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名前:はにはに ちひろ強姦SS :2006/11/10(金) 03:49:28 ID:oVTAmUXM
「はぁ」
カフェテラスでノートをまとめながら、ちひろは暗い顔で溜息をつき、ココアを口に運ぶ。
好物のカフェテラスのココアも、どこか味気ない。
ウエイトレスの制服に身を包み、世話しなく働く女子生徒を見て、また溜息一つ。
いつもはそこにいるはずの茉理の姿はなかった。
彼女は未知の病気に感染し、時計塔の地下の病室に入院していた。
現代では全く未知の病気だが、ちひろは知っていた。
マルバス―
未来において大流行し、ちひろの家族も妹も奪ったウィルス。それが茉理の親友の身体を蝕んでいるのだ。
じっと涙が滲む。
妹が死んだ時もそうだ。自分は何も出来ないで大事な人が死んでしまう。
死。
頭を振ってその言葉を振り払う。まだ茉理は死んでいない。きっと助かる。そう信じて。
そして思った。
―どうせなら、私が感染すればよかったのに。
未来からもたらされたウィルスだ。未来人の私が感染すればよかったのに。
だがその考えもすぐに振り払う。
そうしたら、今度は茉理が悲しむだけ。
「さて、と」
入院中の茉理に渡すノートをまとめ終え、ちひろはカフェテラスを出た。病室に行く前に、
温室に向かう。
様子を見る為と、茉理へのお見舞いの花を摘む為に。
茉理へのお見舞いの傍ら、園芸部の活動も怠ってはいない。元気になった茉理にいっぱいの花を見せてあげたいから。
今日はあの花は咲いてるだろうか、とちひろは微かに期待を抱きながら歩を進めた。
「あれ?」
温室まで近付くと、誰かが中にいるのに気付いた。男子生徒のようだ。自分以外には滅多に訪れないのに。
「久住先輩?」
温室に突っ立っていたのは、よく見知った先輩だった。安堵して温室に入る。
親切な先輩、そして茉理の恋人だ。
「どうしたんですか。こんな所で」
家族のように一緒に暮らし、恋人でもある茉理が病に倒れ一番苦しいのは久住先輩かもしれない。
ちひろが恐る恐る声を掛けると、声にビクッと反応して、こちらを見た。
「ひっ」
その顔を見て、思わずちひろは身をすくませる。
ギラギラした瞳、荒い息。初めて見る久住先輩、いや男の顔だった。
「きゃっ!」
そして手で顔を隠してしまう。
久住先輩の股間が大きく膨らみ、濡れていたから。おもらしした子供のように。
これはどこの変質者でしょうか?
「いーやーあー!」
手で顔を隠したまま、ちひろちゃんは駆け去って行く……行こうとしたのだが、
その肩を掴まれた。
「きゃっ」
直樹そっくりの少年―祐介はちひろを抱き寄せ、ぎゅっと抱きついてくる。「イヤー!」
絹を裂くような悲鳴。今のちひろは制服。独特の布の感触の下の少女の肉は、
華奢でいてとても柔らかかった。
ブルマもいいけど制服もね。
そして愛しそうにすりすりと祐介は頬を寄せ、全身を覆うように抱きついた。
人肌恋しいように。
マルバスウィルスに感染して依頼、祐介は人との接触を禁じられていた。
だが時には人肌恋しくなるもの。
ウィルスの影響で暴走した現在、欲求の赴くまま、少女の柔肉に抱きつき、
寂しさを埋めていた。
茉理をマルバスに感染させたのも彼である。
もしここにたのが保奈美や他の誰かだとしても同じように襲っていたかもしれない。
「やめ……やめて、ください……」
少年の腕の中で、ちひろはぷるぷると震え、ぎゅっと目を閉じていた。
「久住先輩……駄目です、こんな……」
ちひろはまだ彼を先輩だと思っていた。ただの悪ふざけだとどこかで思っていた。
だが―
祐介の手が胸元に掛かり、一気に下まで降ろした。びりっと布を引き裂く音。
「きゃっ!?」
胸のリボンがほどけ、中の小さなブラまで弾け飛ぶ。目を開けて自分の小振りの乳房が晒されたのをはっきり確認した。
「キャー!」
外は冬だが温室は暖かいので寒くは無い。無論そんな問題ではない。
「見ないでくださいっ!」
胸を隠そうとする手を掴み、祐介は体ごとちひろに覆い被さってきた。
「きゃっ!?」
視界がぐるっと回る。後頭部を強かにぶつけ、ジンと痛む。瘤が出来ていないだろうか、
とどこか冴えた頭で思った。
背中に固い地面を感じ、見上げれば温室の天井。その向こうには蒼い空。
そしてハァハァと荒い息を吐く先輩。
「先輩……やめてくださいぃ……」
涙の溜まった瞳で懇願する。その怯えた瞳が嗜虐心に火を付けるだけと気付かず。
押し倒したちひろの上に覆い被さり、両手首を押さえながら祐介は顔を降ろしてくる。
懇願は無言のキスで拒絶された。
「んっ!?」
口に触れる粘液性の膜。
ツー、と少女の瞳から涙がこぼれた。
顔を離すと、祐介は肉欲にギラギラした瞳を隠す事無く向け、だらんと力を失った手首を離し、
その頬を撫でた。
「あ……」
涙で滲む視界にふと温室の花が見えた。
大事に育ててきた花たち。久住先輩と茉理も綺麗と言ってくれた花々。
「先輩……どうして……」
頬に流れる涙を指で拭い、ぺろっと祐介は舐めた。甘くしょっぱい。
その手で彼女の短い髪をそっと撫で、そのまま首筋までなぞっていく。
「や……」
白い首を撫でられ、ビクッと震える。その下にあるのは破られた制服と乳房。
淡く膨らんだ程度の発育途上を思わせる小振りの乳房。そっと両手で包み、
顔を降ろして、先端を吸ってきた。
「あっ……」
赤い顔でちひろが自然に声を漏らす。
小さな胸の小さな紅い蕾。優しく口に含み、ちゅうちゅうと吸っていく。
「あ……ア……」
吸われる度、胸の奥がキュンと高鳴り、ちひろの口から甘い声が漏れ出た。
そしてさわさわと両手で柔らかな脂肪の表面だけなぞり、もう片方の乳首も手の平で転がしていく。
「やだぁ……あ……やめてください、久住先輩……」
いつのまにか指を口にあて、ハァと熱い吐息が漏れる。揺れる瞳はどこか切なそうだった。
「久住……先輩……」
体の下のちひろが小刻みに振動するのが体越しに伝わってくる。緊張して力んでいるのも。
口で含み、手で撫でる乳首はぷっくらと膨らんでいた。
口を離し、唾液でベトベトに濡れた乳首をきゅっと指で摘み上げる。
「きゃぅ」
ぴくっとちひろの胸が飛び上がった。このまま剪定鋏で切りたくなるような可愛い乳首。
いや切り裂きたいのはちひろちゃんそのものか。
「はぁ……やぁ……」
火照った体で熱い息を吐く。だが熱は冷めない。切ない胸はますます切なく高鳴る。
何故だろう。嫌なはずなのにやけに体が熱い。敏感になっている。
こんなに「濡れる」なんて自分でも意外だった。久住先輩に、茉理の恋人に抱かれているのに。温室の空気のせいだろうか。
「やめて……ください……。茉理に怒られます……」
切なく揺れる瞳にハァと熱い息を吐く口、そして紅い頬がどこか艶っぽかった。
そんなちひろをまた上からぎゅっと抱きしめると、「んぅ」と泣いて腰を上げた。
細い、力を込めれば砕けそうな華奢な肢体。だがそれでいて芯まで綿菓子と錯覚させるような柔らかさ。
「はー。はー」
隔離されている間、ずっと憧れていた人肌に触れ、祐介は荒い息を吐きながら泣いていた。
耳元で荒い息を聞き、触れ合う頬に涙を感じ、ちひろは不意に体から力が抜けるのを感じた。
「姉貴……」
ふと呟きが聞こえる。姉? 誰だろう。久住先輩に姉はいなかったはず。
でも。
ちひろの手が祐介の頭に回り、よしよしと撫でてやる。
何故か。泣いてる彼を見てたら、胸が締め付けられた。
ふと許してしまう自分がいるのを感じる。本当は許しちゃいけないのに。
そして祐介もちひろにきゅっと抱きつき―
スカートを捲り上げた。ぺろっとな。
「きゃっ!」
ちひろから一端離れた祐介は、ちひろのスカートの中にがむしゃらに手を突っ込み、
力任せに引き裂いた。
「きゃあああーっ!!!」
黒いストッキングが、パンツがあっさりと引き裂かれる。スカートの中に温室の暖かい空気が流れ込む。
寒くは無いが、やはりスースーしていた。
「いやっ! やめて、やめてください! 久住先輩!」
小さな手でぽかぽか胸を叩くが、何の抵抗にもなっていない。
そしてどんなに悲鳴を上げても、誰も助けてくれなかった。
スカートの中、剥き出しの股間を見た祐介はニヤーと笑みを浮かべる。直樹と同じ顔で。
ちひろのそこは毛が全く生えておらず、肉の割れ目は桃色に輝いている。
指でそっと押すと、しっとりと濡れているのを感じた。
「ひっ……!?」
びくっとちひろの身体がのけぞり、温室の床の上で飛び跳ねる。指で触れただけなのに、
過剰なほどの感じようだった。
ズボンを脱ぐのももどかしく、チャックを開くと祐介の男のシンボルがぼんと天を向く。
その大きさ形も直樹と全く同じだが、当然ちひろは知らない。茉理だったら知っていたかも。
「ひいっ……いや、そんな……。ウソですよね、久住先輩……」
ちほろはまだ信じられなかった。あの優しかった久住先輩がこんな事をするなんて。
そして気付いていなかった。別人ということに。
細い脚をめいっぱい拡げ、腰を割り込ませる。
「いや……いやぁ……許して、やめてください……」
瞳から涙が溢れる。体に力が入らない。股間に何か、肉の塊りがぎゅっと押し付けられる。
「イヤ……いやぁ……」
股間に押し付けられるナニか。それが男のちんちんだと悟り、ちひろは全身を緊張させた。
つもりだが力は入らない。
ずぶっ
いとも簡単に濡れた淫唇を押し広げ、男の象徴が突き刺さっていった。
「あ……アアが……」
不思議と痛みは無かった。だが犯された、という事実に変わりは無い。
「あぐぅ……はああああーっ!?」
ぱくぱくと開く口からぎゅーと息が漏れる。ショックで目の前が暗くなった。
ズン!
「ひいっ!」
だが内側からの衝撃で目を覚まされる。
膣に突っ込むや否や、祐介は腰を振り回してピストン運動を開始した。
「ひいいっ!? あぐうぅぅっ!!!」
柔らかな膣肉を抉られ、肉棒が激しく往来し、ちひろは背中をガクガクと飛び跳ねさせ、
全身を震わせた。
「ああっ……はああっ!?」
だが初めてにも関わらず、やはり痛みは無かった。、むしろ突き抜けるような快楽が全身に行き渡り、ちひろの脳神経を蝕んでいく。
ちひろには全身に駆け巡る官能がヘビのように感じられた。
股間から侵入したヘビが直接快楽神経を撫で回していく。
「やああっ! イヤアアアアアアーっ!!!」
それでも犯されてることに変わりはない。
「だめーっ! 抜いて、抜いて抜いて抜いてくださいぃー!」
繋がった腰を振り回され、全身を飛び跳ねさせながら、ちひろは喘ぎ悶えて、泣いていた。
「あああっ! はあああああーっ!?」
ちひろのナカは狭く暖かい。何も考えられずがむしゃらに腰を振る祐介は、不意に強烈な締め付けを感じた。頭が一瞬で真っ白に弾ける。
どくっ! どくん……
「アアアアアー!」
子種が、命の元が胎内に注がれたのを感じ、ちひろは限界まで腰を上げ、
そして彼女も頭の中が弾けた。
「イヤアー! ヤメテエエエエェェェェっ!」
濃い白濁液が膣内にしっかりと注がれ、そして子宮を目指しての精子の壮絶な生存競争が始まる。
マルバスウィルスの感染者である祐介。彼との接触により茉理もマルバスに感染した。
だがこの後ちひろが感染することはなかった。
「はぁはぁ……」
温室の床に寝転がり、ちひろはただ泣いていた。胸ははだけ、股間からは白濁液を垂れ流している。
祐介の姿はもう無かった。
満足したのか、新たな獲物を求めて出て行ったのか。
「酷いです……。久住先輩……」
ちひろは最後まで祐介を直樹だと思い込んでいた。今後会った時どんな顔をすればいいのだろう。
「うう……」
涙で滲む瞳にふと青い花が映る。
「え?」
顔を上げ、彼女は見た。
青いチューリップ、フォステリアナがその花を咲かせている。
それはちひろがずっと咲かせようと頑張っていた花。
「茉理……。見て。咲いたよ」
ぐすっと涙をすすり、ちひろはフォステリアナを眩しく見た。
これを見れば茉理も喜んでくれる。元気になる。そんな気がした。
「おい、見ろよ」
と、不意に入り口から声。振り向けば、そこに男子生徒が二人いた。
「きゃっ!?」
慌ててちひろは体を隠す。制服の胸元は破れ、乱暴されたのがはっきり見て取れた。
「かわいいなぁ」
「いいねぇ」
二人の男子生徒はニヤニヤ笑いながら近寄ってきた。
「イヤ……。来ないで、来ないでください……」
逃げようにも力が入らない。体が動いてくれない。
怯えた瞳のちひろに向け、二匹のケダモノが牙を剥く。
「イヤアアアアアアアアアーっ!!!」