8_5-182 名前: タイトル未定(麻衣×さやか) [sage] 投稿日: 2009/08/11(火) 20:38:29 ID:VJ/i+jgy

「さすがに、ふたり入ると狭いわね。もう、麻衣ちゃんも子供じゃないし」
「う、うん……」
 さやかと麻衣、大人のふたりが同時に入浴することになったのは、麻衣が「今日、
お姉ちゃんといっしょにお風呂に入りたい」と言い出したから。さやかは、頼んでく
る少女の口振りから、なにか相談したいことがあると悟り、「ええ、たまにはいいわ
ね」と明るく受け答えた。
 いざ、蒸気のこもった浴室に入ると気恥ずかしいが、達哉と麻衣が恋人として付き
合いだしてからどうしてもぎこちなかった関係をほぐすのにちょうどよく感じる。
「わたし、子供じゃないけど、でも、お姉ちゃんと比べたら……」
 姉の言葉尻をとらえ、麻衣は浮かない顔で深く息を吐いた。
「私と比べるなんて、してもしょうがないじゃない。年の差があるんだから……って、
自分で言っててつらくなっちゃう。はあ、若さがどんどん減ってて、悲しい」
 おどけることで元気づけようとするさやかだが、麻衣の目から憂いは消えず、己の
胸もとを見てはさやかの胸を見て、サイズの違いにため息をついている。
 さやかの目から見ても、麻衣の胸にはボリュームというものを感じない。だからと
いって貧相だというのではない。小柄な体格に合った成長をしているだけのこと。ふ
たつの丘は綺麗な丸みを見せていて、大きい乳しか興味がないという男でもなければ、
充分に魅力的だろう。
 達哉くんは麻衣ちゃんのこの胸が好きでしょとさやかは頭で思ったものの口に出す
のははばかられた。どう言うのが正解かと考えていると、麻衣がゆっくりと近づいて
くる。なにかに取りつかれたような目をし、見る先はさやかの胸に固定されている。
「わたしも、これくらいあれば、もっとお兄ちゃんに喜んでもらえるのに」
「ちょ、ちょっと麻衣ちゃん!?」
 麻衣はさやかに抱きつくように身を寄せ、胸と胸を合わせた。ぶつかった勢いでさ
やかの豊満な胸がはずむ。麻衣のやや小ぶりなふくらみは相応の揺れしか見せない。
「いいなあ、いいなあ」
「ま、麻衣ちゃんってば、そんな、遊ぶのは、あっ!」
 女ふたりしかいない狭い場で、淫靡な気が高まっていく。家族同士、じゃれている
のならほほえましい。しかし麻衣の行為は、胸で胸を愛撫しているのに他ならない。
揉むという直接的な手技に比べればそれこそ遊んでいるような愛撫に見えても、さや
かの性感に確実に響き、熟れた肉体の内部では官能がさかってくる。



 麻衣の目が、さやかの変化をすぐに捉えた。
「……お姉ちゃん、乳首立ってる」
「きゃ、見ないで。も、もうやめて」
 直接の刺激と内からの快美な炎でムクムクと励起し、ピンと立ち上がっているさや
かの乳首。綺麗なピンク色は、同性の麻衣ですら見入ってしまうほど。
「感じてるんだ。大きくて、感度もいいオッパイ。いいなあ」
 さらなる羨望の虜となった麻衣は手を伸ばし、下から支えるように肉丘を握って指
先で乳首をまさぐりはじめた。手を使いはじめてもなお、乳房に乳房をこすりつける
所作をつづけている。麻衣の乳丘の頂点も尖りを見せ、乳頭同士が絡みあうとどちら
からともなく甘い息をひろげる。
「あッ、あふッ。だ、だめよ」
「あふぅん。お姉ちゃん、気持ちいいんでしょ」
 会話は成立せず、やめさせたいさやかと胸愛撫に夢中になる麻衣がせめぎあう。
 麻衣の愛撫行為は姉に甘える格好でもあるので、さやかは無理に引き剥がせない。
だから麻衣のペースで進み、さやかは抵抗らしき抵抗もできず、肉づき豊かなボディ
に満ちてくる快美感に酔いしれていく。
 正面から相対していた麻衣が、ふとしたタイミングでさやかの背後にまわった。姉
の背中に胸の隆起を押しつけ、前にまわした手でふくよかな体を抱きすくめ、たわわ
なふたつの丘を揉みしだく。
 甘える体勢でなく、見えない位置から胸をはっきりと愛される体勢になったことで
さやかは動揺する。しかしその動揺も甘い快楽に揺さぶられ、ぼやけていく。
「ああっ、麻衣ちゃん。なんで、なんでこんなことを」
「お姉ちゃんのオッパイがうらやましいから。……うらやましいだけじゃなくて、好
きなの」
 麻衣の小さな手による乳揉みは、女性ならではの繊細さに男の荒々しさも混じって
いる。達哉に揉まれた経験をそのままさやかに伝えるように手を使っている。力こそ
足りないが、男特有のねちっこさが指の動きの端々に現れている。



「お姉ちゃんも、オナニーしてる?」
 指で乳輪をなぞりながら、耳たぶを舐めるようにして麻衣がささやいたとたん、胸
愛撫にとろけていたさやかがハッとなった。
「な、なにを、急に」
「こんなにエッチな体だもん。もてあますよね」
「そ、そんなことは、はっ、はああぁ」
 あどけなさの残るしゃべりかたこそ子供っぽいが、その中身は大人。下手すれば、
さやかよりもよっぽど大人。乳房を握って翻弄し、握られて感じ入っているその様は、
どちらが年上かわからない。
 麻衣は頬を紅潮させ、さやかの胸乳を強めに揉みたてながら、ささやきつづける。
「わたしも、お兄ちゃんとエッチなことしてるけど、それなのに我慢できなくなって
ひとりでオナニーしちゃうの。とってもエッチな、いけない子なの」
 義兄とセックスしているというあからさまな告白に、冷静だったとしてもさやかは
愕然としただろう。胸を揉まれて感じている今ならなおさら、頭はまったくまわらず、
少女の淫猥行為を咎めることはできない。咎めるどころか、反対に……。
「そ、そんなことは、ああっ、オナニーするのは」
「オナニーしてもいいの? お姉ちゃんもオナニーしてるの?」
「し、してるわ。我慢できなくなることがあって、アッアアァ」
 乳首をつままれたさやかはたまらず正直に語ってしまった。家長として朝霧家を支
えているが、やはりひとりの女。どうしても肉欲の疼きを我慢できず、充分に熟れて
いる身をまさぐってしまうことがある。
 姉の口から淫らな告白を引き出して、麻衣は蠱惑的な笑みを浮かべた。右手が滑り
おり、女らしい脂ののったお腹を撫で、さらに下がって割れ目の上部へと接近させる。
「お姉ちゃんはオナニーのとき、指をオマ×コに入れる?」
 陰唇をそっとさすりながら、妖しく尋ねる麻衣。
「ひッ。そ、そんなの、しないわ」
 さやかはまだバージン。女性器を指す猥語にも、指を入れるということにも過敏に
反応し、鋭く息を呑んだ。
 麻衣は、まさかここまで熟れた体を持っている女が未だ処女とは思わず、方法の好
みがそうだと判断して、
「そうなんだ。じゃあ、クリちゃんをいじるんだね」
 包皮の剥けかかっていた肉豆をそっと指でつまんだ。途方もない快美が爆発し、さ
やかは「ひゃああああっ!」と大きな声を浴室に響かせた。
 バージンでもさやかはクリトリス快感に目覚めている。膣に指を入れることには抵
抗があっても、抵抗があるがゆえに陰核愛撫中心のオナニーに耽溺し、年齢にふさわ
しい性感覚を開発してしまった。



 麻衣は陰核を挟んでいた指の力をゆるめると、小刻みに揺らし、さやかへ大いなる
愉悦を送りこむ。
「どう、お姉ちゃん。これが感じる?」
「や、やめて……あ、あ、ああっ、感じる、感じすぎちゃう」
 どう刺激したときに一番感じるか、後ろから観察する麻衣はすぐに見抜く。麻衣の
指はさやかが自分でするよりも遥かに大きな快楽を生み出すようになり、絶頂へぐい
ぐいと押しあげていく。
「ああ、だめよ……そんなにしたら、あうっ、あっ、ああっ」
 肉感的な体に震えが生まれている。吐く息も呻き声も色香にあふれている。さやか
が快美の極みへ駆け昇っていく。
「いいよ、お姉ちゃん。イッて。このまま、クリちゃんで感じて、イクの」
 強く言い含め、さやかが欲しがる最高のタイミングでクリトリスを捻った。胸の乳
首も、つまんで引っ張った。
「アーッ!」
 量感あふれる太ももが内股になり、足指が反り返る。いやいやと顔を左右に振りつ
つもさやかは他人から与えられたエクスタシーに陶酔し、大空をふわふわ飛んでいる
感覚に身を委ねる。
 身震いが収まってきて、ぐったりとなったさやかを麻衣はタイルの上に尻餅をつか
せて座らせた。
 背後から前面に戻って、同じようにぺったりとお尻をついて座り、大きく脚を開い
た。
「ふふ、今度はお姉ちゃんがわたしにして。ほら。ここに、入れて」
「……え? な、なに?」
 麻衣はさやかの手を取ると、自分の股間に運んだ。愛蜜を滴らせる秘苑を撫でまわ
すように動かしてから、人差し指を膣口へと導く。軽くつつかせてから、媚唇を割っ
て穴のなかへ入れてしまう。



 激しすぎるエクスタシーでさやかはぼうっとなったまま。気づいてみれば、妹であ
る少女の膣内に指を入れてしまっていて、仰天する。驚くと同時に、女の穴の触感に
興味をそそられる。
(こんなふうに、麻衣ちゃんのなかって……指が奥まで入って、指が締めつけられて、
ああぁ、これが女の性器)
 自分も所有していながら、初めてヴァギナのなかを知ることになった。熱くとろけ
ていながら強く締まってくる襞々の感触にさやかは背筋がゾクゾクするほどの昂揚を
覚える。
「入れて、出して、また入れるの。そうすると、気が遠くなるくらいにいいの」
 麻衣がさやかの手首を持ったまま、動かして教える。数往復のあと、麻衣が手を離
してもさやかはそのまま麻衣のヴァギナで指抽送を繰りかえす。
「う、うん……い、いいよぉ。お姉ちゃんの指で、わたし、とっても感じてる」
「麻衣ちゃん、感じて。もっと感じて」
 陶酔の顔を見せる麻衣を前に、先ほどクリトリス愛撫でイカされたお返しにとさや
かは指をリズミカルに抜き差しする。今度はさやかが麻衣の反応を見て、指抽送を工
夫する。
「麻衣ちゃん、こっちは?」
「ひゃうん。ああぁん、そっちも、クリちゃんも感じるよぉ」
 ヴァギナが感じるからといってクリトリスの性感が鈍いわけではない。麻衣はクリ
トリスでも相当に感じる。さやかの狙いは大当たり。
 片手の指を膣穴に、片手の指はクリトリスを熱心に愛撫する。ふしだらなことをし
ているという自覚はわずかにあったが、それよりも自分の指で少女が悦んでいるとい
う事実に意味があった。浴室にあったときに見せていた憂いがなくなり、悦楽の声を
漏らしている。大事な場所をあけわたして、いじらせてくれている。仲がこれ以上な
く緊密になったように感じられるから、さやかは淫らな愛戯をやめることなく、のめ
りこんでいく。
(あふ、お姉ちゃんがオマ×コで指動かしてる。お姉ちゃんがわたしにエッチなこと、
してる)
 ひっきりなしに媚声を迸らせ、目尻を下げる麻衣は満足の心地に耽っている。
 同性の指を入れられる、しかもそれが家族であり、姉のような女の指。倒錯的な興
奮により麻衣の性感がいつもより鋭敏になっている。
 しかし、達哉の太いペニスが力強く動くのに比べれば、クリトリスとの連係がある
とはいえ姉の指がもたらす快感の絶対量はそれほどでもなく、自分でするオナニー以
上、達哉とのセックス未満という快美で収まっている。ここからいくら激しく膣と陰
核をいじられたところで、それは変わらないだろう。



 さやかの指が偶然深く入ったときに麻衣はびくっとのけ反って、震えあがった。中
途半端なイキかただが、これ以上を望むべくもなかった。
 きゅうきゅうという膣肉の締まりを味わってから、さやかは指を引き抜く。
「ありがとう。お姉ちゃん。とっても、感じちゃった」
「い、いえ、そんなことは……」
 麻衣がアクメに達したことで、さやかは自分がしてしまったことを意識した。散っ
ていた理性が集まってきて、羞じらいの顔になる。
 だが麻衣の淫欲はまだまだ満たされておらず、さやかが冷静になる前に新たな淫戯
を開始する。
「ねえ、お姉ちゃん……」
 ゆっくりとうつぶせになり、姉へ尻を突き出す。胸と同じく量感には欠けるものの、
セクシーに育ちつつある形はさやかの目を大きく見開かせた。
 右手を肉房のあわいに持っていき、
「わたし、こっちも感じるの。お兄ちゃんに、開発されちゃった」
 いじりはじめたのは尻の穴。
「だから、ここでもオナニーしちゃうの。ねえ、お姉ちゃん、ああ、わたし、イヤら
しい子なの」
 しばらく弄んでみせてから、呆然としているさやかの手首を再度握って、排泄孔へ
と導いた。
 すでに膣で指を使っただけに、さやかはどうしなければいけないか、わかっている。
麻衣にうながされなくても、指先でアヌスをこちょこちょくすぐりはじめた。
「ハウッ、ハアアアァ。お姉ちゃんが、アアン、お尻いじってる。わたしのお尻で、
わたしを、あふゥン、感じさせて、アアッ、いい、いい、気持ちいいよぉ」
 猥りがましい声を張りあげ、アヌス快楽によがる麻衣。
 自分だけが快楽を貪るのに満足せず、這いながら上半身をさやかの臀部に近づけ、
片手をヒップへ伸ばすと、してもらっているのと同じく、割れ目の狭間にある菊花を
いじくりだす。
「ヒッ」
「お姉ちゃんもお尻で気持ちよくなるの。お尻の気持ちよさを知って、これからはア
ナルでもオナニーして」
「そ、それ、あ、ああっ」
 便が出てくる穴をいじるのも初めてなら、いじられるのも初めて。全身がドロドロ
になるほど羞恥心を刺激され、さやかの口から苦悶に近い声が放たれる。



 さやかの指は麻衣の窄まりをまさぐるだけだった。だが麻衣は入口をくすぐってか
ら、指にソープを塗りたくって、腸内への進入を試みる。
「ヒイイィ、い、入れちゃ、あ。汚い、から」
「お姉ちゃんのお尻なら、いいよ。ほら、入っていく」
 つんつんとくすぐってから、プスッと刺さった指がゆっくりとめりこみ、アナル内
部を犯していく。
 麻衣に指を入れられたことで、さやかも麻衣のアナルへ指を差し入れた。麻衣に犯
されれば、同じように麻衣を犯す。麻衣の指がおとなしくなれば、おとなしくする。
「……お姉ちゃんも、好きなように動かして」
 麻衣は積極的な指いじりを求めるが、さやかはどうしても動かせない。
 焦れた麻衣はさやかのアナルから指を抜くと、自分のお尻をいじっている指をそち
らへ運び、アナルオナニーを強要する。
「で、できないわ。こんなこと」
「して、お姉ちゃん。わたしの指、気持ちよかったでしょ」
 そう言って、麻衣は先にさやかの目の前で自分でアナルをいじり、「あふン、あふ
ン」と艶かしい快美の声を放つ。アナルオナニーの良さを見せつける。
 妹の淫猥行為に煽られ、さやかも遂に自分から腸に指を突き入れ、反復運動をはじ
めた。すでにほぐされているアナルは、クリトリスとはまったく異なる、めくるめく
快感をあふれさせた。
「あっ、あうっ、あっはああぁ。なんで、なんでお尻で、感じるのぉ」
「いいの、いいのお姉ちゃん。お尻で感じるのが普通なの」
 麻衣もさやかも、相手の自慰姿に興奮し、自分の指が生み出す妖しい淫楽に溺れる。
アヌスの締まりに逆らって指を動かしつづけ、蒸気でもうもうとなった浴室に卑猥な
声を響かせあった。


「けっこう長く、入ってたな」
「うん。久しぶりにいっしょのお風呂で、お姉ちゃんに甘えちゃった。えへへ」
 湯上がりのふたりをリビングで迎えた達哉は、パジャマをまとったそれぞれが放つ
芳しい香りに鼻をひくつかせた。
 子供に戻ったような麻衣のはしゃぎ声に苦笑を噛み殺して、大人の女性へ顔と言葉
を向ける。
「姉さんも大変だっただろ」
「……ま、まあ、たまには、ね」
 ぼんやりと、あやふやな返事しか返さない従姉はずいぶんと色っぽく、達哉は一瞬
見惚れ、息を呑んでしまった。
「なんか、俺も姉さんといっしょに風呂入りたくなったよ」
 とっさに出た照れ隠しの言葉に、
「だめだよ。お兄ちゃんは男なんだから。でも、うふふ、三人で入るのなら、いいよ
ね。お姉ちゃん」
 麻衣が艶かしいほほえみとともにあぶないことを言う。さやかはたしなめることな
く従順にうなずいた。
 達哉は、それが冗談でしかないと思いつつも本気にしたくなって、股間を熱く疼か
せてしまった。