8_5-348 名前: 達哉×フィーナ [sage] 投稿日: 2010/08/30(月) 22:58:11 ID:/ZG/+pRU

「うふ。達哉、まだまだできるわよね」
「あ、ああ」
 フィーナが艶めいた顔で尋ねれば、達哉はわずかにまごつきながらもしっかり首を
縦に振る。すでにフェラで二発、ヴァギナに二度注ぎこんでいながら肉茎は悠々堂々
とそそり立っている。「あん」と甘く喘いだフィーナが四つん這いになってヒップを
突き出し、達哉はむちむちの肉尻を抱えて恥裂にペニスをあてがった。精液と愛液と
でぐちょぐちょな穴へ、ずっぽりと挿入する。一直線に鋭く穿たれた姫があられもな
い大声をあげ、美麗な裸身をしならせる。
 達哉が月で生活するようになって三カ月が過ぎた。それはなおかつ、フィーナとと
もに過ごす夜が三カ月続いているということでもある。フィーナも達哉も多忙な昼を
過ごしながらも、しっかりと夜の営みを持っている。
 以前は三度射精すれば最後はサラサラした薄い精液しか出なくて達哉はダウンして
しまったのが、最近では五発の射精も普通。しかも五発目であっても濃い樹液が大量
に迸る。今の達哉は人としての成長以上に、凄まじいばかりの精の持ち主へ成長して
いる。「絶倫」という単語では到底言い表せない。
 フィーナを背後から貫き、すすり泣く声をあげさせながら達哉はぼんやりと考える。
なぜ自分はここまで強くなったのかと。
 月の食事がよほど滋養に満ちて強壮にしてくれているのか、それともフィーナの魅
力に体が素直に反応しているのか、そんなことを考える。
 達哉の考えは半分当たっている。月の王宮で達哉が摂っている食事は、彼のための
スペシャルメニュー、正確には達哉とフィーナにとってのスペシャルメニューだ。
 若いふたりの関知しないところで、世継を早く産んでもらおうという策略がめぐら
されていた。達哉の食事には精力増強を図って様々な具材が使用されている。出どこ
ろの怪しい秘薬まで加えらている。
 フィーナに対しては、色欲を増進させ発情させる成分少々、それにプラスして子を
孕みやすくなる体質になる食材が用いられている。
 達哉はもちろん、メニュー担当の者すら知らないが、彼専用の食事は地球人にとっ
て、月人の予想を越えたレベルで作用するものとなっていた。いくらなんでも五度の
性交が可能になっているとは調理長にとっても予想外なのだが、セックスの様子まで
逐一報告されるわけではないので、どうやら効果覿面ということだけ聞かされてます
ます料理に工夫を凝らし腕を振るっている。
 達哉のぼんやりとした思考は真相へ辿りつくことのないまま、最高の快美感に押し
流される。なんといっても、この世で最高の女を牝犬のように這いつくばらせ、男根
を突き入れて歓喜の嗚咽を引き出しているのだから。高貴なるお姫様の持ち物はこれ
また絶品に違いない名器。凹凸に富んだ肉襞がうねうね蠢きながら摩擦してきて、筒
全体が強く緊縮してくる。ペニスが受け取る淫楽も、膨大極まりない。
「ううっ、うおっ、うああっ。フィーナ、フィーナ、フィーナ!」
 愛する女の名を連呼し、腰を大きく振り抜けば、精嚢へエキスがどんどん送りこま
れる。ペニスの先からカウパー腺液が振りまかれ、ただでさえぬかるんでいるフィー
ナのヴァギナをいっそうトロトロにとろかせた。
「アーッ。た、達哉。い、いいわ。いつでも、いつでもいいのっ! いっぱい、いっ
ぱい出して。私のなかを、満たしてっ!」
 すでに二度も膣に射精され、それぞれおびただしい量のスペルマを注がれて満たさ
れたはずなのに、フィーナは金切り声でおねだりする。言葉よりも雄弁に、肉壷がキ
ュキュッとリズミカルに収縮し、逞しい男に射精をうながす。
 これも、食事によりフィーナのものとなった“体質”だ。なんど精を注がれても少
しすれば男を激しく求める、性の飢餓状態にある。フィーナの「女」が真に満たされ
るのは、受胎が起きて、子を孕んだとき。
「うりゃあああっ!」
 達哉が荒々しく吠え、ぐっと肉尻を引きつけて腰を突き入れた。
 子宮口を押し開くまで亀頭が強くぶつかり、鈴口から猛然とスペルマが迸る。
「ぬひっ、ひっ、ひああああアアーッ!」
 フィーナは尻を高く掲げ、膣から子宮にかけてのラインを、受胎にふさわしい角度
にセットする。ドクドクと注がれる達哉の精は子宮のなかに確実に入りこみ、そのま
まストックされた。
 お腹の奥がじんわりと熱くなる感覚に、“入ってきた”と思ったそれがフィーナの
最後の意識だった。白い光に満たされ、がっくりとベッドに伏してしまう。意識がな
くなってもフィーナの臀部は持ちあがったままで、ザーメンをこぼすことはなかった。

(終)