5b-295 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/05/15(火) 12:43:30 ID:3L8i+GbQ

(あ、あ、あ……出てる)
 達哉の上にまたがって卑猥に腰を振り乱しているフィーナが、熱い喘ぎとと
もに自覚する。子宮のある辺りから、濃厚な粘液が分泌されていることを。
 穴の奥からあふれてくる恥液は、膣前庭から出るバルトリン腺液よりも粘っ
こく、ペニスに絡みつく。官能が燃えさかって激しく発情すると出てくるこの
液体は、フィーナがイク寸前まで高まっている事実を強く意識させる。
 キュンと秘壺全体が収縮し、フィーナの腰遣いが不規則になる。「あっ、あ
っ、あっ」と短いリズムで切迫した息を吐き、男へ訴えかけた。
「も、もう、私、ん、あっ、ああっ、イキ、そう」
「ん? まだまだ」
 放出まで余裕のあった達哉はフィーナのヒップを抱えこむと、ドロドロの膣
壺をかき混ぜるように腰を回転させた。フィーナの腰をまわすだけでなく自分
の腰もローリングさせ、強く肉棒を揺り動かす。
「ふはっ、はっ、だ、だめなのぉ」
 奥への突きあげがなくなり、エクスタシーへすぐさま飛んでいくのは避けら
れた。粘液でどろどろになった膣空間を攪拌されるのも、適度な快感がある。
 しかし絶頂ぎりぎりまで達していながらイカせてもらえない状態は焦燥の嵐
を生む。フィーナは矢も盾もたまらず、甘美なすすり泣きを漏らしながら達哉
へとどめをせがんだ。
「お、お願い。もうだめ、だめだから、はっ、早く、イ、イカせて。お願い」
 自らも積極的に、足に力をこめて腰を上昇させようとするが、達哉の手がが
っちりと縛っている。力のこもった手は縛るだけでなく逆に引きつけ、達哉は
膣深く入った淫棒をテコの原理を利用してぐりぐりと振りまわし、襞々を強く
こすりたてた。
「ンヒィ、イ、イイィ」
 フィーナの目の前にパッパッパッとフラッシュが焚かれた。頭をうねらせ、
銀髪が華麗に宙を舞う。
 これこそエクスタシーと陶酔モードに入りかけたが、ほんのわずか快感が足
りず、じりじりもやもやと官能がくすぶる状態へ戻った。
「お、おね、がい……も、もうイヤァ……」
 イケると思ったのにイケなかったのだから、フィーナはもうたまらない。感
情のコントロールを失い、涕泣というより号泣に近い泣き声をあげる。泣きな
がら腰を卑猥にくねらせようとしているのが貪欲であり、いじらしくもある。
 姫の泣く声が達哉の琴線に触れた。だしぬけに手を離したから、ふわっとフ
ィーナの腰が浮きあがった。
 縛りがほどけ、フィーナの泣き顔は淫悦にとろけた顔に一瞬で変わる。
“これで”とばかりに思いきりよく細腰を沈下させた。下から達哉の腰が勢い
よく跳ねあがった。
 剛直が牝穴を一直線に貫く。恥骨同士がぶつかるほど陰部が密着し、亀頭は
子宮口にめりこまんばかり。
「んはっ!」
 フィーナは目を剥き、口をパクパクと半開きにした。あまりに苛烈な衝撃が
全身を駆け抜け、声はおろか息すら出ない。
「ふんっ!」
 満を持して達哉が大きく息を吐いたとき、鈴口から白いマグマが噴出した。
奔流は出てすぐ子宮の入り口にぶつかり、重力をものともせず女の壺に次々に
流れこんでいく。
「……ふ、ふは、ふはぁ、は、入ってる。達哉が、達哉の熱い、精が……んん
んぅ」
 熱いエキスを注がれたことでフィーナに活力がみなぎる。感覚が戻ったとた
んにめくるめくエクスタシーの波に運ばれていく。淫らな姫は快美感に深く陶
酔しながら、奥まで食いこんでいる陰茎を膣洞全体で締めあげ、精の滴をすべ
て吸いあげようと腰を小刻みに揺すって甘い吐息を漏らしつづけた。