2-470 名前: フィーナらぶ [sage] 投稿日: 2006/10/17(火) 11:21:50 ID:rdgXO+dW

「あっ、そ、そこ、い、いやっ、あ、ああん。い、いいっ」
 ベッドの上であられもなくよがっているのは、フィーナ・ファム・アーシュ
ライト。高貴なる月の姫は今、男に愛されて喜ぶひとりの可愛い女になってい
る。
 姫を愛することができる唯一の男、朝霧達哉は、あお向けになったフィーナ
の足を大きく開き、股間に顔を埋めている。舌と唇で女陰を楽しむクンニの時
間が、三十分近くも続いている。
「やはっ、も、もうやめてえ」
 めくるめく快感に襲われて緑の瞳をにごらせるフィーナは、絶え間なく続く
絶妙な口舌愛撫にたまらず甲高い悲鳴をあげた。
 声を聞きつけた達哉は顔を起こし、涼しい顔で答えかえす。
「やだよ。フィーナだって、俺のモノをずっと舐めてたじゃないか」
「あはあん。そ、それは、んはぁ、達哉のがおいしくて、だから、やっ、んあっ」
 顔が離れても達哉は指で媚唇をくすぐっている。それがまたクンニに劣るこ
とない巧みな愛撫で、フィーナは快楽に痺れながら、どうにか口を動かして言
葉を返した。
 クンニの前、フィーナも三十分くらいかけて達哉のモノをしゃぶっていた。
それほどまでにフィーナはフェラチオが大好きになっているのだが、そんなに
長くおしゃぶりが続くことになったのは、達哉がタフで、なかなか射精しなかっ
たからだ。
 男としての成長著しい達哉は美姫が音をあげる寸前まで、愛と欲のこもった
口唇奉仕を心行くまで楽しんでから、したたかに牡液をぶちまけた。フィーナ
はアフンアフンと鼻を鳴らしながら愉悦に満ちた顔をして、熱い樹液を一滴残
らず飲み干した。スペルマをすべて飲んで、肉根を丁寧に清めてこそフェラチ
オは完結する。気品ある月のお姫様は、地球人の男に、そう仕込まれている。
 上下入れ替わって、クンニリングスがはじまって半時。達哉が射精しなかっ
たようにフィーナもエクスタシーを迎えていないが、事情は異なっている。
「フィーナのオマ×コも、とってもおいしい。だからずっと舐め舐めする」
 達哉はやる気満々の顔つきで力強く宣言すると、「ちゅくっ」と派手な音を
たててお姫様のヴァギナに口づけをした。
「やはっ、はっ、はあああっ。ず、ずっとされたら、お、おかしく、ひっ、な
る。だ、だからもう、んひいいいいぃん」
 舌が膣に刺さり、ぬめぬめと震え動く。舌腹が襞々と触れあい、悦びあう。
溶鉱炉のように熱い肉壷をぐにゅぐにゅと撹拌する。
 フィーナは軽いオルガスムスを迎え、がくがくと全身を震わせる。
 これがくせもの。さっきからこの程度のオルガスムスを達哉はなんども与え
てくる。グンと性感が高められて気持ちいいのだが、絶頂へ昇りつめるほどの
鮮烈さがないゆえ、満足するには程遠い。逆に焦れて、不満を覚える。
 達哉の巧妙な口舌愛撫にフィーナは慎しい自分を完全に忘れ、もっと気持ち
よくしてほしいとすすんでクンニリングスを求めてしまう。
「はあっ、あっ、も、もっとよぉ」
「あれ? やめてほしいんじゃなかったっけ」
「そ、そんな、今やめたら、おかしく、なるぅ。は、早く、イ、イカせてぇ!」
 少し前とは、言うことの中身ががらっと変わっている。あせりを顔に浮かべ、
願う言葉の響きも切迫している。
 達哉はくすくす笑ってから、本格的にイカせるべく膣壺で舌を大胆に振るい
はじめた。もちろん唇も陰唇を刺激して、愛しい恋人の望み通り悦楽の極みへ
飛ばしてしまう。
「ハアァ、す、すごい、すごいのっ。き、来ちゃう。こ、これよ。あ、アアッ、
も、もう、んアッ、ア、ア、ア、アアアアーッ!」
 焦らしに焦らされた女体に、最高レベルのエクスタシーが弾けた。
 歓喜に叫んでいたフィーナが、いきなりがくっとうなだれる。あまりに大き
すぎる快楽波動に感覚がショートしてしまったのだ。意識を失いながらも彼女
のセクシーな体は、全身を駆け巡る快電流にピクピクと痙攣している。
「……敏感すぎるのも、考えものだな」
 月の姫の性感帯をここまで開発して失神させた本人は、股間から顔を起こし
て小さくつぶやくと、早く気づかせるべきか自然に気づくのを待つほうがいい
か、しばし考えることになった。