5b-309 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/05/27(日) 12:50:56 ID:clOs6iBs

「うあっ、あっ、ああっ。フィーナ、これからずっと、いつまでも、いつまで
もいっしょだ」
「ああん、そう、そうよ。私と達哉、もう、もう離れない。一生ずっと、添い
遂げて、んああッ!」
 大きなベッドの上で、あお向けのフィーナに達哉が重なり、肉根の抜き差し
を繰りかえしている。抱擁していたときから感情が昂りきり、合体してからは
荒ぶる叫びが交錯して愛の嵐が吹き荒れている。
 月人と地球人、ふたりの関係はライオネス国王にも認められ、もう離れ離れ
になることはないはず。それでも、先が見えずセフィリア先代女王の無実の証
を探していたあの苦しい時の記憶は鮮明で、だからこそふたりのセックスは、
ぴったりとつながることで今の距離を確かめあう壮絶なものとなる。
 愛しているからセックスするのか、セックスすることでより相手を愛するこ
とになるのか。
 どちらが正しいということはない。そもそも、そんなことはどうでもいい。
 達哉はフィーナを愛し、フィーナと交わる。
 フィーナは達哉を愛し、達哉と交わる。
 愛しあうふたりはセックスをする。ひとつにつながる。
 愛欲に狂う達哉はフィーナの片足を担ぐと、大きく開かれた太ももの中心を
さらに勢いよく穿った。
 フィーナの白い裸身が、シーツの上でぴちぴち跳ねる。陸に打ち上げられた
若鮎のように。
「はあああっ! 強い、強いわっ。達哉、わ、私、こわれ、る」
「こわれない。こわさない。フィーナをいっぱい突いて、いっぱい気持ちよく
するっ! う、うあっ!」
 姫の漏らす息絶え絶えの声に、魂からの叫びで答える達哉。抽送のピッチが
あがり、ストロークも大きくなっていく。
 腰が一往復するたびに思いがチャージされ、肉体は悦びで震える。フィーナ
はうっとりした瞳で彼を見上げ、深く貫かれる愉悦に悶える。腰を振る達哉は
愛しい女のすべてを性器で得ようとばかりに深く深く突き刺す。
「う、うああぁ、いいッ、いいッ。すごくいいッ。も、もう私、アアッ、イキ
そう。イ、イッちゃう」
 感極まった声で、終焉を告げるフィーナ。突かれる勢いで美裸身が揺れ、お
椀型の乳房がプルンプルンと淫らにはずんだ。
「お、俺も、イク、から。フィ、フィーナ、うおおおおっ」
 なにもかも吹き飛ばすような高速ピストンを繰りだして達哉は駆け昇る。あ
っけなくフィーナが官能の極致へ飛ばされたのと同時に、達哉も絶頂を迎えた。
 ドピュウッ、ピュピュピュッ、ピュルッ、ドプゥ。
 数回にわたって、熱い樹液がフィーナの奥にぶちまけられる。子宮口が熱に
わななき、秘壺全体が収縮してペニスにしがみついた。
「ああ、ああ、ああ……」
 視界も頭も真っ白になったフィーナが喘ぎつづける。達哉は呻きながらスペ
ルマを放ちつづける。愛液と精液の混合液が膣をいっぱいに満たし、媚唇の隙
間からこぼれでてくる。
 やがてすべてを放ち終えてペニスがひくつくだけになっても達哉はまだ、彼
女の足を抱えあげ、腰をぴったりとくっつけていた。