッ!
「?!きゃっ」
ガンッ!
我慢できなくなった俺は勢いよく席を立つ。
その拍子に保奈美がバランスを崩して机の角に頭をぶつけて倒れた。

「!!保奈美っ、保奈美ーっ!」
意識を確認するように大声で名前を呼ぶが、返事がない。
外傷がないか見てみる。一応出血はしていない。
力無く横たわるその姿に脳内がパニック状態になる。
「そうだ、保健室……」
だが恭子先生がいないことを思い出した。
「クソッ……俺がはっきりしないせいで……」
やり場のない怒りに机に力一杯、拳を叩きつけた。
再び視線を保奈美に向ける。気は失っていても呼吸は続けている。
「……ゴクッ」
これは傍から見れば無防備に眠っているようにしか見えない。
一定のリズムで刻まれる呼吸、それに合わせて上下する豊なバスト。
引き締まったウエストライン、滑らかに丸みを帯びたヒップ。
そしてスカートからすらりと伸びる太腿、その健康的な脚を包み込むオーバーニー。
思わずそれらに見惚れて生唾を飲み込む。

「ハッ?いかんいかん、俺はこんな時に何考えてんだ……」
しかし無情にもさっきまで大人しくしていた息子がパンツの中で暴れ出す。
何とか気を散らそうとするも、目の前の保奈美のことが気になってしょうがない。
すると、どうしても保奈美の身体をいつもよりもエロい視線で見つめてしまう。
「……ちょっとくらい、いいよな」
そっと保奈美の髪を撫でる。ふわりと女の子の香りがする。
胸に手を置いて優しく握ると指が埋まるようにその形を崩す。
興奮して止まらない俺は太腿に手を伸ばし、張りのある股肉の上で掌を滑らせる。
何度も抱いているとはいえ、こんなにまじまじと観察するのも久しぶりかも知れない。
改めてこんな非の打ち所がない子が俺なんかの為に尽くしてくれていると思い直す。
「……なおくん……」
「っう!?」
171 名前: プリンセススクランブル番外編 -闇- [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 02:23:30 ID:GJdofir5
身体に触れることで起こしてしまったか、保奈美がゆっくりと目を開ける。
俺は慌てて保奈美の体から手を離した。
「あ、いや、大丈夫だったか?」
「……もっと」
「えっ?」
「今の続き……して、いいよ」
「ほ……なみ……」
バレていたのか、見透かしているのか、保奈美は俺の手を引っ張り柔らかな胸にあてた。
「私は、なおくんのものだから……」
「保奈美……保奈美っ……!!」
俺は床に転がるようにして保奈美に抱きつき、ぎゅっと抱き締めた。
「俺は、俺は間違ってた……お前の気持ち、ちっとも理解してなかった!」
「ううん、いいの……もうわかってくれたんでしょ?ほら、泣かないで」
自分の気付かない間に涙を流していたようだ。
保奈美はそんな俺の頭を胸に抱え込んだ。
あたたかい……この安らぐ空間が俺の気持ちを落ち着けてくれる。

「ん、もういい。ごめんな」
「そう?あんまり大丈夫そうには見えないけど……こっちが」
身体を離して下半身の異変に気付く。
意に反して股間はさっきから張りつめたままだった。
保奈美はそれを見てくすっと笑う。俺も笑うしかなかった。
「えーと、じゃあ……いい……んだよな?」
「……うん」
静かに頷いた保奈美の唇にキスをする。
何度も何度も、気の済むまで、体中に口付けしてやりたい。
制服を肌蹴させてブラを外す。プルンと綺麗な胸が揺れながら姿を現す。
キスをするようにたわわに実る乳房にしゃぶりついた。
「ああっ……ん……あぁ……」
乳首を口に含んで唾液を乗せた舌でねっとりとねぶる。
「なおくん……おっぱい、おいし……い?」
「うん……最高」
口に含んで固くなった乳首を転がす。その固さを確かめるように軽く甘噛みする。
「はぅっ……あっ、く……んんっ」
もう片方の乳房を寄せて同時に乳首や乳輪を嘗め回す。
寄せることでくっきりと谷間ができあがり、擦り合わせるように動かした。
「ふあぁぁ、な、なおくん……遊んでるの?」
「いや、大きいなーって……」
「なおくん……よだれ」
「はっ?!」
口元から垂れた雫を保奈美がすくってその指を自分の唇に付けて笑う。
「なおくんはいたずら好きなんだね」
「う……」
屋上でのフィーナ姫の件、そして今のこれ……否定できず口篭る。

「さて、私はこれからどうされちゃうのかなー?」
挑発されているような、期待されているような言葉をかけられる。
胸に吸い付いたまま片手をショーツへと伸ばす。
恥丘をぎゅっと押すとじわっと愛液が染みだしてくるのがわかった。
「保奈美、お前……もう」
「…………」
保奈美は顔を赤くしてそのまま黙り込む。
ちゅぽんっと胸から口を離して意識を下の方へと移す。
下着の横から手を入れてくちゅくちゅと割れ目や肉芽を弄る。
「あ……ふぁ、あぁ、ん……っ、うう……」
甘い喘ぎ声をあげて体をくねらせ身悶える保奈美。
172 名前: プリンセススクランブル番外編 -闇- [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 02:24:00 ID:GJdofir5
脇の下に腕を入れて抱き起こし、ショーツを脱がせ手近な席に座らせた。
「ひぁ……!」
開脚させるとぱっくりと陰唇が露になる。
指を挿れてくちくちと中をかき回す。
「やあっ、んくぅ……あっ、あっ、あ……!」
肉壷からは愛蜜が次々にとろけ出てくる。わざとそれを掻き出すように指を曲げる。
そしてクレバスから垂れ流れた液が椅子の上に溜まっていった。
「そう言えばココの席の奴も保奈美の事好きだとか聞いたことあるな」
「ふえぇっ?ふあ、そ、そ……んなっ」
「今頃そいつも保奈美のこんな姿想像してオナってんのかも」
「や……いやぁ……だめ……」
からかうつもりの言葉責め(?)に保奈美は泣き顔になってしまった。
肩で息をして今にも目尻から涙が流れ落ちそうだった。
「保奈美……」
「なおく……んっ」
慰めるように保奈美と唇を重ねる。
保奈美は自ら俺の言葉をかき消そうと積極的に舌を挿れてくる。
舌と舌が口内で交わり合う。保奈美の柔らかい唇が俺の唇を包み込む。
大丈夫、こうして保奈美を抱いていいのはこの俺だけだ……
そういう想いで保奈美に応えようと更に力強くキスをする。
薄目を開けてみると、安心した面持ちで目を閉じ瞼に涙を浮かべる保奈美の顔。

どちらからともなく顔が離れると、保奈美はガチンガチンの肉棒を手で擦った。
うつろな目でそこを見つめ、上目遣いだけで欲しそうにねだってくる。
いつでも準備OKだった俺はズボンとパンツを投げ捨てて仁王立ちになる。
「なおくん……大胆すぎ」
「なあに、本番はこれからだ」
保奈美に接近して性器同士を合わせる。
お互いの濡れた部分が触れ合うだけで身体がピクッと反応する。
「いくぞっ……!」
「うん……あ、ふああぁ……っ!」
ぐにぐにと陰唇をかき分けるようにして肉棒を埋め込んでいく。
奥までぐっしょりと濡れていた保奈美の膣にずっぽりと収まった。
保奈美は俺の首に腕を回してくる。俺は保奈美の両腿の下に手を入れて持ち上げた。
その弾みでぐぐっと更に奥まで挿入される。
「んああっ、はぁ……ぁ、あぅ……んっ!!」
保奈美の膣内もまた肉棒を引き寄せるように締めつけてくる。
それだけでイってしまいそうになるのを踏ん張って堪えた。
「よし、動くぞ……」
ゆっくりと腰を始動させて保奈美を突き上げる。
「ああ……っ、ふはぁ、あぁ、あっ……きて……っう!」
肉襞をえぐるように激しく腰を打ちつけていく。
ずちゅずちゅっと愛液と空気の交じり合う音が夜の教室内に響いた。
「くっ、学校でするのは……俺たち、初めて……だなっ」
「やあぁ……言わない……でぇ……あんっ、ああっ、あっ」
保奈美の喘ぎ声も高くなって締め付ける力が強くなってきた。
中へ誘い込まれるように俺の腰を振る速度も限界にまであげる。
「あぁんっ、も、もうっ……だめ……えっ……あっ、あ、ああっ!」
「保奈美……俺も、くくっ……!」
「なおくん、私、イッちゃう……あっ、あっあはあぁああああーーーー!!」
「出すぞっっ保奈美……!!」
ドクンッ!ドクンッ!と身体を波打たせながら膣内へ射精していく。
肉棒を絞り込んでくる膣中で6度、7度と射精感を味わい全てを出し尽くした。
それでもなお吸い付いてくる保奈美の蜜壷からズポッと肉棒を抜く。
するとゴポリと音を立てて二人の愛液の混ざった白濁液が床に落ちる。
「いっぱい……出たみたいだね」
満足そうな笑みを浮かべる保奈美の身体を降ろして二人で呼吸を整える。
「も、もう今日は出ねえぞ……」
「ご苦労さま、なおくん♪」
173 名前: プリンセススクランブル番外編 -闇- [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 02:24:50 ID:GJdofir5
力尽きて眠りそうになったところを片付け中の保奈美に無理矢理起こされる。
何とか気力で立ち直って自分の身なりを直す。
「さて、これでいいかな……あ、もうこんな時間」
気付けば外はもう夜の暗闇に包まれていた。
「こんな時間じゃもう誰も残ってないな。早く出ようぜ」
足早に教室を出て学園を後にする。
手を繋いでゆっくりと蓮美坂を下っていく。
「月が……綺麗だね」
「ああ。未来のお姫様はあそこから来たんだっけ」
「そうだね。あんなに遠いのに……」
立ち止まって二人で夜空の月を見上げる。

「私たちも、あのお姫様たちみたいになれるかな……」
「んーと、こういうことか?」
遠くを見つめる保奈美の身体をお姫様だっこしてみせる。
「きゃ、やっ、やだ、なおくん……恥ずかしいよ」
「あれっ、違ったか」
「えっとね、あの二人見てたら、お互い支え刺激し合ってるようだったから」
「そんな事だったら俺だって保奈美と釣り合うように頑張ってやるよ」
「本当?それじゃあ私と同じ大学受けられるよう努力しなきゃね」
「うぐっ……それはちょっと」
「うふふっ、冗談だよ……ちゅっ」
不意に保奈美が顔を寄せて俺の唇を奪った。
力が抜けたところで保奈美が身体を降ろす。
「保奈美、俺たちも他人が羨むようなカップルになろう」
「……うんっ!」
夜空の中、淡く光る月の下で二人の絆は固く、固く結ばれた。


END








こんな感じにまとまりました。フィーナルートと分量的には大体同じでしたが。
意外とまだ自分の中でほなみん愛の方が強かったようで思ったより早く出来ましたw
補足…単純に向こうは昼間締めなので光、こっちは夜なので闇ということです。

>167
ぶっちゃけ自分も後ろ属性ないですw

>168
文才とか言われると恐れ多いですが楽しんでもらえて何よりです。

>にらればさん
長編書けるのが羨ましい…自分は飽きが早いんで。引き続き頑張って下さい。


ではまた何かあれば。長々と失礼しました。
174 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 08:57:24 ID:CaaSKd67
グッジョォォブ!
選択肢でも付ければそのままFBで使えそうな内容ですよ
175 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/02/23(木) 18:06:13 ID:bXL4Iw+6
>>174
禿同
FBもこのストーリーじゃないかと
思ってしまうほどの内容です
176 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 19:26:28 ID:NK5waZvV
文才という程のものではありませんよ。
私の場合は半分勢いで書いてる位で。
さて、続きを書きますか。
177 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 20:31:10 ID:7NSl/RLV
お二人とも、正座してお待ちしてます
178 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 21:03:35 ID:NK5waZvV
今書いてますんで気楽にお待ち下され。
179 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 21:29:07 ID:NK5waZvV
直樹はさんざんに絞られた。
あの後に玲の相手も努めた後三人纏めて攻め掛かられ力尽きた。
朝食はガーリックトーストだった。
そして昼間までまた絞られ続けるのだった。

日曜の昼下がりにフラフラと帰宅する直樹。
何だか周りの景色の色合いがいつもと違って見える。
何とか渋垣家の門に辿り着く。
縋りつくように門にもたれ掛かる。
やりすぎて寝不足なのか、それともやり過ぎた事そのものの為なのか意識が朦朧とする。
「うぅ」
ガクッと膝が崩れる。
玄関が開き誰かが出てきたようだ。
「なおくん?」
保奈美の声が聞こえたような気がしたが直樹の意識はそこで飛んでしまった。

「なおくん!!!!]
保奈美は驚いた。
遊びに来ていた渋垣家からお暇しようと玄関を開けると門に直樹がうずくまっていたのだから………
いつもの保奈美なら家の中に戻って助けを呼んでいただろう。
だが、柄にもなく取り乱していた。
まずは家に運ぼうと華奢な体で直樹を背負う。
「な、なおくん」
突然赤面する保奈美。
何はともあれ直樹を運ぶ。
やっとの事で玄関に入りゆっくりと直樹を降ろす。
「茉理ちゃん、茉理ちゃん!!!!」

「ん、んんっ」
直樹がゆっくりと目を開けるとそこはリビングのソファの上だった。
「なおくん、気が付いた?」
「全く何やってんのよ………」
いつも通りに呆れる茉理。
「まぁ、いいわ。私はちひろと会う約束があるから行くから。じゃあ保奈美さん、後はお願いします」
パタパタと玄関に向かう茉理。
「全く慈しみの無い奴だ」
「ダメだよ、そんな事言っちゃあ。茉理ちゃんもここまで運ぶの手伝ってくれたんだから………」
突然涙ぐむ保奈美。
「なおくん、死んじゃうかと………」
「ゴメン………」
オペレーションサンクチュアリの初期段階の事故による保奈美の心の葛藤。
事件の被害者でもある直樹はこれまで待ち続けた保奈美の心境を理解していた。
だから、それ以上は何も言えなかった。
直樹に寄り添う保奈美。
「なおくん、ここ、苦しいんでしょ………」
そう言うといつの間にか屹立していた直樹の股間に手を伸ばす。
「い、いつの間に………」
「………なおくんを背負っている時にはもう………」
「もしかして………茉理さんは………」
「………多分………」
実は玄関前で柚香が茉理を待っていて、直樹が目を覚ます少し前まで彼女が興味深そうに
直樹の股間をマジマジと見つめていたの事は黙っておく事にした。

続く
180 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 23:21:26 ID:oiH9j+BP
女教師トリオに散々搾り取られたあげく今度はほなみんかよ!!!w

181 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 23:24:28 ID:zH2ZJfRS
こりゃ全員食べてしまうか?
182 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/25(土) 09:04:03 ID:l7yO/YtB
あけるりの姫陵辱よろ。
183 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/25(土) 14:52:53 ID:gT0oKP3o
>>182
それは恐らく書き手がいないからこっちのスレ池

[レイプ]鬼畜陵辱[スカトロ]第5章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138978450/
184 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/25(土) 23:32:45 ID:cwoqlchA
>>182
陵辱シーンに漕ぎ着けるまでが相当難しいシチュと思われ
185 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/26(日) 00:03:21 ID:lr0pJWTF
あけるりのリース和姦 たのむ
186 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/26(日) 18:38:31 ID:/EawMzrC
女教師×3、でもって次は保奈美・・・?(柚香にはいかないかな
服上死決定w

>>182
夜明け前をプレイして、もしその姫を気に入ったら書くかもしれないです。
まあその時は>>183でリンク貼られてるスレに投稿すると思いますが。
187 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 01:00:33 ID:0/Sk2qOl
ズボンの上からテントを張る直樹の股間を保奈美が優しく撫でる。
年上三人にたっぷり搾り取られた後なのにズボンの上から触られただけでピクピクと反応してしまう。
「今日はエロホナミンか………」
「むー、雰囲気ぶち壊しだよ」
むくれる保奈美。
直樹を見ようともせずズボンのファスナーを降ろす。
直樹の怒張がトランクスを押し上げて現れ、形が露わになる。
すると保奈美はトランクス越しに怒張を咥えた。
ジュワッと保奈美の唾がトランクスに浸透する。
保奈美は口内で舌を使って怒張の形を確認する。
トランクスは伸びきって怒張に張り付かない。
お陰で出し入れ口が大きく開いて舌が簡単に侵入する。
チュル
唾液を纏った舌が直樹を襲う。
カリ裏で舌が止まる。
止まってはいても舌が触れているだけで気持ちいい。
すると保奈美は一気にナニを取り出した。
舌がカリ裏を一周する。
ピクピクと震える直樹。
そして保奈美の舌が離れる。
「ほ、保奈美、キスすらまだなのに………」
「ふふ、小さい頃沢山したじゃない………」
そう言いつつ竿を握る。
「結構大きいんだね」
「まぁ、普通は分からんだろ………保奈美の胸は丸分かりだが………」
「なおくんのエッチ」
握っていた竿を放すと亀頭をツンと突く。
振り子のように揺れる肉棒。
「ねぇ………なおくん………」
「ん?」
「実は初めてじゃないでしょ」
ピキ
一瞬固まる直樹。
保奈美がその一瞬を逃すわけがなかった。
188 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 01:01:54 ID:0/Sk2qOl
「ど、どうしたんだ一体………」
「………香水のにおいがする………」
それは多分、玲と恭子だろう。
だが流石に複数の物とは気付かないようだ。
悲しそうな目つきで直樹に迫る保奈美。
「誰?昨日、女の子の所、泊まったんでしょ?美琴?それとも秋山さん?」
何時になく捲したてる保奈美。
流石に教師三人ですと答える勇気は無い。
しかも担任教師を含むなんて言える訳がない。
「い、いやぁ、だから昨日は弘司の所に………」
「広瀬君の所になんて行ってないでしょ。柚香ちゃんから聞いたもの………」
険悪な雰囲気がリビングに停滞し始める。
ピンポーン
ピンポーン
チャイムが鳴るが出て行く場合ではない。
ドタドタと廊下に足音が響く。
「茉理、今取り込み中だから部屋に行っててくれ」
だがリビングのドアは開いた。
「ハロー、久住ぃ」
「こ、こんにちわ………」
「お邪魔しますね」
何故か昨日一夜を共にした三人が上がり込んでいる。
「あら、ホントにお邪魔だったかしら………」
そう、事の最中だったので怒張が晒されたままだったのだから………

続く
189 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 01:11:33 ID:I2fTP5ff
さすがのほなみんも先生3人とやってるとは思わなかったか。
ここから先の展開は本当に予測がつかないぞ。
190 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 01:13:55 ID:0/Sk2qOl
>186 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/26(日) 18:38:31 ID:/EawMzrC
>女教師×3、でもって次は保奈美・・・?(柚香にはいかないかな

次こそは柚香、若しくは文緒の話を書きたいと考えとります。

>服上死決定w
まぁ、ある意味直樹は服上死してもおかしくないラストになりますよwww
191 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 03:12:39 ID:hRFRD/2N
うわー今度は女教師トリオがほなみんに性の手ほどきでつか?w
192 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 21:49:19 ID:m4ZrCxxG
「ほ、保奈美、キスすらまだなのに………」
「ふふ、小さい頃沢山したじゃない………」

幼なじみって、小さいときキスしたり一緒にお風呂入ったり
よくするよね。ホント不思議だ。
後になると、お互い無かったことのように振る舞うのが殆どだけど。
でも、お互いハタチ過ぎても「○○ちゃん」と呼び合うんだよなあw
193 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/01(水) 22:33:49 ID:v5+KcL9O
>>192
そこがまた結束の強さの秘訣なんだよな・・・・・・・・・・・。
「タイムマシーンは誰もが持っている。過去へと連れて行くのは想いと記憶、
未来へ連れて行くのも想いと夢である・・・・・・・。」
194 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/02(木) 23:40:33 ID:qAtn/IfR
皆様方、投票を忘れずに……… 

あけるりキャラクター人気投票
http://august-soft.com/exp/vote_ex.cgi

P.S.
更新は明日です。
195 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/03(金) 23:58:52 ID:5HG8LHi8
本スレ誤爆噴いた
196 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/03(金) 23:59:01 ID:rmTPLn0W
「………なおくん………」
年上三人組を見て保奈美は全てを察した。
自分の想いが脆くも儚かったと悟った保奈美。
人前であるのにポロポロと涙が溢れる。
「っ!!」
三人を押しのけて保奈美がリビングから飛び出していく。
そして渋垣家から駆けだしていった。

「罪な男ねぇ」
「誰の所為ですか、誰の………」
既に肉棒は仕舞われている。

「なおくんのバカ………」
保奈美は自室のベッドに泣き崩れていた。
直樹に彼女が出来たら潔く身を引こう。
そう考えていた。
しかし当の直樹は誰ともくっつく様子もない為、アタックの機会を狙っていたのだ。
そして、それは成功したかに見えた。
だがそれはあっさりと脆くも崩れ去る。
だが、今こうしているだけでも直樹への想いは強くなる一方だった。
「なおくん、なおくん………」
勝手に身体が動く。
スカートの裾に手を這わせる。
「なおくん………」
そして下着越しに縦スジに指が這う。

その頃、渋垣家の玄関前には茉理とちひろがいた。
「茉理ぃ、やっぱり………」
「昨日のことを洗いざらい喋らせるわよ」
「で、でも………」
「止めないで!こういうのは勢いが肝心なんだから」
茉理はスゥっと息を吸い込む。
そして一気に蹴破る勢いで玄関を開けるとそのまま靴を脱ぎ捨てる。
「くぉらぁぁ、バカなおきぃぃぃぃ、昨日何処行って、た……の………」
リビングのドアを開け放った瞬間、茉理の勢いは失速した。
ソファに座る三人を見て固まった。
「え、ええぇっと結先生は兎も角、仁科先生、さらには理事長先生まで………」
恭子は兎も角、玲の存在が茉理の頭を混乱させたが直ぐに一つの答えを導き出した。
「直樹ぃ!理事長先生が来るなんて今度は何をしでかしたの!!」
「えっ、あぁ、別に久住君は何も………」
あたふたとしながら直樹を庇おうとする結。
「まぁ、確かに責任を取らなきゃならない事はしたんじゃない」
わざと焚き付ける様な発言をする恭子。
ある意味、間違ってはいないのだが………
「何したのくぉのっバカ直樹ぃっ!!!!」
詰め寄る茉理。
そのまま首根っこ掴んでブンブンと揺する。
ただでさえブルーになっていた直樹は反抗する気力すら残されていなかった。
「渋垣さん、久住君は無実ですよ。ただ、彼の人生に関わる事をお話ししたくて保護者の
御帰宅を待たせていただいているんですよ」
この時、流石の茉理も直樹と三人の関係を予想しうる筈もなかった。
何しろ、保奈美のように直樹と肌と肌の接触をした訳では無いのだから………

続く
197 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 00:07:56 ID:G8KoqtrA
三日に更新なんて書いたんで焦ってしまって………
しかし、軍板に誤爆するよりはましってもんですよ。















と恥ずかしい過去をさらけだす………ort
198 名前: 青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 01:09:33 ID:0TMZJ2lz
約2週間ぶりのご無沙汰です。
人気投票やってるご時世なので応援SSでも書ければよかったんですけど、
どうもそっち系のネタが降りてこないのがなんとも歯痒い思いのするところ。
それでも何か書こうと画策してるうちに少し形が出来てきたので投下します。

微エロ続きでグダグダかも知れませんが、とりあえず完成分だけ。
199 名前: 月影に身を隠し [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 01:10:30 ID:0TMZJ2lz
ある日の学校帰りのこと、川原を歩いているとリースを見つけた。
こんな所で会うのは珍しい。彼女は何か探している様子だった。
「やあリース、どうかした?」
「タツヤ……」
草むらの中を探る手を止めてこちらに気付く。
しかしまた生い茂る草むらの中へ視線をやる。
「探し物か?手伝うぞ。何落としたんだ?」
「……装置」
「装置?一体何の」
「姿を消す」
「すっ、すが……たぁ?」
その言葉に驚き大声で言いそうになったが、リースの深刻な表情に声を抑える。
「前にも話したと思うけど、ロストテクノロジーの一部」
「あ、ああ、なるほど……」
「他人に拾われて悪用されたら厄介」
「そうだよな。もし悪い人にでも使われたら……」
「その人諸共消す」
なんとも物騒なことをさらりと言ってのけるリース。
しかしその目つきは本物で、やりかねないものだった。
「と、とりあえず俺も一緒に探してやるから。バイトまで時間あるし」
「ありがとう……」
そうして二人で捜索を始める。
「なあ、その装置ってのはどれくらいのものなんだ?」
「手の平に収まる……それくらい小さい」
「よしわかった」
だがモノが小さいのかなかなか見つからない。
あっという間にバイトの時間が近づいてきた。
「ごめんなリース、俺そろそろ行かないと」
「ん……わかった」
「それじゃあ、あんまり無理するなよ」
最後にリースへ一声かけてその場を後にした。

家に戻ってすぐ左門へ向かう。
と、入り口の植木の中に何か光るものを見つけた。
「こ、これは……」
拾いあげてみるとそれは三日月型をしたキーホルダー……?
いや、ただのそれじゃない。何となく異質な感じがする。
これは間違いなくリースの探していたものだと合点がいった。
「達哉、何してるの?」
「うわぁっ?なんだ、菜月か」
「なによ、そんなに驚くことないじゃない」
突如、扉を開けて菜月が出てきた。俺はとっさにその装置をポケットに隠した。
「別になんでもないって。それじゃ着替えてくる」
「?変な達哉」
怪しまれながらも足早にその場からバックヤードへ逃れた。
(うーん、今から渡しには行けないから夕飯の時でいいかな)
そう判断して仕事に専念することにした。
200 名前: 月影に身を隠し [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 01:11:30 ID:0TMZJ2lz
しかし、肝心の夕食時になってもリースは帰ってきていないようだった。
仕方なく家へ戻って自室でそれをポケットから取り出す。
(一体これはどうやって使うんだろう?)
天井に向けてかざしてみたり、手の平に乗せて転がしてみても反応しない。
(もしかしたら故障してるのかも……)
少し残念な気持ちでポーンと軽く投げてみる。
「えっ」
するとそれは空中でピタリと止まって青白い光を放ち始める。
フィィィィィィィィィィィィィン────
「ちょっと、待っ……うわあぁぁっ?!」
球体はこちらに向かってその光を浴びせた。
「お兄ちゃんっ!どうかしたの……あれ?」」
俺の悲鳴を聴いた麻衣が隣の部屋から飛び込んできた。
でも何か様子がおかしい。焦点がこちらに定まらず部屋中を見回している。
「おかしいなー、確かにお兄ちゃんの声がしたはずなんだけど」
そう言って麻衣はベッドや窓の外などを調べてまわる。
(麻衣!俺はすぐ横にいるぞ!聞こえてないのか?)
必死にその存在を伝えようとするも、それが音となって発せられることはなかった。
「……へんなのー」
頭に疑問符を浮かべたまま麻衣が部屋を出て行ってしまう。
(これは困った……もしかして元に戻る方法がないとか?)
悩みながらうろうろするも、解決法は一向に思いつかない。
(それならもういっそこの状況を存分に活かすしかないじゃないか……!)

開き直った俺は部屋を出て、まず風呂場へ向かった。
脱衣かごの中を覗くと麻衣の服とミアのメイド服を見つけた。
今夜は一緒に入っているようだ。
しめしめと戸を開けて隙間から中の様子を覗き見る……
「ゴシゴシきれいに洗いましょー♪」
「ふぁー、ミアちゃんに背中洗ってもらうと気持ちいいよ」
(おおぅっ、これは流しっこ中でしたか!なんと良いタイミング)
裸の二人の身体が泡まみれになっている。
スポンジを持ったミアの手が麻衣の体中を這っていく。
(ああ、麻衣もちゃんと成長してるじゃないか……頑張れ、これからが勝負だ)
「それでは流しますよー」
ミアがシャワーで体の泡を落としていく。
張りがあってつるつるした若い肌が水を弾いてツヤツヤと光る。
(うんうん、ミアも水のしたたるいいおん……うわっ!)
カラカラカラッ
つい前のめりになりすぎた拍子に戸が一気に開いて転がり込んでしまった。
「わああっ?いきなり何?」
「ひゃああ……あれ、誰もいませんね」
(助かった、まだ消えてるみたいだな)
ミアは俺の横を素通りして戸を閉めにいく。
(ここはやっぱりこの特典を活かさなきゃ……えい)
ふにっ
「ひゃうっ!?」
ミアの乳首を指で触れる。
「どうしたの?ミアちゃん」
「あっ、いいえ、なんでもありません……失礼しました」
何事もなかったように平静を装うミア。
(やばい、何だあの柔らかさは!もっと触りたいッ……)
ふにふにふにっ
「……っ!!」
連続で突付いてやるとミアは息を殺して真っ赤になって耐える。
「ミアちゃん、顔赤いけど……大丈夫?」
「え?あ、だだ大丈夫ですっ!ちょっとのぼせたのかも知れませんっ」
「そっ、そう?ならいいけど」
「さ、さあもうそろそろ上がりましょうか!長風呂は良くありませんし」
「うん……わかったからミアちゃん慌てないで」
201 名前: 月影に身を隠し [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 01:12:30 ID:0TMZJ2lz
(ちっ、もう出るのか……仕方が無いな。じゃ最後に)
ざばぁと風呂から身体を出す麻衣。
待ち構えたその瞬間に麻衣の胸を下から嘗めあげ、同時に脇腹をくすぐった。
「わひゃひゃひゃひゃひゃっ!?」
「い、いきなりどうしたんですか麻衣さん」
「ふぇっ?あ、ううんっ、何でもない、なんでもないから……うん」
ミアと同じく麻衣は笑って誤魔化した。
「さささ、早く出よう出よう」
「?……はい」
(うむ、麻衣のしっとりとした胸の感触、忘れないぞ)
二人が出るのと同時に戸をくぐり抜ける。

そのまま自分の部屋へと退避した。
すると身体がピカッと一瞬強い光を放つ。
「あれ……戻った、のか?」
鏡を見るとそこには自分の顔が映り、声も部屋に響く。どうやら戻ったらしい。
「はぁー助かった……」
危ないものをあまり手元に置いておくものではないと思い、
リースに返しにいこうとさやか姉さんの部屋へ。
コンコン、ガチャ
「姉さん、リースいる?」
「あら達哉くん。リースちゃんはまだ帰ってきていないわよ」
「そっか、ならいいや。それじゃおやすみなさい」
「はーいおやすみー」
リースは帰ってきていなかった。まだ探し回っているのだろうか……。
「あ、お兄ちゃん。お姉ちゃんの部屋にいたんだ」
「わっ?なんだ麻衣か」
「お風呂空いたからどうぞー」
「おお、ありがと……」
寝る時は薄着の麻衣。そのボディラインとさっき見たものを照らし合わせる。
「?お兄ちゃんっ、鼻血!」
「へ……あ、こ、このくらい平気平気!それじゃおやすみな」
「う、うん……おやすみ」
逃げるようにまた自室へ戻って慌てて鼻血を拭く。
少しのぼせていたせいもあったか、とにかく危ないところだった。
落ち着いてから風呂へ向かう。

風呂から出てもリースが戻ってきた様子はなかった。
探しにいくべきか?いや、行き違いになってはまずいし、きっと帰ってくるはず。
やはりここは戻ってくるまで待つか……


「……つやさん、達哉さん、起きてください。朝ですよ」
「んっ……あれ?ミア……ああ、俺ここで寝ちゃってたんだ」
「もしかしてお体の調子が良くないとか……」
「そういう訳じゃないんだ、リースを待ってたつもりなんだけど」
「リースさんですか?まだ帰ってきた様子はないみたいですよ」
「まぁきっと今晩には戻ってくるよな」
話を切り上げてミアは台所で朝食の準備を始めた。

洗面所で顔を洗いながらふと思う。
(ということはもう一日あの姿を消す能力の恩恵を受けられるわけだ……)
ここぞとばかりに悪戯心が働いて次々にいろんな事を考えついていく。
「くーっくっくっくっく……」
「あら、達哉……?」
「ぶはぼっ?!フィ、フィーナっ」
「おはよう達哉、何か嬉しい事でもあったのかしら?」
「え?ああなんでもないよ、思い出し笑いみたいなもんだから」
「そう?ならいいけど」
202 名前: 月影に身を隠し [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 01:13:30 ID:0TMZJ2lz
5人での朝食を終えて、姉さんは博物館へ、俺とフィーナと麻衣は学院へ向かった。

キーンコーンカーンコーン……
次の授業は体育。絶好の着替え覗き見チャンスということである。
体育委員に保健室に行くと伝え、女子更衣室に向かった。

扉が開いた隙に自分も中へと滑り込む。
(こ、これは……!!)
目の前に広がるのは想像通り花が咲きほこる、まさに楽園。
惜しげもなく下着姿を曝け出す女子たち。
四方八方どこを向いても女、女、女。
男には堪らない女の匂いで充満した更衣室の空気を目一杯吸い込む。
すでに股間はビンビンでいつでも発射できそうだった。
(むっ、あそこに菜月とフィーナ、それに遠山を発見!)
着替え中の女子たちの中をすり抜けて三人の元へ向かった。

(うはー、やっぱ菜月のでけぇ……フィーナも結構……おっ、遠山も負けてない)
体操着を着る前の上半身を嘗め回すように見比べていく。
ブラから覗く白い胸がたまらなく性欲を刺激する。
中でも圧巻なのは、やはり菜月の胸の谷間。
身を少し屈めるだけでブラの中でふるふると揺れてその存在が強調される。
もちろん体操着の上からでも大きさは他の女子と比べても一段上。
これはもう頂いておくしかない……と思ったところで再びチャイムが鳴った。
慌てて女子たちは更衣室から出て行って、一人とり残された。
(あぁ……それでもこの匂いはたまらない……)
しばらくその余韻に浸り続ける。

更衣室に居続けても仕方がないと気付いてグラウンドに出てみる。
女子の方へ目を向けてみると既に準備体操を終えていた。
(ほう、今日はハードル走か。これは期待できる)
頭の中が走る度に揺れる女の子の胸でいっぱいになる。
間もなくしてスタートラインに並んだ第一陣が始走する。
まずは菜月。運動も結構いけるだけあって軽快に飛び越えていく。
次に見えたのはフィーナ。走る姿勢も綺麗で美しい。
思わず見惚れてしまいそうになる……
「うゎたっ!」
ガシャーンとハードルに足を引っ掛けて壮大にコケた遠山。
(あーあ何やってんだ、まったくあいつらしいな)
その後もよろめきながらも何とか最後まで走り抜いた。
「翠っ、大丈夫?」
「へーきへーき、これくらい何ともないよ」
「でも、膝が擦り剥けているわ」
「大変じゃない、保健室行ってきなよ」
「そんな大袈裟なー。唾つけときゃ治るって」
「いいから、ここは大人しくしてなさい」
「んー……そこまで言うなら、じゃあちょっと行ってくるね」
ひょこひょこと少し足を引き摺るように校舎の方へ向かう遠山。
(……ちょっと心配だな、見に行ってみよう)
後につくようにして俺も遠山に付いて行った。
203 名前: 月影に身を隠し [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 01:14:00 ID:0TMZJ2lz
「失礼しまーす、ってあれ、誰もいないじゃん」
養護教諭も席を外しているようで、保健室はガランとしていた。
「まあいいや、自分でやっちゃおっと」
翠は薬品棚から消毒液を探す。
「んーとどれだぁ?……あ、あれだ!んーっ……」
目線を追うと棚の最上段にそれがあった。
爪先立ちになって手を目一杯伸ばすも、あと一歩のところで届かない。
「っっ!痛……あっ」
膝に痛みが走ったのか、バランスを崩して倒れていく。
(あぶないっ!!)
どすっ
(ぐえっ)
「いちち……あれ、痛くない……何だろ」
俺は素早く回りこんで翠の下敷きになった。
身体を起こそうとするも、上で翠が暴れる。
「うわっ?なに、地震?ちょっ、え?」
(あーもう動くなって!)
翠の身体を持ち上げてベッドへ投げた。

「っわわ!どうなってんのー?」
彼女が狼狽しているうちに肢体をベッドに結び付けていく。
「ええええええ?これってもしかて怪奇現象ー?」
ひどい言われようだ。
(だがここまでくればもう主導権は俺のものだ……)
無防備になった翠の傷口を舌で舐めあげる。
「ひゃあっ?い、い、今の……何」
そのまま続けて患部をチロチロと優しく舐めていく。
「きゃははははっ、く、くすぐったいよぉ」
(……こいつ、人が親切でやってる事を)
「へっ?今度は何?ひゃあっ!」
動けない翠の体の上に馬乗りになる。
そして体操着の上から胸まわりやわき腹付近の性感帯を刺激する。
「いひはははは、だめ、だめだって、そこ……はひゃぅっ!」
内側へ向かう円軌道を描くようにして胸の盛り上がりを撫でていく。
丘の先端に到達したところで軽く弾いてやると翠は高い声をあげる。

体操着を少したくし上げてへそを嘗め上げた。
運動して蒸気した翠の汗の匂いが鼻腔を抜けていく。
(いやあ……流石に女の子の肌はすべすべだなぁ)
翠の肌の感触を確かめるようにもそもそと身体の上を這い回る。
「ちょ、ちょっと、これは……んっ、あれ?この匂い、どこかで……?」
(!? もしかして遠山のやつ、俺だと見破る気かっ)
ガラガラガラッ
「翠っ!」
「あ、菜月?」
(ぶぶっ!!)
突如現れた菜月に驚いて俺はバランスを崩してベッドからずり落ちた。
どさっ
「ん?今何か変な音しなかった?」
「っていうか何て格好してるのよ」
「あははー、えっと、ポルターガイストってやつ?」
「まったく戻ってくるのが遅いと思ったら先生がいないのをいい事にこんな……」
(く……ここは撤退した方がよさそうだな)
菜月と翠が喋っているうちに保健室から脱出した。

シュウウウウウンッ……
「お、丁度時間切れか。危ない危ない」
俺は周りに誰もいなかったことを確かめてそそくさと教室へ戻った。

つづく
204 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 17:04:01 ID:2b8W6pME
おつ〜〜〜
205 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/04(土) 21:36:46 ID:L5jxgV2m
にられば氏&青二才氏乙。
とりあえず現状ではにられば氏がはにはに担当、青二才氏がけよりな担当と認識して桶?

関係ないが姫枕マジでデカい。
さすが等身大だw
206 名前: 青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/05(日) 01:23:36 ID:TmV3IfdD
>205
単に現状そうなってるだけかと。一応全作品やってますから。
余談ですがうちにも姫様いますよw
207 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/05(日) 17:57:16 ID:9SFhriSf
あれって等身大だったの?
コミケ会場で見たときは、ちょっと小さめに見えたけど
イラストのサイズじゃなくて、全高がってこと?
208 名前: 月影に身を隠し(続き) [sage] 投稿日: 2006/03/05(日) 23:20:54 ID:I8P0X5HZ
キーンコーンカーンコーン……
今日の授業が全て終わり、教室から生徒がはき出されていく。
「達哉、ちょっと」
「ん?どうした、フィーナ」
「実は……」
フィーナはこれから月大使館の方へ向かうらしい。
なんでも昼休み中にカレンさんから連絡があったとか。
どんな事情かまでは聞かないけど、俺の道具のせいじゃないよな。
「それじゃ、夕飯はこちらで済ませてくると思うからよろしく。
 あ、あとさやかも私たちと一緒になるかも知れないから」
「了解、後のことは任せていってらっしゃい」
フィーナは少し急ぎ足で教室を出ていった。
「達哉、フィーナは?」
「ああ菜月、フィーナはかくかくしかじかで行っちゃったよ」
「そっか。じゃあ私たちは帰ろっか」
こうして俺は菜月と帰路を共にした。

「ただいまー」
「あ、達哉さん、おかえりなさいませ」
玄関で掃除中のミアに出くわした。
「あれ、今って家の中はミアだけ?」
「はいそうですけど」
「ならいいや、ありがと。俺はもう少ししたらバイト行くから」
「わかりましたー」
この様子だとまだリースは戻ってきていないようだ。
うーん、また返しそびれてしまった。仕方が無い。
「そういえば、今日はフィーナと姉さん遅くなるらしいよ」
「はい、先ほど姫様からも連絡承りました」
「なら大丈夫だね、じゃ行ってくるよ」

カランカラン──
「いらっしゃ……なんだ達哉君か」
「なんだはないじゃないですか」
「ははは、細かいことは気にしない気にしない」
「まったく……それじゃ着替えてきます」
「おうタツ、今日もよろしく頼むぞ」
「はい」
バックヤードに入って左門の制服に着替える。
「あ……これ持ってきちゃったか」
着替えた服の中から透明になれる装置を取り出した。
「ま、ここなら誰も入ってこないし大丈夫だよな」
そう言ってロッカーに仕舞おうとする。
「達哉、どうしたのそれ?」
「うわっ?菜月!いつからそこに」
「ん?今入ってきたとこだけど……なーに後ろ手に隠してるのよ」
「いや、これはちょっと」
「えいっ」
「あ!」
素早く回り込んだ菜月が俺の手から装置を奪う。
「なにこれ、かわいいじゃない。どうしたの?」
「ああ、拾い物っていうかリースの……説明は後だ、とりあえず返して」
「へぇー、リースちゃんのかぁ。そういえば何か見た目より重いね」
菜月はジロジロと装置を眺め続ける。
「んじゃ返すよ、ほいっ」
「あっ、バカ!」
宙に舞った装置は放物線の頂上で静止し、光を放った。
「うわわわわわーーっ?!」
「くぅっ……!」
光が収まったのを確認すると同時に菜月の姿を探す。
しかし案の定菜月は既に目に見えなくなってしまっていた。
209 名前: 月影に身を隠し(続き) [sage] 投稿日: 2006/03/05(日) 23:21:56 ID:I8P0X5HZ
「菜月、落ち着いて俺の言うとおりにするんだっ」
まだ側に菜月がいるものと信じて声を掛ける。
「その装置が作動してしまうと30分くらいは姿と声が消えてしまうんだ。
 だから元に戻るまではここでじっとしてろ。いいな?
 おやっさんと仁さんには何とか言い繕っておくから」
側にあったペンでメモ用紙にOKと書かれた。
「それじゃあ行ってくるから、元に戻ったら装置は俺のロッカーに仕舞っといてくれ」
了解の合図だろうか、手の代わりに紙がヒラヒラと振られた。

「すいません少し遅くなりました」
「なぁにまだ客は来てないからな。それより、菜月はどこに行ったか知らんか?」
「えーと、何か急にお腹が痛くなったって言って家の方に走ってったような」
「はっはっは。まったくしょうがないなぁ」
「そういう事ならあいつが戻ってくるまでしっかり頼むぞ」
「は、はい」
そうこうしているうちに開店時間になった。
最初の30分ということで、いきなり混んでてんてこ舞いになることもなく、
何とか俺と仁さんでフロアをまかないきった。

時刻は6時過ぎ。徐々に客の入りが増え始めた頃に菜月が戻ってきた。
「はぁー、ひどい目にあった」
「よかった、ちゃんと戻ってきて」
「まったく開店前に何食べてお腹壊したんだい?」
「何も食べてなんかいないわよっ!」
スコーンっと早速しゃもじが仁さんの顔にめりこんだ。
「もう、何で達哉があんなもの持ってるのよ」
待機中に菜月が話しかけてくる。
「リースの落し物でさ、返すタイミングがなくって」
「もしかして……アレ使って学院で悪さしてないわよね?」
「ま、まさか?あっ、いらっしゃいませー」
菜月に最小限の説明をしたところで新しい客が来た。
「ちっ、逃げたか」
「仕事中に何喋ってたんだい」
「あ、兄さん」
「おーい、これ3番テーブル頼む」
「はーいっ」
「……まぁいいか」

そして何事もなく閉店時間を迎えた。
俺は菜月と二人でクローズの作業をする。
「あれ、そういえば仁さんは?」
「え?厨房の方にいないんならもう上がっちゃったのかな」
「よしっ、それじゃ俺たちもそろそろ上がろうか」
「そうね。お疲れさま」
先に着替えさせてもらうことになりバックヤードへ。
ガチャ、ドンッ
「うわっ?!」
「達哉、どうしたの?」
「い、いや、こっちがドアを引くのと同時に反対側からドアを押されたような」
「ふぅん。疲れてるんじゃない?」
「んー……否定はしないかな」
半笑いでロッカーを開けて服を着替えた。

「菜月っ、あの装置どこやったんだ?」
「へ?ズボンのポケットの中に入れといたはずだけど」
「いや、何も入ってないんだが」
「そっそんな、私は確かに入れたわよ!盗ったりなんて絶対しないんだから」
菜月の目は嘘を言ってはいないとわかった。
二人でロッカーの中や床など落ちてないか、くまなく探す。
しかし隅から隅まで探してみても、それは見つからなかった。
210 名前: 月影に身を隠し(続き) [sage] 投稿日: 2006/03/05(日) 23:22:45 ID:I8P0X5HZ
「まさか、兄さんが……?!」
「そんなっ……菜月、あの事話したのか?」
「う、ううんっ。だけど、その……私たちの話、聞かれてた……かも」
「それじゃあ……くっ!!」
「達哉っ!」
俺は居た堪れなくなって一気に荷物をまとめて店を飛び出した。
勢いよく玄関の扉を開ける。
靴が沢山揃っている……もうフィーナと姉さんは帰ってきてるのか?
急いでリビングの方へ回りこむ。
「た、ただいまっ!」
「あら達哉君、おかえりなさい」
「こんばんは、達哉さん。お邪魔しています」
リビングでは姉さんとカレンさんが晩酌をしていた。
既に顔が赤いので一杯やった後飲みなおしているのだろう。
そして周りにおかしな事が起きてないか慎重に見渡す。
「達哉さん、お帰りなさいませ。夕食の準備はまもなく──」
「ミアっ、フィーナはどこに?!」
「え、ええと、姫様は今はお風呂に……」
「そうかっ、サンキュ!」
俺は大急ぎで洗面所へと駆け込んだ。
戸一枚向こうからはシャワーの音だけが聞こえてくる。

仁さんならやりかねない……俺だってやったんだから、あの人なら必ずッッ!!
何の迷いもなく俺は戸を一気に開け放った。
「そこまでだ、さあ大人しく出て来いっ!」
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
フィーナの絶叫が風呂場に響き渡る。
そしてリビングの方から多くの足音がこちらに向かってきた。
「た、達哉君っ?一体何してるのっ!!」
「ひひひ姫様ぁぁ、お気を確かに!」
「達哉さん、これはどういうことでしょうか?詳しく説明願いたい」
「いや、違うんだ。この中には仁さんが……」

ピンポーン
事情を切り出そうとした時、インターホンが鳴った。
麻衣が二階から降りてきて応対しているようだ。
「あっ、リースちゃん……と、仁さん?」
「えっ?」
聞こえてきた麻衣の声に耳を疑った。
玄関の方へ出向くと、そこに居たのは確かにリースと仁さんだった。
「どうしたんですか?こんな時間に。リースちゃんを届けてくれたんですか?」
「ん、そんなとこかな。商店街をぶらぶら散歩してたところを」
「……私が捕まえた」
「捕まえたって、やっぱり仁さんがあれを?」
「いやー、ヒソヒソ話がどうも気になっちゃって、それでちょいとね」
「道具は回収した。もう問題ない」
「はぁ、よかったー……」
「「「な〜にがよかったのかなぁ〜?」」」

後ろを振り向くと、頭に血管マークを浮かべた姉さん、刀を構えたカレンさん、
そしてバスタオルを纏ってこれまでに見たことのない形相を浮かべるフィーナ──
「まっ、待った、さっきの行動には訳が……な、リースも説明してくれ!」
「タツヤがフィーナのお風呂を覗いた」
「それじゃあ僕は失礼するよ、生きてたらまた会おう。達哉君」
「ば、バカな……ちょっ、話せばわかってくれ……」
フィーナの平手打ちが左頬に炸裂した。続けて姉さんのゲンコツが脳天を直撃。
そしてカレンさんの見えない太刀筋が俺を玄関から外へ突き飛ばした。

その晩、俺はイタリアンズと床を共にすることとなった。
雲一つ無い空には嘲笑うかのように三日月が輝いていた。            終
211 名前: 青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/05(日) 23:25:32 ID:I8P0X5HZ
勢いで書き続けたら本番無しになってしまいました_| ̄|○
ロステクネタ多用はいけませんね。

>207
ほぼ等身大ですよ。160cmはダテじゃないです。
212 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/06(月) 01:46:06 ID:gA1BqSD7
GJ
213 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/06(月) 14:14:50 ID:b6g12MJf
菜月の純愛物キテ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
214 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/06(月) 21:35:21 ID:vYsV7Zy2
>>211
本番なしでも面白かった
GJ!
215 名前: 青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 01:44:01 ID:43CGtcjY
>>213
やってみます。純愛と呼べるかはまだわかりませんがw
216 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 07:17:15 ID:mduYnwrA
>>215
お願いします(人)
217 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/08(水) 23:15:00 ID:ygvMyk+X
自室のベッドの上で保奈美はスカートの中に手を差し入れていた。
その白い手が下着に差し込まれようとしたその時だった。
携帯から着信音が鳴り響く。
保奈美はハッと携帯を手に取る。
彼女の携帯所持を知っているのは直樹と渋垣家の面々位だからだ。
「はい」
「あ、保奈美ちゃん?」
声の主は英理だった。
直樹からかと思っていたので内面ガッカリしたものの流石におくびにも出さない。
「今、家に理事長先生と担任の野乃原先生と後一人先生がいらっしゃってるんだけど
大事なお話があるから保奈美ちゃんにも来て欲しいって………」
「………」
「大丈夫?保奈美ちゃん」
学生結婚経験を持つ百戦錬磨の英理は保奈美と直樹との間に何かあったのではと感じていた。
「直樹君、なんだか元気ないみたいだから………」
心配する英理をよそに保奈美は教師三人について色々と考えていた。
自分が三人に対して自分一人で勝てるのだろうか?
直樹にとって自分がそれだけの価値があるのだろうかと自問していた。
「………保奈美ちゃん?」
「えぇ、は、はい、直ぐに行きます」
ぼーっとしていた為、反射的に答えてしまう。
「失礼します」
ハァと携帯を切りつつ溜息を吐く。
行くと言った以上行かねばならない。
「なおくんを中心とした三人………」
そう呟いた保奈美の頭にある事が浮かび上がった。
「なおくん(世界)の主導権を握ろうとする三人の体制………」
その時、何故か近年のニュースや世界史の授業での内容が思い出された。
「………そう、なおくんの主導権を握ろうとする枢軸体制………」
国家体制に結びつけて考える事には無理があったがある意味、直樹と自分の仲が
進展しそうな時に現れたのだからそう見えなくもない。
そして歴史は繰り返す。
枢軸には連合をもって対抗するしかない事を成績優秀な保奈美は理解していた。
自分がその盟主たるべく行動を開始する。
携帯を手に取ると早速銃を並べる戦友に連絡を入れる。
連合を組むと言ってもお互いに完全な信頼関係が形成された無二の存在が必要だった。
何より自分と近しい関係にある少女。
その名誉ある盟友は………
「もしもし、茉理ちゃん?」
そうして急遽結成された連合の面々は至急、渋垣家に向かった。
そして茉理を除く面々の中で保奈美が一足早く渋垣家の門前に到着。
早速、渋垣家に乗り込む保奈美。
何時もと変わらぬ笑顔でその玄関を開けた。
そして続々と枢軸体制を包囲するべく連合軍?の面々が渋垣家に集結しつつあった。

続く
218 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 01:15:24 ID:YgOlAyeT
緊急浮上!
219 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 01:44:18 ID:anXIlC7f
218に変わって不浄
220 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/03/10(金) 01:45:26 ID:anXIlC7f
って俺も間違った…
鬱だ
221 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 02:37:24 ID:0DHVWbpv
SSも上のやりとりもwww
枢軸ってwww
玲   ドイツ  勤勉
恭子 イタリア 周りを巻き込む
結  日本   礼儀正しい

ってこんな感じな?
  
222 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 14:56:25 ID:norqS+g6
人気投票、すっかり忘れてたorz
223 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 01:13:43 ID:rg7ux9+8
まぁそういうこともあるさ…
後で皆の熱いコメントを見て想いを馳せてくれ。
224 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 14:48:57 ID:pnIUoQpo
一回だけしか入れなかったよ。フィーナとさやかに。
親戚にフルートやってるコがいるけど、本当に高いな。
ピアノとかと違って一生物じゃないと思っていたが(途中で何度か買い換えて
ランクアップする物と思ってた)。
225 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 14:49:51 ID:pnIUoQpo
一生物  一生モノ
226 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 16:17:34 ID:3/VLWxzA
菜月SSまってるよー
227 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 17:43:50 ID:A7gRuRxk
>>224
私はフルート吹けます、ピアノも弾けます。
でもってホラも吹けるし、カゼも引けます。

・・・・・スマン
フルートは値段もピンキリで一番安いのは3万弱であります。
うちのもそうです。
音出すまでが難しいですよ



>>225
自分も一瞬何かと思った
228 名前: 224,225 [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 17:52:21 ID:pnIUoQpo
一生モノ
いえいえ、、書いた直後に読み返したら、一生物なんじゃこりゃぁってw。
ピアノだと、アップライト一台で終わるか、音大行く人なら
グランドピアノを追加で買ったりして、生涯に2〜3台だもんね。
229 名前: 達哉×菜月(タイトル未定) [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:17:00 ID:CWxQuI/w
3月──まだ少し肌寒い日はあるが、俺の心には既に春が訪れていた。

カテリナ学院を卒業し、無事に満弦ヶ崎大学への進学も決定していた俺は、
バイトの支度中にこれから少しの間の春休みについて菜月と話し合っていた。

「なぁ、向こうに行くのっていつ頃だっけ?」
「うーん、なるべくぎりぎりまでこっちにいるつもりだけど、月末には発つつもり」
菜月は獣医になる為に遠くの大学に行くことになっている。
離れ離れになるのはやはり辛いが、以前のような焦った気持ちはない。
いざ事を目前にしてみると、意外と冷静な自分でいられた。
「達哉は、4月までどうするわけ?」
「……バイト詰め込んであるの知ってんだろ」
「あっははは、そうでした」
これから先いろいろ物要りだろうと思い、この休み中に目一杯稼ぐ予定だった。
二人で肩を落として溜め息をつく。

「なんだお前たち、前途洋々な若者らしからぬ態度だな」
厨房で仕込み中のおやっさんが声を掛けてきた。
「項垂れてるところをちょっとすまんが、お遣い頼まれてくれないか?」
「うん、いいけど。買い物?」
「おう。買うものはメモしてあるから、宜しく」
「達哉ー、一緒に行く?」
「はいはい、荷物持ちだな」
「ははっ、じゃあ二人とも頼んだぞ」

店を出て商店街を歩いていく。
「どこ行けばいいんだ?」
「えーっと、八百屋さんだけでよさそう」
「よし」
ランチタイムも過ぎた昼下がり、人がまばらな商店街の中で一際行列を作っている場所を
買い物中に発見した。
「あれ……何の行列だろ?」
「え、なに?」
「はいお待たせ。お釣りと、コレね」
「引き換え券?」
八百屋のおばさんから手渡されたのは野菜の詰まった袋と券が2枚。
「ほら、あそこで福引きやってるでしょ?」
なるほど、あの行列はそのためのものだったのか。
「景気付けに一丁当ててきなさいよ」
「あはは、そううまくいくかなぁ」
苦笑いする菜月。自他共に認める運の無さで、クジの類は当ったためしがない。
「それじゃ行っといで」
「ありがとうございました」
「行ってきまーす」

少し歩いて行列の一番後ろに並ぶ。
「時間、大丈夫だよな?」
「まあいいでしょ。たまにはちょっとくらい寄り道したって」
そう言って順番が回ってくるのをじりじりと待つ。
徐々に前に近づくにつれて、景品が視界に入ってくるようになる。
「一等は何だ?えーと、超大型テレビ?」
実物こそ置いてないが、パネルを見るだけで部屋に入りきらなさそうな大きさと分かる。
「二等はノートパソコンだって。三等は冷蔵庫」
「流石に実用的なものばっかりだな。四等はお米、五等は商店街の買物割引券か」
そしてしばらくすると自分たちの番になった。
「達哉、引いちゃっていいよ」
「え、でもお店の買い物だし、菜月が……」
「じゃあ1枚ずつ。達哉からどうぞ」
「わかったよ、しょうがないな」
230 名前: 達哉×菜月(タイトル未定) [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:18:00 ID:CWxQuI/w
役員に券を渡して適当に抽選機を回す。
こういうものは無心でやった方が良い結果に転び易いような気がする。
ガラガラガラガラガラ…………ぽてっ
「はーい白玉は残念賞だね」
淡い期待も虚しくポケットティッシュが手渡された。
「ま、こんなもんだな」
「そんなもんだね」
続いて菜月が抽選機の前に立つ。
軽く呼吸を整え気を落ち着けて取っ手を掴んで回した。
ガラガラガラガラガラ…………ころん
「あーあ、私もハズレかぁ」
「え、ちょっと待てよ、これ白じゃなくて銀だろ?」
白い台の上に転がり出た玉は光を反射して輝いていた。
景品票と照らし合わせる。一等は金、二等は赤、三等は青、四等は黄、五等は緑……
それじゃあ銀って一体?と、目を丸くしている役員が口を開く。
「お、お、お……」
「おほ?」
「おぉめでとうございまーす!特等の温泉旅行出ましたーー!!」
「「ええーっ?!」」
カランカラーンと役員が鐘を鳴らす。
俺も驚いたが、菜月本人も唖然としている。
「菜月、おいっしっかりしろ!」
肩を掴んで身体を揺らしてやっても心ここにあらずといった気の抜けた表情の菜月。
賞を受け取ってから引きずるようにして左門へと戻った。

「お帰り、遅かったな。何か福引きでいいもの当てたのか?」
「はい、実は……」
まだ魂がもどってきていない菜月の代わりに経緯を説明する。
そこへ仁さんも話に加わってきた。
「へーぇ、菜月が特等をねえ。こりゃ雪でも降るかな……くはッ!」
仁さんの頭にしゃもじが飛んだ。どうやら菜月が戻ってきたらしい。
「特等といえば確か1泊2日の有名高級旅館への宿泊券だったな」
「……ああ、ホントに私が当てたのね」
「今までなかった分一気に運がまわってきたって感じか」
「うんうん達哉君の言う通りだ。でもこんなの当てちゃってどうするんだい」
「そうだよねー……お父さん行ってくる?元はお店の買い物だし」
「気持ちはありがたいが店を空ける訳にはいかんだろ」
「じゃあ僕が行くしかない。2名様までのご案内だからさやちゃんと──むごっ」
今度は口の中にしゃもじがクリーンヒットした。
「よし、タツと菜月で行ってこい」
「「ええっ?!」」
またしても声を揃えて驚きの声をあげる。
「ちょうどいいじゃないか、卒業旅行だと思って行ってくればいい」
「でも春休み中はもうそんな時間……」
「店のことなら心配いらんぞ、その分は仁が働くからな」
菜月の方を向くと申し訳なさそうな表情の中にも目が喜んでいた。
「それじゃあ、お言葉に甘えて……」
「おう。菜月のこと頼んだぞ、タツ」
「は、はいっ!」

こうしてささやかながら二人きりで過していられる時間が与えられた。
俺も今から旅行のことが楽しみで気持ちがいっぱいだった。

231 名前: 達哉×菜月(タイトル未定) [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:19:00 ID:CWxQuI/w
そして10日後……俺と菜月はとある温泉郷に来ていた。
「へー、さすが山奥なだけあってまだ雪がこんなに残ってるよ」
「ああ、やろうと思えばスキーもできそうだな」
「でもスキーは怪我しちゃかなわないからだめよ」
そんな話をしながら旅館に辿り着く。
いかにも老舗といった香りが漂ってくる和風建築。
門をくぐって玄関に入ると女将さんや仲居さんが現れて部屋へ招待してくれる。
施設の説明などを一通り受けた後、どうぞごゆっくりと残して女将が戻っていった。
「んーっ、なんか落ち着くねぇ」
荷物を置いて思い切り背伸びする菜月。
平日に訪れただけあって、旅館内
「まずはどうする?やっぱ温泉?」
「そうだねー、美人の湯もあるらしいからたっぷり浸からなきゃ」
「はは、菜月は今のままでも十分美人じゃないか」
「も、もうっ!いきなり恥ずかしいこと言わないでよっ」
温泉に入る前から顔を真っ赤にした菜月。
それぞれ浴衣に着替えてお風呂に向かった。
「はぁ、沢山種類あるんだね」
「説明聞いてただけでも結構あったしな」
「しかも24時間いつでも入り放題、これなら人気もあってなかなか予約取れないっていうのも頷けわね」
「そういうことだな……おい菜月、ココにしないか?」
「え……ええっ?いきなりそんな!」
俺が指差したのは混浴露天の湯だった。
「だ、だって私、水着とか持ってきてないよ」
「バカ野郎!温泉に水着で入ろうだなんて邪な考えは捨ててしまえ!!」
「なにそんな熱弁振るうかなぁ……うぅ、わかったわよ」
心の中でガッツポーズしつつ脱衣所で一旦別れる。

妙にテンションが上がっていた俺は光速で浴衣を脱いで浴場に飛び出した。
「んーこの開放的な空気がたまらないね、my son!」
誰もいないことを確認して元気に反り返る息子に話かける。
ちょっと危ないと我に返って水を頭から被ってクールダウン。
「寒いっ!」
そのまま貸しきり状態の大きな露天風呂へ飛び込んだ。
家の何倍もある浴槽。その中心にはソレっぽく背丈くらいの大岩が鎮座している。
「……んもぅ、何やってるのよ。小さい子供じゃないんだから」
「お、菜月か?」
飛び込んだ時の水飛沫の音で入ってきた音が聞こえなかったが菜月の声がした。
湯けむりで視界は良くないが菜月の顔が確認できた。
「早く来いよー、いい湯加減だぜ」
「はいはい、ちょっと待って」
かけ湯を済ませて菜月がゆっくりとつま先から湯船に浸かっていく。
近くで見ると髪を頭の上で結っていて、いつもと違った雰囲気にドキリとしてしまう。
「ん?どうかした?顔赤いけど」
「あ、いやなんでもないよ」
何故か恥ずかしくなって視線を外してしまう。
「こら、何隠してんだ」
「きゃあっ、引っ張らないでぇ」
湯の中でなお胸を手拭いで覆っているのを引っぺがす。
「おぉぅ……これはこれは」
「むー、バカぁ」
ちょっと不満そうに両腕で胸を隠そうとする菜月。
腕を寄せることで胸の谷間がよりくっきりとして性欲を刺激する。
「ちょ、どこ見てんのよ、エッチ、変態!」
菜月はバシャバシャとお湯をかけてくるが、俺は視線を逸らさなかった。
「も、もうっ、達哉ー……」
ざぶざぶと湯をかきわけて広い風呂の中で菜月を追い回す。
「とうっ!!」
「へ……きゃああ!」
掟破りのダイビングヘッド。二人で湯の中へ倒れ込んだ。
232 名前: 達哉×菜月(タイトル未定)by青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:20:00 ID:CWxQuI/w
ザバァッ!
「ぷはぁ、げほっ、けほっ……もう、何するのよ」
「だ、だって我慢できないから」
「まったく、だってじゃないでしょうに……くすっ」
「あはははは……」
少し反省して静かに湯へ浸かり直す。
心地よい風が吹きぬけて、木々がざわざわと音を立てた。
「ふぅ……こうしてるだけで疲れも飛んでっちゃうって感じだよね」
「ああ、気持ちいいもんだ」
二人並んで目を閉じてリラックスしている。
「……んっ……はぁ……」
耳を澄ませているせいで、横に居る菜月の息遣いまで鮮明に聞こえてくる。
ちらっと目をやると、呼吸に合わせてお湯に浮いた胸が上下している。
(あぁっ、やっぱり浮くものなんだ……)
雑念が収まりかけていた息子をよび起こす。
「ちょっとのぼせそうかも。あがろっかな」
菜月はゆっくりと立ち上がる。そのことで濡れた全身が視界に飛び込んでくる。
再起動のかかったエンジンは一気にフルスロットルで回りそれを行動へと移した。

「菜月っ!」
「えっ……きゃあ、んんっ!」
素早く立ち上がって口付けを交わし身体を密着させる。
すべすべした柔らかい彼女の肢体を嘗めるように撫でまわす。
菜月がもがこうとする度にむにむにと大きな胸が体に擦りつけられる。
「はぁ、ん、ちゅ……くちゅ、ちゅ……ふぁぁ」
「……菜月」
目がトロンとした菜月は力が抜け、抵抗しなくなった。
「達哉、ちょっと強引かも」
「ごめん。でも菜月が欲しくて止められなくて」
「わかったよ……それじゃあ、気持ち良く……して」
「ん……」
「ぁむ、んちゅ……っ」
お互い目を閉じて再び唇を重ねた。
しっとりとしていてプルンっと弾力のある唇を何度もついばむ。
菜月も俺を愛おしむように積極的に吸い付いてくる。
体をくねらせて身体同士を擦りつけ合う。
少しぬめった温泉と二人の汗でよくすべる。
勃起しっぱなしの聞かん坊が菜月の太腿に締めつけられる。
「達哉……ここ、元気良すぎだよ」
「だって、こんなに近くに菜月を感じていられるから」
「ッ──!あんまり恥ずかしいこと言わないでよ、もうっ」
顔を真っ赤にしてぷりぷり怒っている。恥ずかしいのか、のぼせているのか。
肉付きの良い太腿の間で擦られて怒張がその硬さを増す。
「菜月、その、俺……もう」
「わかってる……いいよ、達哉の好きにして……」
それに頷いてまた優しく口付けをする。
身体を離して菜月が縁石にもたれかかって股を開く。
間に入り片足を持ち上げ、亀頭を割れ目にあてがいズズズッと一気に体重をかけた。
「んああっ、た、達哉……!」
「ッ……、あまり大きい声出すと」
「うぅぅっ……そっか、そうだよね……んいぃっ」
ざぷざぷ音を立ててお湯の中で腰を打ちつける。
ピストンの速さが出ない分、力強く奥へ捻じ込ませていく。
「くっ、やば、もう……」
この日の為にと1週間もの間オナ禁し続けてきたせいで、早くも絶頂の波が押し寄せる。
湯に浸かったことで普段よりも暖かい肉壷が更に刺激する。
耐え切れなくなった俺はガクガク腰を震わせ膣内で思い切りぶちまけた。


つづく
233 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:31:49 ID:+g3tlfkX
エロが良い加減に加速してGJ!
やはり、温泉はエロに限りますな。
私も現在書いてますんで直ぐに更新します。
234 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:47:33 ID:+g3tlfkX
リビングのソファーに座る教師三人。
疲れ切っている直樹。
脇でそわそわしている茉理。
「どうぞ」
英理がお茶を出す。
「お邪魔しまーす」
「あ、保奈美ちゃんが来たみたいね」
内心穏やかでない直樹。
保奈美が笑顔でリビングに入ってくる。
「なおくん、さっきはゴメンね」
申し訳なさそうに謝る保奈美。
「あ、あぁ」
あっさり引き下がられたので拍子抜けする直樹。
むしろ直樹の方が申し訳なく思っているだから。
自らが望んでというよりは誘導されるように三人と関係を結んでしまったものの
自分の不甲斐なさを嘆いていた。
その時、三人の中で結だけはそわそわしていた。
直樹の担任でもあり天文部顧問でもある結は直樹と保奈美の中が進展しつつある事を知っていた。
玲の機能を正常化する為とはいえ、それを利用して自らも直樹と関係を結んで
しまった事で自らに嫌悪感を抱いていた。
直樹をいきなり今日、保奈美から奪ってしまうのだ。
チラッと横を見やる結。
だが横に並んでいる玲と恭子は顔色一つ変えない。
覚悟が決まっているのだろう。
三人に向き合ったソファーに直樹、源三、保奈美。
その両脇に英理と茉理。
「それではお話に入らせていただきます」
玲が言った。
緊張する結。
何時になく見た事がないよう位真面目な表情の恭子。
ごっくん
息を呑む。
ピンポーン
突然のチャイムによって緊張の糸が緩む。
「わたし、見てくる」
茉理が玄関に向かう。
「あ、あぁ、話の続きをどうぞ………」
柄にもなく緊張している源三が促す。
息子同然の直樹の事で学園の理事長自ら訪問してくるのだから、ただ事ではない。
カランカラン
玄関に据え付けてある大きな鈴が鳴り響く。
「直樹、天ヶ崎先輩とちひろが直樹に話があるって」
玄関から茉理の声が響く。
「えっ、俺に?」
このタイミングは悪すぎる。
困惑する直樹。
「天ヶ崎さんと橘さんですか………」
結が呟く。
「でも、天ヶ崎と橘なら問題ないんじゃない?」
「そうですね」
こうして美琴とちひろを加えて話が再開される。
「率直に申し上げます」
キリリと引き締まったいつもの勤勉な表情の玲の口から言葉が紡ぎ出された。
「直樹君を私達に下さい」

続く
235 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:51:30 ID:3/VLWxzA
>>229
(・∀・)イイ!!とても(・∀・)イイ!!です。
続きも期待してます(;´Д`)
236 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/11(土) 23:53:15 ID:+g3tlfkX
近頃、更新が遅れて申し訳ないです。
近頃は職人さんも増えてスレ的には良いことですね。
それぞれの個性が出て面白い。
237 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/12(日) 19:29:12 ID:da8mDv8Z
GJでした
沢山の書き手さんがスレにいるのは良いことですよ〜
みなさんこの調子でジャンジャンバリバリお願いします
238 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/13(月) 01:51:35 ID:DqO6Sr3V
「………今、何と………」
源三が聞き直す。
「久住直樹君を私達に戴きたいと………」
玲が即答する。
「………はぁ………仰る意味がよく意味が分からないのですが………」
「こちらでお預かりしている久住直樹君をお婿さんに戴きたいのです」

「えーーーっ」
絶叫の多重奏が渋垣家に響く。
皆が皆、隣人の顔を覗いたりと驚きを隠せないが保奈美だけは落ち着き払っていた。
少なくとも外見上は………
内心、いきなり婿にと迫ってくるとは想定外だった。
「どういう事だ………直樹………」
目が点状態の源三。
「先ずこれから話す事は他言しないで下さい」
三人の口から語られたのはオペレーションサンクチュアリの概要、
及び百年後の世界の現状だった。
「と言う訳で百年後の世界では人間が減り過ぎてしまい、子孫繁栄の
為に一夫多妻が認められているのです」
ふと保奈美はある事に気が付く。
一夫多妻。
それは直樹が複数人の女性と結婚しても大丈夫だと言う事。
それはつまり………
「なおくん、一緒に行ってもいい?」
「え?」
「私もなおくんのお嫁さんになるってこ・と」
アッケラカンと言い放つ保奈美に言葉を失う直樹。
「まっ、一人くらい増えたところで変わらないかわよ」
だが先程の保奈美の発言がきっかけとなったのだろうか?
「わっ、私も行く。久住君の事好きだもん」
「わ、わたしだって………」
「わ、わたしもっ」
次々と名乗りを上げる少女達。
「なにか大変な事になってきましたね………」
結が久しぶりに発言する。
「あらあら」
何故か微笑ましい英理。
「何だか知らんが両手じゃ花を抱えきれないじゃないのか?」
同じく何だか楽しそうな源三。
「娘をくれてやるんだ。泣かすなよ」
バンバンと直樹の背中を叩く。
「直樹君、茉理をお願いします」
ピーンポーン
その時、再びチャイムが鳴った。
「あっ」
保奈美は重要なことを忘れていた。
理事長に対抗する為に肩書きを持った助っ人を呼んでいた事に………
「秋山さんの事、忘れてた………」

続く
239 名前: >>232続き [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 01:02:30 ID:SWGFPgVo
「いやー気持ちよかったな!」
「何よその爽やかな表情は……まったく」
「ん?だって温泉気持ちよかったろ?」
「え、あ、それはね……」
風呂からあがり、部屋へ戻る廊下で汗を拭いながら話す。
菜月はなにやら煮え切らない表情で言葉を返していた。
「どうした、気分良くないのか?」
「そんなことないって。夕食はどんなご馳走なのかなーって考えてた」
「ははは、それまで時間まだだいぶあるだろ」
「うっうるさいわねー!あっ、あそこ卓球場があるよ」
「本当だ。さすが温泉宿、ぬかり無いな」
「……勝負よ達哉」
「マジ?」
ニヤリとほくそえむ菜月。何かを企んだ目つきでこちらを見据える。
挑まれたからにはと首を縦に振って受けてたつことにした。

「じゃあルールは1ゲーム21点の2ゲーム先取でいいな?」
「オッケー。あと、負けた人は勝った人の言う事を一つ聞くこと!」
「なんだそれは」
「つべこべ言わないのっ。いくよ、それっ!」
「あっ、このっ!」
少し卑怯な手を使って菜月が点をあげる。
運動の得意な菜月だけあって、なかなか隙がない。
カコンカコンと右へ左へ球の弾ける音が場内に響く。
リズムに乗り切れずに1セット目を逃してしまった。
「よっしゃー、先手とったわよ」
「くそっ、卓球なんて殆どやった事無いからコツがまだ掴めないぞ」
「あら。男子は体育でやらないの?女子はたまにやるんだけど」
「なんだと?ハンデくれよハンデ」
「だーめよ。はい、次はそっちボールからね」
「うぐっ……見てろよっ」
連取されて終わらせる訳にはいかないのでとにかく球に喰らいつく。
スピンなど小技を仕掛ける余裕を捨て球を返すことだけに集中させる。
そして接戦のまま2ゲーム目の終盤。スコアは達哉20−19菜月……
「ジュースにさせる訳にはいかないっ、決めさせてもらうぞ!」
カコーン
「3ゲーム目は無いと思いなさいッ!」
スカーン
「無駄口を叩くなっ!」
カコーン
「そっちこそ!」
スカーン
「あ、胸チラ……しまった!」
よれた浴衣の襟元から覗く胸の谷間に視線を奪われたせいで返す球が簡素になってしまった。
「チャーンス!もらったぁー」
ガッツーン!!
菜月は飛び上がってジャンピングスマッシュを決めにかかる。
そして俺の横を物凄い勢いでラケットが飛んでいった。
ピン球は虚しく菜月の方の台上を転がっている。
「はー、びびらせやがって……よしこれで1-1だな」
「ああぁ……ついしゃもじ投げの癖が……」
「哀れな奴だな、まあすぐ楽にしてやるから」
「ほざいてなさい。もうどんな手を使ってでも勝つんだから」
菜月の瞳の中に炎が宿りメラメラと燃え上がる。
240 名前: 達哉×菜月 by青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 01:03:30 ID:SWGFPgVo
そして第3ゲームも競りに競って20−20とお互い一歩も引けない所へこぎつけた。
「はぁ、はぁ……そういえば達哉は、勝った時のお願い考えたの?」
「んっ……まだ、かな……菜月は?」
「言い出しっぺだもの、そんなのとっくに、決まってるわ!」
「この期に及んで喋りながら打つとは、余裕だなッ」
「それなら。達哉こそっ!」
「く……あっ!?」
打ち合いの末、菜月の返した球がネットを掠めコースを変えて台の上に落ちた。
「よーっし、あと1点!」
「くそぅ、一体何させるつもりなんだ……」
後がなくなって体中から嫌な汗が噴き出す。
菜月の方はなにがなんでも勝つというギラギラした目をしている。
何とか1点もぎ取ろうとカットサーブを試みるもネットに引っかかってしまう。
いよいよ後がない。焦ったところで事態は好転しないと慎重にサーブを入れる。
それを難なく返す菜月。冷静さを取り戻した俺も無難に球を打ち返してラリーになった。
「うっ!」
山なりのループショットが菜月のコートからかえってきた。これはチャンス!
確実に叩き込もうとスマッシュのスイングに入る。
「これで振り出し……」
「えーーーーいっ!!」
バッ
「! ?」
菜月が露出狂よろしく浴衣を全開にした。
卓球場に居た人たち全員の視線がそこに集中する。
コーン……
「あ」
それに目を奪われていた俺も勝負の事を忘れていた。今ので決勝点が決まったのだ。
「やったー!勝ったわよー!!」
「菜月っ、待てっ!」
諸手を挙げて大喜びする菜月を止めに駆け寄る。
「へへーんだ、大人しく負けを認めなさい?男らしくないわよ」
「そうじゃないっ、見えてる、見えてるから!」
「……え?」
周りの人の視線が菜月に釘付けになる。ようやく本人もそれに気付く。
「あ、ぁ、あぁぁあぁ…………」
ぶわっと菜月の全身が一気に紅潮した。
「ひぃやああああああああああああああああ!!!!」
凄い勢いでその場から走って逃げ出す菜月。
お騒がせしましたと頭を下げながらそのあとを追った。

結局菜月は夕飯を終えるまで沈んだままだった。


「おい菜月ー、いつまでそうやってるんだ?」
「うぅ……私もう外出られない」
「でも折角色々な湯があるのに入らないと勿体ないぞ」
「なによ、ちょっとは彼女の気持ち察しなさいよ……」
「くっ、それじゃあお風呂は夜中誰もいなさそうな時間にするか」
「そう言ってまた都合よくエッチなことするんでしょ」
妙に心を読まれた気分になって反論できず黙ってしまう俺。
一人で入りに行く訳にもいかないのでじっとしていることにいする。
すると菜月は急に立ち上がり、くいっと俺の手を引いた。
「どうした?どっか行く気になったか?」
「何でも言う事聞く権を行使します」
「え?……ああ、うんわかった」
あそこまでしたのだから今更無効と悶着した所でややこしくなる。
これで菜月の機嫌もよくなってくれればと思い、従うことにした。
「それで、どこ行くんだ?」
「お風呂よ」
「へ?」
241 名前: 達哉×菜月 by青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 01:04:30 ID:SWGFPgVo
「なるほど、部屋に付いてる風呂か」
「そうよ。総ひのき造りだし、すごいでしょ」
確かに綺麗でうちの風呂場よりも広いくらいの贅沢な空間がそこにあった。
惜しげもなく浴衣を脱ぎ捨ててあっという間に裸になった菜月。
「そういえばさ、何で下着付けてなかったんだ?」
「へ、和服の時って付けないものなんじゃないの?」
とぼけているように聞こえたが、菜月は真顔だった。
「浴衣と着物は別だろ。それに下着つけちゃだめなんてどこで覚えたんだよ」
「うぅー……もういいじゃない!さあ入った入った」
背中を押されて浴場に押し出された。

「でもいいのか?一緒に風呂入るってだけの為にあの権使っちゃって」
「ふふん、それだけで終わるわけないじゃない。まだこれからよ」
「ちっ、こうなったらもうなんでもきやがれ」
「よっし、じゃあ身体洗いっこしよう」
そう言って菜月はボディソープを手に出して泡立て始めた。
「何ぼーっとしてるのよ、達哉も早く」
唖然としている俺の手の平に液体が注がれる。何が目的なのかいまいちわからない。
混乱しているうちに菜月は泡の付いた手で俺の腕や身体を擦っていく。
少しくすぐったさもあったが、堪えてしばらく身を委ねてみる。
「昔はよくこうして二人で入ったものよねー」
「ばっ……いきなり何言い出すんだ」
「今更恥ずかしがることないでしょ?変な達哉」
「昔と今じゃ全然違うだろうに……」
こうして二人きりの時の菜月は平然と恥ずかしいことを言ってのける。
珍しくこっちから顔を赤くしてしまった。
「まあまあ、こっちまで反応させちゃって」
「うぐっ?」
菜月の手が脇腹を伝って下の方へと伸びていく。
風呂場に入った時から半勃起状態だったそれが一気に反り返った。
「わお」
「そ、そこは自分で洗うから」
「あらそう?じゃ今度は私の身体洗ってよ」
「え、ああ、うん」
そのまま弄り倒されるかと思いきや、菜月は後ろを向いてしまった。
しょうがないので俺も手を泡立てて菜月の身体を洗っていく。

女の子の身体というのはどうしてこう柔らかいのだろう……
そんな事を考えながら首から背筋、腕へと手を滑らせる。
「ちょっ、ちょっと、いつまで二の腕触ってるのよ」
「ああ、ごめん」
きめ細かい肌をふにふにしすぎていたら怒られた。
しかしここまでくると、あとは前の方を洗うことになるのか。
「どうしたの?早く早く」
急かす菜月。俺は鼻息を荒げながら手を菜月の身体の前へ回した。
ぷにゅんっ
泡でぬるぬるの指が菜月の豊かな胸に触れた。
続けてその丸みを包み込む円運動をするようにして洗っていく。
「あのさ、やっぱ胸の下とかも?」
「ひやあああっ、あ、当たり前じゃない」
「何驚いてんだ?変なとこ触ったっけ?」
「違うわよ、後ろから耳元に息がかかって……」
「そういうことか、ごめんな」
現在は後ろから菜月に抱き付いているような状態。
目の前には髪をあげて露になった菜月のうなじがある。
「達哉、手止まってる」
「あ」
思わずそこに見惚れてしまっていた。慌てて手を動かして胸を弄る。
しかしこの胸もいつまで触っていても飽きない感触だ。
と、これではまた菜月に怒られてしまう。
242 名前: 達哉×菜月 by青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 01:05:30 ID:SWGFPgVo
その後も菜月の太腿から足首までを洗い、お互い全身アワアワになっている。
「こういうのも何かエロいな」
「あらあら、さっきから勃ちっぱなしねぇ」
菜月の視線が俺の股間に注がれる。
肉棒が意思表示をするかの様にピクンと震えた。
「すっきりしたい?」
「うっ、え……まあ、それは」
「なによ、はっきりしないわねー」
「ぐ……」
「いいわ、達哉はそこに座りなさい」
有無を言わさずに椅子の上に座らされた。

股を開いたその間に菜月が割って入ってくる。
そして泡のついた手で竿を握って上下に擦りだす。
「えっと、こんな感じでいいの?」
「やっといてから聞くのかよ」
「い、いいじゃないそんなことっ!で、どうなの?」
「ぬるぬるしてるから、もうちょっと強くしてもいい」
どちらかというとくすぐったい感じがしていた。
一生懸命菜月がしてくれていることにそうは言えない。
「それじゃあ……こうしてみる?」
「え……あうっ」
菜月は身を寄せて肉棒を両胸で挟んだ。
ぬめぬめとした泡の感触と、むちむちっとした胸の張り具合が程好く刺激になる。
挟み込まれる度にむにむにと胸が形を変え、見てるだけでもぞくぞくしてしまう。
「どう?気持ちいい?」
「うん、いいよ……そのまま動いてみて」
「動くって、こうでいい?」
胸で肉棒を包んだまま菜月が身体を上下に動かす。
ぐちゅぐちゅと泡が音を立てて竿全体を擦っていく。
「何かこうしてると洗われてるみたいだ」
「うー……私は何かおっぱいが犯されてるみたいな感じ」
菜月の胸の鼓動がかすかに伝わってくる。
その何倍も強く俺の一物は激しく脈を打つ。
「あ、硬くなった……出そう?」
「んっ、そろそろやばい」
「いいよ、好きな所に出しちゃって」
「うく……っ、イくぞっ」
菜月の胸に亀頭を押し立てて一気に力を込める。
クリクリとした乳首に擦れた瞬間、胸に向かって大量に射精した。

「うわぁ……すっごいベタベタ」
泡に包まれた菜月の胸の上に白濁液がどろどろ滴る。
「それにニオイも……」
菜月は自分の胸から液体をすくってその匂いを嗅ぐ。
俺はその姿にまた欲情してしまう。
「あっ、達哉……」
「菜月……」
背後から抱きついて胸に置かれている菜月の手の上から一緒に揉みしだく。
精液を練り込むようにしてむちゅむちゅと音を立ててその形を変える大きな胸。
ぴったりと密着した体の下では早くも復活した怒張が尻肉の間で暴れる。
「いいだろ?このまま」
「うん……私も、準備OKだから」
そう言って菜月は壁に手をついてこちらいお尻を突き出してきた。
菜月の腰を持って愛液の滴る割れ目に肉棒をあてがう。
ぬるっとしたそこへはさして抵抗もなくズズズと埋まっていく。
243 名前: 達哉×菜月 by青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 01:06:30 ID:SWGFPgVo
「ふあぁ、あ、ぁ、あぁ……入ってきた……入ってきてるよぉ」
「ん……菜月っ……動くぞ」
びたっと股関節に菜月の尻肉が張り付いた。
溶け始めた泡がベタベタした感触を生み出して粘度を増していく。
腰をゆっくり引くとにちゃにちゃと音が風呂場に反響する。
ぎりぎりまで抜けかかったところでまた一気にバチンと腰を打ちつける。
「あっ、んっ、ぅ……達哉、達哉ぁ……!」
突かれる度にビクビクと身を震わせてよがる菜月。
ぬめった身体同士を密着させて擦り合わせるように動く。
腰から手を離して揺れる胸を鷲掴みにして揉みまくる。
「菜月……乳首こんなに立って……」
「は、ひゃうっ?だ、だめぇ、先っぽ……感じちゃうぅ……」
「そうか、ここがいいんだな」
わざと乳首をねっとりと手の平で転がす。
十分に硬くなったそこを摘んで念入りにしごいてやる。
「だ、だめぇっ、いや、痺れる……あっ!!」
乳房全体をぎゅうっと握ってやると菜月が腰砕けのように力が抜けた。
繋がったまま抱きかかえてスパートをかける。
「くっ、菜月……もうちょっと辛抱してくれよ……」
「はぁ、ふぅ、はぁ……っ、んん……!」
軽くイキかけているのか、膣内もペニスを中へ引き込もうと収縮している。
それに合わせて腰を振る速度を上げて思いきり突き上げていく。
「達哉っ、達哉ぁ……も、もう、だめ……ぇっ!」
「んうぅっ……菜月ーっ!!」
オーガズムの瞬間、腰を引いて菜月の桃尻にありったけの精液をぶっかけた。
「はぁ……っ!うあぁっ……!」
「ふあぁ……あ、熱いの……かかってる……」
菜月を降ろして身体を離す。まだ股間に少し余韻が残っている。
「く……まだ出るっ!!」
「へ?きゃああ!」
びゅびゅっと残りの精液が菜月の顔にかかった。
「うぁーんもう体中べとべとだし」
「そりゃあお互い様ってもんだ」
「男の人ってかけてよごすの好きなの?」
「あれ、また中にした方がよかった?」
「質問に質問で返すなぁーっ!」
至近距離でタライがとんできた。
「まあまあ、もう一回洗いっこしようぜ」
「……うん」
何とかなだめることが出来てその場はこれで収まった。
流石に四発も出せばもう襲う気力も沸かなかった。
なので折角一つの布団で一緒に寝られるというチャンスを棒に振るしかなかった。




しかし人間とは欲深いもので、一晩明けたら気力も回復して気も変わっていた。
244 名前: 達哉×菜月 by青二才 [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 01:07:30 ID:SWGFPgVo
そう、俺の横には無防備な姿で眠り続ける菜月がいる。
ここで襲うのが男の甲斐性というもの……ですよね。
息子の方は朝勃ち効果で準備万端。ビバ・生理現象!

「うん、これは生理現象なんだ、しょうがない事なんだ。許せよ菜月……」
布団を剥いで仰向けで眠る菜月の浴衣を解いてずらしていく。
タプンっと柔らかな双丘が露になる。
乳肉に軽く指を押し込むとぽにぽにして弾む。

(こいつ寝る時ノーブラだっけ?それともあれから意地になってるのか?まぁいいや)
無駄な疑問を頭からかき消して頂上にそびえるピンク色の塔にしゃぶりついた。
黄金の右手で竿をしごきながら左手でもう片方の乳房を撫でる。

(何食ったらこんなに育つんだろ、やっぱイタリアン?それなら麻衣だって……
 あ、姉さんは結構なものだし、それならまだまだこれからってことかなー)
そんな事を考えながら手淫と胸への愛撫を続ける。
もはや悪戯というよりは犯している、そんな風に思い始めた。

太腿を覆う裾を除けると秘部がそのままあらわれた。
(下まで着けてないなんて聞いてませんよ?いや好都合なんだけど)
刺激しすぎないようにそっと太腿に指を這わせる。
性器に近づいていくほど蒸れている感じがした。
(やっぱり寝てても体は正直ってこと?うーん人体の神秘だ)

こうして菜月の裸体を眺めているだけでも不思議な気分になる。
(いつの間にかこんなに成長しちまいやがって……)
思わず生唾を飲み込む。
大陰唇に触れると愛液が染みる感触がした。
(流石にココ挿れちゃうとマジでレイプみたいだ。でもそういうプレイもあり?)
何とか挿入を思い留まって手を除ける。

しかし、いい加減抜いてもいい頃合になってきている。
そろそろティッシュを用意しようと布団の上で立ちあがったところでバランスを崩した。
(しまった、このままでは菜月の上に覆いかぶさってしまうっ!はぁぁっ!!)
のしかかるのを避けようと先に床へ両手をついて体を支える。

(あれ、何だこの柔らかな感触は……?)
股間の方を見ると、うまい事ペニスが菜月の唇にフィットしていた。
(やばいっ、この感じ……癖になりそ……うっ!)
油断したところで絶頂の波が底から一気に押し寄せる。
撒き散らして証拠を残す訳にはいかない、と亀頭を口の中へねじ込む。
そしてそのまま勢いで口内射精し、腰を振るわせた。

ゆっくりと萎み始めたペニスを抜く。菜月が喉を鳴らして飲み込む。
バレないようにと急いで菜月の服装を直して布団を掛ける。
おっと、自分も浴衣脱ぎっぱなしだった。下着も履いてない。
早くしないと菜月が起きちゃうよ……
「あれ、飲んだ?」
「うん。とても爽やかな目覚め薬をありがとう」
「いえいえどういたしまして。あれ、菜月今日は肌ツヤがいつもよりいいんじゃないか」
「あらそう?それはおかげさまで……」
「いつの間にそんな巨大しゃもじ買ったんだ?お土産コーナーか?なら持って帰らないと」
「心配しなくても大丈夫よぉ。兄さん用はちゃんと別にあるから」
「……さて、俺も帰る準備するかな」
「このォ、レイプ魔ーーーーっ!!」

この一撃により丸一日気を失うこととなり、結局追加分の宿泊料を払う羽目になった。
もちろんその分はおやっさんから前借したので残りの春休みは結局バイト漬けに……。

こんな感じでおしまい。
245 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 13:45:22 ID:3G+XSWMH
ぐっじょぶ
やっぱ菜月はイイねぇ
246 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/16(木) 15:09:51 ID:tRKEi8EI
>>244
(・∀・)イイヨイイヨー
247 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 02:33:20 ID:dkpqPkfw
GJ!



あけるりやってて思ったんだが
菜月(88cm D-cup)よりさやか姉さん(86cm C-cup)の方が胸大きく見えるのは俺だけだろうか?
248 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 06:45:48 ID:eyMHXMid
設定と絵との食い違いなど、良くあることだよ
249 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 10:20:12 ID:/OZIpjxN
歳bgsんkがyjvfbl
250 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 13:58:04 ID:MN0shtw4
エークセレントであります!!
251 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 13:58:58 ID:MN0shtw4
直樹達一行が未来に向かう日がやって来た。
それぞれが時計台の前に集まる。
直樹を中心にPC版ヒロインが全員が佇んでいる。
この時間転移を最後にオペレーションサンクチュアリは終了、転移装置が破棄される。
その為、事を知る渋垣夫妻と藤枝夫妻が見送りに来ていた。
「委員長の両親は来ないんだ」
直樹が言った。
「昨日、電話でお別れ言ったから………って、委員長って言い方は止めてよね。久住君」
「文緒だって………」
「あっ、あははぁ………な、なおき………」
頬を朱に染め上目遣いで直樹を見る。
「あーっ!!」
二人だけの世界が形成されようとしていたが茉理が声を上げてぶち壊す。
「秋山先輩、抜け駆けは狡いですよ」
今の文緒のアクションを見て戸惑ってしまったのだ。
幸せそうに赤面しつつ直樹を見上げる秘技はある意味、ツンデレキャラである茉理の専売特許だったからだ。
違いは台詞くらいだろう。
茉理は両親に背を向け直樹に向かって駆けていく。
「なんだか寂しいですね、茉理ともう会えないなんて………」
「直樹がいるんだ。大丈夫さ」
源三の手が英理の肩を掴んで優しく引き寄せる。

「それじゃあ、行きましょうか」
腕時計で時間を見ていた恭子が言った。
「皆さん、忘れ物は無いですか〜」
いつもと同じように引率しているような結。
少し寂しげに両親に会釈する保奈美。
「ありがとう、お父さん、お母さん」
顔を上げると少し涙ぐんでいる。
「保奈美さんを見てると私も………」
思わず涙ぐんだ茉理はその小さな腕で源三と英理に抱きつく。
「ところで天ヶ崎さんと橘さんのご両親もいらっしゃらないの?」
ふと尋ねる文緒。
「実は私、向こうから待避してたんだ。今まで黙っててゴメンね」
「私もです」
美琴に合わせてカミングアウトするちひろ。
252 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 14:00:31 ID:MN0shtw4
「この分だと直樹も大層な甲斐性を持ってそうだな」
「そうだと有り難いんですが………」
源三の楽観的発言に突っ込んだ男。
「ひ、弘司っ」
何故かここに弘司がいた。
「関係者しか知らない筈なんですが………」
困った表情を見せる玲。
「あ、いや、何というかその、無理矢理というか気付いたら関係者になってしまっていたというか………」
元天文部部長が元理事長に弁明する。
その答えは直ぐに分かった。
「お兄ちゃん待って〜」
向こうから走ってくるのは明らかに麻、いや、柚香だ。
それを見た茉理と美琴が彼女を急かす。
「ユズリーーン、はやくはやくぅっ」
「置いてッちゃうよ〜〜〜」
どうやらこの二人は明らかに共犯らしい。
「今更一人位増えたって大した事無いって」
アッケラカンと美琴。
「ユズリンだけ仲間はずれなんて可哀想でしょう?」
「………と言うわけで妹を頼む」
ポンと直樹に肩に手を置く弘司。
「確かにお預かりしましたよ、お義兄さん」
「なんかその一言で非情に不安になった………」
「大丈夫ですよ、私とちひろもいますから」
「なら安心だ」
「おい………」
「しっかり者の藤枝さんと秋山さんに先生もいるから大丈夫か」
弘司は失いかけていた元気を取り戻す。
「なおくん、向こうでも幸せにしてね」
「わっ、私の事も幸せにしてよね、直樹!」
まだ名前で呼び合うのに慣れていない文緒が続いた。
未知の世界に向かう不安を掻き消すかのように明るく振る舞っている。
これから向かう時代は直樹にとっても保奈美、茉理と文緒には未知の領域なのだから………
それから暫くして時計塔から空に向かって白い光が伸びて消えた。
この時代から一人の男と複数人の女性が旅立った。

続く
253 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 14:12:59 ID:yVDxJqGq
昼間っからキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!
保管庫、初めてリアルタイム更新しましたよ。

今生の別れがコミカルなものにww
254 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 14:54:12 ID:siJ4ndU6
弘司はひろしじゃなくてこうじですよ、念のため。
255 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 16:59:25 ID:qOm25wNC
管理人様乙です。

「電気羊は淫夢を見る?」は次で最終回になります。
256 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/17(金) 19:33:40 ID:IQ8ImNw2
いいんちょはPC版ヒロインじゃないんじゃ…

と重箱のすみ
最終回楽しみにしてます。
257 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 01:11:45 ID:72yxRE5R
>>256
AFBもひっくるめてるものと思われ。
258 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 20:23:09 ID:rFfmaGXX
登場するけど攻略できないヒロインという捉え方で書いてます。
確かにAFBで攻略できるか。
個人的には委員長はCS版よりAFBの方が好きです。
259 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 22:41:31 ID:KYcHoTBx
百年後の世界に行った直樹とその一行を出迎えたのは歓迎の嵐だった。
マルバスから世界を救ったと必要以上に英雄視された。
その為、直樹が八人の女性と重婚することについても何も言われなかった。
むしろ更に女性を勧められる程であった。
密かにそれも検討したものの八人でも相手が大変なのにこれ以上は
精力が保たず、夜が短すぎた。
百年後であっても一日は二十四時間と変わらない。
違うのは精力剤と媚薬の類だろう。
何しろ副作用がない。
とはいってもやり過ぎては身体に悪いのだが保奈美の作る食事によりその心配は無い。
そうでなければ毎晩複数対一人の戦いが出来るわけがない。
暫くして保奈美が妊娠した。
茉理、恭子、文緒が続いて妊娠した。
そして出産。

今日もけたたましい赤ん坊の泣き声が家中に響き渡る。
玲が片腕に一人ずつを抱えて座っている。
「お父さんとお母さん達はあなた達の弟と妹を作る為に頑張ってるから私で我慢してね」
自分の乳房を二人の赤ん坊に提供する。
チュウチュウとその先端を啄む。
何だかとても神々しい。
「んっ」
じゅんっと股間が疼く。
「お父さんと一緒で上手なのね」
「泣きやみましたね」
結が不思議そうに見つめる。
「私も出産に備えて授乳の練習をした方がいいでしょうか」
結の腹部も膨らんできている。
「この子達、父親そっくりで舌使い巧いから………あんたじゃ逝っちゃうわよ」
恭子が自分の子供を抱きかかえながら言った。
「ほら、見てみますか?」
玲が吸われている乳首を優しく抜いて見せる。
「うわぁ………」
乳首がコリコリになっている。
260 名前: やまとななしこ [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 22:42:11 ID:KYcHoTBx
その頃、直樹は保奈美、茉理、柚香の三人と一戦交えている最中だった。
騎乗位で直樹に跨る柚香の小振りな胸を揉みつつ、顔にのし掛かってくる
茉理の秘部に舌を割り込ませていた。
保奈美は後ろから乳房を揉みしだき、乳首を弄って茉理を愛撫する。
「あぁぁ、熱、い………」
直樹が柚香の膣内で果てたのだ。
茉理が腰を浮かし、直樹に押し付けていたその股間が離れる。
「ねぇ、直樹、今度は私に………」
保奈美が愛撫していた乳首には母乳の滴が溜まっている。
「ダメだよマツリン………」
快感で意識が虚ろになりつつも直樹から精を絞るために腰を動かしている柚香が言った。
「私、先輩の赤ちゃんまだだもん………」
「でもユズリンも私と保奈美さんが妊娠して出来ない時、沢山出して貰ってたじゃない」
「ねぇ、なおくん。私にも早くぅ」
堪らず保奈美が直樹の唇を奪いそのまま直樹の胸に倒れる。
直樹の胸板に年下の二人のモノとは明らかにボリュームが違う胸が押し付けられる。
「あぅっ」
いきなり柚香が声を上げる。
そして直樹をジーッと見つめる。
視線に気付いた直樹は保奈美の唇をそっと放す。
「ど、どうした」
「胸が大きい女性の方がいいんだ………」
「そ、そんなこと………」
「藤枝先輩の胸が触れた瞬間、オチンチン………大きくなりました………」
「ジィー」
茉理も直樹を見つめる。
「直樹、私達とは遊びなんだ………」
「そんなことあるか。お前達の胸も大好きだぞ」
脇にいた茉理を抱き寄せ乳首に吸い付く。
バストサイズはほぼ同じではあるが母乳で張るために茉理の方が大きい。
味気ないようでまた甘ったるくもある母乳を吸い取りつつ反対の手で保奈美の
豊満な乳房を揉みつつ二人の母乳の味比べしつつ、さらには硬度が増した
肉棒で柚香を突きまくるのだった。
261 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 22:44:23 ID:KYcHoTBx
「しかし、旦那様はホントに御盛んねぇ」
呆れ果てたように恭子が言った。
「でも、寧ろ私達三人だけでは大変でしたよ………」
「そうですねぇ………」
「ところであんたはいつ直樹としてるの?」
恥じらいもなくストレートに恭子が聞いた。
「ふふ、秘密です」
そう応える玲は妖艶な笑みを浮かべる。
そっと腹部を押さえる玲。

「御苦労様でした」
四人がグッタリしている寝室に水を持って現れる玲。
「ねぇ」
「ん?」
直樹の手を取り、自分の腹部に当てる。
ドクンッ
玲の腹部が僅かに膨らんでいる。
しかも、そこから僅かながら振動が伝わる。
「………」
目を丸くする直樹。
直樹にそっと耳打ちする玲。
「受胎装置を入れてあるんです」
つまり、妊娠しているのだ。
「私、幸せです」
直樹に寄り添って横になっている三人にも聞こえるように言った。

「電気羊は淫夢を見る?」
                       完
262 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 22:51:19 ID:KYcHoTBx
完結まで三ヶ月かかってしまいました。
小生の不定期連載にお付き合い戴き恐縮です。
次の予定ですがいい加減、あけるりで何か書こうと考えてます。
ただ、先に他スレの方を片付けてからになるので時間掛かります。

追伸
>>260 コテハン間違えた………orz
263 名前: 青二 [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 23:04:30 ID:K3VdJWyd
>262
お疲れ様でした。ヒロイン全員喰い&孕ませとは恐れ入りました。
ある意味これもワールドですね。自分の想像をはるかに超えてますw
エロ有りでここまで書けるのは羨ましい限り。これからも頑張って下さい。


P.S. 自分は今度はさやかさん中心でいこうと思ってます。
264 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/19(日) 01:44:05 ID:mMi40Ars
ただ一言。お疲れ様でした。


ここまで書き続けられるあたり感服です。
265 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/21(火) 00:10:49 ID:S34GDw1Q
今日は、
秋山 文緒@はにはに
の誕生日。おめでとー。
266 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/21(火) 22:18:52 ID:SSgOfJ3W
おめでとう、委員長。
267 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/03/24(金) 17:21:12 ID:z9bhgun6
保守age
268 名前: 青二 [sage] 投稿日: 2006/03/26(日) 22:58:37 ID:JGZKxD1h
微妙にスランプ気味で投稿滞ってて申し訳ない。
下地はあるけど何か納得いかないので楽しみにされてる方はもう暫くお待ち下さい…
269 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/27(月) 01:54:52 ID:iYKZtRh1
にらればさん、毎度ながらGJ
重箱の隅で申し訳ないが
ゆずりん→ゆかりん と言う事で補完よろ
270 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/30(木) 15:41:44 ID:N93jlxZU
http://aria-soft.com/d_blue/index.html

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━ !!
271 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/03/30(木) 23:50:50 ID:CNV+yB0d
>>269
ついうっかり………
漢字変換の手前、いつの間にか………

>>270
翠が、翠が………
ここまでキャラが変化したのはマクロスの劇場版とテレビ版のエキセドル位しか記憶に無い。
272 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/03/30(木) 23:54:09 ID:Z73LquqV
>>270
水月コンシューマ版以上のインパクトが別の意味でorz
273 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/31(金) 01:28:02 ID:9mTrEJoK
>>270
翠はともかく、カレンがヒロイン入りすると思ってたのに司祭と来るか……
274 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/31(金) 11:23:04 ID:Gpa+Zl7O
>>270
翠がやたらかわいくなっている件。
275 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/31(金) 15:21:30 ID:FQx90ijB
>>271
>ここまでキャラが変化・・・
それを理解できる人は30台なかあwせdrftgyふじおkpl
熱だして会社を休んだオレもおな(ゴホンゴホン)
276 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/31(金) 20:48:03 ID:9mTrEJoK
パーフェクトビジュアルブック発売してた訳だが……
アレ見る限りでは「夜明けな」が正式略称でFAなのか?
277 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/31(金) 23:58:36 ID:DT0w3ecf
>>276
買ったぞ・・・まだ開けてないけど。
278 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/32(土) 02:05:45 ID:bKgqF1q8
>>276
混在してるよ。
「よあけな」が一歩リードな感じ。
ゲームギャザでは「けよりな」。
あと「あけるり」の認知度は高い。
279 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/32(土) 08:43:49 ID:wPgDXGn8
まあ、通じればどれでもいいんだけどね

まだゲームやってないんだけど、ファンブック見る限り
なんか姫様のえちぃシーンってやたらと濃い気がする
280 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/03/32(土) 23:27:46 ID:Fw/ij9SM
フィーナだけだよな?5回もやるのって。
リースにいたっては1回……
281 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 07:41:58 ID:8u5B7QQ1
カレン様とのえちぃシーンが欲しかった

そういや、はにはにやよあけなの元になった土地ってあるの?
つまりは背景画像やモデルの場所ってことだけど
282 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 14:12:02 ID:xSeQt7DQ
はにはにはある。どこかに写真があったけど忘れた。
明け瑠璃も、姉さんの勤務先とか、駅とかモデルがある。
どこのページにあったっけ?エロイ人頼む。
283 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 14:58:35 ID:SWhEFnsw
>>275
デカルチャー!
284 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 16:41:27 ID:8Nut+Yk/
>>282
分かる範囲では
蓮見坂:聖蹟桜ヶ丘を降りて、高台にある住宅街を探せば見つかる
蓮見駅前:渋谷センター街付近
菜月の大学がある駅:高知駅
月トランスポーター発着所:仙台空港
285 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 17:10:00 ID:pCjNzJtj
蓮「美」な。
ちょうど今、蓮美坂の写真が苺に上がってる
詳しくは作品別はにはにスレ393を参照。
286 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 19:43:01 ID:SL/Kzj2K
>>284
菜月の大学がある駅:高知駅
これは高松駅の間違いだぞ。
四国人だから確実に言えるw
287 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 22:12:52 ID:nOHD4/Yb
オーガスティッククロニカルでBP,PHは実際の場所をモデルにしている
シーンもあるって明言してるけど、はにはに以降は公式には言ってないみたい。
他にはこんな感じかな。

BP
鈴掛町:歌舞伎町のどこかの通り
駅前:?
電気街:秋葉原のどこか

PH
チキュウ:六本木アーク

はにはに
商店街:日吉商店街

あけるり
博物館:下関海響館
街中 :西梅田・ハービスエント
満弦ヶ崎中央連絡港市中央駅:福岡三越

月王宮とか物見の丘公園あたりもモデルがあると思うんだけど…
288 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/02(日) 23:04:50 ID:caRO5/Bp
オーガスティッククロニクルと瑠璃色クロニクルは、
何故か「クロニクル」のところ間違える人多い印象がある…
289 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/03(月) 00:41:23 ID:DOipFoGB
聖地巡礼しているサイト一覧:既出ならスマソ
あけるり
ttp://legwork.g.hatena.ne.jp/keyword/%e5%a4%9c%e6%98%8e%e3%81%91%e5%89%8d%e3%82%88%e3%82%8a%e7%91%a0%e7%92%83%e8%89%b2%e3%81%aa
はにはに
ttp://legwork.g.hatena.ne.jp/keyword/%e6%9c%88%e3%81%af%e6%9d%b1%e3%81%ab%e6%97%a5%e3%81%af%e8%a5%bf%e3%81%ab
290 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/03(月) 01:23:38 ID:dNq57U38
>物見の丘公園
暴走半島の先端付近の某所。Hの3or4階から眺めた風景が、
オレ的には似てると思った。地上からだとわからない。
まあ、偶然だろうけど。
291 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/03(月) 02:10:56 ID:8oj9hwV3
聖地巡礼は地元民にとっては迷惑でしかないよ
(苺ま●ま●の舞台になった場所では職務質問された者もいるらしい)
292 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/03(月) 07:22:16 ID:v8kkFpJj
>>282>>291
サンクス
機会があったらいってみよう

西梅田は地元だからちょっと見に行ってみる
293 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/03(月) 07:39:26 ID:HesAOyd9
>>291
アレは場所が正直例外過ぎだろ。
でもマナーは守りましょう。
294 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/08(土) 19:55:03 ID:Xkuybbil
保守age
295 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/10(月) 02:52:14 ID:l9RFbbqJ
「達哉ぁ、またぁっ」
達哉がフィーナを組み敷く形で挿入を繰り返す。
「くぅっ、行くぞ………フィーナ………」
そのさらけ出された豊満な胸を揉みしだく。
並の様に押しては返してくるその柔らかい肉塊に顔を埋める。
達哉のフィーナの腰に打ち付ける速度が速まり、フィーナも動きを合わせる。
一体、何度目なのだろう?
今日の達哉はまだ力尽きそうもない。
フィーナが公務で数日間会えなかったら溜まっていたためだろうか?
達哉の攻めが容赦なくフィーナを襲う。

二人がギシギシアンアンしているところを姿を消して見続けている影。
「まったく………見境が無い………」
気付かれないように小さく呟く。
気配を消しているうえ、二人の嬌声で掻き消されるので気付かれる心配は無い。
クローゼットの中から二人を監視している小さな影。
それはリースだった。
ターゲットは二人………というより達哉をメインに監視していた。
何故なら達哉の監視が教団からの命令だったのだ。
だが監視を続けていくうちに、使命とは別にモヤモヤとした感情が芽生えつつあった。
(何故?)
見ているだけなのに身体が熱くなっていく。
自分も二人に混ざりたい………
そう思ってしまうが命令本来の自分を取り戻す。
「なんで………」
思わず感情を声に出してしまう。
不思議な感覚だった。
その後、リースは一部始終を見届けたものの放心状態になっていた。
「………戻らなくちゃ………」
音も無くベランダに出るとそのまま庭に降り立つ。
そのまま朝霧邸を出て行こうとしたが後ろから何者かに引っ張られて動けない。
「黒服っ?」
しかしそれにしては低いところから引っ張ってくる。
殺気も無い。
ゆっくりと振り向くと………
「ウワォン」
「ハァハァハァッ」
イタリアンズに捕まっていたのだ。
そのままリースにじゃれつくイタリアンズ。
ある意味、黒服より恐ろしい存在だった。
その汚れを知らない三匹の瞳に見つめられると抵抗の術が無かった。

ガチャ
空の澄み切った早朝、達哉が玄関から出てくる。
既に上機嫌のイタリアンズがシッポを振って達哉を待っている。
「ん?」
三匹の毛並みの中から金髪が溢れている。
達哉が近づくとイタリアンズに揉みくちゃにされて気を失っているリースを発見するのだった。

続く




296 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/04/10(月) 03:02:23 ID:l9RFbbqJ
久しぶりに戻ってきましたが、明け瑠璃はキャラがいじりにくい。
榊原先生の言う通りです。
何はともあれ新作をよろしく。

>>275
私は二十代………
297 名前: ピクシー 投稿日: 2006/04/10(月) 21:25:54 ID:YPNrVkVg
続きに期待!!!!
298 名前: 275 [sage] 投稿日: 2006/04/10(月) 23:20:42 ID:PIUL/y0V
>>295
乙です。
>>275
エエエェェェェェエエエエエ工工工工工工!?
299 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/11(火) 02:13:01 ID:CmSh71/V
>>295
にられば氏お久しぶりです。
しかしこれは……リースいじりの予感!!(AAry
300 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/11(火) 19:54:33 ID:OQ0PkeyP
|∀・)リースいじりwktk
301 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/04/12(水) 22:18:58 ID:UmH2LDiX
管理人様もお元気そうで何よりです。
できれば日付が変わる前に更新したいなぁ………と思っています。
302 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/12(水) 23:01:05 ID:YpD3Gl+o
リースが遂に?!
wktkしてまてます!
303 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/12(水) 23:19:58 ID:UmH2LDiX
「う、うーん」
リースが目覚めるとそこは朝霧家のリビングだった。
何故か自分の周りにちょっとした人混み出来ているのに驚く。
「あ、起きたよお兄ちゃん」
「大丈夫?」
「達哉、早く」
「ミア、水を持ってきて」
(ターゲットの妹の麻衣、従妹のさやか、フィーナ姫、隣に住んでいる幼なじみの………しゃもじ女………)
名前が思い出せない者もいるが冷静に情報を整理する。
周りが自分を興味本位で見ていることは百も承知だがあまり気分の良いものではない。
「………帰る」
リースはいきなりムクっと起きあがるとリビングを出て行こうとする。
「待てって」
達哉が制止しようとするが、するりとすり抜けるようにかわして玄関に向かう。
皆でリースを追う。
ガチャッ
リースが玄関を開けると………
「ウワォン」
「ハァハァハァ」
バタン
思わずドアを閉める。
何はともあれリビングに引き戻されるリースだった。

不機嫌そうにコクコクと水を飲むリース。
「そういえばイタリアンズに揉みくちゃにされたんだからお風呂にでも入ったらどうかな?」
麻衣が突然、提案する。
確かに汗をかいていたので扱く尤もな意見だった。
「じゃあリースちゃん、私とお風呂入ろうか」
とさやか。
リースは一瞬迷った。
教団からの命令は達哉の監視である。
しかし家族からも情報を得て外堀から埋めていくのも悪くない。
だが一気に本丸を攻めるのも一つの手だ。
相変わらずの仏頂面で考え結論に達する。
ガシッ
リースはフィーナに抱きつく。
皆驚きはしたものの、フィーナ自身はあっさりとこれを受け入れた。
「………先に行く」
リースはフィーナに先行して風呂場に向かう。
「ターゲットと肉体関係の女………王女………」
無意識のうちにカーっと顔の身体の温度が上がる。
たまらず昨晩の達哉とフィーナの情事が思い出してしまう。
だが任務だ。
そう思いこんで服を脱ぎ出すと下半身がひっそりと濡れていて、下着に小さな染みを作っていた。

続く
304 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 00:55:02 ID:0NP9etAS
しゃもじ女ワロス
305 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/13(木) 11:17:28 ID:g/oaiEUs
    ∧_∧  +
   (0゚・∀・) ワクワク
   (0゚∪ ∪ + テカテカ
   と__)__) +
306 名前: ピクシー 投稿日: 2006/04/13(木) 23:26:16 ID:P4vfApOZ
GJ!!
307 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/14(金) 18:42:30 ID:wvys23lt
>>289
慶應生にとっては近場の聖地だったのに、何故気付かなかったのだろうか

そんな漏れ理工学部の在日組orz
308 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 07:04:21 ID:TmMUaJCo
にられば氏GJ


>>307
そんな優秀な人かエロゲを・・・
309 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 14:57:37 ID:PBbP+mz9
ハーレム乱交ネタ(男は達哉のみ)ってダメですかね?
今思いつきで10kほど書いてしまったのですが。
310 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 16:17:55 ID:ITOiMRj6
おkおk!とりあえず投下してみるよろし。
311 名前: ルナティっク(1) [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 16:56:06 ID:PBbP+mz9
麻衣『えへへっ、おにいたーん。もっと飲もうよ〜』

俺のお茶碗にドボドボ焼酎を流し込む麻衣。
薄濁った液体の上に御飯がぷかぷかと浮いている。

達哉『……フィーナ、責任は取ってもらえるんだろうな?』
フィーナ『ふふふ、責任はおにいたんが取るべきだと思うわ』

頬を桜色に染めたフィーナが、からかうように俺を見つめる。
……いや、からかわれているのは、俺だけではないかもしれない。
この真夜中のリビングに集まった全員が既に面白い状態に……

麻衣『そうだよー、おにいたん責任とってー、あははっ』
さやか『そうよ達哉君。ここまで麻衣ちゃんをメロメロにしておいて、
やらずぼったくりはひどいとおもうわー』
ミア『更迭だっ!!』
菜月『ううっ、そうよ! 達哉は酷いのよっ 私とあんな約束かわしておいて……ええーんっ!』
麻衣『ごめんねー、菜月ちゃん。そだよねー、ひどいよねー、おにいたんは約束守らないのー』
麻衣『私がダメって言っても舌いれてくるし、達哉さんっていうより、
お兄ちゃんの方が興奮するみたいだしー、えへへ、この変態さん♪』

ちゅっちゅっ、
小鳥が餌をついばむように、唇を何度も俺の頬に擦りつけてくる。
唇から漏れる、甘く、熱い吐息が俺の脳をクラクラさせる。
が、こんな姿の麻衣をみても、周りの連中は驚かない。そればかりか……

フィーナ『まあ、呼び名によって反応が変わるの? イタリアンズみたい』
さやか『あらあら、達哉君のシスコンは治ってないんだ。麻衣ちゃんも大変ね』
菜月『やっぱ達哉は変態だったんだ……、私はこんな変態を数十年間……ううっ、ぐすん』
仁『麻衣ちゃん。今すぐその変態から離れた方がいい。キミまでもが変態にならないうちに……』

ますます俺たちを煽り立てていく……
つまり、酔っているフリして素面でナンパしている約一名を除いて、
全員へべれけ状態なのだ。原因は俺の目の前の席で、、

フィーナ『お兄ちゃん、お兄様、兄上様、おにいたま……おかしいわ。反応が無い』

ぶつぶつ変なことを呟いてるフィーナ。
はぁ、フィーナも既にやられてしまったか。今から数時間前、
彼女がもってきた名酒?「月殺し」が、全員の理性を殺したのである。

リース『フィーナ。それは麻衣が言わないとダメ。意味がない』
フィーナ『あら、そうなのリース?』

一人冷静に見えるリースでさえ、

リース『おにいちゃんのえっちー、おにいちゃんのえっちー』

やっぱりどこかぶっ壊れていた。
312 名前: ルナティっク(2) [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 16:58:42 ID:PBbP+mz9
さやか『うふふっ、達哉君のお兄ちゃんは麻衣ちゃん専用だから』
麻衣『いやだぁ。お姉ちゃん、変なこと言わないでよーっ』

そういいつつも、俺の腕に胸をベタベタよせつけてくる。
服の上からでも、麻衣の柔らかい感触が伝わってきて、俺はドキドキしてしまう。

フィーナ『まるでロボットみたいだわ。
ある特定の人物のある特定の呼び名にしか反応しないなんて』 
さやか『パプロフの犬ってところかしら。達哉君は』
菜月『くーっ、パワプロが何よっ! 私は燃えプロで達哉に10連勝したのよっ』
ミア『更迭だっ!』
リース『パブロフの犬。条件反射の喩のこと。ある一定の反復訓練を施せば、
餌がなくてもある記号だけで涎を出す事が出来る』
仁『なるほど。つまり、達哉君のその記号は麻衣ちゃんの「お兄ちゃん」なわけだ』

皆が軽蔑と好奇心の入り混じった目でじろーっと俺を見つめる。 

達哉『ちょ、ちょっと。変なこと言わないで下さいよっ
人をまるでなにかの動物みたいに……』
フィーナ『そんなことないわ。恋人の言葉にしか興奮しないなんて、
とても素敵な事ではないからしら。ねっ、お兄様』

フィーナの唇が不敵に笑ったと思うと、ゆっくりと俺の膝に寄りかかり、
腿のあたりをゆっくり撫で始めた。

達哉『な、なにやっているんだ』
フィーナ『なにって……実験だけれども、何かおかしいかしら?』

きょとんとした目と真っ赤に染まった頬を俺に向ける。
ああ、フィーナはこういう酔い方をするんだ……すげぇ性質わりぃ。

さやか『フィーナ様。そのようなお戯れはいけません』
達哉『ね、姉さん!』

助かった……。流石この場で一番の年長者だ。
酒を飲んでもギリギリのところで飲まれていない。
姉さんはぼんやりと俺の腿を撫で続けているフィーナに近づいて……うっ!

さやか『それでは実験になりません。もっと上の方をおさわりになってください』
フィーナ『ありがとう。さやか。もっと上……熱くなっているここかしら?』
達哉『な、なに煽っているんだよ姉さん。このままじゃ……』
さやか『あらあら、このままだと兄上様はどうなるのかしら?』

そういいながら、姉さんは博物館の制服を脱ぎだして、
俺の目の前でブラ一丁の状態になる。豊満な胸が俺の前に突き出され、
ぶるんぶるんと揺れる。

さやか『うふふ、実験要素を増やしましょう。
他の記号を増やした場合、被験者はどのように反応するのか♪』
達哉『ば、馬鹿言ってないでで早く止めてよっ!』
フィーナ『あっ、お兄様のが固くなってきたわ』
フィーナ『凄い……、さやかが脱いだだけでお兄様のがここまで膨張するなんて』

キラキラした目で俺のテント見つめながら、うっとりとした口調でフィーナが感嘆した。
313 名前: ルナティっク(3) [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 17:02:02 ID:PBbP+mz9
フィーナ『お兄様はさやかのおっぱいも好きなのね。新発見だわ』
さやか『いいえ、フィーナ様。それは正しくありません。
兄上様はただ「大きいおっぱい」が好きなだけかもしれないではないですか?』
フィーナ『そうね、さやか。迂闊だったわ。では、こうしてみましょう』
フィーナ『お兄様……、さやかほど大きくないのだけれど……、
よろしければフィーナのお胸を御覧になってくださいませ』

しっとりした口調でそういうと、フィーナは胸のコルセットをゆっくりと外していった。
そして、天使の羽のように白い、純白のインナーが姿を現す。
中心には、突起したピンクのでっぱりがその存在を主張している。

達哉『フ、フィーナ……』
フィーナ『くすくす。お兄様。涎が出ていますわよ?』

手をそっと俺の唇に当てるフィーナ。
フィーナの冷たく優しい手が、俺の火照った顔を冷やして気持ちがいい。

フィーナ『お兄様、フィーナのお胸はどうかしら?
お兄様がお気に召してくださると、フィーナはとても嬉しいの』
さやか『うふふ、フィーナ様。すっかり役に嵌ってますね』
さやか『それに……、兄上様もすっかりその気に成っちゃって。えいえいっ』
達哉『っつ!』

姉さんが人差し指で、馬鹿にするように俺のテントをつっつき始める。
その微かな衝撃にも俺は敏感に反応してしまう。
フィーナのインナーから透けてピンク、姉さんの柔らかそうな乳房。
そして、二人の口から微かに漏れる甘い吐息が、俺の理性をズタズタに引き裂いてく。

フィーナ『さやか。実験は順調ね。お兄様のはどんどん硬くなっていくわ』
さやか『はい、フィーナ様。これで兄上様は「大きいおっぱいに反応する」
ということが証明されました。これは大いなる発見だと思います』
達哉『はぁはぁ……わ、わかったなら早く……』

早く……何したいんだ? 早く……何をして貰いたいんだ?
ぼうっとした頭で何か大切なことをを考えていると、
突然、目の前に大きな生乳が姿を現した。
314 名前: ルナティっク(4) [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 17:04:30 ID:PBbP+mz9
菜月『にーさん♪、えへへっ』
達哉『な、菜月。お、お前何を……』
菜月「なによとはなによぅ。にーさんこそ何をおおきくてるのよぅ』

そう言って、片乳を手に持って俺の鼻に擦りつける。
菜月の薄いピンク色の乳首が俺の鼻先で踊る。

菜月『うりうり。どう、にーさん。私のおっぱいは美味しいかな?』
達哉『……んなわけあるか」
菜月「そっか。そうだよね。まだ口に入れてないもんね」
菜月「じゃあ、にーさん。菜月のおっぱいを召し上がれっ」
達哉「召し上がれって……うっ」

唇に何か柔らかいものが押し付けられる。
暖かくて、良いにおいがして、ふかふかしてぐんにょりしたモノ。
俺は無意識のうちにそれにかぶりついていた……菜月の乳首だ。

菜月「あんっ。んふぁ……んんっ、も、もっと優しく……」
達哉「ご、ごめん……」

何で俺が謝っているんだ?
と思いつつも、俺は菜月のおっぱいから離れられない。
その様子に菜月は満足そうに微笑んで、俺の頭に手を回す。

菜月『あははっ、にーさんったら本当はマゾコンだったんだね』
フィーナ『そうね。今までの実験結果から言っても、お兄様はマゾコンかもしれない』
さやか『大きいおっぱいに反応して、責められても反抗しないで、
菜月ちゃんに撫でられて幸せそうな顔をして……うふふ、立派な赤ちゃんだわ』

ち、ちがぅ! と口に出そうとしても、菜月のおっぱいで口は塞がれているし、
頭を横にぐんぐん振っても菜月のおっぱいでぱふぱに成ってしまう。
……なんて気持ちいいピンチなんだ。

フィーナ『それに……お兄様のも……どんどん伸び続けている』
達哉『っ!』

人差し指で俺のテントをすーーっと下から上までなぞっていくフィーナ。
それに従い、俺の中の熱い何かも徐々に昂ぶっていく。

さやか『フィーナ様。兄上様の測量は私にお任せください。
フィーナ様は兄上様に新たな記号要素をお願いします』
フィーナ『そうね。解かったわさやか。では……お兄様』

うっすらとピンクが見えるインナーを控え目にせり出して、俺を恥かしそうに見つめる。
お酒に酔っていても、お姫様の気品が本能的に羞恥を感じるらしい。
315 名前: 311-314 [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 17:12:59 ID:PBbP+mz9
とりあえず今日はここまです。もう原作からかなり逸脱してますが
酔っ払いネタってことで勘弁してくださいw
316 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 19:11:45 ID:SY8ucVfK
>>315
GJ!!GJ!!
317 名前: 310 [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 19:13:19 ID:MTu4OSRk
いやいや、面白かったす。
やっぱりハーレムは楽しいのが一番だなぁ。
続き期待しとります。
318 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 12:48:50 ID:TcwXGj5p
神!
激しく期待してます
319 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 15:18:56 ID:0wk9oa4I

   ∧_∧  +
   (0゚・∀・) ワクワク
   (0゚∪ ∪ + テカテカ
   と__)__) +
320 名前: ルナティっク(5) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 20:50:02 ID:96BdU6KF
フィーナ『お、お兄様……あ、あの……』
菜月『あー、フィーナ照れてるー。可愛いんだー』
フィーナ『だ、だって……私、男の人にここを見せるのなんて……』
菜月『ひどーい。私だってにーさん以外に見せたことないもん』
さやか『大丈夫ですよ。フィーナさま、私も兄上様が始めです』
達哉『……まるで俺が毎日見ているような言い方だな』

ぼそっと俺は呟く。そこで少し冷静に成れた。
……そうなんだよ。このまま流されちゃ拙い。
誰かほかに冷静な人を呼んで……はっ!。

菜月『んっ?』

菜月のポケットに装着しているしゃもじを見て思い出す。
そ、そうだ。いつもはチャラチャラしているけど、
いざという時には頼りになるあの人がいるじゃないかっ!

達哉『じ、仁さーんっ!。助けてくださいっ!』

しーん。

達哉『フィーナもさやかさんも酔っ払っちゃって、大変なんですよーっ』

しーんしーん。
……返事はない。

達哉『このままじゃ菜月まで傷モノに成っちゃいますよっ? 良いんですかっ?』

しーんしーんしーん。

リース『ただの屍のようだ』
達哉『リ、リースっ?』

ゴミ袋を引きずるように、仁さんを引きずってくるリース。
そのあとには薄い血の線が出来ていく。

リース『後頭部にバールのようなもので殴られた跡』
リース『そして、このにやけた間抜け面………悪くない』

そして焦点の定まらない笑みを浮かべながら、フライドチキンの骨で仁さんを突っつき始めた。
所々のツボを押すと、ピクって動くのがなんか楽しいみたいだ……

達哉『はぁ……仁さんも駄目かぁ。で、おそらく犯人は』

血の線を辿っていくと、そこにはバールのようなものをマシンガンに見立てて、

ミア『銃殺だっ!私に投票しない八月オタは全員銃殺だっ!』

訳のわからぬことを喚きながら、見えない銃を撃ちまくるミアがいた。
……ごめん、ミア。色々溜まっていたんだな……
321 名前: ルナティっク(6) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 20:52:09 ID:96BdU6KF

しかし、溜まっていたのはミアだけではないらしい。
メイドがメイドならご主人様もご主人様ってわけで……

フィーナ『お、お願いします……お兄様』
フィーナ『どうかお兄様の手で、私の全てを解き放ってください』

フィーナは恥かしげに目を伏せて、上目遣いで媚びるように俺を誘う。。
緊張の所為か興奮の所為か、フィーナの体全体から汗が拭き出していて、
それがインナー越しに見えるピンクをますます鮮やかにしてゆく。
俺はその桃色の誘惑に逆らえず、ゆっくりと手を伸ばす。

フィーナ『あぁ、お兄様……』

ずるんとインナーを捲ると、そこには今まで数十年間に渡って
窮屈なドレスによって守り通されていた、フィーナのおっぱいがあった。

達哉『き、綺麗だフィーナ……』
フィーナ『いやぁ、そんなこといわないで……お兄様』
フィーナ『そ、それに私のが一番小さいのだし……』

菜月とさやか姉さんのおっぱいをちらりと見て、。
自分のそれを恥かしそうに見つめるフィーナ。
が、その仕草が逆にフィーナの魅力を高めていって、俺の感情を昂ぶらせる。

達哉『そんなことないよ。フィーナにはフィーナのよさがある』
フィーナ『お兄様……あぁん、んっ…も、揉んじゃだめですわ…はぁんっ』
フィーナ『だ、だめぇ……ひゃぁん、んふぁ……んんっ、はぁはぁ…』
達哉『菜月のより張りがあって、さやか姉さんより敏感で……』
フィーナ『あぁ、んうっ……お兄様、そ、そこっ』
達哉『ここがいいのか?』

フィーナが反応してくれたところ、乳首の裏筋をゆっくりと撫でてあげる。

フィーナ『ひゃぅぅっ、はうっ……い、いいです……』
達哉『ここが良かったのか?』
フィーナ『んうっ、はぁんっ……、そ、そう……そこっ』
フィーナ『も、もっと……はぁんっ、んふぁ、はやくこすってください……』

目を伏せて、ためらないがらも、とろんした目と声でおねだりするフィーナ。
俺はそんなにフィーナが可愛くて仕方がなくって、もう理性なんかどっかに行っていた。

達哉『……嫌だ』
フィーナ『えっ……そ、そんなぁお兄様。わ、わたし……もぅ』
達哉『フィーナにはもっと気持ちよくなってもらわないとな』
フィーナ『ど、どうい……あぁぁんっ!』
達哉『こういうことだよ』
フィーナ『んふぁっ、んんっ……な、舐めてる。お兄様の舌がフィーナのを』
フィーナ『んっ、いいです……お兄様……うんっ、あっ……いいの……』

手の平で乳房を揉んで、指先で乳頭を弄くりながら、片方の乳首を舌先で舐めた。
フィーナの口調は徐々に抑えを失って、俺の愛撫も段々激しいものに変わっていく。

フィーナ『はぁんっ、お兄様、お兄様……んんっ、素敵です……』
322 名前: ルナティっク(7) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 20:53:57 ID:96BdU6KF

菜月『もー、フィーナばっかずるーいにーさん』
さやか『菜月ちゃん。実験だから仕方がないわ』
さやか『ええっと、兄上様はミドルサイズのおっぱいでも充分反応する。
故にマザコンである可能性が高い……っと』
リース『ダメ。データが恣意的すぎる。科学的じゃない』
さやか『あら、そうかしら。リースちゃん』
リース『反証可能性が充分に確保されていない。擬似科学。オカルト。ワールド』
さやか「そうよねえ。でも、肝心のデータが元々少ないから……』
リース「なら、ワタシがいく』


フィーナ『はぁはぁ、お兄様……こ、こんどはここを……り、リース?』

フィーナの下着を触ろうと下を見ると、リースがフィーナのドレスの裾を引っ張っていた。
仁さん弄るのは飽きちゃったのか……

リース『素直なのは悪くない……けど』
フィーナ『きゃぁっ!』
リース『今はおにいたまの実験中。それを忘れないで』

そう言いながら、フィーナのスカートをチキンの骨でつんつんする。

フィーナ『や、やめてぇ……はぅんっ、んんっ』
達哉『ちょ、ちょっとリース。やめろよ』
リース『こういうの、嫌いじゃない』
達哉『いや、めっさ楽しそうなんですが……』
リース『でも、ワタシはこっちの方がすき』
達哉『えっ?……なっ、なにを?』
リース『だっこ。だっこするおにいたま』

……ってするもなにも、もう既に俺の膝の上に、
正面を剥いてちょこんと座り込むリース。
おいおい、普段なら別にいいけど、この緊急事態では……

リース『……いぼいぼがあって、座りにくい』
達哉『くっ!』
リース『おにいたま。このいぼいぼなに?』

ゆさゆさ、リースが座り心地を確かめるように、
お尻を小刻みに動かして、ひらひらのフリルが俺の膝の上で揺れる。

達哉『け、健康器具みたいなモノだよ』
リース『……健康器具?』
達哉『そ、そう。そのいぼいぼがお尻のツボを刺激して……うっ』
リース『……こうするの?』

俺の背中に手を回して、ぎゅとおれに掴まるリース。
そして、その小さなお尻を何度もいぼいぼに擦りつける。

達哉『そ、そう……』

そうじゃない! と言おうとして、俺は言葉を飲み込んでしまう。
そこには、俺の膝の上には……

リース『おにいたまのからだ、あつい』

俺の膝の上には、お人形さんみたいな裸のリースがいた。
それは白く透き通っていて、平坦で、尖がった桜色の物体が無ければ、
女の子だと認識できないくらい美しかった。
323 名前: ルナティっク(9) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 20:56:40 ID:96BdU6KF
リース『……おにいたま?』
達哉『あ、ああ。な、なんだリース』

俺は思わずリースからを目を背けてしまう。
し、刺激が強すぎる。これまでとは180℃違う刺激だ。
幼女の裸がここまで綺麗だなんて……

リース『このいぼいぼ。どんどん固くなっている』
達哉『っつ』
リース『このままだとズボンがはちきれる』
リース『だから……脱がす』

リースは本当に心配そうな顔をして俺を見つめてくる。
いかん。これ以上刺激が強まったら……俺の理性が暴発してしまう。

達哉『だ、だめだ。リース。そんなことをしたら……』
リース『……わかった。おにいたまの言うとおりにする』

はぁ。助かった……リースはなんだかんだ言って良い子だからな。
俺の思っていることをちゃんと考えてくれて……

リース『……じゃあ、ワタシが脱ぐ』
達哉『そうそう、リースはききわけがいい……ええっ?』

気付いた時にはもう遅かった。俺の足元にフリルがつきまくった
リースの服が脱ぎ捨ててられていて、俺の膝の上には、

リース『ちょっと寒い……』
リース『おにいたま……ワタシをぎゅーってする』

生まれたままのリースが、赤ん坊のように俺に抱きついていた。
贅肉の無いからだ、作りもののように細いライン、
ふにふにした肌触りと、とくんとくんと鳴っている小さな鼓動が、
俺のからだに直接伝わってくる。つまり……すごく可愛い。
俺は思わずリースをぎゅーっと抱きしめる。

リース『あっ……』
達哉『リース……これでいいかい?』
リース『……わるくない。暖かい』
リース『それに……いぼいぼも硬くなっている』

リースがもそもそとお尻を動かし、俺のいぼいぼを刺激する。
その度にリースの小さな胸も微かに揺れて、乳首といえるほど
大きくない桜色の膨らみも、徐々に尖がってきている。
そして、リースのからだ全体から立ち昇ってくる甘い匂い……
その幼さの中に隠された色気に、俺の良心は完全にノックアウトされた。

達哉『リース。もっと暖かくなりたいかい?』
リース『うん。おにいたまがしてくれるなら』
リース『このいぼいぼも……このいぼいぼも嫌いじゃない……』
達哉『そっか……なら、リース。目を瞑ってくれないか?』
リース『……うん』
324 名前: ルナティっク(10) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 21:01:32 ID:96BdU6KF
俺はリースを抱き上げて、その小さい唇にキスをする。

リース『んっ、んんっ……おにいたま』
リース『はぁっ、んちゅ……ふっ……ふぅ』

唇をやさしく重ねたまま、小出し小出しに舌を入れる。
最初は口内を閉ざしていたリースも、
だんだん、戸惑いがちに俺の舌に近寄ってくる

リース『んっ、ちゅぱ……んふぁっ、はぁっ……』
リース『おにいたま……ペロっ……ちゅっ……ぴちゃっ……いい』

少しづつではあるけど、積極的に俺の舌に触れようとするリース。
リースの舌はその体型に相応しく、ちっちゃ目で柔らかい。
俺はその小さな舌に、俺の唾液を塗り立ていく。

リース『んちゅっ……くちゅっ、れろっ……んんっ』
リース『はぁはぁ……おにいたま、頭がぼーっとする』
達哉『でも、悪い気分じゃないだろう?』

リースは俺の唇からそっと離れる。
二人の間に銀の橋が出来上がり、リースの口の端から、
俺とリースの唾液が毀れる。その涎を勿体無さそうに人差し指で掬いながら、、

リース『……悪くない』

とリースは頬を紅葉色に染めながら答えた。

達哉『ははっ、リースは素直じゃないなぁ』
リース『……おにいたまの方が素直じゃない』
リース『ホントはもっと気持ちよくなりたいくせに……』
達哉『えっ?……ちょ、なにを』

リースの手が一瞬キラリっと光ったと思うと、
俺のズボンのベルトが斬られていて、次の瞬間には、
リースが俺のズボンを脱がしていた。
325 名前: ルナティっク(11) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 21:03:46 ID:96BdU6KF

リース『……すごい。凄まじい膨張率』
リース『長さ、硬さ、熱量、匂い……全てが変わっている』

俺のテントを好奇心いっぱいの目で見つめるリース。
ズボンに守られていた時よりも、それは大きく膨らんで、
今にもトランクスを突き破りそうに見える。

リース『いぼいぼを抑えていたものはワタシが解除した』
リース『……おにいたま、楽になった?』

好奇心と色気が交じり合ったとろんとした目で
リースが問いかけ、リースの小さなお尻が
俺のテントを刺激し続ける。
……この状況下でどう最後の一線を守れというのだろう?

達哉『なんか、余計苦しくなったような気がする……』

……主に倫理面と欲望との葛藤で。

リース『ホント?……ワタシのせいでわるくなったの?』
リース『ワタシ……ワルイことしたの?』

しゅん、と視線を落とし泣きそうな顔をするリース。
いや、ワルイのはリースじゃない。本当にワルイのは、
リースにワルイことをしたくなってきている俺のほうだ。

リース『ごめんなさい……おにいたま』
リース『ワタシ、おにいたまの為ならなんでもするから』

そう言って体を落とし、俺の腰に抱きつくような格好をする。
くっ……これはこれで……

リース『だから……ワタシを嫌わないで……おにいたま』

まるでリースの体全体が俺を刺激しているようだ。
ふにゅっとしたリースの胸が、俺のテントに擦り付けられて気持ちがいい。

達哉『ああ、大丈夫だよリース。俺はリースを嫌ったりしない』
リース『ホント?』
達哉『勿論。リースの体は暖かくって気持ちがいいもんな』
リース『……ワタシもおにいたまのいぼいぼ……嫌いじゃない』

にこり、とはにかんだ小さな笑みを浮かべて、リースはトランクスから
俺のモノを取り出し、愛しげに頬擦りする。リースの頬はマショマロのように柔らかく、
ふにふにした柔らかい衝撃が、おれのものに心地よい刺激を与える。

リース『おにいたま、今まで一番硬くなってる』
リース『おにいたまのドキドキが、ワタシの顔に伝わってくる……』
達哉『リ、リースっ』

リースは頬擦りをやめようとしない。
というより、どんどん擦るスピードが速くなっていく。
頬だけではなく口や舌も使って、顔全体で肉棒を愛撫する。

リース『ぺろっ、んんっ……どんどん、おにいたまが溢れてくる……』
リース『……んちゅっ、れろっ……んふぁ、おにいたまの匂い……すごい……』
達哉『っつ!』
326 名前: ルナティっク(12) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 21:08:41 ID:96BdU6KF
リースの顔はもう俺の先走り汁でベドベドだ。
その小さな体をうすっらとした桜色を染め、薄い桃色の乳首を痛いほどに尖らせ、
せつないような、もどかしような視線で俺を誘うリース。
その恐ろしいほどの艶やかさに、俺は思わず声を漏らしてしまう。

リース『んっ、んくっ……タツヤのこえ、可愛い』
リース『ちゅっ、あむ、れろ……もっと……んんっ、もっとお声聞かせて』

悪戯っこのように舌をぺろっと少し出して、俺の先端をくすぐる。
その小さく柔らかい刺激のあと、そっと唇を当てて自分の唾液を塗りかける。

りース『ちゅっ、れろっ……んんっ、んふぁ』
りース『ぺろっ、ちゅっ……タツヤ、きもちいい?』

まるで俺に見せ付けるように、小さな舌を精一杯伸ばしながら、
俺を問い詰めるリース。その幼くて淫靡な姿に、俺はコクコクと頷くしかなかった。

リース『……やっと、素直に成った』
リース『素直なタツヤは……んんっ、あふぁ……は嫌いじゃない』

可愛らしく頬を染めて、リースは肉棒からそっと唇を放す。
俺は快感を中断されて、子供みたいに不貞腐れた顔をしてしまう。
そんな表情をちらりと見つめたリースは、申し訳なそうな声で呟く。、

リース『ごめん、タツヤ。ワタシが責任もって最後まで頑張るから……』
リース『だから、そんな顔しないで……タツヤ』
達哉『リース……』
リース『ワタシのカラダで、タツヤの……全部出してあげる』

そういってリースは、俺の肉棒を桜色に染まった自分のおっぱいに擦りつける。
ぺったんこと思っていた平らな胸は、実際に擦り付けてみると、
ふんにゃりとした微妙な膨らみが感じられる。

リース『んっ、んあっ……あんっ、あっ……おにいたま……』
リース『はぁ、あふっ……かっ、かたいっ……はぁあっ、うあぁっ』
リース『いぼいぼが……あはぁっ、あっ……あっ、暴れてる……んんっ』

やっぱりリースの平らな胸でパイズリは無理だったようで、現状は
リースの上半身が、俺の肉棒に擦り付けられていると言った方が正しい。
だけど、それはそれで気持ちがいい。リースの火照った柔肌が
ガチガチに硬くなったペニスに、柔らかい刺激を与えていく。
327 名前: ルナティっク(13) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 21:12:03 ID:96BdU6KF
達哉『くっ、リース。でっ、出るかもしれないっ』
リース『んっ、はぁはぁ……あ、あついっ……あっ、あはぁっ』
リース『タツヤの……はふぅっ……私のむねで……最大に……あんっ』
リース『あっ、ああぁぁっ……ドキドキが……ドキドキがわたしにまで……ひぐっ』
達哉『リっ、リース』

リースは俺の言葉も聞かず、虚ろな目をして先走り汁でぬるぬるの肉棒に胸を押付け続ける。
……どうやら、リースのカラダは始めての快楽に我を忘れてしまったらしい。
透明な先走り汁が、リースの平らな胸を一直線に零れていって、幼い縦筋の中へと染みこんでいく。

リース『あっ、あっ、あっ……んんっ、あんっ、んふぁ……き、きもちいいっ……』
リース『あっ……あぁぁあ……ワタシっ、ワタシっ……いっ、いいっ……んんっ』
リース『タツヤっ、タツヤっ……はぁはぁ、んんっ、あっ……きゅーってしてっ、してっ』

快楽に支配されながらも本能的な不安なのか、リースは必死に俺にしがみつこうとする。
要請に答えリースを正面から抱き上げてやると、リースは俺の後頭部に腕を回し、
一生離してやるかとばかりに唇を吸いつけてきた。

リース『ぺろっ、んちゅっ……ちゅっ、ちゅっ、れろっ……タツヤぁ……』
リース『あむっ、ちゅぶっ、ちゅ……はぁ、タツヤ……キモチいい……スキ……』

唇だけではなく、無意識のうちに俺の肉棒に何度も腰をこすり付けてくるリース。
俺の先走り汁なのか、リースの愛液かは不明だが、
少なくともそこは確かに濡れていて、俺を中に誘おうとしている。
その事実が俺の脳を麻痺させ、俺の肉棒は遠慮なくリースの幼筋を擦りつける。

リース『いっ、いいっ……うあぁんっ、あんっ、タツヤっ、タツヤっ』
達哉『リースっ、おっ、俺もいいよっ。でっ、でるっ』
リース『あっ、あっ、あっ……あぁぁぁっ、タツヤっ、くるっ、んんっ』
リース『いやっ、いやっ、あ、あ、あ、あ、いやぁぁぁっっっ!』

ぶるんっと大きく震えて、リースは絶頂に向かっていった。
次の瞬間、ぴしょっという音がしたと思うと、黄色い液体が俺の顔に掛かる。
――おっ、おしっこ?
その濃厚なアンモニア臭がトリガーとなって、俺はリースの顔に向かって欲望をぶちまけた。
激しく噴出した精液は水鉄砲のようにリースの顔に直撃し、鼻を中心にしてリースの顔全体に広がっていく。

リース『んぷっ、んあっ……むあっ、はぁっ……熱いのが……いっぱい……』
リース『あっ、あんっ……んっ、はぁはぁっ……すごい……なにこれ……ネトネトする』

ねばねばする精液に鼻を詰まらせながらも、始めて見る精液に呆然としながらも、
リースは顔に付着した精液をゆっくりとなぞって、目をキラキラさせながら
白い液体をちゅぱちゅぱ舐め始める。

リース『んちゅっ……ちゅぶっ、はむっ……苦くて不味い……腐った豆乳みたいな味』
達哉『……リースのおしっこは美味しいんだけどなぁ』
リース『タツヤのばか……んちゅっ、じゅるつっ……しらない』
リース『でも……れろっ、ちゅっ、ちゅっ……この味は……嫌いじゃない……かも』

一通り精液を舐め終わったリースは、可愛らしく頬を染め、上目遣いでにんまりと微笑んだ。
328 名前: 320−327 [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 21:20:21 ID:96BdU6KF
はい。今日はここまでです。連番ミスちゃいましたが、
まぁ、ルナティっク(8)は永久欠番ってことでよろしくお願いします。
続きは多分、次の土日あたりになると思います。
青空やらばりテンが良作の場合にはもっと伸びるかもしれませんw
329 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 21:28:20 ID:tRdPqZT6
ナイスファイト!
リースノリノリだw
330 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 22:19:36 ID:0wk9oa4I
俺もテント張っちまった、続き待ってるよ
331 名前: ピクシー 投稿日: 2006/04/16(日) 22:51:06 ID:qhyYGcBT
GJです!!!!
続き期待してま〜す^^
332 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 22:59:01 ID:F79k4SmQ
ポツーン
天井から水滴が落ちてくる風呂場。
ここに服を着たまま使用する者はいない。
無論、今ここを利用しているフィーナとリースもだ。
フィーナは膝にリースを膝に抱えて泡だったスポンジで彼女を洗っていく。
(達哉の子供が出来たらこんな感じになるのかしら?)
そんな事を考えながら丁寧にリースの身体を洗っていく。
一方のリースは顔を赤らめつつもいつもの仏頂面で俯いている。
目の前をフィーナのしなやかな腕が何度も何度も通り過ぎていく。
(ん?)
ふとフィーナの肩口が目に止まる。
何か赤い後がある。
首の付け根にも在るそれを段々と目で追っていくとフィーナと視線がぶつかる。
「じゃあ、お湯で流しましょう」
優しく微笑みかけるフィーナ。
まるで我が子と対しているような雰囲気を醸し出す。
リースはフィーナの優しい母性愛的なオーラに取り込まれつつあった。
おかげでいつもの反発的な断りを入れる事が出来ない。
「さあ、きれいになったわ」
リースの身体から泡が取り除かれ膨らんでいない胸や恥丘が露わになる。
「………あ、ありがとう………」
そう言うとプイッとそっぽを向いてしまう。
「ふふっ」
優しく笑うフィーナ。
彼女にはそのリースの行動が照れ隠しである事が分かっているのだ。
だがリースは困っていた。
フィーナのペースになっている。
これでは達哉に探りを入れるべくフィーナと風呂に入ったのに収穫が無しになってしまう。
だがチャンスは向こうから転がってきた。
「今度は私を洗ってくれるかしら?」
………こくん
リースはゆっくりと頷いた。
これは絶好の機会だった。
フィーナの身体に直に聞いてみる又と無いチャンス。
だがいざ、太陽のような笑顔のフィーナを目の前にするといざ行動に移れない。

全てが終わり、リースは浴槽の中でフィーナに抱え込まれていた。
キュッと後ろから抱きしめられている。
タプタプと浮かぶ乳房の柔らかさを顔の左右に感じながらまったりとした雰囲気の中にいた。
まるで自分が母親に優しく抱かれている赤ん坊の様に思えてくる。
自分でも何が何だかよく分かっていない。
ただ何気なく水面に浮かぶその乳房の先端を口に含んでしまうリースだった。

続く
333 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 23:00:43 ID:mLb2ncEB
A
334 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/04/16(日) 23:03:37 ID:F79k4SmQ
おおっ、なんか新たな職人さんが降臨中みたいで………
凄いキャラの壊れ方だ。
335 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 06:18:43 ID:dqE4cmoR
両氏ともGJ!!

リースって貸し出しだめ?
だって「リース」っていうかr
336 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 14:30:26 ID:2Y7ilL7i
>>335
1秒だけならおK
337 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 15:16:29 ID:FnwmHDiZ
1秒でもいいからこちらにおねがいします。
抱っこしたい。
338 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 15:54:03 ID:ivDi1UMX
そして俺のいぼいぼを小さなお尻でグリぐry
339 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 21:18:11 ID:V1OLTE/q
山田く〜ん。ざぶ(ry
340 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/17(月) 23:14:42 ID:K2XkeGkB
かなり昔にはにはにのハーレム物を書きかけてたやつです。
ちっと大学やら入院やらで書けてなくて忘れかけてましたが、保管庫を見て思い出しました



ちっと下手ですが良ければ続きを書いてもいいでしょうか?
341 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 23:26:03 ID:yIz2sVJu
携帯充電の方かな?

続き待ってます!
342 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/17(月) 23:42:22 ID:I6tq4ypi
ばっちこ〜い
343 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 00:12:34 ID:7SXfSlrT
おkおk。受け入れ体制は万全。
344 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 00:24:24 ID:zzvuuRAi
>340
おk。 頑張れ。
345 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 00:44:58 ID:FJdmgrF4
おおっ、なんか職人さんが一杯きてて嬉しいなぁ。
特に新たに来たおにいたまはエロシーンが俺の嗜好と
合っていて良い感じですわ。ペニス頬擦り超萌えでつw
個人的には妹フィーナの続きを希望
346 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 06:03:35 ID:8x3FYY0P
待ってます〜
347 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/18(火) 15:05:14 ID:WXY9iEmy
>>340
充分に療養して下さい。でないとオレみたいに(ry
348 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 00:30:46 ID:XBi4JTCr
 あけるりやっていて思ったんだけど、着替え見られたり風呂場でエチしているのはあったのに
トイレの鍵かけ忘れて達哉にドアを開けられるというのは無かったなぁ……。
 
 麻衣かミア辺りがやらかしそうな気がしていたけど。

 チラシの裏スマソ
349 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 01:17:33 ID:ZQDfYVyI
そう言われてみると確かにそうだな。
でも個人的にはトイレでばったりはあまり興奮しないシチュだ。
350 名前: ルナティっク(14) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:01:29 ID:QManbhkU
さやか『はーい、二人ともお疲れさま。お水でもどうぞ』

さやか姉さんがコップを二つ持ってきて、俺とリースに渡した。。
下半身フルチン丸出しという姿に戸惑いながらも、俺はコップに手を伸ばす。

達哉『……変なモン入っていないでしょうね?』
さやか『うふふっ、酷いわ兄様。私たちは自然な状態で
お兄様の実験を行いたいの。だから、そんなことするはずないわ』

大真面目な顔で俺を見つめるさやか姉さん。
はぁ。まだ酔いは醒めてないのか……
でもまぁ口つけた感じ普通の水の味はするし、とにかく喉が乾いているし、
俺は疑いながらも透明な水(?)を飲んでみる。

リース『さやか。実験はもうオシマイ。結果は出た』
さやか『あら、そうなの?』
リース『タツヤはロリコンで決定。Nymphophilia或いはPedophiliaの線も濃厚』
達哉『ぷっ!』

マンガみたいに水を噴出してしまう俺。
おいおい、ニンフなんとかは解からんが、ぺドなんたれはかなりヤバイやばいのではっ!

リース『タツヤ、汚い……もしかしてEmetophilia?』
さやか『あらー、それなら今度からは兄上様に介抱してもらおうかしら♪』
達哉『そのなんとかフィリアはもういいから……それよか俺がロリコンって!』
リース『単純明快な話……タツヤはワタシに物凄く欲情した』
達哉「っつ!』

ぷいっ、とリースは視線を逸らして、声を低く落としながら続ける。

リース『さやかのブラにも、フィーナのドレスにも、菜月の巨乳でも
タツヤは我慢したのに、ワタシの胸の前では我慢できなった』
さやか『……そうよねえ。ちょっとショックだわ』
菜月『にーさん……やっぱりにーさんは昔から少女趣味だったの……?』
フィーナ『……ロリコンってなにかしら?……コンはコンプレックスだと思うのだけれど……』

みんなが非難と哀れみが同等に篭った目で俺を見つめる。

リース『それに、ワタシの顔にこんなに一杯出した……この量は異常』

ちらっとこちらを向いて、あっかんべーをするリース。
……ううっ、自分で出しておいてなんだが、これは凄い。、
濃厚生乳ヨーグルトを食べたあとみたいに、リースの舌は真っ白に成っている。
リースの鮮やかで健康的な舌が、俺の精液でドロドロでに汚れている……

リース『……いつも麻衣としている時の三倍はある』
達哉『なっ、なんでそんなの知っているんだよっ!』
リース『……秘密』
リース『でも、タツヤが何時も以上に興奮したのは間違いない』
達哉「うっ!」

……そう言われると反論できない。確かに、さっきのリースとのHは凄かった。
途中からは無我夢中でリースの小さな体を貪っていた。
さわるもの、ふれるもの、むすびあうもの全てが気持ちよくって、
俺はリースの全てに溺れていたのだ。今だって……その、さっきの真っ白な舌をみて……
351 名前: ルナティっク(15) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:03:11 ID:QManbhkU
さやか『でもね、リースちゃん。残念だけどその論理にはムリがあるわ
リース『さやか』
リース『……負け惜しみはやめる。論より証拠。これは絶対に動かない』
さやか『そうね。物的証拠に勝る論理はないわ。ねぇ? タ・ツ・ヤ』
リース『……っ!』

リースの顔が驚愕に震え、さやか姉さんは余裕な表情でリースの頭を軽く撫でる。
……俺の名前がどうしたんだ?

リース『むっ、無効……あれは例外』
さやか『リースちゃん。二重規範はダメな子がするお遊びよ』
リース『ダブスタじゃない。あれが無効になれば……あっ』

突然何かに気付いたように、口をぽかんとあけるリース。
そして、見る見るうちに頬を赤く染めたと思ったら、
今度は急に不機嫌になり、さやか姉さんを不貞腐れた目で見つめる。

リース『……さやか、性格悪すぎ』
さやか『よしよし。リースちゃんは頭のいい偉い子ね』。
リース『そういうところも大嫌い』
さやか『兄上様がロリコンならリースちゃんのの論理は救われるけど、リースちゃんは救われない。
さやか『アレを無効にすればリースちゃんは生きられるけど、リースちゃんの論理は死んでしまう』
リース『……』

……はぁ、さっぱり意味が解からんが、
さやか姉さんにリースが一本取られたのは間違いないらしい。
くいくいっ、俺の脇を菜月が突っつく。

菜月『ち、ちょっと、どういうことなのよにーさん?』
菜月『にーさんはロリコンなの? そうじゃないの? どっちなのよっ?』
達哉『ロリコンじゃねぇよっ。けど、リースたちの会話はワケ解からん』
菜月『……なら、どうしてにーさんのこれは大きいまんまなのよっ!』

色んな意味ではぁ?と思ったが、とりあえず下を見てみると、
おれの男性器はその機能的役割をすっかり回復して、既に臨戦態勢に入っていた。
いっ、何時の間にコイツは……
352 名前: ルナティっク(16) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:04:49 ID:QManbhkU
さやか『つまりね。私たちにもチャンスはあるってことなのよ。菜月ちゃん』
菜月『そうなんですかっ?』
達哉『ねっ、ねーさんっ!、いいかげんにっ……うっ!』

俺は本能的に危険を察知して、目を背ける。
拙い。あんなのを直視したらおれはまた理性を……

さやか『兄上様。さやかの下着、御似合ではないですか?』
菜月『大丈夫です。ばっちぐーですよっ』
達哉『どこがだっ!』
菜月『あははっ、にーさんも素直じゃないんだから、あーいうの昔から好きじゃない』
菜月『麻衣にだって、わざと小さな水着をプレゼントしたよね』
達哉『あっ、あれは単なる間違いだ。あんなに大きくなっているなんて知らなかったんだ』
リース『……タツヤが毎日触るから』
達哉『りっ、リース。そっ、そんなことよりアレは大丈夫なのか?』
リース『……後ろは大丈夫。本人の胸囲に合わせられる仕様』
さやか『そうよ。こんな便利なものがあるなんて知らなかったわ』
菜月『ねー、私も欲しいなぁ。にーさん、私にも買ってっ♪』
菜月『にーさん、ホントは大好きなんでしょ。ミ ニ ブ ラ 』

後ろからに回り込み腕を組んで、強引にさやか姉さんの方を向かせる菜月。
……ぐふっ

さやか『わっわっ……じっくり見られると結構恥かしいな……』

と言われても俺は視線を逸らす事が出来なかった。
それは最早ブラとしての機能を失っており、姉さんのおっぱいから
溢れるフェロモンを助長しているだけだった。
薄くて防御範囲の狭い布地は、辛うじて姉さんの乳首を死守しているものの、
ふくよかな乳房は全て敵の手に落ちてしまい、今やチェックメイト寸前だ。
脱げそうで脱げない、見えそうで見えない。そんなギリギリ感が俺の欲望にチリチリと火をつけていく
353 名前: ルナティっク(17) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:06:38 ID:QManbhkU
菜月『あははっ、にーさんのえっちー。さやかさんのおっぱいに釘つげだー』
さやか『うん……すごい、兄上様。目がなんか血走っているわ……』
さやか『さっきあんなに一杯出したのに……もうあんなにガチガチに』

さやか姉さんは身体を少し屈めて、俺の顔を覗き込もうとする。
俺の目の前には、顔を赤く染めて不思議そうな顔をした姉さんと、
いまにも捲りそうで捲れない、小さなブラに守られた大きなおっぱいが
ぷるんぷるん揺れている。

達哉『ねっ、ねーさんっ。これ以上近づかないで……』
さやか『あら、兄上様。どうしてかしら?』
さやか『私がこれ以上近づいてはいけない理由があるのかしら?』
達哉『そっ。、それは……』

これ以上姉さんが近づいたら俺はそのまま姉さんを押し倒して
その優しく柔らかそうな唇をちゅちゅー吸って舌を入れてぺろぺろ入れて
両手で姉さんのおっぱいを呆れるほど揉みたおしてしまいますなんていえるわけがない。
なので、俺はごにょごにょ言いながら、顔を伏せるしかない。
これ以上あのミニブラを見続けたら……

達哉『だっ、だからっ……』
さやか『そう、兄上様はなんの理由もないのに、人に向かって「近づくな!」なんて酷いことを言ったの?』
さやか『酷いわ、兄上様。さやかは兄上様をそんなふうに教育したつもりはありません』

姉さんがどんどん近づいている。
だんだん熱く甘くなっていく吐息の匂いと、下を向いた視界にも入ってくる
姉さんの黒いストッキングでそれが解かる。あっ、ねえさん何時の間にスカート脱いだんだろう?
とかどうでもいいことをを考えているうちに、姉さんは俺のすぐ目の前までやってきた。
354 名前: ルナティっク(18) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:07:57 ID:QManbhkU
さやか『兄上様』
達哉『はっ、はい』

予想外の姉さんの声に、思わず俺は子供みたいに返事を返してしまう。
……これは、姉さんが俺と麻衣を叱る時の声じゃないか。何年ぶりだ?

さやか『兄上様。お顔を上げてください』
達哉『……』
さやか『わたしのいうことがきこえないの?兄上様』
達哉『……』
さやか『はぁ。兄上様は本当に手がかかる子ね』

聞えてる。姉さんの声は充分聞えている。でも今顔を上げたら、
俺は姉さんのミニブラに魅了されて、間違いなく姉さんを襲ってしまうだろう。
だけど……本当はこのままでもかなり拙い。
何故なら俺の下を向いた視線の先には、黒ストに覆われた姉さんの白い下着が……

さやか『……でも、そこが兄上様の魅力でもあるんだけどね』
さやか『思わずなでなでしたくなっちゃう♪』

黒ストの白パンに無我夢中の俺の頭が、突然クイっと指で持ち上げられる。
そこには、大人の意味深い微笑を浮かべながら、
熱く潤んだ瞳でおれをじっとりと見つめるさやか姉さんがいた。

さやか『やっと、捕まえた』
達哉『ね、姉さん……』
さやか『うふふっ、もう放してあげないんだから』
さやか『兄上様。さやかに全てをお任せください』

それでも恥かしがって姉さんの顔を直視しようとしない俺に、
姉さんは「うふっ」という小さな色っぽいうめき声を出したか思うと、
その瑞々しいピンクの唇で、俺の唇を強引に奪った。
355 名前: ルナティっク(19) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:09:24 ID:QManbhkU
さやか『んっ……んんっ、あむっ、ちゅっ……ぴちゃっ』
さやか『れろっ、んっ……んんっ、あふっ、ちゅっ……兄上様……』

姉さんに顎を持ち上げられて、潤んだ艶っぽい視線に見つめられながら、
俺は姉さんに為すがままにされている。キスマークをつけるように、
姉さんは俺の唇をちゅちゅー吸い続け、何度何度も唇を押し付けてくる。

さやか『ペろっ……んっ、んんっ……んむ、ぴちゃっ』
さやか『ちゅっ、ちゅっ、ちゅるぅぅっ……はぁはぁ、兄上様の……美味しいわ』
さやか『ぺちゃっ、れろっ……んんっ……もっと……ちゅっ……もっと舐めたいな……』

俺の口内を貪欲に貪りつくす姉さん。唇を吸い付き、そこから舌を強引にのめりこませ、
抵抗の余地を与えずねっとりした唾液を侵入させていく。俺はその攻撃と、
姉さんの鼻から漏れる爽やかなミントの香りに、すっかり酔いしれそうだ。

さやか『はむっ、んっ……ちゅぶっ、ちゅっ……ねえ、兄上様……んんっ』
さやか『れろっ、ちゅぅぅっ、んふぁっ……さやかの……あむっ……このくちびると……』
さやか『んっ、んっ、んんっ……はぁはぁっ、リースちゃんのくちびる、どっちが良かった?』

目の前が真っ白になるような深い吐息を漏らしながら、
姉さんは唇から離れて、俺に問いかける。どっちと言われても……
俺の瞳にはてらてらに光る姉さんの唇と、怪しげな笑みを浮かべて
俺を潤んだ目で見つめている姉さんしか映らなかった。

達哉『そっ、それは……』
さやか『うん。兄上様。さやかに早く教えて』
達哉『ねっ、ねっ……』
さやか『ねっ?』

……ダメだ。俺はこの言葉を発したら最後、さやか姉さんを襲ってしまう。
家族の一員である姉さんをとHするわけにはいかないんだっ!
俺は必死に視線を逸らそうとする……しかし、

さやか『……んもう、ちゃんと人の目を見て話さないとダメでしょ?』
さやか『さぁ、兄上様。さやかの目をみて。私の目を見て答えてちょうだい』

そういって、俺の後頭部に腕を伸ばして、視線と頭を固定してしまう。t
上を向いたら姉さん熱い瞳と甘い吐息、下を向いたらミニブラと黒スト。
……もう逃げ場は無かった。

さやか『うふふ。そうよ、兄上様。目をきちんとさやかに合わせて』
達哉『うっ、うん』
さやか『それで、兄上様はさやかとリース。どちらの唇がお好みなの?』
達哉『俺は……』
さやか『兄上様は?』

ふんわりとした腕に抱きしめられながら、俺は姉さん瞳に吸い込まれてゆく。
ああっ、俺はもうダメだ。ごめん、みんな……

達哉『おっ、俺は姉さんのが……いいっ』
さやか『……本当なの? 嬉しい! 兄上さま♪』
さやか『兄上様、さやかとって嬉しいです……こんな年上の唇で喜んでくれて』
達哉『そっ、そんなことないよ。姉さんはとっても魅力的だっ』
さやか『兄上様……それなら……』
さやか『もっと……もっと兄上様を感じたい』
さやか『もっとたくさん……さやかは兄上様にご奉仕したい』
さやか『だから……もっとHに成っていい?……兄上様』
356 名前: ルナティっク(20) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:10:37 ID:QManbhkU
まるで魔法に掛けられた人形のように、俺はコクコクと頷いてしまい、
俺の肉棒もはきちれんばかりに勃起してゆく。

さやか『うふふっ、ありがとうございます。兄上様』
さやか『こんなに大きくして、鼻の下をそんなに伸ばして』
達哉『ごっ、ごめんっ』
さやか『謝らないでいいの。さやか、とってもうれしいわ』
さやか『……だから、とっておきのご褒美をプレゼントしてあげる♪』

姉さんは俺の下に屈みこむ。
そして、俺の勃起した肉棒にそっとキスをする。

さやか『ん……んふっ、んんっ……ふむっ……はぁはぁ、もう……濡れてる』
達哉『くっ』
さやか『嬉しいな。兄上様はさやかの唇だけで感じてくれたのね』
達哉『うっ、うん。気持ちよくって……』
さやか『うふふっ、兄上様、可愛いわ。そう、もっと気持ちよくなって……』
さやか『始めてだから上手くいかないかもしれないけど……頑張ります』
達哉『ああっ』

突然、柔らかな衝撃が俺の肉棒を襲い、次の瞬間にはずっしりとした圧迫感が襲う。
そして、最後にはねっとりした熱いモノが俺の肉棒に絡まってくる。
……おっ、おれのものがねーさんのおっぱいの中に……

さやか『兄上様、大丈夫ですか? 痛くはありませんか?』
さやか『さやかの胸の中でトクトク脈打って……あんっ……とても苦しそう』

不安げな声と表情で俺を見上げる姉さん。
……だけど、俺の視線は姉さんのおっぱいに釘付けだった。
何かの生き物のように艶かしく動くおっぱいが、
俺の肉棒を貪欲に飲み込んでメチャクチャにしている……

さやか『……んもうっ、兄上様ったらほんとうにおっぱいがすきなんだから』
達哉『あっ、ごめん姉さん』
達哉『俺は大丈夫だから……そのぅ』
さやか『うふふっ、解かっています。兄上様』
さやか『もっと……もっともっと気落ちよくなってくだい……じゅる』
達哉『っ!』

姉さんは口を少し開けたかと思うとその中に指を入れて、
唾液を自分の胸に零してゆく。
きりっとした姉さんの顔があられもなく歪んで子供のように涎を垂らしてゆく。
俺はその異常な光景にどうしようもなく興奮してしまう。

さやか『びちゅっ、れろっ……んっ……はぁはぁっ、これで滑りがよくなるわ』
さやか『はぁ、んっ……うん……んんっ……兄上様の……かたい……』
さやか『ああんっ……さっきより……んっ、んんっ……ピクピクしている……』

おぼつかない手つきで、胸を俺の肉棒に押し付ける姉さん。
姉さんの唾液のおかげでヌルっとしたおっぱいが、俺の肉棒を何度も擦り刺激する。
そのヴィジュアル的な迫力に魅了された俺は、つい姉さんのお尻を掴んでしまう。
357 名前: ルナティっク(21) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:12:23 ID:QManbhkU
さやか『あんっ、んっ……こら、兄上様。お尻さわっちゃだーめ』
達哉『で、でも。俺ばっか気持ちよくなるのは……』

俺は姉さんの黒いストッキングを円をかくように撫で始める。
ザラザラした布地から姉さんの熱さが伝わってくる。

さやか『やぁ、だっ、だめえっ……揉んじゃだめなの……』
達哉『姉さんも気持ちよくってよ……』
さやか『もっ……もう……仕方ないんだから』
さやか『聞き分けの無い子は……こうですっ』
達哉『うっ!』

俺のものの先端に、ぬるっとした感触が忍び寄る。
同時に俺の肉棒の根元付近にも強い刺激が加えられる。

さやか『んんっ、あむっ……んっ、ちゅっ、ちゅっ』
さやか『れろっ……んむ、んちゅっ……兄上様……んんっ』
さやか『ぴちゅっ、んっ……兄上様、気持ちいいですか?』

姉さんはぬるぬるになったおっぱいで俺を扱き、
熱くなった俺の肉棒の先端をちゅるちゅる舐めているのだ。
……これが気持ちよくない筈が無い。

達哉『ああ、姉さん……』
さやか『んちゅっ、ちゅっ……っはぁ、兄上様。良いの? ダメなの?』
さやか『きちんと答えてくれないと……れろっ、んっ、んんっ……』
さやか『くちびる……れろっ、あむっ……放しちゃいます』
達哉『き、気持ちいいよ姉さんっ!』
さやか『うふふっ……わかったわ、兄上様』
さやか『それじゃあ……んちゅっ……もっと……もっと気持ちよく……れろっ』
さやか『もっと硬く……ちゅっ、ちゅっ、あむっ……もっと熱くしてあげる……んんっ』
達哉『ううっ、姉さん……』

姉さんの蕩けるような言葉と、弾けるようなおっぱいに脳は痺れ、
無意識のうちに俺は自分から腰を動かしてしまう。

さやか『んっ、んんっ、んむっ……あむっ……はっ、はげしい……んあぅ』
達哉『あっ、ごめんっ。姉さん』
さやか『んんっ……大丈夫よ……達哉君の好きなようにして……れろっ』
達哉『だ、だけど……』
さやか『はむっ……いいの……いっぱい気持ちよくなって……ちゅっ、ちゅッ』
さやか『さやかももっと頑張るから……んっ、んんっ……ねっ?』

そういうと姉さんは、俺の先端に唇を吸いつけて、
根本から養分を吸収するようにちゅるちゅると吸い出した。
さらに、根本部分を擦り上げる胸のスピードも速くなっていく。
358 名前: ルナティっク(22) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:14:13 ID:QManbhkU
さやか『ちゅぶぶっ……んむっ、んふっ……じゅっじゅっ』
さやか『はむっ……んんっ……はぁっ、あはっ、汁がでてきたよ……んんっ』
さやか『ちゅっ……んちゅ、んはぁっ……嬉しい、私でこんなに感じてくれて……れろっ』

姉さんはさらに強く力を入れて、俺の肉棒をおっぱいに埋める。。
真っ赤な舌が亀頭を舐めまわし、柔らかな乳房が肉棒を擦り上げていく
肉棒に擦りあわされて感じてしまったのか、姉さんの乳首は何時の間にか勃起している。

達哉『姉さん、乳首立っている……』
さやか『んっ、はむっ……達哉君のにご奉仕していたら……れろっ、ちゅっ……』
さやか『うふふっ……ぴちゃっ、んっ……こんなになっちゃったわ……』
さやか『ちゅっ、ちゅっ……だから……あぁんっ……責任とってね……達哉君……』
達哉『くっ!』

姉さんはおっぱいから少し手を放して、肉棒を乳房の表面にまで上げる。
そして、姉さんのガチガチに硬くなった乳首で、俺の肉棒を擦り始める。

さやか『んっ、はむっ……ああぁ、はぁんっ、やっ……んっ、い、いい』
さやか『だ、だめっ……れろっ、ちゅっ……こっ、これ、気持ちいい……』
さやか『ちゅっ、ちゅぅぅるるっ……達哉君のに触られているみたい……ひゃんっ』

姉さんも徐々に鼻息を荒くし、頬をさらに赤く染めてゆく。
熱く潤んだ瞳は俺の肉棒を熱心に求めて目を離さない。

達哉『おっ、俺もいいよっ。姉さん』
さやか『はぁぁんっ、ひあっ……あ、あっ、いいのっ? 達哉君もいいの?……れろっ』
達哉『うん。姉さん。最高だよ。おれ……もう我慢できないよ……』
さやか『あぁぁっ……嬉しい…ひゃんっ、ああっ……私の胸で達哉君が感じてくれて』
さやか『んっ、はぁっ……達哉君、我慢しないでいいいから……れろっ、ちゅちゅっ……だから』
さやか『好きなときに……ぺろっ、はむっ……どこでもだして……んふぁ、あぁっ…達哉君』

姉さんは俺の肉棒を今まで以上にこね回しながら、亀頭を口に入れて激しく吸い込んだ。
その激しい刺激と姉さんの甘い誘惑に、俺の肉棒からは熱いモノがこみあがってくる。

達哉『ねえさん。でるっ、でるっ』
さやか『ちゅっ、ちゅっ、ちゅぅるる……だして、だしていいよっ……はむっ』
さやか『達哉君のあついの……あっ、あん、ぁぁあっ……さやかにだしてっ……』
さやか『達哉君……んっ、れろっ、ぴちゃっ、ぴちゃ……好き……大好きっ……』
達哉『くっ』

俺は姉さんの胸の中で激しく腰を振りながら、その胸の中で射精した。
勢いよく飛んだ精液は、そのまま姉さんの顔に直撃し、
赤く染めたうっとした表情の姉さんを白く汚していく。

さやか『んぷっ、んあっ……はぁぁんっ……で、出てる……』
さやか『達哉君の……れろっ、ちゅっ……あふっ……いっぱい掛かっている』
達哉『ね、ねえさん』
さやか『はぁはぁ……んっ、大丈夫だよ、達哉君……んっ』
さやか『うふふっ……でも、こんなにでるなんて……なんか、すごいわ』

姉さんは顔に付いた精液を指で掬いながら、困ったような、
でもちょっと嬉しそうな笑顔を浮かべる。それは姉さんがたまに見せてくれる、
本当に照れた時の表情とそっくりだった。
359 名前: ルナティっク(23) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:16:03 ID:QManbhkU
菜月『わー、すごい。本当に一杯だしたねにーさん』

まだぼんやりしている姉さんに、菜月が近づき精液で汚れた顔を舐め始める。
……なんか、ちょっとエッチな感じだ。
本当に無邪気な表情をして、菜月は子供のように精液を舐めていく。

達哉『こら、姉さんは俺が綺麗にするから。菜月は後片付けとか……』
菜月『だーめ。もうまともに動けるのって私しかいないんだもん』
菜月『だから、私が実験の続きをしないとね』

まとも……ってもうこの状況が既に異常だろっ!
という突っ込みを抑えつつも、周りを見回してみる。

達哉『……うわぁ』
菜月『ねっ 私の言ったとおりでしょ?』
達哉『……うむ。地獄絵図というよりもある意味ガンダーラ状態だな』

上半身裸のまま庭に連れ出されて、月の光に照らされながらイタリアンズに獣姦されている仁さん。
ケチャップを使って、リビングの壁に「私はロボットだっ!年齢など関係ない』とグラフィティを描きつづけるミア。

達哉『……まぁ、あの二人は良いとしてもだ』

俺は二人を見なかったことにして、ダイニングの方に視線を移す。

達哉『あそこでフィーナは何やっているんだ?』
達哉『……なんか、すげぇ真面目な顔をして何か調べ物をしているみたいだが』
菜月『んっーとね、ロリコンがどうのこうの言っていたけど、よくわかんない』
達哉『またよからぬことを考えているんじゃ……そういや、麻衣はどうした?』
菜月『……えっ、えっと随分前に二階に上がっていったよ。多分寝ているんじゃないかな』

良かった。随分前って事は、ヤバイ部分は見られていないだろう。
それよりも今心配すべきなのは……俺は視線をリビングに移し、
すぐ近くですやすやと音を立てている人物に視線を向ける。

達哉『菜月、悪いけど、上着一枚脱いでくんない?』
菜月『きゃー、にーさんのえっちー。いっ、いきなりはだめだよぅ』
達哉『……お前は小さな女の子を裸で寝かせるつもりか?』
菜月『えっ?……あっ、ああっ、ごっ、ごめん達哉』
達哉『ったく……ワケわかんないな』

菜月が服を脱ごうとしているので、俺は顔を背け窓の外を見る。
イタリアンズがついに仁さんのズボンを脱がしに掛かかり、その真っ白なブリーフが……
……やめよう。これ以上は仁さんが可哀想だ。俺は目を瞑り、どんよりとした頭を整理する。
はぁ、なんでこんな事に成ったんだろう?
勢いとはいえ、リースと姉さんに手を出してしまうとは……

菜月『達哉ー、リース、上の階に持っていたほうがいいかな?』
達哉『ああ、悪いな。姉さんの部屋のベットに寝かせておいてくれ』
達哉『……あと、くれぐれもフィーナを変に刺激しないように』
菜月『あははっ、了解』

リースを抱いて、トコトコと二階に上がっていく菜月。
……あいつ、本当に酔っ払っているのか?
そういえば、姉さんにしてもリースにしても菜月にしても、
変な言動&行動をするわりには、どこか一貫性があるような気がする。
360 名前: ルナティっク(24) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:17:23 ID:QManbhkU
さやか『ぅうん〜、あっ、達哉君』
達哉『ね、姉さん。おっ、おはよぅっ』

「おはよっ」は無いだろと心の中で舌打ちするが、
妙に恥かしくってそういうしか無かった。

さやか『くすくす……おはよう、達哉君』
さやか『……あら、リースちゃんは?』
達哉『ああ、リースなら菜月が姉さんの部屋に運んでいるよ』
さやか『あら、クスリが効き過ぎちゃったみたいね。もう少しは大丈夫かなと思ったけど』
達哉『……えっ?』

……いま、クスリっていわなかったか?
だけど、姉さんは平然な顔をして平然な調子で続ける。

さやか『達哉君は大丈夫? 眠気とかダルイ感じとか、そういうのない?』
達哉『はい。ちょっと体力を使いすぎた所為か……』
さやか『あははっ、そうよね』

にやりと笑って、未だ少し顔に残っている精液を掬い取って、
小さく舌を出してぺロって舐める姉さん。
前言多少修正。どうやら俺の体力はまだまだ大丈夫みたいだ。

達哉『えっ、えっと俺は大丈夫ですけど……そっ、その』
さやか『よかった。達哉君にはもう少し頑張って貰わないとね』

よしよしっ、といった感じでおれの頭をなでなでする姉さん。
だけど、何時もと違ってその表情にはどこか寂しさが含まれているように見える。
俺のそんな違和感に気が付いたのか、姉さんはそっと俺の頭から手を離し、
リビングのテーブルに置いてあったコップに手を伸ばす。あれって、さっき俺が飲みかけた……

さやか『うふふっ、達哉君と始めての間接キッスだー♪』
達哉『ねっ、姉さんっ』
さやか『なんか、とってもドキドキするわ』
さやか『さっき、あんなにすごいことをやったのに……こっちの方がドキドキする』
達哉『姉さん……』

俺の正面のソファに座り込んで、まるで最後の一杯を飲むように、
コップの中の水を飲み干してゆく……こんな寂しい表情の姉さんは始めてだ。

さやか『達哉君はお酒、好きじゃないのよね』
達哉『うん。付き合い程度には飲むけど……酔って何もかも忘れるのってちょっと……』
さやか『そうね……正しい考え方だと思うわ』
さやか『酔って忘れようとしても、次の日には絶対覚えているものね。うふふっ』
さやか『でもね……悲しい事だけど、飲まなきゃいられれないって状況はあるの』
達哉『……飲まなきゃいられない?』
さやか『達哉君は大丈夫よ。達哉君は物凄く強いから……でも、皆は達哉君ほど強くないの』
さやか『だから……今夜の事は許してあげて、達哉君』
達哉『姉さん……』
さやか『ううん……許して欲しい、だよね。ごめん、ダメなお姉さんで……』
達哉『そっ、そんなことっ』

俺は思わず姉さんのソファに近づく。だけど、姉さんは満ち足りた表情と
穏やかな寝息を立てて、忘却の淵へと沈んでいった。

第一部 完。第二部へと続く。
361 名前: おにいたま(仮) [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:22:41 ID:QManbhkU
つーことで第一部完です。いや、ホントはもう終わっていてる筈だったんですが、
オチを色々考えていたら、とんでもないワールドオチを思いついてしまいましてw。
そこに到着する為にもうちょい寄り道しそうです。ただ、ちゃんとエロは入れますのでご安心を。

次回更新は結構先になるかも。いっぺんに読まないと面白くないし理解しにくい内容っぽいので、
最悪五月更新って可能性もあるかもしれません。なので、生暖かく見守ってくれるとありがたいです。
あっ、菜月ファンにとっては、嬉しいような馬鹿にされているような微妙な内容ですので、
色んな意味でwktkしててくれると楽しいかもです。
つーか、その部分を書いていて、ますます菜月たんが可哀想になってきましたorz


あとあと、応援してくれる皆さん。いつもありがとうございます。
僕はネットヒッキーなので、基本的にリアルタイムレスポンスが出来ませんが、
本当に励ましになります。これからも、どうぞよろしくお願いします。

>にられば様
>>凄いキャラの壊れ方だ。
お褒め頂きありがとうございます(違
これからも「リースロットたんの誘惑授業」「姫路城アフター」というような
電波SSを書き続けていきたいと思います(マジでやりそうorz

まぁ冗談は兎も角、にられば様のリースSS、とっても面白いです。
毎回「畜生、ほんと上手いよなぁ」と舌打ちしながらも、ぐんぐん物語に引き込まれていますよ。
一ファンとしてはリース&フィーナのW孕ませエンドを期待しています。
フィーナの母乳をちゅちゅー飲みながら達哉の肉棒を貫かれるリースたんとかもう最高ですよねっ!

>保管庫の管理人様。
毎度更新お疲れ様です。しかし、僕のSSが保管庫に載るとは、ちょい感無量です。
一年前は本当にただの読者だったんですけどね。まさか自分が作り手になるとは……です。
で、掲載の方は管理人さんに一任します。ただ、一応今回で「第一部」が終わったので、
それに合わせて掲載してくれると助かります。
362 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/19(水) 22:56:39 ID:1Qjdnnnb
グレイテストッ!
マジでおもろかったっす。
テンポとかノリが独特でワロタ。
気長に続きまってるよ〜。
363 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/20(木) 02:36:52 ID:B5Wt4zH3
一言言わせてもらおう・・・GJ!
364 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/20(木) 07:03:51 ID:MC7clWfW
GJ!!
365 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/20(木) 13:14:52 ID:VuidxRFc
>349
自分は「トイレでばったり→入ってた子がキャー」のシチュ好きだけどな
事の真っ最中に見られた後の気まずい雰囲気からどう仲直りするとかも
はにはにもあけるりも同居ものだったしイベントが起こりうる可能性はあったのだがなー
366 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/20(木) 16:22:19 ID:qu0h/cN7
>>361
どうも、保管庫管理人です。
まずは第一部完、お疲れ様です。
独特のベクトルに見事に乗せられてしまいましたよw
ほとんど一読者である私にとっては、
これほどの文章を書けるというのはホント羨ましいことです。

容量が大きいので2ページに分けようかと思っていたのですが、
ここで第一部という区切りとのことなので一まとめにしておきました。
(結果、タグも含めて50kbという現時点最高のファイルにw)

第二部も期待しております!
367 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/21(金) 00:27:16 ID:5TIZnffT
湯船に浸かりながらフィーナの膝の上で彼女の乳首をチュウチュウと吸うリース。
微笑ましく見守るフィーナ。
ペロ
「っ!!」
顔をしかめるフィーナ。
リースが乳首を舐め始めたのだ。
フィーナも突然の事にびっくりするが止めさせるにしてもどう言えばいいものかと考える。
(達哉より巧い)
リースの舌の上で段々と硬くなっていく乳首。
だが何処までもただ無心に乳首を吸い続けるリースにただただ言葉が浮かばない。
母のような心境で接してきたがそれが女としてのものに変貌しつつあった。
股間もムズムズとしてきている。
思わず声をあげないように唇を噛みしめる。
風呂場で声をあげるとどうなるかは言わずもがなだ。
リースも何故自分がフィーナの乳首を舐めているのか分からない。
(王女………フィーナ姫の母性愛?)
朦朧とする意識の中で考える。

「ミア!ミア、来てっ」
フィーナの叫びが廊下にこだまする。
その助けを求める声に風呂場に皆が集まってくる。

「………ん、んん………」
ゆっくりと目を開けるリース。
するとそこは再び朝霧家のリビングだった。
パタパタという音に気付き、音がする方を見るとフィーナがうちわで扇いでくれていたのだ。
「ごめんなさい。湯中りするなんて………」
「………だいじょうぶ………」
ムスッとしながらも照れて赤くなっているその顔を見てフィーナに笑顔が戻る。
リースは起きあがろうと上半身を起こす。
「?」
彼女は気付いた。
今、自分がフリフリの服を着ていることに………
「……………」
思わず目が丸くなった。
正に青天の霹靂だった。
「ねぇねぇ、リースちゃん」
恐らく犯人であろう最年長の女が言った。
「お洋服、気に入らないなら沢山あるから着替えて見ない?」
さやかは何か楽しそうな表情で言った。
「再びお邪魔します」
と言いつつもなんの遠慮もなく菜月がやってくる。
「さやかさん、私も子供の頃の服を探してきました」
「………帰る………」
とは言ったものの自分の服が何処に行ったか分からない。
ふと外を見ると庭で麻衣が自分の服を干している。
この後、リースの着せ替えショーと言う名のイベントは強制的に執り行われることになった。

続く                                  


368 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/21(金) 00:29:16 ID:aXi6jAgG
かぐやの姉汁には、トイレに引き込まれて・・・ってシチュがあったけど、
あんまり燃えなかった。つか、アレは恥じらいというのが内からなあw。
369 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/21(金) 00:40:15 ID:qB5LV8Xg
おぉ、リアルタイムでの更新だ。

にられば氏、まいど乙です。
370 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/23(日) 06:39:26 ID:0kDv9z8a
>>にられば氏
まいどGJです
371 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/04/23(日) 15:23:54 ID:n31oNMd6
オーガストってプリンセスホリデーがブレイクのきっかけ?
当初は顔面騎乗専門のゲームになる予定だったって本当?
もし事実なら出して欲しい。
プリホリのキャラの股間に顔を埋めてスーハースーハークンカクンカしたいよ。
372 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/23(日) 16:07:41 ID:nik+RQ/j
どこでそんなガセネタ掴まされたんだw
373 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/23(日) 22:26:14 ID:QYUzFD5B
レティと結婚したクリフに、ディアナ様が「何々何世は、側室が
5人もいらしたんですよ」
と言うのって、誰かのSSだっけ。
ディアナ様ありのコンシューマー版をWIN18禁に再移植して、ハーレム
endありってのが欲しかったです。
ファンボックスだと3pしかないし。
ところで、ファンボックスのディスクって、何枚でしたっけ?
374 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/23(日) 22:44:03 ID:TBsR+58U
>>373
それVFBじゃなかったっけ?
クリフが、それなら他のヒロインも娶れば…、みたいなこといってレティが慌てる内容かな?
375 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/23(日) 23:09:16 ID:WHR7x+B7
>>373
あれは媚薬落ちだったしな、むしろあの後の3人の関係を
見たかった
376 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/24(月) 00:39:06 ID:IzpjLIeZ
礼拝堂の一室。
そこでモニターをのぞき込む男。
月から送られてきた高司祭、モーリッツ・ザベル・フランツだった。
彼はリースから送られてきた報告書に目を通していた。

『初日、フィーナ姫と目標による性交渉有り。口と胸で一回、膣出し最低三回。
 帰還途中に飼い犬三匹に捕まり気絶。
 翌日、早朝に気を失っているところを目標に発見され拘束。
 フィーナ姫ともコンタクトに成功。しかし情報無し。
 住人の着せ替え人形にされる。
 当分の間、朝霧家に逗留を余儀なくされる』

「リース程の者が………………気をつけなければ………」
何事か考え込むモーリッツ。
ふと嘗てこの国にいた忍者という存在を思い出す。
彼らに飼い慣らされ訓練された特別な犬がいたという大昔の記述を思い出す。
「今更、忍者も無いだろう………」 
想像に過ぎないと頭を振って妄想を追い払おうとする。
続きに専念する事にする。
 
『後、数日で帰還の予定。
 もう暫く朝霧家に逗留予定
                 以上』

「成果はあるのだろうか………」
記録によるとその技術、というよりは一種の才能と言えなくもないそれを会得していた人物はここ数百年現れていない。
「久住直樹、そして移民船シンフォニア号で帰還したクリフ………」
お馴染みの二人が達哉と同じ何かを保持していたらしい。
「ん?」
まだ報告書に続きがある事に気付く。

 『追伸
  目標とフィーナ姫との性交渉の全てを下記に添付する。』
  
「…………………………………」
モーリッツはスクッと立ち上がると何故か自分一人しかいない室内を見回す。
そして部屋のドアに鍵を掛けると椅子に座り直して机の引き出しからヘッドホンを取り出した。

続く
377 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/24(月) 23:38:05 ID:52/QntNf
>>376
ちょwwww何してるのよwwwww
378 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/25(火) 00:04:02 ID:xU7utOrp
モーリッツに親近感を感じたじゃねえかw
379 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/25(火) 01:12:10 ID:SnEqNt7W
モーリッツクオリティタカスw
380 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/25(火) 17:02:04 ID:DEbg6IT1
モーリッツ様俺がエロゲープレイする時の行動に酷似w
381 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/26(水) 02:50:01 ID:K2Zk91q+
ちょwwwこのエロ司祭何やってんだwww
しかも時代繋がってるしwww
382 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/28(金) 20:02:34 ID:7RM2H51B
>>380
仲間発見wwwww
383 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/28(金) 22:05:14 ID:QCJfCJ0C
夜、朝霧家のリビングで皆と寛いでいるリース。
時間はまだ九時過ぎと言ったところだろうか。
ピンポーン
本来なら夜分なので男である達哉が見に行くべきなのだろが膝の上に
リースがいるので動けない。
「はーい」
麻衣がパタパタと玄関に向かう。
変質者ではあるまいとは思うものの………
よく考えたらこの家のリビングから玄関先は丸見えだった事に気が付き、
達哉が外を見るとさやかがカレンの肩を担いで佇んでいる。
「はは、カレンさんが酔い潰れるなんて見た事無いな」
微笑ましく見つめる達哉の膝の上でリースも一緒に外を見ている。
いつものブスッとした顔でカレンの存在を確認する。
(上からの情報によると月に戻っていたはず………)
プイッと正面に向き直る。

暫くすると先程まで達哉とリースが寛いでいたソファの上にカレンが横になっていた。
「貴方がアルコールに流されるなんて珍しいわね………」
さやかと一緒に介抱するフィーナ。
「姫様にも御迷惑をお掛けして………申し訳ありません………」
言葉通りフィーナにも迷惑を掛けた事に恐縮しているのか意気消沈しているカレン。
そこへ水の入ったグラスを持ってトテトテとリースが歩いてくる。
「………水………」
カレンにグラスを渡す。
ほんの一瞬だがカレンの表情が引き締まる。
が、
「痛っ」
アルコールの過剰摂取の為、一瞬頭痛が走る。
(殺気?)
カレンは何か空恐ろしいものをリースから感じ取る。
だが、トテトテと歩いていく彼女の後ろ姿を見て思い過ごしだと考える。
(気の迷いだろうか?)
何処となく今日のカレンは疲れている様だった。
月と地球を短期間で行き来したので疲れてるのでは?と親友のさやかが
心配しても当のカレンの反応は今ひとつ。
「………そうかもね………」
結局その夜、カレンは朝霧家に一泊する事となった。
そして深夜、リビングで寝ていた筈のカレンは起きあがる。
月から急遽戻ってきた目的を果たす為に………
そのままリビングを出て行こうとするカレン。
「………待て」
ハッと身構えて振り返るカレン。
するとそこには月明かりを浴びた戦闘スタイルのリースがカレンを睨んでいた。

続く
384 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/04/29(土) 00:25:05 ID:kn7q1l1t
近頃、何かと忙しく更新が遅れて申し訳ないです。
猛省してます。
385 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/29(土) 00:39:58 ID:o3H+LWkk
>>384
リアルの生活が一番大切です。
気に病むことはありません。
386 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/29(土) 01:33:16 ID:303MHmdN
日曜はAH3もあるんだし、無理は禁物でっせ>にられば殿
387 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/29(土) 07:46:12 ID:4qVNlRJS
気長にまってますので大丈夫ですよ
388 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/04/30(日) 22:26:18 ID:qs5mQKYs
「やはり………」
先程カレンがリースにただならぬ何かを感じたのは間違いではなかった。
リースに対して構えるカレン。
リースはノーガードで向き合う。
「フィーナ姫をこのまま月に連れ帰る………というか連行するのは分かってる………」
「達哉君の………姫様の味方だと………」
「どちらでもない………」
素っ気ないリース。
カレンとしては一瞬で片を付けたい。
朝霧家の住人に気付かれる事無く任務を達成しなければならない。
だがリースはどう見ても腕に覚えのあると見て取れる。
「………………………」
身構えたままじっと動かないカレン。
流石にこのままではお互い時間の無駄だ。
進展しない状況にリースが飄々と語り出す。
「大丈夫………この部屋は次元を切断しているから………」
とリースが全てを語り終える前にカレンが床を蹴る。
その爪先は床ギリギリに浮いている状態でリースに向かう。
正に目に見えない、有る意味ドラゴンボールの世界。
だが日々の戦闘でリースにとっては慣れ親しんだスピードだ。
楽々とこれを避ける。
ヒョイ、ヒョイ
カレンを小馬鹿にするように攻撃はせず、ただひたすら避けまくる。
カレンもそれを分かっているので冷静に対応しようと考えるものの、
余裕を持って回避するリースに苛立ちを感じずにはいられなかった。
攻撃が当たるかと確信に至る瞬間には、紙一重でかわされ直ぐに後ろを取られている。
「はぁ、はぁ、はぁ………」
息切れを起こし肩で息を吐くカレン。
額から汗が流れ落ちる。
だがリースは息も乱さずにカレンに向き合っている。
そんなリースに対して改めて身構えるカレン。
「………そろそろ時間………」
そうリースが言った時だった。
いきなりカレンの足が崩れ、床に跪く。
「………さっきの水の中に入れておいたナノマシンが血管を通して全身に行き渡った………」
カレンは項垂れてしまった顔を小刻みに震わせながら上げてリースを見る。
「………症状は現在体感してる筈………」
カレンは長いスカートの中で純白の下着に出来た染みが段々大きくなって行く事を感じ、
身体の奥底から涌き出るような性欲を押さえ込もうとするが最早どうする事も出来なかった。

続く
389 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/04/30(日) 22:28:06 ID:qs5mQKYs
>>385-387
励ましありがとうございます。

ところでAH3って何ですか?
390 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/04/30(日) 23:54:12 ID:8bSOA+cL
Augustic Holiday 3
391 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/01(月) 00:19:15 ID:VcAixkN7
>>388-389@にられば氏
更新乙。
AH3の正式名称は>>390で要は8月作品Onlyの同人イベント。
今日開催だったんだが8月系らしくマターリ全開な雰囲気ですた。

詳細は公式(ttp://www.teu.bz/AH/)までドゾー
392 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/05/01(月) 00:59:38 ID:/XPqGKEM
onlyイベントですか。
私も絵が描ければ………
393 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/01(月) 06:28:27 ID:BOsWKvqw
小説本で参加出来ますよ。
「オーガスト関連の頒布物があること」だけが条件です。
絵やマンガである必要はありませんよ。
394 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/01(月) 21:16:41 ID:D7kNBpBC
ガレキも出品されてたよね。
395 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/02(火) 02:19:51 ID:8YpCyTE7
>>394
ゼロカスレティとドムトローペンレイ姉があった。

あとは結先生ボトルキャップとか1/6ドール互換カテリナ学院制服やら蓮美台学園制服やら。
396 名前: 前407=396 [sage] 投稿日: 2006/05/02(火) 20:36:23 ID:bYDwUpYw
>>395
折れ、その結先生ボトルキャップこと、ぷりんの精を入手しちゃったよ……。
GW中で狩組くらいしたいな。
397 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/03(水) 18:40:08 ID:asGvx7UD
>ぷりんの精
なんか結先生にピッタリの呼称〜w
398 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/05/05(金) 21:14:42 ID:Y8PeL8Ur
跪いて四つん這い状況のカレン。
身体の芯から湧きだしてくる性欲と戦い、ガクガクと腰が揺れ密着してしまった。
スカートからは彼女の臀部が見えそうで見えない位に短くなっている。
リースが先程の戦闘で少しずつ切り刻んでいった為だ。
「………入って………」
ガチャ
リビングのドアが開く。
恍惚な表情を引き締めつつ見上げるカレン。
入ってきたのは達哉とフィーナだった。
「ふぃ、姫しゃまぁ………」
快感に支配されつつある身体ではまともに話すことも出来ない。
全てフィーナに筒抜けだったのだ。
まともに働かない頭で考えるカレン。
教団がフィーナに………
その逆もあり得るがフィーナが私事で国を売るような事をする筈がない。
それはカレン自身が一番よく分かっている。
だがそんなカレンをフィーナは心配そうに見つめる。
「………カレン………」
だが父親である国王の命令とはいえ拉致同然に自分を月に送還しようとした
カレンになんと声を掛ければいいのか?
さらに問題はカレンの処分である。
流石にこのまま返す訳にもいかない。
ガタン
いきなりカレンが崩れ落ちた。
快感に抵抗できなくなり屈してしまったのだ。
「達哉………」
リースが達哉を呼ぶ。
「見てて」
彼女が指差したのはカレンのスカートだった。
スカートの内側からストッキングが濡れてきているのが分かった。
それを見て赤面するフィーナ。
そしてリースが話を切り出した。
「達哉、この女とセックスして………」
達哉は思わずフィーナを見る。
当のフィーナも少し困惑気味である。
自分のパートナーが他の女と行為に及べと言うのだからそれは至極とうぜんの事ではある。
だが、トドメの一言をリースが放つ。
「言うことを聞かないと………達哉との未来は閉ざされる………」
リースの一言でフィーナの決意は固まった。
だが当の達哉の決心がついていない。
寧ろ男としてパートナー以外の女性が抱けるのはラッキーではある。
だが流石に他人の視線が気になる。
特にパートナーの視線が………
「見られながらだと流石に………」
リースは達哉とフィーナを同時に見ながら言った。
「大丈夫………毎晩二人がしてる事、麻衣もさやかも知ってる………」
この発言には二人して赤面するしかなかった。

続く
399 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/06(土) 08:07:51 ID:SjFgwjiA
うおー、gj!
400 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/06(土) 13:28:38 ID:3D3CQW38
達哉×カレンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
401 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/06(土) 16:03:03 ID:DWunK7Xh
GJ!



……そしてエロ司祭のコキネタがまた1つw
402 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/08(月) 06:54:29 ID:jPuHhaDB
GJ!
二人に知られちゃってるんだ・・
リースが良い味だしてる
403 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/05/10(水) 03:16:22 ID:3dtT5n/a
股間が疼く。
カレンは自分のそこを見る。
ボーッとして白かった顔が一気に真っ赤に染まる。
「た、達哉君っ」
達哉が短くなったスカートの中に頭を突っ込み、まだ誰も触れた事の無かった
秘裂を舌で嘗め回しているのだ。
よく見ると不機嫌そうに見つめるフィーナもいる。
「達哉のって節操ないのね………」
呆れつつも諦めているのか溜息を吐く。
達哉の漢はズボンの上から最大膨張を果たしていたのだ。
あさっての方向を向いていたリースがボソッと言った。
「………毎晩、それでよがってるくせに………」
「………………………」
赤面して小さくなるフィーナ。
達哉はリースの援護射撃に感謝しつつ、濡れに濡れ、舌と目でじっくりと堪能した
カレンの股間から次の目標に攻撃を移す事にした。
「あふぅっっ!!!!」
カレンの腰が一段と高く跳ねる。
達哉が花弁を左右から全快に開いて舌で谷間を攻めていたが突如、クリトリスを嘗め
倒して腹部に向かって駆け上がりだした為だ。
先程の戦闘で千切れかかっていたベルトを完全に引き千切る達哉。
スカートの裾を完全に捲し上げ、露わになった腹部に舌を勧める。
ヘソを舌でグリグリと攻めつつ、月職員の制服のボタンを外していく。
顔を上げ胸元のカフスボタンを外すと制服の上から胸を揉みしだく。
そしてブラの上から直に揉み出すと隙を突いてカレンの唇を奪う。
達哉は唇を離すとブラをずらしてその胸にしゃぶり付く。
サイズ的にフィーナより小さいが手に収まるその胸に満足した達哉。
今度はズボンのファスナーを下げると張りつめた怒張を取り出す。
「………達哉、そろそろ………」
リースが挿入を促す。
「ちょっと待って」
フィーナが達哉にコンドームを渡す。
だがそれをリースが素早く奪い取る。
「………お仕置きの意味が無い………」
そしてスキンを使わない理由がまだ有ったのだ。
「子宮に一定量の精液を浴びないとずっとこのまま………………」

続く
404 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/10(水) 06:45:33 ID:VFC+fQbu
GJ
>「………毎晩、それでよがってるくせに………」
なんかこのセリフがいい
405 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/11(木) 19:13:39 ID:bG1njx34
GJ!!!!

>>404
俺もそれに萌えた
リースとフィーナもいいね
406 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/05/13(土) 13:34:33 ID:zTtOdefy
保守
407 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/05/13(土) 22:55:18 ID:gRmYNNVz
ピチャ
カレンは自分の秘裂に達哉の肉棒が当たっているのだ分かった。
それがこれから自分を貫通する。
そしてその相手は自分の敬愛する者の唯一たるパートナー。
カレンは朦朧とする意識の中で震えていた。
何しろ初めてなのだ。
震える唇で何とかして言葉を紡ぐ。
「は、初めて………達哉君なら………」
半ば強制的だが達哉なら悪くないとカレンは考え始めていた。
今まで乱暴にカレンを攻めていた達哉はその言葉を聞いてドキッとした。
肉棒が潤った泉にセット去れたまま、お互いが見つめ合う。
赤面して見つめ合う二人の表情はまるで恋人のようだ。
フィーナが不満そうに見つめていたが何か言うとリースに反撃されるので言うに言えない。
だが達哉とカレンのデレデレしたこの展開にリースも腹を立てていた。
「じゃ、じゃあ、い、いきます」
達哉が挿入の為、腰に力を入れようとしたその時だった。
ドン
カレンに対する罰を与える筈が、乳繰りあっている様にしか見えない二人に怒りを覚えた
リースが達哉の腰に思いっきり体当たりしたのだ。
ビチビチビチ
「痛っ」
達哉の肉棒が一気に処女膜をブチ破って最奥まで達してしまった。
思わぬうちに快感が身体を突き抜けた達哉。
フィーナと幾度となく身体を重ねてきたがこれ程のスピードで挿入した事は無かった。
既に腰が震えて射精が近いと自覚する。
初めてのカレンをリードしなければと思いつつもそのまま肉棒を子宮口に押し付けたまま達してしまった。
挿入が止まったまま膣内で肉棒が数回、脈打った。

フィーナは嫌々それを見ていたが何だが自分の身体がどうしょもなく火照っているのに気が付く。
スカートの中、下着もジワッと濡れてきている。
モジモジとするフィーナ。
「まだ精液の量が足りない………手伝って………」
(これ以上、達哉を独り占めされたくない!!)
達哉とまだ繋がったままのカレンは涙を流しグッタリとしている。
だが、そんな彼女の顔は突如闇に覆われる。
カレンの顔にフィーナが腰を降ろしたのだ。
フィーナは淫靡に濡れた股間を押し付けると達哉の唇を奪う。
それに呼応するかのように達哉もフィーナの胸を両手で掴んで優しくこねくりまわす。
「ひゃうっ」
カレンは痛みが残る膣内で肉棒が更に硬度を増した事に気付いたことで我を取り戻す。
自分の乳首も張ったまま。
これ以上張る事は無いとカレンを考える。
初めては痛かったが、昔読んだ雑誌に書かれている程では無かった。
媚薬が効いていたからなのだろうか。
(姫様とならば何処まで堕ちていっても………)
そしてカレンの舌がフィーナの熱くてとろとろになっている谷間に侵入を開始した。
そして朝霧家で行われた初めての3Pだった。
それは無論三人にとっても………

続く
408 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/13(土) 22:57:09 ID:hS+YfWyc
3pキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
409 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/14(日) 09:08:19 ID:AC6tXtnh
ウホッ、いい3P……!
にられば氏のSSは毎度展開が読めないw

青二才氏やルナティっクの人は忙しいのかな?
410 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/15(月) 06:04:54 ID:TKpBalwE
GJ!
3ピーだ〜!

書き手さんはいっぱいてくれた方がいいな
411 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/16(火) 15:09:12 ID:CZv6EBkO
リース容赦なさすぎw
412 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/17(水) 06:45:15 ID:sz/iWtOH
昨日ようやく夜明けをプレイしはじめた
8月はやっぱこのホンワカした感じがいいな


でもって、その平和の地に爆弾を落としてやりたいと思う自分がいる
413 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/17(水) 11:11:50 ID:D7gFnP7j
>>412
主にえろてぃっく方面でその願望を実現できるのがこのスレだ。
君も何か 書 か な い か ?
414 名前: 失われた技術(テクニック)? (にられば) [sage] 投稿日: 2006/05/18(木) 01:53:48 ID:hc0quP2M
達哉は今、想像だにしなかった状況にいる。
フィーナ、カレンとの3P。
その真っ最中である。
こんなラッキーな事があるのだろうか?
四つん這いのフィーナをバックから突き、そのフィーナの下でカレンが秘貝を
合わせて達哉の竿を楽しんでいる。
フィーナのツンと張っている乳首を下から舐め上げ胸を揉むカレン。
「達哉、カ、レン………」
二人から同時に攻められてどう応えればいいのか分からないフィーナ。
初めての体験なのだ。
カレンはカレンでそうと知りつつも彼女を攻める。
そして自分にも訪れるであろう一対二の状況に思いを馳せていた。
立ち替わり入れ替わり、めまぐるしく三人の位置、体位が入れ替わる。
達哉がフィーナを正常位で攻めていたかと思うと、フィーナが達哉の上に跨ったり、
カレンはカレンでフィーナと達哉の間で器用に立ち回り駆け引きの巧さが滲み出る。
伊達に国王の信頼が厚い訳ではない。
ただこの場においては全く関係ないが………

「あ、やぁ、そこはぁっ」
「達哉君、もっと強くぅ、はぅっ」
「フィーナ、カレンさん………また………」
達哉はあれから何回達したのだろうか?
少なくとも二回以上は達している。
なぜならフィーナとカレンの膣口からドロリとした白いものが垂れているからだ。
だが幾ら達哉が絶倫だとしてもいい加減、数をこなし過ぎている。
三人を端から見ていたリースはその事を疑問に思っていた。
そしてひとつの結論に達した。
カレンの膣から例のナノマシンが達哉に、更にフィーナに感染?してしまったのだ。
「よく飽きもせず………」
とはいうものの彼女の股間も大分湿り気を帯びていた。
三人の痴態を見ているうちに知らず知らず感じ始めていた。
心なしか心臓の鼓動をハッキリと感じ始めている。
体が熱い………
身体が、股間がムズムズして堪らない。
遂に我慢できなくなったリースは三人の輪の中に飛び込む。
既に涙目のリースはフィーナとカレンを押しのけて達哉の前に来ると、
「もう我慢できないっ」
そう言って服の裾を捲って達哉に自らの股間をさらす。
下着は既に濡れてピタピタに張り付いている。
「………達哉が………欲しい………」
そして達哉の目の前でパンツを脱ぎ捨てるのだった。

続く
415 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/18(木) 06:42:52 ID:uAY7SoJE
>にられば氏
GJ
416 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/05/18(木) 12:45:30 ID:T0r902VG
4Pキタコレ
にられば氏GJ!!
417 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/18(木) 15:54:57 ID:FO1moL/I
おお、ボーグ!
418 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/05/23(火) 18:47:51 ID:jJ/k1krP
>>418
GJ、麻衣もいっちゃおう

age
419 名前: 失われたテクニック(ニラレバ) [sage] 投稿日: 2006/05/26(金) 00:08:53 ID:4n4eIdNb
達也の目の前でまだ何も生えていない谷間を晒すリース。
フィーナはカレンと肉棒を咥えていたのだが、ソレが心なしか硬度が増したように感じられた。
達也が幼女体系に反応しているのだ。
かといって達也の事を諦められる訳が無い。
彼女は既に達也との将来を考えている。
何よりも達也がいとおしい。
フィーナがあれこれと思案している事など御構い無しにリースは事を運んでいく。
ぷっくらと盛り上がった丘を左右からゆっくりと押し開く。
既にそこは濡れてはいるものの、色素が薄く肉体の幼さを色濃く反映している。
「………………………」
何も言わず、まだ幼いクレヴァスを達也の顔に押し付ける。
それに応えようと達也の舌が幼い谷間に侵入する。
「………………………っ」
恥ずかしいのか、声を出さないように努力しているリース。
無駄な努力だとは分かっている。
自分から秘所を晒しておいて今更とは思うが彼女も女の子である。
体型と言動は幼いが思考は既に大人一般、知識は常人を上回る。
まるで何処ぞの名探偵よろしくといった感じなのだ。
何しろ事件を解決することも可能(力技で………)。
何はともあれ、達也はリースにも手を伸ばしたのだった。

どれだけ達也に愛撫されたのだろう?
リースの小さな体は唾液まみれになっている。
初めてを迎えるリースに対して少しでも痛みが和らぐようにと達也の念の入った愛撫が続いたからだ。
だが、明らかにやりすぎだったようだ。
「はぁ、はぁ、はぁ………」
リースが苦しそうに荒く呼吸を繰り返している。
「やりすぎたか………」
「達也は確かにいつも………」
「達也君はそんなに凄いのですか………」
ペドロリ属性を持っているのだからそれはそれで凄いのだろう。
ただ、フィーナとカレンの二人が絶倫な事を言っているのか、それともペドロリ属性の
持ち主だった事に反応しているのか判別するのは難しい。
寧ろ、二つともまとめて達也の事を呆れているのかも知れない。
だがその時、フィーナはふと考えた。
(あれ位幼い達也にでも求めらたら私は………)
ふと考えると顔中が真っ赤になる。
カーっと顔が熱くなるのが分かる。
もしかしたら自分にショタコンの気が有るのだろうか?
そう考えると一概に達也の事を責める気にはならなくなる。
寧ろ自分達は似た者夫婦になるのではと考えてしまうフィーナだった。
そしてフィーナが再び思考を繰り返している時でも事態は一刻一刻と進展していく。
達也の肉棒が遂に幼い秘所にセットされたのだ。
幼く小さな泉をこじ開けようと準備は既に整う。
リースも初めての瞬間を迎えるにあたって、緊張の余り、ゴックンと唾を飲んだ。

続く
420 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/05/26(金) 00:14:53 ID:4n4eIdNb
リアル世界が忙しく、更新が遅れてすいません。
他スレのSSもすぐに終わるのでペースが上がる………








と思われます。(確率50%位?)
421 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/26(金) 00:36:06 ID:V/d7OtlB
にられば氏GJ
コナンワロスw
422 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/26(金) 02:29:37 ID:Y6Zz5zYH
唾液まみれのリースたん想像して硬くなった俺にも達也と同じ属性があるのかもしれん。それはともかくGJ。
423 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/27(土) 01:48:39 ID:W88CF9wh
GJ!



とりあえず

× 達也
○ 達哉
424 名前: 失われたテクニック(ニラレバ) [sage] 投稿日: 2006/05/30(火) 23:50:02 ID:vS+Mdric
クチュ
達哉の亀頭の先端はリースの膣口を捉える。
後は挿入を開始するだけだ。
初めての、未知の領域への突入に緊張しているのかリースが硬くなっている。
キュッと達哉が優しく抱きしめる。
そしてそのまま抱え込むように腰を抱きかかえ、亀頭に力が入る。
ぐ、ぐぐっと処女膜に圧力が掛かる。
そして何かを引き裂くように膣内に肉棒が侵入する。
そして一気に子宮口まで引き裂く。
達哉の背中に回されたリースの手が、爪が逞しい背中に食い込んでいく。
達哉はこの痛みを知っていた。
フィーナの破瓜の時もそうだった。
リースの顔も激しい痛みで歪み、双眸から涙を滴らせている。
「達哉と一つになれた………」
そう喜びを伝えてくれたフィーナと違ってリースは何も言わない。
その代わり、背中に突き立てていた爪の力を弱め、ギュッと達哉を抱きしめる。
「たつ、や………」
達哉の胸の中で苦痛と戦うリースにはその一言だけで精一杯だった。
ギンギンに張った達哉の肉棒はリースの膣内に収まりきらない。
だがその分、締め付けが凄いのか溜まっているモノを直ぐにも放出したい衝動に駆られる。
そして激しく出し入れを開始する。
エンジンのピストンのようにスピードが一定に達すると達哉の腰が大きな輪を描き何度も繰り返される。
達哉のサイズはリースにとっては非常に狂暴の限りであった。
しかも、初めてなのだ。
達哉はなんとか首を下ろしてリースに口付ける。
舌と舌が絡まった瞬間、鈴口から先走りが出て今にも逝ってしまいそうになる。
膣が激しく肉棒を締め付けるなか、体位を入れ替え無理やり後背位に持ち込む。
しかもリースの脚を真っ直ぐ伸ばして閉脚させたままで挿入を繰り返す。
これはリースに膣出しするための準備だ。
何故なら肉棒が途中までしか挿入出来ない為に、臀部に打ち付けることが出来ない睾丸を
脚部に擦り付ける事によって、より大きな快感を得ようとする達哉のとっさに浮んだ作戦だった。
そして亀頭が膣口付近で射精が開始される。
第一射から濃い粘液を放出し子宮口に向かう鈴口から亀頭を膜のようにコーティングして膣壁を滑らかにしていく。
そしてそのまま再奥に至ると肉棒をそこに押しとどめたまま、小刻みに腰を揺らし睾丸を彼女の
脚部に擦り付ける事によって大量の白濁液を放出し、子宮内を満たそうとする。
そのリースも達哉とのキスと膣出しによるヌルヌル感によって性的快感を得られそうになってきた。
そして遂にはリース自ら腰を動かしだすのだった。

続く
425 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/05/31(水) 06:04:27 ID:9RiPTgpG
GJっす!
426 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/01(木) 20:01:40 ID:9odAO/K9
エロい。幼女に中出しとは実にエロい。楽しみに待っています。
427 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/02(金) 05:56:40 ID:vfPKetep
GJ!
リースってもう妊娠できるんだっけ? ハァハァ
428 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/02(金) 11:49:34 ID:fZS6YTPV
「今日は妊娠しない」とか言ってたことがあったから、今日じゃなかったらするのかも。
429 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/04(日) 02:22:20 ID:c+b72lou
>>428
子どもを抱いたリースを見てみたい気がするw
430 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/04(日) 06:00:45 ID:111fl0fG
子供が子供を産むようなものだね
だがそれが良い!
431 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/06/04(日) 23:59:19 ID:Ib8fo23R
          \^> r、_ }ヘ|_, ィ  r´/
           _l Tニーr――-、>ュトイ
         /./^ / l    ^\丶\
       // / /  li       \  \
      ィ フ   / /  / ||   l  ヽ  ヽ ヽ ヽ
   / / // //  l  l l| l  l   ヽ  l l `、
  /  / l l l l  l  | | | l l  l  l l  | |  |
  l  /  l l l l  l| l | | l| |l ト、 |  l l   | | i |
  |i l| |  | | , |-‐|┼|‐ト|  l| ィ''T下マT''|  | | l | 
  i |l |l  | |  ト,_LL;|⊥|   i _>≧ヒ;ト、|| l  | l||
    |i | l ト、l |_/ |rリ‐]     ^[イこi:] 〉| l l イ i|      皆さん良き作品をよくお作りになりますね!
      | l l| ヽ lヽ [^ー'|      トー゙ノ{ レ| レ | ノ           私もたつやとの子作りをもっとがんばらなければ!
       `ヽ ト、 ヽ:::: ̄   ,.     ̄~::::/ | | |         
         |i | \    ,_ _,    / | | | |
         |i | l |` 、_     _イi  i i l. | |
         |i _| l l _,へ ' ー_'´ イ | i i l  | |
       _/‐ニ;┤rニ┘ヽ、. |i|´___,,⊥| i i  |  l |
     /  ///| | {ー ミミ_」/´_,-'コ^〉|lレ┴┘、|
  __/___,rー┴ ュL|{三ニ¬{r::}}rフ三了|i | i|   \
  ト〆_ -ー‐ 二イハrクフ,{ェノrくート/ |i | ii    ヽ_
/    ー―<_ i|   ゝ、ク| i 〉_>'  | | ii ノ    _Vi
     /,フ>-へ_   ^ ー^      〈-イ__ / i 〉
   _ノ, イーーヘi l ヘ、    , r 7⌒ヘ Yヒ_ _ _ ノ 〉ヘ
 フイ /イ:::::   ヽ l  ,へ_,rイ i  /\\|ミ=ニ二ニ=ー 〈
432 名前: 失われたテクニック(ニラレバ) [sage] 投稿日: 2006/06/07(水) 00:12:47 ID:DgaffD+u
そして運命の日がやってきた。
達哉とフィーナが向かったのはかつてのマスドライバー。
そこに向かう途中、例の黒服達が行く手を阻んだ。
「くっ!」
フィーナを守る様にじりじりと後退する達哉。
詰め寄る黒服。
その時、黒服の数人が気を失って倒れる。
目にも留まらぬスピードで黒服の数人が小さな影に倒されていく。
早過ぎて達哉とフィーナには視認出来ない。
その影は二人と黒服の間に立ちはだかる。
それはリースだった。
リースはチラッと振り返る。
「達哉………早く行って」
そう告げると彼女は達哉の目の前から消えた。
次の瞬間には影と化して黒服達に戦いを挑んでいた。
空中戦に縺れ込んだのだろうか?
黒服が一人、また一人と空から落ちてくる。
確かにリースは強い。
だが多勢に無勢。
全員相手でも負けないリースではあるが、彼らの目的はリース本人ではなくフィーナである。
五人がリースを突破して達哉とフィーナに向かう。
「………」
押し黙ってはいるが「しまった」という表情で反転し自分を突破して行った五人を追う。
その内、最後尾の二人が反転してリースに飛び掛ってくる。
時間稼ぎなのは言うまでも無い。
リースは一気にトップスピードまで加速する。
その為、オトリ二人の視界から彼女は消えた。
だが、彼らは激痛を持って彼女の存在を知る。
少し後ろに位置していたオトリの顔を蹴り、その反動で前に居たオトリのに向かいその背中を蹴って更に加速をかける。
更に二人がリースに向かって来る。
「………」
もう時間が無い。
リースは一瞬で決断した。
立ちはだかろうとする黒服二人を一気に抜き去ると達哉とフィーナに迫る黒服一人を補足し地面に叩きつける。
そして二人の前に着地し振り返る。
「!」
敵の動きが早かった。
先程抜き去った二人が近くまで詰め寄っていたのだ。
しかも二手に分かれてそれぞれの目標に向かっている。
考えるまでも無くリースは二人に向かった黒服に向かいこれを叩き落す。
が、その片割れがリースに襲いかかろうとしていた。
(避けきれないっ!!)
だが次の瞬間、吹き飛ばされたのは彼女ではなく黒服だった。
「早く姫様と達哉君をっ!!」
リースを助けたのはカレンだった。
「………分かった」
そう言うとリースは達也とフィーナの元に向かった。

433 名前: 失われたテクニック(ニラレバ) [sage] 投稿日: 2006/06/07(水) 00:13:36 ID:DgaffD+u
バタン
扉が閉まる。
そこはかつてのマスドライバーの制御室だった所だ。
そして今でもその機能は生きている。
「ここに居れば数日間は大丈夫………でも遣り残した事があるから………直ぐに戻ってくる」
そしてモノの二、三分でリースは戻ってきた。
カレンを連れて。
「カレンを助けてくれてありがとう」
まさか彼女を助けることが出来るとは考えていなかったフィーナは笑顔で頭を下げる。
当のカレンはただ呆然としている。
フィーナの為とはいえ国王を裏切ってしまった事を今になって悔やんでいる。
板ばさみの状態なのだ。
そして達也はリースの頭をワシャワシャと乱暴に撫でる。
「ありがとな、リース」
赤面してモジモジとするリース。
いつの間にか普段着になっている。
「達哉………その………お礼はいい………」
そして下半身の衣服全てずり下ろして言った。
「この前の………続きをして欲しい………」
フィーナとカレンの存在を無視するかのような彼女の下着と股間の間には
ヌルヌルとした粘液の糸が引いていた。

続く
434 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/07(水) 19:11:21 ID:fR2C7O8j
だ、大胆だ……
435 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/08(木) 06:45:33 ID:7DrGSLkk
GJっす
436 名前: 失われたテクニック(ニラレバ) [sage] 投稿日: 2006/06/14(水) 23:27:47 ID:mOXZWnvn
こんなに楽なセックスがあったのか。
達哉は股間に押し寄せる並々ならぬ快感を得ながらそう思った。
そしてこの部屋には先程からぺチャぺチャという音が響き渡っている。
この広い制御室にある椅子に全裸で腰掛けたまま、恍惚の表情を浮かべる達哉。
ここの責任者が使用していたであろう革張りの椅子に身を沈めている。
そしてその股間には三人の娘が群がっている。
しかも三者三様とはよく言ったものでバラエティに富んでいる。
達哉と同年代で豊満な胸と肢体を持つ月の王女、国王の信頼厚い年上のスレンダーな武官、謎の幼児体型………
その三人が同時に肉棒を嘗め回す。
三人の舌はお互いにポジションを変え、少しでも達哉と密着していたいという思いから激しく動き回る。
そして達哉の限界が訪れる。
亀頭がビクビクと震えたかと思うと熱いドロドロとした白いゼリーを撒き散らす。
そしてそれが三人の顔にベチャッ、ベチャッと降り注ぐ。
降り注いだザーメンにうっとりとするフィーナとカレン。
だが、リースは早くも次のアクションに移るべく行動を始めていた。
まだ天を指してままの肉棒の上にまたがるリース。
「ず、ずるいわ、リース」
「わ、私も達哉君ので突いて欲しいのに………」
淫らな表情で抗議する二人。
しかし無視するかのように幼い秘裂が達哉のモノを飲み込んでいく。
ツン!
「!」
達哉の怒張が彼女の最奥に達したのだ。
「でも、最初はリースが言い出して始まったんだから………」
達哉が仲裁に入る。
「………なら達哉!私の番になったら三回はしてもらうわよ!」
「いや、それは………」
「私もその………二回は出して………欲しい」
「そらなら私は五回は出してもらう」
リースはそう発言した次の瞬間、達哉の乳首をペロペロと舐め出す。
「う、くぁっ」
突然の快感にたじろぐ達哉。
既にリースは腰を動かしだして肉棒を堪能している。
射精したばかりで敏感なペニスは堪らずリースに膣出しを始めてしまう。
子宮を精液で満たされ、最高の快感に打ちのめされるリース。
達哉と繋がったまま、余りの気持ちよさに失神する。
達哉は自分と繋がったままのリースをそのまま回転させる。
「くっ」
新たな刺激を感じて再び達しそうになるが我慢する。
そしてリースの体位を入れ替えると隣で待機していたフィーナとカレンがツンと張ったリースの乳首に食らいついた。

続く
437 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/06/15(木) 10:45:29 ID:217SXnXf
GJ!
438 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/15(木) 19:44:08 ID:pjS66ehp
何より先に
>謎の幼児体型
紅茶噴いたwwww
439 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/21(水) 19:15:52 ID:pmBvNZUQ
>>436
めちゃ孕みそうな展開w
440 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/21(水) 21:29:15 ID:otV5JHsh
○。○○「私のときは8年もかかったのに…」
441 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/21(水) 22:12:37 ID:MH0JZE4b
>>440
ディアナ?
442 名前: 失われたテクニック(ニラレバ) [sage] 投稿日: 2006/06/21(水) 23:19:01 ID:I3+wKA9e
あまりに不意を突かれ、リースは慌てる。
左右の乳首が同時に舐め回されているのだ。
しかも二人のリズムが微妙にずれて快感がずれて訪れる。
「ダ、ダメ………達也が、また逝っちゃうっっっ」
リースが達哉を更に締め付ける。
ヌルヌルとそしてギュッと相反するであろう感触が達哉に再び射精を促す。
「狭くて小さくて、でもっ」
リースの肉体的?魅力を語る間も無くリースに放出。
結局その後もリースは達哉を離さずそのまま五回、膣出しさせた。

そして遂に自分の回が回ってきたと思っていたフィーナ。
しかし、既に達哉の上にカレンが跨っていた。
「カレン、次は私の番でしょう!!」
珍しく憤慨するフィーナ。
「あら、姫様らしくも無い。これはお二人の為なんですよ」
「それは一体………」
そう言いつつも腰を動かし、カレンの胸にしゃぶり付く達哉。
「そ、それは、ハァン………達哉君の………その………膣出しするつもりですねっ」
「え、え、そ、それは………」
どもるフィーナ。
だが、いつもの毅然とした態度で反撃に出る。
「パートナーの達哉を受け止めて何が悪いの!!」
そんなフィーナとは対称的に達哉によって蕩けた声のカレン。
「まだ正式な………婚約発表………すら、はぅっ」
空気を読まずにそのまま責め続ける達哉。
「だから、懐妊される確率を………」
そこでカレンの意識が途切れる。
フィーナとしてはありがた迷惑な話だった。
今日は安全日だったので達哉を独占したかったのだ。
たまには達哉と繋がったまま、その胸の中で朝を迎えたいなどとロマンチックな考えもある。
フィーナは自分の番が回ってくるまで二人を見ながら、その後訪れる達哉との情事に想いを馳せるのだった。

そんな中、リースは密かに教会に出向き、モーリッツに報告を行っていた。
「やはり、過去の文献に違わぬ男だな。朝霧達哉は………」
冷静を装いつつも、実はリースが送ってくるAVを超越した明細なビデオファイルが頭を離れず、
股間が滾りそうなのを何とか抑えていた。
「最早、失われたと思っていた性的属性オールラウンダー………」
それは幼馴染、ツンデレ、ペドロリ、姉、妹等の異性に対する属性を一人でカバーしていると言う事だ。
興奮の余り、リースを無視するかのように一人語りを行うモーリッツ。
「まさか、伝説の久住直樹とクリフ………いや、庶民が姫に手を出した点を考慮すると二人を凌駕した存在なのでは………」
彼の一人語りは終わりを見せそうに無かった。
「ところで………」
一人、悦に入っている………そんなモーリッツをリースが呼び止める。
「ええぃ、なんだ、いいところなのに………」
「………………………エロジジィ………………………」
そう言って教会を後にするリース。
モーリッツは興奮して力全快の股間を知らず知らずのうちに堂々と見せ付けていたのだ。
最早、神に仕える者としての威厳は皆無。
そして、去り際にリースが止めを刺す。
「………………………素チン………………………」
そういい残すと教会のドアがバタンと閉まった。

続く
443 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/21(水) 23:23:43 ID:yoBfkAy2
達哉クオリティテラタカスwww
444 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/06/21(水) 23:29:24 ID:I3+wKA9e
ワールドカップ観戦モードに入っていた為、更新遅れてました。
すみません。
そして次回、「失われたテクニック」最終回です。

P.S.
四年に一度のワールド杯と言う事でその手のネタを考案中。
初戦、ファンタジスタ久住に対し、巧みに脱出不可能な地点に引きずり込もうと企む智将ホナミンとの戦い。
それは必ずしも四角い、長方形のリングの上だけで行われるではない。
445 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/22(木) 05:17:12 ID:edt55tea
GJ!


>ワールド杯
よくわからないけどその次作もお待ちしてます
446 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/22(木) 20:30:41 ID:vGXUxuGc
>「………………………素チン………………………」
幼女(?)にこんなこといわれたら、当分立ち直れないだろうなぁw

にられば氏期待していました。そしてこれからも期待させていただきます。
447 名前: 前407=396 [sage] 投稿日: 2006/06/22(木) 22:13:55 ID:637DjAmx
いつもおつです、最終回含め次回作も楽しみですな。

>伝説の久住直樹とクリフ………
「そして伝説へ……」っと化してるのがワラッタ。
448 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/24(土) 12:29:48 ID:mSngAHzp
GJでした!!!

>素チン
激ワロス
リースきつっ!
449 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/25(日) 18:34:57 ID:l4hKmjNQ
>>448
インポになりそうなくらいきついなw
450 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/25(日) 20:28:47 ID:cM1YMvMg
>>444
ワールド杯の直樹vs保奈美は今日のアルゼンチンvsメキシコ並みの好ゲームを期待してます。
451 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/26(月) 23:33:58 ID:6iqORlG0
>>450
どっちにレッドカードがでるの?
452 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/27(火) 00:37:02 ID:5fmSsKJY
直樹にレッドボールが出ます
453 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/27(火) 05:58:24 ID:qiHOicq9
直樹打ち止めかよw
よっぽどほなみんに絞り撮られたんだな
454 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/27(火) 22:29:12 ID:w0/4Y45A
どっちかって言うとチンチンにされているイメージ
455 名前: 失われた技術(テクニック)?  [にられば] 投稿日: 2006/06/28(水) 23:20:46 ID:3alu0DE1
リースは月で達哉とフィーナ、カレンの到着を待っていた。
何のことはない。
実に簡単、そして一瞬の出来事のようにも思える。
マスドライバーから打ち出された物体はレーダーにも映らない。
そのまま三人は王宮に向かった。

カツカツカツ
王宮の廊下に甲高い音が鳴り響く。
フィーナが達哉とカレンを従えて突き進む。
道すがら、貴族達に出くわす。
皆々、地球に居るはずの彼女が王宮にいつ戻ったのか?という事より彼女の傍らを
共に進む達哉の事が気になるようだ。
堪らず、貴族の一人がフィーナに話しかける。
「姫様、お連れの男は………」
何者であるのかと問いただそうとしたが遮るようにフィーナが言った。
「私のパートナー、達哉です!」
有無を言わせぬ迫力で言った。
だがその時、彼女の長いスカートの中で達哉の精が下着から肢体に垂れていた事を
知るものは誰も居ない。
達哉とカレンを除いて………


そして八年の月日が流れた。
遂に達哉とフィーナの結婚式の当日となった。
ここに来るまで二人にとって辛難甘苦の日々でもあったが全てが今日報われる。
地球と月を巻き込んでの全世界注目の史上最大規模のロイヤルウェディングが挙行されようとしている。

教会の最前席で二人の姿を焼き付けようと今か今かと待ち受けてドキドキしている庶民集団。
朝霧家と鷹見沢家の面々だ。
「でも残念ねぇ………リースちゃんも来れば良かったのに………」
さやかが言う。
リースは先日、久しぶりに朝霧家に現れた。
そして自分が留守を預かると言い出して聞かなかった。
「そういえば、一緒に居た女の子は一体誰なんだろうね?家族だって言ってたけど………」
麻衣が一つの疑問を投げかける。
「もしかすると親戚や妹とかじゃなくてリースちゃんの子供………なんて事もあるんじゃないかな?」
隣家に住む場違いなおちゃらけ男はいつも通りの発言。
みんなの緊張を解そうとしたのかもしれない。
「もしかして………達哉との子供だったりして」
いつもはこの兄、仁に対してしゃもじを投げつける妹も珍しく兄の話に乗ってしまう。
実は菜月は今現在、確かにしゃもじを携帯、所持していなかった。
流石に結婚式用の礼服、ドレスにしゃもじを忍ばせる訳にもいかなかったという理由もある。
達哉の結婚式とはいえ、ロイヤルウェディングなのだ。
その割には六でもない話で盛り上がってはいるが………
「馬鹿な話してないで、お前達も達を見習って早く相手を見つけろ」
「………………………」
鷹見沢家の二人と一緒にさやかもシュンとしてしまう。
「あ、もう始まるよ」
麻衣が皆に促す。
先程まで馬鹿話をしていたとは思えない位、表情が引き締まる。

そしてその頃、このロイヤルウェディングを朝霧家のリビングにてテレビで見ているのはリースだ。
ソファの上で例の女の子とまるで親子のように寄り添ってテレビを見つめる。
そしてテレビに主役の二人がアップで映し出される。
キュッと女の子を抱きしめる。
「あれがお父さん」
リースはテレビを指差して言った。

失われた技術(テクニック)?   完
456 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/06/28(水) 23:25:32 ID:3alu0DE1
またまた長々と失礼いたしました。
しかも更新ペース激遅………ort
話が終わるまでに又も三ヶ月。
お付き合い頂いたスレ住人皆様、ありがとうございました。
457 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/28(水) 23:53:13 ID:o71txx/j
>彼女の長いスカートの中で達哉の精が下着から肢体に垂れていた
シリアスな場面なのにw
そしてリースの隠し子キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
出来ればリースの子供の事が達哉の子供と朝霧家と鷹見沢家の面々にばれた時
の反応見たかったwww
GJ
458 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/29(木) 00:18:01 ID:HWMNpSrq
えっ、ちょっ、達哉とカレンの子供はどこに!? カレンさんは孕ませなかったのですか!?
…と冗談はさておき、お疲れ様でした。
お姫様にお姉さんにペドといろいろ楽しめる素晴らしい作品でした。にられば様、本当にGJでした。
459 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/29(木) 03:38:35 ID:svACbqsM
・・・・・・タツ、当然認知はするんだよな・・・・・・・?


と無粋な突っ込みを入れてみる。
460 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/29(木) 05:24:46 ID:ZkiaWwyC
にらればさんGJでした!
子供が子供産んだみたいで、なんかモエ〜w
461 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/29(木) 10:13:03 ID:IPHXVBpu
>>458
>カレンさんは孕ませなかったのですか!?
カレンさんは既に干上gくぁwせdrftgyふじこlp
462 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/29(木) 21:01:51 ID:wuxhjkGa
タツヤ〜
……後日談が想像出来るぜw
463 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/29(木) 22:11:31 ID:XVBcLg/W
リースの性格だと、自分から達哉との子だとは明かさない気がするな。
もちろん、娘のことは大切にすると思うけどね。達哉との絆だし。

ともあれ乙>にられば氏
464 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/30(金) 00:11:43 ID:84kNQ9tD
ばれたらロリコンと罵られるのか、それとも麻衣も達哉に迫るのか気になる
465 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/30(金) 12:15:29 ID:7J/IKJNq
>>461が見当たらないんだがどこ行った?
466 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/30(金) 14:37:50 ID:baSoqW7X
>>465
カレンさんの性奴隷になります田
今頃大使館か月にいるよ
467 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/06/30(金) 23:04:51 ID:rgjS9r0c
>>466
カレンさん専用種馬ウラヤマシス
468 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/01(土) 06:10:15 ID:bouC0/lv
カレン「私が孕むまで協力していただきます、覚悟してください」
469 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/01(土) 08:33:12 ID:P4+zIOU4
胸は小さいけどね
470 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/01(土) 12:31:56 ID:YY4Hckz3
だが孕めば胸が大きくなる罠
471 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦 [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 02:29:24 ID:HXQQ1AcJ
時計塔の結いの研究室。
そこに御馴染みの面々が集まっていた。
今日、ちひろが百年後に戻る為にみんなで見送りに来ているのだ。
茉莉は泣きたいのを抑えて笑顔でちひろと話している。
「来週には美琴も帰るんだよな………」
「寂しくなるね、なおくん………」
「裕介もいないから残ろうと思ったんだけど………お父さんとお母さんのお墓荒れてるかなって………」
直樹と保奈美は何も言えなかった。
直樹には既に保奈美がいるので彼女を無理に引き止めることが出来ない。
天涯孤独。
記憶を失ったばかりの頃、直樹はまさしくそうだった。
だがそれでも彼を支えてくれた渋垣家の叔父夫婦。
毎朝、起こしに来てくれた保奈美。
「な、なぁに暗くなっちゃっていやだなぁ」
無理に笑顔に戻った美琴が直樹を突こうと腕を伸ばすがサッと直樹は避けてしまう。
無論、美琴は前につんのめってしまうのだが………
その先には結が時空転移装置の調整を行っていた。
「結先生、危ないっっっ!!」
誰かが叫んだ。
「えっ?」
結が振り返ると美琴が勢いよく突っ込んでくる。
ガシャーン
「うぅ、ひどいよ久住君………」
「あいたたた………」
「大丈夫?結………」
相棒の保健教師が駆け寄る。
「大丈夫な訳ないじゃないですかぁ………」
何とか体を起こす結。
そしてその時、異変が始まっていたとはこの場にいる誰も気がついてはいなかった。


数百年後。
月の王宮を歩く達哉とフィーナ。
それに続く朝霧家と鷹見沢家の面々とミア。
二人の結婚式の為に月に滞在中なのだ。
因みに鷹見沢家の男二人は酔い潰れているのでこの場にはいない。
菜月しかいないじゃん、鷹見沢の人間は………という突っ込みはさて置き、物珍しげにあちこちと首を回す三人娘。
約一名ばかし、年齢的に娘と言うには厳しくはあるが………
「俺も始めて来た時は、こんなだったなぁ」
懐かしげに八年前を思い出す達哉。
「そうね、あれから八年………長かったわ、達哉」
「そうかな?近くにフィーナがいたからあっと言う間だったような気がするな」
「はいはい、ご馳走様」
「そんなに見せつけられると、この歳で一人身の私には辛いわ」
「お兄ちゃん、誰彼なく人目をはばからないんだから………」
三人が次々と口を開く。
「家族である貴方達の前なら開放的でも良いかと思ったのよ」
「でも、少しは反省してる」
「反省する事は無いのよ。達哉、貴方は私のパートナーなんですから」
結局、いつ終わるのか分からない二人のやり取り。
それは1人のドジっ娘によってもたらされた。
「きゃあっ」
その時、不注意にもミアが自分のスカートの裾を踏んずけてすっ転ぶ。
その時、彼女の手は床にある何かのスイッチを押してしまっていた。
472 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦 [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 02:30:46 ID:HXQQ1AcJ
地球に一隻の宇宙船が帰還しようとしていた。
実に数百年ぶりの帰還。
そしてその宇宙船の操縦室で自分一人しか乗っていない筈なのに密航者が居た事に操縦士は驚いていた。
それは少女だった。
「来ちゃった………」
そう言った少女はレティ。
「………………………」
何か言いたげなこの操縦士の名はクリフ。
クリフはなんと言っていいのか分からなかった。
一先ず、密航者を確認する。
お姫様で従妹の金髪ポニーテール………………………















シスターの義妹、幼馴染の女騎士、酒場の看板娘、小さな小さな魔法使い………………………
「………………………ってちょっと待てぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
クリフが叫んだ時、宇宙船「シンフォニア」号は地球の大気圏に突入しようとしていた。
その為、一先ず全員を座席に座らせてベルトの着用を促すクリフだった。
473 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 02:32:27 ID:HXQQ1AcJ
シンフォニア号は地上に着陸する。
操縦席も多少の揺れが………と思った時だった。
「キャー」
「うわぁっ」
ドタバタ
一番前の操縦席に座っていたクリフはドキッとした。
操縦が下手だったのだろうか?
急いでベルトを外して後ろに向かう。
少女達が床に放り出されている。
「あれ?」
クリフは違和感を覚えた。
気を失っている少女は確かにポニーテールだが髪が赤い。
何はともあれ呼びかける。
ペチペチ
「レティ、レティ!」
その時、
「こっちだよ、こっちだってばっ」
その声は確かにレティ。
だが目の前の少女は眠ったままだった。
「痛ぅ〜〜〜、保奈美、美琴、茉理ぃ、みんな大丈夫かぁ?」
今度は男の声だ。
まだ若そうだ。
そして二人は、クリフと直樹は出会った。
とその瞬間、今度はクリフの頭上が光ったかと思うと人が降ってきた。
月のお姫様とその一行が………
そしてクリフ、久住直樹、朝霧達哉のお互いのファーストインパクトは最悪の事態で起こった。
そしてこれが三人の主人公にとっての大淫行の幕開けとなるのである。
幸か不幸かは別として………

続く
474 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 11:38:02 ID:jKXZDgsW
壮大な物語が始まった予感!!
475 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 12:12:21 ID:F6vnNcXk
ちょっ、これ、全部で何Pの乱交になるんだ。
ドキドキが止まらねぇよ。
476 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 16:37:21 ID:M7F35NJB
たまにはバイナリィ・ポットのことも思い出してあげてくださいね…
477 名前: 前407=396 [sage] 投稿日: 2006/07/04(火) 22:55:05 ID:dkDwMtxp
何かキタコレ!
三人の主人公がついにご対面!
新らたな伝説がはじまる……よ か ん (は〜と)。
478 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/05(水) 01:14:09 ID:5hI/FxgN
>>476
つ「ワールドで異変が発生→直樹がいる場所へ飛ばされる」
479 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/05(水) 05:35:25 ID:hXaIiBo2
ついに来た8月ミックス
GJ!!
480 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/05(水) 11:37:23 ID:9G02vYpR
>>476
つ「実はシンフォニア号の着陸地点は店の前で降りたところを店員ご一行様と鉢合わせ」
481 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/07/08(土) 09:14:04 ID:SH6uED05
保守
482 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/09(日) 21:59:04 ID:fso4WQLV
一先ず三組の御一行はシンフォニア号から降りる。
するとそこには検査官が待ち構えていた。
はにはに組と明け瑠璃組は事情を検査官に打ち明ける。
「失礼ですがお名前は?」
「久住直樹」
「藤枝保奈美です」
はにはに組から名前を申告する。
「はいはいっと」
検査官は持っていた端末に次々に名前を入力していく。
「はいはい、ありました。貴方達は21世紀の初めに突如行方不明となってますね………」
「そ、それって私たちは元の時代に戻れないって事ですか!!」
結が詰め寄る。
「多分………」
はにはに組の面々はグッタリとうなだれる。
「次は貴方達ですね」
検査官は明け瑠璃組を見る。
「貴方達もここでお調べしたいのですが先に検疫検査の為に移動してもらいます」

軽く検査の済んだ一行は会議室の様な部屋に通されて、これからの事について説明を受ける事となった。
例の検査官が説明を始める。
「えー、これからの皆さんの生活についてなんですが………」
事の大まかな顛末を玲が渋垣、藤枝両夫妻に説明したらしい。
お陰で残してくれた貯金がとんでもない額になっているとの事。
早速、端末で貯金額を見せてもらう。
「0が沢山あるね………」
「………………………」
絶句する保奈美と茉理。
「でも惜しいな、あと少しで0が十個だったのに………」
緊張を解そうと馬鹿なことを口にする直樹。
「因みに、それ日本円じゃないですよ」
「えっ?」
「米ドルです。現在のレートだと一ドルあたり110〜120円位でしょうか」
「ふーん、今も昔もあまり変わらないな………………………………………………って、おいっ!!!!!」
「それって、私達、億万長者ってこと………………………」
「なんだか実感わかないなぁ…………というより直樹が為替相場を知ってた事の方が驚きかも………」
神経が太いのか相変わらずふてぶてしい茉理。

明け瑠璃組はフィーナの身に付けていた宝石を売り払って当面の資金にすることになった。
シンフォニア組は当分生活保護を受ける事となるらしい。

「私達はどうやって生活していけばいいのでしょう?」
ふとした疑問を投げかけたのは結だった。
はにはに組の中でも残りの四人は資産もなければ生活保護の受給資格を持っていない。
義弟が直樹と同化してしまったポニテ少女。
同じくショートカットの少女。
大人の魅力を持て余す女教師。
同僚で前者とは正反対の女教師。
不安たっぷりの四人の処女。
検査官はあっさりと、とんでもない事を口にした。
「そうですねぇ………久住さんに養って貰ってはいかがですか?無論、居候ではなく妻として………」

続く



483 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 02:27:28 ID:zzQ2JSDv
Oが十個で$って1兆円?
484 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 02:34:23 ID:cB3JDpZ+
ホントだ。
すいません、そこら辺適当に考えてました。
W杯決勝戦開始を待ちながら反省してます………
485 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 02:49:16 ID:Oor0i0rz
>不安たっぷりの四人の処女。
こんな描写ができるセンスに脱帽です。
486 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 10:00:07 ID:mXNDlj6i
一兆もの資産、ひとところにだけ預金はしないよな普通。
たいてい口座わけたり、一部を株に分散するよな……
487 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 12:15:55 ID:KTmz1jQs
にられば氏GJ

>>486
端末で確認て事だから、預貯金全部合わせた額だと思いましょうw
488 名前:    [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 13:27:05 ID:HSslwO/p
物価は?
アシモフのショートショートで、コールドスリープから目覚めた男の預金残高が
200万$、うひゃひゃー!。で、ハラ減ったなあと、パンを買いに行ったら、


「へいらっしゃい。お代は
2万$です」

489 名前:    [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 13:30:49 ID:HSslwO/p
でも、物価が1000倍になってたとしても、1兆円だとうひゃひゃぁw
で、にられば氏、乙です。
490 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/11(火) 06:27:30 ID:8c0B/5rh
にられば氏GJ!!
491 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/15(土) 23:47:09 ID:85pxJlkj
「一夫多妻なんて、この時代は当たり前ですよ」
検査官は言う。
その話を聞いたとたん、はにはに組だけでなく他の二つのグループでも
その方向で話が進められつつあった。
無論、メインヒロインの多少の抗議はあったが………
「一先ず、当分の間は当施設で過ごして頂く形になります」
と言って通されたのは何処ぞの温泉旅館の大宴会場のような広い畳敷きの部屋だった。
そこには布団が三つのエリアに区分けされている。
とは言っても一メートル位しか離れていない。
「婚姻届は明日、持ってきますから。それじゃ!!」
検査官は言いたいことだけ言って去っていった。

ポツーン
湯気が沸き立つここは大浴場。
湯船に使っているのは主人公三人。
「大変な事になってしまった………のか?」
保奈美だけを愛する筈だった直樹は思わず口を開いた。
その他、美琴に茉理にちひろに結に恭子。
その全員と結婚するような方向にあるのだ。
「好きではあるけどなぁ………」
保奈美との結婚すらまだ考えていなかったので頭がパンクしそうだった。
その横には悩める青少年Bこと達哉が頭を抱えていた。
その悩みはやはり、直樹と同様の悩みだった。
特にフィーナとは八年越しで結婚したばかりだった。
彼女との子作りは念願でもあった。
故に気が引ける。
「なに、なるようになるだけさ」
沈黙を切り裂いたのは百戦錬磨の吟遊詩人だった。
主人公でありながら前者の二人と違うのは、ヒロイン達と出会う以前に女性経験があった。
つまり、複数人の女性と交わっているのだ。
正直、直樹は保奈美、達哉はフィーナとしか経験が無い。
「一人につき、子供が三人生まれたら野球ができちゃうんだよなぁ………」
「そっちは若い娘がばかりだからサッカーができるかも………」
クリフは若い二人とは違い落ち着いている。
旅をしていた為か適応能力は人一倍ある。
そしてクリフには他の主人公とは違う点がまだある。
それはヒロイン全員に手を出してという事だった。

三人が部屋に戻ってくると三つのエリアの間には衝立があり同じく風呂上り
のヒロイン達が待ち受けていた。
一先ずそれぞれのエリアに散る。
緊張でガチガチの直樹。
別に行為自体は初めてではないのに何故か緊張してしまう。
突然、衝立の向こうから嬌声が響いてくる。
早くもクリフはレティに挿入を開始していた。
「ねぇ、なおくん。まず私たちがお手本を見せてあげないといけないとじゃ無いかな」
保奈美の一言でわれに帰る直樹。
そして間髪置かずに保奈美の手が直樹の股間を掴んだ。

続く
492 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/07/16(日) 00:33:27 ID:8mAC4KvX
次回からようやくエロに入れるのでホッとしてます。
493 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/16(日) 05:24:41 ID:a0jQwd8u
GJ!
494 名前:    [sage] 投稿日: 2006/07/16(日) 11:34:12 ID:HczypRj+
ハァハァハァ
495 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/16(日) 15:57:58 ID:e2fwq/Lq
がんばれ男ども。作品対抗サッカー大会ができるほどに頑張って子供を作るんだ。
…う、うらやましくなんかないぞっ。
496 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/19(水) 17:13:08 ID:uxA8DSfV
つか、八年後達哉のほうがクリフより年上な予感。
497 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/20(木) 23:56:07 ID:xMfpH15u
直樹の股間を掴んだ保奈美はソレを皆にさらす。
だが肉棒はまだ全開に達していない。
「ちょっと待っててね」
保奈美が亀頭の先端に舌を這わす。
「っ!!」
鈴口への奇襲に堪らず竿が伸張してしまう。
「うわぁ………」
「ほへぇ………」
羞恥とは無関係にまじまじと肉棒を覗き込む一同。
その時直樹がふとある事に気が付いた。
「あ〜、その重要な事を聞くので答えて下さい。………キスの経験がある人………」
「………………………」
その場は沈黙に包まれた。
保奈美以外、全員経験が無いという非常事態に気付かされる直樹。
だが、念には念を入れる必要がある。
「………今現在、処女の人………」
恥ずかしそうにしながらも手を上げるのは美琴、茉理、ちひろ。
「あ、あの、久住君………」
「あ、いや、結先生に手を出した犯罪者はいないでしょうから………」
「じゃぁ、久住はこれから犯罪者になる訳だ」
「持て余し気味な肉体のまま処女の恭子先生の方がある意味犯罪ですよ………」
「う、うるさいわねっ、マルバス研究で男どころじゃなかったんだから………」
その時だった。
そーっと手を忍ばせて………
「えいっ」
指先で亀頭を突いたのは美琴だった。
ブランブランと揺れる肉棒。
「こ、こら、美琴っっっ!!!!」
あまりの突然の出来事に直樹が反応する。
「あのね、久住君………」
じぃーっと直樹を見つめる美琴。
その瞳からは何か無言の圧力を感じる。
(メインヒロインなのに………)
(ヒロインなのに………)
(ヒロイン………)
そんな言葉が頭に流れ込んでくる。
(疲れているのだろうか?)
そう考える直樹だが、ある種の直訴的恫喝に屈する時が訪れた。
とは言っても一応、保奈美の許可をアイサインで得てから行動に移ったのだが………
498 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/20(木) 23:56:46 ID:xMfpH15u
「美琴………」
ごっくんと唾を飲む美琴。
そのまま頷く。
直樹の唇が美琴の唇と重なる。
直樹はすばやく彼女の唇の中に舌を割り込ませる。
唇と唇の間からヌラヌラ、ネチャネチャとした世界が垣間見える。
直樹はさらに服の上から彼女の豊満な胸を揉みしだく。
唇を離す直樹。
トロンとした美琴の瞳。
直樹は彼女の髪留めを外すと束ねられていた髪が滑らかに左右に展開していく。
「ど、どうしたの、久住君?」
流石に美琴も我に返る。
が、真剣に見据えてくる直樹に思わずポッと顔がさらに赤くなる。
そんな美琴に直樹は告げる。
「すまん、美琴………」
「………………………(ごっくん)」
緊張する美琴。
「実は俺、ポニーテール萌えじゃないんだ」
そのまま美琴を布団の上に押し倒す直樹。
その時、美琴の股間に在る丘陵の内壁は既に湿り気を帯びていた。

続く
499 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 00:02:53 ID:oLbER8ui
一応、メインのヒロインである美琴を最初にもってきました。

>>496
クリフはゲーム等常時には既に女性経験有りだったような気が………
達哉はフィーナとしか経験無い。
プリホリの事はうろ覚えなので間違ってたらスマソ。
500 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 00:03:43 ID:11NFmizC
くっ…なんてことだ。
この世にポニーテールに萌えない男がいただと!?(そっちかよ)
501 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 00:07:54 ID:oLbER8ui
それからうっかり忘れてましたが保管庫管理人様。
毎回、お疲れです。
なにやらお忙しいようですが、夏風邪などひかぬようご注意あれ。
私の周りにも何人か、夏風邪を患っている者がいるので御注意召されよ。
502 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 00:12:44 ID:oLbER8ui
>>500
涼宮ハルヒの最終回を見て思いついたネタなので、余り考えずに使用。
私は美琴に萌える事は無かったんですが、レティはかの作品の中ではぞっこんのキャラですた。

503 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/07/21(金) 03:05:46 ID:WmvOecvQ
age
504 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 05:31:33 ID:q7vz+DJd
にらればさんGJ!
505 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 11:29:13 ID:PxWR/6g4
チョwwwww面白い!その後は明け瑠璃組とバイナリィ組が乱入して大乱交に突入でつか!?
506 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/21(金) 13:26:31 ID:dQRRYWDc
萌じゃなくても押し倒すんだw
507 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/22(土) 22:39:05 ID:eANTGLWv
その頃、衝立の左右両側でポニテールキャラがギシギシアンアン状態なのに何も
進展していないグループがあった。
それは明け瑠璃組だった。
このグループには幾つかの懸案事項が存在していた。
まず、ミアについて。
彼女はあくまでフィーナの従者で在り続けようとしている。
達哉と関係を持つこと自体を拒否している。
「そ、その、姫様の旦那様とど、ど、ど、同衾なんてできません!!」
とこんな感じだ。
そして一番の問題は達哉だった。
達哉の肉棒は姿を現し既にいきり立っており、準備は整っているのだが………。
当の達哉が気を失っている。
話は少し時系列をさかのぼる。

それは誰が最初に達哉の相手をするのかという事から始まった。
はにはに組と同じで一人を除いて全員が処女という事、その中に一際年齢の高い女性が
存在した事に問題があった。
それは恭子と同じような理由であったが、さらにある一線を越えているのかどうか
という女性にとっては凄く重要なファクターを含んでいる事について誰も突っ込めなかったのだ………
何でも破瓜は若いうちに体験しておかないと後々、いざという時に凄まじい痛みに襲われるらしい。
正直若くないからというのが理由である。
達哉の一番濃い精液で妊娠しやすくしてあげようという計らいがあったのかどうかは分からない。
フィーナをはじめ、他の女性陣からも達哉との一番を進められていたのだが………
「姉さん、まだ綺麗だから大丈夫だって。とてもみそグワァッ………」
達哉の額に何かが高速回転しながら直撃した。
舞い上がったソレはクルクルと回転速度を落としながら床に落ちる。
それは紛れも無く杓文字だった。
「達哉君………この世界には決っして、決っっして触れてはいけない話題がある事を
知らなかったみたいね」
あくまで笑顔のさやか。
菜月が自分の太股の辺りをさすってハッとする。
サスペンサーに収まっている筈の杓文字が無かった。

パンドラの箱を開こうとした者に罰が下ってしまった。
こうして、達哉自身が臨戦態勢にありながらも誰も手を付けられないという事態が勃発したのだった。
誰だって相手の男性が気を失っている間に処女を捧げるなんて離れ業を用いようと
する程の腹黒女は存在しない。
「ひ、一先ず準備をしましょう」
フィーナはそう言って達哉自身を口に含むのだった。

続く
508 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 00:45:38 ID:zNgKU8Ae
GJ、笑わせていただきました。
そうか…8年後ということをキャラの性格が変わっていなかったからあまり気にしていなかったが、実際には年齢的に一人みそj(バキッ)
509 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 02:36:59 ID:l+/a9TzN
気づいてはいましたがさりげなくスルーされると思っていました三十j(グシャ)

GJ
510 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 06:15:20 ID:uEa7q19V
GJ!!
511 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 07:16:49 ID:Be88krRO
そういえばそうだ……みs(ガキャ
GJ!
512 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 11:27:14 ID:oQk9ISDb
ここはなぞのしゃもじがよく飛んでくるスレですね
ともあれGJ!


でも三十j(スカン)
513 名前:    [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 17:06:51 ID:+6R/MUl/
GJ!
本編中では幾つだったんだろう。23〜4?
514 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 22:31:10 ID:526oWrtX
>>513
確か、どこかのサイトの検証で

おまけの制服のリボンの色がフィーナ、菜月と同じ→達哉との年齢差は3の倍数→大学卒業はしてるはずだから、22は超えているだろう→6歳差か9歳差、9歳差の率が高そうだ→達哉を18とすると(麻衣の年r(ry)、さやかさんは24または27?

つまり前者だとしてもさやかさんはm(必勝シャモジストライク
515 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/23(日) 23:33:08 ID:H4MxSx5I
>>514
27でも漏れは無問題
516 名前:    [sage] 投稿日: 2006/07/24(月) 00:17:46 ID:JcOTqhJ4
24才としておこうw。それでもわせdrftgyふじこ
517 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/24(月) 06:22:24 ID:wXFN85Fu
さやかが24でも27でも無問題

そしてフィーナも年を10ぐらい偽っていても無問だ・・

≡≡ =┫======⊃д゚) ゲハッ・・!
518 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/27(木) 02:30:51 ID:+4jwcOUj
話は再び、はにはに組に戻る。
達哉が気を失っていた頃、直樹は美琴の服を全て脱がしてしまっていた。
美琴に覆いかぶさり、その豊満な胸を美味しくいただいている。
「久住君、さっきからオッパイばっかりだね」
「なおくん、私のときもそうだよね」
「う〜ん、美琴は保奈美とは違うエロさがあるんだよなぁ」
しみじみと語る直樹。
そんな事言うと全員その理屈は当てはまるのだが、直樹的には全然O.K.である。
直樹は名残惜しそうに美琴の胸に別れを告げる。
そして彼女の腰を持ち上げ、その股間に手を伸ばす。
そして湧き出すことを止めない泉を攻めるべく、クレバスが開かれる。
濃くは無く、しかし、淫液でねっとりと色付きに綺麗な色彩に影響を及ぼす。
そして舌を入れ、さらに最後の砦である小さな谷間に舌を付き入れ泉を嘗め回す。
「き、汚いよ久住君っ」
だが直樹は警告を無視してそこを徹底的に舐めあげる。
最初はおとなしかった舌の動きも段々と乱暴になっていく。
淫液が飛び散り直樹の顔にもかかる。
「体が浮く、浮いちゃ、あぁ、奥からもうっっっ」
それは直樹が半立ち状態のクリトリスを舐め上げた時だった。
プシャー
勢いよく淫液が飛び出し、直樹の顔面に付着する。
達してしまった美琴はボーっと天井を見つめながら肩で息をしている。
段々と我に返るにつれて顔を赤く染めていく美琴。
「処女のくせに最初から逝っちゃうなんて………美琴っていやらしい体してるんだな」
「だ、だって、その、久住君が変なとこ舐めるから………」
「へぇ〜、ここって変なとこなんだ」
ツンっと乳首を指でやさしく払う。
「ひゃん、そ、そこじゃなくてぇ………」
直樹は美琴の股間の丘陵に指を入れる。
「美琴は子供に母乳を与えてる時も逝ってしまうかもな」
「だって………だって………」
恥ずかしくてなかなか本当の事を言い出せない美琴。
「だって、久住君見てるとその………祐介が相手みたいでその………」
カーッと一瞬にして美琴は茹でダコ状態になる。
519 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/27(木) 02:32:23 ID:+4jwcOUj
そして周辺が慌しくなる。
いよいよ本番。
美琴の股間の谷間に直樹が肉棒をセットすると場は静寂に包まれた。
皆が皆、真剣に見つめている。
「なんだか恥ずかしいね、久住君」
「ん、まぁ………」
その時、直樹はふと茉理の視線に気が付いた。
彼女の視線に軽い殺気の様なものを直樹は感じ取っていた。
「じい〜〜〜」
「どうした茉理。さっきからラブコールが人一倍強いみたいだが………何か言いたいなら言ってくれ」
「………何でもない………」
「そうか………じゃあ、美琴の次はお前だからな」
「え、えぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!!」
いきなりの事に驚く茉理。
突拍子のない奴だという事は、一緒に暮らしていた自分が一番よく知っているとはいえ、この直樹
の切り返し方には意表を突かれた。
「良かったな、茉理。保奈美だけじゃなく、こんなにお姉ちゃんが出来て」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ、直樹っ!!」
「悪いな美琴。なんだか色々あった所為でハイになってるんだろう」
コクンとうなずく美琴
「こらーっ、人を無視してと、と、とんでもない事をするなぁっ、この馬鹿直樹ぃぃ」
何時もの美琴なら高い適応能力で会話に参加していそうなものだが今回は場合が場合だ。
緊張の余り、美琴はカチンコチンに固まってしまっている。
直樹はそんな美琴の両脚を開くと覆いかぶさるようにして再び肉棒をセットするのだった。
「じゃあ、そろそろ本番………行くぞ」
コクンとうなずく美琴。
そして直樹は腰を押し出していくのだった。

続く
520 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/07/27(木) 12:15:53 ID:6jTvuzvQ
無念 Name 血語彙練る輪以前 ◆.tadW/PuLI 06/07/26(水)21:42 No.1475327

俺「フィーナ。シュークリーム買ってきたよー。」
姫「ありがとう。おいしいわ。」
ぱんぱんぱん。
俺「うおーーー。」
姫「いっちゃうーーー。」
ぴゅっぴゅっ。
521 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/27(木) 12:31:03 ID:r6vuVdda

無意味なマルチポスト乙。
522 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/28(金) 05:16:24 ID:ZzIbm/0I
にられば氏gj
523 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/07/31(月) 03:16:20 ID:P1hrNx9E
直樹の腰が沈み美琴と密着する。
「くず、み、くん………」
目に涙を浮かべる美琴。
「動いて………いいよ」
と言われたものの破瓜したばかりの美琴の膣内はまだギチギチに直樹を締め上げている。
これでは動くに動けたものではない。
直樹の肉棒は正しく突き刺さった矢のような状態なのだ。
美琴には矢そのものだったが………

直樹は半立ち状態の乳首を攻めることにした。
パクっ
豊満な乳房のその先端に喰らいつく直樹。
そのまま顔が乳房にのめり込む。
片方の乳房にも手を伸ばし、揉み解しながらも乳首への刺激も忘れはしない。
口内に閉じ込めた乳首を舐めまわし、吸い、軽く咬んだりと手を変え、品を変えて挑んでいく。
乳首は左右ともコリコリとしこっている。
膣内の肉棒への締め付けも大分緩やかなものに変化していた。
「久住君、やぁ、そんなオッパイばっかり………」
声も苦痛的なものから柔らかいものになりつつあった。
そして遂に直樹が美琴の胸を解放する。
そのまま見下ろす様に美琴を見つめる。
そしてそのまま唇を奪うと腰を動かして肉棒を深く浅く出し入れさせる。
淫液に混じった美琴の純潔の証が滑らかな太股を通ってポタポタと布団のシーツの上に垂れる。
膨張しきった肉棒が美琴の膣内を隈なく堪能して幾度も子宮口を突付く。
「くずみくん、くずみくんっ」
大分慣れたのか痛みをこらえる為にシーツを掴んでいた美琴の手が直樹の腰に回されていた。
そして、痛みとは違う何かが全身を駆け抜けて行きそうなのを何とか食い止めている。
自分を襲いつつある未知なる感覚。
それがエクスタシーである事を美琴自身は自覚しつつあった。
何故なら彼女の手が直樹の尻が急に引きつり挿入速度が上がっているのを感じ、直樹も自分と同じ
感覚に襲われているのだと無意識のうちに理解していた。
「くず、みくん、あっ、体が、何処かに飛んでっっっ!!!!」
仰け反る美琴。
「だ、出すぞ、美琴っ!!!!」
直樹は美琴とは逆に彼女の上に覆いかぶさる。
直樹の胸板が美琴の胸を押しつぶす。
直樹は胸板に擦り付けられた美琴の乳首を感じた時、限界に達した。
「熱い、や、お腹が焼けちゃうっっっ」
そう絶叫したかと思うと美琴の意識はそこで飛んだ。

続く
524 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/31(月) 06:37:19 ID:utLzgzj1
にられば氏毎度ながらgjっす!

ところでレイープシチュはここではありなんだろうか?
525 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/31(月) 07:49:21 ID:nx/Lr2gp
投下前に注意書き付ければいいんじゃない。
みんないい歳なんだから読むか避けるかの判断は自分でするでしょ。
526 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/07/31(月) 08:20:35 ID:fbg0zCBy
>>524
何なら鬼畜陵辱スレにでも投下してみたら?
527 名前:   [sage] 投稿日: 2006/07/31(月) 13:45:38 ID:dXmmbcRS
>>524,526
その場合は、できれば先方のアドレスと番号をリンクしてくれるとありがたいです。
528 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/01(火) 01:31:09 ID:NHUTDyGF
>>524
俺は読みたいかも。
本家はまたーりハッピーエンド主義最高!な俺だが、
その大前提があるからこそ、二次創作のやられちゃう展開もグッとくると思う。
やられちゃう展開って、逆にキャラ愛がないと書けないんだよな。
ここは投下先のリンクを張るハブ空港的に寄港してくれればありがたい。
力作待っとるよ。
529 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/01(火) 06:12:59 ID:mQWnhspC
自分も読みたいです
特に姫様の陵辱とか
530 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/01(火) 06:20:04 ID:GD3OQ0DO
いざ書くとなると、レティはどうにかなってもフィーナはいろいろむずいな……<りょじょくもの
だが挑戦はしてみたいところだ。
531 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/01(火) 08:22:52 ID:Wlf/GUlK
むしろフィーナの方がシチュ的にはエロいような。
532 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/01(火) 22:48:55 ID:WP4PYDgJ
俺麻衣スキーだけど麻衣レイープモノを見たいというダークフォースがちらりとあったりなかったり…
533 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/02(水) 05:24:01 ID:LShSkpFQ
達哉の目の前で麻衣を・・・
534 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/02(水) 18:02:02 ID:UmnQ18xD
いやさやかさんを(ry
535 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/02(水) 19:37:47 ID:61IABQiB
リースをだな……
536 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/02(水) 22:37:02 ID:AWl+6osK
>>530
陵辱に行き着くまでが大変そうだな>姫様
それこそ王国で革命かクーデターでも起きない限り無理ぽ……


逆に1番陵辱しやすそうなのは菜月かな
END後に下宿先で暴漢に襲われて……とか普通に思いつくしw
537 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/04(金) 08:17:27 ID:6MRD7nlk
>>536
どっかで見かけたような・・・ミアとフィーナの凌辱SS
538 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/04(金) 21:19:47 ID:6MRD7nlk
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150261583/66
これだ、鬼畜ダメな人はスルーでヨロ
539 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/04(金) 23:58:19 ID:L+MjwfwZ
>>538
チン●取れた
540 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/08/05(土) 16:44:34 ID:c8FlKUAB
直樹は美琴から肉棒を引き抜く。
ややゲンナリとしているが硬度は失われていない。
「茉理」
直樹が淫水と血とザーメンが絡まりあった自慢の逸物を向ける。
「な、直樹、その、もう少し後のほうがいいかなぁ………って………」
怒張の大きさと美琴の破瓜を見て怖気づいたのか引きつった表情だ。
「じゃあ次はちひろちゃんかなぁ」
直樹が旋回しその欲棒がちひろを指し示す。
「えっ、わ、わたしですか!?」
突然の出来事に驚くひちろ。
自分は茉理の後でいいと考えてはいたものの、茉理がパスしてそのまま
自分にお鉢が回ってくるとは考えていなかった。
だが、ゴックンとつばを飲み込み覚悟を決める。
「お、お、お願いします、久住先輩!!」
「ちょ、ちょっと待って直樹っ!!」
茉理が止めにかかる。
「わ、私から、その………」
茉理は赤面しつつ、直樹の前で衣服を脱ぐ。
「は、早くしなさいよ………」
初めてその裸体を男にさらした所為なのか、茉理にはいつもの覇気が無い。
「よし、じゃあ茉理とちひろちゃんは後で一緒にしてあげよう」
「な、ちょっと、勝手に決めないでよっ!!服も脱いだのに!!」
「勝手に脱いだのは茉理だろ………そうだ、ちひろちゃん、順番が来るまで茉理と………」
ちひろの耳元でささやく直樹。
恥ずかしさの余り赤面しながら俯くちひろ。
「………わかりました、久住先輩………」
ちひろが茉理に近づき顔を寄せたかと思うといきなりその唇を奪う。
「ん、んんん〜〜〜」
唇をふさがれて物言えぬ茉理。
「悪い、保奈美」
直樹の視線で全てを察する保奈美。
圧し掛かるちひろを押しのけようとする茉理を後ろから押さえ込んだ。
「大丈夫だよ茉理ちゃん。でも、最初は痛いから、ちゃんと濡らしておかないとね」
左右から保奈美とちひろに押さえ込まれながらゆっくりと倒される茉理。

「じゃあ、結先生」
「久住君………その………初めてなのでよろしくお願いします」
何故か深々と直樹に頭を下げる結。
「いや、そこまで畏まらなくても………」
そこまで口にした時、結は肉棒の先っちょをチロチロと舐めだした。
それはまるで子犬のように………
結は直樹のよき妻であろうとの決意の元、直樹に先んじてアクションを起こした。
直樹はこの時、すこし混乱していた。
保奈美に何度もフェラしてもらっているものの、結のソレは保奈美のソレ
とは違う新鮮な快感、淫悦をもたらしつつあった。

続く
541 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/08/05(土) 16:49:14 ID:c8FlKUAB
久しぶりに書くことが出来ました。
遅れて申し訳ないです。
542 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/05(土) 18:30:26 ID:OkWt2DI6
>>541
GJ!!
543 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/05(土) 21:08:59 ID:sRzaEgMu
                _   _   _   _
       +   +   | |   | | | |   | |  +   
               | | Π| | | | Π| |     +
     / ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄ ̄l +
   / ̄ ̄ ̄ ̄ /三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄i、 ̄ ̄ ̄ i、
  / ̄ ̄ ̄ ̄ _/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄', ̄ ̄ ̄ ̄l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄',三二二ニl   +
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/三三三三// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           古代都市ワクテカ (B.C.8000年頃)
544 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/05(土) 23:20:17 ID:HYWvQ+fB
ついに直樹が犯罪者に!(ワクワク)
545 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/06(日) 19:40:07 ID:w2pv9j5x
キター
にらればさんGJ!!
546 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/06(日) 22:28:54 ID:jmddaCS0
結先生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
547 名前:   [sage] 投稿日: 2006/08/08(火) 14:34:13 ID:0Mj6iO2G
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
548 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/09(水) 06:15:26 ID:+rPTsxdU
姫辱 −プリンセスダブル狩り−(フィーナ、レティ)
二人の姫様を浚って時空転移装置で時の彼方で調教
誰か書いて〜
549 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2006/08/09(水) 18:29:10 ID:rbG7dyKG
wktk
550 名前: ワールド杯 作品別三つ巴のハレーム合戦(にられば) [sage] 投稿日: 2006/08/10(木) 01:25:53 ID:ELsI3QEE
直樹が結から与えられる淫悦にうち震えている頃、他の陣営では………

「お兄ちゃん、もっと突いてぇっ、もっとぉぉっ、もっと奥まで突いてぇぇぇっっ!!!!!!!!」
「ふふ、クリフったら………」
「こんなに乳首硬くしちゃって………」
クリフに圧し掛かる三人の女性。
騎乗位で肉棒を挿入して、自ら腰を前後に振って膣内に出し入れを繰り返すシルフィ。
左右の乳首を舐めまわすエレノアとレイチェル。
そして………
「クリフ、我慢できないよ………」
クリフの頭上に内部が蒸れ蒸れになっているラピスのクレヴァスが落ちてくる。

その頃、明け瑠理組では………
思わぬ攻撃で気を失っていた達哉が意識を回復していた。
彼の目の前に据えられた熟れきった肉体を持つ従姉弟の裸体にはベットリ
と唾液が塗りたくられている。
顔、首筋、肩、乳房、乳首、臍、肢体………
乳首と股間の谷間の上部から顔を出している肉芽はビンビンになっており、
一際股間が濡れている。
勿論、相互作用の為だ。
達哉の愛撫に濡れに濡れてしまったのだ。
さらに硬く張り詰めた乳首には達哉の歯型も残っている。
好きな男の前だから、全てを曝け出してしまったのかもしれない。
達哉の唾液でコーティングされたさやか。
そのコーティングの下には各所に沢山のキスマークがあるのだがそれに気付
くのは翌日の事だった。
そして達哉が正面からさやかに挑むべく肉棒を彼女の熱く濡れぼそった未開
の地に侵入を開始しようとしている。
「行くよ………」
達哉の問いに対し彼の目を真剣に見つめるさやか。
遂にさやかが達哉と結ばれる時が訪れようとしていた。

続く
551 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/10(木) 09:17:52 ID:N61opuxK
                     //:.:.:.:.:.:.:.:.:∧ハ:.:.:.:.:.:.:.:\
                    /:.:/:.:.:.:./:.:.:/:.:/VWハ.:.i:.:.:.i:.:.:.\
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552 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/08/10(木) 11:59:44 ID:wTydllWR
ちょwにられば氏、
>従姉弟の裸体には
一瞬見違えてビビったよw
単体なら「従姉」のほうがよさげな希ガス。
553 名前: にられば [sage] 投稿日: 2006/08/10(木) 22:05:46 ID:IlT/l1I+
確かに間違いですな。
失礼。