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名前: さやか先生の特別授業(1/3) [sage] 投稿日: 2006/10/17(火) 17:56:19 ID:rdgXO+dW
夕食も終わって、朝霧家はのんびりムード。
おしゃべりの中身はフィーナの留学に、カテリナ学院での授業のことになった。
「フィーナは優秀だから、学院の授業じゃ勉強の意味がないよ」
「そんなことはないわよ」
達哉の誉め言葉に、月の姫は困ったような羞じらいを美顔に浮かべる。
代わってミアが誇らしげな顔をする。麻衣はミアに、うんうんとうなずく目を
向ける。
さやかが達哉とフィーナを交互に見て、首を傾げた。
「そうなの? せっかくの留学なのに、それは困るわね」
「え、えっと、姉さん?」
半分冗談を真に受けられて、達哉はあわてる。出来不出来以前に、地球の
学校で地球人とともに学ぶことに意味がある。それは従姉もわかっているはず
なのに。
さやかはすぐ、にこにこした顔になり、
「じゃあ、せっかくうちには達哉くんがいるのだから、フィーナ姫のために
なる勉強を今ここで、しましょう」
そう言って、ぱちんと指を鳴らした。
なにも変わった様子はない。達哉以外は。
「あ、あれ? 体が、勝手に……な、なんだこりゃ。動かない」
ぎくしゃくと、操り人形のように達哉はリビングへ移動して横たわる。横に
なったまま瞼を瞬かせ、顔を左右に動かすが、達哉が動かせるのは首から上だけに
なっている。
「うん。さすがリースちゃん。そのまま、頼むわね」
さやかが顔を向けた先には、いついたのかリースがいつものゴスロリ服を
まとって、ちょこんと立っていた。無表情ながら、目には楽しそうな光がある。
「さあさあ。よいしょっと」
「うわあ」
さやかの手が達哉のズボンを脱がせていく。どういう仕掛けなのか、リースが
軽く手を振るだけで達哉の腰が浮き、手際よくズボンもパンツも脱がされ、
男の股間があからさまになった。
いきなりの“授業”でも、さすが王家の人間であるフィーナは頬を赤らめる
だけで落ち着いている。主が落ち着いているから、ミアも静かでいる。麻衣は
驚きに口を半開きにして、引きこまれている。
「まずは、よく観察して」
さやかの言葉で、フィーナだけでなく少女たちがいっせいに群がる。同居して
いるだけでは見ることのできない秘密の場所を目に焼きつかせる。
「……こ、これが、男」
「はひいぃ」
「お、お兄ちゃんの……」
「達哉って、こんな」
「みんな、ちょっと、見ないでくれ。だいたい麻衣と菜月は関係な……って
なんで菜月までここにいるんだよ!」
いったいいつまぎれこんだのか、隣りに住む幼なじみまで達哉の腰の横に
座っている。
「い、いいじゃない。わたしだって達哉を見たいもん」
真っ赤な顔で菜月は答えると、食いいるように股間を見つめる。
達哉は腰をひねって視線を避けようとしたが、動かない。隠したくても
手だって動かない。
「では次。えい」
少女たちの目の先にさやかが手を伸ばして、まだ小さい陰茎を指でつついた。
すると、スイッチが入ったかのようにムクムクと大きくなっていく。
「きゃっ」
乙女たちの悲鳴が重なる。無垢な女の目には、不気味な生物が成長している
ようにも見えるのだ。
「だいじょうぶよ。『勃起』しているだけだから」
さやかの声を聞き、フィーナや菜月がほっとした顔を見せる。「勃起」とい
う現象についての知識があるから。
麻衣も知識はあるものの、ぴんと来なくておっかなびっくり。
無知なミアはあわあわと、フィーナの影に隠れようとしている。フィーナに
励まされ、また前に出て、にょっきりした器官を興味津々の目で見つめる。
「大きくなったら、こうしてあげるの」
見る見るうちに固化巨大化したペニスをさやかの手がそっと包む。
ゆっくりと上下にさする。とたんに達哉の口から呻きの息が吐きだされる。
「フィーナ様。やってみてください」
「え、あ、はい」
月から留学してきたフィーナが、“先生”に言われるまま手を伸ばす。
「あ、手袋は、そのままで」
はずそうとした姫に指示を出し、屹立を引き渡す。
「す、すごいの、ね」
月の姫は地球人男性のモノを手で感じ、うわずった声をあげる。まわりにいる
誰かの、ごくりと唾を呑む音が響いた。
「こ、こうかしら」
嚥下の音に応えるように、フィーナは熱を帯びた陰茎を、さやかがしたように
さすっていく。
「う、ううぅ」
達哉の口から再び息が漏れる。
身分高きお姫様の手コキ。白い手袋をしたままなのが、性器を汚ないものと
蔑まれているようで、それが不思議な高揚感を持たらしている。
手袋の生地の、初めての感触も、自分の手でするマスターベーションとは比較
にならない快感につながっている。
ミアも麻衣も、しゅっしゅと動くフィーナの手に見入っているが、菜月だけは
股間での動きだけでなくフィーナの顔をちらちらと見ている。うらやましいと思う
気持ちが、自分も達哉にしたいという気持ちが無意識に現れている。菜月のそんな
気持ちにもちろんさやかは気づいているが、今はフィーナの実習中だから、
ほほえむだけでなにも言わずにいる。
人を見る目のあるフィーナのこと。達哉の感じかたを一早く察知し、手の
動かしかたを工夫する。
「うん。すごく、うまいですね。フィーナ様」
さやかに誉められ、照れに照れながら月の姫はさらに手戯に熱中する。最初こそ
たどたどしさがあったが、今ではすっかり、男のモノに奉仕しなれた手遣いを
見せている。
「そう、そのまま、そろそろ、達哉くんは」
従弟の顔に浮かぶ汗、切迫する表情で、高まり具合を見抜くさやか。
「もっと力を入れて、もっと強く、根元を」
短い単語で、フィーナを教え導く。
フィーナは導かれるままに、しなやかでもあり強くもある手の動きで達哉を
昇らせる。
「そおれっ」
最後はかけ声だけでいい。フィーナはタイミングよくぎゅっと握ってぐいっと
しごきたてた。
「うあ、出るっ」
達哉の叫びに間髪いれず、ぶしゅぶしゅどぴゅどぴゅと、勢いよく白い樹液が
噴きあがった。
「きゃ」「ひええ」「わ」「わわわぁ」
四人がそれぞれ声をあげ、腹から股間にかけて生々しく散った白いしぶきに
目を丸くする。
「次は、これの後始末ね」
しばらく間を置いてから、 艶っぽい流し目をしてさやかが言うと。
「そ、そういうことでしたらわたしが。姫さまのなさったことですから、その
後の、お世話はわたしが」
ミアが動揺したままで、一番に申し出る。「後始末」がどういうことか知らず
健気に言い出しているのも、メイドであるミアならでは。
「お兄ちゃんの世話なら、わたしがするよぉ」
上気した麻衣が、ミアを押しのけるように言う。精液にまみれた兄の股間に
視線は釘づけだ。
「わ、わたしだって、達哉にしてあげたい」
麻衣より真っ赤に、いまにも爆発しそうな菜月が声を震わせる。ピンクの
舌で唇を舐めまわしているのは、「後始末」の知識もある証拠。
「い、いいえ。私の手が出させてしまったのだから、最後まで私がするわ」
最後にフィーナが声に威厳を含ませて言う。いつもならその声で静かになるが、
今は誰もが引く気配を見せない。
「いえ、姫さま。ここは任せてください」
「ミアちゃんずるいよ。お兄ちゃんは、わたしが」
「ミアも麻衣も、わたしに譲って」
「みんな。今は私が、私はもっと達哉を知って、勉強を」
フィーナですら喧噪に混じり、誰が達哉の精に触れるのかで揉めている。
さやかは艶然とほほえみながら、次をどう進めようか考えをめぐらせていた。