5-708 名前: 270 [sage] 投稿日: 2006/12/10(日) 23:56:43 ID:VHbITKA5

 びよよ〜ん、という擬音が聞こえてきそうな程の威勢の良さで跳ね上
がり飛び出した直樹のムスコ。酸欠でブラックアウト寸前の本体に変わ
って深呼吸でもするかのように元気一杯である。
 「きゃ……!!」
 「ぅわお♪」
 「んぐ〜〜〜っ! んぐ〜〜〜〜〜っ!!」
 いや、もしかしたら瀕死の状態でのみ発動するという種の保存の本能
が成せる技なのか。平泳ぎの練習を思わせるキックを宙に放ち続ける両
足の間でそそりたつ男の象徴もピクピクと痙攣している。
 「ちょ……やだ………どっかやってよぉーーーっ!」
 思わず顔を覆った指の間からちゃっかり観察しつつ文緒が上げる非難
の声も何処吹く風。すっかり魅入られたらしい美琴はアルコールと発情
とで頬を染めたまま、淫蕩な笑みで自らの唇を舐め回す。
 「ねぇってば! 天ヶ崎さんっ!」
 「ね〜直樹ぃ〜? もぅパンパンだよぉ〜?」
 「ぶはっ……げほっ、げほげほっ……」正に天にも昇る心地よさで地
獄行き手前で81Cから開放された直樹「……お、お前、マジで俺を昇
天させるつももががががっ!?」
 「久住くんっ!?」
 ……だったのだが、今度は別の81センチにのし掛かられて再び呼吸
困難に。少女特有の甘酸っぱい汗の匂いと体臭に加え、発酵しかけの
乳製品にも似た香りを放つ愛液が薄手のレース越しに口の周囲に塗りつ
けられ、鼻で息を吸い込む度に頭がクラクラしてしまう直樹。
 「や〜んっ♪」と鼻にかかった嬌声を挙げ全身を震わせる美琴「直樹
の鼻が擦れて感じちゃうのぉ。そんなに動かないでぇ、恥ずかしいから
匂い嗅いじゃヤだよぉ♪」



 「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
 もはや言葉も出ない文緒。男の顔の上に跨り、いきりたった男性器を
握りしめながら腰を揺らす級友の痴態だけでも十二分に衝撃的だという
のに、味に騙され無警戒に飲み過ぎてしまったアルコールの所為で全身
の血流が急激に沸騰し始めているのだ。
 「えへへ〜♪」そんな文緒に見せつけるかのように、得意げに浮かれ
た顔で右手の中の直樹を擦ってみせる美琴「ほらほら、すっごく逞しい
でしょ? これがね、いつも私のをこといっぱいいっぱい愛してくれる
んだよ? 直樹って凄くもスケベだけど、エッチの時はとってもとって
も優しいんだよ〜?」
 「え、エッチの時って……」ごくり、と文緒の細い喉が鳴る「……そ
んなの、人に自慢する事じゃ……」
 「あれれぇ? 秋山さんって、実は直樹のこと好きだったんじゃない
のぉ?」
 「な………!」
 「んぐーーーっ、んぐぐーーーーっ!!」
 「でも残念、直樹は私の物だもん。こんな風に…………あむっ。」
 「きゃ!」
 「……んむっ、ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……」
 何の躊躇いもなく。いや、それこそ大好物の飴か何かの様に直樹のペ
ニスを根本まで一気に頬張る美琴。意図的にとしか思えない卑猥な水音
を立てながら、ポニーテールが上下に揺れる。
 「ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅるる………っと、ほら見て? 私の唾でベト
ベトになっちゃったね?」
 


 美琴の唾液に塗れ、テラテラと蛍光灯の光を反射する直樹の肉棒は口
唇奉仕で限界にまで腫れ上がっている。その竿の部分に舌を伸ばし、全
体を清めるかのように熱心に舐め回す美琴の顔は恋人と交わる女の悦び
に満ちている。
 「ねぇ、秋山さん?」
 「な………なによ!?」
 奉仕を止めないまま挑戦的な瞳を向けられて、思わずにらみ返してし
まう文緒。
 「ほんとうは、欲しいんでしょ?」
 「………な、何が?」
 「何が………って、コレだよぉ。」
 ちゅ、ちゅ、ちゅっと大袈裟な音を出しながらペニスにキスの雨を降
らす美琴。彼女の口の周りは既に自信の涎でトロトロになっている。
 「………別に、いらないわよ! そんなきたな……」
 「汚くなんてないよ。だって女の子の一番大切な所の一番奥まで入っ
て、赤ちゃんの元を出してくれるんだもん。こうやって……ちゅぷ……
大事に大事にしてあげないと駄目なところだよ。」
 「……そ、それは……そうかも知れないけど……」
 「だから秋山さんにも、私みたいにこうやって可愛がらせてあげよう
かなぁって言ってるんだけどなぁ?」
 「………でも、久住くんはあなたの……」
 「ほら見て! 先っぽから透明な液が出てるでしょ? これはぁ、男
の子が気持ちいいって思ってくれてる証拠なんだよ。直樹はね、私とエ
ッチするのが凄く嬉しいんだって。ちゅ、じゅるるっ♪」
 「あ……!」



 「……ふぅ、美味しい。エッチな味ぃ……れろ、れろ……」
 「あ、あ………!」
 次々と沸き上がってくる水飴のような液体を幸せそうに舐め取って嚥
下する美琴。異性の排泄器官から分泌される、しかも味すら知らない淫
液に引きつけられた文緒の口の中でも、いつの間にか大量の唾液が分泌
されている。
 「ホントのホントにいらないのぉ? だったら私が全部ぅ……」
 「……待ってっ!!」
 「んー?」
 「あ……」意志よりも先に、体が口を動かしていた。雌の本能の軍下
にくだってしまった文緒は、まるで自分以外の誰かが乗り移ったかのよ
うな違和感を感じながらも言葉を継いでゆく「……あの、ほんとうに良
い……の?」
 「う〜〜〜ん……」何故かここで意味深に唸る美琴「……秋山さんは
お友達だし、私的には『混ぜて』あげても良いかなぁ〜って思ったりも
するんだけどぉ。寮の中でエッチなんかしちゃいけませんっ! て言う
真面目な寮長さんに怒られるんだよね?」
 「い、良いも何も、もうしてるじゃない! それに私が何を言ったっ
て聞く気なんて全然ないくせに!!」
 「でも、やっぱりちゃんと言ってもらわないと不安なんだもん。ねぇ
秋山さん? 寮の中でエッチしても良いと思う?」
 「そ、それは……」
 冷静に考えれば、ここで頭を下げてまで美琴達の仲間に入れて貰う必
要は全くない。それよりも今すぐに美琴を引きはがし、酔いを覚まさせ
てからタップリと彼女を叱れば(一応、飲酒に関しては文緒も共犯だし
、それ以降に限って言えば直樹は被害者である)済む話だ。
 「それは?」
 「……それ……は……」



 だが、そうしてしまうと目の前にいる『久住直樹』という名の少年と
性行為が行う機会……いや、行える機会というべきか?……が永遠に消
えてしまう可能性が極めて高いのも紛れもない事実である。それが所謂
恋愛感情に依る物なのか、美琴とアルコールに絆された空虚な性欲なの
か、或いは生来の好奇心と負けず嫌いの延長線上なのかを判断するだけ
の思考力も時間も今の文緒には与えられていないし、喉の渇きの様に差
し迫った性への渇望を癒す手段を彼女は他に知らない。
 「……それは……あなた達が私の目の届く範囲でしてくれるんだった
ら……その……特別に……今回だけ……」
 「よーするにぃ、秋山さんを混ぜてあげたら見逃してくれるって意味
だよね? それ?」
 「そ、そういう事になるわよね。でないと、その……見逃してあげる
必要が………」
 「ないもんねー?」と脳天気そうに笑う美琴は、もしかしたらこの中
で一番の知能なのかもしれない「じゃあ共犯の秋山さんにもちょっとだ
け貸してあげるねよ。」
 はい、と根本を握ったまま砲口を文緒に向ける美琴。さっきからずっ
と観察していたお陰か、美琴が美味しそうに舐めていたのを見ていた所
為か、はたまた心の中では憎からず思っていた少年のモノなのだからか
わからないが嫌悪感は殆ど感じない。
 「え……えっと……?」
 が、初めてのことだし誰にも教わったことがないので何をどうして良
いのか良く分からない。
 「とりあず、ご挨拶してあげてよ。直樹、悦ぶよぉ〜?」
 「う、うん……」
 先ほどからの行為を見ている限り美琴の言う『ご挨拶』は軽い味見を
兼ねた簡単なキスを意味しているに違いない。中身を扱き出す様な美琴
の手の動きに合わせて滾々と透明な樹液を沸き上がらせている直樹の先
端部に吸い寄せられ、文緒は四つんばいで……
 「あ……その前にぃ……」
 「な、何?」
 「秋山さん、仲間に入って一緒にしたいんでしょ? だったら一人だ
け服着てるの、不公平だと思うなぁ〜。」