5b-378 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 10:57:43 ID:DqgWJHsR

 朝霧麻衣は、ひとりで河原にフルートの練習に来ていた。目を閉じて、なん
ども基本音階を吹き鳴らすが、愛用のフルートから出る音に力がない。
「お兄ちゃん……もう、来てくれないよね」
 吹き込み口から唇をはずし、切ないため息とひとりごとを漏らす。月の姫の
婚約者となった兄、達哉のことを想う。
 ロマンスが成就した兄は月に、美麗なお姫様にますますのめりこんでいる。
いずれ王国へ入るその日まで、研鑽を積む日々を送っている。気やすく練習に
誘う雰囲気ではなくなってしまった。
 またひとつ、ため息をついてしまう。
 決してむくわれることのないとわかっていながら兄を強く想うその気持ちが、
「男」を呼びよせてしまう。
「あれ? へえ、楽器の練習かい」
 人が来ることのないこの場所に、どうして迷いこんできたのか、柄の悪い男
が数人で群れをなして通りかかった。
「こりゃいいや。俺たちに聞かせてくれないか」
「そうだそうだ」
 ひとりが声を張りあげ、残りの面子も品なく囃したてる。
 麻衣は頬をうすく染めてうつむき、こわごわ身をすくめ、小さな声で。
「そ、それは……ごめんなさい。うまくできないから」
 可憐な少女がおどおどする姿は、男の情欲を猛烈にそそる。麻衣を見る男連
中の目が一斉にぎらついた。
「なんだあ。つまんねえな」
「だったら、別の面白いことをしようぜ」
 息をはずませ卑猥な笑みを浮かべ、かよわい少女を取り囲む。
 麻衣の背筋が凍る。本能で危険を察知したが、逃げ道はない。
「あ、あの、わたしもう……」
「まあまあ、せっかくだからつきあえよ。へへへ、楽しませてもらう」
「きゃあああ! や、やだっ、やめてえぇ! お兄ちゃあん」
 少女の甲高い悲鳴が河原に響く。悲鳴は、兄どころか誰にも届かず、レイプ
ショーの合図にしかならなかった。
「楽器より、いい声じゃないか」
「もっと聞かせてもらおう」
 男の手が麻衣の体をまさぐる。別の男が麻衣の服を引き裂きながら脱がせて
しまう。
「おっ、可愛いじゃん」
 下着姿になった麻衣の、慎しいふくらみをブラごと鷲掴みにして力任せに揉
みしだく。
「い、いたっ」
「おいおい。優しくしてやれよ」
「優しくしたら、もっといい声出してくれるかな」
 けらけら笑いながら、容赦なく未成熟の体を弄ぶ。
 ブラジャーが剥ぎ取られた。少女の体に残っているのはショーツとソックス
だけ。剥ぎ取った男は目を輝かせて、露わになった小ぶりなふくらみを直に握
って揉みはじめる。
 他の男が、ショーツの上から陰部をさすって、楽しんでいる。性に目覚めつ
つある少女のワレメは、相手が誰であろうと刺激に反応して濡れはじめていた。
 もうひとりは、麻衣とキスしようとしたが激しく抵抗されてうまくいかず、
代わりに指を口に突き入れて、なかをまさぐって蹂躙していた。
「もう我慢できねえ。本番だ本番」
 すでにズボンも下着も脱いで、準備オーケーの男がいる。
 ショーツをまさぐっていた男がうなずいて、秘苑を丸出しにさせた。
「突っこむのはいいが、ひとまわりするまでは中出し禁止な。他のやつのザー
メンぐちょぐちょの穴に挿れるのは萎える」
「わかってるよ」



 体を弄んでいた男がすべて離れ、勃起を振りかざす男があお向けになった麻
衣に覆いかぶさっていく。
「だ、だめ……い、いやぁ」
 瞳孔を開いて、小声で拒む麻衣。避けられない運命を悟りつつ、精一杯抗っ
ている。
「気持ちよくしてやるよ」
 男はにやけながら、モノの先端をワレメにあてがい、腰を進める。
 なかなか入らず、焦れかけたところでようやく亀頭が膣に侵入を果たした。
「おっ、これは……やったぜ、バージンちゃんだ」
「なに? しまった」
 男たちの目が結合部に集まった。根元まで入ってから引き出された肉棒に、
赤い液体が絡まっている。
「へへへ、もうけもうけ」
「ちっ。早く終わらせろよ。あとがつかえてるんだ」
 麻衣の純潔を奪った男は腰を数往復させただけで、未練たらたら次の男に代
わる。処女だった証に染まる穴に、新たな肉根が突き立てられる。
 ……。
 ……。
 入れ替わり立ち替わり。暴虐者たちは欲望の赴くまま、麻衣の肉体を貪りつ
くした。
 今日まで守られていた女性器は、おびたたしい量の精液を注がれ、閉じるこ
とも忘れてだらしなく垂れ流している。上の口にもイチモツを突っこまれて注
がれ、顔にもかけられた。華奢な体にもさんざんぶちまけられ、穢された。
 肉欲を満たしてすっきりした男たちは、悪趣味な品評を、それぞれ口走って
いる。
「バージンにぶちこむのは、たまらねえな」
「そうか? きついだけで、締まりの味はいまいちだ」
「いいんだよオマ×コはどうでも。控えめなオッパイが最高」
「そんな趣味お前だけじゃん」
 げらげら笑いあってから、腰をあげた。
「俺たちはもう行くぜ。寂しくないようにしてやる」
 去りぎわに男が、にやにやしながら脇に転がっていたフルートを手に取り、
麻衣の膣穴に無理矢理突っこんだ。白眼を剥いたままの麻衣は、小さく呻いた
だけ。
 男たちが姿を消し、再び麻衣はひとりになる。草の上に横たわる汚れた女体
が、時折り痙攣する。
「……お兄ちゃん」
 唇がわずかに動き、声にならない声が漏れた。開きっぱなしの瞳からは、滴
がひとつこぼれ落ちた。