0-782 名前: >>751の続き [sage] 投稿日: 2005/11/30(水) 00:04:52 ID:Ajwl8E2q

「暇だ…」
「暇ですね…」

授業終了後から保健室に詰めていたが、やっぱり誰も来ない。
(誰も居なくてもよかったのでは…)
昼休み、結先生にところに行ったらそこに恭子先生も居て
放課後の保健室業務を押しつけられたのだった。
しかも結先生はプリンで釣られるし…

「もうすぐ全員帰る頃ですね」
「そうですね〜。片付けましょうか。」

手分けして片付けをする。プリンの食べあとが多いのはたぶん気のせいだろう。
コーヒーカップを洗っていると、流しの横に置いてあった紙袋が目にとまった。
のぞき込むとなにやらピンク色の布が入っている。

「???」
「あーーー それはダメです〜〜〜」

目の前から紙袋を結先生がひったくる。

「これは明日洗って返さないといけないんですから…」
「え? じゃあもしかして昨日着てたウェイトレス服ですか?」
「そうですよ」

結先生が恥ずかしそうに告げる。
しかし俺の頭の中では「ウェイトレス服」「誰もいない保健室」
2つのピースがきちんとはまった。

「結先生、それ…ここで着てみませんか?」
「…え?」
「もう誰も来ませんよ」
「そ、そういうことではなくてですね〜ゴニョゴニョ」

不満そうだが、漢としてこれをやらないわけにはいかない。
最近ちょっとマンネリ気味だしな…
結先生は顔を真っ赤にしてしばらく思案しているようだったが…

「…わかりました。 着替えるのでちょっと後ろ向いててください…恥ずかしいですから…」

頷いて壁の方に体を向けた。
後ろからカーテンを引く音に続き、衣擦れの音が聞こえてきた。

「久住くん、いいですよ…」
カーテンを開ける音と同時に声がかかる。
振り向くと…

「おぉ…」
「そんなにじっと見ないでください…恥ずかしいです…」