7-828 名前: 達哉とエステル(1/2) [sage] 投稿日: 2008/02/08(金) 22:54:38 ID:CwsnNMqJ

 達哉と私が礼拝堂でふたりきり。鍵をかけることのできるここは聖なる場所でありながら密室を形成し、誰にも邪魔されない時間を過ごすことができる。
 私がもじもじしているうちに達哉はズボンとパンツを脱いで、下半身を剥き出しにした。
 股間では肉の棒が垂直に近い角度で屹立している。
 あああ……。
 男神にひれ伏すようにしゃがみ、にょっきりしたものを手で挟む。
 熱い。
 手のひらが火傷するのではないかというほどに熱化した男のモノ。
 肉体だけでなく、達哉の思いも燃えているのがよくわかる。
 たまらなくなって頬擦りした。感じるのはほんのりとした温かさ。達哉に負けないくらい私の頬がほてっていた。
 接触するポイントを頬から唇に変え、フェラチオのスタート。
 唇がはじけると、「うっ」という感じてくれる声を達哉があげる。
 ……まだ女になる前、フェラチオという行為を知ったとき、なんて不潔なことと思った。
 それが今ではこうして進んで咥えるほどになった。
 不潔なはずの男性器は、とってもおいしい。味も匂いも、舐めて吸っていると蕩けてきちゃう。
 ああっ。私は達哉を愛している。愛している彼のものだから、口に含みたい。お口で気持ちよくしてあげたいの。
 愛。信者を前にして熱弁するテーマのひとつ。でも最近になって私は、いくら話をしても実際に愛を経験しなければ意味がないと痛感している。
 なぜなら、達哉を愛することによって私が変わってしまったから。愛の偉大さを彼に教えられたから。
 だから今ではもっぱら、愛しなさい、と言うに終始している。人を愛することでみな、知ることができるのだから。
 私もこうして達哉を愛する。大きな男根をぺろぺろ舐めてはぱくりと咥え、口内粘膜を震わせて奉仕する。
 司祭の印である法衣をまとっての淫らな奉仕。
 月人に見られたら、いいえ、地球人にだって、もし誰かに見られたら後ろ指を差されるに違いない行為。
 でも、いいの。誰になにを言われようと私は達哉を愛している。愛しているからこんな行為もできてしまうのっ。
 ドクッドクッと逞しく脈動するペニス。達哉の強さがそのまま現われている。
 雁首に舌を巻きつかせ、裏にある筋を舌端でこする。こうすれば、達哉はとても悦んでくれる。
 すごい。大きかったペニスがまたふくれてきた。いくらでも大きくなりそうに錯覚する。口のなかで破裂するのではないかと。
 そ、そろそろ、爆発するんだ。先からビュクビュクって白い汁がいっぱい出てくるのね。
 熱い精液を早く飲みたい。
 欲望のままに私は顔を動かす。舌を振るい、唇でしごいて達哉に最高の快楽をプレゼントする。そうすれば達哉も私に……。
 きゃん。出てる、すごくいっぱい、出てくる。
 猛烈な射精に思わず顔をゆがめた。でもすぐに唇を締めこんで、たくさん出てくる汁液を逃さない。
 出ているあいだは溜めるのに集中して、ペニスの脈動が鎮まってからコクコクと飲みはじめる。
 すごく濃い。喉にへばりつく。これが達哉の精液。このエキスを子宮に注がれれば、私のなかに達哉の子が宿る……。
 ほろ苦い味とねばねば感が、そんな危ない想像を生む。
 危なければ危ないほど、想像して子宮が疼いちゃう。



 噴出を終えたペニスを丁寧に舐め清める。柔らかくなるどころかすぐまた射精しそうなほど熱く固くそそり立っている。
 疼きが我慢できなくなる。フェラチオははじまりに過ぎない。もっと素敵な行為が待っている。
 私はスカートのなかに手を入れ、ショーツを脱いだ。とっくに濡れそぼっている下着を脇に置く。
 勃起したままの達哉を前にスカートをめくりあげる。
 恥液に濡れ光る秘部が露わになる。
 自分から見せるなんて恥ずかしい。恥ずかしいけど、見てほしいの。
 ふふっ、達哉がじっと見つめている。ぎらぎらと、イヤらしい目つき。でも、彼に見せつけている私のほうがもっとイヤらしい。
 凝視していた達哉が、私の前でしゃがみこむ。
 今度は彼が、私のアソコを舐めてくれる。
 んっ、あっ、アアッ。
 ヌルヌルだったアソコからどんどんあふれてきて、き、気持ちいい。
 達哉の舌がペロペロしてくれるのが、すごく、いいっ。
 すぐに立てなくなって、ぐらつくと、達哉が優しく支えてくれた。
 椅子に座らせられて、脚を開かれて、クンニリングスが再びはじまる。
 割れ目に沿って舐めあげられると、目の前に火花が散る。
 尖った舌が膣のなかに入ってくると、全身が溶けてしまいそうなほど感じてしまう。
 はうっ。ク、クリトリスは、や、やだっ、痺れて、お、おかしくな、る……。
 もうちょっとでイキそうなのに、達哉はクンニをやめてしまった。
 やめたことで快感が消えていく……でも、これでいいの。だって達哉は、ペニスを挿れてくれるのだから。
 顔の代わりに屹立が迫ってくる。先っぽが大陰唇の狭間に当たった。
 当たってもとまることなく、陰唇を割ってなかへ侵攻してくる。
 あっ、あっ、熱いわ。
 う、あ、ああぁ、熱いだけでなくて、ふ、太いのっ。
 お腹が、い、いっぱいにふくれてしまう。あ、あ、ああっ。
 すごい、すごく気持ちいい。
 ペニスが奥まで入ってきて、強く圧迫されているのに、こんなに気持ちいいっ。
 傘のように開いたところが、なかをこすって、ふ、ふはっ、痺れて、んふっ、ああーっ。
 達哉の腰が勢いよく往復している。
 穴のなかに太い棒が出入りして、じゅぷじゅぷってイヤらしい音がして、あ、や、やああっ。
 急速に高まっていく。フェラチオのときから興奮して、ペロペロ舐められて感じ入って、そして今熱いペニスで突かれているのだから一直線に、昇る、昇っちゃう。
 声がとまらない。礼拝堂に淫らな声を響かせてしまう。
 達哉も唸っている。私のなかでビクビク震えていて、も、もう、来る、来るのっ!
 先にイッたのは私。
 目の前が真っ白になって、体が痙攣する。
 カッとお腹が熱くなった。どんどん入ってくる。いっぱい、いっぱい注がれている。
 声が枯れるほどの絶叫を放ったところで記憶が途切れた。切れたその瞬間まで体奥に樹液が満ち満ちているのを感じていた。

(完)