6-368 名前: 1+1≠2(にられば) [sage] 投稿日: 2007/03/10(土) 10:54:50 ID:2zcd5VcM

「はぁはぁはぁっ」
自室で高鳴る胸を押さえている茉理。
その顔は真っ赤だ。
「あ、あんなっ………」
偶然なのか必然だったのか直樹のモノを見てしまったのだ。
「あ、あれが、入っちゃうんだ………」
ついついスカートを捲ってその中の下着を見る。
何時までもドキドキが収まらず、勉強どころではなくなった茉理だった。

その頃、直樹は何とか意識を回復して衣服を身に着けていた。
「全く………美琴もそんなに驚く事無いだろ………」
「だって………その、恥ずかしかったんだもん、仕様が無いじゃない」
「お互いの裸なんてもう、見てるのに………」
「もう、なおくん、駄目だよ。恥ずかしい物は恥ずかしいのっ!!」
保奈美にまで言われると直樹も何とも反論の余地は無い。
「美琴もちゃんとノックしてから入らなきゃ駄目だからねっ」
「はぁい………」
こうして居る間にも時間は過ぎ行く。
勉強を始めて一時間がたった頃だろうか。
因みに冬が差し迫ったこの時期に、直樹は既に部屋のテーブルをコタツに
変えていて、三人はそこで勉強をしていた。
「保奈美、ここの公式だけどc」
「うん、ちゃんと出来てるよ。なおくん」
「保奈美っ、この数式あってる?」
今度はぐったりとした美琴が解答を求めてくる。
「もう、美琴ったら全然違うよ」
「えぇっ、これ解くのに五分は使ったのに………」
ヘナヘナとコタツに突っ伏す美琴。

その頃、茉理はキッチンに居た。
一向にドキドキが止まらない。
ひとまず、早鐘の如く鼓動を続ける心臓を、心を落ち着かせようとお茶を飲もうと
お湯を沸かしている最中だった。
今もお湯が沸かないかガス代のケトルと睨めっこしている最中だった。
直樹の肉棒の事を忘れようと考えるが余計にハッキリクッキリとそのイメージが頭に
浮かび、こびり付いて離れない。
「………………………今、直樹と保奈美さんは部屋で………………………」
ふと思っていた事を口に出してしまう。
でも、美琴がいるのでそれは無いかと考える。
ただ、こうしている間にも自然と自らの指が股間に、スパッツの上に置かれて何時の
間にその下に縦に伸びているスジをなぞっている。
「はぁ、はぁっ」
段々と股間がヌルヌルとしてきているのが分かる。
そしてそれはパンティを侵食し、スパッツに染みを作り出していた。
その時だった。
カチャ
「きゃっ」
いきなり、リビングが開きビックリする茉理。
「あ、茉理ちゃん?大丈夫?」
リビングの入り口から声を掛ける保奈美。
「だ、大丈夫です。どうしたんですか、まだ一時間位しか経ってないのに………」
「うん、ちょっと集中力が続かない人がいてね。それでお茶にしようかと思って………」
「そ、それなら私がもっていきますよっ。今、お湯を沸かしてますからっ」
「そう、じゃあお願いしちゃうね」
リビングから去っていく保奈美。
なんとか自らの自慰行為の現場を押さえられずに済んでホッとする茉理だった。
そしてその頃、直樹の部屋では美琴が抜駆けして直樹と『保健体育』の勉強を始めていた。