4-205 名前: さやか先生の特別授業その3(1/3) [sage] 投稿日: 2006/11/02(木) 19:16:48 ID:iN/H1l4a

「パ、パ、パ、パイズリッ!?」
 声を裏返し、わたわたする菜月。
「あら。菜月ちゃんは知ってるんでしょ。『パイズリ』ってなにかを」
「……」
 さやかのよく通る声を追いかけるように、フィーナにミア、麻衣の視線が
菜月の顔に集中する。ボン、ボン、ボン、と続けざまに湯気が立つ。
「さやか。その『パイズリ』とはなんなのかしら」
 ふたりだけでことが進みそうになるところへ、好奇心旺盛なフィーナが割り
こみをかけた。
 緑の瞳がさやかの顔と菜月の顔を見比べている。聡明なフィーナは、それが
達哉に快感を与える技術だろうと推測している。姫の隣りに控えるミアは
なにがなんだかさっぱりわからず青い瞳をきょときょとさせている。麻衣は
ミアよりは落ち着いているものの、首を傾げて従妹の解説を待っている。
「達哉くんのオチン×ンを、おっぱいで挟んで気持ちよくするんです」
 男性器の俗称をあっけらかんと言う“先生”に、月の姫もメイドも、麻衣も
絶句した。
 菜月だけが、真っ赤な顔で、もじもじしている。
「胸がある程度大きくないと、できないテクニックね」
 さやかの目線は菜月の胸へ。私服の上からでもその盛りあがりは男女を問わず
人の目を引く。
 ミアがすぐさま「はあ」とため息。フィーナはドレスの開いた自分の胸もとを
見下ろし、麻衣はなにか言いたくても言えない顔つきになっている。
「菜月ちゃん、バストサイズいくつ?」
「ふえっ、あ、あの……八十八です」
「ブラのカップは?」
「……D」
「うんうん。充分な大きさよ」
 サイズを答える菜月の胸を、さやかだけでなく少女たちまで凝視している。
羨望の眼差しに焼かれて菜月は身を揺らし、偉大なバストがゆさゆさ揺れて、
ますますうらやましがらせることになった。
「あ、あの……やらないと、だめ、ですか」
「うん。これができるのは菜月ちゃんしか、菜月ちゃんだからこそやってほしいのよ」
 か細い声で問う菜月に、さやかは“当然”という顔をして答える。
「でも、やるってことは、胸を、その」
「はい。服を脱いでおっぱいを外に出します。そうでないとできないから」
 ふたたび、ボンとはじける菜月。はじけただけでなく、ふらりふらりと頭が
揺れている。
 さやかは「あらあら」と言ってから、
「そこまで恥ずかしいのなら……そうね。大きくなくても、やってみるという
だけなら」
 視線を、待機している三人の胸もとへと流した。
 にこっと唇に笑みを浮かべたのはフィーナ。残った三人のなかで一番大きい
胸を持つ、パイズリ実習の第二候補であるところの少女。
「や、やるっ! やらせて……」
 また見るだけの立場になるなんて我慢できない。菜月は大声をあげてもう一度
志願した。
「はい。じゃあ、脱いで」
 先生に静かに命じられて、菜月が硬直する。決心と尻込みとを行ったり来たり。
「脱がないと、できないでしょ」
「そ、そうだけど」
 菜月が、床に寝転がったままペニスを立たせている達哉を見下ろす。
 達哉の目は、やっぱり菜月の胸へ向かっている。女同士とは比べものになら
ない強い目線を受けて菜月はぶるっと身を震わせてしまった。
「ああん。達哉に見られちゃうなんてえ」
 半泣きしながら、それでも覚悟を決めて洋服のジッパーを下げて前を開き、
すぱっと肩から抜いた。
「うわ」
 それは誰の声だったろうか。誰であろうと関係ない。ぷるるんとまろび
でてきた、ブラに包まれた大きなふくらみを見れば誰だって驚きの声をあげる。
 背中のホックに手をかけて、一瞬とまるが、パチンと音を鳴らしてはずした。
 盛りあがる勢いのままカップが左右に開き、生巨乳が堂々たる姿を現わす。その
勢いこそ、菜月の乳房がどれくらい瑞々しいか、たぐいまれな弾力を持っているかを
証明していた。
「素晴らしいわ」
 実技の前にその胸乳の見事さをさやか先生はまず誉める。フィーナの目もミアの
目も麻衣の目も、同意の色を浮かべていた。
「リースちゃん。達哉くんの体を、そうね――」
「ん」
 さやかの指示通りに、リースが達哉の体を動かす。
 すうっとわずかに浮いた体が、斜めになった。足も開かせて、菜月がパイズリ
しやすいように整える。
「これで、みんなも見やすいはず。菜月ちゃんは達哉くんの足のあいだにしゃ
がんで」
「は、はい」
 そう答えても、菜月は止まったままだ。パイズリのために両膝を開いた達哉の
股間で隆々とそびえ立つ屹立に目を奪われ、まるで蛇に見入られたように動けなく
なっている。
「これは、菜月ちゃんを先にほぐしたほうがいいわね」
「え?……きゃっ、あん」
 さやかに後ろから抱きつかれ、菜月が悲鳴をあげた。
 さやかの手は巨乳をすくい取って、たぷたぷと波打たせながら揉んでいる。
「ふふっ。達哉くんが興奮してるわ。そりゃそうよね。ほれほれ、大きなおっ
ぱい、揉んでますよ〜」
 さやかは囃しながら、巨乳の先っぽを搾るようにして乳首を達哉に見せつけ
た。女の体に興味津々な少年の目が釘づけになる。
「こんなに綺麗なピンク色。でも、お姉ちゃんだって、フィーナ姫だってミア
ちゃんだって麻衣ちゃんだって乳首は綺麗で魅力的よ。ねえ?」
 少女たちに振っても、さやかの妖しい胸揉み行為に呑まれた三人はなにも
言えずに顔を赤らめるだけ。
「菜月ちゃん、気持ちいい?」
「ん、んんあ、は、はいぃ」
 双乳を巧みに揉みしだかれて、菜月は陶酔状態だ。
「だったらこの素敵なおっぱいで、達哉くんも気持ちよくしてあげて」
「……はい」
 さやかが離れると、菜月は自然に前に進み、達哉の両足のあいだに
くたりとしゃがみこんだ。
「達哉ぁ……わたしの胸で、気持ちよくなってぇ」
 深い谷間で一物をキャッチすると、丘の肌をぴったり張りつけてゆさゆさと
揺らしていく。
「そう。フィーナ様は手、ミアちゃんは舌。そして菜月ちゃんはおっぱい。使う
ものは違っても、男を優しく包みこんで刺激して、気持ちよくしてあげることに
なんら変わりない。それが、奉仕よ」
 さやかの教えにうなずきながら、菜月は熱心に豊乳を動かす。
 見守る三人も、特に手コキをしたフィーナとフェラチオしたミアは、その教
えを心に刻みこむ。
 奉仕の心を我がものにした菜月が、とても初めてとは思えない手つきで巨乳を
大胆に揺らし、きつく挟み、強くこすりたてる。
「く、はっ」
 幼なじみの絶妙なパイズリ奉仕に、達哉が息を呑んでいる。こんなに気持ち
いいのにおとなしくしているのはリースの支配下にあるから。そうでなければ
大きな声をあげて喜んで、自ら腰を振ってしまっているだろう。
 普通なら元気の良い勃起は急角度にそそり立って、女が強く挟めば挟むほど
谷間から滑り逃げていく。しかしここにはリースがいる。金髪少女は達哉の肉体を
確実にコントロールし、ペニスが常に菜月の胸のあいだに潜るようにしている。
 先端から根元まですっぽりと、つきたての餅のような柔らかい肌にくるまれ
るこの快感。瑞々しい弾力で圧迫され、擦りくすぐられているうちに、男は当然
高く昇ってしまう。
「く、くお、お、おおっ」
「達哉くん、また、出すわね」
 陰茎の細かな震えを、さやかは見逃さない。
「射精するのね……」
 フィーナがうっとりした声でつぶやく。ミアと麻衣は二度目の射精をしっかり
目に焼きつけようと、大きく見開いた。
「あはぁん、達哉ぁ、あ、熱いのぉ」
 パイズリに没頭する菜月は、ふくらみのあいだに収まっているペニスの熱と
固さだけしか感じられず、状況を把握していない。それでも女の本能で体ごと
ダイナミックに胸を動かして達哉を昇天させる。
「ぬはっ!」
 リースがコントロールを弱めたのか、達哉の反応が段違いだったのか、男の
腰ががくっと跳ねあがった。
 限界まで膨張していたペニスの先から、ぶしゅうと白い精が噴火した。
 菜月の顔、髪、胸、いたるところに精弾が散り、白く染まっていく。
「うふ、ふふっ、達哉が出したぁ。あはぁ、これ、すごいニオイなんだぁ」
 さっきちょっとだけ舐めた精液を、今、たっぷりと浴びた菜月は悦びの声を
あげてなおも谷間を狭めて肉茎をしごきつづけている。舌をできるだけ伸ばして、
届く範囲の精汁をすくっては舐め、呑みこんでいる。
 あまりにも淫靡な菜月の姿に、三人の少女が呑まれ、達哉はぶしゅぶしゅと
精を放出しつづける。
 さやかだけが余裕の笑みを浮かべていた。