5-585 名前: あけるり カレン陵辱SS [sage] 投稿日: 2006/11/30(木) 00:41:54 ID:xP/Lq8aU

 カレンの執務室にドカドカと黒服の男たちが入ってくる。同じ大使館の職員だ。
その中の一人が告げる。
「カレン・クラヴィス。陛下のご命令により、本日を以って、大使館駐在武官の任が解かれました。
近日中に月へご帰還いただきます」
 来るべき時が来た、とカレンはそっと嘆息する。
 手に持つ刀に力が籠もる。駐在武官として帯刀を許可された刀。だがその資格も失った。
 黒服たちも懐の拳銃に手を伸ばす。彼らとて子供のお使いではないのだ。それに王国への忠誠は変わらない。主君の命に黙って従う彼らは正しい。
 カレンは小さく溜息をつき、刀を床に降ろす。カチャン、と愛刀が足下で鳴る。

 大使館の駐在武官のカレンはその任を解かれた。国王の命に逆らったために。
 国王―フィーナの父親―はフィーナの遺跡調査を止めさせようとしていた。
カレンはそれを実行する立場にありながら、フィーナに肩入れして何も妨害しようとはしなかった。
命令に歯向かう部下を更迭するのは当然ともいえる。
 だから特に抵抗せず捕まった。後にもフィーナの助けとなるために。
 だが……

「きゃっ!?」
 大使館にある拘留室。その粗末なベッドにドンと突き飛ばされ、カレンは思わず悲鳴を上げてしまう。
 らしくない、と唇を噛み締め、眼鏡の奥からキッと睨み付けた。黒服の男たちを。
両手は手錠で拘束され、後ろに回されている。もちろん刀は没収されていた。
「どういうつもりですか!」
「明日、あなたを月に送る船が出ます」
 ニヤニヤと顔に笑みを浮かべながら黒服が言う。後ろにも二人計三人。
「その前にここで罰を受けてもらいますよ」
「それは……陛下のご命令なのですか?」
「いいえ。我々の判断です」
「それでは私刑ではないか!?」
「そうですね……」
 ニヤニヤという笑いが一層強くなる。男たちがベッドに寄ると、カレンは拘束された身をぎゅっと固くした。
 狭い部屋、拘束された身でベッドの上、そして男たち。
 そういった経験のないカレンでもさすがに緊張する。
「美しい……」
 ふと黒服の一人が呟く。

 背中に無造作に流れるストレートの黒髪。眼鏡の奥に輝く強い意志を宿した瞳。
制服に包まれた引き締まった身体はしなやかな躍動感に溢れ。女性らしくほっそりした体躯が、
いざとなれば大使館でも屈指の強さを発揮するのを男たちはよく知っている。
 彼らはカレンの部下でもあるのだ。
「カレン様……。ずっと、ずっと憧れておりました」
 想いを打ち明け、思い切って長い黒髪を一房手に取る。
「触るな!」
 カレンが頭を振ると、手に乗せた黒髪がさらさらと流れ落ちた。ついでにカレンが頭に被ったままの帽子も落ちた。
「へへ。嫌われたな」
 するっ、といきなり黒服たちがその黒服を脱ぎだす。



「な、ななな、何をしているお前たち!?」
 男たちが初めて聞く狼狽した声。それだけでも甲斐があったというものだ。
構わず男たちはスーツを脱ぎ、ネクタイを外して、ズボンも脱ぐ。
「やめろと言ってるのが聞こえないか!?」
 ベッドの上でカレンは目を閉じて俯いた。赤い顔で。
「カレン様……いやカレン。私たちはもうあなたの部下じゃないんだ」
「そうそう」
「ほら。見てくれよ」
 三人揃ってパンツを脱ぎ、ムキムキとポーズを取って並ぶ。だがカレンは見てくれない。
 仕方ない。
「ほらほら。見てくれないと」
 身軽にベッドに乗った一人が、ぺたっと座り込んだ姿勢のカレンに寄り、
「ちょんまげ」
 彼女の頭の上にちんこを乗せた。すでに勃起している男性器を。

 なにやら
 なまあたたかいものが
 あたまのうえにのっているぞ。

「ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
 それが何か気付いたのだろう。
 カレンは目を開けて咄嗟に振り落とそうとする。だが手は後ろ手に手錠で拘束され動かない。ガチャガチャとなるだけ。
ぶんと頭を振ると、ようやくぽてっとちんこが落ちた。長い黒髪がさっと水平に広がり、それがちんこに当たってくすぐり、男は思わず恍惚の表情になる。
ちんこに当たるさらさらの髪。その感触が心地いい。
「ほら。よく見てください」
 男はベッドから降り、また三人並んでムキムキポーズ。
「さあさあ」
「誰が一番大きいですか」
 三人とも、おちんちん大きくなってます。毛のむしゃむしゃ生えた醜悪な肉棒。
「見せるな! そんなもの!」
 真っ赤になりながら、横を向いてちらっと見ながらカレンは怒鳴りつける。
見ないとまた「ちょんまげ」されそうで。

 うわ〜。男の人のあそこって、あ、あんなになってるんだ……。
 なんだか、ビクビクしてる〜。気持ち悪い〜〜〜〜〜。

 内心そんな事を思いながら、男の象徴から微妙に視線を逸らす。
「おや。カレンはお気に召さないと」
「さすが手厳しい」
「では、、よく見て頂こう」
 さほど落胆した様子もなく、男たちはベッドにさらに近付く。
「お、お前たち? 止まれ、近付くな!」
「言ったはずです。あなたはもう上司ではない」
 狼狽して座ったまま必死に後ずさるカレン。だがすぐに背中が壁にぶつかる。
 そして前には三つのちんこ。ベッドには上がってこない。粗末なベッドにはさすがに四人も乗れない。
「さあ! どれが一番最初か選んでください!」
「さあ!」「さあ!」
と言われても、まともに見れないのに選びようがない。というか「一番最初」とは?
「最初って……何をする気だ」
「犯す」



 あっさりはっきり単刀直入に言い切るので、理解するのにしばらくかかった。

 犯す。

 そして理解すると、
「け、汚らわしい!」
 眼鏡の奥の瞳が激しく震える。怒りに。
 無論この状況で考えなかったわけではない。だがいざはっきり言われると、怒りが湧き上がる。
女性を平然と穢す男への怒り。
「でもあなたは嫌なのでしょう? 同意が得られないならこれは強姦です」
「なんなら、同意してもらって和姦でもいいのですよ」

「ふざけるな!!!」
 ピーンと甲高い声が狭い拘留室に響く。だが耳にジーンと響くその罵声さえ今は心地いい。
「へへ。いい声だな」
「ああ、その声でピーピー泣いてくれるかと思うと最高だぜ」
「あんあん喘ぐのもいいな」
 ニヤニヤと笑う男たちにカレンは呆然と血の気を失う。
 
 これが、これが同じ大使館の職員か!
 今までこんなケダモノと共に働いてきたのか!

「お、お前たち! それでも王国に仕える人間か!」
「はー? 陛下から任を解かれた人がなに言ってるんですか」
「そうそう。命令違反はそっちだろ」
「さっさと犯すか」
 ニヤッと笑い合うう三人。
「じゃあ、ちんちんじゃんけんで決めるか」
「仕方ない、そうしようか」
「ちーんちーんじゃんけん……ぽん」
 ぷらぷらと揺れるちんこを突き出しながら、男たちはちんちんじゃんけんで順番を決めていく。
「くっ……」
 ベッドの端で顔を伏せ「ちんちんじゃんけん、ぽん」という声を聞きながら、カレンは思った。

 ―今まで尽くしてきた忠誠は何だったのか。
 ―こんな事をされる為に今まで忠誠を尽くしてきたのか。

 そして、
「ちーんちんじゃんけん、ぽん」

 ―男ってバカ?

「やったー」
 勝ったらしい男が勝利の証のちんこをピンと上に向けてガッツポーズ。
「待たせたな」
 その一人がベッドに上がり、四つん這いで近付いた。片隅で震えてうずくまるカレンに。
「やめろ……寄るな」
 普段だったら、刀を手にしたカレンだったら勇ましく切り捨てていただろう。
 だが今は刀はない。両手を手錠で拘束され抵抗も出来ない。
 ただ毒牙に掛かるのを待つ無力な女がそこにいた。
「ヤメロおおおおおおおおぉぉぉーっ!!!」



 長いスカートがビリリ、と音を立てて縦に引き裂かれる。カレンはじっと宙を睨み付けてただ耐えた。
 スカートの中に手を突っ込み、ぎゅっと股間を鷲掴みにする。
「くっ……」
 お腹の奥がきゅっと鳴り、カレンはびくっと腰を震わせた。それも一瞬。
「わー」
 黒ストッキンのサラサラと、その奥の確かな肉感に黒服が嬌声を上げる。
 そして制服の上から、もう片方の手で胸を掴んできた。……いや、掴もうとして手が滑った。
「あれ?」と今度は上から覆い被さるように胸を包む。
「ふふ。胸ちっちゃいですね。可愛い」
「くっ……!」
 密かに気にしてることを指摘され、カレンは羞恥に頬を染める。いやそれ以上に胸と股間をまさぐる手に。
 布の上から手が股間をすべすべと前後して撫で回し、制服の上から手がムニムニと乳房全体を揉んでくる。
「うぅ……!」
 ギッと歯を食い縛り、カレンは眼光鋭く宙を睨み付けた。殺気を籠めた瞳。
手が自由で刀があれば即座に斬っている。
そして内から湧き上がるモヤモヤした感触に耐えた。むず痒いような甘い感覚。
「……感じてきてますね」
「だ、誰が感じてなど!」
 だがこうして耐えていることが、感じている何よりの証となっている。

(こんな奴らに……悔しい!)

 むずむずと破られたスカートの中の長い脚が蠢く、耐え切れなくなった快感が漏れ出しているように。
「はぁ……くうぅ!」
 目がうっすらと潤み。頬の赤さが耳まで広がっていく。
 黒服はそっと顔を近づけ、その艶やかな赤い唇にキスした。
「!」
 軽く触れただけのキス。ほんのちょっと合わせただけで黒服は顔を離した。
「初めて、でしたか?」
 カレンはギッと睨み付けてくる。
「自分はずっとなたのことを見てきましたから。大体分かりますよ」

 てきぱきと仕事をこなすカレン。
 凛々しく命令を降すカレン。
 勇ましく刀を振るうカレン。

 その全てを黒服は見てきた。そして思った。

 抱きたい。
 犯したい。
 欲しい。

 そして今、その願いが叶う。
 だがどうしてだろう? どっか寂しさを感じるのは。
「高嶺の花は手に入れると高嶺の花じゃなくなるってことか」
 だがここまで来て止められない。
 胸と股間から手を離すと、カレンはホッとア安堵の息を吐く。これ以上、愛撫を続けられたらどうなっていたか。
 だがこれで終わりではない。当然。
 黒服は両手をスカートの中に入れる。そしてパンツの上端を掴み、びりっと引き裂いた。パンツの黒ストッキングが同時に裂かれて行く。



「きゃっ……!」
 股間に外気を感じ、カレンは咄嗟に上げようとした悲鳴を何とか抑えた。
 残る二人の全裸の黒服がニヤニヤと笑っている。全裸で黒服とは変だが。
 引き裂かれた布の裂け目。そこには肉の割れ目が桃色に色付き、そしてしっとりと濡れていた。毛はほとんど生えていない。パイパイかと思ったほどだ。
「綺麗だ……」
「見るな!」
 カレンはきゅっと太股を合わせて閉じる。貝が閉じるように。
「手伝おうか?」
「ああ」
 見ていただけの二人も手を伸ばしてくる。カレンのしなやかな脚に。
 そして六つの手が無理矢理にカレンの脚を開かせようとしていた。
「や、やめろ……やめろお前たち!」
 必死に力を籠めて脚を閉じようとするが、ギリリと開かれてしまう。両手を後ろ手に手錠を掛けられ、横になった姿勢では力が入らない。
そして相手は大の男三人。カレンが鍛えてきた部下たち。
「やめろ……やめろおーっ!」
 そして脚が開いてくると、素早く最初の男が腰を割り込ませる。
「あっ!」
 残る二人は手を離し、血走る目で見守った。カレンの破瓜を。
「行きますよ!」
 ぐいっ、としっかりと狙いを定め、野太い剛棒が乙女の園に突き刺さっていく。
今まで誰にも見せた事なく、触れた事も無い処女肉に。
「があああーっ!」
 そこに、男のシンボルがグサッと突き刺さり、そして深く埋まっていく。
「ひぎいいいいいいいっ!」
 初めて感じる鮮烈な痛みにカレンは背筋を仰け反らせた。
「くううぅ」
 一気に刺し貫き、男は憧れのカレンのナカの狭さに驚嘆する。ギチギチと熱い肉が締め付け、快感で苦しいほどだ。
 結合部からは血が一筋流れていた。
「くうっ! い、いた……あうっ!」
 身を引き裂くような痛みで泣き叫ぶのを、カレンはぐっと歯を噛み締めて耐えた。
だがその口からも血が流れる。あまりに強く噛んだためか。
 そして潤んだ瞳からは涙が一筋こぼれた。痛みではなく屈辱で。
「くそ……くそ……こそケダモノがあぁーっ!」
 喉の奥から搾り出すような絶叫も、男は聞いていなかった。
 カレンの膣肉はあまりに狭くキツく、そして熱い。じゅっと蜜液が溢れ、たちまち肉棒を包んだ。
体を守る為の潤滑油。
 あまりの快感に油断すれば出してしまいそうだった。
 その射精感を必死に我慢し、腰を前後に振る。
 しゅっ、しゅっ、と初々しい秘肉を肉棒が擦り、摩擦が刺激となって脳天を打った。お互いに。
「あぐうっ! う、動くな、このぉ……!」
 ビク、ビクとベッドの上で小刻みに背筋を震わせ、カレンが潤んだ瞳で喘ぐ。そう彼女はしっかりと喘ぎ悶えていた。その快感に耐えながら。
 動くな、と言われてもどうしようもなかった。男の腰は勝手にピストン運動を続け、カレンの花園を踏み荒らし蹂躙していく。
 肉ヒダが捲くられ、肉芽が擦られるたび、カレンの女芯もビリリッと震えた。
「ああっ……あぐぅ……」
 痛みが嘘のように消え、痺れるような快楽が下半身を包むと、
 ドクン!
 不意に熱い液体が膣内に注がれた。



「ああっ!」
 ドクドクドク……
「くぅ!」
 一度出した射精はもう止まらない。男は腰を叩きつけるように最奥まで肉棒を埋め、
精を注いでいった。
「アア……アアアアァァァァァーーっ!」
 お腹に注がれる熱い液が何か気付いたのだろう。カッと目を見開き、カレンは絶叫した。脚をばたつかせ。
「あ、ああ……やめろ、やめて、ヤメテ、とまってええええ〜〜〜〜!
 ださないで、ナカは、ナカはダメエエエエエエぇぇぇーっ!」
 全身を緊張させ、背筋を仰け反らせながら、カレンは泣き続ける。そうしながらも精を受け続け。
「いや〜!」
 そして脱力し、男はごぼっと肉棒を引き抜く。出すだけ出した肉棒はすっかり萎えていた。
そして結合部からは、白濁液がするっと流れている。
「はぁはぁ……」
 男は息を整え、カレンを見下ろす。
「ああ……こんな、こんなのって……」
 呆然と放心状態でカレンは脚を開いたまま、白濁駅を垂れ流していた。

 今まで王国に忠実に仕え、
 フィーナ様を助け、
 それがこの結果。
 無惨にも犯された。処女を奪われた。
 部下に。

「ああ……ワアアアアアアアアアぁぁぁぁーっ!」
 今まで必死に守ってきた大事なものがガラガラと音を立てて崩れる。
 大声で泣き叫ぶカレンを尻目に男はベッドから降りた。次の男に場所を譲るために。
 次の男は早速泣き叫ぶカレンに覆い被さり、その制服の胸を破いていく。
「やめて! もうイヤ!」
 さっきまでの威勢とは裏腹に、カレンは嫌々と泣き叫んだ。
 胸のボタンが飛び、ブラジャーが外され、小さな乳房が露出される。
「イヤーっ! もう許して! 許して!」
 悲鳴を聞きながら、最初の男は黒服を着ながらふーっと寂しそうに溜息を吐いた。
もうそこにあの凛々しく強く、そして誇り高く美しかったカレンの姿はない。全て自分が奪った。
 ああ、そうか。と男は思う。
 自分が好きだったのは誇り高いカレンだ。その誇りを奪った今、興味は無くなってしまった。
「イヤアアアアーっ! 許して、もう許してーっ!」
 無惨な悲鳴を聞きながら、男は拘留室を出た。目に涙を浮かべながら。
 
 ―さようなら。敬愛していたカレン。

「もう……もうヤメテエェェェェーっ!!!」
「へへ。やっぱ女だな。一発ヤったら、すっかりしおらしくなりやがって」
 二人目の男が小振りの胸をまさぐりながら、ぐにゅっと口を重ねてくる。
「んー!」
 悲鳴は止まったが、流れる涙は止まらない。
 ぐにゅ、ぐにゅと舌まで入れて口腔内まで蹂躙してきた。
「んっ!?」



 泣きながら、カレンはただ口の中を舐め回す舌の気色悪い感触に耐える。
 もう噛み切るという発想も無かった。
 男は口を離すと、ちゅっと胸の先端の乳首を口に含む。
 ぷっくりと尖った乳首。舌でコロコロと転がすと、甘い味がした。
「ああっ! はあぁう!」
 すっかり敏感になったカレンは、甘い喘ぎを漏らして、全身をよがらせる。
太股がすりすりと男の脚に擦り付けられた。
「ああっ……はああっ!」
 ぺちゃぺちゃと乳首を舐められる度、喉が仰け反り、ビクッと胸が跳ね上がる。
 男は思わず口を離し、両方の手で乳首をツンと摘んだ。
「はうっ!」
 眼鏡の奥の瞳がふるふると怯えて潤んだ。
「お、お願い……。も、もうヒドイことしないで……」
 思わず変わりように二人目の男も目を疑う。
 あの凛々しかった駐在武官が、今はただの乙女。嬲られてただ泣き叫ぶ哀れな女。
 興を削がれた気分になりながらも、男根はビンビンに反り返っていた。
 胸から手を離し「よっ」と片足を広げる。
「イヤッ! またナカはダメっ!」
 長い黒髪を振り乱し、必死に哀願し泣き叫ぶカレンの秘所にまた男根を突き刺していく。
「ぐああぁーっ!」
 白濁液に濡れ、ゆっくり閉じようとしていた秘肉がまた二つに割れ、今度は
スムーズに男を受け入れていった。
「ぐ、あああ……」
 横に向けられ、片脚を上げられた姿勢で、ぽろぽろとこぼれる涙がシーツを濡らす。
後ろ手に手錠で拘束された手が何かを求めるようにぱたぱたと開閉する。だがそこに何も無い。
「ああ……アアァ……」
 下半身からの肉を裂く衝撃にジンと痺れ、とうとう男根は奥のまで突いた。
先端に丸いわっかが触れる。
「ふー」
 キツキツの締め付けに満足しきった感嘆を上げ、グリグリと腰を回転させて膣の中を肉竿で掻き回した。
「ひゃ、ああぅ……」
 ぐちゅぐちゅと淫らな音が響き、膣肉と白濁液と愛液が混じりあっていく。
「ああっ……はあぁ……」
 いつしかカレンも横向きになりながら腰を振っている。最初は小さく、次第に大胆に。
「いやぁ……こんなの、もうイヤアァ……」
 眼鏡が曇る。涙で。視界がゆらゆらと揺れ、頭が真っ白になっていく。
「ああぅ……あっ……だめ。抜いて、抜いて、抜いて、ぬいてぇ……」
 片脚を上げながら、男はもう片手を結合部に伸ばした。指を入れてこちらもツンと尖った肉芽を摘む。
「はああああああああぁぁぁぁーっ!!!」
 瞬間、カレンの身体に電気が走って痺れ、膣をきゅっと締め付けた。
「おおうっ!」
 思わず、といった感じで男も同時に達する。
 ドク……ドクドク……
「アーっ ダメーッ!!!」
 胎内に注がれる熱い射精感に、カレンは小刻みに震えながら、涙混じりの嬌声で叫んだ。
「ダメーっ! ナカはやめてーーーーーっ!!」
 悲痛な叫びを遠くに聞きながら、男は最後に一滴まで注いでいった……。



「ああ……アアァ……」
 二度目の膣内射精を受け、カレンは眼鏡をかけた顔をベッドに埋める。
 男がぬっと引き抜くと、ポタポタと落ちる白濁液が上を向いたお尻を濡らした。
「ううぅ……うううぅ……」
 人目も憚らず泣きすするカレンを、交代した三人目が冷たく見下ろす。蔑んだ瞳だ。
だが今まで見せられてるだけなので、男根はピンピンに勃起している。もう限界だ。
 その手がお尻を掴んでむにゅっと指が食い込む。
「ひっ!?」
「こっち使わせてもらうぜ」
 膣はもう二人分の精液でドロドロだ。だがこっちは綺麗なまま。
 指で尻穴を拡げると、可憐なピンクに輝いていた。
「や、だめ……。そこは違う…」
「うるせえ!」
 ズブッ、と貫くように男根が菊座を貫き、一気に差し込まれていった。

「ひぎゃああああああぁぁぁぁーっ!!!」

 今までとは比較にならない激痛にカレンは身を焦がし、顔を上げて痛みを訴える。
「ひいぎいいいっ! いた、痛いぃーっ! そこ、そこダメーっ!!!」
 もう根元まですっぽり差し込まれた尻穴からは鮮血が滲み出て、丸いお尻を赤く染めていた。
 あのカレンが本気で痛がっているのだ。想像を絶する激痛なのだろう。
 だが構わずに男はパンパンと腰を叩き付けるように腰を振った。振り回した。
「がああぁっ! はがあああーっ!!!?」
 不浄の穴を男根が掻き回し、さらに血が溢れていく。男根もすっかり血に染まっていた。
「はうっ! いたい! いたいのぉ!」
 痛みで朦朧とするカレンを、また新たな痛みが呼び起こす。
 グリグリと尻を掻き回し、パンパンと腰が叩き付けられ続けた。
「ひぎいいいいいいいっ!」
 お尻を掴んでいた手を胸に回して、ぎゅっと小さな乳房を掴む。だが痛みがやわらぐことはなかった。
「おらっ! イクぜ!」
 尻肉を十分に堪能した男が、そのナカで暴発した。

 どぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅ

「イヤアアーっ!!!」
「安心しろ。こっちは妊娠する心配はないぜ」
 それでも体内に射精されるという気色悪さははっきりと感じてしまう。
「あぐううぅっ! ヒイイイッ!」
 ビクッ、ビクッとカレンの真っ赤になった身体が若鮎のように飛び跳ね、男はその揺れる背中と黒髪を、射精しながら観賞した。
 そして出し尽くすと、すっぽりと尻から引き抜く。
「う、ううう……」
 高く掲げられた尻から、白濁液とそれを隠すような血が流れ、お尻から太股へと流れていった。
「ああ……ううぅ……」
 女としての尊厳、駐在武官としての誇りを粉々に打ち砕かれ、カレンは耐え切れずに眼鏡に涙をこぼしていく。
 だがこれで終わった……。三人連続で犯され、もう後は誰もいない。
「おっ。いたいた」



 その時、ドアが開いてまた新たな黒服が入ってくる。その数五人。
「おお。遅かったな」
 お尻を犯していた三人目が黒服を着ながら、新たな参加者に呼びかける。
「俺たちは終わったから。後好きにしていいぜ」
「ああ」
 そして最初の二人目と三人目は出て、新たな五人がカレンを取り囲んだ。
「あ、ああ……そんな……」
 涙で曇った目で新たな黒服をカレンは見る。皆一様に瞳がギラギラと輝いていた。
「へへ、時間は明日までだからな」
「後がつかえているからな。まとめて相手してもらうぞ」
 男たちの手が一斉に伸びて、カレンをベッドから引きずり降ろす。粗末なベッドでは一度に多くは乗れない。
「きゃっ!?」
 床に尻を突き、カレンはぐるっと取り囲む男たちを恐る恐る見上げた。
 ケダモノの群れに放り込まれた子羊のような瞳で。その瞳にかつての凛々しさはもうない。
「あ……アアァ……」
 黒服が一斉にチャックを開いて、ちんこを取りだす。勃起した男根。それをカレンに突きつけてきた。
「イヤアアアアアアアアアアアアーっ!」
 大勢のちんこを突きつけられながら、カレンの悲鳴が男たちに飲み込まれていく。

 それはカレンの誇りと尊厳を打ち砕き、踏み躙り、徹底的に蹂躙する儀式だった。
 びしょっ、と眼鏡が白く曇る。射精が眼鏡に掛かったのだ。
「あ……ああっ……」
 だがカレンはもう何も見ていなかった。眼鏡の奥の瞳は虚ろで何も映していない。
 床に四つん這いにさせられたカレンは、前後から貫かれ、ゆらゆらと揺れていた。
もう手錠は外されている。抵抗する気配もなかった。
「んんっ!?」
 口に根元まで男根が突っ込まれる。ごわごわとした陰毛まで捻じ込まれ、気持ち悪い。
 ドクッ! とその口で男根が精を放った。
「んっ!」
 同時にバックから犯していた男も射精し、すぐに男根を引き抜き、背中と黒髪に熱い精液を降り注いでいく。
「あ、ああ……」
 口から男根を引き抜くと、ごぼっと精液を吐き出す。ごぼごぼと口から大量の白濁液がこぼれていった。
「吐くんじゃねえ!」
 怒鳴る男の声。ビクッとカレンは震えてしまう。
「へへっ、これがあのカレンとはな」
 勇ましく刀を振るう駐在武官の姿はそこにはない。
 すぐにまた別の男がカレンの髪を掴み、その長い黒髪に己のモノを擦り付けた。
「や、やめ……」
 弱々しくその口にまた肉棒が突っ込まれる。お尻にも。
「んっ!」
 もはや痛みは麻痺し、下半身はジンジンと痺れるだけ。
「ふうぅ……」
 男の生臭い匂いに包まれ、カレンは白目を剥いた。
 男たちは気を失ったカレンをいつまでも犯し続けた……。



 翌日。
 月への往還船の発進準備が整い、拘留室の扉が開かれたとき、部屋全体がイカ臭い匂いに包まれ、
そしてカレンは全裸に剥かれ精液まみれにされ放心状態で横たわっていたという。
大きく開かれた股間からは大量の精液と血が溢れていた。

「う、ううう……」
 ジャーとシャワーの音が響く。
 さすがにこのままで船に乗せるのも忍びないと、シャワー室に連れてこられたのだ。
意識を取り戻し、一人で大丈夫と告げたカレンは、傷む体を引きずってシャワーを浴びる。
 ジャー。
 全開に注ぐシャワーがカレンの体を洗い流していく。月では水は貴重だ。自由にシャワーを浴びれるのもこれが最後かもしれない。
「う、うう……」
 たっぷりお湯を吸った黒髪が顔を隠し、ぽたぽたと涙がこぼれる。
 汗と、血と、そして白濁液は流れた。だがあの気持ち悪い感触は落ちない。
 そう。全身をぺたぺたと触る男の手の感触。
 まぶたを閉じれば自分を汚す男の顔が思い出された。皆一緒に働いてきた職員。
だが一皮剥けばただのケダモノ。その本性を知ってカレンは打ち震えた。
 そして胎内に注がれた精液も落ちない。
「こんなもの……」
 ぱっくり割れるように裂かれた膣に指を突っ込み、掻きだしていく。
「出てって……出てって!」
 指で必死に掻きだすとにゅるっと白濁液がこぼれる。だがほんのわずか。そしてそれ以上の鮮血が出て、シャワーと一緒に脚に流れて行った。
ただでさえ陵辱で傷付いた膣がまた血を出したのだ。
「くうっ! ううっ……!」
 だが血が出るのにも構わず、カレンはシャワーの中で膣を掻きだし続ける。
もう出るのは血だけだった。
「わあああああああぁぁぁぁーっ!」
 ぺたっとへ垂れ込み、カレンは泣いた。大声で。いつまでも。
 これがフィーナに肩入れしたカレンの結果だった。

 新たに支給された制服に身を包み、綺麗に洗った眼鏡をかけ、カレンはまた手錠を掛けられ、左右を黒服に固められ歩いていく。宇宙港を。
 その黒服も昨日、陵辱に加わっていた。
 下を俯き、青い顔をしてカレンはがに股でふらふらと歩く。股間が痛い。一歩ごとに激痛が走る。まだナニか挟まったような違和感がした。
「痛いか?」
 ニヤニヤ笑いながら黒服が訊ねる。昨日の陵辱を思い出しているのだろうか。
 カレンは何も言わない。往還船に乗り込み、与えられた椅子に黙って座る。
 その目がふと黒服の脇に置かれた刀に注がれた。彼女の愛刀。
 どうやらこの刀も持っていくらしい。
 死んでいたカレンの目に、キラッと光が灯った。
 まだだ。まだフィーナ様を助けなければならない。

 カレンが船からの脱出を考えていた丁度その頃―
 その船に密航しようとしていたリースは捕まっていた。

(つづく)