2-163 名前: 瑠璃色 ミア陵辱SS [sage] 投稿日: 2006/10/04(水) 12:50:26 ID:9GGrayGs

 あの娘はいつもメイド服を着てここを通る。
 買い物袋を下げてとことこ歩くメイドの小柄な少女。可愛らしい顔は一転の曇りもなく瞳は輝いている。
毎日を充実して生き、幸せに満ちた顔。
「まだ子供っぽくないか?」
「バカ、お前。そこがいいんじゃないか」
 同志の掛け合いに、リーダーらしき少年が憮然とした表情で合図を送る。
「情報通りだ。隙だらけだな」
 周囲に人気が無いのを確認すると、即座に行動に移る。

 それは商店街からの帰り道。
「オ、オ、オーガスト♪
 オーガスト、オーガスト♪」
オーガストの歌を謡いながら歩いてると、
「あの、ミアさんですよね」
 背後から声がかかる。
「はい?」
 振り向けば少年が立っていた。達哉と同じカテリナ学院の制服を着ている。
「一緒に来てもらえませんか」
「あの、なにか……」
 ミアの言葉はそこまでだった。不意に目の前が暗くなり意識が途絶える。
いつの間にか。ミアの背後に別の少年が立っていた。こちらは黒服。手には銃のようなものを持っている。
「よし。行くぞ」
 倒れるミアを学生服の少年が支え、すぐさまその場を立ち去った。
 ただ一陣の風だけが閑静な住宅街の道路を通り抜けていく……。

「……ひめしゃまぁ……。だめ、だめですぅ……。そんなところぉ」
 ぽっかり開いた口から涎を垂らし、ミアはすやすやと眠っている。
 学生服の少年は苦笑しながらその涎をハンカチで拭き取った。
「ん……ううん」
と、ミアの目がぱちっと開かれる。
「お目覚めですか」
「あれ?」
 ぼんやりした頭で目の前の光景を見る。見知らぬ天井、見知らぬ部屋、見知らぬ人。
 どうやらベッドに寝かされていたらしい。体の下がふわふわする。
 体を起こそうとして頭を上げるがすぐに下がってしまう。そして気付いた。両手が後ろ手に固定されて動かない。
首を回して見るとしっかりと手錠がかけられていた。
「えっ!?」
 混乱する頭で気を失う事を思い出す。
 商店街まで買い物に行って、その帰り道に知らない人に声をかけられて……
 そう、ベッドの横で腰掛け、こちらを無表情に見下ろす学生服の少年に。
「あ、あなた……誰なんです?」
「そうだな……とりあえず直樹とでも名乗ろうか」
 いかにも偽名臭い。
 ミアは可愛らしい顔で精一杯睨みつける。眉をぎゅっと曲げただけの変化だが。
 怒った顔も可愛い、と直樹と名乗った少年は内心思った。表情は変わらないが。
「わたしを……どうするつもりですか」
「犯す」
 あまりにあっさり言ったので、ミアはその言葉の意味がすぐには理解できなかった。
 だがゆっくりと頭の中に染み込んでいく。



『犯す』
 まるでもう一度言われたかのように鮮明に脳内で繰り返される。
「そ、そんな……」
 縛られた身で腰を引いて気持ちだけでも少年から遠ざかろうとする。
ずりずりと芋虫のように下がり、不意に体が落ちた。
「きゃっ」
 ベッドから落ちるミアをあらかじめ回り込んでいた直樹はさっと受け止める。
丁度お姫様抱っこのような格好になった。
「危ないな」
「は……はい。すみません」
 抱きとめた少年につい謝ってしまう。そしてハッと気付いて、
「は、離してください」
 自由になる脚をばたつかせるが何の抵抗にもならない。靴は脱がされ、白いニーソックスが上下するだけだ。
「ミアは軽いな」
 呟くと少年はまたベッドの真ん中にミアを降ろしてやる。
「う〜……」
 ベッドの真ん中で身を丸くすると、小さなミアがさらに小さくなったようだ。
「こんな事して……ただで済むと思っているのですか」
「ただで済む気も済ます気もない」
 ベッドの端に腰掛け直樹は悠然と話す。
 こうして同じベッドで年頃の少年といるだけでミアは緊張してしまう。
ましてミアは縛られ、少年は「犯す」と公言しているのだ。貞操の危機をひしひしと感じ、
涙が浮かぶ。それをギリギリで堪えていた。
「わたしを……知っているのですか」
「知ってるさ。月の姫さまのフィーナ付きのメイド、ミアだろう」
 やっぱり……とミアは呟いた。最初から月の人間と知っての犯行。
「どうしてこんな事を?」
「まあ、いろいろと理由があるんだが」
 少年はニッとミアに笑いかける。初めて見せる感情だ。
「例えばキミがあんまり可愛いから犯したいとか」
 その手がミアの黒髪を撫で、ミアはぎゅっと身を固めた。
さっきからの胸の鼓動が一段と高くなる。
 切り揃えたミアのおかっぱの髪は手に触れるととてもさらさらで。いつまでも触れていたくなる。
 その頭に飾られたままのカチューシャを撫で、
「それから、地球と月が仲良くなると困る人がいるとか」
 ハッと顔を上げ、少年の涼やかな笑顔を見る。
 この少年は……反和平派の人!?
 そして改めて周囲を見渡した。絨毯が敷かれた部屋にはベッドと机と椅子がひとつずつあるだけ。
いるのは少年とミアだけ。他に人の気配は無い。
 ミアの髪を撫でながら、少年が続ける。
「地球に留学に来たお姫様が無惨に強姦される……月の人達はどう思うかな」
 ドクン。ミアの鼓動が最大限に高まる。
「ひ、姫さまに……何をする気ですか!」
 涙が溜まった目はキッと気丈に睨み上げてくる。
 良い目だ、と少年は素直に感心した。
 守るべき者を持つ者だけが持つ瞳。
 だが、と思う。その瞳を穢したい。涙を溢れさせ、死んだ魚のような虚ろな瞳に。
「僕がキミにするのと同じことさ」
 顔を下げ、ミアの耳元で少年は囁く。
「今頃はキミの変わりに、同志達が姫を歓迎してるはずだよ」



「そんな……んっ!?」
 震える口を塞がれる。生臭い肉の温もり。
 少年の口がミアの口に重なっていた。物理的にはただそれだけのこと。
 すぐに口を離すと、唖然としていたミアの瞳から涙がこぼれる。
「そんな……こんなのって……」
 少女の口が大きく開かれるのを少年は笑って見ていた。
「イヤアアアーっ!!!」
 悲しい悲鳴が殺風景な部屋に木霊する。
 フィーナ姫に幼少の頃から仕えてきたミアとて人並みに恋に憧れる気持ちはあった。
 いつか素敵な人と恋に落ちて、たくさんの思い出を作って、お互いの気持ちを確かめ合ってキスをして、
そして結ばれる。
 だがミアの純情な少女らしい淡い希望も純心も踏み躙られた。そしてこれから粉々に砕かれる。
 ミアの悲鳴を心地よく聞きながら、直樹は自分のシャツのボタンを外していった。
 するする、と衣擦れの音がして少年が学生服のシャツを脱ぐ。
 ほっそりした上半身は意外に逞しく、引き締まった筋肉はいかにも若者らしい躍動感を感じさせた。
 その上半身には右肩からおへそにかけて大きな傷跡が走っていた。
「きゃっ」
 ベッドの上のミアは目に飛び込んできた少年の裸体に反対側を向く。赤い顔で。
その全身はガタガタと小刻みに震えていた。
 震えるミアを「可愛い」と内心呟き、少年はズボンまで脱ぐ。
すると股間のブリーフは大きく膨らんでいた。
 そしてブリーフまで抜いて完全に全裸になると、ピンピンとそそり立つ分身を震えるミアの頭にぺちっと乗せる。
「きゃー!」
 何か生暖かいものを頭の上に乗せられ、、ミアは絶叫し頭をぶんぶんと振る。
 さらさらの黒髪が剥き出しの肉棒を撫でつけ、少年はうっとりした表情になる。
 危うく出しそうになったがぐっと堪えた。まだ早い。
「さあ。ミア。楽しもう」
 ベッドの上に乗って横になると背後からミアに抱きつく。
「いや、嫌、イヤー!」
 もう我慢できなくなり涙を飛ばしながら頭を振る、だがそんなことでは少年は振りほどけない。
 エプロンとメイド服に包まれたミアの体はとっても細く、そして柔らかい。
 白いエプロンの感触を腕に感じながら、力を籠めてその下のミアの小柄な体をもっと感じる。
「い、いたぁ! 痛い!」
「ごめんよ」
 力を抜いて、ちゅっと背後から頬にキス。赤い顔に汗が浮かんでいた。
 少年の膨らむ股間が布越しにお尻に振れ、ミアはお腹に力を入れて全身を緊張させた。
その緊張は密着する少年にも伝わってくる。
「可愛いよ……」
 今度は声に出してはっきりとミアの耳に聞こえる。
と、横を向くミアの肩をベッドに押し付け、少年はその上に覆い被さった。
 下になるミアの両肩を押さえ付け、少年は真上からじっとミアを見つめる。
 冷たく、ギラギラと欲望に輝く肉食獣の瞳。
「いや……ヤダ……」
 見つめられるミアの大きな瞳からは大粒の涙がこぼれた。
「ミア。僕のメイドになってよ」



 そして少年はミアへと覆い被さっていく。
「やめてっ!」
 耳元で大きく響く悲鳴はただ少年を悦ばせるだけだった。膨らんだ股間がミアの太股を突き、
少年の引き締まった筋肉が少女の柔らかい肢体を包む。
「いやぁ……」
 流れる涙をぺろっと舐め、少年は囁く。
「今頃フィーナ姫やお友達も楽しんでる頃かな?」
 ビクン、とミアの心臓が高鳴るのが直に伝わる。
 長年仕え敬愛してきたフィーナ姫。
 ホームステイ先の朝霧家の住人である、麻衣、さやか……そして…
「達哉さん……」
 ふと漏れた男の名前に少年はくすっと微笑む。
「ホームスティ先の家の人だね……。今頃どうなってるかな。男は殺して女は犯すのが定石だけど」
「そんな……そんな……」
 ミアの大切な人達……。その人達の笑顔が苦痛に歪む様が浮かび、ミアは自身の危機を忘れて、
願いが口を出た。
「お、お願いです……。わたしはどうなっても構いませんから……。姫さまと他の皆さんは……」
「大丈夫」
 ちゅっ、とほっぺにキスされミアはビクっと震える、覚悟は出来ても恐怖は拭えない。
「女は殺しはしない。……ただちょっと愉しませてもらうだけだ。男も……運河良かったら生きてるかもね」
「そんな……」
 運が悪ければ殺されてるということであある。
「でもミアだけは別」
 顔を離し、少年はミアの胸に拡げた手を乗せる。
「あっ……」
 無意識に声が漏れた。甘い吐息とともに。
 ミアの胸は平べったくて、それでも手の平には淡い膨らみが感じられる。
「ミアは今日から僕のメイド」
 メイドの一人がいなくなっても月の王国はそれほど気にしないだろう。
 それよりも大事な姫を穢され、怒りに燃えるはずだ。地球との友好などすぐに捨てるほどに。
「だから、僕らも愉しもう」
 少年は襟元に手をかけ一気に力を込め―
 ビリイイイイ、と絹が引き裂かれる音、
「きゃあああーっ!」
とい絹を引き裂くような悲鳴が同時に響く。
 首のブローチが吹き飛び、白いエプロンとメイド服の胸元、白いブラジャーまで一気に引き裂かれ、
白く淡い乳房が露にされて上を向いていた。
「い、いやっ!」
 咄嗟に胸を隠そうとするが両手は手錠に拘束されている。
「うん。いい胸だ」
 ミアの淡く盛り上がっただけの乳房を眺め、少年は満足そうにうなずきそっと両手で包み込む。
「やっ……」
 手が直に触れた瞬間、ミアの胸が小刻みに揺れる。その熱い鼓動を直接感じ、
少年はしっかりと手の平の中の乳房を感じ取る。
「柔らかにな……」
 表面こそ固くまだ蕾のようだが、手の平で優しく包むように揉むとしっかりと芯は柔らかい。



「良い胸だ……。大きくなったら美味しいミルクが出せるかな?」
「や……いや、やだ……。あっ」
 柔らかい小さな乳房を包むように揉まれる度、胸の奥からキュンと甘い疼きが生まれ、
口から自然に甘い吐息が漏れる。
 その声を噛み殺すようにミアはぎゅっと歯を噛み締めた。
「さすが乳母の娘だね」
 情報によるとミアの母親はフィーナ姫の乳母。ミアは乳母兄弟ということになる。
その娘のミアも今でこそ胸は小さいが成長したら良い乳を出すようになるのだろう。
 もっともその為には赤子を産まなければならないが。
「いや……いやぁ……」
 くねくねと胸の上を手の平が撫で回り、その度に感じる甘い官能にミアはイヤイヤと首を振る。
 そして股間がお腹の奥から熱く濡れる感触。
 今まで全く恋愛経験の無いミアが初めて感じる、濡れるという感覚だった。 そうして小さな胸を撫でていると手の平にぷっくらと固い感触が返ってくる。
「ほら……。乳首勃ってきたよ」
 手の平を離し、親指と人差し指で両の乳首をきゅきゅっと擦り上げ、勃起しはじめた
小さな桃色の蕾をさらに責め立てる。
「ああっ……!? んんぅ……!」
 今まで以上に感じる疼きに食い縛った歯の隙間から熱い吐息が漏れだし、自然と太股を擦り合わせる。
「やだぁ……なんで、こんな……」
 胸の先端から感じるジンジンと痺れるような熱く甘い蕩けるような衝撃に、
ミアは戸惑っていた。
 乳首が固くしこる事も、擦られて気持ちよくなる事も初めての経験で、全く知識にも無かった。
 好きでもない男に身体を弄られ感じる自身の身体の変化に、頭が付いていけず、
ただただ困惑してしまう。
 そのミアの戸惑いを愉しむように、直樹はきゅきゅっと指の間で尖った乳首をしこらせ、
さらにその先端に口を寄せる。
「あっ!」
 胸の先端に口が触れた瞬間、ぴりっとミアの身体に電撃が走り、腰が勝手に浮いてしまう。
 直樹は上目でミアの赤い顔を見ながら、右の乳首をちゅぅと口に含んだ。左は指で刺激したまま。
「あっ……ああっ」
 少年の口の中でピンと尖った乳首が転がされ、強く吸われる。その度にミアの身体は小刻みに震え、
お腹の奥がドクンと熱く蠢く。
「いや……これ、なに……んん……」
 赤ん坊のように胸を吸う直樹はその甘さに酔いしれていた。母乳こそ出ないものの、
ミアの小さな胸はただ舐めるだけでとっても甘い。
「んんんぅ……」
 ミアの両脚が固く合わさり、緊張が直樹にも伝わってくる。
「美味しいよ。ミアの胸」
 胸から顔を上げた直樹は満ち足りた顔で微笑む。
「きっと良いミルクが出るよ。ミアの赤ん坊は幸せだよ。美味しい胸が飲めるなんて」



「やだぁ……」
 ミアの赤い頬を涙が伝う。それでも熱さは消えない。
 母親のようにフィーナ姫の子供の乳母になるとい願望は、少なからずあった。
だがこんな形で妊娠させられるなど夢にも思わないでいた。
「さて。こっちはどうかな」
 長いスカートの中に手を入れ、中心をさぐってみる。
「きゃっ。やだ。……そんなとこ……」
「うん。しっかり濡れてるね」
 触れたそこは、パンティの上からでもしっかりと濡れているのが分かった。
布の上から触れた瞬間、ミアは抑え切れず「あっ……」と声を漏らしてしまう。
 そのまま両手でパンティの端っこを引っ張り脱がそうとする。
「いやー! やめて、やめてください……!」
 ミアも必死に両脚を閉じて抵抗するが、力が入らない。
 するするとパンティが下ろされ、長いスカートの中から白いものが見えてしまう。
「へー、かわいいね」
 ブラジャー同様、純白のパンティ。だが濡れて染みが付いている。
「いやぁ……だめなのに……」
 最後まで下ろして足からパンティを脱がすと、直樹はそれを鼻に持っていって、
わざとらしくクンクンと嗅いで見せた。
「ああぁ……」
 濡れたパンティを目前で嗅がれ、ミアはただただ恥ずかしくなってうな垂れる。
 そのパンティを大事にベッドの脇に置いて、直樹はスカートの端を掴んだ。
「さて。この中はと」
 そしてブラウスを引き裂いた時と同様、力を籠めて一気に引き裂く。
「いやああっ!」
 ミアの絹を引き裂く音も同様だった。スカートと白いエプロンが同時に下から引き裂かれ、
おへその辺りまで見えてしまう。
 そして直樹はまじまじと乙女の中心を覗き込んだ」
「いやぁ……見ないで下さいぃ」
 もう涙声で哀願し、両脚をぴったり閉じる。だがそれで隠せるものではない。
 ぴったり閉じたミアの割れ目。そこは鮮やかな桃色で、毛はほとんど生えていなかった。
産毛のような可愛らしい毛が申し訳程度に生えているだけである。
 そして内部からの液で濡れているのが目で見てもはっきり分かる。
「いや……もうこんなのいやぁ……」
 もっとも大事な部分を視姦され、ミアは体をひっくり返してうつ伏せになり、
ぽろぽろと涙をこぼしてベッドに顔を埋めた。
 お尻を向けるミアに直樹はくすっと笑う。
「そう。ミアはバックからがいいんだね」
 お腹に腕を回して「よっ」と声を上げて持ち上げると、自然にお尻が上がる。
「きゃっ」
 そうして持ち上がったお尻に、直樹は直接顔をくっつけけ、白く丸いお尻にすりすりと頬擦りし、
柔らかな尻肉を顔で感じてみる。
「や……いやぁ……」
 背中を見せたのが逆効果になり、ミアはベッドに押し付けられる顔を歪ませ、
シーツに水滴をこぼしていく。
 今や堪えきれない涙が濁流ろなりベッドに吸い込まれていった。
 尻肉の柔らかさを堪能し、直樹はその下の熱い桃色の割れ目に舌を伸ばす。
「ひっ……!」
 ぬるっとした舌が触れた瞬間、ミアは埋めた顔を上げて声を上げた。
 肉ヒダを掻き分け、舌は肉壷の中に直接踏み込んでいった。



「あ……ああぁ……あうぅ……」
 ガクガクと震えるミアの腰をしっかりと掴んで押さえ、直樹は舌で肉ヒダを味わっていく。
 最初は酸っぱい味がしたがすぐに甘く変わった。愛液の質が変わったのだ。
「あ、ああぁ……あふぅ」
 ミアは喘ぐように口をぱくぱくさせ身体を震動させる。
 舌が肉ヒダを掻き分ける度、お腹の中心から堪えようのない衝動が突き抜け、
勝手に腰が動いてしまう。
 そして舌が肉の芽をツンと突付くと、ミアの背中が仰け反り、ぴんと固くなった。
「あ……あうううぅ……!」
 甘い喘ぎを漏らす口からぽたぽたと涎が落ち、ベッドを濡らす。
「ん……」
 そして下の口からの愛液をすすった直樹も、股間から離した口は液にまみれていた。
「もう……いいかな」
 掲げた腰をしっかりと押さえたまま、自身の腰をそこに押し付ける。
「ひいぃ!」
 ビク、ビクッと脈動する肉の塊りをお尻に感じ、ミアは本能的な恐怖を感じた。
 今までずっと我慢していた分身は、今にも爆発しそうにピンピンと跳ねて、ミアのお尻を打つ。
「ああ……姫さまぁ……」
 フィーナ姫を守る事も出来ず、ただ無惨に処女を奪われる。その現実に、
ミアの目から溢れる涙がベッドに吸い込まれ、広がっていった。
「姫さま……姫さま……」
 亀頭が蠢く処女の入り口へと触れる。
「姫さまぁ!」
 脳裏に姫の笑顔が浮かんだ瞬間、ズンと重い衝撃が貫き、胎内へち侵入する。
「わあああああーっ!!!」
 裂かれた割れ目から血が滲み、少年の耳を絶叫が打つ。そして熱い肉の壁が分身を包み、
たちまち少年を快楽へと導いた。

 それは奇しくも朝霧家で犯されるフィーナ姫が処女を奪われるのと同時だった。

「くうぅ……!」
 予想以上のミアの締め付けと狭さ、そして快感に直樹は歯を食い縛る。
少しでも油断するとすぐに射精してしまいそうだ。
「いい。いいよミア」
 ハァハァと荒い息を吐き、ただ腰をガンガンと突き、背後から責め立てる。
 こんなにもミアとの交尾が気持ち良いとは想像もつかなかった。
「ひいいぃ! ああ……あがああぁっ!」
 お腹の中を直接撫で回されるような衝撃と激痛に、ミアは頭の中が真っ白になりただ泣き叫ぶ。
 揺れるミアの白いエプロンの背中を見ながら、直樹もまた頭の中が真っ白になる。
「おおぅ!」
 思考が真っ白に焼かれ閃光が起き、そして股間を今まで以上の快感が襲い、
それれが精の迸りとなってミアに注がれる。
「いや……いや、イヤアアアアアアアアアーっ!!」
 ミアもまた背中を仰け反らせ、激痛の中で本能的に悟った。
 穢されたと。大事なものを全て奪われたと。
 姫も、処女も、思い出も、夢や希望さえも。
 そして腰に重い衝撃を感じながら、意識を手放した。



「ミア。ミア」
 呼ぶ声がする。懐かしい声。
「姫さま……」
 声の主を探して周囲をさ迷う。だがそこは白い霧の中。誰も見えない。
「ミア。ミア」
「姫さま。どこですか」
 声のした方に進んでみる。だがいつまで経っても見つからない。
「うう……うううぅ」
 やがて声は泣き声へと変わる。
 姫さまが泣いている。とても大切な人が。
「姫さま。泣かないで。どうか泣かないでください」
 必死になって姫を探す。でも見つからない。そこにあるのは白い霧だけ。
「ごめんなさい。ごめんなさいミア」
 泣き声は謝る言葉を紡ぐ。
「姫さま。謝るのはわたしです」
 姫さまを泣かせたまま、慰めも出来ないメイド。自分が情けなく悔しかった。
「姫さま。泣かないで。どうか泣かないで」

「姫さまぁ……」
 頬を濡らす涙をハンカチで拭っていると、声が漏れる。また夢を見ているのだろうか。
 そうしていると、「んぅ」とミアは顔を上げ、目をうっすらと開ける。
 真っ先に目に飛び込むのは全裸の少年。
 そしてミア自身は下のメイド服を脱がされエプロンのみを着せられていた。裸エプロンである。
「きゃっ!」
 慌てて目を背け、そしてお腹に痛みを感じる。
 何かが股間に挟まったような痛み。
「あ……」
 それで思い出した。今までの事を。
 悪夢はまだ続いていた。
「いや……いや、いイヤーっ!!!」
 半狂乱になって叫ぶミアを直樹は胸元に抱き寄せ、よしよしと頭を撫でる。
「大丈夫。大丈夫だよ」
 何が大丈夫、なのか。
 強姦魔の裸の胸に大粒の涙をこぼし、ミアは震える声で訴える。
「許して……もう許してください」
「それはこっちのセリフなんだけどな」
 震えるおかっぱの髪を撫でながら直樹は続ける。
「ああ、そうそう。朝霧家に向かった同志から連絡があったよ」
「え!?」
 さっと蒼ざめた顔を上げるミアに、淡々と報告した。
「フィーナ姫の捕獲及び強姦に成功。尚、同居人の朝霧麻衣、稲積さやか、
及び近隣住民の高見沢菜月も捕獲して強姦。
また朝霧達哉を抵抗著しい為、両腕両脚骨折せしめる。命に別状はなし。
 強姦を続行し、精神的苦痛を十分に与えてから帰還す」
「そんな……」
 今まさに朝霧家で行われている陵辱劇を想像し、ミアは目の前が真っ暗になった。
 だがすぐに、涙の溜まった目で訴える。今度はみんなのために。
「お、お願いです……。姫さまを、皆さんを助けてください……」
「大丈夫。殺しはしないよ。ただ犯すだけだ」
 穢されてなお自分よりも他人を心配するミア、その健気さについ直樹は微笑んでしまう。
「だから。僕らも愉しもう」
 そして裸エプロンのミアを押し倒し、無理矢理に両脚を拡げさせた。
「ああ……どうして……姫さまぁ……」
 止まる事の無い涙が頬を伝う。姫を想って。
 直樹の体が小さなミアに覆い被さり、全身を包み込む。
「姫さま……姫さま……姫さまああぁぁぁーっ!!!」
 ミアの肉奴隷メイド生活は始まったばかりです。

(おしまい)