4-75 名前:名前: はにはに ちひろ陵辱SS [sage] 投稿日: 2006/11/01(水) 00:41:22 ID:8qXzI5BG

 その日、橘ちひろは温室でキャベツを作っていた。
土と肥料をいじるので体育服。下はもちろんブルマー。
 この蓮美台学園の園芸部は一年生の彼女一人。
 一人で黙々と作業に勤しむ姿は、いつもの光景であり可憐であった。
「ふー……」
 ザクザクと土を掘り、丁寧にキャベツの苗を植える。
 一息吐いて汗を拭うと、後方にザッと足音がした。
「橘ちひろさんですか」
「あ、はい」
 声に振り向くと見知らぬ少年がいた。蓮美台学園の学生服を着ているが初めて見る顔。
「あの、なにか」
「ああ……。その、園芸部に入部希望なんですが」
 照れ臭そうに少年が言うと、ちひろのいかにも大人しそうな顔がわずかに綻ぶ。
「ほ、ホントですか!?」
「はい」
 今まで園芸部はちひろ一人。進入部員は大歓迎だった。
「これからよろしく」
 少年は無造作に近付くと、いきなり鼻をぎゅうっと掴む。
「きゃっ」
 いきなりの事に、ちひろはたじろいで後ずさった。鼻を摘まれるなど、なかなか経験する事ではない。
「失礼……。鼻を摘むのが友好の挨拶なので」
「はぁ……」
 ちひろは何とか平静を取り戻し、少年を見る。なんとなく久住先輩に似ている気がした。
「俺の名前は……そうだな、達哉とでもしとこう」
 いかにも偽名くさい。
「それで早速なんですけど。ワクチンはどこなんです?」
「は?」
 突然の子とにちひろ目が点。
「ワクチンですよ、ウイルスに対抗するワクチン。この園芸部で作ってるんでしょ?」
「……な、何の事ですか?」
 そう言ったちひろの声は震えていた。はっきりと。
 動揺を隠し切れないのが顔からも伺える。
「隠さなくていいよ。俺も未来から来たから」
 さらっと言ってのける達哉に、ちひろは無意識に警戒していた。
「……あなたのような人が来るなんて聞いていません」
「だろうね。誰にも言ってないから」
 達哉が一歩寄るとちひろは一歩後退する。
 パッと踵を返し、ちひろは駆け出した。その先にある温室の出口へと。
「遅い」
 だが一瞬にして回り込まれた。疾風の如き早さ。瞬歩という高速移動術だがちひろに知る由はない。
 そして不意に、ちひろのお腹から背中を重い衝撃が駆け抜ける。
「がはっ」
 肺が圧迫され息が苦しくなる。お腹に固い拳が叩き込まれていた。
 小さなちひろの体が崩れ落ち、痺れるお腹を押さえる。
「やだ……嘘……」
 目の前が暗くなる。強烈な痛みは痺れしか感じさせない。
「まだおねんねは早いよ」
 崩れ落ちる小柄な少女の、押さえた両手の上に叩き込むように、達哉は前蹴りを繰り出した。
まるでサッカーボールでも蹴るように。



「ぎゃっ……!?」
 そしてボールのようにちひろの小さな体ごと宙に舞い、温室の地面にどさっと倒れる。
「ぐはっ……あうっ……」
 横向きに倒れ、ちひろは体を丸めて何度も咳き込んだ。口からごぼっと血が流れている。
 殴られ、蹴られたお腹はただジンジンと痺れ、全身が麻痺したように動かない。
「うう……痛いよぉ……」
 涙を滲ませ苦痛に喘ぐ少女につかつかと歩み、その短い髪を掴んで顔を引き上げ、
達哉は尋ねた。口調はあくまで丁寧に。
「答えろ。ワクチンはどこだ」
「し、知りません……」
と言ったちひろのほっぺたをパンと平手で殴る。
「きゃっ……! いや……もうぶたないで」
 震える瞳は涙で滲み、ガクガクと怯えていた。その怯えが嗜虐心をそそらせる。
「ワクチンの元になる植物があるはずだ。どこにある」
 ちひろの頭に青いチューリップ―フォステリアナ―が浮かんだ。
「し……知りません……」
「隠すとためにならんぞ」
「ほ、本当です……。知りません……」
 ただ知らないと繰り返す涙目の少女に、達哉は拳を振り上げた。
「ひっ……!」
 目を瞑り、ビクッと少女は震えてしまう。
「殴られたくないだろ。正直に言うんだ」
「だから……ひっく……知りません……」
 とうとう、えぐえぐっと泣き出してしまう。
 達哉はふーと息を吐き、一転してその頭をよしよしと撫でてやった。
「うう……」
 身をすくめて固まっていたちひろが、優しく撫でる手の感触にうっすらと目を開ける。
そして聞きたい事を思い切って訊ねた。
「あ、あの……。どうしてワクチンが必要なんですか?」
 我ながらマヌケな質問だと聞いた後で思った。病気を、ウィルスに感染した人を治療する為に決まってる。
 だが意外に帰ってきた返答は、予想外のものだった。
「決まってる。ワクチンの開発を阻止するためさ」
「え?」
 ちひろは一瞬何を言われたか分からなかった。
「あの……それって……」
「困るんだよね。せっかく広めたウィルスを治されると」
 広める? ウィルス?
「それって……どういう……」
 泣き腫らした顔で徐々に落ち着きを取り戻すちひろに、達哉は淡々と語る。
種明かしする詐欺師のように。
「疑問に思わない? こうして過去に来るほどのテクノロジーがありながら、
未知のウィルスがあっという間に拡大し、何の治療法も確立しないまま絶滅まで追い込まれる」
 言われて見ればそんな気もする。
 時を越えられるのに、ウィルス一つ対処できない。この時代の人が聞けば笑い話と思うかも知れない。
「それじゃ……ウィルスは……」
「ああ。俺たちが作って広めた」
「そんな……」



 衝撃にちひろは痛みも忘れて呆然となる。そして驚きが通り過ぎると、怒りが湧いて来た。
 妹……親……ウィルスで死んだたくさんの人たちが思い出される。
「どうして……どうしてそんな事……!」
 目に新たな涙が浮かぶ。痛みではなく怒りで。
「新しい世界を作るためさ」
 表情を変えず、短い髪を掴んだまま達哉は冷淡に続ける。
「もちろん俺たちだけはワクチンを投与済み。だから俺達以外のワクチンは邪魔なんだよね」
 そして顔を近づけ、
「おめでとう、ちひろちゃん。キミは見事ワクチンの開発に成功し、未来を救う」
「え?」
「俺はその未来から来たから分かってるんだよ。キミがこの時代でワクチンの開発に成功し、
未来を救うって」
「……」
 下を向いてちひろは唇を噛む。
 将来の成功を約束されて、喜んでいるのか否か。複雑な表情のまま、涙を浮かべていた。
「だから俺が来た。また未来を帰る為に」
 わざわざ理由を説明すると、掴んでいた髪を離して、胸を突き飛ばす。
「きゃっ」
 尻餅を突いてちひろは地面に倒れ込んだ。
「ワクチンの元を素直に差し出せば許してやろうと思ったが……言っても無駄みたいだね」
「くっ……」
 唇を噛んで涙を浮かべるちひろを達哉は冷たい眼差しで見下ろす。
 ショートヘアのブルマー美少女。大人しそうな顔が嗜虐心をそそる。
「いいねぇ」
 もっとも簡単な方法ならいつでも出来る。
「その前に……愉しませてもらおう」
 ちひろの上に覆い被さり、地面へと押し倒した。
「キャー!」
 上に男の生臭い重さ、背中に地面を感じ、ちひをは咄嗟の叫んだ。
「助けて! 誰か! 誰かーっ!」
 聞かされた真実、未来の成功。今までの努力。託された想い。
 ここで諦めたら全て無になる。
 だからちひろは必死になって叫んだ、温室の外に向けて。
「助けて! 久住先輩! 茉理!」
 先輩を、親友の名が無意識に口に出る。
 だが―
 どんなに叫んでも返事は無い。人の気配すらない。
「満足した?」
 上から達哉が声を掛け―
 むにゅ
 その唇を重ねてきた。
「んっ!?」
 潤んだ瞳から涙が一筋。

 初めてのキス。

 達哉はすぐに口を離し、自分の唇をぺろっと舐める。味を確かめるように。
「あ……アア……」
 ちひろはぱくぱくと口を開閉させ、
「イヤアアアーっ!!!」



 突如叫ぶちひろ。覆い被さった達哉は彼女の頬に手を置き、
「キス、初めてだった?」
「イヤ! イヤイヤイヤーっ!!」
 下から力を入れて立ち上がろうとし、小さな手で達哉の胸をぱたぱたと叩く。
 だが達哉はビクともしない。
 頬に置いていた右手を振り上げ―

 ドン!

 と殴った。グーで。顔を。
「ア……」
 赤く腫らしたほっぺたを横に向け、ちひろは痛みよりも殴られたという衝撃で黙ってしまう。
 さらに今度は左手でほっぺたにパンチ。
「きゃっ!?」
 マウントポジションで腰に力が入らないものの、少年の拳は頭の芯までジンと痺れた。
 そのまま交互に殴り続ける。
「いやっ……イタ、痛い! やだぁ……!」
 ほっぺをぱんぱんと打たれる度に、ちひろの小さな可愛い顔が左右に振り乱れ、
涙が飛び散った。
 ようやく殴るのを止めると、ちひろの口からさらに血が流れている。そして頬は真っ赤に腫れ上がっていた。
「うう……」
 ただ泣きすするちひろの口をぺろっと舐めると、濃い血の味がした。
「美味しいよ。ちひろちゃんの血」
「いやぁ……もうぶたないでください……」
「ちひろちゃんが暴れなければね。もっともどんなに暴れても、外には声は聞こえないけど」
 達哉は冷淡に種を明かす。
「この温室は閉鎖させてもらった。中から外には声も出ないよ」
「そんな……」
 達哉の言う『閉鎖』というのは、ちひろにも分からない。未来の技術だろうか。
 ただ自分が閉じ込められたのが分かった。理屈ではなく直感で。
「うう……」
 涙で霞んだ目で横を見ると色とりどりの花が見えた。ちひろが今まで大切に育ててきた花々。
 だが今は何もしてくれない。助けてもくれない。
「助けて……久住先輩……」
 ふと名前を呼ぶのは優しい先輩。今こうして胸に思い浮かべる密かに想っている人。
 でも先輩に捧げたかった初キスはもう奪われた。
「茉理……」
 そして親友。巻き込んではいけないと分かっていながら。

「最後に聞くよ」
 大人しくなり、ただ泣くだけのちひろに、マウントポジションの達哉が上から訊ねる。
「ワクチンはどこ?」
「……知りません」
 一呼吸の間のあとにちひろは言った。泣いた顔で、だがしっかりと。
「凄いねちひろちゃんは。痛めつけられても嘘を吐くなんて。好意に値するよ」
 ちひろはあくまで純粋だ。だからワクチンの情報は渡せない。
 その純粋さが達哉には眩しく輝いて見えた。



「それじゃあ、ちひろちゃん」
 上から首に手を掛け、達哉が言う。
「殺すよ……!」
「くっ……」
 そうだ。ワクチンを開発するちひろが死ねば未来は変わる。もっとも簡単な方法だ。
 達哉の手がちひろの小さな首をきゅっと締め付ける。
 首を絞められ、ちひろはその手を振りほどこうともがいた。首に掛かる手を自分の手で掴んで引き離そうとする。
だがちひろの小さな手では達哉の手はびくともしない。
 ぐいぐい、と首が締め付けられ、ちひろは頭がぼぅっとするのを感じた。意気が苦しくなる。

(だめ……)

 ここで意識を失ったら、死んだら、全てが無になる。
 今まで生きてきた意味も、思い出も、友情も、そして恋も。
 だが現実は、未来は閉ざされようとしていた。

(久住先輩……)

 最後に一目逢いたかった。
 ちひろの頬を涙が伝う。
と、達哉が急に手を離し、ちひろの肺に空気が流れ込んだ。
「ごほっ……ごほっ……」
 咳き込み、一杯に空気を吸うちひろを、達哉は冷たく見下ろしていた。ギラギラ輝く獣の瞳で。
「なんてね」
 その手がちひろのショートの髪を撫で、体育服へと伸びていった。
「言ったろ。その前に愉しむって」
 少年の手が、服の上から少女の小さな胸をわし掴んだ。
「ちひろちゃんも一緒に愉しもう」
 最初で最後の交尾。
 むにゅっ、と服の中の小さな、だが柔らかい胸が揉まれた。
「キャー!」
 咄嗟に上がる悲鳴。だが体は動かない。殴られ、首を絞められ、すっかり萎縮してしまっている。
「むふー」
と鼻息荒く、達哉は手の平にすっぽり包まれる小さな乳房の感触を、じっくりと味わった。
体育服の独特のサラサラした布地の下に感じる、ぷにぷにの柔らかな脂肪。
 手にすっぽりと覆われるほど小さいが、芯はしっかりと柔らかく、むにゅっと指が食い込んでいく。
「や、やだぁ……」
 今までよりも痛みは感じない。だが胸がチクッと痛む独特の気持ち悪さに、ちひろは眉をしかめた。
 さわさわと男の指が胸をなぞり、先端の蕾をきゅっと摘む。
「ひっ……!」
 びく、とちひろの小柄な体が震えた。
「イヤ……イヤぁ……」
 犯される。穢される。その事をはっきりと自覚して、ガタガタを体が震える。
歯がカチカチと打ち合わされる。
 今まさに貪られる子羊を下に、達哉はうんうんと嗜虐心を満足させていた。
 もっとだ。もっと味わいたい。
 不意に立ち上がり、ちひろの上から退く。
 上からの重圧が消え、ちひろはホッと息をついた。



 だが安堵する間もなく。
 達哉はちひろの背中に手を回して、よいしょっと担ぎ上げる。
「きゃっ」
「軽いなー。ちひろちゃんは」
 そしてあぐらをかいて座ると、その膝の上に背中を向けたちひろの体を座らせた。
「や……なに?」
 お尻に何か固いモノがぶつかる。
 膨らんだ達哉の股間がお尻に当たったのだ。
「きゃっ……」
 当たっているモノの正体に勘付き、ちひろは紅くなってしまった。今更恥ずかしがるちひろに、
達哉は苦笑する。その純情さに。
 そしてちひろを前に抱えた達哉は、腕を前に回してちひろを抱きしめた。
「やだ……」
「んー。良い香りだちよちひろちゃん」
 背後から抱きしめ、その柔らかい少女の肉を全身で感じ、短い髪に鼻を埋めて香りを愉しむ。
汗の酸っぱい匂いもまた心地良い。
「さ……。こっちはどうかな」
 抱きしめた右手がきゅっと胸をわし掴む。
「やだ……やだ……」
 頭を振ると短い髪が揺れ、達哉の鼻腔をくすぐった。
 さらに左手が、ブルマの中へと忍び込む。
「ひっ……だめ、そこはだめ……。やめてください……!」
 大事な、敏感な部分に少年の無骨な手を感じ、きゅっと身体が締まる。その緊張を直に感じながら、
達哉はブルマとパンツの中、肉の割れ目に指を触れた。
「はっ……」
 ぴくっとちひろの顔が上がる。
 触れたそこはぴったりと二つに割れ、肉の感触しかしない。
「毛はまだ生えてない?」
 誰にともなく呟くと、ちひろは「言わないでぇ」と泣き声で呻いた。
 指には毛の感触はまったくない。ほとんど生えていないのだろうか。
「さて」
 そして腕の中のちひろをしっかりと抱え、右手で服の上から小さな乳房を揉み、
左手はブルマの中の秘所を指で擦っていく。
「ひっ……ひぃ……」
 涙をぽろぽろこぼす目を閉じて、ちひろは身を固くする。
 だが目を閉じると、かえって敏感になった。
 服の上から胸を揉まれる度に、すりすりと布が擦り付けられ、小さな胸を刺激し、
きゅっと奥が熱くなる。
 指が割れ目を擦っていくたびに、お尻がきゅっと締まり、お腹の奥が熱く疼いた。
「やだ……こんなおヤダぁ……」
 愛撫から逃れるように、ちひろはイヤイヤと首を振る。
「ほら。ちひろちゃん。見てごらん」
 手で指で背後からの愛撫を続けながら、達哉は呼びかけた。
「お花さんたちも見てるよ」
「いや……言わないで、そんな……」
 ぱっと目を開けてちひろは見た。
 温室で色とりどりに咲き誇る無数の花。
 ちひろが今まで大事に大切に育ててきたお花さんたち。
 それがちひろを見ている。犯されているちひろを。



「イヤアアっ! ヤアアアアーっ!!」
 花からの視線を感じると、ちひろは羞恥に身を染め、温室に絶叫が響いた。
「見ないで……お願い、見ないで……」
 下を向いた顔からぽろぽろと涙がこぼれた。
「見せてやりなよ」
 背後から少女を愛しく抱きしめ、さらに指を早めていった。
「感じてるちひろちゃんをさ」
 胸を揉む手が乳首をきゅっと摘み、股間をなぞる指がその入り口をツンと突付いた。
「ひいいぃ……! イヤア! もうイヤアアアアアっ!!!」
 下を向いてちひろが泣く。叫ぶ。
 だが誰も助けてくれない。止めてくれない。花はただ見てるだけ。
「わああああああああーっ!!!」
 泣き叫ぶちひろの声をうっとりと聞きながら、達哉は股間を突付いた指が濡れるのを感じていた。
 ぬめっと指先に感じる生暖かい蠢く秘肉。そこがじゅっと濡れる。
「やだ……やだやだ、もうやだぁ……」
「そろそろかな」
 ブルマから手を抜くと、背中からちひろをどついて、再び地面に転がせる。
「きゃっ」
 そして達哉は立ち上がると、ドン! と無造作に彼女のお腹を蹴り上げた。
「ぐっは……」
 ちひろの身体がくの字に曲がり、そしてお腹を抱えて横を向いたまま動かなくなる。
「じっとしてろよ」
 そう言った達哉の股間はぱんぱんに膨らんでいた。
 ブルマー少女。やはりブルマは穿かせたまま犯りたい。
 何か無いかな、と温室を見回せば、園芸用の剪定鋏があった。小型だが刃は鋭い。
 その剪定鋏を手に、達哉はうずくまるちひろの足下に座り込み、足を掴んで開かせた。
「あっ……」
 ちひろが涙目で下を見ると、鋏を手にした達哉が見える。ひっ、と身体が萎縮した。
 今まで散々暴行を働いてきた少年が刃物を持っている。これは怖い。
「動くなよ。大事なおまんこが切れちゃうからね」
 片手で簡単に脚を開かせていく。もう抵抗する気力も体力も無かった。痛みでジンジンと身体が痺れる。
その脚の付け根、赤いブルマに達哉は鋏を入れた。
 じょきっ、と布が切られる音がすると、ちひろは「ひっ」と怯える。だが無闇に動かない。
鋏が怖いから。
 少女の大事な股間のすぐ側を、鋭利な鋏がじょきじょきと切り裂いていく。
 萎縮し、固く緊張したちひろは目を閉じ、ただ早く終わる事を祈った。
「よし」
 鋏を脇に置くと、達哉は股間の部分だけを切ったブルマをぺろんと拡げる。
中の白いパンツまで一緒に切って、
中身の薄い桃色の割れ目がはっきり見えた。やはり陰毛はほとんど生えていない。
「いやぁ……」
 股間にスースーと温室の暖かい空気と視線を感じ、閉じた目から涙が流れ続けていく。

(わたし……犯されちゃうんだ)

 残酷な現実に、胸がすっと冷めていく。だがどうすることもできない。



 痛めつけられた体は満足に動かない。助けを呼んでも誰も来ない。
 そしてお花さんはただ見てるだけ。

 拡げたブルマの切れ目に顔を寄せ、達哉はその桃色の割れ目にちゅっと舌で舐める。
「ひやっ」
 生暖かい湿った舌に触れられ、ちひろの腰が小刻みに震動した。
 さらにたて筋に沿って舐めていくと、ビクンビクンと脈動する。そして割れ目の奥から、
じゅっと熱い蜜液が漏れていた。
「酸っぱい」
 ぺろっと舐めた愛液はまだ酸っぱい。だが達哉はもう我慢できなかった。
 顔を上げると、しゅるしゅると制服を脱いでいく。我慢できずにズボンとパンツを一気に脱ぐと、
ピンと固く尖ったペニスが天を向いていた。
 温室は温かいので裸になっても寒くない。それより、体の内側からの熱さで火照っていた。
 その火照りを、少女にぶつけるべく、達哉は脚を掴んで大きく拡げさせる。
「きゃっ」
 反射的に閉じようとするが、力が入らない。柔らかい股が開かされると、ブルマの切れ目も広がり、
中の貝が垣間見えた。
 そのおいったり閉じた肉貝に向け、腰を進ませる。勃起した肉棒を槍の様にして。

(久住先輩……)

 何をされようとしてるか、はっきり悟り、ちひろの胸に先輩の顔が浮かんだ。
 密かに想っていた大好きな先輩。

(こんな事なら……さっさと告白すればよかった……)

 後悔は常に後から悔やまれる。
 下半身に、熱い肉の塊りが触れた。
「ひっ」
 涙で濡れた瞳を開けると同時―

 ずぶっ、と男のモノが胎内に刺しこまれた。

「イヤアアアアアアアーっ!!!」
 温室の向こうの空はとても青かった。
「アアア……わあああああーっ!!!」
 絶叫するちひろを下に、達哉はただ前へ前へと進む。
 柔らかな膣肉はほとんど抵抗なく達哉のモノを呑み込み、挿れた分だけ快楽が脳を突き抜けた。
「くっ……すごいよ、ちひろちゃんのここ」
 膣肉が固くペニスを締め付け、痛いほどの快楽を伝えてくる。
「ア……アア……イヤーっ! ヒギイイイイィィィーっ!」
 ギシ、ギシと固い肉棒が貫き、奥まで指し込み、お腹にずっしりと重い衝撃が突き刺さる。
 今まで殴られたのとは全く違う、体の中からの激痛。
「ああ……ひぎいっ……ひぎゃあああああああーっ!!!」
 耐えようとしても耐えられない、身を引き裂かれるような激痛に、ちひろは叫び、
そして達哉の下でビクッビクッと小刻みに震動した。
 その震動がまた膣内で痛みに変わる。



 無残に穿たれた結合部からは、血が一筋流れていた。
「はぁはぁ……」
 奥まで進み、丸いわっかを先端に感じ、達哉はようやく腰を止める。
「ふー」と息を吐き、ちひろのナカをじっくりと感じた。
 暖かく、そして狭い、処女だった少女の肉。
「う……うう……」
 体の下では、ブルマを穿いたショートヘアの美少女がただ泣きすすっている。
 まるでブルマを犯しているような感覚に、達哉は大いに満足し、そして興奮した。
 まだまだ。
 しっかりと腰を抱え、ぐんっと大きく上下に揺らす。
「ひぎいいいいいっ!!!」
 突然の動きに膣肉が抉られ、肉ヒダが捲られる。そしてちひろの脳天に稲妻のような衝撃が直に伝わった。
「動かないで……ひぎゃっ、もう動かないでぇーっ!!!」
 もう腰の回転は達哉にも止められない。彼もまた頭に稲妻が走り、がむしゃらに腰を振り回していた。
 ちひろとの性交がこんなにも気持ち良いとは想像も付かなかった。
 ただただ快楽を貪る為にピストン運動を早め、膣肉を抉っていく。
「ひっぎいいいぃぃ! ぎゃああ……アアアアアアァァァ……」
 大きく開かれた口は涎まみれで、目はもう白目を剥いている。
 達哉は繋がったまま上半身を前向けに倒し、ちひろに上から抱きついた。
 犯されて泣く少女の体はとても脆く、このまま砕けてしまいそうで。
 叫ぶだけの唇に、自分の口を重ねる。
 上と下の唇が一つになり、ようやく達哉は腰を止めた。高々と上がったままで、
繋がった二人の腰が止まる。
 そして―
 ドクッ、と胎内に精が注がれた。
「!」
 白目を剥いていたちひろの瞳がカッと大きく見開かれる。それが細めになり、滂沱が溢れた。
 ドクン……ドクン……
 命の種が少年のちんこから少女のまんこへと注がれていく。
 それはおしべとめしべが種を作るのと同じ事。

 射精を終えた達哉が口を離し、ニッとちひろに笑みを浮かべる。
「ア……アア……」
 ちひろは放心状態でただ上を向いたまま、泣いていた。
「良かったよ。ちひろちゃん」
 上の口は離したが、下はまだ繋がったまま。ちひろの膣内で射精の余韻に浸っていた。
そのペニスは未だ固いまま。
「う……うう……」
 横を向いたちひろの目から涙も横に落ち、温室を濡らしていく。
「ひどい……。ナカに出すなんて……あかちゃんできちゃう……」
「大丈夫」
 紅くなった耳をぺろっと舐め、達哉は囁いた。
「どうせキミはここで殺されるんだから。俺に」
 そうだ。この人はわたしを殺すんだ。
 犯されて、殺される。それが人生の最後。
「うう……うううぅ……」
 押し殺した涙がまた出てくる。
「だから。もっと愉しもう」
 そうだ。これはちひろの人生最初で最後の交尾。
 とことんまで犯し抜く。徹底的に。



 繋がったまま、汗で濡れた体育服をたくし上げ、その下の白いブラジャーまでたくし上げ。
 小振りの乳房がぷるんと揺れ、先端の蕾はぷっくらと尖っていた。
 その乳首を指で摘み、ぐいっと引っ張る。
「……ん」
 ちひろが顔をしかめ、膣がきゅっと絞まる。
 くりくりと乳首を捏ね回すと、「んっ、んっ」と声が漏れ、膣が蠢動して達哉を絞め付けた。
「ふぅ……。感じてるんだね、ちひろちゃん」
「……んぅ」
 無意識の内に声を漏らしながら、ちひろは横を向いたままただ泣いていた。
 その瞳は虚ろで、もう何も映していない。
 諦めきった虚ろな横顔を見ながら、顔を下げ、達哉はちゅっと乳首に接吻を付ける。
「あっ……」
 そのまま、ちゅうちゅうと胸を吸うと、「あっ、あっ」と声が漏れる。小さな喘ぎ声。
 そして膣が急速の絞まり、達哉の思考が真っ白になる。
「くっ……」
 背中に手を回してきつく抱きしめ、そして我慢していた精を放つ。
「あ……」
 ぽかんと開いた口から声が漏れる。
 ドクドク、と膣に溢れる命の種。
 ちひろの小さな体が達哉の腕の中で小刻みに震え、そして脱力した。
 もう悲鳴を上げる事もない。ただ泣きながら、小さく喘ぐだけだった。
 二度目の射精を終え、達哉は抱きしめたまま、動かなくなる。さすがに連続は疲れる。
 だがこうして繋がったままでいると、挿れたままのペニスはすぐにまた元気を取り戻す。
 ちひろの膣はあまりに気持ち良いのだ。
 彼女の軽い体を持ち上げ、繋がったまま回転させてうつ伏せにする。
 今度はバックから三発目を開始した。
 高く腰を掲げて揺らすと、ちひろの背中が揺れる。
「あ……あぅぅ……」
 小さく呻きながら手を付いて四つん這いになり、ちひろはガクガクと体全体を震わせた。
 胸に手を回して、両方の乳首を指で挟む。
「……う……」
 きゅぅと膣が絞まる。乳首は感じるらしい。
 そのままゆらゆらと揺れるちひろの背中を見ながら、背後からガンガンと突き立てる。
「んっ……」
 きゅっ、きゅっと乳首を擦る度に膣が絞まり、遂に達哉は達した。
「出すぞ」
 今度は声を掛け、子宮目掛けドクドクと流し込む。
「あ……ア……」
 虚ろに開いた目からぽとぽと涙が落ちる。口からは涎が。
「ふー」
 抜かずの三発はさすがにきつい。達哉はようやく竿を引き抜くと、ちひろはガクッと地面に倒れ伏し、
体を横に向けてハァハァと荒い息で胸を上下させた。
 ちひろもまた限界だったのだ。いや精神はとっくに限界は超えているが。
 どっしりと座り、達哉もまた息を整える。さすがにちんこは萎えていた。
 そしてちひろを見る。
 切り裂かれたブルマからは白濁液が漏れ、たくし上げられた体育服の下の胸の先端には、鮮やかな乳首がぷっくりと尖っている。



 小さな顔は涙でくちゃくちゃで、散々殴られた頬は紅く腫れている。ぽかんと開いた口からは涎が落ちるままだった。
 そしてその瞳は虚ろ。控え目で、それでいて輝いていた瞳に、もう光はない。
 その瞳を見ていると、むくむくと下半身に力が戻るのを感じる。

 まだだ。まだ犯れる。

 ちひろの髪を掴み上げ、勃起した肉竿を、ぽかんと開いた口に捻りこむ。
「しゃぶれ」
 だが反応は無い。口に生臭いペニスを入れられても、ぽかんと口は開いたままだった。
「それじゃあ勝手にやらせてもらうぞ」
 ちひろの頭を押さえ、自分の手で揺らし、口の中の肉竿に刺激を与えていく。
 それはちひろの肉体を使ったただの自慰に過ぎなかった。
 やがて達哉は達し、口の中も白濁液に塗れる。
 そして手を離すとガックリと倒れるちひろを、さらに嬲っていった。

 ちひろはほとんど無反応だった。
 ただお尻の穴に挿入された時は、わずかに「イタ……」と呻いた。
 膣内に射精しても、もう何も言わない。乳首を責めるときゅっと膣が絞まった。
その締め付けも徐々に弱くなる。
 着ていた体育服もブルマも脱がされ全裸にされ、その白い裸体に達哉は精液を降り注いでいった。

 もう何発目、何十発目の射精だろうか。
「はぁはぁ……」
 白く染まったちひろを見下ろし、達哉はがっくりと膝を付く。
「……ぁ……ァ……」
 横たわるちひろの髪も目も耳も鼻も口も胸も膣も精液に溢れ、汚れている。
 よろよろと立ち上がった達哉は、脱ぎ捨てた学生服を着ると、最後の作業に取り掛かる。
 ブルマを切り裂いた園芸用の剪定鋏を手に、ちひろの側に再び膝を付く。
「ごめんね。ちひろちゃん」
 一声声を掛け、ちひろの体に鋏を入れた。
 まずは、ぷっくらと尖った乳首を切り落とす。
 
 ちょっきん
 ちょっきん
 ちょっきん
 ちょっきん
 ちょっきーん!

 翌日。橘ちひろの他殺体が温室で発見された。
 その死体は細かく細かく切り刻まれていたという。

(おしまい)