6-554 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/05/21(月) 11:41:56 ID:Plle71mX

 日曜の午後、地球人である朝霧達哉が月人居住区の教会を訪れていた。
フィーナに誘われていっしょに通うようになったが、今日はそのフィー
ナに所用があって、初めてひとりで来ている。
 説話が終わってから、司祭であるエステル・フリージアは彼をお茶に
誘う。家に早く帰ってもフィーナはまだ戻っていないからと、達哉は誘
いを素直に受けた。
 エステルは地球人の少年を自分の部屋へ招き入れてから、用意のため
いったん部屋を抜ける。
 (彼が、フィーナ様の婚約者……ふふっ。)
 今まではフィーナといっしょだったから身をわきまえていたが、男が
ひとりになったことでこれはチャンスと妖艶な笑みを浮かべる。
 お茶に誘ったときから、エステルには魂胆があった。地球の男をもっ
と知りたいという欲を満たすべく、動く。
 「はい、おまたせしました。」
 カップをふたつ、お皿をひとつお盆にのせて、エステルが部屋へ戻っ
てきた。
 「あ、俺もやりますよ。」
 腰かけていた達哉が立ちあがろうとする。それこそがエステルのまさ
に狙っていたタイミング。
 「きゃっ!」
 「うわっ!」
 足をもつれさせたエステルは、達哉へ倒れこみながらお盆を引っくり
かえしてしまう。カップはちょうど達哉の太ももへ、湯気をたてていた
お茶が見事にズボンを濡らす。
 「きゃっ、た、大変です。は、早く脱がないとヤケドに。」
 「だ、大丈夫、だよ。」
 「だめです。早くっ。」
 持ってくる前に適度に冷ましていたからヤケドになることはない。そ
うとわかっていてエステルは彼のズボンを引っぱる。細い指は素早くボ
タンをはずしてジッパーをさげ、達哉が制止するより早くズボンをずり
下げていた。
 しかもズボンだけでなくトランクスまで下がっている。あわてて一気
に下げたようでいて、エステルは意図的に指を引っかけていたのだ。
 達哉はもちろん司祭少女の企みに気づくことなく、股間が剥き出しに
なったことで大いにあわててしまう。
 「わわっ、み、見ちゃ。」
 「気にしないでください。私は司祭です。」
 司祭だろうと誰だろうと性器を見られるのは恥ずかしいに決まってい
る。あわてる達哉に合わせてあわてる振りをするエステルは心のなかで
ペロリと舌を出している。



 隠そうとする男の手を巧みに押しのけ、エステルは達哉を再度腰かけ
させた。
 こぼれたお茶が、ズボンから浸みとおって太ももの付け根を濡らして
いる。
 「ああっ。」
 心配の色を含んだ女の声は、実は悦びの声。エステルはいきなり顔を
伏せて、達哉の太ももを舐めはじめた。
 「え、エステルさん!? な、な、な。」
 「舐めて、冷ませば、ヤケドは、んろ、ん、ぺろぺろ。」
 司祭少女はけなげに舐めているようで、舌腹と舌先を妖しく蠢かせて
いる。こぼれた液体よりも遥かに大量の唾液がぬめり、幾重にも塗られ
ていく。
 お茶がこぼれたハプニングにさらなるハプニングが加わって達哉はパ
ニック状態。「や、やめて。」「も、もういいから。」と小声を漏らす
ものの、主導権を司祭少女に握られていて、素直に“治癒”を受けるし
かない。司祭様はここまでしてくれるんだと考えてしまっているのだか
ら、おめでたい。
 エステルは患部を舐めながら、そのそばの肌を指でくすぐっている。
太もものすぐ上にはまだ柔らかい肉根があるが、さすがにそこまで指が
伸びることはない。男のもも肉の感触を確かめるように、しなやかな指
が艶かしく這う。
 「く、う、うひゃ……だ、だめで、すよ。」
 美少女に肌を舐められ、くすぐられ、男の器官はごくごく自然に反応
してムクムクと体積を増していく。勃起に血液が集まることで、達哉の
頭から判断力が失われていく。
 男の声、息遣い、そして肉勃起の気配。時至れりと、エステルは顔を
あげるやいなやいきなりペニスに近寄せて、王冠部をぱくっと含んだ。
 「うわわわぁ! そ、そこは別に、な、なにも、う、ううぅ。」
 「はふ、い、いいんです。粗相をした、お、お詫びです。」
 達哉は大声で叫んだものの、敏感な器官を舌で撫でられる快感に麻痺
してしまって動けない。エステルはひたすら尽くす素振りで、ちゅっ、
ちゅちゅと優しくしゃぶり、達哉の男根の味をみる。
 (こ、これがフィーナ様とひとつになったペニス……んふ、固くて、
い、いい感じ。さすがフィーナ様もお目が高い。)
 今までに知るどの月人男のものよりも固く、長さも充分なペニス。少
年らしい青臭さも好ましい。



 エステルの頭が下がり、竿の半ばまで呑みこんだ。舌が生き生きと跳
ね動き、鈴口にカリ、竿のごつごつへ絡みつく。
 「う、うまい……フィーナより、も。」
 達哉がごくっと息を呑みながら、つぶやく。夜の交わりで愛する姫に
してもらうフェラチオよりも遥かに気持ちいいのだ。思わずつぶやいて
から、はっとなったが、すぐに股間からひろがる愉悦の虜となってしま
う。今意識したばかりの月の姫の存在が、ぼやけてしまう。
 つぶやきを耳にして、エステルは会心の笑みを浮かべた。高貴なる姫
も男に口で奉仕しているという事実、そしてまだそれほどうまくできな
い事実を聞き取って、悦に入る。
 (それなら、最高のテクニックを教えてあげましょう。)
 優越感に頬をゆるませ、月での淫蕩な生活で身につけた口唇テクニッ
クを存分に振るう。
 カリを唇で咥えこみ、唇を震わせながら舌先で亀頭全体をいたぶる。
 唇を離し、裏筋をツツーッと舐めあげる。
 大きく頬張って、口内空間でツンツンレロレロと舌を揺らして男を翻
弄する。
 「く、う、うひっ、う、うはぁ。」
 絶技を浴びる達哉はだらしない表情で、なんともいえない愉悦に浸り
きっている。ここにもしフィーナが踏み込めば、即刻手打ちになるだろ
うみっともない姿。
 エステルは濃艶にほほえむと、玉袋を舐めしゃぶり、会陰に舌を這わ
せ、アナルに口づけした。皺穴に唾液を塗りたくり、チュー、チューと
強く吸引して、達哉を狂わせる。
 「ひ、ひ、そ、そこ、そ、それ、うひいいぃ。」
 アナル舐めなど、達哉の性知識のどこにもなかった。排泄器官を女が、
しかもこんな綺麗な少女がキスするなんてと度肝を抜かれかけたが、窄
まりに生まれる妖しい圧倒的な快感がすべてを押し流し、だらしない顔
に戻って全身をうち震わせる。
 (ふふふ。そろそろ、とどめ。)
 エステルはアナルのなかまで唾液で濡らすと、ペニスに戻った。リズ
ミカルに、浅く深く咥えこみ、舌をチロチロ這わせる。唇の締めこみも
強く弱く、変化に富んだしごきで達哉の官能を急上昇させる。
 卓越した口唇ピストンを繰りだしながら、指でアヌスをまさぐってい
く。ピストンのリズムでくすぐっていた指は、達哉の呻きが大きくなっ
たところでいきなりプスッと腸内に潜り、ぐりぐりと前立腺をこねるよ
うに揉みたてた。指責めに合わせてペニスを深々と咥え、強烈なバキュ
ームフェラをお見舞いした。
 「ぐああああぁ!」
 苛烈な前後責めをくらって、達哉は昇天した。ドバッと白い激流が、
司祭少女の口で荒れ狂う。
 (す、すごい……たっぷり出て、匂いも味も……あはん。いい、いい
わ。もっと出して。)
 一物の外見にふさわしいスペルマの奔流にエステルは満足し、目もと
を潤ませながらごくりごくりと嚥下していく。
 長く続いた射精で注がれた大量のエキスをすべて呑みほすと、ようや
く身を起こす。射精のあいだも、終わってからも、舌と唇で弄んでいた
から一物はカチカチに勃起したままだ。
 「とっても、おいしかったです。うふ、お茶なんかよりもずっと。」
 甘え声で言いながら唇のまわりを舐めまわす仕草は、少年には目の毒
というほど蠱惑的。見せられた達哉のペニスがピクンと反応した。
 「……もっと楽しみましょう。」
 妖美にきらめく瞳に引きこまれ、達哉はこくりとうなずいた。