5-412 名前: はにはに 美琴陵辱SS [sage] 投稿日: 2006/11/21(火) 01:12:57 ID:Rj46/x4M

 今から百年後の未来。
 一人の男があるウィルスを完成させる。とはいっても、サンプルはすでに完成していたので楽なものだったが。
 『マルバス』と名付けられたそのウィルスは未来においても脅威となる存在だった。
男は自らが作った秘密結社マルバスに命じ、ウィルスを世界同時に蔓延させる。
 壊滅する未来。歴史がそう示しているように。
 そして男はすかさず、人類救済のオペレーションを提案する。無論、マルバス開発者としてではなく、一人の研究者として。
 オペレーション・サンクチュアリ。時空転移装置により過去へと飛び、そこでウィルスの研究を行い、最悪の場合はそのまま移住する計画。
 計画は実行され、多くの者が過去へと希望を抱き移住していった。
 マルバスウィルスの蔓延とオペレーション・サンクチュアリ。この両者が一人の男の仕業だと知る者は少ない。
 
 男の名は久住直樹。百歳を超え、なお生き続けていた。
 
 そして、天ヶ崎美琴が過去へと飛んだのを確認し、久住直樹は眠るように逝去した。
その顔は穏やかさに満ちていたという。
 これでまた、美琴に逢える―
 だが。
 彼が遺した秘密結社『マルバス』は活動を続ける。彼らの望みはただただ人類の崩壊のみ。
その為に一人のエージェントが過去へと飛んだ。オペレーション・サンクチュアリを阻止する為に。
 そして―

 現在。

「ぐはっ!?」
 一撃で直樹は吹き飛ばされ、保健室の壁に叩き付けられる。
「直樹!?」
 駆け寄ろうとしたポニーテールの少女を、達哉(偽名)はすかさず腕を掴んで阻止した。
「天ヶ崎美琴。未来人か」
 素早くデータを照合する。その瞳が好色に輝いた。
「可愛いな」
 さっき恭子先生を犯したばかりだが、その後は祐介との交わりをただ見ているだけだった。
むくむくと溜まっていた欲望が頭をもたげる。
「こっちは?」
 その瞳が直樹を見て戸惑う。何故か祐介そっくりだが、データにはない。
「ふむ」
 ちょっと迷った末、放置しておく事にした。
 達哉は未来人だ。過去の、この時代の人間を殺めることは禁止されている。
誰かひとり殺しただけで、当然ながらその人の生まれる予定だった子孫も消えてしまうだろう。
もし達哉が自分の先祖を殺してしまえば達哉自身も消えてしまう。
 達哉から見れば、この学園で未来人が普通に生活している事が信じられなかった。
彼らは歴史が変わるのを恐れていないのだろうか。

「直樹! 直樹!」
 腕を掴まれたまま、美琴は吹き飛ばされた恋人を呼ぶ。そして見た。
「きゃああああーっ!」



 ベッドの上、重なって横になっている祐介と恭子先生。二人の手首から血が流れ出て、すっかり床に溜まっている。
「祐介! 恭子先生!」
 呼びかけても返事は無い。
「ほら。こっち来いよ」
 ここは血の匂いが濃すぎる。別の場所にしよう。
「やっ! 離して! 直樹! 祐介!」
 片手で持ち上げられて抱えられ、美琴はじたばたと脚をばたつかせる。だがしっかりと抱えた達哉の腕はビクともしない。
「ぐっ……美琴……」
 壁に叩き付けられ、直樹は衝撃に身動きできないでいた。それにさっきから頭痛がする。
祐介が側にいるせいだろうか。
その祐介はベッドの上、恭子先生に覆い被さったまま動かない。手首から血を流しながら。
「ちくしょう……」
 恋人が助けを求めているのに、指一本動かせない自分が情けなかった。
「やぁ! 直樹! 直樹ーっ!」
 叫び声はだんだん遠ざかる。
「……美琴…」
 悲鳴を聞きながら、直樹は意識を失っていった……。

「はなして! はなしてってばーっ!」
 じたばたもがく美琴を右手一本で脇に抱え、保健室を出た達哉は保健室のある管理棟を出て教室棟の階段を上がっていった。
「やーん。もう!」
 見知らぬ少年に抱えられ、美琴はぷんぷんぷ−んとほっぺたを膨らませる。
 直樹が急に「祐介が危ない気がする」というので来て見れば、見知らぬ少年に連れ去られる有様。
さっき一瞬だけ見た祐介と恭子先生も気になる。血が出てたような気がするが大丈夫なの?
「ふにゅーん」
 いくら頼んでも謎の人は離してくれず、美琴は大人しくうな垂れてしまう。
腕に感じる少女の温もりに興奮しながらも、達哉は歩を進めやがて屋上に着いた。
「きゃっ」
 屋上に着くと同時、抱えていた美琴を放り投げる。
 外はすっかり夜。雲は少なく星々と月が屋上を明るく照らしている。
 その淡い夜空の下、怯える美琴はやはり可愛かった。
 いつもは明るく輝いていると思わせる可愛らしい顔に長く伸びたポニーテール。
制服に包まれた肢体はスタイルよく、胸もはっきり膨らんでいる。
 
 その可愛い顔を泣かせたい。
 涙でぐちょぐちょにしたい。

 そんな暗い欲望がむくむくと頭をもたげる。
「い、いたい……もうなにすんのよぉ……!」
 目に怯えた色を浮かべながら、ぷーとほっぺたをふくらませる。
 じゃー。と無造作にチャックを開けると、ぽんっと勢いよく飛び出すモノが一本。
「キャアアアアアアーッ!」
 それが何なのかすぐ分かり、美琴は座り込んだままで目を閉じて両手で顔を覆う。
夜の暗闇ではっきり見えないのは幸いだった。
「そ、そそ、そんなのダメだよ〜」



 キャー、と隠された顔は真っ赤になれていた。
 直樹のモノは見たことあるが、やはり抵抗はある。当然だ。
「きゃあ〜〜〜〜〜〜!!!」
 ぶんぶんと顔を振ると、長いポニーもぶんぶんと乱れた。
 と、その頭に生暖かいモノが乗せられた。
「ぎゃああああああああーっ!!!」
 瞬時にそれがナニか気付き、乙女らしからぬ悲鳴を上げてしまう。
「やだっ! やだぁ!」
 女性にとって大事な大事な髪。その上にちんぽを乗せられ、思わず手で叩いてしまう。
 ばちーんと叩かれたちんちんが頭から落ちて、ぷらぷらと揺れた。

 ぷらぷらちんこー。

「痛いじゃないか」
 あまり痛くなさそうな冷淡な声で、達哉は美琴の両手を掴んで押し倒した。
「きゃっ」と言う間に背中が固い地面にぶつかる。屋上の床に。痛い。
 目を開ければ、ギラギラした瞳とほのかに光る夜空が見えた。
「や、やだ……」
 荒い息が顔に掛かり、美琴は本能的に怯えてしまう。その瞳がまた嗜虐心に火を点けるとも知らず。
 直樹に出逢って、恋をして、そして抱かれて、男を知っているつもりだった。
だから怖い。ひとつになるということが、どういうことか知っているから。
 それにこの屋上は直樹と初めて出会った思い出の場所。まるで思い出を汚されるような気分になった。

 美琴がこの時代、屋上に転送されてきたのも偶然ではない。全て未来の老久住直樹が仕組んだ事。
過去の自分と出会うようにわざと転送場所をずらしたのだ。
そして直樹と美琴は出会った。運命ではなく必然として。

「だ、だめ……ダメ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 その屋上に今、美琴の叫びが轟く。
 すぐ真下からの甲高い悲鳴に耳を痺れさせ、そして欲情を昂ぶらせながら、達哉は顔を寄せた。
 むにっ、と口を生暖かいものが塞ぐ。
「!!!?」
 上から達哉にキスされ、美琴は目をパチクリさせ、瞳がグルグル回転。
 さらに口を割ってぬめっとした湿り気のある物体が、口内に侵攻してくる。
「んん〜!」
 舌だ。と気付いて、美琴は下から腕を払いのけようとする。だが掴んだ腕はびくともしない。
そのまま入り込んだ舌は口の中をぺちゃぺちゃと舐め始めた。
「〜!?」
 赤くなる顔に涙が滲む。舌と舌を絡めてきてくちゅくちゅと吸い、さらに歯をなぞっていった。
恭子先生のように噛むという発想も出ず、「ふーふー」と荒い息をしながらひたすら美琴は耐えた。
いや耐えられるはずなどないのだが、ただこの時が早く終わればいいと願った。
「は、あぁ……」
 ようやくに口を離すと、粘液が二人を結ぶ。美琴はぶんと頭を振って糸を断ち切った。
頭を振ると夜闇にポニーテールと涙が舞う。
 それに達哉は一瞬だけ見惚れた。美しい、と。
 そしてその美しい少女を蹂躙する悦びに身を震わせ、体の下の彼女をきゅっと抱き寄せる。



 背中に手を回して、身体を抱きしめるとしっかりとした肉感が伝わってきた。
着やせするタイプなのだろうか、見た目の印象よりもずっと肉付きがいい。それもまたよし。
「やめて……離して……お願い」
 彼女にしては珍しい、しおらしい震えた声。
 直樹以外の男に抱かれ、その身が小さく震えていた。もちろん達哉にもはっきりと伝わってくる。
 可愛いな、と思いながら、達哉は涙の滲む瞳のすぐ下にちゅっと口を付けた。
「やだ……」
 ぱっと顔を横に向ける。その横顔がまた可愛い。
 きゅっと下唇を噛む、その口に力が籠もる。直樹以外にキスされ、こんな口は今すぐに捨ててしまいたかった。
 だが達哉に抱きつかれたままではそれも叶わない。
「ほら。分かる?」
 達哉が腰をスカートに押し付けてくる。
「きゃっ」
 股間に暖かいモノを感じ、美琴の腰がビクッと震えて引いた。だが上から押し倒された状態では逃げられない。
「俺のここ、すっごくうずうずしてるのが分かるだろ」
 スカートの上から押し付けられたのは達哉のペニスだ。勃起したそれが美琴の腰を上から突く。
そのまま布を突き破って挿入されるかのような勢いに美琴は心底から凍えた。
「い、いや……やだ……やめてよ……」
「キミのここに挿れたい挿れたいってちんちんが疼いてるんだ。ねえ挿れていい?」
「だ、だめ……そんなのダメ」
 ぷるぷると瞳が震える。直樹以外の男にヤられるなんて……絶対に嫌っ!
「そう」
と、今度は耳たぶにちゅっとキスしてくる。
「きゃぅ」
 真っ赤な耳はますます赤くなった。
「じゃあ。どこでしようか」
 背中に回った手がするすると胸へと伸びてくる。そして制服の上から柔らかな膨らみに触れた。
「な、なに……?」
 敏感なそこに手の平を感じ、美琴の胸がきゅっと高鳴る。
「良い胸だ」
 手に平をいっぱいに拡げて置いた胸は見た目よりも大きそうだった。制服の下にしっかりとした脂肪の厚みを感じる。
その手がするすると胸元の赤いリボンをほどいていった。
「だめ……」
 ぽつりと漏らし、手をどかせようとするが力が入らない。両手はもう自由だが思うように動いてくれない。
さっきのディープキスですっかり骨抜きにされてしまった。
 しゅるしゅる、とリボンが解かれ、達哉の手が胸元にしっかり掛かり、
 ビリリ、と縦に引き裂いた。

「キャアーっ!」

 屋上に絹を引き裂く音と絹を引き裂くような音が同時に響いた。
 布の裂け目が下に下にと広がり、遂に一番下まで到達してしまう。二つに裂かれた制服の上着が横に落ち、夜の冷えた空気が直接肌に触れた。
「やだっ。見ないで」
 その下のブラジャーまで一緒に破られて落ち、露になった乳房を美琴は咄嗟に両手で隠した。
今度は両手が動いてくれた。



「ふーん」
 ドン、と頬が鳴る。そして拳が頬にのめり込んだ。
「ぎゃうっ!」!」
 いきなりのパンチ。頭の芯までジンと痺れてしまう。
 続いてもう一発、反対側のほっぺたにもパンチ。
「いぎゃっ!?」
 マウントポジションで殴られ、美琴は激痛もさることながら殴られたということにショックを受けてしまった。
口から血が出る。どこか切ったらしい。だが恭子先生のように歯が折れる事は無い。
殺す気は無いからだ。
「あ、ああ……」
 口から血を流し、両手で胸を隠したまま怯えた目を上に向ける。瞳をギラつかせ、拳を振り上げる達哉に。
「お、お願い……。殴らないで……痛いのイヤだよ……」
 震える声で何とかそれだけ言えた。血を流す口で。
「手をどけろ」
「え?」
「殴られたくないんだろ。手をどけろ」
「そんな……」
 振り上げた拳をさっと降ろして来る。
「きゃっ!?」
 美琴は目を閉じて身体を固くした。だが痛みはやってこない。
「殴られたくなかったら手をどかせろ」
 恐る恐る瞳を開けると間近に拳が迫っている。寸止めしてくれたらしい。
「助けて……直樹……」
 思わず恋人に助けを求めてしまう。
「助けて! 助けてーっ!」
 わたし殴られてるんだよ。襲われてるんだよ。
「助けてえええええええぇぇぇーっ!」
 だから助けてよ。直樹。誰か。
「ぐえっ!」
 悲鳴は不意に途切れた。達哉がまた殴ったのだ。今度は鼻。鼻血が出る。
「ぐはっ……はぁ……」
 痛みから逃れるように息を吐く。だらだらと口と鼻から血を流す可愛い少女に、達哉は無情にも告げた。
「このまま殴られるか。手をどかすか。選べ」
「……うぅ」
 助けは来ない。どうして来てくれないの?
 わたし、こんなに酷い目に遭ってるのに。
 どうして直樹は助けに来てくれないの?

 頭の中が直樹でいっぱいになる。彼が助けに来てくれると信じて。
 そうだ。直樹はきっと助けに来てくれる。だから今は―

 すっと手の力が緩み、胸を隠していた腕がどかれた。鮮やかなピンクの輝きが暗闇に映える。
「それでいい」
 すぐさま、達哉は胸へと顔を埋める。
「きゃっ……!」
 両頬に触れるぷにぷにの柔らかい乳肉。ふにふにと顔を振るとぷるるんと胸全体が震えた。
よく実っている証拠だ。
「やぁ!」
 鼻血を垂らしながら美琴が白い喉を仰け反らせて泣く。
「直樹……イヤアァー、直樹ーっ!」



 犯される。穢される。レイプされる。陵辱される。そして……
 女として最も忌むべき屈辱を実感し、いよいよ美琴は歯をガチガチと打ち合わせて震えた。
愛する直樹に処女を捧げただけに尚更だ。彼に嫌われるかもという恐怖が加わる。
「いやぁ……やだ、やだよぉ!」
 だが体はもう動かない。今度こそ指一本動かせなかった。また殴られるという恐怖に。
 美琴の悲鳴を心地良いBGMとして、達哉は先端の蕾にそっと口添えする。
「きゃっ」
 敏感なそこにぬめっとしたキスを受け、美琴の胸が心底から振動した。
 そのまま乳首を口全体に含み、ちゅうちゅうと吸い上げる。
「やだ……いやだぁ……」
 美琴の顔が左右に揺れ、涙と長いポニーテールも揺れた。
 乳首を舌で転がすと確かな甘い舌触りがする。その味を堪能しながら、もた片方の乳首も指で摘んでクリクリとしごいていった。
「ア……」
 ビクッ、と乳房が震え、無意識に声が漏れてしまう。甘い吐息が。
「ヤメテ……お願いだから、やめて……」
 ピクッと微かに甘い官能を感じながら、美琴の目からぽろぽろと涙がこぼれる。

 どうしてやめてくれないんだろう。
 こんなに嫌がってるのに。
 こんなにイヤなのに。
 こんなに頼んでるのに。

「ふえええぇ……ふええええぇん!!!」
 動かなかった手が顔を隠し、美琴は大声で泣きじゃくった。今までの乙女の悲鳴ではなく子供のような癇癪で。
「わああああああぁん! ふええええええぇぇぇーん!!!」
 ちゅーと赤ん坊のように胸を吸いながら、達哉はこれではどちらが子供か分からないな、
と愚にも付かぬことを考えてしまう。
「やだああああぁぁぁー! もうやだよおおおぉぉぉぉーっ!!
 直樹! 直樹ーっ!」
 そして求めるのは結局恋人。
 やれやれと口を離し、達哉はため息をついた。唾液で濡れた乳首はピンと尖っている。
指でしごいたもう片方の乳首も勃っていた。
 体がしっかり反応してるのに、泣きじゃくる姿は童女そのもので。達哉はついくすりと苦笑して、
その頭を撫でた。
「泣きたければ泣け。誰も助けに来ないぞ」
 だが言葉は辛辣。
「わああああああああーん! うわああああああああーん!!!」
 美琴もまたマイペースで泣き喚く。子供のように。
「……ガキか。体はイイんだがな」
 よっと腰を上げ、すぐにすとんと落とす。胸の上に。
「ほえ?」
 胸の上に今まで以上の重みを感じる。そして乳房に挟まれる何か。
 ちらっと手をどかして見ると、謎の人はぶっといちんこをおっぱいに挟んでいた。
「うぎゃあああああああ〜!!!」
 そしてまた叫ぶ。もっと色っぽい悲鳴は出せないものかと達哉は思った。しみじみと。



「いやああぁー! ふわああああぁーん!!!」
 また顔を隠して泣きじゃくる美琴を見下ろしながら、達哉は実り豊かな乳房を両側から押して、
挟んだペニスを包ませる。
「おっ」
 乳肉に挟まれた肉棒はその刺激にビクビクと小躍りした。元々勃起していた分身がさらに精力を高めていく。
恭子先生に連続で膣内射精したペニスは、完全に元気を取り戻していた。
 左右からぐいぐいと乳房を押し付けると、その脂肪の中で肉棒が跳ね、びくんと先端が揺れる。
「イヤアアアーっ! うわああああああああああーん!」
 ただただ泣くだけの美琴の顔に、赤い亀頭が向けられた。
 達哉は乳首を指で転がし、腰に溜まった射精感を我慢せずに放出する。

 ぴゅっ

 先走りの液が胸の谷間に流れ―

 ぴゅるるっ

 先端から飛び出した白濁液が胸と首、そして顔とそれを隠す手に掛かっていった。
「きゃあああああーっ! なになになにいいぃぃぃぃっ!! なにこれーっ!!!」
 顔に向けて放たれた熱い飛沫を感じ、美琴は恐怖した。正体不明のモノが一番怖い。
手をどかすと、目下に掛かった白濁液が見える。手にも掛かっていた。手に付いたそれを無防備に舐めると、とっても苦くて不味い。
「やー……、なにこれー」
 血を流す口でぺっぺっと唾を飛ばす。それでも苦味は取れない。
「俺の子種の味はどう?」
「へ?」
 目を丸くして、それから美琴は思い出した。直樹のおちんちんから出されたモノを。
「きゃああああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」
 ようやく正体に気付いたのだろう。うげーと舌を出して目が×になってしまいます。
「やだ〜〜〜〜〜〜〜。なめちゃったよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「うーん」
 どうも違う。
 童女のような反応に緊張感が削がれてしまう。これでは本当に童女を犯しているようだ。
 やだピンと乳首が尖っているから体はきちんと感じてはいるらしい。
「や〜〜〜〜〜〜〜イヤ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
 殴って黙らせようとも思ったがやめておいた。あまり血まみれの女は興味がない。
 達哉が胸から腰を上げ、重みが消えた事に美琴はホッとしてしまう。だがスカートが捲くられたのに気付いて、きゃーと脚をばたつかせた。
「可愛い」
 スカートの中を覗き、しましまの縞パンツを確認した達哉がうんうんと頷く。膝上までの長い白ソックスに覆われた綺麗な脚がじたばた動いて顔を打つがあんまり気にしない。
スカートを捲くったまま手を入れてシマシマ模様に触ると、じわっと湿り気があるのが分かった。
やはり濡れているのだ。
「ほーら。ぐしょぐしょのパンツは脱ぎ脱ぎしようね」



 両手でパンツの端を掴んで引き摺り下ろすとすると、
「いーやーあー!」と脚が一層ばたばた動く。
「殴るよ」と達哉が言うと、ピタッと脚が止まった。痛みを思い出したせいか。
その隙にぺらーんとパンツを引き摺り下ろし、脚を通って下まで降ろされた。
「きゃっ!」
 股間にスースーした空気を感じ、美琴は羞恥心に赤い顔をさらに赤くする。今更ながら。
 脱ぎ捨てた縞パンツを放り投げ、達哉はスカートを捲くってそこをよく観察した。
乙女の園を。
 暗闇の中、確かに桃色に色付く割れ目が確認できる。毛はあまり生えていないらしい。
直接指で触れると、ビクッと震えた。
「や、やだ……」
 ぽとぽとと涙を流す瞳に恐怖がありありと浮かぶ。指で触れた割れ目はやはりしっとりと濡れていた。
 白ソックスに覆われた太股を掴んで拡げると、簡単に開いてゆく。はやり抵抗はない。
その脚の付け根に、達哉は顔を埋めた。

「アーッ!」

 顔を仰け反らせ、美琴は喘ぎ泣く。達哉が股間に口を付けた瞬間、びりっと頭が痺れたから。
白いもやが思考にかかっていく。
 口で触れた割れ目はやはり暖かくて、そして匂った。アンモニアの匂い。そして発情した雌の匂い。
 ぺろっと舌を伸ばして、肉の割れ目を感じながら舐め上げていく。
「ひいいぃ!」
 ガクンと美琴の腰が持ち上がり、そして震えた。
 そのまま舌を肉の割れ目に挿れて、ぐっちょりと唾液をまぶす。
「やあぁーっ!? はあぁーっ!」
 ガクンガクンと美琴の腰が上下に揺れ続けた。顔をしっかり埋め、達哉はぺちょぺちょと舌で舐め、愛撫を続ける。
「あうっ! あうっ! あうっ!」
 顔を仰け反らせたまま、腰を振動させ、美琴は甘い泣き声を漏らし続けた。喘ぎ悶えながら。
「もう……やめてよぉ」
 ハァt−熱く甘い吐息と共に懇願が漏れる。
 これ以上されると……ヘンになっちゃう!
 舌でぺろぺろと舐めていると、内側からじゅっと熱い液が湧き出してくる。
ちゅーとわざと音を立てて、その蜜を吸うと腰が一段を震えた。
「やあぁーっ! イヤッ! ……アッ、あああうぅぅぅ!」
 ぐっと歯を食い縛っても声が出るのを止められない。
「イヤー! イヤッ! そんな、そんな汚いところダメーっ!」

 汚い所なんかないよ。

 お約束の台詞を胸中で呟き、達哉はちゅーと溢れる蜜を吸い続けた。その吸い付く感覚が、また美琴を痺れさせる。甘く。
「アっ! あっ! あうっ! あうーっ!」
 手が何かを掴むように空しく宙を掻き、脚にぎゅっと力が籠もる。達哉はその緊張を肌越しに感じていた。
 そろそろかな。
 顔を上げると、股間はもうぐっしょりと濡れている。
 そして達哉は勃起したペニスを腰に割り込ませた。



「ハァハァ」
 荒い息を夜空に漏らし、赤い泣き顔を美琴は月と星空に向ける。
 その開いた両脚に腰を割り込ませ、達哉は勃起したペニスをしっかりと秘所に向けていた。
さっき胸で射精したばかりだというのに、ビンビンに固く膨張した肉棒。先端がむにゅっと花弁の割れ目に食い込む。
「ヒイイイイイイィィィっ!!!」

 入ってくる!
 彼以外の男がわたしの中に!!!

「イヤアアアアアアーーーーーーーーーーーっ!!!」
 ぐにっと、濡れそぼった花弁はいとも簡単に分け入れられ、そして男の象徴が突き刺さっていく。
「くっ!」
 挿れた瞬間から強烈な締め付けを感じ、達哉は思わず顔をしかめた。ほとんど抵抗なく受け入れてるのだが、それでいて甘く心地良く締め付けてきやがる。
「おおっ!」
 快楽をもっと得たくて、ずぶぅっと一気に勢いよく突き込んだ。蜜液に溢れた肉壷を肉棒が抉り、亀頭が丸い穴に触れる。
「ヤメテエエエーっ! 抜いて、ぬいてぇえええええーっ!!!」
「くっ」
 絶叫をどこか遠くに聞きながら、達哉は余裕なく歯を噛み締めていた。
 あまりの快感に。
 美琴のナカは狭くそして暖かい。いやそれだけでない。男のモノをぎゅうぎゅうと締め付けてくる。まるで快楽の壷を知っているかのように気持ちよく。
「抜いて! 抜いてーっ!」
 体の下で泣き叫ぶ美琴の顔が、極楽の中でぼんやりと見える。

 ああ、抜いてやるぜ。

 ずぶりっ、と奥底まで突き刺した肉棒を引き、また膣肉を抉りながら、外に抜いた。
「はあっ!?」
 外に出す瞬間、肉棒のカリがヒダを抉り、びくっと腰が振動する。
そして外気に触れた瞬間、快感が逃げるように消えて行き、達哉を疼かせた。
 ずぶっ、とまたすかさず挿入していく。
「やめ……ダメエエエエエエェェェェェーっ!!!」
 また膣肉を擦りながら、深く潜り込んでいく肉棒。
「いやっ! イヤーっ! 抜いて、抜いてーっ!」
「ああ」
 そしてまた抜く。肉ヒダを捲くれさせながら。
「ひぎゃあああーっ!」
 抜いたと思ったら、またすかさず挿入。
「ひぎいいいぃぃぃっ!」
 腰を上げて美琴絶叫。涙と長いポニーが揺れた。
 抜いて、挿れて、抜いて、挿れて……。
 ぐちゅぐちゅに濡れそぼった花弁を何度も貫かれ、美琴はその度に衝撃に打ち震えた。
痛みはない。快楽で。天にも昇るような極楽に頭が真っ白になる。
「ああっ! はああぁぁぁっ!」
 ひくひくと蠢く膣肉に、今度こそ達哉は腰をしっかりと据える。
「ハァハァ」彼はもう限界だった。「イくぞ」
 ドクン!
 唐突に熱い奔流が股間にみなぎり、奥へと放たれていった。
「え!?」



 その熱い感覚は前にも見覚えがあった。
 射精。それも膣内で。
「イヤアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 出された。
 ナカで。
 ごめんね。直樹。

「ヤメテエエエエエェェェェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
 止まらない。止まるはずがない。
 ドクン、ドクン……。勢いよく濃い精液が子宮目指して放たれていく。
「アア……ワアアアアアアアアアアーっ!!!」

 思い出の屋上で。
 美琴は胎内まで穢され。
 ただ泣いた。

「直樹ーっ!」
 恋人の名叫びながら、美琴は背筋を仰け反らせ、そしてガクッと脱力した。
「ふー」
 同時、達哉もずぼっと肉棒を引き抜く。大きく開かれた結合部からごぼっと白濁液がこぼれ、太股を伝い白いソックスまで流れていった。
「あ、アア……」
 横を向いた瞳からぽろぽろと涙がこぼれる。達哉はすっきりさっぱりした豊穣で美琴を見下ろした。
 制服は引き裂かれ、上を向いた乳房は丸出し。乳首はピンと尖っている。たくし上げられたスカートの中は濃い白濁液を割れ目から垂れ流し、匂うほどだ。
その可愛い顔は涙でぐちょぐちょで鼻と口から出た血はもう固まっている。そして泣き腫らす瞳に光は無い。
「いやぁ……もうやだよぉ……」
 焦点を無くした虚ろな瞳で美琴は呆然と呟く。だがまだ完全に壊れたわけではない。
「さて」
 まだだ。まだ愉しめる。
 達哉が再び美琴に覆い被さろうとした時―
 ちゃんと閉めていた屋上の扉がばたんと開く。
 そしてそこに立っているのは久住直樹。

「美琴を、返してもらう」

 その瞳は、怒りと愛に満ちていた。

 少し前、保健室。
 倒れたままの直樹に、呼びかける声があった。それは直樹にしか聞こえない声。

祐介「直樹。おい直樹」
直樹「ん? お前、祐介か」
祐介「呑気なこと言ってるな。姉貴が連れ去られたじゃねえか!」
直樹「ん。そうか」
祐介「そうかじゃねえ! 何でここに来た」
直樹「いや、お前が危ない気がしてな。美琴も一緒に行くって言い張って」
祐介「馬鹿野郎が……」
直樹「馬鹿はお互い様」
祐介「姉貴を……頼む」



 はっと目が覚めると薄暗い保健室だった。
 立ち上がって見ると、そこに美琴とあの男子生徒の姿はない。ベッドの上では祐介と恭子先生が重なって倒れていた。下半身が繋がったまま。手首から血を出しながら。
 もう頭痛はない。
 ベッドの上の祐介は冷たくなっていた。彼も死んだ。恭子先生と一緒に。
「祐介。恭子先生」
 くるりと直樹は背中を向けた。このままにしておくのも忍びないが、時間が惜しい。
「行ってきます」
 そして少年は行く。愛する人を取り戻す為に。

 どうして屋上に来たのかは分からない。ただそこに美琴がいる気がした。
 そして美琴は屋上にいた。犯され、穢され、壊れる寸前の姿で。

「遅かったね」
 直樹を見て、達哉は余裕の笑みを浮かべた。ちんこ丸出しのまま。
「もう彼女は頂いたよ」
「遅くなんてない」
 犯されたとしても。
 美琴は美琴だ。
 これからまたやり直せばいい。
「美琴を返してもらう」
 だっと直樹は駆け出し、拳を振り上げる。
 そして吹き飛ばされた。一撃で。
「ぐはっ!?」
 フェンスに背をぶつけ、がはっと口から血が出る。全身の骨が砕かれたように力が入らない。
「ふん」
 拳を繰り出した姿勢のまま、達哉は鼻を鳴らす。ちんこ丸出しで。
 彼は未来から来たエージェント。その身に改造手術を受け、常人を遙かに上回るパワーを秘めていた。
直樹の到底勝てる相手ではない。
「……美琴」
 ずるずるっとフェンスを背に倒れ込みながら、横たわる美琴に必死に呼びかける。
「そこで見てるんだな。恋人が犯される様を」
 言うと達哉は美琴を抱えて座り、脚をM字型に開かせて、背後から貫く。背面座位の姿勢。もちろん、直樹に見せつけながら。
「ああっ……やあぁ……」
 座った姿勢で背後から貫かれ、美琴はうわ言のように喘いだ。涙で霞んだ虚ろな瞳に直樹は映っていない。
「やめろ……やめろオオオオオオおおおおおおおぉぉぉぉっ!!!」
 立ち上がろうにも体が動かない。泣き叫ぶ直樹の目前で美琴が犯されている。
「……アァ……助けて……」
 背後から貫き、達哉は腕を回して豊かな乳房をこね回した。さらに結合部に指を突っ込み、
ぷっくり尖ったクリトリスも摘み上げる。
「ひっ……! やああぁ……」
 ガクンガクンと美琴の身体が震える。達哉の腕の中で。
「やめろ……もうやめてくれええええええぇぇぇぇーっ!」
「いやぁ……助けて……たすけてぇ……」
 絶叫する直樹の声と虚ろな美琴の泣き声が重なり、そして消えていく。
 そして達哉は薄ら笑いを浮かべながら、美琴を激しく責め立て、愛撫を繰り返して言った。
「ちくしょオオオおおおおおぉぉぉぉーっ!!!!!」



 どくん、ドクン……。
 背後から射精される精液をしっかりと美琴はお腹に感じる。
「イヤぁ……またナカに……」
「あ、アア……やめろぉ……」
 恋人の股間から溢れる白濁液。それを見せ付けられ、ただ直樹は泣く事しか出来なかった。
そして泣くしか出来ない自分が惨めでさらに泣く。
「どうだ? 目の前で恋人が妊娠させられるのを見せ付けられるのは」
 ぐったりした美琴をお姫さま抱っこで抱え、達哉が告げる。
「俺はこれから未来に帰る。この女を連れてな。心配すんな。可愛がってやるぜ。
死ぬまでな」
 ちゅっとお姫さま抱っこした美琴にキスする。その瞳は虚ろでもう何も反応しない。
「返せ……」
 美琴を。あの楽しかった日々を。
「ああ、追いかけようとしても無駄だぞ。この時代の時空転移装置は壊したからね」
 これで任務は終了。オペレーション・サンクチュアリは失敗したのだ。
「それじゃあな」
 美琴を抱え、達哉は行く。その背中を見つめたまま、直樹は気を失った……。

 いつまでそうしていたのだろうか。
 気が付くと夜が空け、朝になっていた。
 夢だろうかあれは。いや現実だった。
 口から流れる血があれが現実だったと物語っている。そして目の前に落ちているシマシマの縞パンツ。
 その縞パンを拾い、直樹の目からぽとぽとと落ちる涙がパンツを濡らしていく。
「わああああああああああああぁぁぁぁーっ!!!」
 恋人を拉致された無力な少年がそこにはいた。

 百年後の未来。
「イヤぁ……。やあぁ……」
 ベッドの上で四つん這いになり、バックから貫かれ、美琴はポニーテールを振り乱しながらただ泣いていた。全裸で。
 この秘密結社マルバスの秘密基地で美琴はただ犯されていた。達哉以外の男にも何度も。
 秘密結社マルバス。久住直樹が百年の歳月を掛けて作った組織。彼の死後も淡々と任務を遂行していく。
人類を滅ぼすまで。
「ああ……助けて、たすけてぇ……」
 虚ろな瞳で何度も呼びかける。だが助けは来ない。
 今、彼女を犯しているのは達哉だ。揺れる背中とポニーを見ながら、ガンガンと腰を叩きつけて愉悦に浸る。
「たすけてよ……。わたし、ひどいことされてるんだよ……。
ねえ、だれか……どうして……だれもたすけてくれないの……。わたし、なにもしてないのに……。
わるいことしてないのに……。
ねえ。だれかたすけてよ……。もうひどいのはいやぁ……。
やめてぇ……やめてよ……ひどいのは、いやぁ……」
 虚ろな瞳で放心状態で呟く美琴に向け、達哉はドクンと射精していった。
「アア……やだ、もうやだよぉ……」
 そして美琴は今日も犯される。
 妊娠しても壊れても。
 死ぬまで。



 そして現在。
 呆然と歩き続ける直樹は保健室に戻っていた。
 そしてベッドの上で重なって死んでいる祐介と恭子先生を見る。
 ふと祐介の手首から流れる血に目が行った。
 マルバスに感染した祐介の血。それに触れたらやはり感染してしまう。

 ああ、そうだ。

 パッと直樹は思い付いた。
 百年後の未来にマルバスを流行させよう。そうすれば美琴が逢いに来てくれる。そのはずだ。

 うん、そうしよう。

 保健室の空の薬瓶に、祐介の血を入れていく。マルバスのサンプルとする為に。
その目はすでに狂気に彩られていた。

 そして歴史は繰り返す。

(おしまい)