7-830 名前: 役員たちの宴 [sage] 投稿日: 2008/02/08(金) 22:57:44 ID:CwsnNMqJ

 真夜中を過ぎた白鳳寮。明日の授業に備えて真面目な学生は床に就いている
このときに、学生の模範となるべき生徒会の役員ふたりが規則違反を犯してい
た。
 男子部屋のベッドにて、騎乗位で卑猥に腰を振りまくっているのは千堂瑛里
華。彼氏である支倉孝平を下敷きにしているこの体位は、勝ち気な彼女にいか
にもふさわしい。
「あっ、あっ、い、いいっ……孝平、これ、気持ちいいのっ」
 淫猥な言葉をつむぐたびにプロポーションのとれた女体がみずみずしくはず
み、金髪が宙にきらめいて、幻惑的な美しさを演出している。
 孝平は恋人の美に見惚れながら、一定のペースで腰を上下に揺すっている。
 彼女の激しい動きに時折り息を詰まらせることはあっても、責めに耐え、余
裕を保っている。凹凸に富む肉襞に締めつけられる陰茎はピクピク蠢動しなが
ら、鋼のような固さで圧倒的な存在感を誇っている。
「うっ、あっ、ああっ……孝平、孝平。やん、私、ああっ、もう、こんなに」
 深い淫悦に身をよじらせている瑛里華が眉を顰め、切れ切れに、逼迫した喘
ぎを漏らす。そびえる肉茎を果敢に責めていながら、逆に絶頂へ飛ぶ寸前にま
で追いつめられていた。
 ここぞとばかりに孝平が上体を起こす。瑛里華が目を見張ったときには対面
座位になり、抱きすくめられている。
「あん、孝平……好き、好きよっ。んちゅ、ちゅ、ちゅぅ」
 愛する彼の顔が間近にある。甘える声をあげて、唇をなんどもはじかせる。
 柔らかな唇は男の唇にふるいつき、舌を重ねて絡みつかせるフレンチキスを
はじめる。粘っこい水音が唾液とともに接合部からこぼれた。
 口で甘美に交わりながら、下半身も淫らにうねっていた。金髪少女は腰をロ
ーリングさせ、少年は短いストロークで腰をストレートに打ちこむ。男根の先
が子宮の入り口をノックして、瑛里華はそのたびに軽いエクスタシーに達して
息を呑んだ。
 いつしか瑛里華は夢現の状態にあった。かけがえのない彼と、肌と肌を合わ
せて一体になり、めくるめく快楽を共有する。このままずっと、授業にも出ず
生徒会にも行かず、過ごしていたい。そんなたわけたことを思うほど、理性が
あれば自らを強く叱責するに違いないほど、瑛里華は肉悦に溺れている。
 瑛里華の思いと裏腹に、孝平は今すぐ終わらせなければどうしようもないほ
どに昂ってきていた。騎乗位の責めに耐え、座位で主導権を握ったが、それゆ
えにペニスをずんずん動かしたくてたまらない。牡のエキスを注ぎたくて仕方
ない。
 つながったまま上体を前に倒して、瑛里華をあお向けに寝かせた。正常位に
近い体位になったとたんに、ぐいぐいと奥の奥まで腰を突きこみ、欲望のまま
に責めたてる。
「ああっ、そ、そんなに、したら……やあぁ。い、イク、イッちゃう」
 ずっとつながっていたかった瑛里華がすすり泣くような声で訴える。
 それでも孝平がとまることはない。瑛里華の肉体だって、訴えとは逆に絶頂
へ飛んでいきたいと願っている。
「も、もうすぐ……俺、イクから」
 孝平の額から汗が垂れ落ち、お椀型の双乳の谷間に流れた。
 ペニスに強くこすられる秘肉がリズミカルに収斂する。瑛里華の腰が肉欲に
素直に、快楽を貪るものに変化し、互いに腰をぶつけあって、ふたりは同時に
飛んだ。
「アーッ!」
 瑛里華の口から甲高い悲鳴が迸り、鈴口からはドクドクとスペルマが噴出し
ていた。孝平は真っ赤な顔で瑛里華の腰を引きつけ、思いの丈を心ゆくまで注
ぎこむ。
「……ふう、はあ」
 男根の脈動が収まってきて、孝平は身を瑛里華にかぶせた。
 まだ荒い息を吐いていた瑛里華は、乳房に触れてきた固い胸板にキュンと胸
の奥がうずき、背中に手をまわして固く抱きついた。