6-352 名前: 1+1≠2(にられば) [sage] 投稿日: 2007/02/23(金) 21:03:27 ID:nfSqcYJS

体操服の中に手を入れ、ブラジャー越しに美琴の胸を揉み解していく直樹。
とはいっても胸全体を覆っている訳ではない。
指先はその柔肉を優しく掴んでいる。
チュッチュッチュッ
何度も唇が離れては接合し、二人の口元には唾液がベットリネットリと塗られている。
(わ、わたしも激しくしていいのかな?)
直樹に積極的に押されている美琴。
リードされているというより美琴自身がマグロ状態な感じではある。
こうしている間にも直樹は腕で起用に体操服を脱がしに掛かっていた。
(もう、手馴れてる感じがして少し嫌かもっ)
保奈美に許可を得て割り込んでは見たものの、保奈美で培った直樹の
高等技術を初めての時に使われるのは何だか腹立たしい。
そこで美琴は直樹が唇を離した瞬間、おもいっきり息を吸い込み自分から
直樹の唇を奪いに行った。
美琴に唇を奪われて驚く直樹。
美琴が積極的になったのかと思ったがそれは違った。
そのうちに自分から唇を離すだろうと考えていたが一向にその気配が無い。
(く、い、息が………)
ろくに呼吸もしないうちに唇を奪われてしまった。
鼻で息しようにも美琴が激しく舌を絡ませて攻めかかっているのでそうも行かない。
そうしているうちに直樹の意識は飛んだ。

うっすらと直樹の目が開く。
「あ、なおくん、気が付いた?」
「大丈夫?直樹」
「………大丈夫な訳無いだろ………………………っておいっ」
美琴を見た瞬間、絶望感に襲われる直樹。
「み、美琴、もう脱いでるのか?」
脱いでいるといっても体操服だけで下着姿になっている。
「なおくんがいやらしいからだよ」
「俺の所為?」
「私が始めてなの知ってるくせに、脱がせ方がいやらしんだもん」
「………ごめんなさい」
確かに保奈美とする時と変わらないものであった。
「でもそれは、美琴が可愛いから張り切っちゃったんだよ。ね〜、なおくん!」
「え、え、そう………なの?」
「ま、まぁ、そういう事になるかもしれない………」
「もう、素直じゃないなぁ、直樹は………」
赤面しつつも笑顔を覗かせる美琴。
「せっかくだから、ベッドのある私の部屋に行かない?」
いきなり提案する保奈美。
そう、そこは居間なのだ。
ソファーの上では確かに狭い。
幅は人一人が寝られる程度しかない。
という訳で保奈美の部屋で仕切り直しとなった。
保奈美のベッドで三人にとって新たな一ページが刻まれる事になるのだが………………………
直樹はそれが保奈美の戦略的後退であると同時に、藤枝、渋垣両家の
合意の上に成り立った策謀である事に気付いてはいなかった。

その頃、某マンション。
部屋にある数台のモニター。
その一つには、直樹と保奈美、美琴が映っている。
「や、やめましょうよ、こんな盗撮紛いな事………」
「何よ。何だかんだココに機材持ち込んだのはあんたでしょ」
興味津々にしっかりと監視している二人だった。