5b-151 名前: フィーナらぶ [sage] 投稿日: 2006/12/29(金) 21:13:06 ID:uesRiKTS

 全裸のフィーナを下敷きにする達哉。男の股間は熱り立ち、女の股間はしと
どに潤んでいる。今こそドッキングのとき。
 切先を肉襞の狭間に合わせ、進めようとする。しかし、ちょっとでも気を抜
けば濡れ濡れの秘唇を滑って合体は失敗してしまうだろう。入れる前に達哉は
軽く息を吸って吐いた。
 なんども挿入しているのに、フィーナの肉穴はきつく、固い。
 男を知っているのにここまで陰門が閉ざされているのは、女の神秘を常に隠
す慎ましさの表れ。なかなか入れてくれない意地悪をすることで、埋めこんだ
ときの快楽を壮絶なまでに高めてくれる。月のお姫様の持ち物は、男を極限に
まで感じさせる最高の名器。
「いくよ」
 それだけで十分な一言を送って腰をせり出させる。目を閉じているフィーナ
が小さくうなずき、わずかに眉根を寄せた。
 いかにきつく閉ざされていても、欲望に燃える男が力強く押しこめば一物は
なかへ入っていく。亀頭が蜜肉にくるまれ、隘路をじりじりと進み、一体化の
プロセスが進行する。
 竿が襞に覆われる面積が増えるにつれ、達哉の顔が至福にとろける。
「あ、ああぁ……いい、いいよ。フィーナ。入っただけで、こんなに気持ちいい」
「アフぅン。私も、すごくいいぃ……だって達哉の、とっても熱くて、逞しく
て、ドクンドクンってしてるんですもの……はっ、はああッ」
 灼熱の牡棒を突っこまれるフィーナも歓喜によがっている。愛する男の性器
こそ、フィーナを桃源郷の果てまで導いてくれる、かけがえのない大切なもの。
達哉への愛が女肉を直接動かして、胎内に入ってきた男のシンボルを歓待する。
 達哉は奥まで挿入して、大きく深呼吸した。フィーナは瞼を開いて、優しい
瞳で彼を見上げる。
 達哉もフィーナも緊密なつながりに満足して、しばらくじっとしている。
 腰を揺すったのは、どちらが先だったろう。どちらだったにしても、すぐさ
ま息の合った揺すりあいになり、達哉の腰は急ピッチな抽送となる。
「あっ、ああっ、達哉っ。す、すごく入って、アン……こすれて、んっ、あ、
あ、熱いのっ。体が、燃えるっ」
 達哉の腕のなかにいるフィーナの体はほてっている。しかし抱くほうの達哉
の体はもっと熱い。彼女への燃える思いが心だけでなく体に満ちている。
「フィーナ、俺、俺、こうしてフィーナと、あ、ああぁ」
「わ、私も、達哉と、あ、アアッ。だめ、も、もっと、でも、んあッ」
 男の直情をぶつけられ、固い肉槍で鋭く貫かれ、フィーナの官能の上昇がと
まらない。どこまでも昇っていけると思ったときにはもう全身が爆発しそうな
ほどのエクスタシーが充満していた。
「いやっ、いやっ、あっ、ああッ、アーッ!」
 もっと愛されたい。愛を感じていたい。心がそう願っても、肉体がより大き
な快楽を切望し、望み通りの快楽が爆発した瞬間に吹き飛ばされてしまう。
 あきらめ悪くばたばたと暴れるように腰を揺らしながらフィーナは絶頂を迎
えた。びく、びく、と、ほてりの赤に染まった白い肢体が震えあがる。
「俺も……フィーナぁ!」
 すぐさま達哉もフィニッシュへ。肉棒を深く突き刺して、熱い樹液を子宮内
へしたたかにぶちまける。
 子宮には収まらないほどの大量の精が噴出し、あふれた液は膣壁に付着する
だけでなく逆流して外まで流れ出てきた。熱液がシーツに染みをひろげる上で、
意識おぼろなふたりが固く抱きあい、未だつながっている性器の感覚にとろけ
ながら歓楽の吐息を吹きかけあっていた。