5-428 名前: 浴衣美人を脱がせたら (にられば) [sage] 投稿日: 2006/11/21(火) 01:53:05 ID:zZ6JBlHc

「ん、んあああっっ」
寝ていた直樹はその快感によって飛び起きる。
「んむあむぅっ、なおくん、おはよう、むんぅあむぅ」
股間に保奈美が食らいついていたのだ。
実は昨晩、保奈美に絞られるだけ絞られた。
つまり負けてしまったのだ。
そして気力尽きて果てて目を覚ますと再び絞られていたのだ。

その日、宿の周りを散策する事になった。
直樹の腕に抱きつく保奈美。
胸を強く押し付ける。
「その保奈美さん、非常に恥ずかしいのですが………」
実は股間が半立ち状態になっているのだ。
温泉街ということで浴衣姿だからいいものの、洋服で歩いていたらズボンの上から明らか
に巨大な肉棒が確認できただろう。
保奈美に付き合って土産屋を回る。
「ねぇねぇなおくん、渋垣さん家のお土産どれにしようか」
「温泉饅頭でいいじゃなのか。訳の解らんペナントとか貰うよりいいだろ」
「そうは行かないよ。なおくんの実家なんだから………あっ茉理ちゃんにこのお守り買っていこうっと」
「恋愛成就ねぇ………花より団子な感じだからあまり御利益無さそうだなぁ」
「ん〜〜、それなら結先生にあげてみる?」
「それより、恭子先生に………」
おバカな会話が続き更に数件土産屋を見て回るうちに直樹は疲れ果ててベンチに腰掛ける。
「ふぅ………疲れたな。昨日の夜、頑張り過ぎたか?」
流石に疲れが取れない直樹。
逆にタンパクを大量に浴び、摂取した保奈美は元気で肌も張りがあって美しい。
「なおくん、疲れちゃった?もう少しだけ待っててくれる?」
「了解」
直樹を置いて駆けていく保奈美。
「ふぅ………なんで女って奴は買い物が長いのやら………」

何時も通りにボケーっとしてベンチに座っている直樹。
「なおくん、お待たせっ」
何やら保奈美は沢山の紙袋を下げている。
そして手に持っている小瓶を直樹に渡す。
「はい、滋養強壮のドリンクだよ。地元のオリジナル商品なんだよ」
「ありがたくいただきます」
疲れきった直樹にはもってこいの一本。
一気に飲み干す。
「にがっ」
「薬みたいなものだから美味しくはないよ」
「それもそうか」
一休みした所為か疲れもとれてきた。
「じゃあ、いくか」
「うん、汗かいたから温泉に入らないと………」
「一緒に部屋の露天風呂に入らないか?」
「うん、いいよ」
直樹は重そうな保奈美の荷物を代わりに持って宿を目指す。
保奈美と混浴。
そんな想いが直樹の頭の中を駆け巡っていく。
だが直樹は知らなかった。
実は既に今晩に向けた保奈美の戦略に巻き込まれている事に………
そしてその作戦の第一段階が先程の栄養ドリンク。
かの栄養ドリンクにはスッポンのエキスが配合されている事実を直樹が知る筈も無かった。