1-311 名前: ルナティっク(1) [sage] 投稿日: 2006/04/15(土) 16:56:06 ID:PBbP+mz9

麻衣『えへへっ、おにいたーん。もっと飲もうよ〜』

俺のお茶碗にドボドボ焼酎を流し込む麻衣。
薄濁った液体の上に御飯がぷかぷかと浮いている。

達哉『……フィーナ、責任は取ってもらえるんだろうな?』
フィーナ『ふふふ、責任はおにいたんが取るべきだと思うわ』

頬を桜色に染めたフィーナが、からかうように俺を見つめる。
……いや、からかわれているのは、俺だけではないかもしれない。
この真夜中のリビングに集まった全員が既に面白い状態に……

麻衣『そうだよー、おにいたん責任とってー、あははっ』
さやか『そうよ達哉君。ここまで麻衣ちゃんをメロメロにしておいて、
やらずぼったくりはひどいとおもうわー』
ミア『更迭だっ!!』
菜月『ううっ、そうよ! 達哉は酷いのよっ 私とあんな約束かわしておいて……ええーんっ!』
麻衣『ごめんねー、菜月ちゃん。そだよねー、ひどいよねー、おにいたんは約束守らないのー』
麻衣『私がダメって言っても舌いれてくるし、達哉さんっていうより、
お兄ちゃんの方が興奮するみたいだしー、えへへ、この変態さん♪』

ちゅっちゅっ、
小鳥が餌をついばむように、唇を何度も俺の頬に擦りつけてくる。
唇から漏れる、甘く、熱い吐息が俺の脳をクラクラさせる。
が、こんな姿の麻衣をみても、周りの連中は驚かない。そればかりか……

フィーナ『まあ、呼び名によって反応が変わるの? イタリアンズみたい』
さやか『あらあら、達哉君のシスコンは治ってないんだ。麻衣ちゃんも大変ね』
菜月『やっぱ達哉は変態だったんだ……、私はこんな変態を数十年間……ううっ、ぐすん』
仁『麻衣ちゃん。今すぐその変態から離れた方がいい。キミまでもが変態にならないうちに……』

ますます俺たちを煽り立てていく……
つまり、酔っているフリして素面でナンパしている約一名を除いて、
全員へべれけ状態なのだ。原因は俺の目の前の席で、、

フィーナ『お兄ちゃん、お兄様、兄上様、おにいたま……おかしいわ。反応が無い』

ぶつぶつ変なことを呟いてるフィーナ。
はぁ、フィーナも既にやられてしまったか。今から数時間前、
彼女がもってきた名酒?「月殺し」が、全員の理性を殺したのである。

リース『フィーナ。それは麻衣が言わないとダメ。意味がない』
フィーナ『あら、そうなのリース?』

一人冷静に見えるリースでさえ、

リース『おにいちゃんのえっちー、おにいちゃんのえっちー』

やっぱりどこかぶっ壊れていた。



さやか『うふふっ、達哉君のお兄ちゃんは麻衣ちゃん専用だから』
麻衣『いやだぁ。お姉ちゃん、変なこと言わないでよーっ』

そういいつつも、俺の腕に胸をベタベタよせつけてくる。
服の上からでも、麻衣の柔らかい感触が伝わってきて、俺はドキドキしてしまう。

フィーナ『まるでロボットみたいだわ。
ある特定の人物のある特定の呼び名にしか反応しないなんて』 
さやか『パプロフの犬ってところかしら。達哉君は』
菜月『くーっ、パワプロが何よっ! 私は燃えプロで達哉に10連勝したのよっ』
ミア『更迭だっ!』
リース『パブロフの犬。条件反射の喩のこと。ある一定の反復訓練を施せば、
餌がなくてもある記号だけで涎を出す事が出来る』
仁『なるほど。つまり、達哉君のその記号は麻衣ちゃんの「お兄ちゃん」なわけだ』

皆が軽蔑と好奇心の入り混じった目でじろーっと俺を見つめる。 

達哉『ちょ、ちょっと。変なこと言わないで下さいよっ
人をまるでなにかの動物みたいに……』
フィーナ『そんなことないわ。恋人の言葉にしか興奮しないなんて、
とても素敵な事ではないからしら。ねっ、お兄様』

フィーナの唇が不敵に笑ったと思うと、ゆっくりと俺の膝に寄りかかり、
腿のあたりをゆっくり撫で始めた。

達哉『な、なにやっているんだ』
フィーナ『なにって……実験だけれども、何かおかしいかしら?』

きょとんとした目と真っ赤に染まった頬を俺に向ける。
ああ、フィーナはこういう酔い方をするんだ……すげぇ性質わりぃ。

さやか『フィーナ様。そのようなお戯れはいけません』
達哉『ね、姉さん!』

助かった……。流石この場で一番の年長者だ。
酒を飲んでもギリギリのところで飲まれていない。
姉さんはぼんやりと俺の腿を撫で続けているフィーナに近づいて……うっ!

さやか『それでは実験になりません。もっと上の方をおさわりになってください』
フィーナ『ありがとう。さやか。もっと上……熱くなっているここかしら?』
達哉『な、なに煽っているんだよ姉さん。このままじゃ……』
さやか『あらあら、このままだと兄上様はどうなるのかしら?』

そういいながら、姉さんは博物館の制服を脱ぎだして、
俺の目の前でブラ一丁の状態になる。豊満な胸が俺の前に突き出され、
ぶるんぶるんと揺れる。

さやか『うふふ、実験要素を増やしましょう。
他の記号を増やした場合、被験者はどのように反応するのか♪』
達哉『ば、馬鹿言ってないでで早く止めてよっ!』
フィーナ『あっ、お兄様のが固くなってきたわ』
フィーナ『凄い……、さやかが脱いだだけでお兄様のがここまで膨張するなんて』

キラキラした目で俺のテント見つめながら、うっとりとした口調でフィーナが感嘆した。



フィーナ『お兄様はさやかのおっぱいも好きなのね。新発見だわ』
さやか『いいえ、フィーナ様。それは正しくありません。
兄上様はただ「大きいおっぱい」が好きなだけかもしれないではないですか?』
フィーナ『そうね、さやか。迂闊だったわ。では、こうしてみましょう』
フィーナ『お兄様……、さやかほど大きくないのだけれど……、
よろしければフィーナのお胸を御覧になってくださいませ』

しっとりした口調でそういうと、フィーナは胸のコルセットをゆっくりと外していった。
そして、天使の羽のように白い、純白のインナーが姿を現す。
中心には、突起したピンクのでっぱりがその存在を主張している。

達哉『フ、フィーナ……』
フィーナ『くすくす。お兄様。涎が出ていますわよ?』

手をそっと俺の唇に当てるフィーナ。
フィーナの冷たく優しい手が、俺の火照った顔を冷やして気持ちがいい。

フィーナ『お兄様、フィーナのお胸はどうかしら?
お兄様がお気に召してくださると、フィーナはとても嬉しいの』
さやか『うふふ、フィーナ様。すっかり役に嵌ってますね』
さやか『それに……、兄上様もすっかりその気に成っちゃって。えいえいっ』
達哉『っつ!』

姉さんが人差し指で、馬鹿にするように俺のテントをつっつき始める。
その微かな衝撃にも俺は敏感に反応してしまう。
フィーナのインナーから透けてピンク、姉さんの柔らかそうな乳房。
そして、二人の口から微かに漏れる甘い吐息が、俺の理性をズタズタに引き裂いてく。

フィーナ『さやか。実験は順調ね。お兄様のはどんどん硬くなっていくわ』
さやか『はい、フィーナ様。これで兄上様は「大きいおっぱいに反応する」
ということが証明されました。これは大いなる発見だと思います』
達哉『はぁはぁ……わ、わかったなら早く……』

早く……何したいんだ? 早く……何をして貰いたいんだ?
ぼうっとした頭で何か大切なことをを考えていると、
突然、目の前に大きな生乳が姿を現した。



菜月『にーさん♪、えへへっ』
達哉『な、菜月。お、お前何を……』
菜月「なによとはなによぅ。にーさんこそ何をおおきくてるのよぅ』

そう言って、片乳を手に持って俺の鼻に擦りつける。
菜月の薄いピンク色の乳首が俺の鼻先で踊る。

菜月『うりうり。どう、にーさん。私のおっぱいは美味しいかな?』
達哉『……んなわけあるか」
菜月「そっか。そうだよね。まだ口に入れてないもんね」
菜月「じゃあ、にーさん。菜月のおっぱいを召し上がれっ」
達哉「召し上がれって……うっ」

唇に何か柔らかいものが押し付けられる。
暖かくて、良いにおいがして、ふかふかしてぐんにょりしたモノ。
俺は無意識のうちにそれにかぶりついていた……菜月の乳首だ。

菜月「あんっ。んふぁ……んんっ、も、もっと優しく……」
達哉「ご、ごめん……」

何で俺が謝っているんだ?
と思いつつも、俺は菜月のおっぱいから離れられない。
その様子に菜月は満足そうに微笑んで、俺の頭に手を回す。

菜月『あははっ、にーさんったら本当はマゾコンだったんだね』
フィーナ『そうね。今までの実験結果から言っても、お兄様はマゾコンかもしれない』
さやか『大きいおっぱいに反応して、責められても反抗しないで、
菜月ちゃんに撫でられて幸せそうな顔をして……うふふ、立派な赤ちゃんだわ』

ち、ちがぅ! と口に出そうとしても、菜月のおっぱいで口は塞がれているし、
頭を横にぐんぐん振っても菜月のおっぱいでぱふぱに成ってしまう。
……なんて気持ちいいピンチなんだ。

フィーナ『それに……お兄様のも……どんどん伸び続けている』
達哉『っ!』

人差し指で俺のテントをすーーっと下から上までなぞっていくフィーナ。
それに従い、俺の中の熱い何かも徐々に昂ぶっていく。

さやか『フィーナ様。兄上様の測量は私にお任せください。
フィーナ様は兄上様に新たな記号要素をお願いします』
フィーナ『そうね。解かったわさやか。では……お兄様』

うっすらとピンクが見えるインナーを控え目にせり出して、俺を恥かしそうに見つめる。
お酒に酔っていても、お姫様の気品が本能的に羞恥を感じるらしい。