3-118 名前: 達哉×フィーナ姫死姦SS [sage] 投稿日: 2006/10/28(土) 04:32:19 ID:K2BIaODB

 月、か。
 夜の物見の丘公園。
 柵に手を掛け、夜空を見上げながら達哉は物思いに耽る。

 あそこからお姫さまがホームステイに来るんだ。

 空には雲一つなく、星が輝き、月光が地を柔らか照らしていた。
 でも。
 見上げた月はとても遠くて。
 その距離が達哉の不安の象徴でもあった。

 月のお姫さま。
 どんな人なんだろう。
 仲良くなれるんだろうか。

 そんな考えても仕方の無い不安が胸を占め、つい顔が下を向く。
「はぁー……」
 月から目を背けるとと月光よりも夜の暗さが際立つ。達哉の心中を現すように。

「月と地球。遠いようで近いのね……」

 風に乗って声が聞こえる。涼やかな声。そしてとても懐かしく暖かい香り。
「え?」
 振り向けば、再び月を見上げれば、そこに彼女がいた。
 丘の上、崖っぷちに、彼女は立っていた。柵の無い場所に。

 満ちた月を背景に立つ銀髪のドレスの少女。

 さらさらの長い髪。
 白いドレス。
 遠目にもはっきりと少女だと知れた。
 逆光で顔はよく見えない。
 だが何故か不思議と懐かしさが込み上げてきた。

 何だろう。この感じ。

 不思議と胸が甘く締め付けられる。

「キミは―」
「あなたは―」

 互いに届かない呼びかけ―
 その時、

 びゅううううう

 と強い風が吹き荒れる。
「きゃっ」
 銀髪の少女のスカートが捲くれ上がり、達哉は見た。
 白いパンティーを。
 そして―

「あっ」

 風に煽られ崖から落ちる少女を。



 ひゅーん。ぼちゃっ。

「ええ! ええええええええっ!?」
 慌てて崖の下を見るが暗い闇の底。
「うわああああああっ!???」

 崖の上を見るが当然誰もいない。
 少女は風に煽られて落っこちたのだ。間違いなく。
「お……お〜い!!?」
 下に行く道に向かい、達哉は全力で走り出した。

 暗い夜道を達哉は下へ下へと全速力で走る。走る。
 何度か転びそうになるが速度は緩めない。
「おーい! 無事かぁ!!?」
 呼びかけながら、走っていると、キラキラ輝く銀の波が見えた。

 居た!

 まるでそこだけスポットライトが照らしてるように。
 夜道に倒れる少女を月光が照らし、銀色の髪がキラキラ輝いている。
「はぁはぁ……」
 その数歩手前で歩みを止め、ゆっくりと近寄った。
 少女はうつ伏せで倒れ、顔は見えない。
 見たところ原型は留めているようだ。
「おい。大丈夫か!?」
 呼びかけに返答は無い。
 達哉は少女の側に跪き、その頭を抱えた。
 軽い。そして手にぐちょっと濡れた感触がした。

 血だ。

 直感で悟ると、達哉は慌てて少女の顔を見る。
 月光に照らされた顔はやけの蒼白く、そして美しかった。
 
 まるで絵本に出てくるお姫さまそのものだった。
 そして眠り姫のように生気が無い。
 その瞳はぽっかりと開き、何も映していなかった。
 そしてその体は徐々に冷たくなっていく。

「おい!? しっかりしろよ!」

 呼びかけても返事は無い。反応も無かった。
 風が吹き、ただ銀の髪が流れゆく。
「くっ」
 頭を地面に降ろし、仰向けにして、達哉は彼女を見下ろす。
 額から血が出て目から上を塗らしているが、それ以外に目立った外傷は無い。
 手首を握る。
 何も感じない。脈無し。
 胸に耳を当てる。
 柔らかい。だが冷たい。そして何も聞こえない。心音停止。
 開いたままの目の前で手を振ってみる。
 目玉に変化は見られない。瞳孔反応無し。
 開いたままの瞼をそっと閉ざしてやり、投げ出したままの腕を胸の前で組ませてやる。
 そして達哉は両手を合わせて言った。
「ご臨終です」



 死亡を確認し、達哉は改めて少女を見る。
 美しい。
 月光に照らされる少女にはただそれだけしか言葉が浮かばない。
 美しい顔、さらさらの長い銀髪。その髪には小さなティアラが飾られている。
 身に纏うドレスもとても良く似合う。
 まさにお姫さまと呼ぶのが相応しい少女。

 こうして月光の下で眠った姿は眠り姫のようだ。

 そこまで思って、ゾクっと達哉の背中が凍えた。
 お姫さま。
 ひょっとして、月からホームステイに来るというお姫さまでは!?
 ぶるんぶるんと達哉は頭を振る。
 まだそうと決まったわけではない。

「とりあえず……誰か呼んで来なくちゃ」
 声に出してこれからの行動を確認する。
 だが足が動かない。
 突然の事に震えているのか。
 いや違う。
 ここから離れたくないのだ。
 このお姫さまの少女から。

 その蒼い唇につい目がいってしまう。
 魅入られたのだ。
 そして達哉の口は自然にその唇へと近付き―

 初めて触れた女の子の唇は、とても冷たくて、そしてサラサラで。

 達哉はパッと口を離す。
 何をやってるんだ俺!?
 死んだばかりの女の子とキスするなんて―
 それじゃ丸っきり変態じゃないか。

 だがその目は今度は胸へと向いてしまう。
 なだらかな曲線を描く豊かな胸。
 ドレスは丁度胸元で途切れ、捲れば簡単に見えてしまいそうだ。
 
 いかんいかん。何を考えてるんだ俺は。

 だが、やはり体は正直。
 その右手がムニッと胸の上に置かれる。

 ―うわああああああーっ!???

 初めて触れた女の子の乳房は、むにっと柔らかく、そして冷たい。
 その冷たさとは対照的に達哉の体は熱くなった。

 ―な、何を、何を考えてるんだ俺は!?

 自分の行動に自分が一番驚いてしまう。
 だが胸を掴んだ右手は離れない。
 いやそれどころか、さらにムニムニと揉んでしまう。
「や……柔らかい……」
 声に出し、感激してしまう。
 そんな自分が嫌になってしまった。



 離れろ……離れろ!
 胸を揉む右手を左手で掴み、必死に引き離す。
 右手はまるでそこだけ独立したかのように動かないが、遂に観念して離れた。
 それでも柔らかさを名残惜しそうにぱくぱくと宙を掴む。

 ひゅうう

 また強い風が吹き、汗の浮かぶ達哉の顔を冷やしてくれる。
 ぱさっ
 同時に長いスカートが捲れ、白い中身が晒された。

 カー、ぼんっ!

 冷えた顔がまた赤くなる。爆発したかのように。
 これではカーボンではないか。と突っ込む思考を他所に、目はスカートの中の白に吸い込まれていった。
 白いパンティ。いかにも上質そうな絹で、複雑なレースが編まれてるのが、月光の下でもよく見える。

 そして達哉はもう何も考えず、そのパンティをするすると脱がした。
 白い脚をするすると白い布が滑り、足下からすぱっと脱がされる。
 そして顔を上げれば、そこに秘密の園が広がっていた。
 薄い銀色の恥毛、その奥の肉の割れ目。
 ひわいなそこはあくまで気高く美しく。

 ごくっ、と喉が鳴る音がやけに遠く聞こえた。
 ズボンのチャックを下げると、ぼんっと勃起したちんこが飛び出す。
 そこで初めて、自分が勃起しているのを知った。
 自分が死体を見て勃起する男だと。

 白く冷え切った脚を両手で大きく拡げる。
 すでに死後硬直が始まってるのかやけに固く思い。
 それでもギギギと開かせれば、可憐に花咲く乙女の園が蒼白く輝き、達哉を心躍らせた。
 ドキドキと胸が高鳴る。

 死体を犯そうとしているのにドキドキしている。

 その事実は達哉を驚かせるに十分だった。
 だがもう後戻りは出来ない。するつもりもない。

 固くなったちんこを両手で支え、開いた脚の付け根に触れる。
 先端に、冷たく固い肉の感触。
 そのまま両手と、ちんこに、ぐっと力を込める。

 ぐにぐに、と肉を引き裂く感覚。そしてちんこに掛かる強烈な痛み。
 固い肉を敏感なちんこで突くのだ。痛いに決まってる。

「くっ」
 歯を食い縛って、腰からの激痛に耐える。
 先端が何とか肉の裂け目に食い込む。
 ちんこを支えてた手を離して、彼女の長い銀髪に触れた。
 さらさらの心地良い髪。
 ぐっ、と腰に力が入る。
 ぶちぶちぶち―
 固い死膣肉を貫き、遂に達哉は処女を破って奥まで到達した。



 彼女の中はやはり固く冷たい。
 性の快楽などそこにはなく、ただただちんこがじんじんと痺れ、痛むだけだった。
 それでも達哉はそこから離れない。離れたくない。
 繋がったまま体を前に倒し、少女をぎゅっと抱きしめる。
 もうすっかり冷たく固くなった死体を。
 そしてぶんぶんと腰を振った。
 前後左右、めちゃくちゃに。

 ぎゅっ、ぎゅっ、と少女の体がただ揺り動き、ちんこに激痛を与える。
 凍えた肉が敏感なちんこを削り、血が流れた。
 そのちんこ血をも潤滑油にして強引にぶちぶちち死膣肉を抉り。

 はぁはぁ

 荒い息を吐き、抱きしめた少女の可憐な体をさらに抱きしめる。
 胸の中にはただ揺り動く冷たい死体。

 そしてちんこからの激痛はさらに高まり、血が流れる。
 構わずに腰を振ってると、ピンと痛みが脳髄まで駆け抜け、頭の中が真っ赤に爆発した。

 ドクン

 そして達哉は死膣で果てた。
 冷たい死肉にドロッと熱い精液が流れ込む。
 それも少女の冷たい死肉に吸い込まれ、すぐに冷たくなった。

「はぁ……はぁ……」

 腰を引き離すと、また冷たい肉にちんこが抉られ、ずきっと痛む。
 引き抜いたちんこは血で塗れていた。
 そして達哉は、少女に抱きつき、その頬と頬を合わせる。
 冷たい頬がひんやりと心地良く、火照った達哉の顔を冷やしてくれた。
 目の前には蒼い唇。
 再びその唇に口を重ねる。
 さっきよりも冷たく、そして固かった。

 そして泣いた。

「姫さまー。どこですか姫さまー!」
 呼ぶ声に振り向くと、月光で小柄な少女が見えた。
 メイド服を着た、短い髪の少女。
 そのメイドの少女もこちらに気付いたようだ。
「ひ、姫さま!?」

 崖からフィーナ姫が落ちたのに気付き、探しに来たミア。
 達哉から遅れることしなし、ようやく姫の姿を見つけた。
 そこで彼女が見たのは、冷たく横たわるフィーナと見知らぬ少年。少年は股間からちんこをぶら下げている。

「ひ、姫さま……。イヤアアアーッ! 姫さま! 姫さまああああーっ!!!」

 その後、達哉は死体損壊罪で逮捕された。

(おしまい)