3-463 名前: フィーナらぶ [sage] 投稿日: 2006/11/06(月) 00:10:19 ID:BXaXpn4K

 殺風景な執務室に、愛らしい喘ぎの声が響いている。
「あん、だめ、だめよ……んはあぁ」
 いつもなら凛とした声を出す唇から喘ぎを漏らしているのは月の王女、フィー
ナ・ファム・アーシュライト。喘がせているのはもちろん彼女のパートナー、
朝霧達哉。姫を椅子にもたれさせ、華美なドレスにそっと手を滑らせている。
ドレスの青を慈しむような優しい手つきは服の下まで染みて、絖肌を快楽の炎
で焙っている。
 フィーナのパートナーたる達哉は、日々研鑽を積んで、こうして執務室で彼
女と同席することを許され補佐をするまでに至っている。
 ついさっきまで共に仕事に励み、休憩の時間を迎えた。
 仕事の最中は厳格なフィーナも、休憩になればリラックス。
 それをいいことに達哉は痴戯を仕掛け、フィーナとの愛を確かめあう。
 休憩が終わればまた仕事に戻らなければならない。本番はとうてい無理。こ
うしてペッティングを楽しむのがせいぜい。
 人に気づかれるほどドレスを乱すわけにもいかないから、達哉はドレスのな
かへと手を潜ませていく。時間の余裕もないから手は一直線に股間へ向かい、
ふっくらした恥丘の感触を下着越しに味わいはじめる。
「やだぁ、あ、ああぁ」
 恥ずかしい場所をくすぐられ、フィーナが甘美な悲鳴をあげる。悲鳴が合図
になって子宮がキュンと収縮し、新鮮な蜜があふれてくる。
 達哉はショーツがじっとり蒸れてくるのを感じると、脇からなかへ指を潜り
こませた。
「や、はっあん」
 直に肉襞をこすれば、フィーナの嬌声が一段と高くなる。
「んっ」
「んんっ、んちゅ、ちゅ、ちゅぷぅ」
 股間をいじりながら顔を近づけ、愛する姫の唇を頂く。
 男の指戯で発情しているフィーナは積極的に唇を絡めかえし、彼女のほうか
ら舌を差し入れようとする。達哉も差し出そうとして、しばらく接合部で舌が
せめぎあった。
「んんあっ!」
 ピーンとフィーナの全身に芯が入った。達哉の指がズブリと肉穴に沈みこん
だのだ。
「このまま、指でイカせてあげる」
「や、あ、やあぁ……ゆ、指じゃあ」
 彼に愛してもらえて幸せ。でも、指じゃ寂しい。女の性器が渇望しているの
は男性器、指よりも太くて固い、ドクッドクッと律動するペニス。
「今は指で。欲しいものは、帰ってからちゃんとあげるから」
 目の縁を赤くして懇願するフィーナの耳もとで優しくささやき、指で秘壺を
撹拌する。
 クチュ、クチュ、ジュクッ。
 淫らな蜜でぬるつく膣穴が卑猥極まりない音をあげ、フィーナの口からは愉
悦の喘ぎが漏れる。
 達哉は膣壺で人差し指と中指を抜き差ししながら、親指を使ってクリットを
刺激しはじめる。太さが足りない指でも、このコンビネーションならペニス挿
入に負けない快感を生み出して、フィーナをめくるめく高みに引っぱりあげる
ことができる。
 二本の指を深々と突き刺して奥を引っかくと同時に親指で淫核をぐりぐり。
姫が息を吸うタイミングで、再び唇を合わせた。
「んっ!」
 キスがとどめとなり、フィーナは至高のエクスタシーを迎える。彼に熱い吐
息を送り返しながら、この場で愛される幸せに身を震わせていた。