5b-5 名前:フィーナらぶ 投稿日:2006/11/11(土) 21:32 ID:82MaBV/G

(あっ、いやっ、なんてはしたない……あん、でも体が勝手に、動いちゃう)
 達哉の手がヒップを引き起こし、後背位になると、フィーナは自らクネクネと腰を淫猥に揺らした。
「ふふっ。そんなに欲しいの?」
「ほ、欲しい。達哉が、達哉のオチン×ン、入れてぇ!」
(……やだっ。口も勝手に)
 肉欲がフィーナの理性を抑えこみ、色気に満ちた甲高い声で男を渇望する。男性器の名称を口にしただけで、膣の奥から恥ずかしい体液がトロトロ湧きだして、肉壷を満たし膣口から垂れ落ちていく。
「そうかそうか。そんなに入れてほしいのか」
 姫の乞い望む声を聞いてニヤリと笑った達哉の手が、ぐっと房を左右に引っぱった。尻房だけでなく二枚の肉襞も引かれて大きく開き、じんわりと漏れていた愛液が一気にどっと流れでて太ももへ淫らなラインを描く。
(ああっ、達哉が見てる……エッチな液を漏らしているわたしを、見てる)
 男の視線を肉体で感じ、フィーナは顔を伏せたまま呻いた。恥辱に焼かれる呻きは欲情の呻きでもある。熱い吐息が気化した汗と混じって媚臭となり、淫姫を包む。
 達哉の精を吸ってムンムンと匂うほどに成育したヒップが、卑猥なダンスを踊る。早く早くとせがんでいる。
 要望にやっと応えるように、肉棒の先がつんつんと割れ目を小突いた。しかし、彼の逞しいモノは、いっこうになかに入ってこない。
「い、いやっ。入れて、お願い。焦らしちゃいや……」
(もう、もう我慢できないのぉ……だって私は、はあぁん)
 フィーナのなかの理性が完全に消え失せ、思いと言葉が一致する。達哉が欲しくて、矢も楯もたまらずヒップを高く掲げた。
「どうしようかなあ」
 彼の声に響くからかいを憎らしいと思う余裕もない。ぬかるみと化した牝器官を固い男根で埋めてもらうことしか頭にない。
「お願いよぉ」
 後ろへ這いずるようにして、自分からペニスを呑みこもうとする。しかし肉棒の角度が合わず、亀頭が割れ目に沿って滑るだけだった。
「そんなにしなくても、入れてあげる。フィーナ、大好きだ」
「あああぁ……わたしも好き、好きなの。達哉ぁ」
 達哉の手がしっかりと尻房を掴みなおした。牡欲で燃える亀頭が肉穴にあてがわれる。「来る」という予感にフィーナが喘ぐと、今度は間違いなく、ずぶりと肉根が体内に入ってきた。
「はああああっ!」
 襞肉が一斉に肉棒に絡みついた。待ちに待っていた彼がやってきた喜びに肉体が震えている。
(素敵、素敵っ! 達哉がいっぱい、わたしのなかに……)
「んああっ!」
 喜悦に悶え悦んでいるときに、ずんと奥の壁に切先がぶつかり、フィーナは昇天しかけた。脳天に散ったスパークに息を詰まらせているところに、達哉が鋭く腰を送りこんできた。
「ど、どうだ。フィーナ。こ、これが、欲しかったんだろ」
「そうよ、そうなの。アハん。アッ、アッ、いい、すごくいいッ」
 剛直が規則正しく膣道を出入りする。エラの張った亀頭に襞々をこすられて、フィーナは咽び泣きながら腰を振りかえしている。きつく締まれば締まるほど、ぬめる膣壁が肉根に強くこすられて、めくるめく快美感が生みだされる。
「ハアアッ」
 達哉が腰を使いながら胸乳を握った。腰振りと同じテンポで、魅惑的なふくらみを握ったり緩めたりを繰りかえす。
 ピンピンに勃起している乳首を手のひらでこすられ、下半身とは違う甘い痺れが上半身に染みひろがる。体内でブレンドされた甘美な快楽にフィーナは涕泣するだけになって、涙だけでなく涎れも派手に撒き散らし、彼に愛される喜びに身を震わせる。
 いつまでもこの幸せに浸っていたい。フィーナのささやかな望みは、最高の快楽により破られる。子宮の入り口を突きくずそうという強烈な抽送で高められ、深々と貫かれた瞬間にイッてしまう。
「あっ、たつ、や、あ、アアアアーッ!」
 絶叫を残し、意識を失う月の姫。意識がなくても膣壺はヒクヒクと痙攣を続け、達哉のモノに食いついていた。