5-334 名前:直樹×ちひろ(1/4) 投稿日:2006/11/15(水) 15:59 ID:HAGgVNy1

 そろそろ夕焼けが綺麗になるという時刻、園芸部の活動拠点である温室に
やってきた恭子は、いつもなら一声かけて入り口から中へ入るところを今日は
温室の状態を外から見てやろうという気になって、ぐるっとまわる。奥の奥、
中に入っても奥になる側までやってきて、ガラス越しにひょいと目に飛びこんで
きたものが恭子の足をストップさせた。
(橘と久住……って、なによ!)
 ふたりいるのに、ひとりにしか見えない。それはちひろと直樹が、他人では
ありえない距離で密着しているから。
 体操服にブルマといういつもの作業着でいるちひろを、今日は同じく着替えて
いる直樹が後ろから抱きすくめている。振りむいて顔をあげるちひろの唇に唇を
合わせ、両手は胸へ、ようやく発育段階という薄い胸を楽しそうに揉んでいる。
視力のいい恭子には、揉む手遣いまではっきりと見えてしまった。
 恭子はふらふらと、向こうからは見えにくい位置に移動する。移動してなお、
生徒の痴戯を注視している。
(ま、まあ、仲良しになってるし、そういうところまでいってるのも、わかる
けど……)
 色気たっぷりの美人保健医が動揺している。それもそのはず、恭子はまだ処女
だから。
 直樹をきわどいネタでからかうことが多い恭子が処女とは、学園の誰も信じない
だろう。きわどいネタを率先して口にするのは、実は煙幕を張って隠していただけ
だったのだ。
「ふ、ふわわぁ……久住先輩ぃ」
 恭子はいつの間にか、ガラスの隙間から声まで聞き取れる場所まで近づいて
いた。やっていることは出歯亀と変わらないが、恭子の頭では、部の顧問として
部員同士がどういう関係にあるのか知らなくてはという理由づけがなされていた。
「ちひろちゃん、こっちも」
「や、やっ、いやですぅ」
 直樹の右手は胸から滑りおりて、ブルマをいじりはじめていた。いやがるような
言葉でも、甘さたっぷりに媚びているのだから、聞いた男はたまらないだろう。
(橘がこんなになるなんて……ずっと前から、しているのね)
 恭子の推察通り、ずっと前からしている通りに直樹の手つきがいやらしく、
ちひろの恥丘をブルマ越しに撫で揉む。ちひろの口からもはや言葉は漏れず、
男に愛される悦びをそのまま声にした音しか出てこなくなった。
(え、えっと、私は……ど、どうすれば)
 女の悦びに満ちたちひろの声を聞いて、カアッと赤面する自分に気づき、覗きを
している自分に恥じる恭子。
 だが、ここまで見ていて今から注意するわけにもいかない。かといって引き返す
こともできない。しばらく迷っているうちに、恭子の手がまるで何者かに操られる
ように白衣の上から己の体をまさぐりはじめた。
「きゃっ」
 恭子の口から小さな悲鳴が漏れた。まさか自分までそんな行為をはじめるとは、
完全に意識の外にあったのだ。小さな悲鳴は温室の中へ通ったが、ふたりだけの
世界に浸っているちひろと直樹の耳までは届かなかった。



(だめだめっ。や、やめないと)
 恭子の理性が叫ぶ。だが一度動きはじめた手はとまれない。処女とはいえ恭子
だって自慰の経験はある。ハードワークで疲れたときに、夜の学園の保健室で
こっそり自分を慰めたことだってあるくらい。
(あっ、は、はあぁ……熱い、熱いわ)
 服の上からだから大した刺激ではないが、なんといっても生徒のセックスを
目撃しながらのオナニーだ。豊満ボディが熱くならないわけがない。
 養護教師の視線の先で、直樹の指が蠢いている。慣れた指遣いに視線が吸いこま
れた瞬間、恭子の指が直樹の指となり、未経験のままで熟れてしまった女の体を
おいしそうに味わいはじめる。
(『恭子先生も、こうしてほしかったんですね』)
(『ち、違う……だめ、だめよ』)
(『だめなら、なんで見てるんですか。してほしいんでしょ』)
(『あ、ああぁ』)
 ちひろと同じように指を遣い、ちひろとまったく違う責めかたをしてくる直樹。
 恭子が空想の直樹に責められているうちに、温室ではちひろが直樹に奉仕を
はじめていた。直樹の短パンを下着ごと脱がせ、逞しい屹立を口いっぱいに頬張って、
ちゅるちゅると水音を鳴らしている。
(く、口で、しちゃうの!? 橘……)
 耳年増な年増女はフェラチオの知識だけがあって、実際に目にするのは初めて。
幼い容姿、うぶな少女と思っていたちひろが嬉々として男のモノを口にしているのを
見て、仰天している。
「あ、ああぁ。気持ちいいよ、ちひろちゃん」
 恍惚となった直樹の手がちひろの髪を優しく撫でている。男の手をくすぐった
そうにしながら、熱心にしゃぶるちひろ。はしたない行為というのを度外視すれば
大変仲睦まじい光景だが、外で見ている恭子の心には、恭子自身認識できない
嫉妬の炎が燃えあがってきていた。
(男、男のモノを咥えるなんて……ど、どんな味なのかしら)
 私もしゃぶりたい、そんな欲望まで大人の女の心中に燃えさかってきた。
 いくらちひろがしゃぶって見せてくれても、実際に口にしなければ満たされ
ない欲望。しかし実際に咥えるのは無理。だから恭子は、自分の指を代わりに
しゃぶる。
(『へへへ。恭子先生が俺のモノをしゃぶってくれるなんて』)
(『ち、違うの。違うのよぉ』)
(『違わないだろ。どうだ、味は』)
(『んちゅ、ちゅ、ちゅるるぅ』)
 炎と欲望を抑えるために、恭子は指をまとめてしゃぶる。生徒たちの淫戯に
煽られた教師の心は正常状態から逸脱し、何かに取りつかれたように空しい行為に
没頭してしまう。



「よ、よし。そろそろ、ちひろちゃんの、中に」
「は、はいっ」
 恭子が仮想フェラに耽っていると、園芸部員のふたりはさらに先に行く。男と
女の最終段階、性器と性器の結合へ。
 フェラチオを終わりにしてちひろが作業台に手をつき、ブルマに包まれた
小ぶりなヒップを突き出した。
 直樹はブルマの端を摘んで、一息に引き下ろす。
 ふくらみかけの白いヒップをブルーのビキニショーツが覆っている。模様の
ないシンプルなショーツが、見事なまでにちひろに似合っている。
「どうかな。大丈夫かな」
「あっ、あっ、ああっ。も、もう、私……」
 ショーツの上から恥裂を指でなぞり、ちひろを悶えさせる直樹。股布に浮か
んでいた染みがショーツ全体にまでひろがってくる。
 ぐっしょぐっしょのショーツを引き剥がせば、粘っこい恥液の糸が何本も
引いた。あまりの卑猥さに、外で見ている恭子の手がとまって、そのまま吐き
出された。
 今の恭子は教師ではなく生徒。ちひろと直樹に教えられ、導かれている。
 恭子は温室の壁にもたれるようにして自分も尻を後ろに出した。タイトスカートの
中に手を入れ、パンティの上から恥唇をいじくる。ちひろ以上に濡れそぼった
パンティはぬっちょぬっちょと卑猥な感触を指に返し、準備万端整っていることを
知らせた。恭子の手は直樹同様、パンティを引き下ろす。女教師の股間が涼しく
なった。
 温室の中で、禍々しいまでにそそり立ったペニスの先が半熟ヒップの中央に
合わさる。
「いくよ」
 一声のあと、ずぶりと肉穴へ突き刺さる。
「ひいいぃ」
 ちひろの悲鳴が温室に響く。誰かに聞かれてしまうのではと、恭子が心配に
なるほどの大声だった。
 幼い膣に一気に埋没したペニスは、すぐさま引き抜かれ、また埋もれていく。
「あ、ああっ、ちひろちゃん、こ、これ、これが気持ちいい」
「んは、はあっ、はい、はいいいぃ。す、すごく、いいです。も、もっと、
はううぅん」
 可憐なヒップをしっかと抱え、直樹は腰を規則正しく抽送させてちひろを
責める。責められるちひろは、とても少女とはいえない、色香にまみれた表情で
彼に突かれる悦びを口にする。



(わ、私も……んはァ)
 恭子は指を二本まとめて膣に挿入した。直樹の往復するテンポに合わせて
抜き差しする。
(『どうですか、俺のは。恭子先生』)
「んふ、んふ、ふふぅ」
 想像の直樹に対する反応の声は現実に、温室の外で響いている。
 恭子の頭では、ちひろを責める直樹の声まで自分に向けられているものに
すり変わっている。
「ちひろちゃん、ここ、感じるかい?」
(『恭子先生、ここ、感じるだろ?」)
「はああぁ、久住先輩、す、すごく感じて、やはぁん」
「感じる、感じるのぉ」
 温室の中と外で、ふたりの女の嬌声が決して混ざらぬハーモニーとなる。
 直樹は一物の抽送だけでなく、剥き出しのヒップをさすることでもちひろに
快楽を送りこんでいる。ヒップだけでなく前へ手をまわしてクリトリスもいじるが、
そちらはあまり慣れていないのか、ちひろの反応はいまひとつ。それでも時折り
いじるのは、いずれ感じてもらうための性感開発作業だ。
 恭子は直樹の手技をじっくりと観察するが、膣での指抽送を続けるだけで、
尻撫でまで模倣するには至らない。至らないから、自分もちひろのように彼に
いじられたいという教師にあるまじき淫欲が心に満ちてきている。
 恭子の熱い目線の先で、直樹は深く挿入し、グラインドをかけてちひろの奥を
刺激した。膣奥の襞々を亀頭にこすりあげられ、子宮口を何度も小突かれ、ちひろは
絶頂寸前まで昂ってしまう。
「せ、先輩、わ、私もう、もう」
「おっと、もうちょっと、待ってね」
 イキかかっているちひろに対し、直樹にはまだ余裕があった。腰遣いを弱め、
代わりに首筋にキスしてちひろの昂りを巧みにコントロールする。
 外で見聞きする恭子にも余裕があった。恭子はいつでもイケるよう、膣で指を
動かしながら、肉芽に親指の腹を当ててスタンバイしている。
 直樹は肉棒半ばまでの挿入で、小刻みに往復し、亀頭を中心に膣襞を味わう。
ぬるぬるの粘膜に圧迫される刺激で昂揚し、噴出寸前まで持っていくと、ずんと
大きく突きこんだ。
「イクよっ!」
 膣奥深く侵入した一物の先から、熱い奔流が放たれる。
「ふはっ、はっ、アゥ、アアッ、アアアアァーーッ」
 外で聞く恭子が魂消る大絶叫が響きわたり、ちひろがオーガズムを迎えた。
 驚いた恭子もすぐさまクリトリスを強く捻り、オーガズムに飛ぶ。とっさに
悲鳴を呑みこんで、白衣に包まれた肢体をびくびくと震わせて耐える。
「く、くうぅ、うっ」
 直樹は真っ赤な顔をして、なおもちひろの双球を引きつけている。ちひろの
なかでドクンドクンと肉棒が律動し、大量の精液を送りこんでいる。
 ぽたぽたと、ちひろと直樹の結合部から濁液がこぼれた。
 土に吸収される液体を見ているうちに、恭子は自分を取り戻す。
(こ、このままじゃ、だめ……)
 寂しいオーガズムから覚めて、かろうじて復活した理性が、顧問教師の足を
動かす。一歩一歩、亀のようなスピードで、淫猥な行為が行われた場所から離
れていった。