4-531 名前: フィーナらぶ [sage] 投稿日: 2006/11/06(月) 09:22:39 ID:BXaXpn4K

 フィーナがエクスタシーから戻ってくる。睫毛を揺らしてまぶたを開くと、
手元にはポーチが。ポーチを置いた達哉は数歩離れたところで背中を向けてい
る。
「ん、と」
 ポーチからハンドタオルを取り出して、スカートをたくしあげ、太ももに流
れた液を拭っていく。
 ぐっしょり濡れたショーツをするすると脱いで、恥部も綺麗にする。絶頂の
残り火でまだ敏感な陰唇にタオルがこすれ、「んっ、んんっ」となんとも悩ま
しい声が漏れる。妖しい声は達哉の耳まで届いて性感をくすぐるが、もちろん
達哉は聞こえないふり。
 愛液をすべてタオルに吸収させると、陰部をパウダーで丁寧にはたく。さら
には香水を、性臭と混じることで芳しい香りとなる特製香水をシュッシュとス
プレーする。
 新しい下着を着けて、スカートを戻し、立ち上がって細かいところを身繕い。
「いいわ。達哉」
 男が振り返れば、どこに出てもおかしくないレディー、高貴な月の姫がそこ
にいる。
「なにかしら」
「いや、いつもながら見事な変身だと」
 指愛撫に悶えていた声と姿が夢としか思えずにぽかんとしていた達哉を前に、
フィーナはおかしそうにほほえんでから。
「休憩はそろそろ終わりですから」
 澄ましているフィーナを見て、達哉もほほえむ。
「終わりまで、このままフィーナを見ていたい」
 達哉の求めに小さくうなずき、自信と威厳に満ちたポーズで立ちつづけるフィー
ナ。
 これこそ月の姫、俺の愛する最高の女という思いで胸を熱くしながら、達哉
は休憩の残りをずっと、彼女を目で慈しむ時間に費した。