2-339 名前: 瑠璃色 フィーナ姫陵辱SS [sage] 投稿日: 2006/10/09(月) 21:00:55 ID:XydaLDfp

「じゃあね、達哉、フィーナ。またあとで」
 左門の前で菜月と別れると、達也とフィーナは朝霧家へと帰宅する。どうせすぐにまた逢えるのだ。
そう思っていた。
 キャンキャンと庭から犬の鳴き声が響いてくる。イタリアンズと呼ばれる三匹の犬。
今日はやたらうるさく鳴いている。
 そんなに構ってほしいのか、と達哉は単純に思い、そして微笑ましくなった。
 誰かに必要とされているのは、それだけで嬉しい。例え犬でも。
「ただいまー」
 玄関を上がりリビングへと向かう。そこで達哉は気付いた。
 リビングと隣のダイニングの境目付近に麻衣の鞄が落ちたままになっていた。
「麻衣?」
 疑問に思い、鞄を拾い上げようとすると、
「達哉! 危ない!」
 フィーナがドンと突き飛ばし、続いていきなり前方からお腹を殴ろうとした人物に手刀を浴びせ、
「ぐっ」とのけぞらせる。
「はっ!」
 そして背後から襲い掛かってきた人物の腕を取り、軽く手首を捻っただけで投げ飛ばした。
 全て一瞬の出来事である。
「くっ」
 床に倒れた二人の襲撃者はすぐさま立ち上がる。まだ。少年だ。二人とも達也と同じカテリナ学院の制服を着ていた。
「達哉。大丈夫」
 キッと凛々しく不法者を睨みながら、フィーナが優しく言う。
「あ、ああ……」
 突然の事態に面食らいながら達哉もよろよろと立ち上がる。
 そして睨みあうフィーナと学生服の少年二人を交互に見た。
「こいつらは?」と言われてもフィーナにも分からない。
 少年二人は即座に動けなかった。
『強い』
 一瞬のやり取りでフィーナ姫の強さを実感した。ただのお姫さまと思っていたが、
なかなかどうしてやるものだ。
「あなたたち。私がスフィア王国が王女、フィーナ・ファム・アーシュライトと知っての狼藉ですか」
 返答の代わりにニィ、と口の端を歪める。重々承知ということだ。
「達哉。ここは私が。あなたは外で人を」
「でも……」
「早く」
 フィーナの凛とした瞳、口調に気圧され達哉は渋々承知した。
「すぐ戻る」
 踵を返して玄関に向かうと、
「動くな」
 背後から首に刃物を突き付けられる。そして腕を捻り上げられた。
「ぐあっ!?」
「達哉!?」
 いつの間にか。達哉を背後から締め上げた黒ずくめの少年が、肉切り包丁を突き付けている。
顔も黒い仮面で口した見えない。それでも体格と声で少年だと思った。
「大人しくしろ。さもないと」
 包丁の先端でぐいぐいと達也の首を突付く。
 仮面の奥の瞳は本物だ。



「くっ……」
 歯軋りするフィーナ。その手が固く握られる。
「卑怯者! 正々堂々と勝負なさい!」
「どうした。この男の首が飛んでもいいのか?」
 包丁をぷすっと刺すと、血が滲んだ。
「フィーナ! 俺に構わず逃げろ!」
 腕を捻れ上げられた痛みに耐え、顔をしかめながら達哉が叫ぶ。
「そうしてもいいんだぞ。さあ選べ。この男の首が飛ぶところを見たいか、それとも降伏するか」
「……分かりました」
 すっと力を抜き、フィーナの腕がぶら下がる。
「フィーナ!? やめろフィーナ! 俺はどうなってもいい!」
「拘束しろ」
 達哉が叫ぶ間に学生服の少年二人が、フィーナ姫の両手を後ろに回して手錠をかける。
「あなたたち……何者ですか」
 手錠を掛けられながら、尚も毅然とフィーナは問い質した。姫の威厳をもって。
「僕は洋一」「僕はアキ」
 左右の学生服の少年が名乗る。
「なに。姫にお願いがあって参上しただけですよ」
 黒ずくめが手を離すと、達哉は咄嗟に決意し、フィーナの横にいる二人に突っかかっていった。
「わあーっ!」
「おぅっと」
 だが学生服の少年は横に一歩動いただけでかわし、足だけを残す。
 体当たりはかわされ、足を引っ掛けられ、達哉は無様に転がり、リビングの椅子に頭をぶつけた。
「ちくしょう!」
 すぐに起き上がろうとするが動かない。背中にあの黒ずくめの少年が立っている。
「少し、大人しくしててください」
 背中から達哉の両腕を取ると、ボキィッ! と甲高い音が響く。
「ぎゃああーっ!!」
「やめて! 達哉には何もしないで!」
 そして両脚も同じように腕に持ち、横に捻る。
「ぐあっ!」
 それだけで達哉の両手両脚の骨は簡単に折られた。
 だらっ、と両手両脚が垂れ下がり、有り得ない方向に曲がる。それを目で見て達哉は認識した。
骨を折られたと。そして認識すると凄まじい激痛が頭を真っ白に焼く。
「くううぅ……! いつううぅぅぅ!!!」
「ああ、達哉……。やめて、達哉に何もしないで!」
 駆け寄ろうとするフィーナを少年が二人がかりで挟んで動けないようにする。
「大人しくしろと言ったはずですよ」
 黒ずくめの少年の手に、肉切り包丁の変わりにいつの間にかぶっとい注射が握られている。
腕ほどの大きさもある注射。それをぷすっとお尻に刺す。
「達哉ーっ!」
「大丈夫。ただの痛み止めの麻酔ですよ」
 言葉通り焼け付くような痛みがすっと消える。瞬時にして。
 麻酔だというのに頭は覚めたまま。達哉は涙を浮かべた顔を上げる。両手両脚はぐにゃっと曲がったままで。
「お前ら……何者だ」
 注射針を背中にしまい(背中に変化は無い)、黒ずくめの少年が告げた。



「地球原理主義者。そして僕は地球と月の未来を守る者、ですかね」
 振り向きフィーナ姫に語りかける。
「姫。月に戻ってくれませんか。そして地球との友好など考えない事だ。
 それが双方にとって未来に繋がる」
「……そういうことですか」
 地球原理主義者と聞いてフィーナはすぐに悟った。
 月と地球の友好を快く思わない反和平派。その狙いは……自分。
「そんな事……出来るはずありません」
 地球との友好は母の願い、そしてフィーナ自身の願いでも有る。
「だが地球は月の人間を受け入れてくれませんよ」
「そんなはずありません!」
 つい声を荒げてしまう。
「達哉や皆さんは……私のことを受け入れてくれました」
 今までの楽しい生活が思い出される。達哉、麻衣、菜月、カテリナ学院の学友たち……。
 みんなフィーナとごく普通に接し、友達になってくれた。親しくなれた。
 その想いは誰にも否定されたくない、出来ない。
「私はこの地球でたくさんの思い出が出来ました。いいえ、これからも作っていきます。
 それが月と地球の友好の証です」
「だから、ですよ」
 フィーナの想いを真っ向から否定する。踏み躙る。
「あなたがここにいると我々が迷惑するんです」
「迷惑、なんて」
「ああ、そうそう。さっきあなたが言ったお友達……今頃どうしてるでしょうかね」
 二階からギシギシと音がする。そして落ちていた麻衣の鞄。
「まさか……あなたたち…」
「麻衣に何をしたーっ!」
 フィーナは蒼ざめ、達哉は叫ぶ。うつ伏せに転がったまま。
「犯した」
 淡々と語る言葉に、二人の心は固まった。
「今頃は同志が愉しんでるはずですよ。上でね」
 黒ずくめの少年は仮面に隠した顔で上を向く。
「くく……。さっきまでは声が聞こえたんですがね。『お兄ちゃん助けて、お兄ちゃん助けて』って。
 どうです? 助けに行ったら」
「貴様ぁ……」
 ギリッとは歯を食い縛り、達哉は起き上がろうとする。だが両手両脚を折られビクリとも動かない。
麻酔を打たれ、体には全く力が入らなかった。
「ひどい……」
 フィーナも青い顔で涙を浮かべる。だが手錠で拘束され、左右を少年二人に抑えられどうする事も出来ない。
「妹さんだけではありませんよ」
 その言葉にフィーナはハッとなった。
「ミア……ミアはどうしたの?」
 月から一緒に来た唯一のメイド。その姿が無い事に気付いてフィーナは震える声で言う。
「あのメイドですか。今頃、アジトで同志が犯してるはずですよ」
 その頃、隠れ家で目覚めたミアは直樹に犯され処女を奪われる寸前。
 犯す。その事実を伝えるため、あえてはっきりと言った。その効果は抜群だった。
「ミア……そんな、そんな……」
 気丈に振る舞ってきたフィーナの目に涙が浮かぶ。生まれたときより姉妹のように育ってきた乳母の娘のミア。



誰よりもフィーナに尽くし、ここまで付いて来てくれた少女。そこで待っていたのは永遠の陵辱。
「ちくしょーっ!」
 達哉が吠える。だがまだだ。
「それにお隣の菜月さんと言いましたっけ」
「あなたたち……菜月まで?」
「ええ。今頃は犯されているはずです。ああ、ご心配なく。ご家族ともども命までは取りませんから」
「そんな……」
 菜月、左門、仁……鷹見沢家の顔を思い出し、フィーナの目からぽろぽろと涙が落ちていった。
「どうして、どうしてそんな……」
「言ったはずです。あなたに月に帰ってほしいと」
 ぐっ、とフィーナは下を俯く。そして達哉を見た。妹を、幼なじみを穢され、無念に呻いている達哉を。
 そしちぇ顔を上げた。
「承知……しました。私は月に帰ります。だから皆さんを、皆を解放してください」
「ふーむ」
 黒ずくめは腕を組み、考え込んで見せる。わざとらしく。
「元々地球の皆さんは無事解放するつもりですよ。何せ同じ地球の同胞ですからね。
ミアちゃんだけは別ですが」
 月の人間であるメイドのミアは肉奴隷として飼う。そういう計画だ。
「ですが、フィーナ姫。あなたには地球の思い出がある。そう言いましたね」
「え、ええ……」
 それは生涯の宝物として大事に胸にしまわれていた。
「それではいけない。地球での良い思い出があっては、また来たくなってしまう」
 仮面の奥の目で学生服少年二人に合図する。
「地球での最後の思い出をあげますよ」
 今までの思い出を穢し、2度と地球に来たくならないような思い出を。
「犯せ」
 声に出して告げると左右に控えていた少年が制服ののスカートを捲り上げる。
 それまでの威厳をかなぐり捨て、フィーナの口から絶叫がほとばしった。
「イヤあああああああーっ!!」
「やめろっ! やめろおおおおぉーっ!」
 うつ伏せに転がったままの達哉も叫ぶ。その髪の毛を掴み、顔を上げさせ、黒服は見せ付けた。
「よく見ておけ。姫が穢されるのをな」
「やめろーっ!」
 リビングからの叫びは誰にも聞こえない。庭では三匹の犬がキャンキャン鳴いていた。
 そしてリビングの絨毯の上では前後から少年に挟まれて立たされたフィーナ姫が、
パンティの中に手を突っ込まれていた。
「や、やめ…おやめなさい……!」
 身をよじらせるが両手は手錠で拘束され、前後からがっちりと挟まれ逃れられない。
 ハァハァと荒い息まではっきり聞こえる。そしてギラついた雄の目。
 パンティの中に忍び込んだ手が、股間の割れ目を覆うように包み、後ろの手が丸いお尻を撫で上げていく。
「ん……んんぅ…!」
「ああ……これが姫さまのおまんこかぁ!」と前から責める洋一。
「すごい……フィーナ姫のお尻すっごく柔らかけぇ!」と後ろはアキ。



 前後から股間を嬲る少年二人は荒い息を顔に吹きかけながら、乱暴な愛撫を続ける。
 男女男と書いて嬲る。昔の人はイイ漢字を思いついたものだ。
「あ、あなたたち……くぅ、んん。こんな事をして、許しませんよ……」
 きゅっと眉を寄せ、震える声でフィーナは言う。やはり震える声で。
「へー。どう許さないって?」
「教えてくださいよぉ」
 尚も体を密着させ、少年二人はサンドイッチ状態になる。具はもちろんフィーナ姫。
「ああ……こんな事って…」
 ホームステイに地球に来てフィーナの胸は希望に溢れていた。そして地球の人と触れ合う日々の中で、
その希望をより膨らませていく。
 だがその希望は無惨に踏み躙られる。最悪の形で。
「あなたたちは……こんな事をして恥ずかしくないのですか」
「いや別に」「ああ」
 興奮しきった顔で二人の少年は平然と言う。
 すりすり、と股間の割れ目を洋一の指がなぞっていく。
「んんぅ!」
 ピクッ、とフィーナの腰が浮き上がり、両脚が爪先立ちになった。
「んん? ここがイイのかな」
 そして洋一は割れ目に人差し指を添え、きゅきゅっと擦り上げた。
「や……いやあぁ……!」
 腰を浮かせ、フィーナはぐっと歯を食い縛る。それでも甘い吐息は止まらない。
 丸く柔らかいお尻を撫でていたアキも、お尻の穴にそっと指を挿れてみた。
「ひいっ!」
 菊穴に触れる冷たい指にきゅっとお尻が引き締まる。
「へへ。もう準備いいみたいだな」
 パンティの中から引き抜いた洋一の指はテラテラと濡れていた。それを姫の目の前で舐める。
「ああ……」
 羞恥で真っ赤になる顔が下を向く。こちらはまだお尻を撫でながら、後ろからアキがその長い銀髪に鼻を寄せクンクンと匂いを嗅いだ。
「ああ……すっげぇイイ匂いだ…」
 うっとりとアキの顔に恍惚が浮かぶ。
「やめ……そんな汚らしい…」
 殿方に匂いを嗅がれ、ますます羞恥に身を赤らめる。
 洋一はその細い顎を掴むと顔を上げさせ、そして口にキスする。
「んーっ!?」
 生臭い息が口を塞ぎ、そして広がるヌメッとした感触。
「やめろーっ! もう、もうやめてくれ! 頼む!」
 達哉の叫びがどこか遠くから聞こえる。
 ぷはっと唇を離すと、洋一は満足しきって、
「へへ、さすが姫さま。美味しい唇だったぜ」
「あ、ああ……」
 キスされた。見知らぬ男に。達哉の目の前で。
 呆然となる頭にその現実がゆっくりと認識していき、
「いや……イヤーっ!!」
 姫の目から涙がこぼれた。
「さて。ご開帳といくか」
 お尻を撫でていたアキが、その手でパンティを左右へと引っ張る。一気に強く。
 ビリッ、と小気味良い音がして白い布は真下に落ちた。
「きゃっ」
 すーす−と股間に直接空気を感じ、フィーナ姫の胸に重い恐怖が芽生える。



 貞操の危機。
 それを目の当たりにし、フィーナ姫はぷるぷると首を振った。背後のアキに長い銀髪が当たり、
その感触に彼はうっとりとなる。
 そして洋一とアキは同時にズボンのチャックを開く。ぷるるんとソーセージが勢いよく飛び出した。
 覚悟は出来ていた。そのはずだった。
 だがぷるんぷるんと上を向いて飛び跳ねる男のシンボルを目の当たりにして、脚がガクガクと震える。
「ああ……いや…、だれか、だれか助けて……達哉ぁ」
 ぽつりと達哉の名前を漏らす。
 いつしか惹かれていった地球の男性。まだ想いは告げていないが、いつか結ばれると無意識に信じていた。
 しかし。
 愛する人に捧げるはずだった処女に、男の醜い欲望が叩きつけられようとしていた。
 こんな事をされる為に今まで生きてきたのではない。穢される為に地球に来たのではない。
愛する人の目の前で奪われる為に純潔を守ってきた訳ではない。
「うう……」
 フィーナの目から溢れる涙がリビングの絨毯に吸い込まれていく。
 悔しくてそして悲しくて。それは達哉も同じだった。
 スカートの中に二本の肉棒が滑り込む。前は洋一、後ろはアキ。
「イアヤ……イヤ……イヤアアアアアーっ!」
「ヤメロ……やめてくれええええええぇぇぇぇーっ!!!」
 フィーナと達哉、二人の絶叫が重なり―
 ズブッ、と前後を欲望が貫く。

「アーッ!」

 二人の少年に挟まれ、貫かれ、フィーナは天に向かって泣いた。
 ずぶ、ずぶ、と秘肉と菊座を貫いた肉棒がナカへナカへと固い肉の壁を押し広げてゆく。
「あ……あががが……」
 だらしなく開かれた脚を血が伝う。初めてで前後を同時に貫かれたのだ。
 激痛が全身を焼き、お腹にずっしりと突き刺さる重い衝撃が、フィーナに知らしめた。
処女を奪われ、純潔を破られた事を。
「がはあぁ……あああぁっ…」
 二人の少年の間でフィーナはガクガクと痙攣し、上を向いた口からは唾液が漏れ出る。
「ハァハァ。いいぜフィーナ」
「ああ。お尻の中も最高じゃないか」
 前の洋一がちゅっちゅっとキスを繰り返し、背後から手を回したアキが制服の上から胸をまさぐる。
 着せられたままの制服の上からでも分かる美乳。その柔らかな胸に指を食い込ませ揉んでいく。
「ああ……いやああぁ……たすけて…、ゆるして、もうゆるしてぇ」
 ガクガクと挟まれた身を震わせ、フィーナは威厳も誇りも捨て許しを乞う。
 だが許されない。
 フィーナのナカはあまりにもきつく気持ちよく。痺れるような快感に痺れ、少年達はがむしゃらに腰を振った。
「ひぎいいぃ……! ひぎいいいいいいぃぃぃ!!!」
 動く度に膣肉を尻肉を抉られ、肉ヒダが捲れ、衝撃と痛みにフィーナはただ翻弄された。
 それは性交ではなくただの暴力。



「フィーナ……フィーナーっ!」
 前後の穴を貫かれ、股から血を流し、ただ嬲られるフィーナ。
 男女男と書いて嬲る。
 mさにその光景を見せ付けられ、達哉はただ泣いた。そして泣く事しか出来ない自分が惨めで悔しかった。
 そして達哉の顔を上げさせている黒ずくめは自分の手をぼんやりと眺める。
「ふむ。消えないか」
「ゆるさない……」
「ん?」
「許さない……。お前ら絶対に許さねぇ!」
「ほう」
 瞳を見つめると、泣き腫らした目の奥に炎が見える。怒りの炎。
 妹を、幼なじみを、愛する姫を、そのメイドを穢され、そして何も出来ない自分に達哉は怒っていた。
「いい瞳だ。で、どうする? 僕たちに復讐でもするか?」
「殺してやる……。お前ら全員殺してやる……」
 冗談でも嘘でもなく、その言葉には殺気が含まれていた。
「そうか。楽しみに待っているぞ」
 この男になら殺されてもいい。黒ずくめはそう思うようになっていた。
「強くなれ達哉。僕を殺せるぐらいにな」
 そしてまたフィーナ姫が犯されるのを見せ付けてやる。この怒りを忘れないように。

「がはあぁっ! アアアアー! ダメ、もう許して、やめてください!」
 必死に懇願するフィーナの声を愉しみながら、洋一もアキもガンガンと腰を振り責め立てる。
「あんんぅ!」
 長い銀髪が乱れ、その華奢な体が少年の間で震え、股間から流れる血が床まで着いた。
 そのナカでは薄い肉壁を通して、ちんことちんこが触れ合っていた。
「す、すげー! ナカで俺とお前とがぶつかってるぞ!」
「ああ! かちんこちんってな!」
「あああーっ! だめ、ダメ、こんなのイヤなのにぃ!」
 ナカでペニスが触れる度、洋一とアキは恍惚の表情を浮かべ、フィーナは激痛に泣いた。
「も、もうダメだ」
「ああっ、出すぜ! しっかり孕め!」
 ぴゅるっ、と先端から汁を飛ばされる。ナカで。
「あ……ああああ……」
 股間に感じるぬめっとした感触にフィーナの意識が悟る。
 これが射精だと。
「イヤああああああーっ! どうしてえええええぇぇぇーっ!!!」
 叫びを聞きながら、洋一もアキも腰を強く打ちつけ、最後までナカに注ぎ込む。
 姫の太股を熱い白汁が流れていった。
「……ああ…こんなぁ……」
 泣き続ける瞳から徐々に光が消えていく……。
「ふー」
 出すだけ出して満足し、モノを引き抜くと洋一とアキが離れるとフィーナはガクッと膝を着く。
「おっと。まだだぜ」
 その顎に手を置いて、洋一はイチモツを突きつけた。射精してなおいきり立つ肉棒。
 べとべとといろんな液体で汚れた醜悪な男の象徴。根元から生えた陰毛も濡れている。
「咥えな」



「んぅ」
 返事も待たずぽかんと開いた口に捻り込む。
「じゃあ、俺はこっちを」
 後ろのアキも銀髪を手に取ってペニスに絡ませてしごく。
「んんふぅ」
 男のモノをしごく為に長く伸ばしてきたわけではない。毎日手入れしてきたのではない。
 だが女性の命ともいうべき髪の毛は今やちんこをしごく道具に使われていた。
「んんぅ。んー」
 姫が何か言う度に、口に入れたペニスを歯と舌が刺激し、自然なフェラチオとなる。
「へへ。さすが姫さま。お上手お上手」
「髪の毛もなかなか」
 艶やかに伸びた長い銀髪。直接敏感なペニスで触れると、そのしなやかさがより鮮明に感じられる。
 そして二人はあまりの気持ちよさにすぐにまた達する。
 どくっ、と口の中で肉汁が爆発し、とろっと口の端を白濁液が流れる。
 たまらず吐き出し、「ごほっ」と咳き込んだ。出されたあとも射精は続き、
姫の顔と制服を汚していった。
そして髪の毛でしごいていたアキも精を放ち、後ろから髪の毛と制服を汚していく。
「いやぁ」
 顔を、髪を、制服を熱い白濁液で汚され、フィーナは小さく呟く。白濁液を垂れ流す口で。虚ろな瞳で。
「もう手錠は必要ないな」
 アキが両手を後ろに拘束していた手錠を外すと、姫は前のめりにリビングの床に倒れ込む。
 その瞳は虚ろで、ぽかんと開いた口からは白濁液がこぼれ、顔も制服も白汁まみれ。
高く上がったお尻、そのスカートの中からは血が滲んでいた。解放された腕はただだらんとぶら下がる。
「ああ……ああぁ……」
 放心したフィーナの耳元で洋一が囁く。
「元気な赤ちゃん産んでくれよ」
「え……?」
 赤ちゃん、という言葉にぴくっとフィーナの耳が動く。
「ナカで出しちゃったからな。妊娠したかもしれないじゃないか」
 アキも一緒になって反対側から言う。
「妊娠、妊娠、妊娠、妊娠。ほうら、お腹の中に赤ちゃんが出来るかもよ」
「やぁ……」
 フィーナの虚ろな瞳からまた新たな涙が溢れた。
「まあ一回だけじゃ分からないけどな」
「そうそう。もっと射精してやるぜ」
 フィーナ姫をひっくり返して仰向けにすると、洋一がその上に覆い被さる。
 ぎゅっとフィーナ姫を抱きしめてその口にキスし、自らが出した精液を舐め散る。酸っぱい味がした。
 もうフィーナ姫はほとんど反応しない。ただ虚ろな瞳で「いや。いや…」とうわ言のように繰り返す。
 制服の胸元に手をかけ、びりりっと引き裂く。たわわに実った乳房、それを隠すブラジャーが晒された。
「へへ。生で見ると本当いい胸だぜ」
 早速アキが手を伸ばしブラジャーを奪うと、ぷるっと震える乳房に指を食い込ませるように揉みだす。
「あ……ああ……」
 胸が震え、フィーナはただ呆然となすがまま揺れた。



「お、やってる、やってる」
 リビングに複数の人影がやって来る。
 達哉は涙顔を上げ、そして驚いた。
「菜月!?」
「ぶー。外れ」
 菜月にそっくりな少女、保奈美。地球原理主義者の一員。
「菜月ちゃんはこっち」
 後ろを見せると菜月は一人の少年に抱えられていた。引き裂かれた制服、股間から白濁液を流しながら。
涙を流すその目は閉じられ失神している。
「あ、ああ……。菜月…菜月ーっ!」
 叫んでも菜月に反応はない。
「いいところじゃないか」
 二階からもまた降りてくる人影。
「麻衣!」
 その腕には妹の麻衣が抱かれていた。同じく制服は引き裂かれ、股間からは血を流し、
瞳に光は無く虚ろに壊れていた。
「麻衣! 麻衣ーっ!」
 呼びかけても返事は無い。ただ「いやぁ……」と小さく呟くだけだった。
「ちくしょう! ちくしょおおおおおおおおっ!」
 姫の、妹の、幼なじみの穢された姿を目の当たりにされ、達哉は床の上で呻いた。
本当は立って強姦魔たちを皆殺しにしたかったのだが、両腕両脚は骨折され動かない。
痛み止めの麻酔が無ければとっくに痛みで気絶している。
「む」
と、黒ずくめの少年リーダーが達哉の口を塞ぐ。仲間にも静かにと指示を出し、
全員が犯す女達の口を塞いで口を閉ざした。
 しばらくして、
「ただいまー」
 玄関から声が聞こえる。

 穂積さやか。朝霧家の最後の獲物がケダモノの群れに自ら飛び込んできた。

(おしまい)