1-179 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/02/23(木) 21:29:07 ID:NK5waZvV

直樹はさんざんに絞られた。
あの後に玲の相手も努めた後三人纏めて攻め掛かられ力尽きた。
朝食はガーリックトーストだった。
そして昼間までまた絞られ続けるのだった。

日曜の昼下がりにフラフラと帰宅する直樹。
何だか周りの景色の色合いがいつもと違って見える。
何とか渋垣家の門に辿り着く。
縋りつくように門にもたれ掛かる。
やりすぎて寝不足なのか、それともやり過ぎた事そのものの為なのか意識が朦朧とする。
「うぅ」
ガクッと膝が崩れる。
玄関が開き誰かが出てきたようだ。
「なおくん?」
保奈美の声が聞こえたような気がしたが直樹の意識はそこで飛んでしまった。

「なおくん!!!!]
保奈美は驚いた。
遊びに来ていた渋垣家からお暇しようと玄関を開けると門に直樹がうずくまっていたのだから………
いつもの保奈美なら家の中に戻って助けを呼んでいただろう。
だが、柄にもなく取り乱していた。
まずは家に運ぼうと華奢な体で直樹を背負う。
「な、なおくん」
突然赤面する保奈美。
何はともあれ直樹を運ぶ。
やっとの事で玄関に入りゆっくりと直樹を降ろす。
「茉理ちゃん、茉理ちゃん!!!!」

「ん、んんっ」
直樹がゆっくりと目を開けるとそこはリビングのソファの上だった。
「なおくん、気が付いた?」
「全く何やってんのよ………」
いつも通りに呆れる茉理。
「まぁ、いいわ。私はちひろと会う約束があるから行くから。じゃあ保奈美さん、後はお願いします」
パタパタと玄関に向かう茉理。
「全く慈しみの無い奴だ」
「ダメだよ、そんな事言っちゃあ。茉理ちゃんもここまで運ぶの手伝ってくれたんだから………」
突然涙ぐむ保奈美。
「なおくん、死んじゃうかと………」
「ゴメン………」
オペレーションサンクチュアリの初期段階の事故による保奈美の心の葛藤。
事件の被害者でもある直樹はこれまで待ち続けた保奈美の心境を理解していた。
だから、それ以上は何も言えなかった。
直樹に寄り添う保奈美。
「なおくん、ここ、苦しいんでしょ………」
そう言うといつの間にか屹立していた直樹の股間に手を伸ばす。
「い、いつの間に………」
「………なおくんを背負っている時にはもう………」
「もしかして………茉理さんは………」
「………多分………」
実は玄関前で柚香が茉理を待っていて、直樹が目を覚ます少し前まで彼女が興味深そうに
直樹の股間をマジマジと見つめていたの事は黙っておく事にした。