3-76 名前: フィーナらぶ [sage] 投稿日: 2006/10/25(水) 08:27:22 ID:iSQbyjRm

 月の姫と地球人のいつ果てるかわからなかった濃密な性交も、遂に終焉を迎
えようとしていた。
 様々な体位でまぐわって、今はベッドであぐらをかいた達哉の上にフィーナ
が腰をおろす対面座位で交わっている。
「あはっ、も、もっと」
 達哉に甘えるように抱きつくフィーナは緑の瞳に媚びを浮かべ、キスを求め
て唇を突きだし、乳房をこすりつけ、腰を振り乱す。朱唇はヌラヌラと淫靡に
ぬめ光り、剥き出しの美乳は男の胸板につぶされて形を変え、くびれた腰は前
後左右にくいくいと卑猥に揺れている。そそり立つ肉根に貫かれる膣壺はどろ
どろに溶けながらも貪欲に食いつき、熱い精を求めてわなないている。
 大切な恋人をしっかり抱きとめる達哉は、発情した女の媚声と体臭、押しつ
けられる最高の肉体の感触に酔いしれている。やわらかくとろけた唇に唇を合
わせてねっとり絡めかえし、唾液を交換する。フィーナのペースに合わせて腰
を使うかと思うと、わざとストップさせて相手の反応を待つ。体奥を突きあげ
られてよがっていたフィーナは、彼がとまれば姫らしからぬはしたない声をあ
げて腰の抽送を懇願する。
「あはん、い、いい……ああっ、だめよぉ」
 歓喜の声に、切迫した響きが混じる。
 妖しく蠕動していた膣肉が小刻みな痙攣をはじめた。女の絶頂がすぐそばま
で来ているのだ。
「よしっ」
 達哉はこれ以上引き延ばそうという意志を捨てる。男の限界もすぐそばまで
来ている。
 透き通るほどに白い、しなやかな女体を抱えこむ腕に力をこめて、尻肉をひっ
つかむやいなやフィーナの肢体を振りまわすほどに動きダイナミックに肉穴を
穿つ。嵐の海にもまれる筏と化したフィーナはしっかりとしがみつくが、それ
でも跳ねとばされそうなほどの勢いで達哉は暴れている。
 暴虐的ともいえる抽送に、フィーナはあっけなく悦楽の九天へ飛ばされた。
「アーッ、イクイクッ、イッちゃうううううぅ」
 おとがいを反らし、脚を彼の腰に絡めて引きつけ、絶叫する。
 牡の精を搾りとろうとする膣洞の圧着を受けて、達哉も股間のバルブを開放
する。熱いパトスの奔流が膣にうず巻き、月の姫のすべてを押し流す。
「いいっ、いいのっ、あっ、ああっ、ああぁん」
 高い声で啼く姫のアクメ顔を間近で見ながら、達哉は会心の飛沫をなおも膣
奥へ迸らせた。
 おびただしい量の精液が注ぎこまれたフィーナの下腹はぱんぱんに張って、
早くも妊娠したかのような外見に変わっていた。愛の証をたっぷりと受けとっ
たフィーナは彼にしがみついたまま、いつまでもエクスタシーの海に漂ってい
た。