5b-430 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/11/20(火) 16:18:08 ID:Jxwqe9oo

「あっ、ああっ」
 静まりかえった月博物館。その館長室に熱い喘ぎと吐息の音、歓喜の声が交
錯している。
 ずっしりした机に館長代理の美女が腹這いになり、後ろから少年が肉根を突
き刺している。規則正しい突きをくらって女があられもなく叫び、ぷりぷりし
た肉尻を卑猥に振りまくる。
 今日なすべき作業を済ませたさやかは従弟のペニスを嬉々としてしゃぶり、
熱いスペルマを口内に爆発させた。それにて淫行を終え家に帰るはずだったの
が、達哉は一発抜いたことでますます昂り、有無を言わせず襲いかかったのだ。
 立ちバックの体勢をとらせ、制服のスカートをまくる。ストッキングもパン
ティも、フェラチオした興奮であふれた蜜液でジュクジュクに濡れ、挿入する
のになんら問題がない。達哉は荒々しく下着を引き下ろし、二枚の襞の狭間に
肉勃起をあてがって、力強く腰を送った。
「アーッ!」
 ズンと奥まで押し入ってきたペニスの勢いに、さやかは軽いアクメに達して
しまう。根元まで挿入した達哉は、数秒間、従姉の秘肉に包まれる快感を堪能
してから反復運動を開始した。
(こ、こんなに……んあぁ、達哉くんの、す、すごい。すごく感じる。ああァ
ン)
 さやかは恍然となって、切りこんでくる突きのリズムに合わせて肉感豊かな
臀丘を振ってしまう。甘くとろける息に悶え声を混ぜて振りまいている。
 時折り、目に風景が飛びこんできて、ここが館長室であることを意識する。
いけない、いけないと思いつつも、さやかは刹那的な快楽に溺れている。
 そう。これこそ刹那。一週間もしないうちに別れが来る。月と地球。38万
キロの距離に離れては体をつなげるどころか声を聞くことすら叶わなくなる。
 だから今はこうして肉欲の赴くまま、性器同士のつながりを求めて快楽を貪
ればいい。大切な「彼」になった従弟のモノに貫かれ、感じるままに嬌声をあ
げればいい。
 恋人の存在すべてに愛しさを覚えたとたん、肉壷が固い一物を絞るように収
縮した。ヌルつく襞に締めあげられ、達哉の息が一瞬とまった。
 強靭な締まりに対抗すべく、ぐっと奥歯を噛みしめ、さらなる勢いをつけて
腰を抽送する。肉亀が膣道を進んでは退き、また奥へ突貫していく。膣奥から
ひっきりなしに湧き出る愛液を雁首がかき出して、泡立った雫がむっちりした
脚に垂れ流れる。
「ひっ、ひあっ!」
 さやかの声が裏返った。直線的だった肉棒の軌道がここに来て変化したのだ。
ヴァギナの奥深くではなく、比較的浅い位置にあるGスポットをこすりたてて
くる。
 クリトリスに匹敵する弱点を責められ、さやかはおとがいを反らしてよがっ
た。達哉は執拗にスポットを突きこすり、そのまま従姉を絶頂に導こうとする。
「はうっ、はあっ、ああっ。た、達哉くん。い、いっしょに、なかに、ああん、
ほ、欲しい」
 ふたりでいる刹那だからこそ、ふたりでイキたい。今ここでつながっている
証が欲しい。
 さやかの熱い願いの声を聞き、達哉は大きく腰を振りたてはじめた。ぎりぎ
りまでペニスを引き抜き、Gスポットをこすった亀頭がそのまま奥の壁にぶつ
かり子宮のなかまで入っていきそうな雄々しい突撃を繰りかえす。
「ハウッ、ハアアアアッ」
 獣じみた声が声が女の口からこぼれ、男の口からは荒い呼吸音が出ている。
結合部からひろがる粘着質な音もどんどん大きくなる。
 烈々たる突きは、数往復しか続かない。それだけでさやかはエクスタシーの
絶叫をあげ、達哉の興奮も限界を振り切った。
 ドクドクッ、ドピュピュッ、ビュビュルルッ。
 二度目というのに、口内に出したのに遜色ない量のスペルマを牝器官に叩き
こむ。白い奔流は子宮口を通って胎内へ次々に流れこみ、そのまま着床が起こ
っても不思議がなかった。


(完)