7-263 名前: ハッピーウェディング!? (にられば) [sage] 投稿日: 2007/06/18(月) 00:27:23 ID:N70HjsbX

披露宴も無事に終わり、再び部屋に戻ってきた達哉とフィーナ。
「ふぅ………」
緊張の連続に力尽きた達哉はベッドに腰を降ろす。
「大丈夫、達哉?」
「………本来なら新郎から新婦を労わって言う台詞なのに………」
だが、力尽きてしまったものは仕方ない。
生まれ育った環境の所為なのかフィーナの胆力は並みの物ではない。
この場には、本来なら二人の世話をする筈のミアが居ない。
結婚初夜だからと遠慮したのだ。
というよりこれからの二人の雰囲気を読んだからだ。
疲れていても、昼間にもしていてもやる事はやるのである。
何しろ二人には跡継ぎが必要不可欠で、それは二人の子供が望ましい。
達哉もフィーナも八年も待たされたのだから今直ぐにでも子供が欲しかった。
そんな中、どちらとも無く唇が近づき重なる………
筈だった。
トントン
部屋のドアをノックされて我に帰る二人。
「よろしいでしょうか?」
どうやらカレンが訪ねてきたらしい。
「いいわ」
フィーナが言うとカチャッとドアが開き、カレンが入ってくる。
「明日の御予定の確認に参りました」
「カレン、今日は御苦労様」
「ありがとうカレンさん」
「ふふ、私も肩の荷が下りました」
二人の感謝の言葉に笑顔で応えるカレン。
「姫様、今日はとても素敵でしたよ。達哉様も」
「次は貴方の番ね、カレン」
「え、え、いえっわ、私はまだ………」
「カレンさんはブーケを受け取ってしまったのだから、その義務はあるよ」

実は披露宴前の結婚式において偶然にもブーケを手にしてしまったのだ。
ブーケを持つフィーナがそれを投げるのを待っている女性集団。
無論、その中にはさやか、麻衣、菜月もいたのだが
カレン自身はどうでもいいとばかりに皆の後ろで見ていたのだ。
そしてフィーナがブーケを投げると皆が皆、ブーケを手にしようと飛び上がった。
その集団の中で一番高く跳躍したのは誰あろう菜月であった。
彼女が勝利を確信したその時だった。
勢いよく跳んだ為にキャッチのタイミングを誤り、手の甲でブーケを弾いてしまった。
しかもかなり強い力で………
そしてそれは一番後ろで静観していたカレンの胸元目掛けて飛んでいった。
こうしてカレンは、興味が無いと言いつつも胸元まで飛んできたブーケを反射的に掴んでしまったのだった。



「これで結婚できなかったら、さやかにも悪いのではないかしら?」
親友であり、嘗ての学友も自分と同じくいい歳である事を思い出すカレン。
「………ひ、ひとまず善処致します………」
「そう………既にお見合いの候補をこちらで選定してあるので勝手にセッティングさせて貰うわ」
以前からカレンの婚期の事を心配していたのは他ならぬフィーナ自身だった。
実際、カレンの人気は高かった。
そんなカレンに想いを馳せる婚礼期の男性の情報を集めて、フィーナ自ら選び抜いた。
貴族から平民まで様々な男性達である。
その情報が纏められたファイルをカレンに手渡す。
「………よかったら………その、その中から姉さんの相手も探してください」
同情するように引きつった笑いで応える達哉。
こうしてカレンは翌日の予定の確認を出来ずに、フラフラと退室していった。

こうして再び二人きりになった達哉とフィーナは部屋の鍵をロックした。
そして誰に遠慮する事も無くなったのでお互いの唇を何度も何度も啄ばむ。
達哉は股間に血液が集中してくるのを確認すると、ドレスの上から胸を揉みほぐす。
披露宴の途中でお色直しがあったので、フィーナが今身に付けているドレスは先程の物とは別である。
真紅に染め抜かれたドレスを身に纏っている。
そんな時だった。
激しく舌を絡めあっていたフィーナが突然、舌を引っ込めて唇を離す。
そして潤んだ瞳で達哉を見つめる。
「達哉………今度は私が………」
そう言うと達哉の股間の前に跪くとズボンのファスナーを降ろして肉棒を取り出すや否や、
その膨張始めていたソレを一生懸命舐め始めるのだった。