5b-170 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/01/22(月) 19:27:04 ID:3X8NIe7L

「んっ、んろ……んちゅぅ、っぷ……れろれろっ」
「くはぁ、く、ううぅ、うわわぁ〜」
 達哉の口から、男らしからぬ可愛い悲鳴が漏れた。それもそのはず、剥き出
しの股間に麻衣が顔を寄せて、抜群のフェラチオで奉仕してくれているのだから。
 アイス舐めで鍛えたからか、麻衣は肉棒を咥えこむよりも舌でぺろぺろ舐め
て奉仕するのが得意だ。舌の腹をくなくなとこすりあわせ、舌端でなぞる。セッ
クスよりもフェラチオに慣れている彼女がテクニックを駆使して責めれば、達
哉はひとたまりもない。我慢しきれずに精を噴いてしまうこととなる。
 達哉も麻衣とのセックスを重ねてそれなりに耐久力がついているのだが、妹
のフェラチオには耐え切ることができない。麻衣はセックスのたびに必ず肉棒
に口で奉仕し、達哉の耐久力アップ以上にフェラテクを磨いているから。それ
どころか、今でもひとりでこっそり練習しているくらいだから。
「んぷ、んちゅ。お兄ちゃん、可愛いよ」
 必死になって快楽に耐えている兄の顔が、声にも増して可愛い。見上げる麻
衣はにっこり笑ってから、肉茎のごつごつに唾を絡めるように舌を這わせた。
「く、う、うはぁ……ひゃ、ひゃあっ」
 ぬらぬらする舌に快楽ポイントをちろちろとくすぐられ、今度は笑いにも似
た叫びをあげてしまう。
 くすぐりの悦楽は性的な気持ちよさと似て異なり、それらがミックスするこ
とで膨大な愉悦となる。達哉の目は開いていながら淫楽の霧が立ちこめなにも
見えず、股間からひろがってくる至上の快楽しか感じられなくなっている。
 麻衣は、達哉がいつ射精するかを舌腹に感じる震えで読み取ることができる。
 だから今も、
「んあっ……ふふ、お兄ちゃん、とっても気持ちいいんでしょ」
「あ、あ、ああぁ……」
 高まっていく寸前で舌奉仕をやめ、兄の快感を醒ます。なるべく長く口舌奉
仕したいという気持ちがあるからそうするのだが、達哉からすればそれは焦ら
しでしかない。その焦らしでより快楽が高まるのだが、射精しようというとこ
ろにやめられては悶々となるばかり。
「なあ、もう出したいんだ。お願い」
 なんどもやめられたところで、射精に導いてくれと頼んでしまう。男として
は情けない構図だが、それほどまでに麻衣のおしゃぶりに溺れてしまっている
のだ。
「へへへ、ちゅ、どうしようかなあ」
 楽しそうに陰茎を弄び、いたずらっぽく輝く目で兄を見上げる。
「お願い。こ、このままじゃ、つらくて」
「うん。いっぱい気持ちよくするから、いっぱい出してね」
 どこまでが限界か、兄をよく知る麻衣だからこそ焦らしをここまでにして陰
茎をすっぽりと口に含む。口内にある一物をぺろぺろれろれろ、舌腹と舌先を
同時に使う秘技で兄を一気に昇天させる。
「うっ、うほっ、ほわ、はああぁ」
 びくっと背を震わせ、恍然となる達哉。
 そのときには大量のスペルマが麻衣の口にあふれている。
「んぐ、ぐ、んんんっ、んごっく、ごくごっくん、こくん」
 ブワッとひろがった精液臭に一瞬顔をしかめたが、すぐに唇を引き締めて、
一滴もこぼすことなく飲み下していく。ペニスの律動はなかなか収まらず、口
を満たす精液の量も半端じゃなかったが、こくこくと飲みつづけていればいつ
かはなくなる。
「ふう。いっぱい、出たね」
「ああ、ああ、ああぁ……」
 とっくに射精は終わっているというのに、達哉はまだ放出の快感に酔ってい
る。麻衣は眉を逆立てると、指でパチンと陰茎を弾く。
「あてっ……あ、ああ、麻衣。どうもありがとう。すっごく、気持ちよかった」
「どういたしまして」
 とってつけたような兄の礼に答え返した麻衣の頬はかすかにふくれていた。