0-268 名前: 弘司×委員長 1 [sage] 投稿日: 2005/05/04(水) 23:09:02 ID:NaGjQK2Q

天文部3年生@カフェテリア
「今年ももうゴールデンウィークかぁ……」
「ねえねえ、今年も何かイベントやるの?」
「あー、俺は……」
「直樹は藤枝とだろ。まぁ二人で楽しくやってくれよ」
「む……悪い、何か気遣わせちゃったみたいで」
「いいのいいの。こっちはこっちでやるから」
「そうだ。そろそろ料理部も終わる頃だから迎えに行ってやれば?」
「何だよ、今度は俺を追い出そうってのか」
「気にしすぎだよ〜。さあ行った行った!」
「ったくお前らときたら…わーったよ。んじゃな」

直樹は席を立ち、レジで精算を済ませカフェテリアを一人出て行く。

「はぁ〜、いいなーカップルは」
「ん?天ヶ崎さんだって結構モテるんだから彼氏くらいすぐ出来るんじゃ?」
「え、あっ、そ、そんなことないよー……そういう広瀬君こそ」
「うっ……痛いところをついてくるなぁ」
「あははっ。んー、まあ今年は各自ゆっくり休みますか」
「そうだな。一応俺たちも受験生なんだし」
「そだねー……はぁっ、私達もそろそろ帰ろっか」

深い溜め息をついた美琴と一緒に部活動を打ち上げる。
帰り道、二人は校門に差し掛かったところで見覚えのある後姿を見つけた。

「あれっ、秋山さん?」
「広瀬君じゃない。それに天ヶ崎さんも……天文部の帰り?」
「うん。秋山さんは弓道部?」
「ええそうよ」
「じゃあ一緒に帰ろうよー」
「あはは、まあみんな同じ寮だしね」
「くすっ。それじゃ行きましょっか」



その夜────
「ふう、昨年と一昨年は直樹や皆と一緒だっただけにつまんないな」
風呂をあがって間もない体に酒を流し込む弘司。
飲んで忘れようとしても、かえって昔の事が蘇ってきてしまった。
「実家、か。柚香の奴、父さん母さんとうまくやってるのかな」
窓から星空を見上げながら遠く離れて暮らす妹や両親の事を思い出す。

沈黙の中、不意に寂しさに全身を包まれる。
(コンコンッ)
ドアをノックする空虚な音が部屋に響いてふと我に返った。
「こんな時間に誰が……はーい?」

(ガチャッ)
「こんばんは、広瀬君。ちょっといい?」
「え、秋山さん?いいけど……どうしたの?」
扉を開けるとそこには元寮長──もとい、秋山文緒がいた。
この頃少し暑いこともあって夏向けの私服姿だった。

「なーに、もう一人で始めちゃってたわけ?」
「へっ?あ、いや、これはっ、そのー……」
「えへへっ。実は私も持ってきてたりして〜」
文緒は持参した袋からお酒の缶を取り出してニコニコしている。

「あっ、おつまみ買ってくるの忘れちゃったー」
「僕は別に無くても構わないんだけど」
「そうだ!ねえ、ここにあるもので何か適当に作っちゃってもいい?」
「本当?うん、いいよ。むしろ歓迎するよ」
「わかった。それじゃあちょっとキッチン借りるわね」

ご機嫌な文緒は冷蔵庫を物色して何か作り始めた。
すぐにいい匂いが部屋中に立ち込めて、それだけでも酒が進んだ。



「ふんふんふーん♪ふふーん、ふんふ〜んっと」
鼻歌を交えながら料理をしている文緒の横顔を眺める。
「ねえ……今日はいきなりどうしたの?」
基本的な疑問が整理する間もなく口からもれる。
「えー?だって折角のゴールデンウィークなんだし」
「それはわかってるんだけどー……」

「ほら、去年みんなでお泊り会やったじゃない?楽しかったからまたやりたいなって」
料理を続けながら文緒が答える。
「久住君たちや橘さんはしょうがないとして、天ヶ崎さんにも声かけたんだけどー」
「何か用事だって?」
「ううん、返事がなかったから多分寝ちゃってたのよ」
いかにも彼女らしい……と談笑していると、おつまみが運ばれてきた。

「うわ、すごいじゃない、秋山さん……こんなに料理できたっけ?」
「え?まあ……ちょっとは練習積んでたのよ」
 藤枝さんを見習って、とは言えない文緒であった。
「それじゃ、乾杯しましょっか」
「うん。かんぱーい!」

二人の缶を軽く合わせた後、それを一気に飲み干してみせた。
「へー、広瀬君も出来るんだ……それなら私も」
「えっ……無理しないでよ?」
「いっくわよーっ!えいっ!!」
自ら掛け声付きで缶を握り締めて飲んでいく。

「ほ、ほんとに無理しない方が……」
その心配をよそに、意外にも缶1つ空けてしまった。
「っぷはー!ふふふ、どうよ」
「どうよって言われてもね……お見事」
 これも去年の直樹に対抗して会得した、とは口が裂けても言えない文緒であった。



「いーじゃないのーー!私だって今まで寮長として頑張ってきたんだからぁ」
忘れていた……この人の酒乱っぷりを。
「引継ぎも終わったんだし、もう羽目の1つくらい外させなさいっつーのぉ」
「はいはい、そうだね……秋山さんはよく頑張ったよ」
「頑張りすぎくらい頑張ってんのよ?わかってんのー?おいコラあ」
既に目が座っているその顔を至近距離に寄せてくる。

「だから今日くらいは酒でも飲ませろーってのよ!わかったかー」
「わ、わかったからあんまり大声の出しすぎは流石に」
「なんだとぉ?私の歌が聞けないってゆーの?」
「いや、そんな事は一言も言ってな……」
「いいわよ〜、なら聴かせてあげちゃうんだからー♪」

そう言うと袋の中からカラオケマイクを取り出した。
「なッッ!?ちょっ、秋山さ……待っ──」
「何気ーない〜〜通学路にー咲く〜♪」

タッチの差でそれを防ぐことが出来ず、歌い始めた文緒。
テンションが上がっているのかマイクを握ったまま次々と曲を変えて歌い続ける。
しばらく歌い続けた後、ふと文緒が歌うのをやめた。
「あ、あれ?もう終わり?」
「……ごめんね、何か私ばっかりで」
「いいよいいよ。秋山さんが楽しんでくれてるのなら」
「あーもう!下手で聴いてらんねーって正直に言ったらどうなのよっ」
文緒は苦笑いしながら突っ込みを入れてきた。

「はは、よしっそれなら歌の特訓しよう。僕が出来る限りいろいろ教えるから」
「えっ……?」
「はいはい、次の曲入れたから。さあいってみよう!」
「……しょうがないなー、それじゃ、いっくわよー」
それから二人きりのカラオケ教室がしばらく続くのであった。



「そう、その感じ!うんっ、だいぶ音程良くなってきたんじゃないかな」
「ホント?よかった〜、ありがとう広瀬君……」
マイクを置き、部屋の空気が急に静かになった。

「喉、渇いたでしょ?はいお水」
「ん、ありがと…………広瀬君は優しいよね」
「いやあ、それほどでもないよ」

「ねえ……広瀬君って、好きな人とかいるの?」
「えっ?いきなりどうしたの、そんな話……さてはまだ酔ってるな?」
「真面目に答えて……」
「……今ははっきりと好きと言える人はいないかな」
「そうなんだ……その言い方だと前にはいたってこと?」
「えと、まあ、その……うん」

「……藤枝さん?」
「いぃっ!?」
「顔、赤くなってるわよ。わかりやすいんだから」
「ははは……秋山さんには敵わないな」
「その時の気持ちは引きずったりしてないの?」
「うん。やっぱり直樹には藤枝がいなきゃだめだし、藤枝にも直樹と一緒のが似合うかなって」
「へぇ〜、随分達観してるんだ」
「あの二人ってさ、微笑ましいというか、見てても嫌味がないんだよね」
「何となくわかる。幼馴染みだったせいもあって、全部がごく自然だし」
「そうそう。だから自分の思いをぶつけてまで関係を崩したくもなかった」

持っていた缶の残りを一気に飲み干す。
「ところで、秋山さんの方こそ今好きな人とかは?」
「っえ!?ゴホ、ゴホッ!」
不意な質問返しにむせ返る文緒。



「わっ、私は…………いるわよ」
「え、マジ?秋山さんにもそんな人いるんだ」
「私だって、普通に恋したりくらいするわ!」
「へー、でも羨ましいな、秋山さんに惚れられてる奴って」
「えっ……な、何言ってるのよ、もう」
「隠さなくても知ってるよ、告られたりしたことあるの。でもそれを全部振ってきてるのも」
「ちょっと、それ本当なの?うそ〜……誰にも見られた覚えなかったのに」
赤面して俯いてしまう文緒。その姿を見て弘司はふふっと笑う。

「それで、実際のところ、誰なの?秋山さんの好きな人って」
「ふえっ?そ、それは……ぁ……」
「まさか寮生?」
「う、うん」
「じゃあ……同学年?」
文緒は頭をコクリと上下させるだけで何も言わなくなってしまった。

「え〜じゃあ誰だろう。B組のあいつは彼女いたし、D組のやつは…………え?」
好きな人がどんなのか想像をめぐらしているところで文緒に指を指された。
「……あなたよ」
「え、おっ……俺!!?」
驚きのあまり、声が裏返る。

「私は、広瀬君のことが好き」
「っ……秋山さん……で、でも、いつからそんな……」
「意識するようになったのは2年の時の蓮美祭の頃からかな。
 一生懸命に天文部の展示作ったりしながらクラスの喫茶店も頑張ってくれて……」
「まぁそれくらいは誰にでもできることだと思うんだけど──」
「それだけじゃない。ある日の放課中、久住君に言われた時に気がついたの」
「え、直樹が?」
「あの時は私の勘違いだったけど、それでも広瀬君の視線が気になるようになってて」



「あっ、あれか。クリーニングのタグが付きっぱなしだった」
「ん……その時は怒っちゃって当たりちらしちゃったけど、
 それでも久住君に言われた後からはもう広瀬君のことばかり目で追ってて……」
「秋山さん……」
「ごめんね、でも私……あなたのことを好きになってた」
「ありがとう、秋山さん」
「好き……広瀬君……」
「だめだ、秋山さん」
「えっ……!?」
その言葉に文緒はハッと驚いた目になる。

「ここから先は、男の台詞だよ」
「そ、それって……?」
「秋山さん、付き合ってください」
「広瀬……くん……!!」
目を潤ませ肩が震えている文緒をぎゅっと抱きしめる。
そしてお互い見つめあい、そっと目を閉じて唇を重ねた。

「……えへへ、ファーストキス……」
「僕も……ごめんね、酒臭くって」
「いいの。私がしたかったんだから」
「ははっ、わがままだなぁ……文緒は」
「……弘司…………」
またゆっくりと目を閉じて何度もキスを交わす。
抱き合ったままベッドへ横たわって、またキスをする。

「こんな事なら、もっと早く言うんだったなぁ」
「そうだね。でもまだこれからいくらでも二人で作っていけるよ」
「うん……あっ」
抱きしめる腕を解いて、右手をスカートの中へ入れて太腿に触れる。
急な動作に驚いたのか、文緒は身体を大きく波打たせた。



「えーと、これは……する……のよね?」
「うっ、うん……そうだけど、ダメだった?
「い、いいんだけど……お酒の勢いとか……じゃないよね?」
「もちろん、そんなことないよ。秋山さんのことが好きだから……」
「広瀬君……」
緊張する文緒の身体を解すように全身を撫でていく。
文緒は小さく喘ぎ始め、息を荒らげるようになってきた。

「はあぁ……はぁ……」
「あ……秋山さんのここ、もうこんなに濡れてる」
「んっ、あぁんっ……だ、だって……」
「お酒のせいかな?僕も止まらないよ……」
弘司が迫り身体をよせると、文緒に固いモノが当たった。

「あん……きゃっ!」
「ご、ごめん。いきなり驚かせちゃったかな」
「ううん、大丈夫だから……それより──」
文緒の手が弘司の股間に触れ、ズボンの上から存在を主張するそれを擦る。
「えっ?あ、秋山さ……んぅっ!」
「いいの。私がしてあげるんだから……」
そう言うとファスナーを開けてズボンと下着をさげて肉棒を取り出した。

「んはぁ……むっ、んんっ」
「あうっ、秋山さんっ……こ、これって」
「してあげたいの、だからじっとしてて。私、頑張るから……」
文緒は再び弘司の肉棒を口に含む。口内で舌を絡めて肉棒を這いずり回る。

「だ、だめだ……くっ、良すぎて……はぁっ」
「かんひてくえてうのぉ?んちゅっ、いいのよ、もっと感じて」
「くうぅっ、そう簡単には……!」
「えっ……?ひあぁぁうっ!?」



シックスナインの体勢になり、文緒のお尻を鷲掴みにする。
「い、いきなりそんな、だっ……だめよ……ひゃあんっ!!」
「秋山さんのお尻、柔らかくてきもちいなぁ……」
「そっそんなこと……はぁっ、な……くうぅっ!」
スカートを捲り上げると白と桃色の縞パンが露になった。

「へえ〜秋山さんでもこんなの履くんだね」
「こっ、これはその……勝負下着っていうやつで……」
「ありがとう、かわいいよ秋山さん」

ショーツの上から顔を近づけ、割れ目に鼻を擦り付ける。
「だ、だめだってばぁ……あっ、でも感じる、あぁぁ……」
「ん……シミができてきたよ。こんなに濡れて……」
「あふっ、く……広瀬君のだって、お汁出てきてるもん、おあいこだよ」
「うん、僕もすごく気持ちいい……今にもイキそうだよ……くっ」
「え、出ちゃいそうなの?」
文緒の口の動きがピタリと止まる。

「いやぁ、そんなすぐには……あれっ止めちゃうの?」
「だ、だって……その、出しちゃったらおしまいなんでしょ?」
「うーん、まぁ頑張れば何とか……」
「その、どうせ出すなら勿体ないし、中で……」
「え、本当にいいの?」
まだ酔っているのか、文緒から思いがけない一言がかけられた。

「でっ、でも私、初めてだから……ええっと」
「む、無理しないでね?本当に」
「無理なんかじゃないっ!!」
文緒は真剣な眼差しで弘司を見つめる。
その瞳にはうっすらと涙が浮かんできていた。
そんな文緒を落ち着かせようとまた抱き寄せる。



「わかったよ。じゃあ僕もその気持ちに全力でこたえなくちゃ」
「広瀬くん……」

お互い着ているものを脱ぎ、一糸纏わぬ姿になった。
文緒をそっとベッドへ寝かせてその上から覆い被さる。
指を滑らせて割れ目の湿りを確認し、亀頭をあてがう。

「や、優しくして……ね?」
「了解。それじゃあ……っ」

腰に力を入れて前に押し出していくと、熱く濡れる割れ目の中に先端が沈んでいく。

「んあぁぁ……くうぅっ……」
「大丈夫。ゆっくりいくから」

髪を撫でて強張る文緒を落ち着かせる。
ある程度まで入ったところでそのままにして呼吸を整えるのを待つ。

「はぁ、ふぅ、あぁっ……ひ、広瀬く……ん」
「ん、だいぶ落ち着いてきたみたいだね……くっ?」
「うん……いいよ、そのまま……きて」

一度膣口がキュッと締め付けた。それが能動的なサインとわかり、再び腰を埋める。
奥へ侵入しようとするが、文緒の中がきつく締まりそれを阻む。

「秋山さん、力を抜いて……いくよっ」
「うんっ、くぅっ……? っああああぁぁぁっ!!」

一気に肉棒を中に押し進めると、割れ目から愛液混じりの鮮血が流れ出した。



「くっ……入ったよ、秋山さんの中に、全部……っ」
「ぃ、っあぁ……はぁはぁ……う、うん……感じるよ、広瀬くんの」

苦しそうな中にもどこか満足そうな表情の文緒の顔を見つめる。
征服感のようなものに胸の奥が熱くなり、自然と腰が動き出した。

「んんぅっ……!あはぁ、うっ……もっと、広瀬くんのこと……感じさせて……」

ゆっくりと腰を動かして膣壁をえぐるようにピストンをくり返す。
初めてということで中がきつく、肉棒を強烈に締め付けて快感を与えてくる。
その刺激をむさぼるように徐々に速度をあげていく。

「んああぁっ、いっ、う……ふぁうっ、はぁぁあんっ!!」
「いいよ、秋山さんっ……とっても気持ちいい……堪らないよ」

激しく突き入れる度にベッドから身体を跳ね上げ、苦しそうな息を漏らす。
興奮が罪悪感に勝って、なりふり構わず大きく腰を振り続ける。

「あぁ、うぅっ、くふぅ……んぁっ、いぃっ……っっ!」

文緒の声色が少しずつ変化し、膣内の締め付けも和らいできた。
その心地よい締め付けをむさぼるようにまた肉竿を突き立てていく。

「ふぅっ、ぃ、あぁぁ……弘司……」
「うん……文緒の中、すごくいいよ……」
「おっ、お願い……もっと気持ちよくして……私のアソコ、いっぱい突いてぇ!」
「ふ、文緒……!」

さっきまでよりも速く強く、文緒が壊れそうなほど腰を打ち付けていく。
グチュグチュと粘着音が激しく鳴り響いて興奮を更にかきたてる。



「あうんっ、ふわぁぁ……し、子宮に当たって……くぅぅっ!」
「くぁぁ……腰、止まらないよ……文緒っ!!」

文緒も腰を動かし、少しでも深く繋がろうと誘い入れてくる。
そして離さないとばかりに膣内できつく締め上げて肉棒を圧していく。

「ぐっ、そ、その締め付けはやばいよ……」
「ぅんっ、はぁぁ、はぁっ!い、いいから……好きなとこに出していいからっ……」
「くううぅ……文緒、文緒っ!!」
「あはあぁぁんっ!わ、私もそれ以上……イ、イッちゃう……っ!」

激しい締め付けに何度も射精しそうになるのをこらえて挿入を繰り返していく。
文緒の身体が小刻みに震えて、限界が近いのがわかった。

「あぁ、はっ、ふああああぁっ……!い、イクっ……イっちゃうぅぅ……ひゃああっ!」
「うぐ……っ、くはぁぁっ!出るッ、っああああ!!」

絶頂の刹那、文緒の中から肉棒を一気に抜き取った。
ビュルルッ、ビュルル、ビュクビュクゥッ……!!
次の瞬間、文緒の身体の上に勢いよく精液が降り注ぎ、白く染めていく。

「あぅぐっ……!?ふぅ、んっ……あぁ、熱い……弘司のが、かかってるぅ」
「はぁ、はぁ、はぁっ……ふ、文緒っ……」

全てを出し終えて、力尽きて文緒の横に崩れ落ちる。それでも文緒は優しく手を差し伸べてくれた。

「んっ、ふぁ……はぁ、ふぅ……。大丈夫、弘司……?」
「ああ。文緒こそ……よく頑張ってくれたし、ありがとう。最高だったよ……」
「うん……これからもずっと、一緒だからね……」

幸せそうな文緒の笑顔を抱えてそのまま一夜を過ごした……。