8_5-153 名前: 達哉とエステル [sage] 投稿日: 2009/07/19(日) 21:14:05 ID:jH+gRC/3

「んっ、ああっ、あっ、達哉……」
 夜の闇が濃くなるころ、礼拝堂にあるエステルの私室に響くのは情感たっぷりな
女の声。愛する男と肌を合わせる悦びに浸る声。
 ふたりはとっくに素っ裸。エステルが壁に手をついて尻を突き出し、ぷりっとし
たそのヒップを握る達哉が腰を合わせ、逞しい肉根で秘壺を深々と抉っている。
 ベッドを使わずに交わる立ちバックで司祭少女は猛烈に昂り、あられもなく尻を
振っている。
「ああっ、だめっ。わ、私、淫らになってしまう」
 官能の炎に焙られながらも肉体の動きを意識したエステルが嘆息混じりに叫ぶと、
達哉は、
「淫らにさせてるのは俺だよ。俺を恨む?」
 耳たぶに唇をかすめながら、甘くささやく。腰遣いをおとなしめに、じっくりと
穿つように反復させる。
「……そんなはずありません。ああっ、達哉。もっと私を淫らにしてください。私
をもっと感じさせて、はうあぁっ」
 ねっとりした息を吐いてエステルが答える。きゅっと締まったヒップをいっそう
艶かしく振りかえすと、連動して蜜穴が悩ましげに緊縮した。
 肉棒を巧みに揉みしごかれることになって、達哉の顔が歪みかける。あまりに過
激な快感は男にとって苦悶と紙一重。
「うっ、エステルさんのオマ×コ、締まったよ」
「いやん」
 猥語を吹きこまれ、それだけでアクメに達しそうなほどエステルは感じ入ってし
まう。いやいやと顔を振り、くねくねと臀部をよじらせた。
 深々と貫かれて一体になれる幸せに震えるエステルは、愛する男を抱きしめたい
と思った。でも今の体勢は立ちバック。自分の前には壁があるばかり。
 悲しい感情に捕われそうになるが、願いは達哉に伝わっている。
「あ……」
 背後から、がっちりと縛られるように抱きすくめられた。逞しい胸板が背中に当
たっている。
「エステルさん、大好きです。愛しています」
「あっ、ああ、私も、私も達哉を愛しています。……このまま、もっと私を」
「はい。めちゃくちゃになるくらい、愛しちゃいます」
 達哉はエステルを縛ったまま、ペニスを打ちこむ。女の尻振りを封じ、男の動き
だけで陶然とさせる。ちょうどいい位置にあった胸乳を掴むと、乳首を手のひらで
こすりながらこってりと揉みたてる。
「あぅ、あっああっ。達哉が、深く、んはっ、こ、こすれて、ひぃん……うああぁ
ん」
 エステルはおとがいを反らせて悩ましげな声を吹き出し、身を揺すりたてる。後
ろを向くとすぐに達哉が唇を吸う。濃密なキスにふたりが酔いしれていく。
 昂りの息と唾液を交換し、舌を絡ませながら、下半身の交合もヒートアップして
いく。勢いよく滑りこんでいった肉棒の先が子宮口をえぐる。引き抜かれる雁首が
膣穴から愛液を掻き出し、ジュプジュプと淫猥な水音を鳴らしている。
「んぱぁ! あっ、ああっ、達哉、達哉ぁ!」
「おおっ、エステルさん。俺、もう、おおっ!」
 性器同士の熱い交わりがキスを途切れさせてしまう。エステルは壁に寄りかかっ
てひっきりなしに悦声を迸らせ、達哉は声を荒ぶらせて蜜穴への突貫を繰りかえす。
 先に快楽の爆発が起こったのはエステル。だしぬけに息を呑んで、総身をぶるぶ
ると痙攣させた。膣穴が急激に収縮し、達哉のペニスをきちきちに締めあげた。
「くあっ!」
 巻きついた膣襞にきつく搾られ、達哉も絶頂へと駆け抜ける。奥へ食いこんだ亀
頭が鈴口を開き、熱射を開始した。
「ア、アアァーッ!」
 熱いしぶきを浴びたことでエステルはさらなる高みへ飛び、耳をつんざく悲鳴を
あげた。声が長々と響いているあいだ達哉のペニスは脈動を繰りかえし、ドクンド
クンと濃厚スペルマを子宮へ注ぎこんだ。


(終)