2-374 名前: 瑠璃色 さやか陵辱SS [sage] 投稿日: 2006/10/11(水) 19:45:09 ID:2eDanwAv

「きゃっ」
 ソファに投げ出され、穂積さやかは小さく悲鳴を上げる。
「な、なんなんですか、あなたたち!?」
 気丈に言い放つものの語尾は微かに震えている。
 いつもと同じように朝霧家に帰ってきたさやか。
 いつもと同じ笑顔が待っていたなずの家は、無法者に占拠されていた。
玄関に入って直ぐに学生服の少年に取り囲まれ、後ろ手に手錠をかけられ、リビングまで連れて来られる。
「穂積さやか。王立博物館の館長代理だな」
 学生服の少年達中、唯一黒ずくめ黒仮面の少年が問う。
「そ、そうよ……。きゃああっ!」
 そこまで言ってさやかは気付いた。リビングの惨劇に。
「フィーナ姫!? 麻衣ちゃん!? 菜月ちゃん!?」
 三人の少女がリビングの床に寝かされ、無惨に穢された姿を晒していた。
 三人とも制服をびりびりに引き裂かれ、半裸にされている。
 虚ろな瞳でなにやらぶつぶつ呟き続ける麻衣。よく聞けば「お兄ちゃん」と呟き続けていた。
投げ出された脚の合間からは血が溢れていた。小さな体に何度も挿入された証。
 ぐったりと気を失っている菜月もまた、脚の合間から白濁液を垂れ流していた。
見た所、もっとも外傷が少ない。
 そしてフィーナ姫。お尻からも血が流れている。唯一尻穴まで犯された証拠だ。
ぽかんと開いた口からは白汁が漏れ出し、その長い銀髪にも制服にも白濁液が降り注がれている。
「ひどい……こんなのって……」
 何が行われたか直感的に悟り、さやかはサーと血の気が引くのを感じた。
「さ、さやか姉さん……」
「達哉くん!?」
 無念そうな声に顔を向けると、少女達とは反対側のリリビングの床で達哉がうつ伏せで寝っ転がっている。
その四肢はあらぬ方向に曲がり、骨折している事を伝えた。その顔は涙でくしゃくしゃになっている。
惨劇を見せ付けられたのだろう。魂の根底から焦燥しているのが伺える。
「ああ……こんな…」
 昨日まで当たり前に続いていた幸せな日常、仲良しの家族。それが無残に打ち砕かれた事を、
さやかはまざまざと見せ付けられ、目からぽろぽろと涙がこぼれる。
「ミアちゃん!? ミアちゃんは!?」
 この場にいないもう一人の家族に気付き、さやかは涙声で言う。微かな希望を込めて。
お姫さまの付き添いで月から来たメイドの少女も、今では大事な家族。
「ミアちゃんなら我々のアジトで大事に犯してますよ。同志がね」
 だが微かな希望も黒ずくめの少年の言葉に否定され砕かれる。
「そんな……ミアちゃん…」
 健気なメイドの身を案じ、さやかはさらに涙をこぼす。
 でも泣いている場合ではない。首を振って涙を振り払う。長い髪も一緒に揺れた。
 そうして目の前に立つ黒ずくめの少年に毅然と言う。
「お願い……。私はどうなっても構いません。みんなを解放してあげて」
「ふー」と黒ずくめの少年はため息をつく。
「みんな言う事は同じですね」
そして実際に好きなように扱うと壊れるのだ。
「あ、あなたたち……何者なんですか? どうしてこんな……」
「地球原理主義者」
 うんざりするほど繰り返してきた説明を、さやかにも聞かせてやる。



「地球と月が仲良くなると困るんですよ。それを邪魔しに来たんです」
 ちなみに彼らがわざわざ名乗るのは自分達の犯行と知らしめる為だ。もっともその後、
壊してしまっては語る事は出来ないが。
「みんな……」
 無惨に犯された少女達を見て、さやかはぐっと胸が痛みつけられる。自分のせいだ。
朝霧家の大黒柱のつもりでいながら、誰一人守れなかった自分の。
「さて」
 黒ずくめの少年はさやかの細い顎を掴み、その顔を冷たく見下ろす。
 勤務中はまとめてある長い髪は今はおろされ、優しいお姉さんといった風情だ。
「あなたにも我々の犠牲になってもらいましょう」
「ぐっ」と歯を食い縛り、さやかは冷たい瞳を見返す。
「わ、私をどうしても構いません。ですが他の人にはもう何もしないで」
「ほう」
「やめろーっ!」
 不意に絶叫が轟く。達哉だ。
「さやか姉さんには手を出すなーっ!」
「うるさい」
 横にいた少女がお腹を蹴り上げ、達哉はうぐぅと声を詰まらせて黙り込んだ。
「菜月ちゃん!?」
 襲撃者達の中で唯一の女性の顔を見てさやかも驚く。可愛い顔に茶色の長い髪。
それは菜月にそっくりであった。だが菜月は犯されて気を失っている。
「違いますよお姉さん。私は保奈美」
 ふふっと嬉しそうに保奈美は笑って言う。その足下で苦しそうに呻く達哉を見て、
さやかは懇願した。
「お願い。みんなにはもう何もしないで」
 大切な家族。守れなかった人たち。それを自分の身一つでこれ以上傷つけないように出来るなら、
喜んで差し出す。さやかの声には確かな覚悟が含まれていた。
「ふむ」
 腕をくんで黒ずくめの少年は考える。
 王立月博物館の館長代理のさやか。月に留学経験のある数少ない地球人。
地球人とはいえ月側の人間であるのは間違いない。最初から容赦なく嬲るつもりでいた。
 さやかの頼みを聞いてやるのも一種の余興か。
「いいだろう」
 さやかの胸に微かな希望が生まれる。みんなを守れるという希望。
「ただし我々全員を満足できたらだ。途中で気を失ったりしたら。他の女をさらに犯す」
「そんな……」
 この場に居るのは黒ずくめの少年と保奈美、それに学生服の少年が四人(祐介、弘司、洋一、アキ)。
 五人もの少年と少女一人の責めを受けて耐え切れる自信は無い。
「どうした。他の女をもっと犯してもいんだぞ」
 青い顔のさやかに黒ずくめが告げる。
「……分かりました。私はどうなってもいいから、他の子には何もしないで……」
 自信が無くてもやるしかない。悲壮な覚悟でさやかは言った。
「さ、さやか姉さん……」
 無念そうな達哉の声が聞こえてくる。ニッとさやかは微笑んで見せた。
「大丈夫。お姉ちゃんに任せなさい」
 さやかへの絶望的な陵辱が始まる。



「さて。最初は僕の相手をしてもらおうか」
 今までずっと見ているだけだった黒ずくめの少年が、さやかの長い髪を黒手袋の上からさらさらと撫でる。
「ちょっと。顔も見せないつもり」
 気丈にもさやかは軽口を叩いてみせる。本当は何か言ってないと恐怖で泣いてしまいそうだった。
「おっと。これは失礼」
 黒ずくめの少年は黒い仮面をすっぽりと外す。
 最初に見えたのは銀色の髪。そして、
「達哉くん!?」
 さやかと達哉、二人が同時に驚く。仮面の下の顔は達哉そっくりだった。髪の色はフィーナと同じ銀色。
 フィーナと同じ銀色の髪の達哉がそこにた。
「うん。僕の名はタツヤ。言っとくけど本名だよ」
 ニイッ、と歯を光らせるタツヤ。驚くさやかと達哉を見て、悪戯が成功した子供のような顔になる。
「脱着」
 一言言うと黒ずくめの服がしゅるっと消えて、タツヤは裸になった。
身に着けているのは左腕の時計型のブレスレットだけになる。
「きゃっ」
 いきなり目の前で裸になられて、さやかは顔をそむける。頬が赤い。
 一方、達哉はタツヤの腰に注目していた。深い毛に覆われたイチモツ。これまで陵辱劇を目の当たりにしながら、
全く変化は無い。だが、
「俺より大きい……」
 顔はそっくりでもそこはタツヤが大きく上回っていた。ちなみに達哉のイチモツはうつ伏せの体の下で大きく膨らんでいる。
フィーナ姫の陵辱を見せ付けられ、体は素直に反応してしまったのだ。
 それにしても、と思う。服がいきなり消えるとはどういう事だろう。そもそも注射針をいきなり取り出したり、
跡形もなくしまったり、あの少年には謎が多い。多すぎる。

 庭では相変わらず三匹の犬、ぺペロンチーノ、アラビアータ、カルボナーラのイタリアンズがきゃんきゃんと鳴いている。
だが全く役には立っていない。
 ソフャの上では両手を後ろに回され、手錠で拘束されたさやかがガクガクと小さく震えている。
 覚悟は出来たといっても、やはり怖いものは怖い。
 タツヤはくすっと微笑み、「可愛いな」と呟いた。
 そして達哉と同じ顔を、さやかの唇に近づける。
「んんっ!」
 反射的に顔をそらすさやかにタツヤは言う。達哉より渋い声で。
「いいんですか? あの娘たちがどうなっても」
 涙で滲む目に虚ろな瞳の麻衣とフィーナ姫が映った。そして泣きながら失神している菜月が。
「……」
 観念したかのように目を閉じて待ち受ける。
「いいお姉さんだ」
 ちゅっ、とその唇を重ね、そのまま動かなくなる。
 さやかの唇は触れただけで甘く、柔らかい。閉じたさやかの瞳からツーと涙が一筋流れた。
 口を重ねながら、タツヤはさやかの背中に腕を回してそっとソファの上に押し倒す。優しく。
「やめろ……やめろーっ!!」
 達哉が怒鳴る。フィーナ姫の時と同じように。だが四肢は折られどうする事も出来ない。



「ほら。じっとしてなさい」
 背後から保奈美が囁く。彼女は興味津々とタツヤとさやかの性交を見つめていた。
 他の四人の少年もギラギラした瞳でさやかを見ている。そして横たわる少女達を。
許可が降りればまたすぐにでも襲い掛かるだろう。
「ふふ」
 口を離し、タツヤは上からソファに横たえたさやかを見る。
 未成熟な少女にはない成熟した女性のふくよかさがそこにあった。
ブラウスの上からでもはっきりと分かる豊かな胸を押し付けると、「あっ」と声が漏れる。
長いスカートの上から手の平を押すと、モジモジと太股を擦り合わせた。
「んぅ」
 口から微かに甘い嬌声が漏れる。
 耳に口を寄せ、ハァと熱い息を吹きかけるとビクッと閉じていた目を開けた。
「可愛いよ。さやか姉さん」
 そのままぺちゃくちゃと音を立ててしゃぶりついた。
「ああ……」
 霞んだ瞳に涙を浮かべ、さやかは胸の奥から湧き出る疼きに耐えていた。
 軽く愛撫されただけだというのに、少年の手に口に触れられるだけでビクンっと反応してしまう。
「くっ……!」
 耳を舐められ、服の上から胸をなぞられ、さやかは友人の女性の事を思い浮かべていた。
(カレン……)
 月王国大使館の秘書官にして駐在武官のカレン。彼女がこの事態に気付けば……
「助けて……カレン…」
 つい声に出してすまう。タツヤは耳から口を離してくくっと笑った。
「カレンさんなら来ませんよ」
「え?」
「彼女も、僕の同胞が招待しているはずですから。肉奴隷へね」
「そんな……」
 あっさりと希望を否定され、さやかは目の前が真っ暗になるような思いだった。
「そうそう。リースとか言いましたって。ロストテクノロジーの管理者を受け継いだ少女も一緒です」
「ひどい…リースまで……」
 金髪の少女リース。まだ幼いリースまで毒牙にかけるのを知って、さやかはぐっと睨みつける。
「可愛いな。本当に」
 その視線は笑顔で受け止め、タツヤはちゅっと唇にキス。さらに舌を捻じ込んできた。
「んっ……!」
 口内に入った舌がちゅくちゅくと舌に絡み、唾液を交換し、増やしていく。
その舌の生ぬるい感触にさやかは背筋を凍えさせた。だが頬はカッと熱く火照る。
 タツヤが口を離すと、さやかはハァと熱い嘆息を漏らし、うっとりと目を潤ませ頬を赤らめていた。
「だから。僕らも愉しも」
 そのまま口を下げ、白い首筋にちゅっと接吻。
「きゃっ」
 ちゅーと強く唇を押し付け、離すと赤い痕が残る。キスマークだ。
 ちゅ、ちゅっと首にキスマークを残しながら、手はブラウスのボタンを外していった。
「や……だめ…」



 はらっ、ブラウスの前がはだけ、白いブラジャーが丸見えになる。
「ふふ。やっぱりさやか姉さんは可愛いな」
 どこで覚えたのか器用に迷いなくブラジャーのホックを外すと、白い布がさらっとソファの横に落ち、
ぷるんと上を向く乳房が震えた。
「きゃっ!」
 咄嗟に手で隠そうとするが両手は手錠に拘束され、ガチャガチャ鳴るだけだった。

「きゃー!」
と唐突に悲鳴が上がる。
 目覚めた菜月がリビングの状況を見て叫んだのだ。犯された麻衣とフィーナ。
犯されているさやかさん。転がっている達哉。
「あ、ああ……イヤアアアーっ!!!」
 声を限りに叫ぶ。立ち上がろうとするが同じく両手を手錠で拘束され、思うように動かない。
「ほら、騒がない」
 慌てず騒がず、保奈美が菜月の頭を押さえつけるように背後から抱きしめ、耳元で囁く。
「あのお姉さんはあなたたちの為に身を投げ出してるんだから」
「えっ?」
 菜月は涙の残る瞳でさやかを見る。さやかはソフャの上でタツヤに覆い被さられながら、
かろうじて言った。
「大丈夫……大丈夫よ菜月ちゃん。お姉ちゃんは大丈夫だから」
「さやかさん……」
「ぐっ……さやか姉さん…菜月…」
 呻くような声。達哉が泣きながら菜月に顔を向けていた。
「ごめん…… ごめんよ……」
 ただ泣きながら謝るしか出来ない」
「達哉…大丈夫なの?」
 見れば倒れている達哉の四肢はあらぬ方向に曲がっている。痛くないのだろうか。
「ああ……骨は折られたけど、痛みは無い」
「痛み止めの麻酔を打ったからね。しばらくは痛みがないはずだよ」
 さやかの上の少年が口を挟む。達哉と同じ顔に菜月が驚いた表情を作った。
「こんばんわ。僕はタツヤ」
 そして再びさやかに集中し、
「まあ見ててよ。さやか姉さんがどこまで頑張れるか」
 その豊かな胸に上から指をぐにっと食い込ませる。
「んんぅ……」
「ふわぁ。やっぱり大人のおっぱいは柔らかいな」
 何の抵抗もなく、タツヤの手は胸へと食い込んでいく。そしてぐにぐにと食い込み、
ようやく固い芯に触れて止まった。
「くうぅ……ううぅ…」
 さやかの眉がきゅっと中央に寄せられる。痛みか、それとも官能為か。
「さやかさん……!」
「さやか姉さん!」
 菜月が小さく呟き、達哉が吠える。
「大丈夫……大丈夫だからね……」
 自分に言い聞かせるようにさやかは繰り返す。
 夢見てきた大切な家族。その家族を守れるならどうなっても構わない。
 例え妊娠したとしても。
 乳房に食い込んだタツヤの手がぎゅっと鷲掴みになる。
「ああっ……!」



 芯まで刺激され、さやかの胸がキュンッと奥から高鳴った。
「あ…かはぁ……」
 背筋がゾクゾクと震え、大きく開いた口から熱い空気が漏れる。
 そうして両手をいっぱいに広げ、豊かな乳房を芯まで揉みしだき、マッサージしていった。
「あんっ……あっ……いやっ…」
 つい拒絶の言葉が出てしまう。
「いいんですか? 嫌なら他の娘を犯りますよ」
「くうっ……!」
 歯を食い縛り、涙目で内から沸き上がる甘い泉に耐えるさやか。それでも女体は敏感に反応し、
タツヤの手で言い様に弄ばれてしまう。
「あっ、で、でも……負けない……こ、これぐらいで……!」
「そうそう。もっと頑張ってくださいよ」
 左の乳房の先端の桃色の蕾を指でクリクリと擦り上げ、右の乳首にちゅっと唇を触れる。
「ああっ!」
 電気がピリッと走ったような甘い痺れに背筋が反り返った。そして指と口に、
ぷっくらと膨らんだ乳首のコリコリとした固い感触が返る。
「勃ってきた」
 ちゅっと口に含んで勃起した乳首を舌に絡めて味わい、もう片方も指でコリコリと刺激を与えていく。
「んんぅ……!」
 よい直接的な刺激に、さやかの頭にバチ、バチッと閃光が走った。
 そしてタツヤがちゅーと強く乳首を吸うと、
「アー!」
 不意にさやかが甲高い声を上げ、背筋を限界まで仰け反らせ胸が上がり、長いスカートに覆われた脚がピクンッと上に上がる。
「ん?」
 顔を挙げ

上げ、ハァハァと潤んだ瞳で熱く吐息を吐き続けるさやかを見下ろし、タツヤはにっと笑った。
「あれ? もしかしてもうイッちゃったの?」
「ああ……」
 スカートの上から股間に触れると、確かに『濡れて』いるのが分かる。
「あっ!」
 布越しで敏感に場所に触れられ、さやかはびくっと小刻みに震えた。一度絶頂に達し、
敏感になっているようだ。
「はは…ははは……。もうイクなんて本当に可愛いよさやか。胸が弱いんだね」
「いや……言わないでぇ……」
 掠れた声でさやかが言う。頭がぼうっとして何も考えられない。
「さやか姉さん……やめろ、もうやめてくれ……!」
「さやかさん…」
 達哉はさめざめと泣き、菜月も下を向いてなく。
「ちくしょう! ちくしょう……!!」
 達哉は目を閉じる。これが夢であればと願って。
 本当の自分はみんなに囲まれ、幸せに暮らしているはずだと。
 だが目を閉じても、さやかの嗚咽は聞こえてくる。そして目を開けばそこには、
犯されているさやかの痴態が広がっていた。
「そろそろこっちも」
 タツヤの手がスカートに伸び、簡単に外して脱がしてしまう。彼は女性の衣服にも詳しいのだろうか。
 スカートがはらっとリビングの床に落ちる。



 長いスカートぐ脱がされると、黒いストッキングに覆われた長い脚がソファの上に晒された。
「おおっ!」
 ふと少年達から歓声が起こった。
 妙齢の女性の黒いストッキング。その艶かしさに発情期の少年達はフンフンハッハと鼻を鳴らしてしまう。
「んー」
 その黒いストッキングにタツヤすりすりと頬を寄せ―
 ビリリリリ、と引き裂いてしまう。
「あー……」
 もったいない、という声が少年達から漏れる。
 だがタツヤの興味はパンティの中にしかない。そこはもうすっかりと濡れていた。
「うわ。びしょびしょだね」
「そんなの……言っちゃやだぁ…」
 元から赤い顔がさらに赤くなる。
「はい、脚上げて。濡れたパンツはヌギヌギしないと」
「うー」
 抵抗は無駄だと思ったか、素直に脚を上げるさやかさん。
「いい子だ」
 成人女性が脚を上げてパンティを脱がされる。幼女のように。その光景に少年達はムフーと鼻息を荒くした。
達哉も含む。
「ほうら」
と声に出してさやかの白い濡れたパンティを放り出すと、少年達はこぞってくんくんと匂いを嗅ぐ。
いろんな体液でぐっしょりと濡れた下着。とってもアンモニア臭い。
 そしてタツヤは守るもの何も無くなった女の神秘の場所を覗き込んでいた。
「脚を広げて」
 言われて拡げるわけがない。
「いいの? あの子たちがどうなっても」
 そう言われては従うしかない。
 赤い顔で恐る恐る脚を開き、その中心をタツヤの眼前に晒した。
「わぁ」
 深い陰毛で覆われた肉の割れ目。手で触れるとサワサワとした陰毛の感触が残る。
そしてその毛もしっとりと濡れていた。
「これなら……もう前戯は必要ないみたいだね」
 そして自身のいきり立つ分身を脚の合間に進ませる。
「ひっ!」
 それを見たとき、さやかの赤い顔で一瞬で蒼ざめる。
 天を突く怒棒。
「すごい……達哉くんのより全然大きい……!」
 聞いていた達哉ががっくりと首をうなだれる。
 いやそれよりも。

 アレが入ってくる!

 覚悟は出来ていた。だが、いざでか過ぎるモノに直面し、腰の奥からガクガクと震えが走る。
「い、いや……うくあっ…」
 出かかった拒絶の言葉をかろうじて飲み込む。ここで自分が拒否したら他の少女が犯される。
 するする、と脚の合間に腰を割りいれ、タツヤは陰毛に包まれた入り口にぴたっと照準を合わせた。
 そこに触れる熱い肉の感触にさやかは「ひっ」と怯えた。



「挿れるよ」
 一声かけ―
 ズブ、と濡れそぼった花弁を散らし、欲望が突き刺さっていく。
「うあっ……くっ……いや、痛い。痛いいいぃ……」
 苦痛に眉を寄せるさやかと対照的に、タツヤは恍惚の表情を浮かべていた。
「ふぅ……。さやか姉さんのナカ…すごくイイよ」
 ギリ、ギリと怒張が柔らかな肉壁を抉り、削り、掘り進んでいく。
「ひぐっ……。ひぐうぅ……」
 ぐすぐすとしゃくりあげるさやかの顔は苦痛しか浮かんでいない。それでも膣は熱い蜜液を分泌し、
タツヤのモノを固くきつく、そして優しく包み込む。
「ああ……これほどとは」
 さやかとの交尾がこれほど気持ちいいとはタツヤにも想像以上だった。
 無意識の内に腰を振り、深く突き刺さった胎内を抉る。
「いやああぁ……はがああぁ……!」
 タツヤが腰を前後左右に振る度、さやかはソファの上で仰け反って苦痛を訴えた。
 だが回転運動は止まらない。むしろ早くなる。
「くうぅ!」
 快感に眉をひそめ、タツヤは繋がったままさやかをしっかりと抱きしめる。
背中に回した手に長い髪が触れた。
「さやか……さやか姉さん…!」
「あああっ……あうううぅ……」
 抱きしめてくるタツヤにさやかも手を回し、しっかりと抱きしめ返す。上に上げられた足は腰に絡み付いていた。
「あ、あああぁ……やああぁ……はふぅ…!」
 いつしか痛みではなく甘い喘ぎが口から漏れ出ていた。その声を直に聞く度、タツヤの腰は強く打ち出される。
 パン、パンと肉と肉がぶつかる音がソファの上で響き、達哉も菜月も保奈美も少年達もごくっと固唾を飲んで見守っていた。

「アアアアアー!」

 一際高い嬌声が上がり、ぎゅっとさやかの両手両脚がタツヤをしめつけ、膣ももなたタツヤのモノを締め付ける。
「うおおお!」
 そしてタツヤはさやかの奥深くで達し、頭の中の閃光と共に子種を注ぎ込んだ。
「あ、ああ、アアアぁ……イヤーっ!」
 さやかの全身が極限まで緊張し、そしてほどけた。
「はぁはぁ」
 がくっと脚が垂れ下がり、太股を白汁がたれ流れる。結合部から漏れ出た精液は膣内に収まらず、
さやかの脚を伝って流れていく。
「あ、ああぁ……」
 ぼうっと潤んだ瞳のさやかにタツヤはさっぱりした表情で口を重ねる。
「ん」
 正面から抱き合ってキスしたまま動かなくなった。
 さやかをしっかりと抱きしめ、結ばれたタツヤは何を思い感じたか。
 やがて口を離し、タツヤは口を開く。
「どう? 気持ちよかった?」
「お願い……。みんなには何もしないで」
 穢されてなお他人を心配するさやかにタツヤはふっと苦笑する。
 本当に……可愛い女だ。
「まだまだ……他の穴も試さないとね」
「え?」



 繋がったままの肉棒を引き抜き、タツヤはよいしょっとさやかの腰を持ち上げ、
うつ伏せにして腰を高々と上げる。
「きゃっ」
 さやかの両手は後ろ手に手錠をかけられたまま。手で支える事が出来ずソファに顔を押し付け、
腰だけを上げられる。
「うん。こっちも綺麗だ」
 タツヤの指がお尻の穴にぐいっと食い込んでいく。
「ひっ!」
  その痛さと冷たさに、さやかはひんやりとした。心も。
「ま、まさか……」
「うん。僕のここはまだ元気だからね」
 あれだけ射精したばかりだというのに、タツヤの肉棒は衰えるどころかますます盛って上を向いている。
「さあ。こっちも頂こうか」
「だ、だめ……そこ汚い」
「大丈夫。さやか姉さんに汚いところなんか無いよ」
 お約束のセリフを吐いて、タツヤはぐにっと肉棒をアナルへと、お尻の穴へと突っ込んでいく。
「ぎゃあああああーっ!!」
 前のときとは桁違いの激痛に、さやかは顔を上げ、絶叫した。
 メリメリ、と文字通り肉が引き裂かれ、お尻の穴が広がってゆく。
「がはっ! ち、ちがう……。そこ違うのぉ! 無理ぃ!」
 振り乱される背中の髪を見ながら、タツヤは躊躇なく打ち込み、そしてすぐに止まる。
「ひぐううぅ!」
 お尻の深い所まで突き込まれ、圧迫感と激痛にさやかは身をよじった。お尻からは血が溢れ、
先程の精液と混ざり合っている。
「ああ……。こっちもいいよ」
 グルン、と腰を一回転させると、さやかは「ぎゃー!」とこの世の終わりのような悲鳴を漏らした。
「ほらほら頑張って。さやか姉さんがダウンすると他の子が犯られちゃうよ」
「あ、ああ……」
 胸に手を回し、下を向いてなお形を崩さない乳房を揉みしだく。しかし痛みは緩まない。
「ひいぃ……いいいぃ!」
 ぽたぽたと口からは涎が漏れ出て、糸になって落ちる。お尻からの出血はますます激しくなっていた。
「んー。それじゃあもう出すよ」
 一声かけ―
 しゃーとシャワーのようにお尻に白濁液が注がれる。
「はがあぁ……」
 お腹のナカでぬるぬるっとしたモノが逆流する感触。
「ひいいっ! ひがああぁ……!?」
 生理的な嫌悪感にさやかの背筋がぞくぞくと震える。
 モノを引き抜くと、 その背中に濃い白汁を注いでいった。白い背中が長い髪が白濁液に染まっていく。
「あ、あああ……」
 前後の操を立て続けに奪われ、ソファに顔を埋め涙で濡らしていく。
 だがその髪を掴んで上げられ、目の前に男の性器を突き付けられた。
「ひいっ!?」
 そのペニスは先端が赤く濡れている。さやかの尻からの出血で汚れたのだ。
「綺麗にして」
「イヤ……」



 咄嗟に拒絶する口に無理矢理捻じ込まれる。
「んんぅ!」
 口いっぱいに生臭い肉の臭い、そして錆びた鉄の味が広がった。錆びた鉄の味がどんなものかは知らないが。
「んふふふふぅ!!!」
 溢れる涙が口の根元のペニスに流れ、タツヤの陰毛を濡らしていく。陰毛ののザラザラした感触も口に広がっていた。
「ふあぁ……」
 さやかの舌の動きが直に伝わり、タツヤの腰を震わせる。
「んんー。口の中も気持ちいいよ」
 うっとりと恍惚の表情でタツヤは口を犯す感触に酔いしれていた。
「やめろぉ……もうやめてくれぇ…」
 達哉の泣き声も彼を悦ばせるだけだった。
「見ておけ朝霧達哉。キミの大切な人が穢される様を」
 ドクンっ! と口の中で欲望が解き放たれ、爆発する。
「ぷはぁ!」
 たまらず吐き出した口の中はドロッと白濁液が零れ出し、顔から肩にかけて精液のシャワーが降り注ぐ。
「ああ……」
 顔も精液だらけにされ、さやかはごろっとソファから転げ落ちた。
「んー? もう終わりですか?」
 床に転がったさやかを足で突付くが返事は無い。虚ろな瞳で力なく倒れている。
 前、後ろ、口、穴という穴を連続で犯され、さやかの精神は焼き尽くされていた。
「もう必要ないか」
 タツヤが手錠を外してやっても腕はだらんと投げ出されたまま。
「僕一人で終わりとはね。約束通り、他の娘は犯すよ。
 犯せ」
 枷から解き放たれた野獣が獲物へと喰らいついていく。
「やめて! イヤーっ!」
 唯一正気の菜月が代表して悲鳴を上げる。壊れた麻衣もフィーナ姫にも容赦なく毒牙は向けられた。
「やめろ! やめろーっ!」
 達哉はただ泣く事しか出来ない。それが悔しくてさらに泣くのだ。
 そして裸のままのタツヤが達哉の前に膝を付いて、その顔を見る。自分と同じ顔を。
「お前……なんでこんな…こんなことを……」
 涙でくしゃくしゃになった顔で訊ねる達哉に、タツヤは淡々と語った。

「僕の名はタツヤ。タツヤ・ファム・アーシュライト。
 朝霧達哉、キミとフィーナ姫の子孫。そして月王国王家最後の人間だ」

 一方その頃。
 月王国大使館秘書官のカレン、そしてロストテクノロジーを受け継ぐ少女リースが、
地球原理主義者の別働隊によって拉致されていた。