5b-166 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2007/01/12(金) 21:14:32 ID:th1h7baU

「さあ、フィーナ」
 ベッドに腰かけ、両腕を左右に開いて月のお姫様を待つ達哉。顔には幸せ
いっぱいという表情が、股間には隆々とそそり立つ肉根がある。
 フィーナも幸せに酔いしれた顔で、彼の膝をまたぎながら抱きついた。片手
を落として屹立を指で支え、秘裂へあてがうと、すとんと腰を落としてしまう。
 女の窪みはずっぽりと愛する男を根元まで呑みこみ、きゅっきゅっと嬉しそ
うに締めつける。
「あフん。あっ、ああっ、好き、好きよっ。達哉。も、もっと」
「フィーナ、俺も大好きだっ」
 対面座位の結合が完了すると、ふたりは腕をまわしあってきつく抱きあい、
劣情のさかるまま唾液を垂れ流しながら唇を貪りあう。こぼれ落ちてもいっこ
うに構うことなく唾液を交換し、舌を互いに引きこんでは艶かしく絡ませあう。
「ひゃふっ」
 膣穴に深々と突き刺さっている肉根が、濃厚なキスでひとまわり大きくなっ
た。すでに限界まで勃起していたから体積の増加は微々たるものだが、ぴった
りと張りつく膣粘膜を押しひろげられたフィーナは達哉のモノが体のなかいっ
ぱいにひろがってくるように錯覚してしまう。
「すご、すごいぃ。こんなに、なって、うはあぁん」
 錯覚が錯乱を生んだのか、自分からも陰部に陰部をぐいぐい押しつけて、ペ
ニスをさらに深く呑もうとする。膣により入りこんでくるから、さらに大きく
感じてしまう。
 達哉は唇と唇を密着させ、こぼすことなく唾液を送りこみながら腰を弾ませ
て抽送を開始する。ベッドのスプリングを利用して、腰の振れ幅を大きくし、
ダイナミックな抽送で月の姫を責めたてる。
「っあ、んんんっ、んくぅん、んむぅ」
 激しく責められても、唇をふさがれているから声を出せない。出せない声が
肉体に逆流し、いっそう強い快感となってフィーナは悶えた。
 達哉の腰の突きあがる勢いがどんどん増す。突きあげられるフィーナの体が
跳ね、淫蕩にくねる。愛と欲に溺れる男と女が荒れ狂い、遂には口の接合が解
ける。
「ぬひいぃん、や、あ、ああっ、深すぎるぅ。ああっ、だめえ、わ、わたし、
こわれるぅ……ふはああぁん」
 とたんにフィーナの口から感極まった媚声が放たれる。極限まで勃起した肉
根で激しく穿ちぬかれて、半狂乱となっている。
 達哉は暴れ馬のようにベッドで跳ねる。上で躍るフィーナが馬を乗りこなし
ているようで、実体は逆。馬のほうがフィーナを飛ばさず、落ち着かせず。女
の穴を無慈悲なまでに貫き抉り、姫を狂わせて嬌態を晒させている。
「も、もうだめ、らめえ。イク、イふぅ、イッひゃうの、ね、ね、ね、達哉も、
い、いっしょ、いっしょがいひいっ。んはあっ!」
「ああ、いつもいっしょだ。イクときも、俺も、イ、イク、から、うおおおおっ!」
 先に声を荒げて強く抱きついたのはフィーナ。絶頂寸前で泣き叫ぶと、呼応
して達哉が吠え、きつく抱きかえしてくる。
 膣壺と肉茎が一体になったとき白い樹液が恐ろしいほどの勢いで噴出し、姫
とその婚約者が昇りつめる。
 びく、びく、びく。
 声をあげられないほど感じ入っているフィーナの細い身体が震えあがる。
 達哉は鈍い呻きを洩らしながら、子種液を彼女へ注ぎこむ。牡の本能のまま
に、すべてを彼女へ渡すべく、子宮の奥へ精を注入する。
「ふは、は、はあぁ……」
 充足感に満ちた息を吐くフィーナの顔は、愛する男とひとつに溶けあった喜
びで最高に輝いていた。