6-367 名前: 1+1≠2(にられば) [sage] 投稿日: 2007/03/09(金) 00:54:51 ID:y5NaMyK4

「じゃあ、私も勉強でもするかなぁ………」
テストが近づいているのは茉理も同じである。
かくして三人で二階に向かう。
因みに直樹と美琴の事を茉理は当然知らない。
「じゃあ、私はこれで………」
自室に入る茉理。
そして美琴はドキドキしながら直樹の部屋の前に立つ。
(初めて入る直樹の部屋………)
保奈美を見る。
ゆっくりと首を縦に振る保奈美。
意を決し、ドアのノブを握る。
そして遂にノブを回す。
「入るねぇっ!!」
美琴らしい元気な声で突撃!!
しかし、
「………………………」
一瞬、時が止まった。

自室に入る茉理。
いきなり、ポスンっとベッドに身を投げる。
何故だろう?
近頃、依然と比べ、直樹との接触が減っている。
それは直樹と保奈美が正式に付き合いだしてからの事だ。
それまでには無かった何かが心に引っ掛かる。
「………直樹にちょっかい出せなくなったからかな………」
無意識の内にそんな事を口に出してしまう。
何か悶々とする胸の内。
テスト勉強をしようにもこんな状況では勉強に身が入らない事、確実である。
「はぁ………」
そんな時だった。
「きゃあぁぁぁぁっっっ」
絹を切り裂くような悲鳴。
それは直樹の部屋からだ。
ダッと跳ね起きると急いで直樹の部屋に駆け込む。
すると………
「も、もう、なおくんったら………」
「もう、スケベ、馬鹿、変態っ」
「う、うるさいっ!!」
その叫びの原因は直樹。
直樹は素っ裸で恥ずかしそうに股間を押さえている。
何だか心配で駆け込んだ茉理は馬鹿らしくて呆れ返る………どころか
何だか腹立たしくなって、メラメラと燃えるように怒りがこみ上げてくる。
「くぉのっ、馬鹿直樹ぃぃぃっっ!!!!!」
茉理の強烈な蹴りが直樹の股間に直撃。
「グゥッ………ノックくらい………してから入れよ………美こ………」
そのまま後ろに倒れる直樹。
その際、直樹が隠していた股間は両手が離れてフリーになってしまった。
直樹の股間から大きな巨塔が垂れ下がる。
そして無論、茉理もそれを目撃してしまうのだった。