1-35 名前: 電気羊は淫夢を見る?(にられば) [sage] 投稿日: 2006/01/24(火) 22:37:47 ID:XeQW1MSq

寝室で直樹はただひたすら食事が出来るのを待っていた。
チュィーン
ドガガガガ
ドアの向こうからは何故か不快な金属音が聞こえてくる。
「どこの工事現場なんだ………」
保奈美や英理の手際でもそれなりに時間が掛かる。
確かにそれ以下、最悪茉理以下かもしれない事を考えると
のんびり待つしか無かった。
直樹はベッドに寝ころび大の字を描く。

「起きてください、久住君、ご飯が出来ましたよ」
いつの間にか寝ていた直樹の肩を結が揺する。
直樹は寝ぼけ眼で起きあがる。
「きゃっ」
結がその動作に巻き込まれる。
その声で眠気が覚める直樹。
「先生、大丈夫ですか?」
「………久住君、苦しいのなら………」
「へ?」
巨塔がズボンの中でテントを張っていたのだ。
しかもそれは結の目の前だ。
結の小さな手がズボン越しに触れる。
ガチャ
ドアが開くと恭子が入ってきた。
「遅いと思ったら………抜け駆けなんてやるわね結」
「わ、わ、わ、私はただ、久住君が苦しそうなので………」
「先にいただいちゃおうかしら」
恭子が獲物を見つめる獣のように直樹の股間を見つめる。
「駄目ですよ二人とも」
全てを察しているかのように玲の声が飛んでくる。
「全ては食事がすんでからですよ」
「そ、そうですね………」
「じゃあ、早いとこ食事にしましょ」
部屋を出て行く恭子と結。
だが直樹は行けなかった。
勃起したままだったからだ。
「久住ぃ、テント張ったままでいいから早くきなさいよぉ」
恥ずかしくはあるが勃起を隠さずに堂々と雄々しさをアピール
出来る事に新鮮さを感じる直樹だった。



食事は豪勢だった。
ステーキ(大蒜スライスたっぷり)とかとろろ飯とか何だか和洋
折衷な食卓になっている。
結局は精が付きそうな物ばかりだったが………
「かんぱーい」
軽くワインで乾杯。
未成年の直樹は無論飲ませてもらえない。
食事が進み宴もたけなわになりつつあった。
軽く酔った恭子がワインの入ったグラスを片手に直樹に寄りかかる。
「久住はアルコールは駄目な方なの?」
「いや、一応先生の前ですから………」
「ふふ、直樹君。今は大丈夫ですよ」
「だって、久住君と私達は今、男と女以外の何物でもないんですから………」
玲に続いて、結が言い切る。
恭子は直樹の腕に胸を押しつつ質問する。
「ワインは飲んだことあるの?」
「ビールとか………保護者が好きなんでウィスキーとかばかりであまり………」
「そう………じゃあワインの味、教えてあげる」
グラスの中のワインを口に含むとそのまま直樹の唇を塞いだ。