5b-328 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/06/23(土) 14:02:51 ID:FcNbfQ0R

 今日やるべきことがすべて終わり、あとは寝るだけとなった時間。もちろん、
ふたりきりになった恋人たちがあっさりと寝入るはずがない。達哉は服を脱ぎ
捨てるとすぐ、ころっとあお向けになってフィーナを手招きした。
「は、や、く。フィーナ」
「え? で、でも」
 ドレスを脱ぐぶん時間がかかったフィーナは、ようやくソックスだけを残す
姿となっていた。自分が先に横になるつもりでいたところにいきなり上になる
よううながされて、とまどう。さすがに愛撫もなしに女上位で結合できるほど、
高まっていないのだ。
「こっちだよ」
 全裸でなく白いソックスをワンポイント残す艶姿ににんまりする達哉は、近
寄ったフィーナの手を引き、己れの上半身へと引き寄せる。とまどい続けるお
姫様へ、
「顔を、またいで」
 と命じた。
「ああっ、は、恥ずかしいわ」
 彼の意図に気づいたとたん、フィーナの顔は薔薇のように真っ赤になった。
それでも命じられた通りにいそいそと達哉の顔の横に脚を置き、秘部をかざす。
 白くすべすべした脚のあいだに、魅惑の肉割れがある。魅惑的であり、幻惑
的でもある亀裂。恥毛がほとんど生えていないフィーナのヴァギナは女のすべ
てを達哉へ曝け出す。
 絶景に欲望を燃やす達哉の目は、肉唇がすでにほころんでしっとり潤ってい
るのを見逃さない。
「ふふ、もう濡れてるんじゃないの」
「そ、そんなことは……はああッ」
 高貴なる月の姫は顔面騎乗しようというだけで猛烈な羞恥に襲われている。
複雑な感情と違って女体はぷるぷる震えおののき、素直に悦んでいる。
 達哉の両手がヒップの肉を支える。彼の手に、フィーナがゆっくりと体重を
かけていく。
 陰部にかぶりつくかと思われた達哉の口は横にずれた。伸びた舌は太ももの
付け根をツツーッとなぞる。
「ん、んあッ」
 予想していたポイントをはずされ、漏らした声に不満の響きがのっている。
だが太ももだって相当の性感帯。甘い痺れで足から力が抜け、達哉の手に重み
が加わる。それでもまったくの余裕で達哉はフィーナを支えている。重くなれ
ばなるほど、フィーナが感じ入ってコントロールが効かなくなっているという
ことだ。快感度合いを手で感じられるのが嬉しい。
 太ももから、恥唇の外側へ舌先が移動する。だがまだまだ、ヴァギナ中心へ
は侵攻しない。フィーナの股間にあるのはおいしいおいしいごちそうだから、
がっついてはもったいない。
 フィーナが呻くような息を漏らした。彼の顔にまたがり、秘部をじっくりと
見られている。恥辱の体位でカッカと燃えあがり、体の奥が溶けてくる。とろ
とろに溶けた液体が割れ目から滴って、達哉の顔を濡らす。
「わはっ。フィーナ、ラブジュースが垂れてきた」
「やだっ、や、いやっ。もうこれ、お願い、やめ……んああああっ」
 顔に垂れた液をぺろっと舐めると、達哉は今こそそのときと、割れ目に舌を
ねじこんだ。唇も肉襞に密着させて、欲望のままにねぶる。あとからあとから
あふれてくる甘い液を舌ですくってはおいしく飲みこむ。
 いつしか、フィーナの腰が積極的に揺れ動いている。舌が掃くように動けば、
より強くこすられる方向に。羞恥に焼かれながら快感を求める本能だけに支配
されるようになり、淫らな腰振りで達哉の顔と交わる。
 姫が悦に入ったところで、達哉は舌を精一杯伸ばし、秘裂の上側にある肉豆
に届かせ、秘部が逆に振れたときにはアヌス付近まで舐める。淫楽ポイントす
べてをまさぐることにより、フィーナを急速に高め、待ったなしにオーガズム
へ昇らせた。
「アッアッ、アアッ、アッアアーン!」
 ヒップをぷりぷり揺らし、股間をもぞもぞ彼に押しつけて絶頂に悶える。達
哉はそのあいだも舌先を巧みに這いまわらせ、彼女を深く陶酔させていた。

(完)