2-315 名前: フィーナらぶ [sage] 投稿日: 2006/10/08(日) 22:26:26 ID:eaOC1+Wb

 白いシーツに覆われたマットレスの上で、達哉もフィーナも全裸になっている。
あぐらをかいた達哉の股ぐらにフィーナが顔を差し入れ、肉根を頬張っている。
 ちゅ、ちゅくっ、ちゅぷ。
 ベッドにあがったばかりで、フェラチオもまだおとなしい。それでいて、
お姫様の口は淫靡な水音をしっかりと奏でて達哉の官能をくすぐっている。
 高貴な姫が朱唇を振るってくれる奉仕に達哉はうっとりした顔で股間を
見下ろし、ぽつりと口にした。
「フィーナがこうしてしゃぶってくれているところ、全世界の人に見せたくなる」
「……はふん。そんなことをしたら、どういうことになるかわかって言ってるの?」
 彼のたわごとを聞いたフィーナは眉を顰め、美顔を起こして、肉根を握った
状態で冷静に言い返す。
「わかってるさ。でも、俺の彼女はこんなことまでしてくれるんだって、知らせ
たいんだ。みんなに知ってもらいたんだよ」
 銀髪を優しく、丁寧に撫でながら、達哉は答える。答える声も優しさに
満ちあふれ、フィーナの顔から厳しさが消える。
 元気いっぱいの勃起を指であやすようにしながら、くすくす笑って。
「そうね。私も、達哉とひとつになっているときに、みんなに見てもらいたいって
思うことがある。達哉がこんなに私を愛してくれている、私は達哉とひとつに
なっているって、知ってもらいたい」
 正直な思いを、でもたわごとでしかないことを、同じく口にする。
 達哉はにっこりして。
「見られたら、いったいどうなるかな?」
「王国から追放されるかもしれないわね。ふふっ」
 楽しそうに言いながら、高貴な姫の瞳に“本気”の光がゆらめいている。
 そこまで想ってくれる彼女がここにいる。フィーナへの愛しさで胸がいっぱ
いになった達哉は、細い肩へそっと手を置き、
「追放されたら、俺とふたりで愛の逃避行だ」
 真剣な面持ちで、精一杯格好をつけた言葉で思いを伝える。
 ところがフィーナは、いたずらっぽいウインクを返して。
「そんなのは、いやよ。私は月と地球をひとつにする。もっと交流を深めたいの」
「……ノリが悪いんだから」
 達哉が「ちぇ」と舌打ちすると、フィーナはにこっと笑い、がばっと顔を
伏せてペニスを深く咥えこみ熱のこもったフェラチオで責めたてる。
「う、うわ、わわっ、お、おおぉ……」
 たわいもない会話に酔っていた達哉はいきなりの吸いあげに目を瞬かせ、
途方もない快感に感激の声をあげる。
「こ、こりゃ、すごい、は、はははっ。よ、よすぎるよこれ、フィーナ、うひぃ」
 すっかりとフェラチオの快楽に酔い、だらしのない顔で全身をぶるっと震え
させた。はあはあという熱い息を吐くテンポが速まっていく。
 彼が一直線に高まっていくのを口で感じるフィーナは容赦なく吸引を続け、
遂には、彼から熱いエキスを引き出す。
「う、あ」
 男の肉体がびくっと跳ねる。そのときには月の姫の口内に熱い精が迸っていた。
「はむ、む、むふ、んっうん。んぐ、ごくん」
 飲めば飲むほどに、彼への愛が高まり、体が熱くなる。
 長い射精が終わったときには、我慢できないほどほてっている。フィーナの目は
妖美に輝き、言葉なくして達哉へさらなる愛を求めていた。