0-685 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/10/24(月) 02:37:24 ID:zdNQfkNO

「しまった…」
やっとのことで部屋に着いた達哉だったが、ひとつ大きな問題があった
「布団が…ない…」
フィーナが家を出てからすでに一週間、すでに使われなくなっていた部屋のベッドに
布団が敷いてあるはずが無い。
「カレンさん?少し待っていてくださいね?」
返事は無かったが、ずっとカレンを抱きかかえているわけにもいかないので
達哉は、一時的にまだ片付けていなかったソファにカレンを寝かせることにした。
そっとカレンを寝かせて、ベッドメイクを始めた達哉だったが、
顔が赤く染まった官能的なカレンの横顔と、心臓の鼓動で静かに自己主張する
胸にだんだんと視界を奪われていくようになった。
(ダメだ!気にしない…気にしない…)



「ふぅ…なんとか…終わった……」
理性が崩壊寸前の所まできていた達哉だったが
他の事に意識を向けるようにすることで、
何とかベッドメイクを終えることができた。
(これで後はカレンさんをベッドに寝かせれば、と。)
「カレンさん?立てます?」
そういって達哉がソファーを見ると、一度起き上がったのだろうか
カレンはソファーに座り込む体勢になっていた。