5b-344 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/07/09(月) 19:53:33 ID:p9YGkB+U

 立ったままでするせっかちなキスとペッティング合戦が終わると、フィーナ
が先にベッドにあがった。追いかけるように達哉もあがり、おもむろに覆いか
ぶさる。期待に頬を染めるフィーナの、その期待通りに正常位で交わっていく。
「フィーナのなか、温かい」
「達哉は……熱いわ」
 肉襞と肉棒が溶けあうようにひとつになる。男根が女の穴の奥まで届き、達
哉もフィーナも喜悦の息を深々と吐きだした。
 互いへの愛に満ちるふたりはしばらく、ひとつになった喜びを静かに感じて
いた。男の棒はその位置に留まったまま雄々しく脈動し、女の襞は竿をぴっち
りと包んで淫猥に蠢動している。
 時の流れを元に戻したのは、男のほう。じわりじわりと、彼女の具合を探る
ように、巧みにペニスを振るう。フィーナが敏感に反応するポイントを着実に
刺激しながら、にやにや笑って問いかけた。
「ほらほら、フィーナ。どこが気持ちいい? 教えてよ」
「やだっ、い、言わせるなんて……あっ、ああん」
 言葉でお姫様を翻弄し、深く突き入れたままグラインドをかけて、膣奥を擦
りまくる。フィーナは舌をはみださせながら、とろけにとろけた表情で悶える。
細くくびれた腰が妖艶に、左に右にくねる。
 揺れ動く女の急所を逃がすことなく肉根が刺さる。エラの張った亀頭が子宮
の入り口までぶつかってきて、フィーナの脳内に快楽火花がスパークした。た
まらず緑瞳を大きく開いて「ああぁ……」と艶たっぷりに喘ぐ。
「どこがいいのか、ちゃんと教えてよ」
「ああっ、オ、オマ×コよぉ……奥が、奥に来るととってもいいのっ。あはぁ、
もっと、もっとしてえ」
 淫情に支配された姫が、猥語をもって答える。よくできましたというごほう
びに達哉は、重く鋭い打撃を膣奥に打ちこむ。
「ヒッ、ヒッ、アアッ。それ、ふ、深くて、こわれ、る、う、うはぁん」
 子宮のなかまで刺さるほどの突き入れに、フィーナは涕泣して身悶えする。
殺されそうと怖れおののきながら、そうなれば天国へ行ける、天にも昇る心地
よさで殺されるという倒錯めいた期待感で胸を焦がしていた。
 甘い泣き声は達哉をさらに欲情させ、男の体が躍動して女をいっそう責めた
てる。切先が奥を穿つと同時に太い肉根の根元が膣口を拡大する。性器を裂か
れるという恐怖でもフィーナは総毛立ち、恐れの感情はすぐまためくるめく悦
びに替わる。
 ペニスが出入りする肉壷内部はウネウネ蠢き、愛液を吐きかけてはそれを舐
めとるように襞がこすりついてくる。責める達哉は余裕を持っていたものの、
絶品ヴァギナとそういつまでも絡んでいられないという予感を覚えた。
 溶けてしまいそうな摩擦感に溺れすぎないよう気を引き締め、彼女を最後へ
導き己れも昇るべく腰を使う。工夫よりも勢い。ストレートな軌道で腰を振り
まくり、子宮口へなんども亀頭をぶつける。
「ンアアァ……も、もうだめ、だめよぉ。イク、イキそう、ああっ」
「もうちょっとだよ」
 フィーナが最後を訴え、美脚を伸ばして彼の腰に絡めた。達哉はクイクイと、
自分が一番気持ちいい抽送に切り替えて絶頂のタイミングを合わせようとする。
「ア、ア、ア……んふっ、んちゅ」
「んんーっ、ん、ん」
 昇り詰める寸前でフィーナは、不意に達哉の唇を奪って強く吸いたてた。だ
しぬけに来た可憐な反撃に達哉は虚を突かれたものの、唇で吸い吸われる愉悦
に身を任せ、肉棒を膣に深く切りこませて愛する姫とともに高く昇っていく。
「ふはっ!」
 鋭い突きを膣奥に浴びたフィーナが大きく息を吐き、同時にエクスタシーの
極致へ飛んでいく。
「くっ!」
 達哉はフィーナの腰が折れるくらいに強く女体を引きつけ、隘路の奥へ熱い
しぶきを撒き散らす。
 ドクンドクンという律動が繰りかえされるあいだ、フィーナの口からあられ
もない悲鳴がほとばしり、静かになったときには女も男も意識朦朧となって、
時折り戻ってくる絶頂の快感に揃って身を小さく震わせていた。