8_5-779 名前:はにうられ・第4回 投稿日:2012/09/07(金) 00:45:02.59 ID:693r8tMH

 少女の柔肌はしっとりと汗ばみ、全身から甘ったるい雌の匂いを発散させている。既に発情し直樹
の愛撫で興奮しているのは明らかだ。
 「どう橘さん、気持ちいい?」
 だが、それだけでは不十分。これは恋人同士の睦言ではないからだ。ちひろの性感帯を開発し、
それを本人に受け入れさせなければ『奉仕活動』での消耗が大きくなりすぎる。不本意な状況での不
特定の相手との性交渉の毎日は、年頃の乙女には多大な負担なのだ。
 「んんっ! んん〜っ!!」
 安物のベッドの上、座った状態で体操着の上半身を裸にされ後ろから直樹に抱きしめられ、ちひろ
は目と口を固く閉ざしたまま性感帯から流し込まれる絶妙な加減の刺激にヒクヒクと痙攣を繰り返し
ながらも耐えていた。これまでにも数え切れないほどの指導を行ってきた直樹は、年不相応に女体を
熟知し、ちひろの感じやすいところを順番に確認しつつ高めていた。
 「そんなに我慢しても辛いだけだよ。これは橘さんに、気持ちいいって感覚を理解して貰うためな
んだから」
 「でも、わ、わたひぃっ!?」
 淡い乳輪を左手で揉みほぐされ、あごの下を指先でコチョコチョと擽られただけで声が裏返ってし
まう。スイッチが入ってしまった体は、全身で雄からの行為を求め悦んでしまうのだ。
 「なんども言うけど、正しい場所を優しくされて感じるのは恥ずかしい事じゃないよ。女の子の体
は、そういう仕組みになっているんだから。もう赤ちゃんを作る場所も完成してるんだし、それこそ
気持ちよくなれない方が変なくらいなんだ」
 「れ、れもぉ……」
 ギュッと内太股を閉じて震えているのは内臓の火照りを自覚しているから。油断をすると一番恥ず
かしい所から熱い液が漏れ出しそうになっているに違いない。
 「それに気持ちよくなれないと『奉仕活動』に耐えられないよ? セックスは気持ちいいんだって
体と心で覚えないと壊れちゃう人もいる。橘さんだって、好きな人の子供を産む能力だけは失わな
いで『退部』したいよね?」
 「う、うぅ……」
 「さ、目を開けて自分の体を見てみて?」



感じるのは当たり前で健康な体である証拠。直樹の言葉に誘われ、ちひろは薄め目を開けて自分の
上半身を見てみるが。
 「あ…………いやぁ……!」
 やっぱり正視できず顔を背けてしまう。成長途中(途中である!)で慎ましやかだったバストは
汗の滴を光らせながら興奮ではち切れんばかりに尖り、その先端では桜色の乳首が物欲しげに飛び
出していて鬼の角のよう。
 (いやぁ! こんなの、私じゃない!)
 「見たよね? 橘さんの胸、どうなってた?」
 「ひぅっ! い、言いたくありません〜んっ!?」
 直樹は手を緩めてくれない。耳の中に吐息を流し込まれながら囁かれ、背中に電流が走る。もう
髪の毛を一本引っ張られただけでも嬌声を上げてしまうほどに敏感になっている。
 「じゃあ、どうして『あんな風に』なっちゃったのか言ってごらん?」
 (それは先輩が女の子の扱いに慣れすぎてるせいですっ!)
 「そんな……先輩、苛めないでください……っ!」
 「苛めてなんかいないよ。これは橘さんがセックスに慣れるために必要なことなんだ」
 「セ……慣れなくても、もう初めてじゃないから出来ましゅっ!」
 「出来るかも知れないけど、それじゃ誰も満足してくれない。満足してくれないと、セックスを
我慢しても少ししか払って貰えない。わかるよね?」
 「でもでも、私はそんな………って話してる途中でクリクリしないれくらださいっ! ああ、摘ま
ららいでっ! そんなに引っ張ったらいぐぅぅっ!!」
 ざっぱ〜ん、と波にさらわれて、ちひろの細いからだがビクビク跳ねる。その拍子にプチュッと
漏れた愛液が、クロッチの内側でお漏らしみたいに広がってしまう。



 「気持ちよかった、かな?」
 「はぁ、はぁ……ちょ、ちょっとだけ……です、けど……」
 それどころか、目の前が真っ白になってしまった。それもこれも直樹がソフトな愛撫で焦らしに
焦らした後で強い刺激を局部に与えた所為で、実は完全な確信犯なのだが、まだ経験の浅いちひろ
にはわかるはずもない。
 「だけど少し安心したよ。最初の『奉仕活動』で乱暴な奴にあたっちゃうと、それがトラウマに
なって人に触られるだけでパニックを起こす様になる子もいるんだ。でも橘さんは反応も素直だし
傷跡とかも全然ないみたいだし……あ、少しお尻をあげてくれるかな?」
 「そ、そんなエッチな部分で素直って言われても……はい、こうですか……………………………
……………………………………………………………………………………………………………
…………って、え?」
 いつの間にか、ちひろの体はベッドの中央で仰向けになっている。そして、ちひろの足下に
移動した直樹が慣れた動きでクルクルとブルマーとパンツを抜き取ると……
 
 ぬちゃぁぁぁぁぁ……

 「あ、ああ……あああああっ!?」
 ちひろの視界の中、離れてゆく下着とオンナノコの間に恐ろしく粘度の高い液が何本もの糸とな
ってゆく様がありありとわかってしまう。
 「い、嫌です先輩、見ないでください! 見ちゃ嫌ぁ!!」
 「大丈夫だよ、慣れてるから」
 「私が慣れてないんですっ! あああ脚を広げようとしないでくださ……」
 
 くぱっ、どろり

 「あ……あ……!」
 すっかり『その気』になっている下のお口から白く濁った粘液が勝手にわき上がり、糸を引きな
がら垂れ落ちる。数日前に処女を散らされたばかりとは思えない、言い訳の余地すらない完璧な本
気汁である。



 「うぅ、嫌だって言ったのに。嫌だって言ったのに……」
 先輩、酷いです。そう念仏みたいに繰り返す姿に罪悪感を覚えるが、直樹にだって都合があるの
だから引き下がれない。ちひろが『入部』してから早十日余り、彼女が『奉仕活動』を行ったのは
、未だ馬場教諭相手の一回きりなのだ。
 「橘さん、俺の目を見て」
 ちひろは恥ずかしがっている。が、逃げ出そうとも直樹を引きはがそうともしない。ちひろの体
の反応と、愚痴をこぼしながらも自分に身を任せている現状から確信を得た直樹は、今回の指導の
真の目的を果たせると判断した。
 「指、入れるよ?」
 「っ!」
 ちひろが息をのむ。彼女の心身は正常か? 損傷はないか? 次の『奉仕活動』の為ににも、ち
ひろの女としての機能状態の確認は避けて通れない。
 「橘さん?」
 「……………先輩に、お任せします……」
 しばしの逡巡の後、手で顔を隠したまま、ちひろは小さな声で答えた。
 「じゃあ、力を抜いててね?」
 表情は窺えない。緊張で全身の筋肉が強ばった。だが脚を閉じようとはしないし、今も充分に濡
れている。直樹は無言のまま覆い被さり。
 「……馬場先生に取られるくらいなら、俺が最初の相手になってあげたかったかな」
 「ふぇっっっ!?」
 弛緩した一瞬を逃さず中指を差し込むと、中まで潤っていたちひろは呆気ないほど簡単に直樹を
ニュルリと受け入れた。